JPH08248480A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH08248480A
JPH08248480A JP4867095A JP4867095A JPH08248480A JP H08248480 A JPH08248480 A JP H08248480A JP 4867095 A JP4867095 A JP 4867095A JP 4867095 A JP4867095 A JP 4867095A JP H08248480 A JPH08248480 A JP H08248480A
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JP
Japan
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optical system
camera
state
lens
photographing
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Application number
JP4867095A
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English (en)
Inventor
Takahiro Doi
高広 土井
Masahiro Shiro
正弘 代
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カメラが撮影を許可しない状態である場合
に、その旨を撮影者に視覚的に容易に認識させることが
できるカメラを提供する。 【構成】 ファインダ光学系1内にその結像状態を変更
するよう移動自在に配設された補正レンズ3および視度
調節レンズ5と、これら補正レンズ3および視度調節レ
ンズ5をそれぞれ駆動する駆動部7b,7aと、上記補
正レンズ3と視度調節レンズ5との間に配設された指標
面4と、被写体までの距離を測定する測距部9と、この
測距部9の出力に基づいてカメラが撮影禁止状態である
と判断した場合に上記補正レンズ3および視度調節レン
ズ5を上記指標面4にはピントが合わない所定位置へ移
動させるように上記駆動部7a,7bを制御する制御部
8とを備えたカメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、フ
ァインダ光学系を有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラは、電気を駆動エネルギー
源とした種々の自動化が図られており、供給電源となる
電池が不可決のものとなっている。
【0003】このような自動化されたカメラは、メイン
スイッチがオンにされることにより、電池からカメラ内
の各回路等に給電されて、撮影可能状態に移行するよう
になっている。
【0004】撮影終了後には、このメインスイッチをオ
フにして、各回路への給電を停止することは、電池を無
駄に消費しないために必要なことである。これは、高度
に自動化されて消費電力が大きくなった最近のカメラに
は、特に重要である。しかしながら、例えば、撮影を行
った後にメインスイッチをオンのままにしておいて、さ
らに次の撮影を行おうと思いながら、そのままメインス
イッチをオフにするのを忘れてしまう場合など、メイン
スイッチを切る操作を行うのを忘れてしまう撮影者が多
い。
【0005】このような点を考慮したものとして、例え
ば特開昭62−246020号公報には、カメラの電源
をオンにした後に、一定時間内に一度もカメラ操作が行
われなかった場合には、撮影者が電源を切り忘れたもの
であると判断して自動的に電源をオフする(いわゆる、
省エネモードに移行する)ことにより、電池を無駄に消
費するのを防止したものが記載されている。
【0006】また、他の従来例としては、電源オン/オ
フを兼ねたスライド式のバリアを有し、このバリアを閉
じる動作で電源をオフにするときに、レンズ鏡筒が沈胴
することにより該バリアで覆われて、レンズ鏡筒が保護
されるようになっているカメラが提案されている。
【0007】すなわち、撮影者がバリアを手などで閉じ
始めると、スイッチ等により閉じ動作が始まったことを
検知してレンズ鏡筒の沈胴動作を開始し、バリアの閉じ
動作がレンズ鏡筒に達する前に該沈胴動作を終了するこ
とにより、レンズ鏡筒がバリア閉じ動作を阻害すること
はないようになっている。
【0008】このようなカメラによれば、電源がオフに
なっているかどうかは、バリアの開閉状態を見ればわか
るようになっているために、この電源オフ状態で撮影者
が間違って撮影を行おうとすることはない。
【0009】さらに、上記レンズ鏡筒の沈胴動作をオー
トパワーオフで行うようになっているものもあり、この
場合は、電源がオフになっていることを、レンズ鏡筒が
沈胴していることで判断することができるようになって
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62−246020号公報に記載の技術手段を、撮
影光学系とファインダ光学系とが独立に設けられている
コンパクトカメラなどに適用した場合には、電源の切り
忘れであると判断されて自動的に電源をオフにされた省
エネモードの状態でも、ファインダからは被写体がよく
見えるので、撮影者が撮影を行おうとするのに反して、
カメラは動作しないというような場合が生ずる。このよ
うな場合に撮影を行うためには、電源を一度オフにした
後に、再び電源をオンにしなければならず、面倒であ
る。
【0011】また、上記スライド式のバリアを備えたカ
メラの場合には、ズーム倍率の大きいレンズ鏡筒になる
と該レンズ鏡筒の最大突出量も大きくなるために、バリ
アのスライド動作がレンズ鏡筒に達する前にレンズ鏡筒
の沈胴動作を終了してしまうのは困難であり、バリアと
レンズ鏡筒が接触してしまう可能性がある。それゆえ、
上記バリアをズーム倍率の大きいレンズ鏡筒を有するカ
メラに適用するのは困難であるために、該カメラにおい
ては電源がオフであることを直ちに認識することはでき
ず、撮影者が誤って撮影を行おうとしてしまう場合があ
る。
【0012】さらに、上記撮影光学系とファインダ光学
系とが独立に設けられているカメラでは、被写体までの
測距が不可能であって撮影光学系が合焦に達していない
場合や、あるいはカメラの電源をオンにしていない場合
でも、ファインダからはピントの合った被写体像が見え
るので、撮影が可能であると間違えてしまい、ピントが
合っていない写真を撮影してしまったり、撮影すること
ができなかったりすることがある。
【0013】そして、上記レンズ鏡筒の沈胴動作により
電源オフを認識することができるカメラは、バリア式の
カメラとは異なりズーム倍率の大きいレンズ鏡筒にも適
用可能であるために電源オフは容易に認識できるが、上
記合焦に達していない場合などには、やはり対応するこ
とができなかった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、カメラが撮影不許可状態である場合に、その旨を
撮影者に視覚的に容易に認識させることができるカメラ
を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による本発明のカメラは、対物光学系と
接眼光学系との間に1次結像面を有するファインダ光学
系を備えたものにおいて、上記ファインダ光学系の結像
状態を変更するよう移動自在に配設された接眼光学系
と、上記接眼光学系を駆動する駆動手段と、カメラの撮
影を可能とする許容状態か撮影を禁止する不許可状態か
を判断する状態判断手段とを有し、上記状態判断手段の
結果が撮影不許可状態である場合に、上記駆動手段によ
り上記接眼光学系を所定位置へ移動させるものである。
【0016】また、請求項2による本発明のカメラは、
上記所定位置は、上記許容状態である通常撮影時に上記
接眼光学系が使用される位置とは異なる位置である請求
項1に記載のものである。
【0017】さらに、請求項3による本発明のカメラ
は、ファインダ光学系を有するものにおいて、上記ファ
インダ光学系内にその結像状態を変更するよう移動自在
に配設された結像光学系と、上記結像光学系を駆動する
駆動手段と、被写体の距離を測距する測距手段と、上記
測距手段に基づきカメラの撮影を可能とする許容状態か
撮影を禁止する不許可状態かを判断する状態判断手段
と、上記状態判断手段に基づき上記駆動手段を制御する
制御手段とを有し、上記状態判断手段の結果が撮影不許
可状態である場合に、上記制御手段により上記結像光学
系を通常撮影時に上記結像光学系が使用される位置とは
異なる所定位置へ移動させるものである。
【0018】
【作用】請求項1による本発明のカメラは、移動自在に
配設された接眼光学系が上記ファインダ光学系の結像状
態を変更し、駆動手段が上記接眼光学系を駆動し、状態
判断手段がカメラの撮影を可能とする許容状態か撮影を
禁止する不許可状態かを判断し、上記状態判断手段の結
果が撮影不許可状態である場合に、上記駆動手段により
上記接眼光学系を所定位置へ移動させる。
【0019】また、請求項2による本発明のカメラは、
上記所定位置は、上記許容状態である通常撮影時に上記
接眼光学系が使用される位置とは異なる位置である。
【0020】さらに、請求項3による本発明のカメラ
は、ファインダ光学系内に移動自在に配設された結像光
学系がその結像状態を変更し、駆動手段が上記結像光学
系を駆動し、測距手段が被写体の距離を測距し、状態判
断手段が上記測距手段に基づきカメラの撮影を可能とす
る許容状態か撮影を禁止する不許可状態かを判断し、制
御手段が上記状態判断手段に基づき上記駆動手段を制御
し、上記状態判断手段の結果が撮影不許可状態である場
合に、上記制御手段により上記結像光学系を通常撮影時
に上記結像光学系が使用される位置とは異なる所定位置
へ移動させる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1から図7は本発明の一実施例を示したもので
あり、図1はカメラの要部の構成を示すブロック図であ
る。
【0022】このカメラは、撮影光学系とは独立なファ
インダ光学系1を有する視度調節可能なカメラであっ
て、上記ファインダ光学系1に設けられていて被写体1
1の像が結像する1次結像面たる指標面4と、上記被写
体11の像を上記指標面4に結像させるための結像光学
系たる補正レンズ3と、上記被写体11の像の上記指標
面4への倍率を変化させるズームレンズ2と、撮影者6
の眼のピントが上記指標面4になるように調節する接眼
光学系たる視度調節レンズ5と、これら視度調節レンズ
5,補正レンズ3,ズームレンズ2をそれぞれ駆動する
ための駆動手段たる駆動部7a,7bおよび駆動部7c
と、上記被写体11までの距離を測定する測距手段たる
測距部9と、カメラに動作を入力する入力スイッチ部1
0と、この入力スイッチ部10および上記測距部9から
入力を受けて、上記駆動部7a,7b,7cおよび該測
距部9を制御するものであって、上記入力スイッチ部1
0から信号が最後に入力されたときから所定時間を計測
するタイマを有した状態判断手段であり制御手段たる制
御部8とを備えている。
【0023】次に、この図1に示したカメラの作用を説
明する。上記制御部8は、上記入力スイッチ部10から
信号が最後に入力された後に所定時間を計測して、この
所定時間が経過したらカメラ各部への電源供給を停止す
る省エネモードに入るようになっている。
【0024】この省エネモード状態に入ったときと、カ
メラのメイン電源がオフされているときと、上記測距部
9による測距が不能であると判断された状態のときに
は、制御部8は、上記駆動部7aおよび上記駆動部7b
を駆動して上記補正レンズ3と上記視度調節レンズ5を
通常使用しない所定位置に移動し、撮影者6がファイン
ダを観察しても被写体11をピントの合った状態で見る
ことができないようにすることで、カメラの現在の状態
が撮影不能状態であると認識できるようにする。
【0025】次に、図2を参照して、本実施例のカメラ
についてより詳細に説明する。このカメラは、レンズシ
ャッタカメラであり、ファインダ光学系1は、フィルム
に対して露光を行う撮影光学系21とは独立に設けられ
た外部式となっている。
【0026】このカメラは、カメラ全体の制御や処理、
判断等を行うコントローラCPU(以下、CPUと略記
する)8aに、被写体11までの距離を測定する測距部
9と、撮影倍率を可変とするズーム機構を含む撮影光学
系21と、この撮影光学系21に対して上記測距部9か
ら得た距離データ(以下、AFデータと記する)に基づ
いて焦点調節を行う焦点調節部19と、上記撮影光学系
21の撮影倍率を変更する撮影駆動系29と、上記撮影
光学系21内に設けられた図示しないレンズシャッタの
露出制御を行うための撮影露光系31と、この撮影露光
系31により露光を行うための測光データ(以下、AE
データと記する)を入力する測光部30と、上記撮影露
光系31により撮影された後にフィルムを巻き上げるた
めの巻上げ部23と、得られる種々のデータに対して制
御において必要なカメラ毎の補正値等を記憶する不揮発
性メモリであるEEPROM22と、がそれぞれ接続さ
れている。
【0027】また、上記CPU8aには、上記撮影光学
系21内の撮影倍率を変化させる撮影駆動系29に対し
て撮影者6がその動作命令を入力するためのワイド側駆
動用およびテレ側駆動用からなるズームスイッチ(図2
中、スイッチはSWと記す)25と、露光動作に係る焦
点調節部19に対する測距部9によるAFデータおよび
撮影露光系31に対する測光部30によるAEデータを
入力させる1stレリーズスイッチ(以下、1Rと略記
する)と、実際の露光動作開始の命令となる2ndレリ
ーズスイッチ(以下、2Rと略記する)との2段構成と
なっているレリーズスイッチ26と、上記測光部30か
ら得たAEデータに基づいてストロボ発光が必要である
と判断される場合にストロボ発光させるストロボ回路2
4とが接続されている。
【0028】そしてこのカメラは、上述のように、撮影
光学系21とは独立した外部式のファインダ光学系1を
有しており、このファインダ光学系1は視度調節可能な
ものとなっている。
【0029】該カメラには、上記撮影光学系21が所定
の撮影倍率であることを撮影者6に視覚的に判断させる
ためのズームレンズ2と、このズームレンズ2の位置を
検知してその位置情報をCPU8aに出力するズームレ
ンズエンコーダ12とが配設されている。
【0030】また、測距部9より得られたAFデータと
上記ズームレンズエンコーダ12より得られたズーム情
報に基づくEEPROM22内に記憶された補正値とに
より、対物側の結像位置を指標位置4に一致させるAF
レンズ3と、このAFレンズ3の位置を検出してその位
置情報をCPU8aに出力するためのAFレンズエンコ
ーダ13とが配設されている。
【0031】さらに、撮影者6の視点を上記指標位置4
に結像させる視度調節レンズ5と、この視度調節レンズ
5の位置を検出してその位置情報をCPU8aに出力す
る視度調節レンズエンコーダ15と、視度調節モード状
態において視度調節が可能かを撮影者6に対して警告表
示する表示部材14とが配設されている。
【0032】この表示部材14は、本実施例では単体素
子として設けているが、撮影光学系21による露光動作
時におけるAF,AEの制御の可否を表示する図示しな
い表示部材と兼用するようにしても構わない。
【0033】このファインダ光学系1は、駆動に際して
はCPU8aでコントロールされたモータ,マグネッ
ト,プランジャ等を代表的な例とする駆動手段たる電磁
駆動部材(図中、簡略のためにモータと記す)16と、
その駆動力をズームレンズ2,AFレンズ3,視度調節
レンズ5に切り換えて伝達するためのCPU8aで制御
された切換部材17と、を介してその駆動が行われるよ
うになっている。
【0034】上記切換部材17の状態は、リーフスイッ
チを代表とするメカスイッチや、あるいはフォトインタ
ラプタを代表とする電気スイッチ等で構成される切換検
出部材18により検出されて、上記ズームレンズ2,A
Fレンズ3,視度調節レンズ5のいずれに切り換えられ
ているかを示す情報が、CPU8aに出力されるように
なっている。
【0035】さらに、上記CPU8aには、視度調節を
撮影者6が行う視度調節モードを設定するための視度調
節モードスイッチ28と、所定の視度調節動作後にその
情報をEEPROM22内に記憶させるための視度調節
確定スイッチ27とが接続されている。
【0036】上記視度調節モードスイッチ28は、単独
のスイッチとして設けてもよいが、図示しない他のカメ
ラ機能スイッチ、例えば撮影モードスイッチ等にその機
能が含まれるようにしてもよく、あるいは、レリーズス
イッチ26,ズームスイッチ25,さらに図示しない巻
戻スイッチ等の2つ以上のカメラ機能スイッチの組み合
わせを同時に押すことで作動するように設定してもよ
い。また、視度調節確定スイッチ27についても同様
に、他のスイッチと機能を兼用するようにしてもよい。
【0037】以下、図3を参照して、視度調節が可能と
なっている本実施例のカメラのメインシーケンスについ
て説明する。
【0038】なお、この実施例のカメラにおいては、フ
ィルムエンドを検出したときに行われる自動巻戻し、図
示しない強制巻戻し釦による自動巻戻し、そして所定の
タイミングで行われるバッテリテェック、内部タイマカ
ウンタ等の他の一般機能に属する説明は適宜省略してい
るが、これらの機能は本実施例のカメラに備えられてい
ても構わないことは勿論である。
【0039】また、この実施例では、カメラのバッテリ
チェックにより電圧が所定値より低下したときや、カメ
ラシーケンスが保証不可能なときなどに、カメラを動作
禁止状態にするシステムロックについては、その旨の必
要な警告表示が行われるようになっているので、撮影者
が誤って撮影を行おうとしてしまうようなことはないと
して説明する。
【0040】このメインシーケンス(ステップS1)
は、カメラの図示しないメインスイッチをオンにすると
開始され(ステップS2)、まず、EEPROM22や
CPU8a等に記憶されたデータに基づいてカメラを電
気的および機械的に初期状態化する(ステップS3)。
【0041】この初期化は、例えばファインダ光学系1
についていえば、電磁駆動部材16の駆動力を切換部材
17よりAFレンズ3に接続させて、所定の初期位置に
移動する動作がそれに該当する。
【0042】こうして初期化が完了した後に、視度調節
モードスイッチ28が押されているかを判断し(ステッ
プS4)、該視度調節モードスイッチ28が押されてい
ると判断された場合は、後述するサブルーチン“視度調
節”のシーケンス(ステップS14)を実行した後に、
上記ステップS4に戻る。
【0043】上記ステップS4で視度調節モードスイッ
チ28が押されていないと判断された場合は、レリーズ
スイッチ26が1Rまで押されているかを判断して(ス
テップS5)、オンされている場合には、切換部材17
を切り換えて電磁駆動部材16の駆動力がAFレンズ3
に伝達されるように接続する。
【0044】その後、CPU8aは、測距部9および測
光部30からAFデータおよびAEデータを得て(ステ
ップS6)、まずAFデータに基づいて、被写体距離が
焦点調節部19によりAF制御可能な距離であるかを判
断する(ステップS7)。
【0045】そして、被写体距離がAF制御可能な距離
であるならば、電磁駆動部材16および切換部材17に
よりファインダ内のAFレンズ3を駆動して(ステップ
S8)、被写体11の像を指標位置4に結像させて、撮
影者6に該被写体11を認識可能とさせる。
【0046】続いて、レリーズスイッチ26が2Rまで
押されているか否かを判断し(ステップS9)、2Rま
でオンされていない場合は、レリーズスイッチ26が1
Rまで押されているかを再び判断して(ステップS2
0)、1Rがオンである場合は、AFロックが行われた
後に2Rのオンを待っている撮影待ち状態であるとし
て、上記ステップS9に再び戻る。
【0047】また、上記ステップS20で、1Rがオン
でない場合は、上記切換部材17により電磁駆動部材1
6をファインダ内のAFレンズ3側に切り換えて、AF
レンズ3を上記ステップS3と同様の初期化した位置に
移動させた後、上記ステップS4に戻って視度調節を行
うか否かの判断に移行する。
【0048】上記ステップS9において、レリーズスイ
ッチ26が2Rまでオンされているならば、撮影光学系
21を焦点調節部19により駆動して(ステップS1
0)合焦した後、撮影露光系31によって露出制御を実
行する(ステップS11)。
【0049】そして、巻上げ部23を駆動してフィルム
の1駒巻き上げを実行し(ステップS12)、その後、
レリーズスイッチ26の1Rがオンであるかを判断する
(ステップS13)。
【0050】ここで1Rがオンであるならば、このステ
ップS13を繰り返して、1Rがオフになったところで
上記ステップS4に移行する。このステップS13で1
Rがオンであるかを判断しているのは、1Rがオンし続
けられた場合に誤って連写が行われるのを防ぐためであ
る。
【0051】上記ステップS7において、AFデータに
より算出した被写体距離が、焦点調節部19の調節範囲
の至近側より至近であって制御不可能であると判断され
た場合は、切換部材17により電磁駆動部材16の駆動
力をファインダ内のAFレンズ3側に切り換えて、この
AFレンズ3を、被写体11の像を指標位置4に結像さ
せないようにする所定位置に、意図的に移動させる(ス
テップS15)。
【0052】つまり、AFレンズ3は、通常、例えば被
写体距離60cm〜無限遠の位置にある被写体11の像
を補正する範囲を備えているが、被写体11が60cm
よりも至近の位置にある場合には制御不可能となる。こ
のときに、通常は使用されない領域内の位置である上記
所定位置、例えば、AFレンズ3を無限遠の被写体11
の像を補正する位置よりも遠い位置に移動させて、被写
体11の像を指標位置4でなく、該指標位置4を基準に
して撮影者6側となる位置P(図7参照)に結像させ
る。
【0053】さらにこのステップS15においては、切
換部材17により電磁駆動部材16の駆動力をファイン
ダ内の視度調節レンズ5側に切り換えて、この視度調節
レンズ5を、撮影者6の眼が指標位置4に結像しないよ
うな所定位置に移動する。
【0054】この結像しない所定位置は、やはり通常は
使用されない領域内の位置である。つまり、視度調節レ
ンズ5は、通常、撮影者6の視度を例えば+1〜−2D
(ディオプタ)補正する範囲を備えているので、この場
合には、該視度調節レンズ5を被写体11側に−2D以
上移動させた位置が上記所定位置である。こうして、撮
影者6の視度を指標位置4ではなく、指標位置4を基準
にして被写体11側の位置に結像させる(図7参照)こ
とにより、撮影者6が被写体11を認識不可能にする。
【0055】このようにして、このステップS15にお
いては、図6に示すような対物側が指標位置4に結像す
るとともに、その像が視度調節レンズ5および撮影者6
の眼のレンズ6aを介して眼底6bに結像している通常
の結像関係から、AFレンズ3と視度調節レンズ5の両
方を移動させて、図7の実線に示すように、対物側が指
標位置4よりも撮影者6側の点Pに結像するとととも
に、接眼側が指標位置4よりも被写体11側に結像する
ようにすることで、図7の点線に示すように、ファイン
ダ内における被写体11の像を撮影者6の眼底6bより
も後側の点Qに結像させる。これによって、撮影者6が
被写体11を認識不可能となるようにしている。
【0056】なお、上述ではAFレンズ3と視度調節レ
ンズ5の両方を移動させるているが、どちらか一方のレ
ンズだけを動かすことにより結像関係を変えて、被写体
11の像を認識不可能にするようにしてもかまわない。
【0057】上記ステップS15を実行した後に、まだ
1Rがオンされているかを判断して(ステップS1
6)、オンされているならばAFデータが制御不能であ
ることを示すために再び上記ステップS15へ戻り、オ
ンされていなければ切換部材17により電磁駆動部材1
6の駆動力を適宜切り換えて、ファインダ内のAFレン
ズ3と視度調節レンズ5を初期位置に移動させた後、ス
テップS4に移行する。
【0058】一方、上記ステップS5において、レリー
ズスイッチ26の1Rのオンがない場合は、ズームスイ
ッチ25の状態を判断する(ステップS18)。
【0059】ズームスイッチ25がオンである場合に
は、ファインダ光学系1においては、切換部材17によ
り電磁駆動部材16の駆動力をズームレンズ2に伝達さ
せてズーム駆動するとともに、撮影系においては、撮影
駆動系29により撮影光学系21をズーム駆動する(ス
テップS19)。
【0060】その後、再びステップS18に戻ってズー
ムスイッチ25の状態を判断する。なお、ズーム光学系
にはワイド側とテレ側があるが、現在の位置がワイド端
またはテレ端である場合には、その方向にはそれ以上駆
動されないように規制される。
【0061】上記ステップS18で、ズームスイッチ2
5がオンされていないときには、カメラの図示しないメ
インスイッチの状態を判断して(ステップS22)、メ
インスイッチがオフされたときは、後述するステップS
24に移行する。なお、このステップS22は、カメラ
が動作している途中で電源を切ることができるようにす
るために行うものである。
【0062】上記ステップS22でメインスイッチがオ
ンであるときは、CPU8a内でタイマカウントを開始
して、所定時間経過したかを判断する(ステップS2
3)。なお、このタイマカウントは、無駄な消費電流の
消耗を防ぐために行うものである。
【0063】そして、所定時間内であれば、上記ステッ
プS4に再び移行し、所定時間を越えてタイムアップし
たときは、上記ステップS15と同様に、切換部材17
により電磁駆動部材16の駆動力をファインダ内視度調
節レンズ5側に切り換えて所定位置に移動させる(ステ
ップS24)。
【0064】上記所定位置とは、例えば視度調節レンズ
5が、被写体11の像を指標位置4でなく該指標位置4
を基準に被写体11側または撮影者6側に結像させた位
置であり、撮影者6が被写体11の像を認識不可能な位
置である。
【0065】なお、このステップS24においては、A
Fレンズ3は初期設定された位置へと移動するようにな
っている。
【0066】さらに上記ステップS24においては、メ
インスイッチの再入力しか受け付けない省消費電力状態
(以下、省エネモード状態という)に設定してから、こ
のメインシーケンスを終了する(ステップS25)。
【0067】なお、上記省エネモード状態から復帰する
手段としては、メインスイッチの入力に限るものではな
く、例えば、レリーズスイッチ26やズームスイッチ2
5や巻戻しスイッチ等がオン入力されたことにより行う
ようにしても構わない。
【0068】また、上述においては、所定位置を通常使
用範囲外としているが、これに限るものではなく、通常
使用範囲内の位置であっても、被写体11の撮影者6が
認識不可能となるような位置であれば良い。例えば、被
写体11が60cmの距離にあるときに、AFレンズ3
を無限遠相当を補正する領域に移動させるとともに、視
度調節レンズ5を−2Dとなる位置に移動するようにし
てもよい。
【0069】以上が本実施例のカメラのメインシーケン
スである。
【0070】次に、上記ステップS14におけるサブル
ーチン“視度調節”のシーケンスについて図4,図5を
参照して説明する。これら図4,図5は、全体として一
連の動作を示すものであるが、便宜上2つの図面に分け
て記載したものである。
【0071】なお、この図4,図5においても、内部タ
イマの開始タイミングやバッテリチェック等についての
記載は、一部省略されている。
【0072】上記ステップS4において、視度調節モー
ドスイッチ28がオンであると判断されると、以下のサ
ブルーチン“視度調節”のシーケンスが開始される(ス
テップS31)。
【0073】まず、レリーズスイッチ26の2Rのオン
判断による露出制御への移行を禁止し、ズームスイッチ
25の入力判断によるズーミング動作を禁止し、レリー
ズスイッチ26の1Rのオン判断によるCPU8aの測
光部30からのAEデータ入手を禁止し、ファインダ内
に設けられた図示しないAE状態表示素子による表示を
禁止する(ステップS32)。
【0074】なお、上述では、レリーズスイッチ26の
1Rのオン判断によるAEデータの入手を禁止としてい
るが、許可したままでも構わないことは勿論である。
【0075】続いて、切換部材17により電磁駆動部材
16の駆動力がズームレンズ2側に接続されているかを
判断する(ステップS33)。これは、メインシーケン
スで1駒撮影が終了した後に、視度調節モードスイッチ
28のオン判断があった場合は、上記ステップS8にお
いて電磁駆動部材16の駆動力が切換部材17によりA
Fレンズ3側に接続された状態となっているからであ
る。
【0076】このステップS33でズームレンズ2にす
でに接続されている場合は後述するステップS35へ行
き、ズームレンズ2に未接続であると判断した場合は、
切換部材17により電磁駆動部材16の駆動力を切り換
えてズームレンズ2に接続させる(ステップS34)。
【0077】そして、現状のズーム位置情報をCPU8
aが記憶する(ステップS35)。これは、後述するよ
うに、一連の視度調節動作が終了した後に、再び元のズ
ーム位置に復帰させるために必要となる動作である。
【0078】続いて、撮影駆動系29により撮影光学系
21をズーム駆動すると同時に、電磁駆動部材16によ
り視度調節に最適な焦点位置へズームレンズ2の駆動を
開始する(ステップS36)。
【0079】そして、所定のズーム位置に達したところ
でズーミングを停止して(ステップS37)、レリーズ
スイッチ26の入力があるか否かを判断する(ステップ
S38)。
【0080】レリーズスイッチ26の入力がない場合に
は、CPU8aがタイマカウントを開始して、視度調節
モードスイッチ28の状態を判断し(ステップS6
1)、この視度調節モードスイッチ28がオンである場
合は、さらにタイマカウントが所定時間内であるかを判
断して(ステップS62)、所定時間内であれば上記ス
テップS38に戻って、再度レリーズスイッチ26の判
断を行う(ステップS38)。
【0081】また、上記ステップS61で視度調節モー
ドスイッチ28がオフであると判断された場合、あるい
はステップS62で所定時間が経過したと判断された場
合は、後述するステップS57へ移行して、上記ステッ
プS36,ステップS37により視度調節を行うために
最適焦点位置まで移動した撮影光学系21およびズーム
レンズ2を、上記ステップS35においてCPU8aに
記憶された焦点位置まで復帰させる。
【0082】上記ステップS38でレリーズスイッチ2
6がオンされたと判断される場合には、CPU8aは、
測距部9により測距を行ってAFデータを入手し(ステ
ップS39)、このAFデータに基づいて被写体11が
AFレンズ3で制御可能な距離にあるかを判断する(ス
テップS40)。
【0083】被写体11がAFレンズ3によっては制御
不可能な距離にあると判断された場合は、表示部材14
により視度調節不可能状態であることをファインダ内に
表示して(ステップS63)、レリーズスイッチ26が
オン状態であるかを判断する(ステップS64)。
【0084】ここで、レリーズスイッチ26がオンでな
いと判断した場合は、表示部材14の視度調節不可能状
態表示を消灯してから(ステップS68)、上記ステッ
プS61に移行する。
【0085】また、上記ステップS64でレリーズスイ
ッチ26がオンであると判断した場合には、視度調節モ
ードスイッチ28の状態を判断して(ステップS6
5)、この視度調節モードスイッチ28がオンでないと
判断した場合は上記ステップS68に移行して視度調節
不可能表示をオフし、オンであるならは上記ステップS
63に戻って再度視度調節不可能表示を続行する。
【0086】上述のステップS40において、被写体1
1がAFレンズ3で制御可能な位置にあると判断された
場合には、切換部材17を切り換えて電磁駆動部材16
をAFレンズ3側に接続し(ステップS41)、電磁駆
動部材16を駆動してAFレンズ3を補正できる位置に
移動する(ステップS42)。
【0087】続いて、表示部材14により、視度調節可
能状態であることをファインダ内に表示する(ステップ
S43)。
【0088】その後、再度レリーズスイッチ26の状態
を判断して(ステップS44)、オンである場合は、視
度調節モードスイッチ28の状態を判断し(ステップS
66)、オンであるなら上記ステップS43に戻って表
示部材14による視度調節可能状態の表示を続行し、オ
ンでないなら表示部材14を消灯させた後に(ステップ
S67)、後述するステップS57へ移行する。
【0089】一方、上記ステップS44でレリーズスイ
ッチ26がオンでないと判断されると、切換部材17に
より電磁駆動部材16を視度調節レンズ5側に切り換え
る(ステップS45)。
【0090】そして、CPU8aは、上記ステップS3
2で入力判断禁止としていたズームスイッチ25を、視
度調節レンズ5の駆動命令用視度調節駆動スイッチ(以
下、視度スイッチと称する)として、入力許可状態にす
る(ステップS46)。
【0091】ここで、視度調節での+補正,−補正は、
それぞれズームスイッチ25におけるテレ側,ワイド側
に対応するものとする。なお、+補正,−補正とテレ
側,ワイド側との対応関係は、この逆でも構わない。
【0092】ズームスイッチ25を視度スイッチに変更
した後に、まずこの視度スイッチの+補正側がオンであ
るかを判断し(ステップS47)、オンである場合は、
視度調節レンズエンコーダ15の出力を参照して、視度
調節レンズ5が+端にあるかをCPU8aが判断する
(ステップS48)。
【0093】+端でない場合には、電磁駆動部材16よ
り視度調節レンズ5を+補正側に駆動して(ステップS
49)、再び上記ステップS47に戻る。
【0094】上記ステップS47で視度スイッチの+補
正側がオンでないと判断された場合、あるいは上記ステ
ップS48で視度調節レンズ5が+端にあると判断され
た場合は、視度スイッチの−補正側がオンであるかを判
断して(ステップS50)、オンである場合は、視度調
節レンズエンコーダ15の出力を参照して、視度調節レ
ンズ5が−端にあるかをCPU8aが判断する(ステッ
プS51)。
【0095】−端でない場合には、電磁駆動部材16よ
り視度調節レンズ5を−補正側に駆動して(ステップS
52)、再び上記ステップS50に戻る。
【0096】上記ステップS50で視度スイッチの−補
正側がオンでないと判断された場合、あるいは上記ステ
ップS51で視度調節レンズ5が−端にあると判断され
た場合は、視度調節確定スイッチ27の状態を判断する
(ステップS53)。
【0097】視度調節確定スイッチ27がオンでないと
判断された場合は、視度調節モードスイッチ28を確認
して(ステップS69)、視度調節モードスイッチ28
がオンでない場合は後述するステップS56に移行し、
視度調節モードスイッチ28がオンであると判断された
場合は、CPU8aのタイマカウントが所定時間経過し
たかを判断する(ステップS70)。
【0098】CPU8aのタイマカウントが所定時間内
であるならば上記ステップS47に戻って視度スイッチ
の入力判断を行い、所定時間が経過したと判断した場合
は、後述するステップS56に移行する。
【0099】また、上記ステップS53で視度調節確定
スイッチ27がオンであると判断された場合には、まず
表示部材14の表示を消灯して(ステップS54)、視
度調節レンズエンコーダ15の情報をEEPROM22
に記憶させる(ステップS55)。
【0100】続いて、上記ステップS46で設定した視
度スイッチを、再びズームスイッチ25として復帰させ
る(ステップS56)。ただし、ここでは、ズームスイ
ッチ25としては入力禁止状態のままである。
【0101】そして、切換部材17により電磁駆動部材
16を再度ズームレンズ2に接続して(ステップS5
7)、上記ステップS35でCPU8aが記憶した値に
基づいて、撮影駆動系29により撮影光学系21を移動
させる(ステップS58)。
【0102】その後、レリーズスイッチ26の2Rのオ
ン判断による露出移行の禁止と、ズームスイッチ25の
入力判断によるズーミング禁止と、レリーズスイッチ2
6の1Rのオン判断でのCPU8aの測光部30からの
AEデータ入手の禁止と、図示しないAE状態表示素子
によるファインダ内表示の禁止とを解除した後(ステッ
プS59)、この視度調節シーケンスを終了する(ステ
ップS60)。
【0103】以上が本実施例のサブルーチン“視度調
節”のシーケンスである。
【0104】なお、上記実施例は、レンズシャッタカメ
ラや素通ファインダを有するカメラ等の撮影光学系とフ
ァインダ光学系が独立に設けられたカメラについて述べ
たものであるが、本発明はこれに限るものではなく、例
えば一眼レフレックスカメラ等のように、ファインダ光
路中に被写体像を結像するスクリーンマットを有するカ
メラについても適用可能であり、この場合には、撮影不
能状態であるときに、視度調節レンズを所定位置に移動
して、撮影者が撮影不能であることを直ちに視覚的に認
識することができるようにすれば良い。
【0105】このような実施例によれば、メイン電源オ
フ状態,省エネモード状態,測距不能などの撮影不能状
態において、ファインダ光学系における対物補正レン
ズ,視度調節レンズの一方または両方を、通常使用され
ない所定位置に移動することにより、カメラが撮影不能
状態にあることを、撮影者に容易に視覚的に認識させる
ことができる。それゆえ、カメラが撮影を許可しない状
態となっているときには、撮影者が誤って撮影を行おう
とすることはない。
【0106】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施態様によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0107】(1) 対物光学系と接眼光学系との間に
1次結像面を有するファインダ光学系を備えたカメラに
おいて、上記ファインダ光学系の結像状態を変更するよ
う移動自在に配設された接眼光学系と、上記接眼光学系
を駆動する駆動手段と、カメラの撮影を可能とする許容
状態か、撮影を禁止する不許可状態かを判断する状態判
断手段と、を有し、上記状態判断手段の結果が撮影不許
可状態である場合に、上記駆動手段により上記接眼光学
系を所定位置へ移動させることを特徴とするカメラ。
【0108】(2) 付記1において、上記撮影不許可
状態は、カメラに設けられた操作スイッチが一定時間操
作されなかったときに、自動的にカメラのメイン電源ラ
インをオフにする節電状態であることを特徴とするカメ
ラ。
【0109】(3) 付記2において、上記所定位置
は、通常の上記許容状態での撮影時に上記接眼光学系が
使用される位置とは異なる位置であること特徴とするカ
メラ。
【0110】(4) 付記2において、上記所定位置
は、上記接眼光学系の移動可能範囲の両端の内のいずれ
か一端であることを特徴とするカメラ。
【0111】(5) 付記1において、上記撮影不許可
状態は、カメラのメイン電源ラインがオフ状態であるこ
とを特徴とするカメラ。
【0112】(6) 付記5において、上記所定位置
は、通常の上記許容状態での撮影時に上記接眼光学系が
使用される位置とは異なる位置であること特徴とするカ
メラ。
【0113】(7) 付記5において、上記所定位置
は、上記接眼光学系の移動可能範囲の両端の内のいずれ
か一端であることを特徴とするカメラ。
【0114】(8) 付記1において、上記所定位置
は、通常の上記許容状態での撮影時に上記接眼光学系が
使用される位置とは異なる位置であること特徴とするカ
メラ。
【0115】(9) 付記8において、上記接眼光学系
は、撮影者に合わせてファインダ視度を調節する視度調
節光学系であることを特徴とするカメラ。
【0116】(10) 付記1において、上記所定位置
は、上記接眼光学系の移動可能範囲の両端の内のいずれ
か一端であることを特徴とするカメラ。
【0117】(11) 付記10において、上記接眼光
学系は、撮影者に合わせてファインダ視度を調節する視
度調節光学系であることを特徴とするカメラ。
【0118】(12) 付記1において、上記接眼光学
系は、撮影者に合わせてファインダ視度を調節する視度
調節光学系であることを特徴とするカメラ。
【0119】(13) ファインダ光学系を有するカメ
ラにおいて、上記ファインダ光学系の結像状態を変更す
るよう移動自在に配設された結像光学系と、上記結像光
学系を駆動する駆動手段と、被写体の距離を測距する測
距手段と、上記測距手段に基づき、カメラの撮影を可能
とする許容状態か、撮影を禁止する不許可状態かを判断
する状態判断手段と、上記測距手段および上記状態判断
手段に基づき、上記駆動手段を制御する制御手段と、を
有し、上記状態判断手段の結果が撮影不許可状態である
場合に、上記制御手段により上記結像光学系を所定位置
に移動させることを特徴とするカメラ。
【0120】(14) ファインダ光学系を有するカメ
ラにおいて、上記ファインダ光学系の結像状態を変更す
るよう移動可能に配設された結像光学系と、上記結像光
学系を駆動する駆動手段と、被写体の距離を測距する測
距手段と、上記測距手段に基づき、上記駆動手段を制御
する制御手段と、上記測距手段により、カメラが測距可
能であるか、測距不能であるかを判定する判定手段と、
を有し、上記判定手段が測距不能であると判定した場合
に、上記制御手段により上記結像光学系を所定位置に移
動させることを特徴とするカメラ。
【0121】(15) 付記14において、上記所定位
置は、上記測距可能時の撮影の際に上記結像光学系が使
用される位置とは異なる位置であることを特徴とするカ
メラ。
【0122】(16) 付記14において、上記所定位
置は、上記結像光学系の移動可能範囲の両端の内のいず
れか一端であることを特徴とするカメラ。
【0123】(17) 付記14において、上記結像光
学系は、ファインダ視度を調節する視度調節光学系であ
ることを特徴とするカメラ。
【0124】(18) 付記14において、上記結像光
学系は、被写体距離に応じて移動し、所定の結像位置に
結像させる対物補正光学系であることを特徴とするカメ
ラ。
【0125】(19) 付記14において、上記結像光
学系は、ファインダ視度を調節する視度調節光学系と、
被写体距離に応じて移動し、所定の結像位置に結像させ
る対物補正光学系とを有して構成されていることを特徴
とするカメラ。
【0126】(20) 付記14において、さらに、カ
メラの作動を可能とする電源ラインオン状態か、作動を
禁止する電源ラインオフ状態かを判断する電源状態判断
手段を有し、上記電源状態判断手段の結果が電源ライン
オフ状態である場合にも、上記結像光学系を上記駆動手
段により所定位置に移動させることを特徴とするカメ
ラ。
【0127】(21) 被写体の距離を測距する測距手
段と、上記測距手段に基づき撮影レンズおよびファイン
ダ光学系を合焦駆動するカメラにおいて、ファインダ光
学系内に設けられ、ファインダ光学系の結像状態を変更
するよう移動可能に支持された結像光学系と、上記結像
光学系を駆動する駆動手段と、上記測距手段に基づき、
カメラの撮影を可能とする合焦状態か、撮影を禁止する
非合焦状態かを判断する状態判断手段と、上記測距手段
および上記状態判断手段に基づき、上記駆動手段を制御
する制御手段と、を有し、上記状態判断手段の結果が非
合焦状態である場合に、上記駆動手段により上記結像光
学系を通常とは異なる非結像状態に移動させて警告する
ことを特徴とするカメラ。
【0128】(22) 撮影レンズ光学系とは別にファ
インダ光学系を有しており、被写体の距離を測距する測
距手段と、上記測距手段に基づき撮影レンズを合焦駆動
するカメラにおいて、ファインダ光学系内に設けられ、
ファインダ光学系の結像状態を変更するよう移動可能に
支持された結像光学系と、上記結像光学系を駆動する駆
動手段と、上記測距手段に基づき、カメラの撮影を可能
とする合焦状態か、撮影を禁止する非合焦状態かを判断
する状態判断手段と、上記状態判断手段に基づき、上記
駆動手段を制御する制御手段と、を有し、上記状態判断
手段の結果が非合焦状態である場合に、上記駆動手段に
より上記結像光学系を通常とは異なる非結像状態に移動
させて警告することを特徴とするカメラ。
【0129】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカメラによ
れば、カメラが撮影不許可状態である場合に、その旨を
撮影者に視覚的に容易に認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のカメラの要部の構成を示す
ブロック図。
【図2】上記実施例のカメラのより詳細な構成を示すブ
ロック図。
【図3】上記実施例のカメラのメインシーケンスの動作
を示すフローチャート。
【図4】上記実施例のカメラの視度調節シーケンスの動
作の一部を示すフローチャート。
【図5】上記実施例のカメラの視度調節シーケンスの動
作の他の一部を示すフローチャート。
【図6】上記実施例のファインダ光学系において、撮影
可能時における通常の結像関係を示す図。
【図7】上記実施例のファインダ光学系において、撮影
者が認識不可能となるように被写体像を眼底より後側に
結像させている所定の結像関係を示す図。
【符号の説明】
1…ファインダ光学系 2…ズームレンズ 3…補正レンズ(結像光学系) 4…指標面(1次結像面) 5…視度調節レンズ(接眼光学系) 7a,7b…駆動部(駆動手段) 8…制御部(状態判断手段,制御手段) 8a…コントローラCPU(状態判断手段,制御手段) 9…測距部(測距手段) 13…AFレンズエンコーダ 14…表示部材 15…視度調節レンズエンコーダ 16…電磁駆動部材(駆動手段) 17…切換部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系と接眼光学系との間に1次結
    像面を有するファインダ光学系を備えたカメラにおい
    て、 上記ファインダ光学系の結像状態を変更するよう移動自
    在に配設された接眼光学系と、 上記接眼光学系を駆動する駆動手段と、 カメラの撮影を可能とする許容状態か、撮影を禁止する
    不許可状態かを判断する状態判断手段と、 を有し、 上記状態判断手段の結果が撮影不許可状態である場合
    に、上記駆動手段により上記接眼光学系を所定位置へ移
    動させることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記所定位置は、上記許容状態である通
    常撮影時に上記接眼光学系が使用される位置とは異なる
    位置であることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 ファインダ光学系を有するカメラにおい
    て、 上記ファインダ光学系内に、その結像状態を変更するよ
    う移動自在に配設された結像光学系と、 上記結像光学系を駆動する駆動手段と、 被写体の距離を測距する測距手段と、 上記測距手段に基づき、カメラの撮影を可能とする許容
    状態か、撮影を禁止する不許可状態かを判断する状態判
    断手段と、 上記状態判断手段に基づき、上記駆動手段を制御する制
    御手段と、 を有し、 上記状態判断手段の結果が撮影不許可状態である場合
    に、上記制御手段により、上記結像光学系を通常撮影時
    に上記結像光学系が使用される位置とは異なる所定位置
    へ移動させることを特徴とするカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006200A (ja) * 2000-06-22 2002-01-09 Canon Inc 光学装置及びカメラ

Cited By (2)

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