JP2002014410A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002014410A
JP2002014410A JP2000199238A JP2000199238A JP2002014410A JP 2002014410 A JP2002014410 A JP 2002014410A JP 2000199238 A JP2000199238 A JP 2000199238A JP 2000199238 A JP2000199238 A JP 2000199238A JP 2002014410 A JP2002014410 A JP 2002014410A
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light emitting
film
emitting element
light
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Application number
JP2000199238A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Komatsuzaki
博 小松崎
Michio Cho
倫生 長
Tokuji Sato
徳次 佐藤
Wataru Sasaki
弥 佐々木
Shigeaki Ushiro
成明 後
Hiroshi Omura
紘 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーID情報やタイトルを漢字等の文字
で写真フイルムに明瞭に写し込むことができるカメラを
提供する。 【解決手段】 フイルムストリップ6の撮影コマが通過
する位置に形成された開口14の奥には、光学系15を
介して発光素子アレイ16が設けてある。フイルムスト
リップ6の縁部に対面する位置には開口31が形成さ
れ、この奥に光学系33を介して発光素子アレイ35が
設けてある。CPUは、最初のコマがセットされる前の
搬送パルスに同期させながら発光素子アレイ16の各発
光素子16a〜16oの発光を制御してリーダ部に撮影
者の名前「太郎」を拡大して写し込み、1コマ給送時の
搬送パルスに同期させながら発光素子アレイ35の各発
光素子35a〜35oの発光を制御してフイルムストリ
ップ6の縁部に撮影データの絞りとシャッター速度を縮
小して写し込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに関し、更
に詳しくはユーザーID情報やタイトルを漢字等の文字
で写真フイルムに明瞭に写し込むことができるカメラに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】135フイルムや120型,220型の
写真用ロールフイルム(以下ブローニーフイルムとい
う)等の帯状の写真フイルムを用いて撮影を行うカメラ
が一般に普及している。このようなカメラの中には、各
撮影コマとフイルム縁との間に、日付や撮影時のシャッ
タ速度,絞り等の情報を数字やアルファベット等の文字
で光学的に写し込む写し込み装置を備えたものが市販さ
れている。
【0003】この写し込み装置は、例えば、フイルム面
と対面する位置に設けられ、フイルム給送方向と直交す
る方向に7個のLED等の発光素子をライン状に並列し
た発光素子列と、各発光素子をフイルム給送に同期して
駆動する制御部とから構成されている。
【0004】一方、データバックと称する裏蓋を設け、
圧板に形成された開口から撮影日等のデート情報を撮影
コマ内に写し込むカメラが市販されている。データバッ
クに組み込まれたデート機構は、例えば微小な液晶パネ
ルに表示された日付等の文字を背後の発光素子によって
照明し、液晶パネルに表示された文字を写真フイルムの
ベース面側から写し込むものである。なお、前記発光素
子は、各撮影コマの撮影と同期して発光される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、写真原稿の著作
権保護の重要性並びに著作権保護のための施策が強化さ
れる中、インターネットの急速な普及により、写真原稿
がインターネットを介して遠隔地に配信されるという新
しい需要が生まれており、このために撮影された写真フ
イルムに撮影者の名前等のユーザーID情報やタイトル
を漢字等の文字で分かりやすく記録したいという要望が
出ている。しかしながら、上記のような写し込み装置や
デート機構では、数字やアルファベットや記号等の簡単
な文字だけが写し込めるに過ぎず、漢字のような複雑な
文字は写し込むことができなかった。
【0006】本発明は、上記状況に鑑み、ユーザーID
情報やタイトルを漢字等の文字で写真フイルムに明瞭に
写し込むことができるカメラを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカメラは、帯状の写真フイルムをフイルム
通路に形成されたアパーチャーに給送して1コマ毎に露
光を行うカメラにおいて、少なくとも写真フイルムのリ
ーダ部及び/又は撮影コマ内に文字等の情報を写真フイ
ルムの乳剤面側から写し込む情報写し込み手段を設け、
この情報写し込み手段は、14個以上の発光素子がフイ
ルム給送方向と直交する方向に対してそれぞれの位置が
異なるように配列された発光素子列と、この発光素子列
の各発光素子から発光される光点を写真フイルムの乳剤
面に結像させる光学系と、前記発光素子列の各発光素子
をフイルム給送に同期してそれぞれ点滅制御する制御部
とからなるものである。
【0008】また、帯状の写真フイルムをフイルム通路
に形成されたアパーチャーに給送して1コマ毎に露光を
行うカメラにおいて、写真フイルムのリーダ部及び/又
は撮影コマ内に文字等の情報を写真フイルムの乳剤面側
から写し込む第1情報写し込み手段と、各撮影コマと写
真フイルムの縁端との間に文字等の情報を写真フイルム
の乳剤面側から各撮影コマ毎に写し込む第2情報写し込
み手段とを設け、前記第1,第2情報写し込み手段の各
々は、14個以上の発光素子がフイルム給送方向と直交
する方向に対してそれぞれの位置が異なるように配列さ
れた発光素子列と、この発光素子列の各発光素子から発
光される光点を写真フイルムの乳剤面に結像させる光学
系と、前記発光素子列の各発光素子をフイルム給送に同
期してそれぞれ点滅制御する制御部とからなるものであ
る。
【0009】また、前記光学系の中、少なくとも前記第
2情報写し込み手段の光学系は、前記発光素子列の各発
光素子から発光される光点を縮小して写真フイルムの乳
剤面に結像させるものである。また、前記光学系の中、
少なくとも前記第1情報写し込み手段の光学系は、前記
発光素子列の各発光素子から発光される光点を拡大して
写真フイルムの乳剤面に結像させるものである。拡大し
て文字などの情報を写し込むことで、視認が大変容易に
なる。
【0010】また、前記第1情報写し込み手段は、未使
用の写真フイルムを装填する毎に少なくとも写真フイル
ムのリーダ部に文字等の情報を写し込むものである。ま
た、前記発光素子列を3個以上並列して設け、各発光素
子列毎に発光する光色が異なるようにし、フルカラーの
情報を写真フイルムの乳剤面に写し込むものである。ま
た、前記制御部は、写真フイルムに写し込む文字の大き
さやレイアウト等に応じて、駆動する発光素子の数や位
置を変更するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を実施したセミ判のカメラ
(画面サイズ6×4.5cm)の裏蓋を開いた状態を示
す図2において、裏蓋20を開けると、カメラ本体21
の背面に、周知のブローニーフイルムを装填する装填室
22と、露光済みのブローニーフイルムを巻き取る巻取
り室23とが現れる。装填室22の上下壁面には、スプ
ール5に設けられたキー穴の丸穴部分に係合する支軸2
4が設けられており、ブローニーフイルムが巻つけられ
たスプール5がこれらの支軸24によって装填室22内
に回転自在に保持される。
【0012】本実施形態は,ブローニーフイルムとし
て、例えば120型を用いる。この120型のブローニ
ーフイルム3(図4参照)は、周知のように、プラスチ
ックの一体成形品からなるスプール5と、略60mm幅
の写真フイルムであるフイルムストリップ6(図4参
照)と、フイルムストリップ6の裏面側(乳剤が塗布さ
れていない面)に重ね合わされた遮光性の裏紙7(図4
参照)とからなる。なお、図4中の符号6aはフイルム
ストリップ6のリーダ部である。
【0013】フイルムストリップ6は遮光紙7に接合テ
ープ4(図4参照)で接合されている。この接合テープ
4には、フイルム種類,フイルム感度,フイルムタイ
プ,撮影可能コマ数等のフイルム情報を記録したバーコ
ード9が印刷されている。スプール5は両端にフランジ
5aを有し、フランジ間の軸部の中央にはスリット5b
が形成されている。
【0014】巻取り室23には、前回の撮影に用いられ
空になったスプール5がキー穴に係合するキー軸によっ
て支持されている。巻取り室23のキー軸はスプール5
に対して回転方向においても係合しており、フイルム巻
き上げ時には給送モータの駆動によりスプール5をフイ
ルム巻取り方向に回転させる。なお、装填室22に装填
されたブローニーフイルム3には、板バネで支持された
押圧ローラ25が軽く押し当てられ、巻緩みを防ぐとと
もにフイルム巻取り時に適度なテンションを与える。
【0015】カメラ本体21の背面上部には、ユーザー
ID情報(漢字による撮影者の名前等)やタイトル等の
文字情報をフイルムストリップ6に写し込む際に操作さ
れる情報入力パネル11が配置されている。この情報入
力パネル11には、例えばア行〜ラ行及びワ,ヲ,ンや
数字,特殊記号等を入力する複数個のボタン11aと、
漢字変換を行う変換ボタン11bが設けられている。
【0016】また、後述するように、文字情報の写し込
み位置は、フイルムストリップ6のリーダ部6a(図4
及び図5参照)と、撮影コマとフイルムストリップ6の
縁端との中間部(以下フイルムストリップ6の縁部とい
う)との2箇所があるから、それぞれに写し込む文字情
報を設定するための切替キー11cが設けられている。
また、撮影時の絞りとシャッター速度を自動的に写し込
む撮影データ写し込みボタン11dも設けられている。
また、文字情報等を写し込む写し込みモードを選択する
際に操作されるモード切替ボタン11eが設けられてい
る。また、情報入力パネル11の左方には、写し込み情
報等を表示する液晶パネル12が設けられている。
【0017】装填室22と巻取り室23との間に設けら
れたフイルム通路8のほぼ中央部には、6×4.5cm
の画面サイズに対応したアパーチャー26が形成され、
フイルムストリップ6への露光範囲を規定する。アパー
チャー26の奥には、撮影レンズ2が配置されている。
アパーチャー26と巻取り室23との間に測長ローラ2
8が設けられ、フイルム巻取り時にフイルム給送に従動
回転してフイルム送り量の制御及びフイルムカウンタ送
りを行う。
【0018】アパーチャー26と装填室22の間のフイ
ルム通路8の壁面には、接合テープ4上のバーコード9
の通過域に対面するように反射型のフォトセンサ38が
設けられている。このフォトセンサ38は、フイルム通
路8内の遮光紙7付きフイルムストリップ6に赤外線を
照射し、反射光を受光する。フォトセンサ38は、受光
した反射光の強度に応じた信号レベルの光電信号を出力
する。この光電信号の信号レベルに基づいて、フイルム
ストリップ6の検出と、バーコード9の読み取りとが行
われる。
【0019】フォトセンサ38の上方には、フイルムス
トリップ6の撮影コマが通過する位置に、フイルム給送
方向と直交する方向に細長い長方形の開口14が形成さ
れている。図2のI−I断面を示す図1において、開口
14の奥には、光学系15を介して発光素子アレイ16
が設けられている。この発光素子アレイ16は、例えば
15個の発光素子16a〜16oをライン状に並べてあ
る。
【0020】光学系15は、発光素子16a〜16oが
発光する各光点をそれぞれ拡大してフイルムストリップ
6のリーダ部6a及び/又は撮影コマ6b(図5参照)
内の乳剤面に結像させる。したがって、各発光素子16
a〜16oに特に大きなものを用いることなく、視認し
易い大きさで文字をリーダ部6a及び/又は撮影コマ6
bに写し込むことができるとともに、コスト面でも有利
である。なお、図面中の符号36は、裏蓋20の内壁に
設けられたフイルム圧板である。また、発光素子16a
〜16oとしては、例えばLEDが用いられる。
【0021】アパーチャー26を挟んでフイルム通路8
の上下には、フイルムストリップ6の撮影光軸方向の位
置を規定する一対のフイルムレール29と、フイルムレ
ール29よりやや高く(図1及び図3参照)、その外側
に平行に設けられ、フイルムストリップ6の幅方向の位
置を規定する一対の案内レール30とが設けられてい
る。そして、下方のフイルムレール29と案内レール3
0との間に、情報写し込み用のフイルム給送方向と直交
する方向に細長い長方形の開口31が形成されている。
【0022】図2のIII −III 断面を示す図3におい
て、開口31の奥には、光学系33を介して発光素子ア
レイ35が設けられている。この発光素子アレイ35
は、前記発光素子アレイ16と同様に、15個の発光素
子35a〜35oをライン状に並べてある。光学系33
は縮小光学系が用いられ、発光素子35a〜35oから
発光される各光点を縮小してフイルムストリップ6の乳
剤面に結像させる。
【0023】カメラの電気的な構成を示す図4におい
て、発光素子アレイ16,35は、それぞれLEDドラ
イバ17,37を介してCPU39に接続されている。
前記情報入力パネル11によって入力された文字情報等
のデータは、CPU39に接続されたRAM40に記憶
される。発光素子アレイ35は、RAM40から読み出
されたデータに従ってフイルムストリップ6の1コマ搬
送中にLEDドライバ37により駆動され、後述する搬
送パルスに同期してフイルムストリップ6のリーダ部6
aとフイルムストリップ6の縁部に例えば赤色の文字を
写し込む。
【0024】前記文字情報のデータの他、バーコード9
の読み取りで得られるフイルム情報と、各種の制御に必
要な一時的なデータがRAM40に記憶される。このR
AM40はカメラのバッテリーによってバックアップさ
れている。また、CPU39に接続されたROM41に
は、各種の制御をするためのプログラムが書き込まれて
いる。CPU39は、ROM41のプログラムに基づい
て、カメラの各部を制御する。
【0025】フォトセンサ38からの光電信号は、波形
整形回路43に送られる。この波形整形回路43は、光
電信号を適当な閾値(又はスレッシュホールドレベル)
で波形整形し、低,中,高の3段階の信号レベルの反射
信号を出力する。この反射信号はCPU39に送られ
る。なお、低とは遮光紙7及びバーコード9の黒バーで
あり、中とはフイルムストリップ6の乳剤面であり、ま
た高とはバーコード9の白バーである。
【0026】測長ローラ28の軸28aには、ギア44
a,44bを介して搬送エンコーダ45が連結されてい
る。搬送エンコーダ45は、例えば、放射状の一定ピッ
チの複数のスリット、あるいは適当な幅の切り欠きが形
成され、軸28aの回転とともに回転するエンコード板
45aと、このエンコード板45aのスリットまたは切
り欠きの通過を監視するフォトインタラプタ45bと、
フォトインタラプタ45bに接続され、フォトインタラ
プタ45bがスリット等を検出するとエンコードパルス
を発生するパルス発生器(図示省略)とから構成されて
いる。なお、エンコード板の表面に低反射面と高反射面
を設け、反射型のフォトセンサを用いてエンコードパル
スを発生させてもよい。
【0027】搬送エンコーダ45は、測長ローラ28が
一定角度回転する毎、すなわち遮光紙7付きフイルムス
トリップ6が一定の長さだけ搬送される毎に、1個のエ
ンコードパルス(以下、搬送パルスという)を発生す
る。この例では、フイルムストリップ6が1コマ分の長
さだけ送られた時に約40個の搬送パルスが発生する。
搬送パルスは、搬送カウンタ46に送られる。
【0028】搬送カウンタ46は、フイルムストリップ
6の搬送長を測定するためのものであり、搬送カウンタ
46のカウント値は、CPU39に送られ、フイルムス
トリップ6のファーストフレームセット,1コマ送りの
制御及び文字情報の写し込み制御に用いられる。また、
カウント値の変化に基づいて、遮光紙7の後端が測長ロ
ーラ28を通過したか否かの判断が行われる。
【0029】ドライバ47は、CPU39に制御されて
搬送モータ48を駆動する。この搬送モータ48の回転
は、駆動伝達機構49を介してギア50に伝達され、こ
のギア50の下面に形成された駆動軸50aで巻き取り
スプール5を回転する。搬送モータ48には、モータエ
ンコーダ55が連結されている。このモータエンコーダ
55は、搬送エンコーダ45と同様な構成となってお
り、搬送モータ48が一定角度だけ回転する毎に1個の
エンコードパルス(以下回転パルスという)を発生す
る。
【0030】回転カウンタ56は、バーコード9の各バ
ーの幅を測定するためのものであり、このカウント値
は、CPU39に送られる。なお、スプール5の巻き取
り径は、遮光紙付きフイルムストリップ6の巻き取り量
が増えるにつれて増大するため、回転パルスの個数と遮
光紙付きフイルムストリップ6の搬送長とは比例関係に
ない。しかし、接合テープ4がフォトセンサ38を通過
している間の巻き径の変化は微小であるから、この間の
回転パルスの個数と接合テープ4の移動長とが比例して
いるとしても差し支えないので、回転パルスの個数を基
にバーコード9の各バーの幅を測定することが可能であ
る。
【0031】レリーズスイッチ57は、レリーズボタン
の押圧操作に連動して作動され、レリーズボタンが半押
し位置まで押し込まれると半押し信号を出力し、全押し
位置まで押し込まれると全押し信号を出力する。半押し
信号と全押し信号とは、CPU39に送られる。なお、
半押し信号と全押し信号とを区別する必要がない場合に
は、これらをレリーズ信号と総称する。
【0032】CPU39は、裏蓋20が閉じられた直後
にレリーズ信号が入力されると、ファーストフレームセ
ットを行う。また、ファーストフレームセット完了後で
は、半押し信号の入力で、測光部60とAF部61とを
作動させ、全押し信号の入力で露光部62を作動させ
る。
【0033】裏蓋スイッチ58は、裏蓋20の開閉動作
に連動して作動し、裏蓋20の開閉状態に応じた開閉信
号を出力する。この開閉信号は、裏蓋20の開閉状態を
検知するために、CPU39に送られる。
【0034】測光部60は、ファインダの内側に配され
た測光用センサを用いて被写体輝度を測光し、この測光
結果をCPU39に送る。CPU39は、この測光結果
とフイルム感度に基づいて、撮影に最適な絞り値とシャ
ッタ速度を算出する。AF部61は、測距用窓の内側に
配された測距用センサと、撮影レンズ2を駆動するため
のモータ等とからなり、撮影レンズ2を駆動してフォー
カシングを行う。
【0035】露光部62は、シャッタ機構、絞り機構か
らなり、レリーズボタンが全押しされた時に、絞り機構
及びシャッタ機構が作動する。この露光部62は、CP
U39で算出された絞り値とシャッタ速度で絞り機構及
びシャッタ機構を作動させ、フイルムストリップ6を最
適な露光量で露光する。また、露光部62は、シャッタ
機構の作動完了毎、すなわち1コマの撮影完了毎に露光
完了信号をCPU39に送る。
【0036】残数カウンタ63は、撮影可能な残りのコ
マ数をカウントするためのものであり、バーコード9を
読み取って得られるタイプデータに応じた撮影可能コマ
数が、初期値としてCPU39によりセットされる。こ
のセットされる初期値は、120標準タイプであれば
「15」であり、220タイプの場合には「30」とな
る。また、液晶ドライバ65は、撮影可能な残りのコマ
数やフイルム感度等の他、フイルムストリップ6に写し
込む文字情報を液晶パネル12に表示する。
【0037】このように構成されたセミ判カメラを用い
て撮影を行うとともに、文字等の情報をフイルムストリ
ップ6に写し込む。まず、切替キー11cの操作で写し
込み位置であるリーダ部6aを選択する。そして、写し
込むユーザーID情報である撮影者の名前,例えば「太
郎」を情報入力パネル11のボタン11aを操作して、
平仮名「たろう」で入力してから変換ボタン11bを操
作して漢字「太郎」に変換する。
【0038】漢字「太郎」は液晶パネル12に表示され
るから、確認した後、フイルムストリップ6に写し込む
場合には、モード切替ボタン11eを操作して写し込み
モードを選択する。この写し込みモードを選択すると、
入力した漢字「太郎」の文字データがRAM40に記憶
される。次に、切替キー11cを操作してフイルムスト
リップ6の縁部を選択する。写し込む文字情報を、例え
ば撮影時の絞りとシャッター速度にする場合には、撮影
データ写し込みボタン11dを操作してから、モード切
替ボタン11eを操作して写し込みモードを選択する。
【0039】ブローニーフイルム3の装填を行ってから
裏蓋20を閉じ、最初のレリーズ操作を行う。スプール
5の回転により、遮光紙付きフイルムストリップ6の遮
光紙7がスプール5に巻き取られ、これにともなって、
装填室22側のスプール5に巻き付けられていた遮光紙
7がフイルム通路8を通って、スプール5に向かって搬
送される。遮光紙付きフイルムストリップ6の搬送が開
始されると、CPU40は、フォトセンサ38を作動さ
せて、接合テープ4のバーコード9を読み取る。
【0040】測長ローラ28は、搬送中の遮光紙付きフ
イルムストリップ6に従動して回転しているから、フイ
ルムストリップ6が一定の長さだけ搬送される毎に搬送
パルスが発生し、搬送カウンタ46のカウント値が1ず
つインクリメントされる。また、CPU40は、回転カ
ウンタ56による回転パルスのカウントを停止する。
【0041】CPU40は、写し込みモードになってい
るか否かを判別し、写し込みモードになっている場合に
は、バーコード9の読取が終了した直後に、搬送パルス
に同期させながら、文字データをRAM40から読み出
して、発光素子アレイ16の各発光素子16a〜16o
の発光を制御する。この場合、写し込まれる文字が漢字
であるから、図5(B)に示すように、15個の発光素
子16a〜16oの全てが発光対象となる。各発光素子
16a〜16oから放出された各光点は光学系15によ
って縮小してフイルムストリップ6の縁部に結像され、
図5(A)及び図6に示すように、撮影者の名前を表す
文字「太郎」がリーダ部6aに写し込まれる。なお、
(B)において、発光対象とする各発光素子16a〜1
6oは黒点状に塗りつぶして示す。
【0042】CPU40は、搬送カウンタ46のカウン
ト値を監視し、このカウント値が所定の値になると、搬
送モータ48を停止させ、遮光付きフイルムストリップ
6の搬送を停止する。この値は、例えばフォトセンサ3
8と測長ローラ28との間隔に相当する遮光紙付きフイ
ルムストリップ6の長さに対応した搬送パルスの個数に
なっており、フイルムストリップ6の最初に露光される
部分、すなわち第1コマ目がアパーチャー26の背後に
セットされる。
【0043】CPU40は、バーコード9の読取データ
から、装填されたブローニーフイルム3が120標準タ
イプのサイズであるか、220タイプであるかの識別
と、フイルム感度及びフイルム種類の識別とを行う。
【0044】ファーストフレームセット後に、レリーズ
ボタンを全押し位置に押圧操作すると、CPU40は、
レリーズボタンが半押し位置まで押し込まれた段階で、
AF部61を作動する。これにより被写体までの距離に
応じて撮影レンズ2が駆動され、フォーカシングが行わ
れる。また、測光部60による測光が行われ、この測光
結果とフイルム感度とを基にして、CPU40は、被写
体に対する最適な絞り値と、シャッタ速度とを求め、こ
れらを露光部62にセットする。そして、レリーズボタ
ンが全押し位置まで押し込まれた瞬間に露光部62を作
動する。これにより、セットされた絞り値とシャッタ速
度に応じた最適な露光量でフイルムストリップ6の第1
コマ目に対する撮影が行われる。
【0045】露光が完了すると露光完了信号が露光部6
2からCPU40に送られる。これにより、CPU40
は、まず搬送カウンタ46のカウント値を「0」にリセ
ットしてから,搬送カウンタ46を作動させる。また、
搬送モータ48を駆動して、スプール5によるフイルム
ストリップ6の巻き取りを開始する。
【0046】1コマ送りでは、CPU40は、写し込み
モードになっているか否かを判別する。写し込みモード
になっている場合には、CPU40は、搬送カウンタ4
6のカウント値が所定値に達すると、搬送パルスに同期
させながら、撮影に用いられた絞りとシャッター速度の
文字データをRAM40から読み出して、発光素子アレ
イ35の各発光素子35a〜35oの発光を制御する。
この場合、例えば写し込まれる文字が撮影データである
から、図7(B)に示すように、発光素子35a〜35
oのうち中央部の7個の発光素子35e〜35kが発光
対象となる。
【0047】各発光素子35e〜35kから放出された
各光点は光学系33によって縮小してフイルムストリッ
プ6の縁部に結像され、図6及び図7(A)に示すよう
に、撮影データである絞り「F5.6」とシャッター速
度「1/125」が写し込まれる。なお、(B)におい
て、発光対象とする各発光素子35e〜35kは黒点状
に塗りつぶし、他の発光素子35a〜35d,35l〜
35oは白抜きで示す。
【0048】CPU40は、フイルムストリップ6が一
定の長さだけ搬送される毎にインクリメントされる搬送
カウンタ46のカウント値を監視し、このカウント値が
所定値になった時点で、フォトセンサ38を用いてフイ
ルムストリップ6の有無を調べてから、搬送モータ48
を停止させる。前記所定値は、1コマ分のフイルムスト
リップ6の長さに対応した搬送パルスの個数と同じか僅
かに大きな値にされているため、1コマ分のフイルムス
トリップ6がスプール5に巻き取られ、第2コマ目がア
パーチャー26の背後に達した時点でフイルムストリッ
プ6の搬送が停止される。搬送モータ48の停止後、C
PU40は、残数カウンタ63のカウント値が「1」だ
けデクリントされる。以下同様に、第2コマ目以降の撮
影が行われ、各撮影コマの1コマ給送毎に、撮影データ
がフイルムストリップ6の縁に写し込まれる。
【0049】上記実施形態では、フイルムストリップ6
の縁に写し込む文字情報は、中央の7個の発光素子35
e〜35kを用いたアルファベットと数字であったが、
本発明はこれに限定されないのは勿論である。例えば、
リーダ部6aに写し込んだ撮影者の同じ名前を15個の
発光素子35a〜35oの全てを用いて写し込んでもよ
い。
【0050】また、図8に示すように、発光素子35a
〜35oのうち中心の発光素子35hのみを用いずに、
上下の各7個ずつの発光素子35a〜35gと発光素子
35i〜35oを用いて、小さなサイズのアルファベッ
トと数字からなる文字「F5.6 1/125」,文字
「ABCD」を上下二段に写し込むようにしてもよい。
この場合、文字「F5.6 1/125」と文字「AB
CD」との間には、1ドット分の隙間が開いているか
ら、各文字が読み取りやすい。
【0051】なお、リーダ6aに写し込む文字も、撮影
者の名前に限らず、タイトルやユーザーのトレードマー
ク等やこれらを組み合わせたものでもよく、これらを発
光素子15a〜15oの全てや一部を用いて自在に写し
込むことができる。
【0052】図7,図8に示す各種の文字を写し込むに
は、情報入力パネル11に、文字入力機能の他、文字の
大小,一段か二段かの別,小文字で一段の場合の写し込
み位置(上中下)の各指定機能を設けておけばよい。C
PU39は、情報入力パネル11から入力された文字デ
ータと指定データとによって、写し込む文字のサイズや
位置を変更する。
【0053】以上説明した実施形態では、ユーザーID
情報である撮影者の名前をリーダ部6aに写し込んだ
が、図9に示すように、撮影コマ6bの中に写し込むよ
うにしてもよい。この場合、最初の1コマだけでも、ま
た全ての撮影コマに写し込むこともできる。
【0054】また、上記実施形態では、各発光素子をフ
イルム給送方向と直交する方向に対してライン状に配列
した発光素子アレイを用いたが、本発明はこれに限定さ
れることなく、フイルム給送方向と直交する方向に対し
て各発光素子のそれぞれの位置が異なっていれば、例え
ば各発光素子が少しずつフイルム給送方向にずれてフイ
ルム給送方向と直交する方向に対して斜めに配列された
発光素子アレイも用いることができる。この場合には、
各発光素子は、フイルム給送方向のずれ分だけそれぞれ
遅延して駆動される。
【0055】また、上記実施形態では、発光素子アレイ
を構成する発光素子が15個の例であったが、本発明は
これに限定されず、14個以上であれば、任意の個数を
採用できる。この発光素子の数が多くなれば、記録でき
る情報の解像度が高くなるから、文字情報だけではな
く、例えばイラストや写真等も記録できる。また、上記
実施形態では、2個の発光素子アレイ16,35を両方
とも15個の発光素子を用いたものとしたが、本発明は
これに限定されず、例えば一方の発光素子アレイ16に
16個以上の発光素子を用いたものや、発光素子アレイ
35と種類が異なったもの(大きさや発光色)を採用し
てもよい。
【0056】上記実施形態では、フイルムストリップ6
の縁に写し込まれる情報は単色であったが、図10に示
すように、R,G,Bの色光をそれぞれ発光する3つの
発光素子アレイ66,67,68を並列した発光素子ブ
ロック69を用いて、フルカラーで情報を写し込むこと
もできる。
【0057】この場合には、図11に示すように、フイ
ルムストリップ6との間に光学系70を設ける。この光
学系70は、発光素子アレイ66〜68から放出される
光点を、カメラの上方から見て一点に、かつカメラの側
方からみて発光素子アレイ66〜68と平行な直線状に
縮小して結像させる。なお、このような光学系70を用
いずに、発光素子アレイ66〜68から放出される光点
をそれぞれ平行にフイルムストリップ6の面に結像させ
る別の光学系を用いることもできる。この場合には、発
光素子アレイ66〜68の各間隔分だけ、例えば発光素
子アレイ67の駆動を発光素子アレイ68より遅延さ
せ、更に発光素子アレイ66の駆動を発光素子アレイ6
7より遅延させればよい。なお、並列する発光素子アレ
イは、3つに限らず、4つ以上にしてもよい。
【0058】上記実施形態では、情報入力パネルによっ
て写し込む文字情報を入力したが、本発明はこれに限定
されず、図12に示すように、例えばパーソナルコンピ
ュータ72を用いてメモリカード73に写し込む文字情
報を記憶させるとともに、上記実施形態と同様の構成を
有するカメラ74にメモリスロット75を設け、これに
メモリカード73を挿入することによってメモリカード
73から文字情報を入力できる。また,データ転送ケー
ブル76を用いてパーソナルコンピュータ72とカメラ
74とを直接に接続し、パーソナルコンピュータ72か
らカメラ74に文字情報を転送してもよい。この場合に
は、カメラ74側にデータ転送ケーブル76を接続する
インターフェース(USB等)を設けておく。また、パ
ーソナルコンピュータ72の赤外線インターフェース7
7から携帯電話78に文字情報を転送し、これをIrD
A中継器79を経由してカメラ74の赤外線インターフ
ェース80に文字情報を転送してもよい。
【0059】また、アパーチャーのフォーマットとし
て、6×4.5cmを用いたが、本発明はこれに限定さ
れないのは勿論で、6×6cm,6×7cm,6×8c
m,6×9cm等の任意のサイズを用いることができ
る。また、上記実施形態は、ブローニーカメラであった
が、本発明はこれに限定されず、例えば135フイルム
やIX240フイルムを用いるコンパクトカメラ等でも
よい。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明のカメラによれ
ば、フイルム給送方向と直交する方向に14個以上の発
光素子をそれぞれの位置が異なるように配列した発光素
子列を用い、光学系によって各発光素子から発光される
光点を少なくとも写真フイルムのリーダ部及び/又は撮
影コマ内に写し込むので、従来の7個の発光素子を用い
たものでは不可能であった漢字等の複雑な文字からなる
ユーザーID情報やタイトルを写真フイルムに明瞭に写
し込むことができる。
【0061】また、14個以上の発光素子からなる発光
素子列を用いた第1,第2情報写し込み手段を設け、写
真フイルムのリーダ部及び/又は撮影コマ内と写真フイ
ルムの縁部とに文字等の情報を写し込むようにしたの
で、ユーザーID情報やタイトルを写真フイルムに明瞭
に写し込むことができるとともに、写真原稿がインター
ネットを介して遠隔地に配信されても、元の写真フイル
ムにはユーザーID情報等が明瞭に写し込まれており、
撮影者が明確に分かるから、写真原稿の著作権保護に寄
与できる。
【0062】また、前記光学系の中、少なくとも前記第
2情報写し込み手段の光学系は、前記発光素子列の各発
光素子から発光される光点を縮小して写真フイルムの乳
剤面に結像させるから,各発光素子に特に微小なものを
用いることなく、シャープな文字を写真フイルムに写し
込むことができるとともに、コスト面でも有利である。
また、前記光学系の中、少なくとも前記第1情報写し込
み手段の光学系は、前記発光素子列の各発光素子から発
光される光点を拡大して写真フイルムの乳剤面に結像さ
せるから、文字の視認性が格段に向上する。
【0063】また、前記第1情報写し込み手段は、未使
用の写真フイルムを装填する毎に少なくとも写真フイル
ムのリーダ部に文字等の情報を写し込むから、写真フイ
ルムの管理や著作権保護に寄与できる。また、それぞれ
が発光する光色が異なる発光素子列を3個以上並列して
設けたので、フルカラーの情報を写真フイルムの乳剤面
に写し込むことができる。また、写真フイルムに写し込
む文字の大きさやレイアウト等に応じて、駆動する発光
素子の数や位置を変更するので、漢字に限らず、アルフ
ァベットや数字を大きく写し込んだり、小さく二段に写
し込んだり、種々の文字等の情報を自在に写し込むこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I断面図である。
【図2】カメラの裏蓋を開けた背面側を示す説明図であ
る。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図5】フイルムストリップのリーダ部に漢字を写し込
む例を示す説明図である。
【図6】リーダ部に撮影者の名前(漢字),フイルムス
トリップの縁部に撮影データ(アルファベットと数字)
を写し込んだフイルムストリップの一例を示す説明図で
ある。
【図7】中間の7個の発光素子を用いて小さな文字をフ
イルムストリップの縁部中央部に写し込む例を示す説明
図である。
【図8】中間の1個を除いて上下7個ずつの発光素子を
用いて二段に小さな文字を写し込む例を示す説明図であ
る。
【図9】撮影コマ内に撮影者の名前,フイルムストリッ
プの縁部に撮影データを写し込んだフイルムストリップ
の一例を示す説明図である。
【図10】フルカラーで情報を写し込める発光素子アレ
イの例を示す説明図である。
【図11】図13に示す発光素子アレイを用いてフイル
ムストリップに各光点を結像させる光学系の例を示す説
明図である。
【図12】文字情報をカメラに入力する種々の方法を示
す説明図である。
【符号の説明】
3 ブローニーフイルム 6 フイルムストリップ 6a リーダ部 6b 撮影コマ 8 フイルム通路 11 情報入力パネル 12 液晶パネル 14,31 開口 15,33 光学系 16,35,66〜68 発光素子アレイ 16a〜16o,35a〜35o 発光素子 26 アパーチャー 28 測長ローラ 39 CPU 69 発光素子ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徳次 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 佐々木 弥 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 後 成明 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 大村 紘 埼玉県朝霞市泉水3−13−45 富士写真フ イルム株式会社内 Fターム(参考) 2H103 AA38 BB04 BB23 CA14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の写真フイルムをフイルム通路に形
    成されたアパーチャーに給送して1コマ毎に露光を行う
    カメラにおいて、 少なくとも写真フイルムのリーダ部及び/又は撮影コマ
    内に文字等の情報を写真フイルムの乳剤面側から写し込
    む情報写し込み手段を設け、この情報写し込み手段は、
    14個以上の発光素子がフイルム給送方向と直交する方
    向に対してそれぞれの位置が異なるように配列された発
    光素子列と、この発光素子列の各発光素子から発光され
    る光点を写真フイルムの乳剤面に結像させる光学系と、
    前記発光素子列の各発光素子をフイルム給送に同期して
    それぞれ点滅制御する制御部とからなることを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 帯状の写真フイルムをフイルム通路に形
    成されたアパーチャーに給送して1コマ毎に露光を行う
    カメラにおいて、 写真フイルムのリーダ部及び/又は撮影コマ内に文字等
    の情報を写真フイルムの乳剤面側から写し込む第1情報
    写し込み手段と、各撮影コマと写真フイルムの縁端との
    間に文字等の情報を写真フイルムの乳剤面側から各撮影
    コマ毎に写し込む第2情報写し込み手段とを設け、前記
    第1,第2情報写し込み手段の各々は、14個以上の発
    光素子がフイルム給送方向と直交する方向に対してそれ
    ぞれの位置が異なるように配列された発光素子列と、こ
    の発光素子列の各発光素子から発光される光点を写真フ
    イルムの乳剤面に結像させる光学系と、前記発光素子列
    の各発光素子をフイルム給送に同期してそれぞれ点滅制
    御する制御部とからなることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記光学系の中、少なくとも前記第2情
    報写し込み手段の光学系は、前記発光素子列の各発光素
    子から発光される光点を縮小して写真フイルムの乳剤面
    に結像させることを特徴とする請求項1または2記載の
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記光学系の中、少なくとも前記第1情
    報写し込み手段の光学系は、前記発光素子列の各発光素
    子から発光される光点を拡大して写真フイルムの乳剤面
    に結像させることを特徴とする請求項1または2記載の
    カメラ。
  5. 【請求項5】 前記第1情報写し込み手段は、未使用の
    写真フイルムを装填する毎に少なくとも写真フイルムの
    リーダ部に文字等の情報を写し込むことを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記発光素子列を3個以上並列して設
    け、各発光素子列毎に発光する光色が異なるようにし、
    フルカラーの情報を写真フイルムの乳剤面に写し込むこ
    とを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のカメ
    ラ。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、写真フイルムに写し込む
    文字の大きさやレイアウト等に応じて、駆動する発光素
    子の数や位置を変更することを特徴とする請求項1ない
    し6いずれか記載のカメラ。
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