JP2002006387A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002006387A
JP2002006387A JP2000193000A JP2000193000A JP2002006387A JP 2002006387 A JP2002006387 A JP 2002006387A JP 2000193000 A JP2000193000 A JP 2000193000A JP 2000193000 A JP2000193000 A JP 2000193000A JP 2002006387 A JP2002006387 A JP 2002006387A
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JP
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film
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camera
opening window
display panel
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Pending
Application number
JP2000193000A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Komatsuzaki
博 小松崎
Michio Cho
倫生 長
Tokuji Sato
徳次 佐藤
Wataru Sasaki
弥 佐々木
Shigeaki Ushiro
成明 後
Hiroshi Omura
紘 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロールフイルムの撮影画面範囲の内側及び外
側に任意の文字情報等を記録する。 【解決手段】 第1光出射窓31は、フイルムの撮影画
面範囲外の感光面と対向する位置に設けられている。第
2光出射窓32は撮影光路室内でフイルムの撮影画面範
囲内の感光面と対向する位置に設けられている。液晶表
示板40の表示エリア40a,40bには、それぞれ任
意の文字情報等が表示される。撮影が行われると液晶表
示板40が、プリズム41と発光ダイオード42とから
なる照明装置によって照明される。これにより、表示エ
リア40aの文字情報等は第1焦点レンズ35、第1ミ
ラー34、第1光出射窓31を介してフイルムの撮影範
囲外に縮小して露光される。また、表示エリア40bに
表示されている文字情報等は第2焦点レンズ38、第2
ミラー37、第2光出射窓32を介してフイルムの撮影
画面範囲内に拡大して露光される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関し、更
に詳しくはブローニーサイズのロールフイルムの撮影画
面範囲の内側と外側とに任意の文字情報等を記録するデ
ータ写し込み装置を備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブローニーサイズのロールフイルムの撮
影画面範囲とフイルム側縁との間のフイルム両縁部に
は、フイルム製造工程において予めメーカー名、製品名
等のフイルム情報を露光して潜像が形成されている。こ
のため、ブローニーサイズのロールフイルムを使用する
カメラでは、このフイルム縁部に情報を記録することが
できなかった。そこで、フイルム製造工程では、一方の
フイルム縁部にのみフイルム情報を記録し、他方のフイ
ルム縁部はカメラの使用者が任意に活用して情報を記録
することが可能なように何ら情報を記録していないブロ
ーニーサイズのロールフイルムと、このブローニーサイ
ズのロールフイルムを用いて該フイルム縁部に撮影情報
を記録するカメラについての発明の出願が、本発明の出
願人よりなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、写真原稿の著作
権保護の重要性並びに著作権保護のための施策が強化さ
れるなか、インターネットの急速な普及により、写真原
稿がインターネットを介して遠隔地に配信され活用され
るという新しい需要も生まれている。しかし、配信され
る写真原稿には、撮影者又は著作者を特定するID情報
がないために第三者によって撮影者又は著作者の同意を
得ずに配信される例もある。そして、上記のようなカメ
ラでは、撮影した際の撮影情報の記録しか行われないた
め撮影した写真原稿の著作権保護に対応することができ
ないという問題があった。
【0004】本発明は、写真原稿の著作権を保護するた
めに、ブローニーサイズのロールフイルムにおいて、フ
イルム毎の識別情報や撮影者又は著作者を特定するID
情報等を記録し、フイルムの識別が容易に行え、また、
いずれの撮影コマが切り離された場合でも各撮影コマか
らID情報が失われないようにしたデータ写し込み装置
を備えたカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、撮影画面範囲とフイルム側縁と
の間にあるフイルム縁部の一方にのみフイルム製造工程
で予めフイルム情報が潜像露光されている長尺ロールフ
イルムを用いるカメラにおいて、フイルム情報が潜像露
光されていない側のフイルム縁部の感光面であり、かつ
撮影画面範囲の左右端より内側である領域及び撮影画面
範囲内にそれぞれ任意の文字情報等を露光する文字情報
等写し込み手段と、この領域及び撮影画面範囲内に任意
の文字情報等をそれぞれ写し込むか否かが選択可能な文
字情報等写し込み選択手段とを備え、文字情報等写し込
み手段及び文字情報等写し込み選択手段により任意の文
字情報等を長尺ロールフイルムに選択的に露光するもの
である。
【0006】文字情報等写し込み手段としては、長尺ロ
ールフイルムの感光面と対向する壁部に設けられる第1
開口窓と、長尺ロールフイルムの感光面と対向しカメラ
の撮影光路室内に設けられる第2開口窓と、任意の文字
情報等を表示する液晶表示板と、液晶表示板を照明する
照明装置と、第1開口窓と液晶表示板及び照明装置との
間に配置される縮小光学系と、第2開口窓と液晶表示板
及び照明装置との間に配置され所定の投影倍率を有する
光学系とを備え、照明装置による照明によって液晶表示
板に表示されている任意の文字情報等を長尺ロールフイ
ルムの第1開口窓と対向する位置には縮小し、第2開口
窓と対向する位置には所定の投影倍率で露光するもので
ある。また、長尺ロールフイルムの感光面と対向する壁
部に設けられる第1開口窓と、長尺ロールフイルムの感
光面と対向しカメラの撮影光路室内に設けられる第2開
口窓と、多数の発光素子が配列され任意の文字情報等を
表示する発光表示板と、第1開口窓と発光表示板との間
に配置される縮小光学系と、第2開口窓と発光表示板と
の間に配置され所定の投影倍率を有する光学系とを備
え、発光表示板に配列された発光素子の発光により形成
される任意の文字情報等を長尺ロールフイルムの第1開
口窓と対向する位置には縮小し、第2開口窓と対向する
位置には所定の投影倍率で露光するものである。
【0007】液晶表示板及び発光表示板は、カメラが有
する通信手段及び内蔵あるいは着脱可能なメモリを介し
て駆動され、カメラ外部で作成された任意の文字情報等
を表示するものである。
【0008】さらに、文字情報等写し込み手段として
は、長尺ロールフイルムの感光面と対向した壁部に設け
られる第1開口窓と、長尺ロールフイルムの感光面と対
向しカメラの撮影光路室内に設けられる第2開口窓と、
カメラ外部から着脱可能であり任意の文字情報等が記録
されているマーク部材と、マーク部材を照明する照明装
置と、第1開口窓とマーク部材及び照明装置との間に配
置される縮小光学系と、第2開口窓とマーク部材及び照
明装置との間に配置され所定の投影倍率を有する光学系
とを備え、照明装置に照明されマーク部材に記録された
任意の文字情報等を長尺ロールフイルムの第1開口窓と
対向する位置には縮小し、第2開口窓と対向する位置に
は所定の投影倍率で露光するものである。
【0009】マーク部材は、薄板で形成され任意の文字
情報等が記録された情報板と、この情報板を着脱自在に
支持するとともに、それ自体がカメラに対して着脱可能
である支持部材とからなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、裏蓋を開放した状態のカ
メラを背面側から見た斜視図である。カメラ10は、カ
メラ本体11、カメラ本体11前面の撮影レンズ12、
背面の接眼側ファインダー窓13、裏蓋14、上面のシ
ャッタボタン15、フイルムカウンタ窓16等から構成
されている。撮影レンズ12光軸上のカメラ本体11内
部には、撮影光路室17、アパーチャー18が配置され
ている。アパーチャー18を挟んだ両側には、フイルム
供給室19とフイルム巻取り室20とが配置されおり、
フイルム巻取り室20には予め空のスプール21が取り
付けられている。ブローニーフイルム(以下、フイルム
という)23は、予めスプール24に巻き付けられた形
態とされており、そのままフイルム供給室19に装填す
る。
【0011】装填後は、リーダーペーパーの先端をフイ
ルム巻取り室20のスプール21の溝21aに差し込
み、不図示の巻上げボタンの押操作によりスプール21
がフイルム巻上げ方向に回転してリーダーペーパーがス
プール21に2〜3巻分だけ自動的に巻き付けられる。
その後、裏蓋14を閉めると、後述するフイルム給送機
構によりフイルム給送が自動的に行われる。
【0012】図2は、カメラのフイルム給送機構の要部
を示す概略図である。フイルム給送機構25は、コント
ローラ26、給送モータ27、従動ローラ28、フォト
インタラプタ29,30、フォトセンサ31等から構成
されている。給送モータ27は、ドライバ32を介して
駆動されスプール駆動軸33を回動する。スプール駆動
軸33は、係合穴21bに係合してスプール21をフイ
ルム巻取り方向に回転させる。給送モータ27とスプー
ル駆動軸33との間には、一定の角度ピッチで多数のス
リットを放射状に形成したエンコード板34が、給送モ
ータ27と同期して回転するように配置されている。そ
して、エンコード板34を挟むようにフォトインタラプ
タ29が設けられており、フォトインタラプタ29から
は給送モータ27の回転に同期したモータ回転パルスが
発生され、コントローラ26に入力される。コントロー
ラ26では、このモータ回転パルスによりフイルム給送
速度を制御する。
【0013】アパーチャー18のフイルム巻取り室20
の側に配置されている従動ローラ28には、前記と同様
のエンコード板35が固定され、このエンコード板35
を挟むようにフォトインタラプタ30が設けられてい
る。エンコード板35が回転すると、フォトインタラプ
タ30からはフイルム給送に同期した回転パルスがコン
トローラ26に入力される。また、アパーチャー18の
フイルム供給室19の側に設けられている透明窓36の
奥には、フォトセンサ31が配置されている。フォトセ
ンサ31は、リーダーペーパー23aとフイルム23と
を貼り付けてあるテープ37に記録されているバーコー
ド38を検出し、その検出信号をコントローラ26に送
出する。コントローラ26は、フォトセンサ31からバ
ーコード38の検出信号を受けると、従動ローラ28の
回転により発生する回転パルスのカウントを開始する。
この回転パルスのカウントにより、フイルム23のアパ
ーチャー18への位置決め制御が行われる。
【0014】また、図1に示すように、アパーチャー1
8の上下には、フイルムレール40,41が配置されて
いる。このフイルムレール40,41は、裏蓋14の側
に向けて僅かに突出し、かつ、フイルム給送方向に沿っ
て形成された細幅のレールである。突出した面は、フイ
ルム23感光面側の撮影画面範囲外の上下端が走るフイ
ルム走行面とされている。また、フイルムレール40,
41の上下には、細幅の一対の圧板受け面42,43が
フイルム搬送方向に沿って設けられている。この一対の
圧板受け面42,43は、フイルムレール40,41の
フイルム走行面よりも、さらに裏蓋14の側に向けて僅
かに突出して形成されている。これらフイルムレール4
0,41のフイルム走行面、圧板受け面42,43及び
裏蓋14に設けられている圧板44によりフイルム23
が搬送されるフイルム搬送路が形成される。さらに、圧
板受け面42,43は、フイルム23の幅方向の動きを
規制してフイルム搬送時のズレを防止する役目も持って
いる。
【0015】フイルムレール41を含むフイルム23と
対向する壁部及び撮影光路室17内には、撮影者又は著
作者のID情報等をフイルム23の撮影画面範囲内及び
撮影画面範囲外に写し込むデータ写し込み装置50が配
置されている。このデータ写し込み装置50は、フイル
ムレール41を含むフイルム23と対向する壁部に第1
光出射窓51と、撮影光路室17下部に第2光出射窓5
2と、カメラ本体11下部にデータ通信用のデータ端子
53とが設けられている。
【0016】図3は、データ写し込み装置50の構成を
示す分解斜視図である。データ写し込み装置50は、第
1光出射窓51、第1ミラー54、第1焦点レンズ55
からなる第1光学系56と、第2光出射窓52、第2ミ
ラー57、第2焦点レンズ58からなる第2光学系59
と、プリズム61、発光ダイオード62からなる照明装
置と、データ端子53及び液晶表示板60とから構成さ
れている。データ端子53には後述するデータ転送ケー
ブルが接続され、カメラ外部のパーソナルコンピュータ
等により作成された任意の文字情報等のID情報を、カ
メラ本体11内に内蔵した不図示のメモリに転送する。
このID情報は、不図示のドライバにより液晶表示板6
0の表示エリア60a及び60bにそれぞれ表示され
る。プリズム61と発光ダイオード62とからなる照明
装置は、プリズム61の光入射部61bに配置されてい
る発光ダイオード62がシャッタボタン15の押操作又
は不図示のコントローラからの信号に応じて発光する。
発光した光は、プリズム61内を進行して光出射面61
aから出射される。
【0017】図4は、フイルムがアパーチャーにセット
されている状態での図3におけるA−A’線視断面図で
ある。第1及び第2光学系56,59は、第1及び第2
光出射窓51,52を除いて遮光カバー65に覆われ光
密に閉じられている。液晶表示板60が光出射面61a
からの光に照射されると、表示エリア60aに表示され
ているID情報は、液晶表示板60の上方に配置された
第1焦点レンズ65により縮小されるとともに、第1ミ
ラー64により第1光出射窓51に向かって反射され
る。また、表示エリア60bに表示されているID情報
は、液晶表示板60の上方に配置された第2焦点レンズ
58により拡大されるとともに、第2ミラー57により
第2光出射窓52に向かって反射される。こうして、図
5に示すように、第1光出射窓51と対峙するフイルム
23の撮影画面範囲外には画面外IDマーク70が露光
され、第2光出射窓52と対峙するフイルム23の撮影
画面範囲内には画面内IDマーク71が露光される。
【0018】なお、画面外IDマーク70及び画面内I
Dマーク71は、不図示のIDマーク写し込み選択手段
により、それぞれ露光するか否かを任意に選択すること
ができる。また、画面内IDマーク71は、フイルム2
3の1コマ目の撮影コマよりも前にあるリーダー部にも
露光するか否かを選択することができる。リーダー部に
露光する場合には、図2に示すフイルム給送機構25に
より給送されているフイルム23のリーダー部が、デー
タ写し込み装置50と対向する位置に達すると給送が停
止し、メモリ64に記憶されているID情報がデータ写
し込み装置50によってフイルム23に露光される。そ
して、図6に示すように、画面内IDマーク71がフイ
ルム23のリーダー部に形成される。このとき、画面内
IDマーク71を各フイルム毎にそれぞれ異なる数字や
記号等を記録するようにすれば現像後の各フイルムの識
別を容易に行うことができる。
【0019】上記実施形態では、第2光学系59が撮影
光路室17内に配置されているが、図4に示すように撮
影レンズ画角限界線外に配置されているから撮影には何
ら影響はない。また、第2光学系59を拡大光学系とし
たが、これに限られず、等倍あるいは縮小光学系として
もよい。
【0020】次に、上記構成の作用について説明する。
カメラ10を使用する撮影者は、まず、データ端子53
と不図示のパーソナルコンピュータとをデータ転送ケー
ブル63で接続して、パーソナルコンピュータにおいて
作成したID情報をカメラ本体11に内蔵しているメモ
リ64に転送する。そして、スプール24に予め巻き付
けられているフイルム23をフイルム供給室19に装填
し、リーダーペーパーの先端をフイルム巻取り室20の
スプール21の溝21aに差し込んで、巻上げボタンの
押操作によりスプール21に2〜3巻分だけ巻き付け
る。その後、裏蓋14を閉めるとフイルム給送が自動的
に行われ、フイルム23はフイルムレール40,41の
フイルム走行面、圧板受け面42,43及び圧板44に
より形成されたフイルム搬送路内を搬送され、1コマ目
がアパーチャー18にセットされる。このとき、IDマ
ーク写し込み選択手段により、画面内IDマーク71を
リーダー部に露光するように選択されていると、データ
写し込み装置50と対向する位置にリーダー部が達する
と給送が停止し、リーダー部に表示エリア60bに表示
されているID情報が露光される。
【0021】撮影者が、シャッタボタン15を押操作し
て撮影を行うと、これに連動して発光ダイオード62が
発光し、プリズム61の光出射面61aから光が照射さ
れる。IDマーク写し込み選択手段により、各IDマー
ク70,71をともに露光するように選択していると、
光出射面61aから出射された光により、液晶表示板6
0の表示エリア60a,60bに表示されているID情
報がフイルム23にそれぞれ露光される。撮影画面69
の露光と同時に撮影画面69外には画面外IDマーク7
0、撮影画面69内には画面内IDマーク71が形成さ
れることとなる。また、IDマーク写し込み選択手段に
より、各IDマーク70,71のどちらか一方あるいは
両方をフイルム32に写し込まないように選択すると、
液晶表示板60の対応する表示エリア60a,60bが
照明装置から出射した光を遮光するように駆動され、フ
イルム23にはID情報が露光されない。撮影画面6
9、各IDマーク70,71の露光が終わると、1コマ
分のフイルム23がスプール21に巻上げられ次のコマ
がアパーチャー18にセットされる。こうして、各撮影
コマ毎に各IDマーク70,71が選択的に露光され
る。
【0022】上記実施形態では、液晶表示板60に任意
の文字情報等を表示させ、照明装置の照明によってフイ
ルム23に露光するようにしているが、図7に示すよう
に、多数の発光素子74が配列された発光表示板75を
用いてもよい。この場合には、発光素子74の発光によ
り任意の文字情報等を形成するとともに、フイルム23
に露光できるので照明装置が不要となりデータ写し込み
装置の省スペース化が図れる。
【0023】上記実施形態では、液晶表示板60又は発
光表示板75に表示する任意の文字情報等をパーソナル
コンピュータで行い、データ転送ケーブルによってカメ
ラにデータを転送するようにしていたが、携帯電話等の
携帯端末を使用してID情報を作成してもよい。また、
データの転送も電波を利用した無線通信、赤外線を利用
したIrDA、不揮発性メモリを利用したメモリカード
を使用するようにしてもよい。
【0024】図8は、第3実施形態のデータ写し込み装
置の外観を示すものである。データ写し込み装置80に
は、フイルムレール41を含むフイルム23と対向する
壁部に第1光出射窓81と、撮影光路室17下部に第2
光出射窓82と、カメラ本体11下部に支持ケース83
を挿脱するケース取付部84とが設けられている。
【0025】図9は、このデータ写し込み装置80の構
成を示す分解斜視図であり、図10は、フイルムがアパ
ーチャーにセットされている状態での図9におけるB−
B’線視断面図である。図9に示すように、データ写し
込み装置80は、第1光出射窓81、第1ミラー85、
第1焦点レンズ86からなる第1光学系87と、第2光
出射窓82、第2ミラー88、第2焦点レンズ89から
なる第2光学系90と、支持ケース83、情報板91か
らなるマーク部材と、プリズム92、発光ダイオード9
3からなる照明装置と、第1及び第2液晶シャッタ9
4,95とから構成されている。
【0026】各液晶シャッタ94,95は、プリズム9
2の光出射面92aの上方に配置され、第1液晶シャッ
タ94は第1光学系87により第1光出射窓81へ向か
う光を透過あるいは遮光し、第2液晶シャッタ95は第
2光学系90により第2光出射窓82へ向かう光を透過
あるいは遮光する。各液晶シャッタ94,95は、駆動
されていないと光出射面92aから光出射窓81,82
に向かう光を透過させ、不図示のドライバにより駆動さ
れると光出射窓81,82へ向かう光を遮光する。
【0027】フイルム23にID情報を記録するには、
まず、ID情報91a,91bが記録されている情報板
91を支持ケース83に挿入してケース取付部84に装
着する。図10に示すように、情報板91はプリズム9
2と発光ダイオード93とからなる照明装置の光出射面
92aの上方にセットされる。各液晶シャッタ94,9
5が駆動されていないときには、光出射面92aからの
光に照射されたID情報91aは、情報板91の上方に
配置された第1液晶シャッタ94を透過して第1焦点レ
ンズ86により縮小されるとともに、第1ミラー85に
より第1光出射窓81に向かって反射される。また、I
D情報81bも、第2液晶シャッタ95を透過して第2
焦点レンズ89により拡大されるとともに、第2ミラー
88により第2光出射窓82に向かって反射される。こ
うして、第1及び第2光出射窓81,82と対峙するフ
イルム23には、図5に示すように各IDマーク70,
71が露光される。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラによれ
ば、長尺ロールフイルムの撮影画面範囲とフイルム側縁
との間にあるフイルム縁部のフイルム情報が潜像露光さ
れていない側の感光面であり、かつ撮影画面範囲の左右
端より内側である領域と撮影画面範囲内とに任意の文字
情報等を露光する文字情報等写し込み装置を備え、フイ
ルムのリーダー部及び各撮影コマ毎にこの任意の文字情
報等を長尺ロールフイルムに露光するようにした。これ
により、フイルム毎に識別情報を記録できるほか、いず
れの撮影コマが切り離された場合においても各撮影コマ
からID情報が失われることが無く、撮影した写真原稿
の著作権を保護することができる。また、文字情報等
は、フイルムが装填された後であってもカメラ外部から
変更可能であるので、各撮影コマ毎に異なる文字情報等
を写し込むこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカメラの裏蓋を開放した状態
での背面側から見た斜視図である。
【図2】フイルム給送機構の要部を示した概略図であ
る。
【図3】データ写し込み装置の構成を示した分解斜視図
である。
【図4】図3においてフイルムがアパーチャーにセット
された状態でのA−A’線視断面図である。
【図5】フイルムの各撮影コマに写し込まれるデータを
示した平面図である。
【図6】フイルムのリーダー部に写し込まれるデータを
示した平面図である。
【図7】第2実施形態のデータ写し込み装置の構成を示
した分解斜視図である。
【図8】第3実施形態のデータ写し込み装置の外観を示
した斜視図である。
【図9】第3実施形態のデータ写し込み装置の構成を示
した分解斜視図である。
【図10】図9においてフイルムがアパーチャーにセッ
トされた状態でのB−B’線視断面図である。
【符号の説明】
10 カメラ 14 裏蓋 18 アパーチャー 19 フイルム供給室 20 フイルム巻取り室 23 フイルム 40,41 フイルムレール 42,43 圧板受け面 44 圧板 50,80 データ写し込み装置 51,81 第1光出射窓 52,82 第2光出射窓 53 データ端子 60 液晶表示板 61,92 プリズム 62,93 発光ダイオード 65,96 遮光カバー 69 撮影画面 70 画面外IDマーク 71 画面内IDマーク 75 発光表示板 83 支持ケース 84 ケース取付部 91 情報板 94 第1液晶シャッタ 95 第2液晶シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 佐々木 弥 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 後 成明 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 大村 紘 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 Fターム(参考) 2H054 AA03 2H103 BB03 BB13 BB19 CA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画面範囲とフイルム側縁との間にあ
    るフイルム縁部の一方にのみフイルム製造工程で予めフ
    イルム情報が潜像露光されている長尺ロールフイルムを
    用いるカメラにおいて、 前記フイルム情報が潜像露光されていない側のフイルム
    縁部の感光面であり、かつ前記撮影画面範囲の左右端よ
    り内側である領域及び前記撮影画面範囲内にそれぞれ任
    意の文字情報等を露光する文字情報等写し込み手段と、 前記領域及び撮影画面範囲内に前記任意の文字情報等を
    それぞれ写し込むか否かが選択可能な文字情報等写し込
    み選択手段とを備え、 前記文字情報等写し込み手段及び文字情報等写し込み選
    択手段により前記任意の文字情報等を前記長尺ロールフ
    イルムに選択的に露光することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記文字情報等写し込み手段は、前記長
    尺ロールフイルムの感光面と対向する壁部に設けられる
    第1開口窓と、前記長尺ロールフイルムの感光面と対向
    し前記カメラの撮影光路室内に設けられる第2開口窓
    と、前記任意の文字情報等を表示する液晶表示板と、前
    記液晶表示板を照明する照明装置と、前記第1開口窓と
    前記液晶表示板及び照明装置との間に配置される縮小光
    学系と、前記第2開口窓と前記液晶表示板及び照明装置
    との間に配置され所定の投影倍率を有する光学系とを備
    え、 前記照明装置による照明によって前記液晶表示板に表示
    されている前記任意の文字情報等を前記長尺ロールフイ
    ルムの前記第1開口窓と対向する位置には縮小し、前記
    第2開口窓と対向する位置には所定の投影倍率で露光す
    ることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記液晶表示板は、前記カメラが有する
    通信手段及び内蔵あるいは着脱可能なメモリを介して駆
    動され、カメラ外部で作成された前記任意の文字情報等
    を表示することを特徴とする請求項2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記文字情報等写し込み手段は、前記長
    尺ロールフイルムの感光面と対向する壁部に設けられる
    第1開口窓と、前記長尺ロールフイルムの感光面と対向
    し前記カメラの撮影光路室内に設けられる第2開口窓
    と、多数の発光素子が配列され前記任意の文字情報等を
    表示する発光表示板と、前記第1開口窓と前記発光表示
    板との間に配置される縮小光学系と、前記第2開口窓と
    前記発光表示板との間に配置され所定の投影倍率を有す
    る光学系とを備え、 前記発光表示板に配列された発光素子の発光により形成
    される前記任意の文字情報等を前記長尺ロールフイルム
    の前記第1開口窓と対向する位置には縮小し、前記第2
    開口窓と対向する位置には所定の投影倍率で露光するこ
    とを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記発光表示板は、前記カメラが有する
    通信手段及び内蔵あるいは着脱可能なメモリを介して駆
    動され、カメラ外部で作成された前記任意の文字情報等
    を表示することを特徴とする請求項4記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記文字情報等写し込み手段は、前記長
    尺ロールフイルムの感光面と対向した壁部に設けられる
    第1開口窓と、前記長尺ロールフイルムの感光面と対向
    し前記カメラの撮影光路室内に設けられる第2開口窓
    と、カメラ外部から着脱可能であり前記任意の文字情報
    等が記録されているマーク部材と、前記マーク部材を照
    明する照明装置と、前記第1開口窓と前記マーク部材及
    び照明装置との間に配置される縮小光学系と、前記第2
    開口窓と前記マーク部材及び照明装置との間に配置され
    所定の投影倍率を有する光学系とを備え、 前記照明装置に照明され前記マーク部材に記録された前
    記任意の文字情報等を前記長尺ロールフイルムの前記第
    1開口窓と対向する位置には縮小し、前記第2開口窓と
    対向する位置には所定の投影倍率で露光することを特徴
    とする請求項1記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記マーク部材は、薄板で形成され前記
    任意の文字情報等が記録された情報板と、この情報板を
    着脱自在に支持するとともに、それ自体が前記カメラに
    対して着脱可能である支持部材とからなることを特徴と
    する請求項6記載のカメラ。
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