JP2002007841A - 電子的価値を利用したポイント還元方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子マネー等の電子的価値による取引におい
てポイント還元を行う際の管理の簡略化。 【解決手段】 カード２１により端末２３で金額Ｗｕ
を支払い、端末２３からカード識別情報Ｕｉ ，Ｗｕ と
決済要求を管理装置２４へすると、発行部でＵｉ の残額
Ｗｉ を−Ｗｕ して更新し、Ｕｉ ，Ｗｕ をポイント部
へ送り、ポイント部はＷｕ と対応するポイントＰｕ を
Ｕｉ のポイント累計数ＳＰｉ に加算してＳＰｉ を更
新する。カード２１を端末２２に入れ、還元額Ｗｒを入
力して還元要求をすると、ポイント部はＷｒ と対応す
るポイントＰｒをＵｉ のＳＰｉ から減算し、Ｗｒ の電
子マネーを発行部から発行し、カード２１に記憶し、ま
たＵｉ の残額Ｗｉ を＋Ｗｒ して更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は電子マネーや電子
商品券などの電子的価値の発行・利用に対しポイントを
与えて電子的価値の発行、利用を促進させるためのポイ
ント還元方法及びその装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ポイント還元方法として例えば図８に示
すように利用者が商店などで現金により支払を行うと、
その支払の内容は店員の操作により会計機端末１１から
売上管理部１２へ送信されて売上が管理される。また利
用者はポイントカード１３を店員に渡し、店員がポイン
トカードをポイント端末１４に入れて、操作することに
より、ポイント端末１４と連動した会計機端末１１から
その利用者の購入金額に応じたポイント数がポイント管
理部１５へ送信され、ポイント管理部１５ではその利用
者のポイント数を累計加算する。またその加算結果が会
計機端末１１を通じてポイント端末１４へ送信され、ポ
イントカード１３内の記録されたポイント数が更新され
る。利用者はポイントを還元してもらう場合は例えば商
品の購入時に、ポイント還元を要求すると、それに応じ
て支払うべき金額が減額される。ポイントの還元が行わ
れると、ポイントカード１３内のポイント数がゼロとさ
れ、またポイント管理部１５内のその利用者のポイント
数もゼロとされる。

【０００３】またクレジットカードの利用を促進する点
から、例えば図９に示すように利用者はクレジット会社
からクレジットカードの発行を依頼して、クレジットカ
ードを発行してもらい、例えば商店での購入商品に対す
る支払いをクレジットカードで行い、その商店はその支
払に対する決済要求をクレジット会社に行う。クレジッ
ト会社はその決済要求に対し、その商店に対する支払
と、利用者の銀行口座からの引き落しなどを行い、例え
ば１ケ月に１回利用者ごとのクレジットカードの利用明
細と、その利用額に応じたポイント数と、ポイント数に
より得られる特典のリストを例えば郵送により利用者へ
通知する。利用者はその通知を受け、ポイント数から特
典リスト中の希望するものをクレジット会社へ郵送す
る。クレジット会社はその利用者と希望特典とを商品調
達発送会社に連絡して、その特典の商品をその利用者に
発送してもらう。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の図８に示したポ
イント還元方法は現金支払処理と、ポイントに関する処
理とが別々に行われているため２重管理が必要であり、
処理負担が大きい。また図９に示した方法はクレジット
会社はクレジットカードの発行とその管理以外、特にポ
イント還元のための特典リストの発送、利用者からの特
典要求に対する手配など、異種の業務を行うことにな
り、同様に処理負担が大きくなる。

【０００５】所で電子マネーや電子商品券などの電子的
価値による支払が今後、可成り行われるようになる可能
性がある。この電子的価値による支払においてもポイン
ト還元方法を適用して電子的価値の利用を促進させるこ
とが考えられる。この発明の目的は電子的価値の利用に
対するポイント還元方法を提供し、特にポイントの発
行、還元処理を簡単に行うことができる方法を提供する
ことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明によれば、利用
者は電子的価値を電子的価値記憶装置に記憶して、その
電子的価値を利用し、電子的価値の支払に対する決済額
又は電子的価値の発行額に応じたポイント数を、電子的
価値記憶装置ごとに累計し、ポイントの累計値に応じた
電子的価値を対応する電子的価値記憶装置に対し発行す
る。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１にこの発明の方法が適用され
るシステムの構成例を示す。電子的価値が記憶される電
子的価値記憶装置２１と、電子的価値の発行処理依頼を
行う発行端末２２と、電子的価値による支払を受けて、
その決済を要求する決済端末２３と、電子的価値の発行
と管理及びポイントの発行と管理を行う管理装置２４と
がネットワーク２５により互いに接続可能とされてい
る。

【０００８】電子的価値記憶装置（以下単に記憶装置と
記す）２１は例えばＩＣカードのようなもの、あるい
は、パソコンや携帯端末であり、これらの場合は図１中
に記号２１・２２として示すように発行端末２３も兼ね
る場合が一般的であり、例えば利用者の宅内に設けられ
たり、携帯して利用される。発行端末２２がその作用の
みを行う場合は、各種の利用者がその記憶装置（ＩＣカ
ード）２１に電子的価値（以下電子マネーで代表して記
す）を発行してもらうのに便利な場所に設けられ、記憶
装置２１としてのＩＣカードが装着され、ＩＣカードに
対し、読み書きを行うことができ、かつ管理装置２４と
通信を行うことができ、また所要な処理を行わせるため
の入力手段を備えている。決済端末２３は各種商店、駅
などに設けられる。あるいは決済端末２３はコンビニエ
ンスストアなどに設けられ、記号２２・２３として示す
ように発行端末２２と兼ねる場合もある。決済端末２３
も例えばインターネットを介する商品購入などにおいて
は宅内のパソコンや携帯端末である場合もあり、この場
合は発行端末及び記憶装置と兼用されることもある。

【０００９】管理装置２４は図２に示すように、外部と
の通信を行う送受信部２７と、電子マネーの発行と管理
を行う発行部３０と、ポイントの発行と管理を行うポイ
ント部５０とから構成される。発行部３０とポイント部
５０はインタフェース部２８を介して相互にデータの送
受を行うことができる。発行部３０は記憶装置ごとに電
子マネーが記憶される電子マネー管理記憶部３１、電子
マネー発行部３２、決済要求に対する検証部３３、決済
処理部３４、これらを送受信部２７から受信情報又はポ
イント部５０からの通知に応じて制御し、また処理結果
などを送受信部２７から送信し、あるいはポイント部５
０への通知をする制御部３５などを備える。

【００１０】ポイント部５０は各記憶装置ごとのポイン
ト累計数を管理するポイント管理記憶部５１、決済額−
ポイント数変換表記憶部５２、ポイント数−特典変換表
記憶部５３、特典発行部５４、ポイント加算部５５、ポ
イント数確認処理部５６、これらを送受信部２７又は発
行部３０からの受信情報に基づき制御し、また処理結果
などを送受信部２７から送信したり、発行部３０へ通知
したりする制御部５７を備える。

【００１１】以下、電子マネーの発行からポイント還元
までの各種処理を順次説明する。図３にその全体の手順
を、図４に発行部３０の処理の流れを、図５にポイント
部５０の処理の流れをそれぞれ示す。利用者が例えばＩ
Ｃカード２１を発行端末２２に装着して、発行してもら
う金額Ｗｓ を入力して発行要求操作をすると、発行端
末２２はそのＩＣカード内のその識別情報Ｕｉ を読取
り、Ｕｉ とＷｓ を含む電子マネー発行要求を管理装置
２４へ送信する。

【００１２】送受信部２７はその発行要求を発行部３０
へ送り、発行部３０は発行要求を待っている状態（Ｓ
１）から、Ｕｉ ，Ｗｓ などを受信し（Ｓ２）、電子マ
ネー発行部３２の処理により金額Ｗｓ の電子マネーを
発行し、例えば図６Ａに示す電子マネー管理記憶部３１
内のその記憶装置Ｕｉ に対する電子マネー残額Ｗｉ に
対しＷｓ を加算して、Ｗｉ を更新する。Ｗｉ がゼロ
であった場合はＷｉ ＝Ｗｓ となる。またこの発行した
電子マネーを発行端末２２へ送り（Ｓ３）、発行端末２
２はその電子マネーを受信するとそのＩＣカード（記憶
装置）２１に記憶する。なお電子マネーの方法は任意の
方法でよい。

【００１３】次に利用者は記憶装置、例えばＩＣカード
２１を用いて商店などで買物に対する支払を電子マネー
で行う場合は、その店員はそこの決済端末２３にその利
用者のＩＣカード２１を装着し、その購入額Ｗｕ を入
力してそのＩＣカード２１内の電子マネーの金額Ｗｉ
からＷｕ を差し引きＩＣカード２１内の電子マネーの
金額をＷｉ ←Ｗｉ −Ｗｕ に更新する。決済端末２３
はまたそのＩＣカード２１が識別情報Ｕｉ を読取り、
そのＵｉ と決済額（購入額）Ｗｕ を含む決済要求を管
理装置２４へ送信する。管理装置２４の送受信部２７は
その決済要求を受信すると発行部３０へ送る。発行部３
０は決済要求状態になり（Ｓ４）、Ｕｉ ，Ｗｕ を受信
すると（Ｓ５）、検証部３３でその電子マネーはその管
理装置２４が発行したものが、その電子マネー管理記憶
部３１内にはその記憶装置２１の識別情報Ｕｉ が在る
か、かつそのＵｉ の残額Ｗｉ がＷｕ を減算して負に
ならないかなどの検証を行う（Ｓ６）。

【００１４】その検証に合格すると、決済処理部３４は
電子マネー管理記憶部３１内のそのＵｉ の残額Ｗｉ か
ら決済額Ｗｕ を差し引いて残額をＷｉ ←Ｗｉ −Ｗｕ
と更新する（Ｓ８）。またそのＵｉ とＷｕ をポイント
部５０へ送りポイント加算要求をする（Ｓ９）。ポイン
ト部５０はポイント加算要求状態になると（図５、ｓ
１）、Ｕｉ ，Ｗｕ を受信し（ｓ２）、ポイント加算部
５５は決済額−ポイント数変換表記憶部５２を参照して
そのＷｕ をポイント数Ｐｕ に変換する（ｓ３）。つま
り決済額−ポイント数変換表記憶部５２には図６Ｂに示
すように決済額Ｗ１，Ｗ２，…に対するポイント部Ｐ
１，Ｐ２，…が記憶されてあり、そのＷｕ に対するポ
イント部Ｐｕ を求める。ポイント管理記憶部５１には
例えば図６Ｃに示すように各記憶装置Ｕ１，Ｕ２，…に
対するポイント累計数ＳＰ１，ＳＰ２，…が格納されて
ある。このポイント管理記憶部５１内のＵｉ のポイン
ト累計数ＳＰｉ を取出し、これに変換したポイント数
Ｐｕ を加算してポイント管理記憶部５１内のＵｉ に対
するポイント累計数ＳＰｉ をＳＰｉ ←ＳＰｉ ＋Ｐｕ
に更新する（ｓ４）。

【００１５】なお決済端末２３は支払処理ごとに１件ず
つ決済要求を管理装置２４へ行ってもよいが、例えば１
日に１度というように適当に必要な決済数をまとめて管
理装置２４へ要求してもよい。次に利用者が自己の記憶
装置２１のポイント累計数を知りたい場合やそのポイン
トに対する還元（特典）を要求する場合は先ず自己のポ
イント数がどの程度あるかを確認するのが通常である。
ＩＣカード２１を端末２２又は２３に装着してポイント
数の確認操作をすると、ＩＣカード２１から読出したＵ
ｉ とポイント数確認要求が管理装置２４へ送信され
る。送受信部２７では受信したポイント数確認要求をポ
イント部５０へ送り、ポイント部５０がポイント数確認
要求状態になると（ｓ５）、そのＵｉ を受信し（ｓ
６）、ポイント数確認処理部５６はポイント管理記憶部
５１のＵｉ のポイント累計数ＳＰｉ を読出し、これを
Ｕｉ と共に端末２２（又は２３）へ送信する（ｓ７）。
端末２２（又は２３）は受信したポイント累計数ＳＰｉ
をその表示画面に表示する。なお場合によってはポイ
ント部５０は図６Ｄに示すようなポイント数−特典変換
表記憶部５３を参照してそのポイント累計数ＳＰｉ に
対し与えられる特典の電子マネー額ＳＷｉ をも端末２
２（又は２３）へ送って表示させる。

【００１６】その表示されたポイント累計数ＳＰｉ
（及び特典額ＳＷｉ ）を見た利用者は還元を希望する
場合は、その端末２２（又は２３）を操作して還元ポイ
ント数Ｐｒ （又は還元額Ｗｒ ）を入力して、還元要求
を行う。これによりＵｉ とＰｒ （又はＷｒ ）を含む還
元要求が管理装置２４へ送信される。これを受信した送
受信部２７はＵｉ ，Ｐｒ （又はＷｒ ）の還元要求を
ポイント部５０へ送る。ポイント部５０は還元要求状態
となり（ｓ８）、ポイント部５０はＵｉ ，Ｐｒ （又は
Ｗｒ）を受信すると（ｓ９）、特典発行部５４により、
ポイント管理記憶部５１内のＵｉ のポイント累計数Ｓ
Ｐｉ を取出し、そのＳＰｉ からＰｒ を減算して、ポイ
ント管理記憶部５１内のＵｉ のポイント累計数をＳＰ
ｉ ←ＳＰｉ −Ｐｒ に更新し（ｓ１０）、更に累計ポ
イント数−特典変換表記憶部５３を参照してＰｒ と対
応する特典額Ｗｒ を求め、そのＷｒ とＵｉ を発行部
３０へ送り還元発行要求をする（ｓ１１）。なおポイン
ト部５０はＰｒ の代りにＷｒ を受信した場合は、累計
ポイント数−特典変換表記憶部５３を参照して対応する
ポイント数Ｐｒ を求め、このＰｒ でポイント管理記憶
部５１内のＵｉ のＳＰｉ を減算更新し、Ｕｉ とＷｒ
を発行部３０へ送る。

【００１７】発行部３０はポイント部５０から還元発行
要求を受け（Ｓ１０）、Ｕｉ ，Ｗｒ を受信すると（Ｓ
１１）、電子マネー発行部３２は金額Ｗｒ の電子マネ
ーを発行し、電子マネー管理記憶部３１内のＵｉ の残
額Ｗｉ をＷｒ だけ加算して更新し、Ｗｒ ，Ｕｉ を端
末２２（又は２３）へ送信し（Ｓ１２）、端末２２（又
は２３）はそのＩＣカード２１内の電子マネーの金額Ｗ
ｉ を、Ｗｒ を加算して更新し、更新前の額と更新後の
額と特典（還元）額Ｗｒ を表示する。

【００１８】なお図５中のポイント部５０の処理でポイ
ント累計数を送信後（ｓ７）、還元要求がなければ単な
るポイント数確認要求のみであったとして処理をステッ
プｓ１２に移る。またステップｓ７の後に、ポイント数
Ｐｒ 又は金額Ｗｒ が受信されると、還元要求処理をす
るようにしてもよい。ポイント累計数ＳＰｉ を端末２
２（又は２３）に送信後、端末２２（又は２３）でポイ
ント累計数ＳＰｉ を表示させると共に、ポイント還元
しますかと表示又はアンウンスを端末２２（又は２３）
にさせるようにしてもよい。

【００１９】利用者は電子マネーの発行要求をすると共
にポイント還元を同時に要求する場合は次のようにすれ
ばよい。つまりＩＣカード２１を発行端末２２に装着し
て、電子マネー発行とポイント還元操作をする。端末２
２からＵｉ を含む発行還元要求が管理装置２４へ送信
される。送受信部２７は発行部３０へその要求を送る
と、図８に示すように発行還元要求状態になり（Ｓ
１）、Ｕｉ を受信し（Ｓ２）、電子マネー発行部３２
はＵｉ のポイント累計数の要求をポイント部５０へ行
う（Ｓ３）。ポイント部５０はポイント管理記憶部５１
内のＵｉ のＳＰｉ を読出し、かつ累計ポイント数−特
典変換表記憶部５３を参照してＳＰｉ に対する特典額
ＳＷｉ を求め、ＳＰｉ とＳＷｉ をＵｉ と共に発行部
３０へ返す。

【００２０】発行部３０はこれらを受け取ると（Ｓ
４）、Ｕｉ ，ＳＰｉ ，ＳＷｉ を発行端末２２へ送信
する（Ｓ５）。発行端末２２はＳＰｉ ，ＳＷｉ を表示
し、利用者はＳＷｉ を見て還元してもらう額Ｗｒ と別
に発行してもらう額Ｗｓ とを端末２２に入力して管理
装置２４へ送信する。発行部３０はＵｉ ，Ｗｓ ，Ｗｒ
を受信すると（Ｓ６）、電子マネーＷｓ とＷｒ を発行
して、電子マネー管理記憶部３１内のＵｉ の残額Ｐｉ
にＷｓ とＷｒ を加算した額に更新すると共にＷｓ ，
Ｗｒ ，Ｕｉ を発行端末２２へ送信し、かつＵｉ とＷ
ｒ をポイント部５０へ送ってポイント減算を要求する
（Ｓ７）。

【００２１】発行端末２２は受信した電子マネーの額Ｗ
ｒ とＷｓ を表示し、ＩＣカード２１内の電子マネーの
額にＷｒ とＷｓ を加算して金額を更新する。またポイ
ント部５０は発行部３０からのポイント減算要求を受け
（図５、ｓ１２）、Ｕｉ ，Ｗｒ を受信すると（ｓ１
３）、Ｗｒ と対応するポイント数Ｐｒ を、決済額−ポ
イント数変換表記憶部５２を参照して求め、ポイント管
理記憶部５１内のＵｉ のポイント累計数ＳＰｉ からＰ
ｒ を減算してＳＰｉ を更新する（ｓ１４）。

【００２２】なお電子マネーの発行要求があれば、その
要求発行端末に、そのＵｉ のポイント累計数ＳＰｉ 又
は／及びその特典額ＳＷｉ を自動的に表示させるよう
にしてもよい。これは図８の発行と還元要求を自動的に
行うようにすればよい。上述では決済額に応じたポイン
ト数を与えたが、発行する電子マネーの金額Ｗｓ に応
じたポイント数を与えてもよい。この場合は管理装置２
４は発行端末２２から電子マネーの発行要求を受信し、
Ｕｉ に対し、金額Ｗｓ の電子マネーを発行すると、つ
まり図５中のステップＳ３を終了すると、図５中の破線
枠で示すようにポイント部５０に対し、Ｕｉ とＷｓ を
送ってポイント加算要求を行う（Ｓ１３）。この加算要
求を受けたポイント部５０はＷｓ と対応するポイント
数Ｐｓ を決済額−ポイント数変換表記憶部５３を参照
して求め、ポイント管理記憶部５１内のＵｉ のポイン
ト累計数ＳＰｉ に、Ｐｓ を加算して、ＳＰｉ を更新
すればよい。

【００２３】上記実施例では記憶装置２１としてＩＣカ
ードを用いる場合について述べたが、記憶装置２１がパ
ソコンや携帯端末であり、発行端末２２と兼用している
場合も、同様に実施できることは容易に理解できよう。
また発行部３０とポイント部５０は必ずしも一つの装置
内に設けられなくてもよい。

【００２４】

【発明の効果】以上述べたようにこの発明によればポイ
ントの還元を電子的価値の発行で行うことにより、商品
などの特典を与える場合のような電子的価値の発行と全
く別の運用処理を行う場合と比較して還元運用が頗る簡
単になる。また例えば決済処理によりその記憶装置の電
子的価値（残額）を減額すると、これと連動してその記
憶装置のポイント累計数が増加され、電子的価値の管理
と、ポイント管理とを、連動させ一元化され全体として
の処理が軽減される。

【００２５】更にポイント還元を電子的価値で行い、電
子的価値の使用により、ポイント累計数が増加されるた
め、その増加が電子的価値で還元されるというように循
環されるため、電子的価値の利用を一層促進させる。つ
まりこの発明ではポイントの還元がポイントの発生原因
となるが、従来ではポイントが還元されるとそこで終了
し、還元によりポイントを生むようなことはない。この
発明の方法によれば電子的価値の利用を一層促進させる
ことになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の方法が適用されるシステムの構成例
を示す図。

【図２】管理装置２４の機能構成例を示す図。

【図３】この発明の方法を実施する場合の手順の例を示
す図。

【図４】管理装置内の発行部３０の処理手順の例を示す
流れ図。

【図５】管理装置内のポイント部５０の処理手順の例を
示す流れ図。

【図６】図２中の各記憶部の記憶例を示す図。

【図７】発行部３０の処理手順の変形例の一部を示す流
れ図。

【図８】従来のポイント還元方法を説明するための図。

【図９】従来の他のポイント還元方法を説明するための
図。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子的価値の支払に対する決済額又は電
   子的価値の発行額に応じたポイント数を、電子的価値記
   憶装置ごとに累計し、 上記ポイントの累計値以下に応じた電子的価値を対応す
   る電子的価値記憶装置に発行することを特徴とする電子
   的価値を利用したポイント還元方法。
2. 【請求項２】 管理装置に発行部と、ポイント部とを設
   け、 上記発行部は発行端末からの発行要求に応じて電子的価
   値を電子的価値記憶装置に対して発行記憶し、 電子的価値記憶装置ごとにそこに記憶されている電子的
   価値を管理し、 決済要求に応じて、電子的価値記憶装置の管理している
   電子的価値に対する精算を行い、 電子的価値記憶装置ごとの決済額又は電子的価値発行額
   を上記ポイント部へ送り、 上記ポイント部から送られた電子的価値記憶装置ごとの
   還元要求額に対応する電子的価値をその電子的価値記憶
   装置に対し発行し、 上記ポイント部は各電子的価値記憶装置ごとに累計ポイ
   ント数を管理し、 上記発行部から送られた、電子的記憶装置に対する決済
   額又は電子的価値発行額に応じたポイントをその電子的
   価値記憶装置の累計ポイント数に加算し、 還元要求を受けると、その要求元と対応する電子的価値
   記憶装置の累計ポイントを要求額に応じて減算してその
   要求額をその電子的価値記憶装置の還元要求額として上
   記発行部へ送る、 ことを特徴とする請求項１記載の電子的価値を利用した
   ポイント還元方法。
3. 【請求項３】 発行端末から電子的価値記憶装置に対す
   る電子的価値を発行要求を管理装置に対し行うと、管理
   装置は上記電子的価値記憶装置に対するポイント累計数
   又は／及びこれと対応した還元額を上記発行端末へ送信
   し、発行端末に表示させることを特徴とする請求項１又
   は２記載の電子的価値を利用したポイント還元方法。
4. 【請求項４】 電子的価値記憶装置に対する還元要求を
   発行端末から行うと、管理装置からその上記電子的価値
   記憶装置のポイント累計数又は／及びこれと対応した還
   元額を発行端末へ送信して表示させ、 発行端末から還元ポイント数又は／及び還元額を管理装
   置へ送信し、 管理装置は、その還元ポイント数又は／及び還元額に応
   じたポイント数を上記電子的価値記憶装置のポイント累
   計数から減算し、かつ還元ポイント数又は／及び還元額
   と対応した金額の電子的価値を上記電子的価値記憶装置
   に対して発行することを特徴とする請求項１又は２記載
   の電子的価値を利用したポイント還元方法。
5. 【請求項５】 電子的価値の発行、ポイント還元を行う
   管理装置であって、 送受信部と、発行部と、ポイント部とよりなり、 上記発行部は電子的価値記憶装置ごとにその電子的価値
   の残額を記憶する電子的価値管理記憶部と、 発行端末から電子的価値記憶装置に対する電子的価値の
   発行要求を受けて、またポイント部から電子的価値記憶
   部に対する還元電子的価値発行要求を受けて、対応する
   電子的価値を発行して上記電子的価値記憶装置に対し記
   憶させ、上記電子的価値管理記憶部の上記電子的価値記
   憶装置に対する電子的価値の残額を加算更新する電子的
   価値発行部と、 電子的価値記憶装置に対する決済要求を受信してその決
   済額を電子的価値管理記憶部内の上記電子的価値記憶部
   の残額を減算更新し、かつ上記決済額のポイント加算を
   ポイント部へ要求する決済処理部とを備え、 上記ポイント部は電子的価値記憶部ごとにそのポイント
   累計数を記憶するポイント管理記憶部と、 決済額ポイント数変換表記憶部と、 ポイント累計数特典額変換記憶部と、 発行部から受信した決済額をポイント数に変換してポイ
   ント管理記憶部内の上記電子的価値記憶装置のポイント
   累計数を加算更新するポイント加算部と、 電子的価値記憶装置に対するポイント還元要求を受け
   て、ポイント管理記憶部内の上記電子的価値記憶装置の
   ポイント累計数を減算更新し、ポイント還元要求に応じ
   た還元金額の電子的価値を上記電子的価値記憶装置に対
   し発行することを発行部に要求する還元処理部とを備え
   ることを特徴とする管理装置。