JP2002006200A - 光学装置及びカメラ - Google Patents

光学装置及びカメラ

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JP2002006200A
JP2002006200A JP2000187227A JP2000187227A JP2002006200A JP 2002006200 A JP2002006200 A JP 2002006200A JP 2000187227 A JP2000187227 A JP 2000187227A JP 2000187227 A JP2000187227 A JP 2000187227A JP 2002006200 A JP2002006200 A JP 2002006200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学装置の小型化に寄与しかつ最大透過率の
優れた、電気毛管現象を利用した光学素子を低消費電力
で駆動し、所望の光学特性を得る。 【解決手段】 導電性または有極性の第1の液体及び該
第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、
それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉
し、該容器に設けられた電極に対する電圧の印加による
界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子
101と、該光学素子へ電圧を印加する給電手段144
と、光学装置に電源がオンされることにより、前記給電
手段による前記光学素子への電圧印加を可能な状態に
し、光学装置での一連の動作が終了することにより、前
記給電手段による前記光学素子への電圧印加を不能な状
態にする制御手段142とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電性または有極
性の第1の液体及び該第1の液体と互いに混合すること
のない第2の液体を、それらの界面が所定の形状をなし
た状態で容器内に密閉し、該容器に設けられた電極に対
する電圧の印加による界面形状の変化によって光学的特
性が変化する、いわゆる電気毛管現象(エレクトロウェ
ッティング)を利用した光学素子を有する光学装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】スチルカメラ、ビデオカメラ等の光学装
置に組み込まれている光学系のうち、焦点距離を変えら
れるものにおいて、その殆どが光学系を構成するレンズ
(もしくはレンズ群)の一部を機械的に光軸方向に移動
させることにより、光学系全体の焦点距離を変更してい
る。
【0003】例えば特登録第2633079号では、ズ
ーミングにより光軸方向に移動する1群レンズと、該1
群レンズの移動の際に前記光軸方向に移動する1群鏡筒
と、該1群鏡筒の移動により前記光軸方向に移動するカ
ム筒とを有するズームレンズ鏡筒において、前記1群鏡
筒が固定筒の外径側に嵌合し、前記カム筒が前記固定筒
の内径側に嵌合し、前記カム筒の前側の部分が前記1群
鏡筒の内径側に嵌合するようにした構成であって、前記
カム筒を光軸方向に移動させることで、前記1群レンズ
を移動させてズーミング動作を行うようにしている。
【0004】また、実際のズーミング動作は、光学装置
に設けられているズームスイッチ等の操作部材を操作す
る事によって行われ、その制御方法も公知のものが有
る。例えば特開平8−262305号においては、ズー
ムスイッチ等の電気的変量の値によってレンズシステム
の変倍速度を制御している。
【0005】このように、機械的にレンズ(もしくはレ
ンズ群)を光軸方向に移動させて焦点距離を変更する場
合、光学装置の機械的構造が複雑になるという不具合を
有している。この不具合を解決するために、レンズその
ものに変化を与える事によって焦点距離を可変にするも
のが有る。
【0006】例えば特開平11−84817号では、高
分子分散液晶層を有した可変焦点レンズにおいて、液晶
層に印加する電界の強さを変化させ、液晶分子の方向が
変わる事で可変焦点レンズの屈折率を段階的もしくは連
続的に変える事が出来る可変焦点レンズが公開されてい
る。これによると、電気エネルギーを直接レンズの屈折
率変化に用いる事が出来るため、レンズを機械的に移動
させる事無く可変焦点にする事が可能となる。しかし、
一対の透明電極間に高分子分散液晶層が設けられている
ことから、最大透過率が低くなるといった欠点を有して
いた。
【0007】これに対し、電気毛管現象(エレクトロウ
ェッティング)を用いた可変焦点レンズが、WO99/
18456にて開示されているが、この技術を用いる
と、電気エネルギーを直接レンズの形状変化に用いるこ
とができるため、レンズを機械的に移動させること無く
可変焦点にする事が可能となると共に、この電気毛管現
象を用いたレンズは実質上透明であり、最大透過率が9
0%以上である利点を有する。従って、本願出願人は、
この電気毛管現象を用いた光学素子をカメラ等の光学装
置に組み込むことにより、光学特性の優れた、小型の光
学装置の実現を考えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このW
O99/18456には、光学パワーを可変とする技術
については開示されているが、光学装置に組込まれた時
の駆動シーケンスに関する技術については一切開示され
ていない。更に詳述すると、上記の様に電気毛管現象を
用いた光学素子は電気エネルギーを直接レンズの形状変
化に用いる構造である為、カメラ等の電源の限られた装
置に適用する際には、省電化を考慮した駆動シーケンス
とすることが重要であるが、これについての開示はな
く、本願出願人はこの点を考慮した光学装置を新たに考
えている。
【0009】(発明の目的)本発明の第1の目的は、光
学装置の小型化に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気
毛管現象を利用した光学素子を低消費電力で駆動し、所
望の光学特性を得ることのできる光学装置を提供しよう
とするものである。
【0010】本発明の第2の目的は、光学装置の小型化
に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気毛管現象を利用
した光学素子を、該光学装置の使用状況や使用者の意図
を反映しつつ低消費電力で駆動することのできる光学装
置を提供しようとするものである。
【0011】本発明の第3の目的は、光学装置の小型化
に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気毛管現象を利用
した光学素子を、煩雑な操作をすることなく所望の状態
に素早く設定できるようにすると共に、これによる節電
効果を得ることのできる光学装置を提供しようとするも
のである。
【0012】本発明の第4の目的は、カメラの小型化に
寄与しかつ最大透過率の優れた、電気毛管現象を利用し
た光学素子を、該カメラの使用状況や使用者の意図を反
映しつつ低消費電力で駆動することのできるカメラを提
供しようとするものである。
【0013】本発明の第5の目的は、カメラの小型化に
寄与しかつ最大透過率の優れた、電気毛管現象を利用し
た光学素子を、煩雑な操作をすることなく所望の状態に
素早く設定できるようにすると共に、これによる節電効
果を得ることのできるカメラを提供しようとするもので
ある。
【0014】本発明の第6の目的は、カメラの小型化に
寄与しかつ最大透過率の優れた、電気毛管現象を利用し
た光学素子を低消費電力で駆動し、所望の光学特性を得
ることのできるカメラを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、導電性または有極
性の第1の液体及び該第1の液体と互いに混合すること
のない第2の液体を、それらの界面が所定の形状をなし
た状態で容器内に密閉し、該容器に設けられた電極に対
する電圧の印加による界面形状の変化によって光学的特
性が変化する光学素子を有する光学装置であって、前記
光学素子へ電圧を印加する給電手段と、光学装置に電源
がオンされることにより、前記給電手段による前記光学
素子への電圧印加を可能な状態にし、光学装置での一連
の動作が終了することにより、前記給電手段による前記
光学素子への電圧印加を不能な状態にする制御手段とを
有する光学装置とするものである。
【0016】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、導電性または有極性の第1の
液体及び該第1の液体と互いに混合することのない第2
の液体を、それらの界面が所定の形状をなした状態で容
器内に密閉し、該容器に設けられた電極に対する電圧の
印加による界面形状の変化によって光学的特性が変化す
る光学素子を有する光学装置であって、前記光学素子へ
電圧を印加する給電手段と、前記光学素子の光学的特性
を所望の状態に変化させる為に前記給電手段による前記
光学素子への電圧状態を可変する為の操作部材と、該操
作部材の操作量に応じて前記給電手段による前記光学素
子への印加電圧を制御する制御手段とを有し、前記制御
手段は、前記光学素子への電圧印加から所定時間、前記
操作部材の操作が無い場合、前記光学素子への電圧印加
を禁止する光学装置とするものである。
【0017】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3に記載の発明は、導電性または有極性の第1の
液体及び該第1の液体と互いに混合することのない第2
の液体を、それらの界面が所定の形状をなした状態で容
器内に密閉し、該容器に設けられた電極に対する電圧の
印加による界面形状の変化によって光学的特性が変化す
る光学素子を有する光学装置であって、前記光学素子へ
電圧を印加する給電手段と、該給電手段による前記光学
素子への印加電圧を制御する制御手段と、光学装置の電
源がオフされる直前の前記光学素子への印加電圧を記憶
する記憶手段とを有し、前記制御手段は、前記電源がオ
ンされた場合、前記記憶手段の記憶値に基づいて前記光
学素子への印加電圧を設定する光学装置とするものであ
る。
【0018】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項7に記載の発明は、第1の液体及び該第1の液体
と互いに混合することのない第2の液体が、それらの界
面が所定の形状にて容器内に密閉されるとともに、前記
第1の液体への電圧印加により、前記界面にて形成され
る球面の曲率半径及び高さが前記電圧値に応じた状態と
なるよう変化し、焦点状態が変更される構成の光学素子
を有するカメラにおいて、ズーム操作部材の操作に応じ
て前記電圧値を変更する変更手段と、前記ズーム操作部
材の操作により前記第1の液体への電圧の印加を開始さ
せ、該電圧の前記第1の液体への印加を一連の撮影動作
が完了した時に停止する給電手段とを有するカメラとす
るものである。
【0019】同じく上記第4の目的を達成するために、
請求項8に記載の発明は、第1の液体及び該第1の液体
と互いに混合することのない第2の液体が、それらの界
面が所定の形状にて容器内に密閉されるとともに、前記
第1の液体への電圧印加により、前記界面にて形成され
る形状を前記電圧値に応じた状態となるよう変化し、光
学特性が変更される構成の光学素子を有するカメラにお
いて、操作部材の操作に応じて前記電圧値を変更する変
更手段と、前記操作部材の操作の終了から所定時間内に
撮影開始操作部の操作が行われない時に、前記電圧の印
加を停止し、前記所定時間内に前記撮影開始操作部の操
作が行われた時は、撮影動作が完了した後に前記電圧の
印加を停止する給電手段とを有するカメラとするもので
ある。
【0020】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項12に記載の発明は、第1の液体及び該第1の液
体と互いに混合することのない第2の液体が、それらの
界面が所定の形状で容器内に密閉されるとともに、前記
第1の液体への電圧印加により、前記界面にて形成され
る形状を前記電圧値に応じた状態となるよう変化し、光
学特性が変更する構成の光学素子を有するカメラにおい
て、前記電圧値を変更させる操作部材と、撮影開始の準
備状態において前記第1の液体への電圧の印加を開始さ
せる給電手段と、カメラの電源がオフされる以前におい
て、最終的に前記操作部材にて変更された電圧値に応じ
たデータを記憶する記憶手段とを有し、カメラの電源が
オフされた後オンに移行し次回の撮影開始の準備状態に
おいて前記電圧が印加される際に、前記記憶手段に記憶
されたデータに応じた電圧値を印加するカメラとするも
のである。
【0021】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項14に記載の発明は、第1の液体及び該第1の液
体と互いに混合することのない第2の液体が、それらの
界面が所定の形状にて容器内に密閉されるとともに、第
1の液体への電圧印加により、前記界面にて形成される
球面の曲率半径及び高さが前記電圧値に応じた状態とな
るよう変化し、光透過率を変更する構成の光学素子を有
するカメラにおいて、前記光学素子を撮影光路内に配
し、これを光量制御素子として採用するとともに、輝度
値に応じて前記電圧値を制御する制御手段を有するカメ
ラとするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0023】(実施の第1の形態)図1〜図4は本発明
の実施の第1の形態に係わる図であり、まず、図1の光
学素子の構成を示す断面図を用いて、その構成と作成方
法について説明する。
【0024】同図において、101は光学素子全体を示
し、102は中央に凹部を設けた透明アクリル製の透明
基板である。該透明基板102の上面には、酸化インジ
ウムスズ製の透明電極(ITO)103がスパッタリン
グで形成され、その上面には透明アクリル製の絶縁層1
04が密着して設けられる。絶縁層104は、前記透明
電極103の中央にレプリカ樹脂を滴下し、ガラス板で
押しつけて表面を平滑にした後、UV照射を行い、硬化
させて形成する。絶縁層104の上面には、遮光性を有
した円筒型の容器105が接着固定され、その上面には
透明アクリル製のカバー板106が接着固定され、更に
その上面には中央部に直径D3の開口を有した絞り板1
07が配置される。
【0025】以上の構成において、絶縁層104,容器
105及び上カバー106で囲まれた所定体積の密閉空
間、すなわち液室を有した筐体が形成される。そして液
室の壁面には、以下に示す表面処理が施される。
【0026】まず、絶縁層104の中央上面には、直径
D1の範囲内に撥水処理剤が塗布され、撥水膜111が
形成される。撥水処理剤は、フッ素化合物等が好適であ
る。また、絶縁層104上面の直径D1より外側の範囲
には、親水処理剤が塗布され、親水膜112が形成され
る。親水処理剤は、界面活性剤、親水性ポリマー等が好
適である。一方、カバー板106の下面には、直径D2
の範囲内に親水処理が施され、前記親水膜112と同様
の性質を有した親水膜113が形成される。
【0027】そして、これまでに説明したすべての構成
部材は、光軸123に対して回転対称形状をしている。
更に、容器105の一部には孔が開けられ、ここに棒状
電極125が挿入され、接着剤で封止されて前記液室の
密閉性を維持している。そして透明電極103と棒状電
極125には給電手段126が接続され、スイッチ12
7の操作で両電極間に所定の電圧が印加可能になってい
る。
【0028】以上の構成の液室には、以下に示す2種類
の液体が充填される。
【0029】まず、絶縁層104上の撥水膜111の上
には、第2の液体122が所定量だけ滴下される。第2
の液体122は無色透明で、比重1.06、室温での屈折率
1.49のシリコーンオイルが用いられる。一方、液室内の
残りの空間には、導電性又は有極性の第1の液体121
が充填される。第1の液体121は、水とエチルアルコ
ールが所定比率で混合され、更に所定量の食塩が加えら
れた、比重1.06、室温での屈折率1.38の電解液である。
すなわち、第1及び第2の液体は、比重が等しく、かつ
互いに不溶の液体が選定される。そこで両液体は界面1
24を形成し、混じりあわずに各々が独立して存在す
る。
【0030】次に、前記界面124の形状について説明
する。
【0031】まず、第1の液体121に電圧が印加され
ていない場合、界面124の形状は、両液体間の界面張
力、第1の液体121と絶縁層104上の撥水膜111
あるいは親水膜112との界面張力、第2の液体122
と絶縁層104上の撥水膜111あるいは親水膜112
との界面張力、及び、第2の液体122の体積で決ま
る。この実施の形態においては、第2の液体122の材
料であるシリコーンオイルと、撥水膜111との界面張
力が相対的に小さくなるように材料選定されている。す
なわち、両材料間の濡れ性が高いため、第2の液体12
2が形成するレンズ状液滴の外縁は広がる性向を持ち、
外縁が撥水膜111の塗布領域に一致したところで安定
する。つまり、第2の液体122が形成するレンズ底面
の直径A1は、撥水膜111の直径D1に等しい。一方
両液体の比重は前述のごとく等しいため、重力は作用し
ない。そこで界面124は球面になり、その曲率半径及
び高さh1は第2の液体122の体積により決まる。ま
た、第1の液体121の光軸上の厚さはt1になる。
【0032】上記構成において、スイッチ127が閉操
作され、第1の液体121に電圧が印加されると、電気
毛管現象によって第1の液体121と親水膜112との
界面張力が減少し、第1の液体121が親水膜112と
撥水膜111の境界を乗り越えて撥水膜111内に侵入
する。その結果、図2のごとく、第2の液体122が作
るレンズの底面の直径はA1からA2に減少し、高さは
h1からh2に増加する。また、第1の液体121の光
軸上の厚さはt2になる。このように第1の液体121
への電圧印加によって、2種類の液体の界面張力の釣り
合いが変化し、両液体間の界面の形状が変わる。
【0033】ここで、第2の液体122は実質上透明で
ある。すなわち、光強度の低下率は第1の液体121の
光軸上の厚さ(図1のt1あるいは図2のt2)に比例
するため、給電手段126の電圧制御によって界面12
4の形状を自在に変えられる光学素子が実現できる。ま
た、第1及び第2の液体が異なる屈折率を有しているた
め、光学レンズとしてのパワーが付与される事になるか
ら、光学素子101は界面124の形状変化によって可
変焦点レンズとなる。
【0034】図3は、上記の光学素子101を光学装置
141に応用したものである。この実施の形態では、光
学装置141は、静止画像を撮像手段で電気信号に光電
変換し、これをデジタルデータとして記録する、いわゆ
るデジタルスチルカメラを例として説明する。
【0035】図3において、130は複数のレンズ群か
らなる撮影光学系であり、第1レンズ群131、第2レ
ンズ群132、及び光学素子101で構成され、前記第
1レンズ群131の光軸方向の進退で、焦点調節がなさ
れ、前記光学素子101のパワー変化でズーミングがな
される。前記第2レンズ群132は移動しないリレーレ
ンズ群である。そして、第1レンズ群131と第2レン
ズ群132の間に光学素子101が配置され、第1レン
ズ群131と光学素子101との間には、公知の技術に
よって絞り開口径が調整して撮影光束の光量を調整する
絞りユニットが配置されている。
【0036】また、撮影光学系130の焦点位置(予定
結像面)には、撮像手段134が配置される。これは照
射された光エネルギーを電荷に変換する複数の光電変換
部、前記電荷を蓄える電荷蓄積部、及び前記電荷を転送
し、外部に送出する電荷転送部からなる例えば2次元C
CDが光電変換手段として用いられる。
【0037】142は光学装置141全体の動作を制御
する中央演算処理装置(以下CPUと記す)で、RO
M,RAM,EEPROMやA/D変換機能及びD/A
変換機能を有する1チップマイコンである。143はC
PU142や可変焦点レンズを有する光学装置内の各種
回路、アクチュエータに電力を供給する電源である。1
44は光学素子101へ電圧を印加するための給電手段
であり、図1の給電手段126に相当する。この給電手
段144は、CPU142からの制御信号に応じて所望
の電圧を出力する。145は画像信号処理回路であり、
撮像手段135から入力したアナログの画像信号をA/
D変換し、AGC制御,ホワイトバランス,γ補正、エ
ッジ強調等の画像処理を施す。
【0038】151は液晶ディスプレイ等の表示器であ
り、撮像手段134で取得した被写体像や、可変焦点レ
ンズを有する光学装置141の動作状況を表示する。1
52はCPU142をスリープ状態からプログラム実行
状態に起動するメインスイッチである。153はズーム
スイッチであり、撮影者のズームスイッチ操作に応じて
後述する変倍動作を行い、撮影光学系130の焦点距離
を変える。154は上記スイッチ以外の操作スイッチ群
であり、撮影準備スイッチ,撮影開始スイッチ,シャッ
タ秒時等を設定する撮影条件設定スイッチ等で構成され
る。155は焦点検出手段であり、一眼レフカメラに用
いられる位相差検出式の焦点検出手段等が好適である。
156はフォーカス駆動手段であり、第1レンズ群13
1を光軸方向に進退させるアクチュエータとドライバ回
路を含み、前記焦点検出手段155で演算したフォーカ
ス信号に基づいてフォーカス動作を行い、撮影光学系1
30の焦点状態を調節する。157はメモリ手段であ
り、撮影された画像信号を記録する。具体的には、着脱
可能なPCカード型のフラッシュメモリ等が好適であ
る。
【0039】図4は、図3に示した光学装置141が有
するCPU142の制御を示すフローチャートであり、
以下、図3を参照しながら動作説明を行う。
【0040】まず、ステップS101において、メイン
スイッチ152がオン操作されたかどうかを判定し、オ
ン操作されていない時は、そのまま各種スイッチの操作
を待つ待機モードの状態となる。その後、メインスイッ
チ152がオン操作されたと判定すると待機モードを解
除し、ステップS102へと進む。そして、このステッ
プS102において、撮影者による撮影条件の設定を受
け付ける。例えば、露出制御モードの設定(シャッタ優
先AE,プログラムAE等)や画質モード(記録画素数
の大小,画像圧縮率の大小等)、ストロボモード(強制
発光,発光禁止等)等の設定を行う。
【0041】次のステップS103においては、撮影者
によってズームスイッチ153が操作されたか否かを判
定し、オン操作されていない場合はステップS104に
進む。一方、ズームスイッチ153が操作された場合は
ステップS121に移行し、ここではズームスイッチ1
53の操作量(操作方向やオン時間等)を検出し、次の
ステップS122において、その操作量に基づいて対応
する焦点距離変化量を演算する。そして、次のステップ
S123において、その演算結果によって、光学素子1
01への印加電圧量を決定し、続くステップS124に
おいて、給電手段144の出力電圧を制御して光学素子
101に電圧を印加し、ステップS102へ戻る。
【0042】つまり、ズームスイッチ153が操作され
続けている場合は、ステップS102からステップS1
24までを繰り返し実行し、ズームスイッチ153のオ
ン操作が終了した時点でステップS104へと移行す
る。
【0043】ステップS104へ移行すると、ここでは
撮影者によって操作スイッチ群154のうち、撮影準備
スイッチ(図4のフローでは「SW1」と記す)のオン
操作が行われたか否かを判定する。オン操作されていな
い場合はステップS102に戻り、撮影条件設定の受け
付けや、ズームスイッチ153の操作の判定を繰り返
す。一方、撮影準備スイッチがオン操作されたと判定し
たらステップS111へ移行し、ここでは撮像手段13
4及び信号処理回路145を駆動して、プレビュー画像
を取得する。プレビュー画像とは、最終記録用画像の撮
影条件を適切に設定するため、及び撮影者に撮影構図を
把握させるために撮影前に取得する画像の事である。
【0044】次のステップS112においては、上記ス
テップS111にて取得したプレビュー画像の受光レベ
ルを認識する。具体的には、撮像手段134が出力する
画像信号において、最高,最低及び平均の出力信号レベ
ルを演算し、撮像手段134に入射する光量を認識す
る。そして、次のステップS113において、上記ステ
ップS112にて認識した受光量に基づいて、撮影光学
系130内に設けられた絞りユニット133を駆動して
適正光量になるように絞りユニット133の開口径を調
整する。続いてステップS114において、上記ステッ
プS111にて取得したプレビュー画像を表示器151
に表示し、次のステップS115において、焦点検出手
段154を用いて撮影光学系130の焦点状態を検出す
る。続くステップS116においては、フォーカス駆動
手段155により第1レンズ群131を光軸方向に進退
させて合焦動作を行う。その後、ステップS117に進
み、撮影スイッチ(フローでは「SW2」と記す)のオ
ン操作がなされたか否かを判定する。オン操作されてい
ない時はステップS111に戻り、プレビュー画像の取
得からフォーカス駆動までのステップを繰り返し実行す
る。
【0045】以上のごとく、撮影準備動作を繰り返し実
行している最中に、撮影者が撮影スイッチをオン操作す
ると、ステップS117からステップS131にジャン
プする。
【0046】ステップS131においては、撮像を行
う。すなわち、撮像手段134上に結像した被写体像を
光電変換し、光学像の強度に比例した電荷が各受光部近
傍の電荷蓄積部に蓄積される。そして、次のステップS
132において、上記ステップS131にて蓄積された
電荷を電荷転送ラインを介して読み出し、読み出したア
ナログ信号を信号処理回路145に入力させる。続くス
テップS133においては、信号処理回路145に、入
力したアナログ画像信号のA/D変換、AGC制御,ホ
ワイトバランス,γ補正,エッジ強調等の画像処理、さ
らに必要に応じてCPU142内に記憶された画像圧縮
プログラムでJPEG圧縮等を施す処理を行わせる。そ
して、次のステップS134において、上記ステップS
133で得られた画像信号をメモリ156に記録すると
同時に、ステップS135において、一旦プレビュー画
像を消去した後に、上記ステップS133にて得られた
画像信号を表示器151に改めて表示する。その後、ス
テップS136において、給電手段144を制御して光
学素子101への電圧印加をオフして一連の撮影動作が
終了する。
【0047】上記実施の第1の形態によれば、以下の様
な効果を有することになる。
【0048】1)光学素子101への印加電圧を制御す
ることで、光学系を機械的に駆動させる事無く、焦点距
離の制御可能な光学装置を得ることができる。
【0049】2)光学素子101の駆動制御を、光学装
置141の撮影動作と関連付ける事で、実際に光学素子
101を駆動させる時間を短くする事が出来たので、光
学装置の消費電力を低減する事が出来る。
【0050】なお、上記実施の第1の形態では、光学装
置の一例としてデジタルスチルカメラを取り挙げたが、
それ以外のビデオカメラや銀塩カメラ等にも効果を損な
わずに適用できる事は言うまでもない。
【0051】(実施の第2の形態)前述した実施の第1
の形態は、撮影動作終了後、直ちに光学素子への給電を
オフする実施の形態であった。ここでは、光学素子の給
電をオフする時間を撮影者が設定可能である場合を、本
発明の実施の第2の形態として、図5〜図7を用いて以
下に説明する。
【0052】図5は、光学素子101を、実施の第1の
形態と同様にデジタルスチルカメラに相当する光学装置
に応用したものである。上記実施の第1の形態と同様な
ものについては、その説明を省略する。
【0053】図5において、CPU142はその内部に
タイマ146を有している。タイマ146は、後述する
ように設定された時間をカウントするためのものであ
る。光学装置141はメニュースイッチ158を有して
いる。このメニュースイッチ158は、表示器151の
明るさ調整や撮影日時の設定等の諸設定を行うためのも
のであり、その項目の一つに、撮影終了後に光学素子1
01へ給電する時間を設定する項目を有している。また
その設定項目は、例えば撮影終了後直ちに給電をオフす
る設定や、撮影終了してから10秒後に給電をオフする
設定等、少なくとも2種類の設定が出来るものとする。
【0054】図6及び図7は、図5に示した光学装置1
41が有するCPU142の制御を示すフローチャート
であり、以下、図5〜図7を用いて説明する。
【0055】まず、ステップS201において、メイン
スイッチ152がオン操作されたかどうかを判定し、オ
ン操作されていない時は、そのまま各種スイッチの操作
を待つ待機モードの状態となる。その後、メインスイッ
チ152がオン操作されたと判定すると待機モードを解
除し、ステップS202へと進む。そして、このステッ
プS202においては、CPU142に記憶されたタイ
マ146の設定値を確認する。なお、光学装置141を
初めて使用する場合は、CPU142にはある設定値
(例えばカウント値=0)が記憶されている。
【0056】次のステップS203においては、撮影者
による撮影条件の設定を受け付ける。例えば、露出制御
モードの設定(シャッタ優先AE,プログラムAE等)
や画質モード(記録画素数の大小,画像圧縮率の大小
等)、ストロボモード(強制発光,発光禁止等)等の設
定を行う。そして、次のステップS204において、撮
影者によってメニュースイッチ158が操作されたか否
かを判定し、オン操作されていない場合にはステップS
205に進む。また、メニュースイッチ158が操作さ
れた場合は、ステップS210のサブルーチンへと進
む。以下、このサブルーチンについて、図7を用いて説
明する。
【0057】図7のステップS251においては、メニ
ュースイッチ158によってタイマ146のカウント値
がどれに設定されるのかを判定し、次のステップS25
2において、その設定値を既にCPU142に記憶され
ている設定値と置き換えた後に、図6のステップS20
5へ進む。
【0058】なお、メニュースイッチ158によって表
示器151の明るさ調整や撮影日時の設定等も行われる
が、上記と同様なフローであるので、ここではその説明
を省略する。
【0059】図6に戻って、ステップS205におい
て、撮影者によってズームスイッチ153が操作された
か否かを判定し、オン操作されていない場合はステップ
S206に進む。また、ズームスイッチ153が操作さ
れた場合は、ステップS221に移行する。
【0060】ステップS221からステップS224ま
での動作は、上記実施の第1の形態と同様なので、その
説明は省略する。
【0061】次のステップS224において、光学素子
101に電圧を印加し、その後、次のステップS225
において、タイマ146がカウントを開始している場合
にはそのカウント値をリセットし、続くステップS22
6において、改めてタイマ146のカウントをスタート
させてステップS203に戻る。
【0062】つまり、ズームスイッチ153が操作され
続けている場合は、ステップS205からステップS2
26までを繰り返し実行し、ズームスイッチ153のオ
ン操作が終了した時点でステップS206へと移行す
る。即ち、ズーム操作中はタイマのカウントを実質的に
開始させない。
【0063】ステップS206においては、撮影者によ
って操作スイッチ群154のうち、撮影準備スイッチの
オン操作が行われたか否かを判定する。オン操作されて
いない場合はステップS207へ進み、ここでタイマ1
46がカウントをスタートしている場合はそのカウント
値が完了しているか否かを判定し、カウントが完了して
いない場合はステップS203に戻り、撮影条件設定の
受け付けや、メニュースイッチ158やズームスイッチ
153の操作の判定を繰り返す。一方、ステップS20
7にてタイマ146のカウント値が完了している場合は
ステップS208へと進み、タイマ146のカウント値
をリセットした後、ステップS237へと移行する(そ
の後のフローは後述)。
【0064】また、上記ステップS206にて撮影準備
スイッチがオン操作されたと判定した場合はステップS
211へ移行する。
【0065】ステップS211からステップS234ま
では、ステップS217で撮影スイッチのオン操作がな
されている場合は上記実施の第1の形態と同様なのでそ
の説明は省略する。
【0066】次のステップS235へ進むと、ここでは
撮影された画像を表示器151に表示し、次のステップ
S236において、タイマ146のカウント値の設定が
有るかどうかの判定を行う。タイマ146のカウント値
が設定されていない場合はステップS237に進み、給
電手段144を制御して光学素子101への電圧印加を
オフして一連の撮影動作が終了する。
【0067】また、上記ステップS236にてタイマ1
46のカウント値の設定がある場合は再びステップS2
03へと戻る。
【0068】この後、カウント中に各種スイッチの操作
が無い場合は、そのカウント値が完了するまでは、ステ
ップS203→S204→S205→S206→S20
7→S203の各ステップを繰り返すが、カウントが完
了すると、ステップS207からステップS208へ進
み、上記タイマ146のカウント値をリセットしてステ
ップS237へと進み、光学素子101への電圧印加を
オフして一連の撮影動作を終える。なお、上記ステップ
217で撮影スイッチのオン操作がなされていない時は
ステップS207へ進む。この様に構成されるので、光
学素子101への電圧印加はズーム操作が行われてから
設定時間、撮影が行われない時は自動的に中止される。
又設定時間内で撮影動作が行われ、撮影が終了しても、
未だ設定時間が経過していないときは、その後の設定時
間の経過後に電圧印加が中止される。
【0069】上記実施の第2の形態によれば、以下の様
な効果を有することになる。
【0070】1)撮影動作の如何にかかわらず、各種操
作スイッチ群の操作が無い場合は光学素子101への電
圧印加をオフする事が出来るので、光学装置全体の省電
力化が可能となる。
【0071】2)光学素子101への電圧印加時間を撮
影者自ら設定する事が可能なので、撮影状況や撮影者の
意図等を反映した節電動作を行う事が可能となる。
【0072】(実施の第3の形態)前述した実施の第1
及び第2の形態は、光学素子101を、光学装置の撮影
光学系内に組込んだ場合の実施の形態であった。ここで
は、上記以外の光学系内に光学素子を組込んだ例を、本
発明の実施の第3の形態として、図8〜図10を用いて
以下に説明する。
【0073】図8は、光学素子101を光学装置の観測
光学系330内に組込んだ時のものである。上記実施の
第1及び第2の形態と同様なものについてはその説明を
省略する。
【0074】図8において、光学装置141は視度調ス
イッチ159を有している。この視度調スイッチ159
は、レバータイプのものでもボタンタイプのものでも良
く、その操作によってCPU142は給電手段144を
制御して光学素子101への印加電圧を変更する。つま
り、視度調スイッチ159の操作によって光学素子10
1の焦点距離が変わるので、観察像の焦点を撮影者の視
度に合わせる事が出来る。
【0075】330は複数のレンズ群からなる観察光学
系であり、第1レンズ群331,第2レンズ群332,
第3レンズ群333、この光学系の略焦点位置に配置さ
れた視野枠334、及び、光学素子101で構成され、
前記第2レンズ群332の光軸方向の進退でズーミング
が行われる。また、第3レンズ群333は移動しないリ
レーレンズ群である。よって観察者は、光学素子101
を通して焦点位置に結像した観察像を観察する事が出来
る。
【0076】図9及び図10は、図8に示した光学装置
141が有するCPU142の制御を示すフローチャー
トであり、以下、図8〜図10を用いて説明する。
【0077】まず、ステップS301において、メイン
スイッチ152がオン操作されたかどうかを判定し、オ
ン操作されていない時は、そのまま各種スイッチの操作
を待つ待機モードの状態となる。その後、ステップS3
01においてメインスイッチ152がオン操作されたと
判定したら待機モードを解除し、ステップS302へと
進む。そして、このステップS302において、CPU
142に記憶された光学素子101の印加電圧値を確認
する。なお、光学装置141を初めて使用する場合は、
CPU142には印加電圧値=0Vとして設定されてい
る。
【0078】次のステップS303においては、上記ス
テップS302の結果に基づき、CPU142に設定値
が無い場合はステップS304に進む。また、CPU1
42に設定値が有る場合は、ステップS310の「電圧
値セット」のサブルーチンへと進む。以下、このサブル
ーチンについて、図10を用いて説明する。
【0079】図10のステップS351においては、そ
の設定値を呼び出し、次のステップS352において、
その設定値に基づいて光学素子101への印加電圧値を
設定し、その後ステップS353にて、給電手段144
を制御して光学素子101に電圧を印加して元に戻る。
【0080】図9に戻って、ステップS304において
は、撮影者による撮影条件の設定を受付ける。例えば、
露出制御モードの設定(シャッタ優先AE,プログラム
AE等)や画質モード(記録画素数の大小,画像圧縮率
の大小等)、ストロボモード(強制発光,発光禁止等)
等の設定を行う。そして、次のステップS305におい
て、撮影者によって視度調スイッチ159が操作された
か否かを判定し、オン操作されていない場合にはステッ
プS306に進むが、ここで視度調スイッチ159が操
作された場合は、ステップS321へと進む。
【0081】ステップS321においては、視度調スイ
ッチ159の操作量(操作方向やオン時間等)を検出
し、次のステップS322において、その操作量に基づ
いて対応する視度調整量の演算を行う。そして、ステッ
プS323において、その演算結果によって、光学素子
101への印加電圧量を決定し、続くステップS324
において、給電手段144の出力電圧を制御して光学素
子101に電圧を印加し、ステップS304へ戻る。
【0082】つまり、視度調スイッチ159が操作され
続けている場合は、ステップS304からステップS3
24までを繰り返し実行し、視度調スイッチ159のオ
ン操作が終了した時点でステップS306へと移行す
る。
【0083】ステップS306においては、撮影者によ
って操作スイッチ群154のうち、撮影準備スイッチの
オン操作が行われたか否かを判定し、オン操作されてい
ない場合はステップS304に戻り、撮影条件設定の受
け付けや、視度調スイッチ159の操作の判定を繰り返
す。また、ステップS306にて撮影準備スイッチがオ
ン操作されたと判定したらステップS311へ移行す
る。
【0084】ステップS311からステップS334ま
では、上記実施の第1の形態と同様なのでその説明を省
略する。
【0085】次のステップS335においては、撮影さ
れた画像を表示器151に表示し、その後ステップS3
36において、メインスイッチ152がオフ操作された
かどうかの判定を行う。ここでメインスイッチ152が
オフ操作されていない場合はステップS304に移行
し、ステップS304からS335までの一連の撮影動
作を繰り返し行う。
【0086】また、上記ステップS336でメインスイ
ッチ152がオフ操作された場合はステップS337に
進み、CPU142に記憶されている光学素子101へ
の印加電圧値を、メインスイッチ152のオフ操作直前
の印加電圧値に書き換えた後、ステップS338へと進
んで光学素子101への電圧印加をオフして一連の撮影
動作を終える。
【0087】上記実施の第3の形態によれば、光学装置
の使用終了時の直前に光学素子に印加していた電圧値を
記憶する(S337)ようにしているので、次に光学装
置を使用する際には記憶値に基づいて光学素子101に
電圧を印加した状態で使い始める事ができ、光学装置を
使用する度に光学素子の調整を行うという手間が省ける
と共に、その分、節電する事につながる。
【0088】(実施の第4の形態)前述した実施の第1
〜3の形態は、光学素子を、光学装置の各種光学系の焦
点距離変化に応用した場合の実施の形態であった。ここ
では、本出願人によって先願されている、光学フィルタ
として応用した場合を、本発明の実施の第4の形態とし
て、図11〜図14を用いて以下に説明する。
【0089】図11は、本発明の実施の第4の形態に係
る光学素子201の構成を表す断面図及び光学フィルタ
として用いる場合の動作を説明するための図である。図
1に示す光学素子101と同様な構成、すなわち、20
2は透明基板102と、203は透明電極(ITO)1
03と、204は絶縁層104と、205は容器105
と、206はカバー板106と、207は絞り板107
と、211は撥水膜111と、212は親水膜112
と、213は親水膜113と、223は光軸123と、
225は棒状電極125と、226は給電手段126
と、それぞれ対応する。
【0090】光学素子101と光学素子201とで異な
る点、構成は以下の通りである。
【0091】光学素子201の液室には、以下に示す2
種類の液体が充填される。まず、絶縁層204上の撥水
膜211の上には、第2の液体222が所定量だけ滴下
される。第2の液体222は無色透明で、比重0.85、室
温での屈折率1.38のシリコンオイルが用いられる。一
方、液室内の残りの空間には、第1の液体221が充填
される。この第1の液体221は、水とエチルアルコー
ルが所定比率で混合され、更に所定量の食塩が加えられ
た、比重0.85、室温での屈折率1.38の電解液である。更
に第1の液体221には無彩色の水溶性染料、例えばカ
ーボンブラックや、酸化チタン系の材料が加えられる。
すなわち、第1及び第2の液体は、比重と屈折率が等し
く、光線吸収能率が異なり、かつ互いに不溶の液体が選
定される。そこで両液体は界面224を形成し、混じり
あわずに各々が独立して存在する。
【0092】次に、前記界面の形状について説明する。
【0093】まず、第1の液体に電圧が印加されていな
い場合、界面224の形状は、両液体間の界面張力、第
1の液体と絶縁層204上の撥水膜211あるいは親水
膜212との界面張力、第2の液体と絶縁層204上の
撥水膜211あるいは親水膜212との界面張力、及
び、第2の液体の体積で決まる。この実施の形態におい
ては、第2の液体222の材料であるシリコンオイル
と、撥水膜211との界面張力が相対的に小さくなるよ
うに材料選定されている。すなわち、両材料間の濡れ性
が高いため、第2の液体222が形成するレンズ状液滴
の外縁は広がる性向を持ち、外縁が撥水膜211の塗布
領域に一致したところで安定する。つまり、第2の液体
222が形成するレンズ底面の直径A1は、撥水膜21
1の直径D1に等しい。一方、両液体の比重は前述のご
とく等しいため、重力は作用しない。そこで界面224
は球面になり、その曲率半径及び高さh1は第2の液体
222の体積により決まる。また、第1の液体の光軸上
の厚さはt1になる。
【0094】ここで、第2の液体222は実質上透明で
あるが、第1の液体221は添加された光吸収性材料の
ために所定の光線吸収能率を有する。そこで、絞り板2
07の開口から光束を入射させると、該光束が通過する
第1の液体221の光路長に応じた分だけ光線が吸収さ
れ、透明基板202から射出する光束の強度は低下す
る。すなわち、光強度の低下率は第1の液体221の光
軸上の厚さ(図11のt1)に比例するため、給電手段
226の電圧制御によって界面223の形状を変えるこ
とにより、透過光量を自在に変えられる光学素子が実現
できる。また、第1及び第2の液体の屈折率を等しくし
ているため、入射した光束はその方向を変えずに射出光
の強度のみが変えられる。
【0095】図11の(a)〜(c)は光学素子201
を可変NDフィルタとして用いる場合の動作を更に詳し
く説明するための図である。
【0096】図11(a)は、光学素子201に接続さ
れた給電手段226の出力電圧が、ゼロあるいは非常に
低いV1の場合を示す。
【0097】この時の界面224の形状は、第2の液体
222が形成するレンズの底面の直径はA1、高さはh
1である。また、第1の液体221の光軸上の厚さはt
1である。LINは光学素子201の上方から照射され、
絞り207の開口部に入射する光束、LOUT は光学素子
201から射出される光束である。そして、光束LIN
対するLOUT の比が光学素子201の透過率になるが、
第1の液体221の光軸上の厚さt1が大きいため、透
過率は低くなる。また、射出光束LOUT の光量分布は、
光軸からの距離、すなわち入射高が大きいほど光量が少
なくなるが、液体222が形成するレンズ底面の直径A
1に対して、絞り207の開口直径D3を小さくしてい
るので、射出光束LOUT の光量分布は略均一と見なせ
る。
【0098】図11(b)は、給電手段226の出力電
圧が、V1より大きなV2の場合を示す。
【0099】この時、第2の液体222が形成するレン
ズの底面の直径はA2、高さはh2である。また、第1
の液体221の光軸上の厚さは図11(a)のt1より
小さなt2である。そこで光束の透過率は図11(a)
の場合より大きくなる。
【0100】図11(c)は、給電手段226の出力電
圧が、V2より更に大きなV3の場合を示す。
【0101】この時、第2の液体222が形成するレン
ズの底面の直径はA3に縮まり、界面224の頂上はカ
バー板206の下面に形成された親水膜213に接触し
て平坦となる。そして、この平坦部の直径は絞り207
の開口部の直径D3に等しいか、D3より大きい。その
結果、第1の液体221の光軸上の厚さはゼロになるた
め、透過率は図11(b)の場合より更に大きくなる。
その後、給電手段226の出力電圧を更に上昇させて
も、絞り207の開口部内側の界面224の形状は変わ
らないため、該光学素子を可変NDフィルタとして用い
た場合の透過率は一定のままである。この時の透過率
は、透明基板202,透明電極203,絶縁層204,
撥水膜211,第2の液体222,親水膜213,カバ
ー板206の透過率の積で表わされる。
【0102】なお、図11(c)の状態から給電手段2
26の印加電圧をV1に戻すと、両液体の界面張力が元
に戻る。この時、第1の液体221と親水膜213との
濡れ性は良く、第2の液体222と親水膜213との濡
れ性は悪いため、第2の液体222は親水膜213から
離れて図11(a)の状態に復帰する。すなわち、当光
学素子の界面224の形状変化は、印加電圧の変化に対
して可逆である。
【0103】図12は、光学素子201に印加される電
圧に対する該光学素子201の光線透過率の関係を表わ
したものであり、印加電圧の増加に伴い、透過率も上昇
し、印加電圧がV3に達したところで透過率は飽和す
る。
【0104】図13は、上記光学素子201を光学装置
に応用したものである。この実施の形態では、上記実施
の第2の形態と同様に、光学装置141は静止画像を撮
像手段で電気信号に光電変換し、これをデジタルデータ
として記録する、いわゆるデジタルスチルカメラを例と
して説明する。なお、実施の第2の形態と同様なものに
ついては、その詳細な説明は省略する。
【0105】430は複数のレンズ群からなる撮影光学
系であり、第1レンズ群431,第2レンズ群432,
第3レンズ群433で構成され、前記第1レンズ群43
1の光軸方向の進退で、焦点調節がなされ、前記第2レ
ンズ群432の光軸方向の進退で、ズーミングがなされ
る。前記第3レンズ群433は移動しないリレーレンズ
群である。そして、第2レンズ群432と第3レンズ群
433の間に光学素子201が配置される。撮影光学系
430の焦点位置(予定結像面)には、撮像手段134が
配置される。
【0106】次に、この実施の第4の形態における光学
素子201の作用を説明する。
【0107】自然界に存在する被写体の輝度のダイナミ
ックレンジは非常に大きく、これを所定範囲に収めるた
めに、通常は撮影光学系内部に機械式絞り機構を有し、
撮影光束の光量を調節している。しかしながら、機械式
絞り機構は小さくする事が困難であり、かつ絞り開口部
が小さい小絞り状態では、絞り羽根端面による光線の回
折現象で、被写体像の解像力が低下する。
【0108】そこで、この実施の第4の形態では、光学
素子201を前記機械式絞り機構を代用する可変NDフ
ィルタとして用いることで、上記欠点を生ずること無
く、撮影光学系を通過する光量を適切に調節することを
可能にする。
【0109】図14は、図13に示した光学装置141
が有するCPU142の制御を示すフローチャートであ
り、以下、図13及び図14を用いて説明する。なお、
上記実施の第2の形態と同様な制御部分についてはその
詳細な説明を省略する。
【0110】まず、ステップS401において、撮影者
によりメインスイッチ152がオン操作されたか否かを
判定し、オン操作されていない時はステップS401に
留まる。一方、メインスイッチ152がオン操作された
と判定したら、CPU142はスリープ状態から脱して
ステップS402以降を実行する。
【0111】ステップS402においては、CPU14
2に記憶されたタイマ146の設定値を確認する。そし
て、次のステップS403において、撮影者による撮影
条件の設定を受け付け、続くステップS404におい
て、撮影者によってメニュースイッチ158がオン操作
されたか否かを判定し、オン操作されていない場合はス
テップS405に進む。ここでメニュースイッチ158
が操作された場合には、ステップS410(ステップS
210と同様)のサブフローへと進む。
【0112】ステップS405へ進むと、ここでは撮影
者による撮影準備スイッチのオン操作がなされたか否か
を判定し、オン操作されていない時はステップS406
へ進み、タイマ146がカウントをスタートしている場
合はそのカウント値が完了しているか否かを判定し、カ
ウントが完了していない場合はステップS403に戻
り、撮影条件設定の受け付けやメニュースイッチ158
の操作の判定を繰り返す。一方、上記ステップS406
にてタイマ146のカウント値が完了していると判定さ
れた場合はステップS407へと進み、タイマ146の
カウント値をリセットし、その後、ステップS437へ
と移行する。
【0113】また、上記ステップS405において、撮
影準備スイッチがオン操作されたと判定されたらステッ
プS411へ移行する。
【0114】ステップS411及びステップS412
は、上記実施の第2の形態と同様なので、その説明を省
略する。
【0115】次のステップS413へ進むと、ここでは
上記ステップS412にて判定した受光量が適正か否か
を判定する。そして、このステップで適正と認識したら
ステップS414に進む。
【0116】一方、上記ステップS413において、前
記ステップS412にて判定した受光量が適正でないと
判定したらステップS421にジャンプし、ここでは実
際の受光量と適正な受光量を比較し、撮影光学系430
内の光学素子201の適正透過率を演算する。そして、
次のステップS422において、上記ステップS421
にて演算した適正透過率を得るための制御電圧を演算す
る。具体的には、CPU142のROMには、図12に
示した印加電圧に対する透過率の関係がルックアップテ
ーブルとして記憶されているので、該テーブルを参照
し、ステップS421にて演算した透過率に対する印加
電圧を求める。
【0117】次のステップS423においては、上記ス
テップS422にて求めた電圧が光学素子201に印加
されるよう、給電手段144の出力電圧を制御する。そ
の後はステップS411に戻り、撮像手段134に入射
する光量が適正になるまで、プレビュー画像の取得から
給電手段144の制御までのステップを繰り返し実行す
る。そして撮像手段134に入射する光量が適正になる
と、ステップS413からステップS414に移行す
る。
【0118】ステップS414からステップS434ま
では、上記実施の第2の形態と同様なのでその説明を省
略する。
【0119】次のステップS435においては、撮影さ
れた画像を表示器151に表示し、その後ステップS4
36へ進み、ここではタイマ146のカウント値の設定
が有るかどうかの判定を行う。タイマ146のカウント
値が設定されていない場合はステップS437に進み、
給電手段144を制御して光学素子201への電圧印加
をオフして一連の撮影動作が終了する。
【0120】また、ステップS436にてタイマ146
のカウント値の設定がある場合は再びステップS403
へと戻る。
【0121】この後、カウント中に各種スイッチの操作
が無い場合は、そのカウント値が完了するまでは、ステ
ップS403→S404→S405→S406→S40
3の各ステップを繰り返すが、カウントが完了すると、
ステップS406においてステップS407に進み、こ
こでタイマ146のカウント値をリセットした後、ステ
ップS437へ進んで光学素子201への電圧印加をオ
フして一連の撮影動作を終える。
【0122】上記実施の第4の形態によれば、以下の様
な効果を有するものとなる。
【0123】1)撮影動作の如何にかかわらず、各種操
作スイッチ群の操作が無い場合は光学素子201への電
圧印加をオフする事が出来るので、光学装置全体の省電
力化が可能となる。
【0124】2)光学素子201への電圧印加時間を撮
影者自ら設定する事が可能なので、撮影状況や撮影者の
意図等を反映した節電動作を行う事が可能となる。つま
り、光学素子の使用形態によらずに同様な効果を得られ
る事が出来る。
【0125】(変形例)上記実施の各形態においては、
カメラに適用した例を述べたが、これに限定されるもの
ではなく、焦点距離を可変な種々の光学装置や観察装置
等への適用も可能である。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、光学装置の小型化に寄与しかつ最大透過
率の優れた、電気毛管現象を利用した光学素子を低消費
電力で駆動し、所望の光学特性を得ることができる光学
装置を提供できるものである。
【0127】また、請求項2に記載の発明によれば、光
学装置の小型化に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気
毛管現象を利用した光学素子を、該光学装置の使用状況
や使用者の意図を反映しつつ低消費電力で駆動すること
ができる光学装置を提供できるものである。
【0128】また、請求項3に記載の発明によれば、光
学装置の小型化に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気
毛管現象を利用した光学素子を、煩雑な操作をすること
なく所望の状態に素早く設定できるようにすると共に、
これによる節電効果を得ることができる光学装置を提供
できるものである。
【0129】また、請求項7又は8に記載の発明によれ
ば、カメラの小型化に寄与しかつ最大透過率の優れた、
電気毛管現象を利用した光学素子を、該カメラの使用状
況や使用者の意図を反映しつつ低消費電力で駆動するこ
とができるカメラを提供できるものである。
【0130】また、請求項12に記載の発明によれば、
カメラの小型化に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気
毛管現象を利用した光学素子を、煩雑な操作をすること
なく所望の状態に素早く設定できるようにすると共に、
これによる節電効果を得ることができるカメラを提供で
きるものである。
【0131】また、請求項14に記載の発明によれば、
カメラの小型化に寄与しかつ最大透過率の優れた、電気
毛管現象を利用した光学素子を低消費電力で駆動し、所
望の光学特性を得ることができるカメラを提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る光学素子の断
面図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る光学素子に電
圧を印加した時の動作説明図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態に係る光学装置の構
成図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態に係る光学装置の制
御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の第2の形態に係る光学装置の構
成図である。
【図6】本発明の実施の第2の形態に係る光学装置のメ
イン制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第2の形態に係る光学装置のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第3の形態に係る光学装置の構
成図である。
【図9】本発明の実施の第3の形態に係る光学装置のメ
イン制御を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の第3の形態に係る光学装置の
サブルーチンを示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第4の形態に係る光学素子の
動作説明の詳細図である。
【図12】本発明の実施の第4の形態に係る光学素子の
透過率分布説明図である。
【図13】本発明の実施の第4の形態に係る光学装置の
構成図である。
【図14】本発明の実施の第4の形態に係る光学装置の
制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101,201 光学素子 121,221 第1の液体 122,222 第2の液体 126,226 給電手段 130,230,430 撮影光学系 330 観察光学系 134 撮像手段 141 光学装置 142 CPU 144 給電手段 146 タイマ 152 メインスイッチ 157 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 13/10 H04N 5/225 D H04N 5/225 5/232 A 5/232 5/238 Z 5/238 101:00 // H04N 101:00 G02B 7/04 Z (72)発明者 川浪 英利子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H018 AA02 BB01 2H041 AA02 AB32 AC10 AZ02 AZ03 AZ08 2H044 BF00 DA02 DB00 2H083 AA05 AA14 AA32 AA53 5C022 AA13 AB14 AB27 AB66 AB67 AC31 AC54

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性または有極性の第1の液体及び該
    第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、
    それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉
    し、該容器に設けられた電極に対する電圧の印加による
    界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子
    を有する光学装置であって、 前記光学素子へ電圧を印加する給電手段と、光学装置に
    電源がオンされることにより、前記給電手段による前記
    光学素子への電圧印加を可能な状態にし、光学装置での
    一連の動作が終了することにより、前記給電手段による
    前記光学素子への電圧印加を不能な状態にする制御手段
    とを有することを特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 導電性または有極性の第1の液体及び該
    第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、
    それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉
    し、該容器に設けられた電極に対する電圧の印加による
    界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子
    を有する光学装置であって、 前記光学素子へ電圧を印加する給電手段と、前記光学素
    子の光学的特性を所望の状態に変化させる為に前記給電
    手段による前記光学素子への電圧状態を可変する為の操
    作部材と、該操作部材の操作量に応じて前記給電手段に
    よる前記光学素子への印加電圧を制御する制御手段とを
    有し、 前記制御手段は、前記光学素子への電圧印加から所定時
    間、前記操作部材の操作が無い場合、前記光学素子への
    電圧印加を禁止することを特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 導電性または有極性の第1の液体及び該
    第1の液体と互いに混合することのない第2の液体を、
    それらの界面が所定の形状をなした状態で容器内に密閉
    し、該容器に設けられた電極に対する電圧の印加による
    界面形状の変化によって光学的特性が変化する光学素子
    を有する光学装置であって、 前記光学素子へ電圧を印加する給電手段と、該給電手段
    による前記光学素子への印加電圧を制御する制御手段
    と、光学装置の電源がオフされる直前の前記光学素子へ
    の印加電圧を記憶する記憶手段とを有し、 前記制御手段は、前記電源がオンされた場合、前記記憶
    手段の記憶値に基づいて前記光学素子への印加電圧を設
    定することを特徴とする光学装置。
  4. 【請求項4】 前記光学素子は、可変焦点レンズである
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の光学装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光学素子は、観察光学系に組み込ま
    れる視度調整用のレンズであることを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記光学素子は、通過光束の量を調整す
    るフィルタであることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 第1の液体及び該第1の液体と互いに混
    合することのない第2の液体が、それらの界面が所定の
    形状にて容器内に密閉されるとともに、前記第1の液体
    への電圧印加により、前記界面にて形成される球面の曲
    率半径及び高さが前記電圧値に応じた状態となるよう変
    化し、焦点状態が変更される構成の光学素子を有するカ
    メラにおいて、 ズーム操作部材の操作に応じて前記電圧値を変更する変
    更手段と、前記ズーム操作部材の操作により前記第1の
    液体への電圧の印加を開始させ、該電圧の前記第1の液
    体への印加を一連の撮影動作が完了した時に停止する給
    電手段とを有することを特徴とするカメラ。
  8. 【請求項8】 第1の液体及び該第1の液体と互いに混
    合することのない第2の液体が、それらの界面が所定の
    形状にて容器内に密閉されるとともに、前記第1の液体
    への電圧印加により、前記界面にて形成される形状を前
    記電圧値に応じた状態となるよう変化し、光学特性が変
    更される構成の光学素子を有するカメラにおいて、 操作部材の操作に応じて前記電圧値を変更する変更手段
    と、前記操作部材の操作の終了から所定時間内に撮影開
    始操作部の操作が行われない時に、前記電圧の印加を停
    止し、前記所定時間内に前記撮影開始操作部の操作が行
    われた時は、撮影動作が完了した後に前記電圧の印加を
    停止する給電手段とを有することを特徴とするカメラ。
  9. 【請求項9】 前記給電手段は、前記所定時間経過後に
    一連の撮影動作が完了した時は、その時点で前記電圧の
    印加を停止することを特徴とする請求項8に記載のカメ
    ラ。
  10. 【請求項10】 前記給電手段は、前記所定時間内に撮
    影動作が完了した時は、その後所定時間の経過を待って
    前記電圧の印加を停止することを特徴とする請求項8又
    は9に記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記給電手段は、前記操作部材の操作
    により前記電圧の印加を開始することを特徴とする請求
    項8〜10の何れかに記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 第1の液体及び該第1の液体と互いに
    混合することのない第2の液体が、それらの界面が所定
    の形状で容器内に密閉されるとともに、前記第1の液体
    への電圧印加により、前記界面にて形成される形状を前
    記電圧値に応じた状態となるよう変化し、光学特性が変
    更する構成の光学素子を有するカメラにおいて、 前記電圧値を変更させる操作部材と、撮影開始の準備状
    態において前記第1の液体への電圧の印加を開始させる
    給電手段と、カメラの電源がオフされる以前において、
    最終的に前記操作部材にて変更された電圧値に応じたデ
    ータを記憶する記憶手段とを有し、 カメラの電源がオフされた後オンに移行し次回の撮影開
    始の準備状態において前記電圧が印加される際に、前記
    記憶手段に記憶されたデータに応じた電圧値を印加する
    ことを特徴とするカメラ。
  13. 【請求項13】 前記光学素子は、前記第1の液体への
    電圧印加により、前記界面にて形成される球面の曲率半
    径及び高さが前記電圧値に応じた状態となるよう変化
    し、焦点状態が変更される構成の光学素子であることを
    特徴とする請求項8〜12の何れかに記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 第1の液体及び該第1の液体と互いに
    混合することのない第2の液体が、それらの界面が所定
    の形状にて容器内に密閉されるとともに、第1の液体へ
    の電圧印加により、前記界面にて形成される球面の曲率
    半径及び高さが前記電圧値に応じた状態となるよう変化
    し、光透過率を変更する構成の光学素子を有するカメラ
    において、 前記光学素子を撮影光路内に配し、これを光量制御素子
    として採用するとともに、輝度値に応じて前記電圧値を
    制御する制御手段を有することを特徴とするカメラ。
  15. 【請求項15】 前記光学素子は、前記第1の液体は所
    定の光線吸収特性を有するものであり、前記第1の液体
    の容器の表面までの厚さは、前記界面にて形成される球
    面の曲率半径及び高さに応じ変更されることで、透過率
    が変更される構成の素子であることを特徴とする請求項
    14に記載のカメラ。
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