JPH0965077A - 画像入力装置 - Google Patents
画像入力装置Info
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- JPH0965077A JPH0965077A JP7216037A JP21603795A JPH0965077A JP H0965077 A JPH0965077 A JP H0965077A JP 7216037 A JP7216037 A JP 7216037A JP 21603795 A JP21603795 A JP 21603795A JP H0965077 A JPH0965077 A JP H0965077A
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- JP
- Japan
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- original
- lens
- line sensor
- moire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造によって、網原稿の読み取り時に
モアレの発生を効果的に防止する画像入力装置を提供す
る。 【解決手段】 網原稿である原稿13を読み取る時に
は、ステッピングモータ25が時計方向に数回回転し、
レンズホルダ22が、レール溝23a、23b、及び摺
動ポール25bに沿って、ミラー22寄りに僅かに移動
し、非合焦位置にセットされる。レンズ23はミラー2
2寄りの非合焦位置にセットされているので、レンズ2
3に入射した原稿13の反射光はラインセンサ21上で
完全に合焦せず、僅かにピンボケした状態で原稿13を
読み取る。これにより、空間周波数が僅かに低下して、
主走査方向のスキャナラインと網点とが干渉しなくな
り、読み取り画像にモアレが発生することがない。
モアレの発生を効果的に防止する画像入力装置を提供す
る。 【解決手段】 網原稿である原稿13を読み取る時に
は、ステッピングモータ25が時計方向に数回回転し、
レンズホルダ22が、レール溝23a、23b、及び摺
動ポール25bに沿って、ミラー22寄りに僅かに移動
し、非合焦位置にセットされる。レンズ23はミラー2
2寄りの非合焦位置にセットされているので、レンズ2
3に入射した原稿13の反射光はラインセンサ21上で
完全に合焦せず、僅かにピンボケした状態で原稿13を
読み取る。これにより、空間周波数が僅かに低下して、
主走査方向のスキャナラインと網点とが干渉しなくな
り、読み取り画像にモアレが発生することがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の読み取り時
にモアレの発生を防止する画像入力装置に関するもので
ある。
にモアレの発生を防止する画像入力装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】印刷写真等の原稿は、周知のように、濃
度に応じたサイズを有する網点によって、階調を再現し
ている。この様な網点で構成された画像などの原稿(以
下、網原稿と称する)を、スキャナ、コピーマシン、フ
ァックス等でそのまま読み取ると、主走査方向のスキャ
ナラインと、網原稿を構成している網点とが相互に干渉
する。その結果、読み取った画像には、元の網原稿には
存在しない、モアレと呼ばれる周期性の濃度変化が現れ
ることがある。
度に応じたサイズを有する網点によって、階調を再現し
ている。この様な網点で構成された画像などの原稿(以
下、網原稿と称する)を、スキャナ、コピーマシン、フ
ァックス等でそのまま読み取ると、主走査方向のスキャ
ナラインと、網原稿を構成している網点とが相互に干渉
する。その結果、読み取った画像には、元の網原稿には
存在しない、モアレと呼ばれる周期性の濃度変化が現れ
ることがある。
【0003】このような、網原稿をスキャナ等で読み取
ったときに発生するモアレを防止するために、例えば特
公平1−29346号公報には、光電管の前方に、網原
稿のスクリーンピッチに相当する正方形の画素が入力さ
れるような正方形のアパーチャを設け、網原稿のスクリ
ーン角度を予めセンサー等で検出し、このスクリーン角
度に合致するように前述したアパーチャを回転させるよ
うにした網原稿入力装置が記載されている。
ったときに発生するモアレを防止するために、例えば特
公平1−29346号公報には、光電管の前方に、網原
稿のスクリーンピッチに相当する正方形の画素が入力さ
れるような正方形のアパーチャを設け、網原稿のスクリ
ーン角度を予めセンサー等で検出し、このスクリーン角
度に合致するように前述したアパーチャを回転させるよ
うにした網原稿入力装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような装置では、通常のスキャナを構成している部品
以外に、網原稿のスクリーン角度を検出するセンサー
や、網原稿のスクリーンピッチに相当する正方形のアパ
ーチャや、このアパーチャをスクリーン角度に合致させ
るためにアパーチャを回動させる駆動手段等が新たに必
要となり、製造コストの大幅な上昇は避けられない。
たような装置では、通常のスキャナを構成している部品
以外に、網原稿のスクリーン角度を検出するセンサー
や、網原稿のスクリーンピッチに相当する正方形のアパ
ーチャや、このアパーチャをスクリーン角度に合致させ
るためにアパーチャを回動させる駆動手段等が新たに必
要となり、製造コストの大幅な上昇は避けられない。
【0005】また、アパーチャのサイズによって対応可
能なスクリーンピッチが制限されるため、これと異なる
スクリーンピッチの網原稿を入力する際には、アパーチ
ャの取り替えが必要となり、操作面でも手間が掛かると
いう問題がある。
能なスクリーンピッチが制限されるため、これと異なる
スクリーンピッチの網原稿を入力する際には、アパーチ
ャの取り替えが必要となり、操作面でも手間が掛かると
いう問題がある。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、簡単でローコストな構成によってモア
レの発生を効果的に防止する画像入力装置を提供するこ
とを目的とする。
なされたもので、簡単でローコストな構成によってモア
レの発生を効果的に防止する画像入力装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像入力装置では、レンズのピント面の僅
かに前又は後ろにラインセンサが位置するようにしたも
のである。レンズのピントを外すには、ラインセンサを
ピント面からずらす方法と、レンズを合焦位置からずら
す方法とがある。請求項2記載の画像入力装置では、ラ
インセンサ、又はレンズが、ピントが合った状態とピン
トが外れた状態との間で移動可能にしたものである。
に、本発明の画像入力装置では、レンズのピント面の僅
かに前又は後ろにラインセンサが位置するようにしたも
のである。レンズのピントを外すには、ラインセンサを
ピント面からずらす方法と、レンズを合焦位置からずら
す方法とがある。請求項2記載の画像入力装置では、ラ
インセンサ、又はレンズが、ピントが合った状態とピン
トが外れた状態との間で移動可能にしたものである。
【0008】
【作用】網原稿を読み取る場合には、レンズ又はライン
センサの位置を僅かにずらして、ピンボケの状態にす
る。これにより空間周波数が若干低下し、網原稿を構成
している網点の境界が不明瞭になるため、主走査方向の
スキャナラインと網点とが干渉しにくくなり、網原稿の
読み取り時のモアレの発生が防止される。モアレが発生
しないプリント写真等の原稿では、レンズ又はラインセ
ンサは正規の位置にセットされ、鮮明な画像をラインセ
ンサで読み取る。
センサの位置を僅かにずらして、ピンボケの状態にす
る。これにより空間周波数が若干低下し、網原稿を構成
している網点の境界が不明瞭になるため、主走査方向の
スキャナラインと網点とが干渉しにくくなり、網原稿の
読み取り時のモアレの発生が防止される。モアレが発生
しないプリント写真等の原稿では、レンズ又はラインセ
ンサは正規の位置にセットされ、鮮明な画像をラインセ
ンサで読み取る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を実施した画像入力装置の
断面を示す図2において、画像入力装置2は大別して本
体部4と、本体部4の右側上部に取り付けられた原稿押
え5とからなっている。本体部4はケース10と、この
内部に収納されたスキャナーとから構成されている。こ
のスキャナーは、読み取りユニット3と、この読み取り
ユニット3を副走査方向に移動させるモータ6及びベル
ト7と、読み取りユニット3を摺動自在に支持している
レールバー8と、読み取りユニット3をコントロール
し、また読み取りユニット3により読み出された画像信
号を処理する回路基板9と、この回路基板9と読み取り
ユニット3とを電気的に接続するフレキシブルケーブル
11とからなる。読み取りユニット3はベルト7の一端
に固定されており、ベルト7の移動により副走査方向に
動く。
断面を示す図2において、画像入力装置2は大別して本
体部4と、本体部4の右側上部に取り付けられた原稿押
え5とからなっている。本体部4はケース10と、この
内部に収納されたスキャナーとから構成されている。こ
のスキャナーは、読み取りユニット3と、この読み取り
ユニット3を副走査方向に移動させるモータ6及びベル
ト7と、読み取りユニット3を摺動自在に支持している
レールバー8と、読み取りユニット3をコントロール
し、また読み取りユニット3により読み出された画像信
号を処理する回路基板9と、この回路基板9と読み取り
ユニット3とを電気的に接続するフレキシブルケーブル
11とからなる。読み取りユニット3はベルト7の一端
に固定されており、ベルト7の移動により副走査方向に
動く。
【0010】本体部4の上部には、透明なガラス板12
が配置されている。このガラス板12上に、読み取り対
象の原稿13を載置する。本体部4の右側上部に取り付
けられた原稿押え5は、厚さが一部薄くなった屈曲部5
aを中心に回動し、その下面には、表面をプラスチック
シートで覆われた緩衝材14が貼付されている。緩衝材
14は原稿押え5をガラス板12と平行な位置に回動さ
せた閉位置にしたときに、弾性により原稿13をガラス
板12に押し付けて浮かないようにし、また不使用時に
ガラス板12を保護する。本体部4の右側面には、読み
取りユニット3により読み取られ回路基板9で処理され
た、原稿13の画像データを出力するデータ出力ケーブ
ル16が接続されている。
が配置されている。このガラス板12上に、読み取り対
象の原稿13を載置する。本体部4の右側上部に取り付
けられた原稿押え5は、厚さが一部薄くなった屈曲部5
aを中心に回動し、その下面には、表面をプラスチック
シートで覆われた緩衝材14が貼付されている。緩衝材
14は原稿押え5をガラス板12と平行な位置に回動さ
せた閉位置にしたときに、弾性により原稿13をガラス
板12に押し付けて浮かないようにし、また不使用時に
ガラス板12を保護する。本体部4の右側面には、読み
取りユニット3により読み取られ回路基板9で処理され
た、原稿13の画像データを出力するデータ出力ケーブ
ル16が接続されている。
【0011】図1において、読み取りユニット3の内部
には、原稿13を照明するランプ17と、ランプ17か
ら照射される光を効率よく原稿13方向に反射するリフ
レクタ18と、原稿13で反射した反射光を光電変換
し、原稿13の画像信号として回路基板9に出力するラ
インセンサ21と、原稿13で反射した反射光をライン
センサ21方向に反射するミラー22と、この反射光を
ラインセンサ21上に収束させるレンズ23と、このレ
ンズ23を光軸上で前後に微動させるステッピングモー
タ25とが内蔵されている。
には、原稿13を照明するランプ17と、ランプ17か
ら照射される光を効率よく原稿13方向に反射するリフ
レクタ18と、原稿13で反射した反射光を光電変換
し、原稿13の画像信号として回路基板9に出力するラ
インセンサ21と、原稿13で反射した反射光をライン
センサ21方向に反射するミラー22と、この反射光を
ラインセンサ21上に収束させるレンズ23と、このレ
ンズ23を光軸上で前後に微動させるステッピングモー
タ25とが内蔵されている。
【0012】レンズ23は、レンズホルダ24に嵌め込
まれている。レンズホルダ24は、読み取りユニット3
のケース3aに設けられた2本のレール溝23a,23
b、及び摺動ポール25aに沿って移動可能に設置され
ている。また、レンズホルダ24の一端には、ステッピ
ングモータ25に取り付けられているネジ軸25aと噛
合するネジ穴22aが設けられている。これらの機構に
より、ステッピングモータ25が回転すると、レンズ2
3はレール溝23a,23b、及び摺動ポール25aに
沿って、ステッピングモータ25の回転方向に応じて、
光軸と平行に前、又は後ろに微動する。
まれている。レンズホルダ24は、読み取りユニット3
のケース3aに設けられた2本のレール溝23a,23
b、及び摺動ポール25aに沿って移動可能に設置され
ている。また、レンズホルダ24の一端には、ステッピ
ングモータ25に取り付けられているネジ軸25aと噛
合するネジ穴22aが設けられている。これらの機構に
より、ステッピングモータ25が回転すると、レンズ2
3はレール溝23a,23b、及び摺動ポール25aに
沿って、ステッピングモータ25の回転方向に応じて、
光軸と平行に前、又は後ろに微動する。
【0013】図2において、本体部4の側面には、回路
基板9に接続された読み取りモード切替スイッチ20が
設けられている。この読み取りモード切替スイッチ20
を「モアレ」の位置に切り替えると、読み取りユニット
3内のステッピングモータ25が回転してレンズ23が
ミラー22寄りの非合焦位置に移動する。この非合焦位
置では、レンズ23は原稿13の反射光をラインセンサ
21上で完全に合焦させずに、僅かにピントをボカした
状態で入射させる。一方読み取りモード切替スイッチ2
0を「通常」の位置に切り替えると、ステッピングモー
タ25が「モアレ」の位置に切り替えた時と逆方向に回
転し、レンズ23は元の合焦位置に戻る。この合焦位置
では、原稿13の反射光はラインセンサ21上で完全に
合焦する。
基板9に接続された読み取りモード切替スイッチ20が
設けられている。この読み取りモード切替スイッチ20
を「モアレ」の位置に切り替えると、読み取りユニット
3内のステッピングモータ25が回転してレンズ23が
ミラー22寄りの非合焦位置に移動する。この非合焦位
置では、レンズ23は原稿13の反射光をラインセンサ
21上で完全に合焦させずに、僅かにピントをボカした
状態で入射させる。一方読み取りモード切替スイッチ2
0を「通常」の位置に切り替えると、ステッピングモー
タ25が「モアレ」の位置に切り替えた時と逆方向に回
転し、レンズ23は元の合焦位置に戻る。この合焦位置
では、原稿13の反射光はラインセンサ21上で完全に
合焦する。
【0014】次に、上記構成の画像入力装置の作用を説
明する。ハーフトーンの網原稿である原稿13を読み取
るには、まず、原稿13を画像面を下にして本体部4の
ガラス板12上に載置し、原稿押え5を閉位置まで回動
させる。原稿13は緩衝材14によりガラス板12に完
全に密着する。そして、原稿13は網原稿なので、読み
取りモード切替スイッチ20を「モアレ」側に切り替え
る。
明する。ハーフトーンの網原稿である原稿13を読み取
るには、まず、原稿13を画像面を下にして本体部4の
ガラス板12上に載置し、原稿押え5を閉位置まで回動
させる。原稿13は緩衝材14によりガラス板12に完
全に密着する。そして、原稿13は網原稿なので、読み
取りモード切替スイッチ20を「モアレ」側に切り替え
る。
【0015】読み取りモード切替スイッチ20を「モア
レ」側に切り替えると、ステッピングモータ25が時計
方向に数回回転する。ネジ軸25aに噛合するネジ穴2
2aが設けられたレンズホルダ24は、レール溝23
a,23b、及び摺動ポール25bに沿ってミラー22
寄りに僅かに移動する。こうして、レンズ23は非合焦
位置にセットされる。
レ」側に切り替えると、ステッピングモータ25が時計
方向に数回回転する。ネジ軸25aに噛合するネジ穴2
2aが設けられたレンズホルダ24は、レール溝23
a,23b、及び摺動ポール25bに沿ってミラー22
寄りに僅かに移動する。こうして、レンズ23は非合焦
位置にセットされる。
【0016】次にモータ6が回転を開始し、プーリ6a
を介してベルト7が動き出す。ベルト7が動き出すと、
ベルト7の一端に固定された読み取りユニット3は、副
走査方向に移動する。読み取りユニット3は副走査方向
に移動しながら、原稿13の端から順にランプ17の光
を照射していく。ランプ17の光は原稿13の表面で反
射し、反射光がミラー22に入射する。
を介してベルト7が動き出す。ベルト7が動き出すと、
ベルト7の一端に固定された読み取りユニット3は、副
走査方向に移動する。読み取りユニット3は副走査方向
に移動しながら、原稿13の端から順にランプ17の光
を照射していく。ランプ17の光は原稿13の表面で反
射し、反射光がミラー22に入射する。
【0017】ミラー22は、反射光をそのままレンズ2
3方向に反射させる。レンズ23に入射した反射光はラ
インセンサ21上に収束する。この時、前述したように
レンズ23はミラー22寄りの非合焦位置にセットされ
ているので、反射光はラインセンサ21上で完全に合焦
せず、僅かにピンボケした状態でラインセンサ21に入
射する。
3方向に反射させる。レンズ23に入射した反射光はラ
インセンサ21上に収束する。この時、前述したように
レンズ23はミラー22寄りの非合焦位置にセットされ
ているので、反射光はラインセンサ21上で完全に合焦
せず、僅かにピンボケした状態でラインセンサ21に入
射する。
【0018】ラインセンサ21は入射した光を光電変換
により画像信号に変換するが、入射する反射光はライン
センサ21上で僅かにピンボケしている。このため、空
間周波数が僅かに低下して、網原稿を構成している個々
の網点の境界が不明瞭になる。これにより、主走査方向
のスキャナラインと網点とが干渉しなくなり、網原稿の
読み取り時にモアレが発生することがなくなる。
により画像信号に変換するが、入射する反射光はライン
センサ21上で僅かにピンボケしている。このため、空
間周波数が僅かに低下して、網原稿を構成している個々
の網点の境界が不明瞭になる。これにより、主走査方向
のスキャナラインと網点とが干渉しなくなり、網原稿の
読み取り時にモアレが発生することがなくなる。
【0019】なお、原稿13の画像は、ラインセンサ2
1上で僅かにピンボケしているため、読み取り解像度が
若干低下するが、合焦時とのピントのずれは僅かである
ので、ラインセンサ21から出力される画像信号はもと
の原稿13の画像と比較して、画質がそれほど低下する
ことはない。
1上で僅かにピンボケしているため、読み取り解像度が
若干低下するが、合焦時とのピントのずれは僅かである
ので、ラインセンサ21から出力される画像信号はもと
の原稿13の画像と比較して、画質がそれほど低下する
ことはない。
【0020】このようにして、読み取りユニット3は副
走査方向に移動しながら順次原稿13に光を照射し、僅
かにピンボケした反射光をラインセンサ21に入射させ
る。これにより空間周波数を僅かに低下させモアレの発
生を防止しながら、フレキシブルケーブル11を介して
回路基板9にモアレのない画像信号を入力する。
走査方向に移動しながら順次原稿13に光を照射し、僅
かにピンボケした反射光をラインセンサ21に入射させ
る。これにより空間周波数を僅かに低下させモアレの発
生を防止しながら、フレキシブルケーブル11を介して
回路基板9にモアレのない画像信号を入力する。
【0021】回路基板9に入力した画像信号は、プリン
タ等の出力機器とデータ交換が可能なフォーマットの画
像データに変換され、モアレのない原稿13の画像デー
タがデータ出力ケーブル16より出力される。
タ等の出力機器とデータ交換が可能なフォーマットの画
像データに変換され、モアレのない原稿13の画像デー
タがデータ出力ケーブル16より出力される。
【0022】プリント写真等のようにモアレの発生しな
い原稿を読み取る場合には、読み取りモード切替スイッ
チ20を「通常」側に切り替える。すると、今度はステ
ッピングモータ25が反時計方向に数回回転し、レンズ
ホルダ24は、レール溝23a,23b、及び摺動ポー
ル25bに沿ってラインセンサ21寄りに僅かに戻り、
レンズ23は合焦位置にセットされる。
い原稿を読み取る場合には、読み取りモード切替スイッ
チ20を「通常」側に切り替える。すると、今度はステ
ッピングモータ25が反時計方向に数回回転し、レンズ
ホルダ24は、レール溝23a,23b、及び摺動ポー
ル25bに沿ってラインセンサ21寄りに僅かに戻り、
レンズ23は合焦位置にセットされる。
【0023】そして、読み取りユニット3が原稿の読み
取りを開始すると、今度はレンズ23がラインセンサ2
1寄りの合焦位置にセットされているので、反射光はラ
インセンサ21上で完全に合焦し、ピンボケのない鮮明
な状態でラインセンサ21に入射する。これにより、網
原稿読み取り時以外は、空間周波数の高い鮮明な画像デ
ータを得ることができる。
取りを開始すると、今度はレンズ23がラインセンサ2
1寄りの合焦位置にセットされているので、反射光はラ
インセンサ21上で完全に合焦し、ピンボケのない鮮明
な状態でラインセンサ21に入射する。これにより、網
原稿読み取り時以外は、空間周波数の高い鮮明な画像デ
ータを得ることができる。
【0024】図3は、網原稿の読み取り時にラインセン
サに入射する画像のピントを僅かにボケさせる方法とし
て、ラインセンサを微動させる例である。ラインセンサ
31が取り付けられたセンサホルダ32は、レール溝3
3a、33b上を移動可能に取り付けられている。そし
て、センサホルダ32の一端には、ソレノイド34の移
動棒34aの端部が固着している。そして、網原稿であ
る原稿36の読み取り時には、予めソレノイド34が動
作して移動棒34aが僅かに突出し、センサホルダ32
はレール溝33a、33b上を僅かに後退する。
サに入射する画像のピントを僅かにボケさせる方法とし
て、ラインセンサを微動させる例である。ラインセンサ
31が取り付けられたセンサホルダ32は、レール溝3
3a、33b上を移動可能に取り付けられている。そし
て、センサホルダ32の一端には、ソレノイド34の移
動棒34aの端部が固着している。そして、網原稿であ
る原稿36の読み取り時には、予めソレノイド34が動
作して移動棒34aが僅かに突出し、センサホルダ32
はレール溝33a、33b上を僅かに後退する。
【0025】すると、レンズ35とラインセンサ31と
の間隔が広がり、レンズ35を介してラインセンサ31
に入射する原稿36の反射光は、僅かにピンボケした状
態になる。これにより、ラインセンサ31に入射した原
稿36の反射光とラインセンサ31のスキャナラインと
は干渉しなくなり、読み取り時のモアレの発生を防止す
る。なお、レンズとラインセンサの両方を調節して、物
点距離を変えることによって、画像をボカしてもよい。
の間隔が広がり、レンズ35を介してラインセンサ31
に入射する原稿36の反射光は、僅かにピンボケした状
態になる。これにより、ラインセンサ31に入射した原
稿36の反射光とラインセンサ31のスキャナラインと
は干渉しなくなり、読み取り時のモアレの発生を防止す
る。なお、レンズとラインセンサの両方を調節して、物
点距離を変えることによって、画像をボカしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像入力装置に
よれば、レンズのピント面の僅かに前又は後ろにライン
センサが位置するようにしたので、原稿の読み取り時に
モアレの発生を効果的に防止することができる。
よれば、レンズのピント面の僅かに前又は後ろにライン
センサが位置するようにしたので、原稿の読み取り時に
モアレの発生を効果的に防止することができる。
【図1】本発明の画像入力装置の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】画像入力装置の断面図である。
【図3】ラインセンサを微動させる例の要部を示す斜視
図である。
図である。
2 画像入力装置 3 読み取りユニット 13 原稿 17 ランプ 20 読み取りモード切替スイッチ 21 ラインセンサ 22 ミラー 23 レンズ 25 ステッピングモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/455
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿を照明する光源と、原稿で反射した
反射光を受光して画像信号に変換するラインセンサと、
前記反射光を前記ラインセンサに収束させるレンズとを
有する画像入力装置において、 前記レンズのピント面の僅かに前又は後ろにラインセン
サが位置するようにしたことを特徴とする画像入力装
置。 - 【請求項2】 前記ラインセンサ、又はレンズは、ピン
トが合った状態とピントが外れた状態との間で移動可能
であることを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7216037A JPH0965077A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 画像入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7216037A JPH0965077A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 画像入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0965077A true JPH0965077A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16682301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7216037A Pending JPH0965077A (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | 画像入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0965077A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007258960A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置及びその画像読取ユニット |
JP2009016903A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-22 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置 |
US8335021B2 (en) | 2006-03-22 | 2012-12-18 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus, shading correction method therefor, and program for implementing the method |
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1995
- 1995-08-24 JP JP7216037A patent/JPH0965077A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007258960A (ja) * | 2006-03-22 | 2007-10-04 | Canon Electronics Inc | 画像読取装置及びその画像読取ユニット |
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