JP2002006420A - キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置 - Google Patents

キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置

Info

Publication number
JP2002006420A
JP2002006420A JP2000186378A JP2000186378A JP2002006420A JP 2002006420 A JP2002006420 A JP 2002006420A JP 2000186378 A JP2000186378 A JP 2000186378A JP 2000186378 A JP2000186378 A JP 2000186378A JP 2002006420 A JP2002006420 A JP 2002006420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
carriage
original
lens
mirrors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000186378A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Miyashita
淳志 宮下
Chikashi Nakamura
史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000186378A priority Critical patent/JP2002006420A/ja
Publication of JP2002006420A publication Critical patent/JP2002006420A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズの焦点を複数の位置で合わせ、結像位
置を光センサ面に維持するキャリッジおよびそれを備え
た画像読取装置を提供する。 【解決手段】 ミラー64および66は相対する反射面
のなす角度が直角となるように配置されるので、原稿5
と集光レンズ67との間に平行光路が発生する。ミラー
移動ブロック20が駆動されることで、ミラー64およ
び66は相対する反射面のなす角度を直角に保持させた
状態で集光レンズ67に対し一体的に移動する。このた
め、走査方向の読取位置を変化させず、また倍率を変化
させずに結像位置をラインセンサ62のセンサ面に維持
することができる。したがって、集光レンズ67の焦点
を複数の位置で合わせることができるので、原稿台3に
載置した原稿5の位置が変化しても集光レンズ67の焦
点を原稿5に合わせることができる。さらに、キャリッ
ジ6の体格を小型にし、搭載スペースを容易に確保する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジおよび
それを備えた画像読取装置に関し、特に原稿を載置する
原稿台に平行に往復移動可能なキャリッジおよびそれを
備えた画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像や文字などの原稿を読取
る画像読取装置として、例えば箱型の筐体の上面にガラ
ス等の透明板からなる原稿台が設けられているフラット
ベッド型の画像読取装置が知られている。筐体の内部に
は、駆動装置により原稿台に平行に移動するキャリッジ
が設けられ、キャリッジには紙などの不透明な原稿を読
取るための反射原稿用の光源と、多数の光電変換素子を
並べたラインセンサとが搭載されている。キャリッジの
光源の照射光は原稿台上の原稿表面で反射され、集光レ
ンズによりラインセンサに集光されるようになってい
る。
【0003】原稿を読取るときは、原稿台に置かれた原
稿に光源から光を照射し、原稿面の反射光を集光レンズ
によりラインセンサに集光し、キャリッジをラインセン
サの素子の配列方向と垂直、かつ原稿面と平行に移動さ
せつつ原稿の濃淡を検出して電気信号に変換する。この
ような画像読取装置においては、小型のラインセンサに
より広い範囲の原稿を高解像度で読取り、かつ装置全体
を小型にするため、原稿面の反射光をキャリッジに設け
られた複数のミラーによりさらに反射させ、集光レンズ
に導くことにより光路長を大きくするのが一般的であ
る。
【0004】また、最近では原稿台の上方に光源を設
け、この光源から照射され原稿を透過した光をキャリッ
ジのラインセンサで読取ることにより、フィルムなどの
透過原稿の読取も可能となっている。このような反射原
稿、透過原稿両用の画像読取装置においては、反射原稿
用の画像読取装置に透過原稿用の光源を追加して搭載す
るのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、反射原稿、
透過原稿両用の画像読取装置においては、一般に反射原
稿用の画像読み取り装置に透過原稿用の光源を追加して
搭載するため、キャリッジの集光レンズの焦点は反射原
稿に合うように設定されている。例えば反射原稿の場
合、レンズ焦点は、原稿の浮きを考慮して原稿台より
0.3〜0.5mm上方である。したがって、キャリッ
ジの集光レンズの焦点は原稿台から原稿側に0.3mm
程度ずれた位置に合うように設定されている。この場
合、集光レンズの焦点深度は±0.5mm程度であるた
め、原稿台の原稿側の面からの距離が0〜0.8mm程
度まで焦点が合うことになる。
【0006】これに対し、例えばポジフィルムなどの透
過原稿の場合、透過原稿はフィルムホルダ等に収容さ
れ、さらに画像読取装置のフォルダカートリッジ等に収
容されるため、原稿台の原稿側の面から透過原稿までの
距離は2.5mm程度になる。したがって、反射原稿に
焦点が合っている集光レンズでは透過原稿に焦点を合わ
せることができないため、焦点が若干ずれた状態で原稿
を読取っていた。
【0007】しかしながら、最近では画像読取装置の性
能が向上し、解像度が600dpi、1200dpi、
またはそれ以上になってきているため、わずかな焦点の
ずれが画像読取装置の解像度に影響をおよぼすという問
題がある。
【0008】原稿の位置による焦点のずれを解消するた
め、キャリッジおよび筐体に設けられた光センサおよび
集光レンズの一方または両方を光軸方向に移動させるこ
とにより、集光レンズの焦点の位置、原稿から集光レン
ズまでの光路長、あるいは集光レンズからラインセンサ
までの光路長を無段階もしくは多段階に変化させ、常に
原稿に焦点を合わせ、結像位置をラインセンサ面に維持
することが可能な画像読取装置が実用化されているが、
しかし、構造が複雑で製造コストが上昇するという問題
があった。
【0009】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであり、レンズの焦点を複数の位置で合わ
せ、結像位置を光センサ面に維持するキャリッジおよび
それを備えた画像読取装置を提供することを目的とす
る。本発明の他の目的は、簡単な構造で体格を小型に
し、搭載スペースを確保するとともに、製造コストを低
減することが可能なキャリッジおよびそれを備えた画像
読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
キャリッジによると、第1および第2のミラーは相対す
る反射面のなす角度が直角となるように配置されている
ので、原稿とレンズとの間に平行光路が発生する。さら
に、第1および第2のミラーはレンズに相対移動可能で
あるので、走査方向の読取位置を変化させることなく、
また倍率を変化させることなく結像位置を光センサ面に
維持することができる。したがって、レンズの焦点を複
数の位置で合わせることができるので、原稿台に載置し
た原稿の位置が変化してもレンズの焦点を原稿に合わせ
ることができる。また、第1および第2のミラーをレン
ズに相対移動させるだけであるので、構造が簡単であ
り、製造コストを低減することができる。これに比べて
1個のミラーを移動させ、レンズの焦点を移動させる方
法では、走査方向の読取位置を変化させることになる。
また、レンズと光センサとの距離を変化させる方法で
は、倍率が変化することになる。
【0011】さらに、相対する反射面のなす角度が直角
となるように配置される第1および第2のミラーをレン
ズに相対移動させるので、第1および第2のミラーの移
動量とレンズの焦点移動量の比は1:2であり、第1お
よび第2のミラーの移動量はレンズの焦点移動量の半分
で済む。したがって、例えばレンズと光センサとが一体
であるユニットを移動する場合、レンズおよび光センサ
の移動量とレンズの焦点移動量の比は1:1であること
に比べてキャリッジの体格を小型にし、搭載スペースを
容易に確保することができる。
【0012】本発明の請求項2記載のキャリッジによる
と、ハウジングで第1および第2のミラーを移動可能な
ミラー移動手段を備えているので、第1および第2のミ
ラーの相対する反射面のなす角度を直角に保持させた状
態で、第1および第2のミラーをレンズに一体に相対移
動させることができる。したがって、レンズの焦点を確
実に原稿に合わせることができる。
【0013】本発明の請求項3記載のキャリッジによる
と、駆動手段はミラー移動手段を駆動するための駆動力
を発生し、伝達手段は駆動手段の駆動力をミラー移動手
段に伝達し、バックラッシュ除去手段は伝達手段のバッ
クラッシュを取り除くので、ミラー移動手段の駆動を精
密にし、第1および第2のミラーをレンズに精度よく相
対移動させることができる。したがって、レンズの焦点
を高精度に原稿に合わせることができる。
【0014】本発明の請求項4記載のキャリッジによる
と、案内部はミラー移動手段を案内し、位置決め手段は
案内部のハウジングに対する位置決めを行うので、ミラ
ー移動手段の移動を円滑にし、第1および第2のミラー
をレンズに対し円滑に相対移動させることができる。し
たがって、レンズの焦点を原稿に安定して合わせること
ができる。
【0015】本発明の請求項5記載の画像読取装置によ
ると、請求項1〜4のいずれか一項記載のキャリッジを
備えているので、レンズの焦点を複数の位置で合わせる
ことができる。したがって、原稿台に載置した原稿の位
置が変化してもレンズの焦点を原稿に合わせるととも
に、簡単な構造で製造コストを低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
実施例を図面に基づいて詳細に説明する。フラットベッ
ド型の画像読取装置に本発明を適用した一実施例を図1
〜図5に示す。図5に示すように、箱型の筐体2の上面
には、ガラス等の透明板からなる原稿台3が設けられて
いる。筐体2の内部には、図示しない駆動装置により原
稿台3に載置された原稿5に平行に往復移動可能なキャ
リッジ6が設けられている。
【0017】キャリッジ6には、光源61と光センサと
してのラインセンサ62とが搭載されている。光源61
の照射光は原稿5の表面で反射され、ミラー63、6
5、64および66で反射した後、集光レンズ67によ
りラインセンサ62に集光されるようになっている。本
実施例では、原稿5からの光をミラー63、ミラー6
5、ミラー64、ミラー66の順で反射させており、4
つのミラーで光を4回反射させ原稿5から集光レンズ6
7までの光路長を大きくしている。光源61と、ミラー
63、64、65および66と、集光レンズ67と、ラ
インセンサ62とはハウジング59に収容されている。
第1のミラーとしてのミラー64と、第2のミラーとし
てのミラー66とは、後述するミラー移動ブロック20
に搭載されている。
【0018】原稿5としては、紙などの反射原稿、ある
いはポジフィルム、ネガフィルムなどの透過原稿を用い
ることができる。光源61は、キャリッジ6の移動方向
に対し垂直に設けられており、蛍光ランプなどが用いら
れる。また、透過原稿を読取る場合は、原稿台3の上方
に図示しない面光源が設けられ、キャリッジ6が移動す
ることにより透過光を読取る。
【0019】ラインセンサ62には、CCD等の複数の
画素をキャリッジ6の移動方向と垂直に直線的に配列し
た電荷蓄積型光センサが使用されている。原稿台3の周
囲には、原稿5の読取り位置を位置決めし、原稿読取り
時に原稿5の移動を規制する原稿ガイド4が設けられて
いる。原稿台3のキャリッジ6移動方向の端部には、高
反射率均一反射面を有する白基準31が設けられてい
る。ラインセンサ62では、各素子で集光された光の光
量に応じた量の電荷が蓄積され、蓄積された電荷は図4
に示す信号処理装置7で処理される。
【0020】図4において、A/D変換部11は、増幅
器10を介して入力したラインセンサ62からのデータ
をデジタル信号に変換してシェーディング補正部12に
渡すものである。シェーディング補正部12は、読取り
開始前に白基準31を読取った白基準データと、あらか
じめ記憶しておいた黒基準データとを用いて、ラインセ
ンサ62の素子毎の感度のばらつきや光源61の主走査
方向の光量のばらつきを補正する。ガンマ補正部13で
は、所定のガンマ関数によりガンマ補正が行われ、シェ
ーディング補正部12から出力された光量信号を画像信
号に変換する。その他の補正部14では、色補正、エッ
ジ強調および領域拡大/縮小等の諸変換を行う。
【0021】制御部15は、CPU、RAMおよびRO
M等からなるマイクロコンピュータにより構成され、画
像読取装置1全体の制御を行い、インターフェイス8を
介して図示しない外部の画像処理装置、例えばパーソナ
ルコンピュータ等に接続される。
【0022】次に、キャリッジ6について図1、図2お
よび図3を用いて詳細に説明する。図1および図2は本
実施例の画像読取装置のキャリッジ6を示している。図
1はキャリッジ6の移動方向に対し側面から見た図であ
り、図2はキャリッジ6を原稿台3側から見た図であ
る。矢印はキャリッジ6の移動方向を示している。また
図3は、キャリッジ6のガイド軸押さえ91を示す部分
拡大図である。
【0023】図1に示すように、ミラー64とミラー6
6とは、ミラークランプ21によりミラー移動手段とし
てのミラー移動ブロック20に取付けられている。ミラ
ー64および66は、ミラー64とミラー66との相対
する反射面のなす角度が直角となるように配置されてい
るので、ミラー64に入射する光の光路と、ミラー66
から反射する光の光路とは平行となる。すなわち、原稿
5と集光レンズ67との間に平行光路が発生する。ミラ
ー移動ブロック20はハウジング59内を移動可能であ
るので、ミラー64および66は相対する反射面のなす
角度を直角に保持させた状態で、集光レンズ67に対し
一体的に移動可能である。
【0024】図2に示すように、ミラー移動ブロック2
0は軸受け22および23と、軸受け24とを有してい
る。軸受け22および23は案内部としての主ガイド軸
90に案内されて主ガイド軸90を摺動可能であり、軸
受け24は案内部としての副ガイド軸95に案内されて
副ガイド軸95を摺動可能である。したがって、ミラー
移動ブロック20は、軸受け22および23と、軸受け
24とにより円滑かつ安定に移動可能である。
【0025】図3に示すように、ハウジング59にはV
字溝59aが形成されており、主ガイド軸90はV字溝
59aに挿入され、位置決め手段としてのガイド軸押さ
え91および92により主ガイド軸90のハウジング5
9に対する位置決めがされている。ガイド軸押さえ91
および92は、ねじ93および94によりハウジング5
9に固定されている。また副ガイド軸95はハウジング
59に形成される図示しないV字溝に挿入され、位置決
め手段としてのガイド軸押さえ96および97により副
ガイド軸95のハウジング59に対する位置決めがされ
ている。ガイド軸押さえ96および97は、ねじ98お
よび99によりハウジング59に固定されている。
【0026】ミラー移動ブロック20にはラック73が
取付けられており、ラック73はギア72aと噛み合っ
ている。ギア72aはウォームホイール72bと一体に
形成されており、ウォームホイール72bはハウジング
59に取付けられた駆動手段としてのモータ70のウォ
ーム71と噛み合っている。モータ70は例えばステッ
ピングモータであり、モータ70に通電されることによ
りウォーム71、ギア72a、ウォームホイール72b
およびラック73を介してミラー移動ブロック20にモ
ータ70の駆動力を伝達することができる。バックラッ
シュ除去手段としてのスプリング80は主ガイド軸90
の外周に取付けられており、一端がハウジング59に係
止され、他端がミラー移動ブロック20に係止されてい
るので、ミラー移動ブロック20を一方向に押すことに
よりウォーム71、ギア72a、ウォームホイール72
bおよびラック73に発生するバックラッシュを除去す
ることができる。ここで、ウォーム71、ギア72a、
ウォームホイール72bおよびラック73は伝達手段を
構成している。
【0027】パーソナルコンピュータを用いて画像読取
装置1に指示する場合、画像読取装置1はパーソナルコ
ンピュータにインストールされている例えばTWAIN
などのスキャナドライバなどのソフトウェアにより制御
される。使用者がパーソナルコンピュータで起動してい
るTWAIN上で透過原稿の読取りを選択すると、透過
原稿選択コマンドに対応してモータ70に通電され、ウ
ォーム71、ギア72a、ウォームホイール72bおよ
びラック73を介してミラー移動ブロック20が駆動さ
れ、ミラー64および66は相対する反射面のなす角度
を直角に保持させた状態で、集光レンズ67に対し一体
的に移動する。また、透過原稿を読取る場合であって
も、フィルムホルダ等を使用せず透過原稿を直接原稿台
3に載置することがある。フィルムホルダ等を使用しな
い場合、使用者はTWAIN上でミラー移動ブロック2
0の非駆動コマンドの選択が可能である。非駆動コマン
ドが選択されると、ミラー移動ブロック20は駆動され
ず、ミラー64および66は一体的に移動しない。
【0028】次に、上記のように構成された画像読取装
置1の動作を説明する。 (1) 使用者は、画像読取装置1のインターフェイス8に
図示しないパーソナルコンピュータを接続し、原稿台3
に原稿5を置いて、パーソナルコンピュータから原稿5
の読取り範囲や読取り解像度を指定して読取りの実行を
指示する。このとき、使用者は読取る原稿が反射原稿か
透過原稿かをあわせて指示する。
【0029】(2) 読取りの実行が指示されると、制御部
15は光源61または面光源を点灯させ、キャリッジ6
を一定速度で各読取りライン位置に順次移動させる。こ
れにより、各読取りライン位置において、原稿5の反射
率(濃淡)あるいは透過率に比例した量の電荷(信号電
荷)がラインセンサ62に蓄積される。
【0030】(3) ラインセンサ62に蓄積された電荷
は、所定時間経過後に増幅器10に出力され、ラインセ
ンサ62は次の読取りライン位置に移動する。 (4) 増幅器10からの出力信号は、A/D変換部11に
よりデジタルの光量信号データに変換され、シェーディ
ング補正部12、ガンマ補正部13およびその他の補正
部14で各種の補正が行われ、インターフェイス8を介
しパーソナルコンピュータなどに出力される。
【0031】(5) キャリッジ6が一定速度で移動しつ
つ、各読取りラインで上記(2)〜(4)の処理を繰り返すこ
とにより、指定した範囲の画像がパーソナルコンピュー
タなどに出力される。
【0032】以上説明した本発明の一実施例において
は、ミラー移動ブロック20に搭載されるミラー64お
よび66は相対する反射面のなす角度が直角となるよう
に配置されているので、原稿5と集光レンズ67との間
に平行光路が発生する。そして、ミラー移動ブロック2
0がハウジング59内を移動することで、ミラー64お
よび66は相対する反射面のなす角度を直角に保持させ
た状態で集光レンズ67に対し一体的に移動する。この
ため、走査方向の読取位置を変化させることなく、また
倍率を変化させることなく結像位置をラインセンサ62
のセンサ面に維持することができる。したがって、集光
レンズ67の焦点を複数の位置で合わせることができる
ので、原稿台3に載置した原稿5の位置が変化しても集
光レンズ67の焦点を原稿5に合わせることができる。
また、ミラー64および66を搭載したミラー移動ブロ
ック20をハウジング59内で移動させるだけであるの
で、構造が簡単であり、製造コストを低減することがで
きる。
【0033】さらに本実施例においては、相対する反射
面のなす角度が直角となるように配置されるミラー64
および66を集光レンズ67に相対移動させるので、ミ
ラー64および66の移動量と集光レンズ67の焦点移
動量の比は1:2であり、ミラー64および66の移動
量は集光レンズ67の焦点移動量の半分で済む。したが
って、キャリッジ6の体格を小型にし、搭載スペースを
容易に確保することができる。
【0034】さらにまた、本実施例においては、モータ
70の駆動力をミラー移動ブロック20に伝達するウォ
ーム71、ギア72a、ウォームホイール72bおよび
ラック73に発生するバックラッシュはスプリング80
により取り除かれるので、ミラー移動ブロック20の駆
動を精密にし、ミラー64および66を集光レンズ67
に精度よく相対移動させることができる。したがって、
集光レンズ67の焦点を高精度に原稿5に合わせること
ができる。
【0035】さらにまた、本実施例においては、主ガイ
ド軸90および副ガイド軸95はミラー移動ブロック2
0の移動を案内し、ガイド軸押さえ91、92、96お
よび97によりハウジング59に対する位置決めがされ
ているので、ミラー移動ブロック20の移動を円滑に
し、ミラー64および66を集光レンズ67に円滑に相
対移動させることができる。したがって、集光レンズ6
7の焦点を原稿5に安定して合わせることができる。
【0036】以上説明した本発明の一実施例では、原稿
5からの光をミラー63、ミラー65、ミラー64、ミ
ラー66の順で反射させる構成の画像読取装置1に本発
明を適用したが、本発明では、ミラーの個数および光を
反射させる順番に限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像読取装置のキャリ
ッジを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施例による画像読取装置のキャリ
ッジを示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例による画像読取装置のキャリ
ッジのガイド軸押さえを示す部分拡大図である。
【図4】本発明の一実施例による画像読取装置を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の一実施例による画像読取装置を示す模
式図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置 3 原稿台 6 キャリッジ 20 ミラー移動ブロック(ミラー移動手段) 22、23、24 軸受け 59 ハウジング 61 光源 62 ラインセンサ(光センサ) 63、65 ミラー 64 ミラー(第1のミラー) 66 ミラー(第2のミラー) 67 集光レンズ 70 モータ(駆動手段) 71 ウォーム(伝達手段) 72a ギア 72b ウォームホイール(伝達手段) 73 ラック(伝達手段) 80 スプリング(バックラッシュ除去手段) 90 主ガイド軸(案内部) 91、92、96、97 ガイド軸押さえ(位置決め
手段) 95 副ガイド軸(案内部)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H108 AA01 CA01 CB01 5B047 AA01 BA02 BB02 BC05 BC09 BC11 BC14 CA17 5C072 AA01 BA04 CA04 DA02 DA04 DA21 DA23 EA05 LA20 RA12 VA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置する原稿台に平行に往復移動
    可能なキャリッジであって、 前記原稿を照射する光源と、 相対する反射面のなす角度が直角となるように配置され
    る第1および第2のミラーを含み、原稿面で反射あるい
    は原稿を透過した光を反射する複数のミラーと、 前記ミラーの反射光を集光するレンズと、 前記レンズに集光された光を電気信号に変換する光セン
    サと、 前記光源、前記ミラー、前記レンズおよび前記光センサ
    を収容するハウジングとを備え、 前記第1および第2のミラーは、前記レンズに相対移動
    可能であることを特徴とするキャリッジ。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングで前記第1および第2の
    ミラーを移動可能なミラー移動手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載のキャリッジ。
  3. 【請求項3】 前記ミラー移動手段を駆動するための駆
    動力を発生する駆動手段と、前記駆動手段の駆動力を前
    記ミラー移動手段に伝達する伝達手段と、前記伝達手段
    のバックラッシュを取り除くバックラッシュ除去手段と
    を備えることを特徴とする請求項2記載のキャリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ミラー移動手段を案内する案内部
    と、前記案内部の前記ハウジングに対する位置決めを行
    う位置決め手段とを備えることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載のキャリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項記載のキャ
    リッジを備えることを特徴とする画像読取装置。
JP2000186378A 2000-06-21 2000-06-21 キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置 Withdrawn JP2002006420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186378A JP2002006420A (ja) 2000-06-21 2000-06-21 キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186378A JP2002006420A (ja) 2000-06-21 2000-06-21 キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002006420A true JP2002006420A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18686547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000186378A Withdrawn JP2002006420A (ja) 2000-06-21 2000-06-21 キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002006420A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377560C (zh) * 2003-07-30 2008-03-26 宇东科技股份有限公司 自动调整镜头倍率的扫描仪装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100377560C (zh) * 2003-07-30 2008-03-26 宇东科技股份有限公司 自动调整镜头倍率的扫描仪装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3141375B2 (ja) 画像読み取り装置および画像読み取り方法
US4863251A (en) Double gauss lens for a raster input scanner
JP3376030B2 (ja) 画像読取装置
JP2006115137A (ja) 画像読取装置及び該画像読取装置における変倍方法
EP1944644A2 (en) Scanner module and image scanning apparatus employing the same
JP2002006420A (ja) キャリッジおよびそれを備えた画像読取装置
JP3181782B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2007281566A (ja) 画像読取装置
JP4089136B2 (ja) キャリッジおよびその調整方法
US20010013957A1 (en) High resolution scanner
JP2003037712A (ja) 画像読取装置
JP2003037713A (ja) 画像読取装置
US7082278B2 (en) Variable magnification reflecting mirror apparatus
JPH0756242A (ja) 画像読み取りユニット
JPH09261419A (ja) 画像入力装置
JP3161900B2 (ja) 画像読取装置
JP2000250146A (ja) 画像読取装置
JP2002044384A (ja) 画像読み取り装置
JP3150037B2 (ja) キャリアの駆動機構
JPH0965077A (ja) 画像入力装置
CN1164962C (zh) 具有自动对焦功能的多分辨率扫描装置及其对焦方法
JP2001084352A (ja) 画像読取装置
JP2791713B2 (ja) 画像読取装置
JP2009053323A (ja) 画像読取装置
JP2000078361A (ja) 画像読み取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050629

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050720