JP2003057410A - 光学素子および光学機器 - Google Patents

光学素子および光学機器

Info

Publication number
JP2003057410A
JP2003057410A JP2001250701A JP2001250701A JP2003057410A JP 2003057410 A JP2003057410 A JP 2003057410A JP 2001250701 A JP2001250701 A JP 2001250701A JP 2001250701 A JP2001250701 A JP 2001250701A JP 2003057410 A JP2003057410 A JP 2003057410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
interface
optical element
optical
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001250701A
Other languages
English (en)
Inventor
Eirishi Kawanami
英利子 川浪
Ichiro Onuki
一朗 大貫
Goro Noto
悟郎 能登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001250701A priority Critical patent/JP2003057410A/ja
Publication of JP2003057410A publication Critical patent/JP2003057410A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の光学素子では、電圧非印加時の2液体
の界面の位置を規定するために、撥水膜および親水膜の
パターニングがなされているが、このパターニングを精
度良く行うのは困難である。 【解決手段】 導電性又は有極性を有した第1の液体2
21とこの第1の液体と混合することのない第2の液体
222とを容器202,205,206内に収容し、電
圧印加によって両液体の界面の形状が制御されて光学特
性が変化する光学素子において、容器の内面に、第1の
液体が接する第1の面208と第2の液体が接する第2
の面209とを所定角度で交わる不連続な面として形成
することにより、上記界面の形状を制御するための電圧
が印加されていない状態で、第1の面と前記第2の面と
の交線上に上記界面の外縁部が保持されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレクトロウェッ
ティング効果( 電気毛管現象) を利用した光学素子およ
び同光学素子を有する光学機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレクトロウェッティング効果を利用し
た可変焦点レンズは、国際特許99/18456号にて
開示されている。この可変焦点レンズでは、第1の透明
液体と第2の透明液体との界面をレンズ面とし、電気エ
ネルギを直接、上記レンズ面の形状変化に用いることが
できるため、レンズを機械的に移動させることなく焦点
距離を可変とすることができる。
【0003】図7および図8には、上記光学素子の構成
を示している。101は光学素子の全体を示し、102
は中央に凹部を設けた透明基板である。透明基板102
の上面には、酸化インジウムスズ製の透明電極(IT
O)103が形成され、その上面には絶縁層104が密
着して設けられている。
【0004】105は遮光性を有した容器本体であり、
その上面にはカバー板106が固定され、更にカバー板
106の上面中央部には直径D7の開口を有した絞り板
107が配置される。
【0005】以上の構成において、透明基板102、絶
縁層104、容器本体105および上カバー106で囲
まれた所定体積の密閉空間、すなわち液室を有した筐体
としての容器が形成される。
【0006】そして液室の壁面には、以下に示す表面処
理が施される。まず絶縁層104の中央上面には、直径
D5の範囲内に撥水処理剤が塗布され、撥水膜111が
形成される。また、絶縁層104上の撥水膜111の直
径D5より外側の範囲には、親水処理剤が塗布され、親
水膜112が形成される。
【0007】一方、カバー板106の下面には、直径D
6の範囲内に親水処理が施され、親水膜112と同様の
性質を有した親水膜113が形成される。そしてこれま
でに説明したすべての構成部材は、光軸123に対して
回転対称形状をしている。更に、容器105の一部には
孔が形成され、ここに棒状電極125が挿入されて接着
剤で封止固定されることにより、液室の密閉性が確保さ
れる。
【0008】透明電極103と棒状電極125には、給
電回路126が接続され、スイッチ127の操作で両電
極間に所定の電圧を印加したり電圧印加を停止したりす
ることが可能になっている。
【0009】上記液室には、以下に示す2種類の液体が
充填される。まず絶縁層104上の撥水膜111の上に
は、第2の液体122が所定量だけ滴下される。第2の
液体122はシリコーンオイルが用いられる。
【0010】一方、液室内の残りの空間には、第1の液
体121が充填される。第1の液体121は電解液であ
る。第1および第2の液体121,122は、比重が等
しく、かつ互いに不溶の液体が選定される。このため、
両液体121,122は界面124を形成し、互いに混
ざり合わずにそれぞれが独立して液室内に存在する。
【0011】次に上記界面124の形状について説明す
る。まず、第1の液体121に電圧が印加されていない
場合、界面124の形状は、両液体121,122間の
界面張力、第1の液体121と絶縁層104上の撥水膜
111あるいは親水膜112との界面張力、第2の液体
122と絶縁層104上の撥水膜111あるいは親水膜
112との界面張力、および第2の液体122の体積で
決まる。
【0012】本光学素子においては、第2の液体122
の材料であるシリコーンオイルと、撥水膜111との界
面張力が相対的に小さくなるように材料選定されてい
る。すなわち、両材料間の濡れ性が高いため、第2の液
体122が形成するレンズ状液滴の外縁は広がる性向を
持ち、その外縁が撥水膜111の塗布領域に一致したと
ころで安定する。したがって、第2の液体122が形成
するレンズの底面の直径A5は、撥水膜111の直径D
5に等しい。
【0013】一方、両液体121,122の比重は前述
のように等しいため、重力は作用しない。このため、界
面124は光軸123を中心とした球面になり、その曲
率半径および高さh1は第2の液体122の体積により
決まる。また、第1の液体121の光軸123上の厚さ
はt1になる。
【0014】スイッチ127がオン操作され、第1の液
体121に電圧が印加されると、電気毛管現象によって
第1の液体121と親水膜112との界面張力が減少
し、第1の液体121が親水膜112と撥水膜111の
境界を乗り越えて撥水膜111内に侵入する。この結
果、図8に示すように、第2の液体122が作るレンズ
の底面の直径はA5からA6に減少し、高さはh1から
h2に増加する。また、第1の液体121の光軸123
上の厚さはt2になる。
【0015】このように、第1の液体121への電圧印
加によって、2種類の液体の界面張力の釣り合いが変化
し、両液体間の界面の形状が変わる。これにより、給電
回路126の電圧制御によって界面124の形状を自在
に変えることができる。そして、第1および第2の液体
121,122が異なる屈折率を有しているため、光学
レンズとしてのパワーが付与されることになり、光学素
子101は界面124の形状変化によって焦点距離が変
化する可変焦点レンズとなる。
【0016】さらに、図7の状態に比べて図8の状態の
界面124の方が曲率半径が小さくなるので、図8の状
態の方が図7の状態に比べて光学素子101の焦点距離
は短くなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図7および図8に示し
た光学素子では、電圧を印加していない時の両液体の界
面の位置(レンズの初期形状)を規定するために、液室
の内面に撥水膜および親水膜のパターニングがなされて
いる。すなわち、レンズの初期形状は上記パターニング
に大きく依存しているしかしながら、このパターニング
を精度良く行うのは困難であり、個々の光学素子におい
てばらつきが出る場合が多い。したがって、個々の光学
素子の電圧非印加時の光学特性にばらつきが生ずるおそ
れがある。
【0018】また、パターニングの中心と光学素子の光
軸位置とが一致していない場合、光学素子への電圧非印
加時と印加時とで光軸にずれ(偏心)が生じ、光学素子
としての性能が低下するおそれがある。
【0019】そこで本発明は、エレクトロウェッティン
グ効果を利用した光学素子において、電圧を印加してい
ないときの両液体の界面の位置を簡単な構造で確実に規
定できるようにすることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明では、導電性又は有極性を有した第1の液体
とこの第1の液体と混合することのない第2の液体とを
容器内に収容し、第1の液体と容器側に設けられた電極
間への電圧印加によって第1および第2の液体の界面の
形状が制御されて光学特性が変化する光学素子におい
て、容器の内面に、第1の液体が接する第1の面と第2
の液体が接する第2の面とを所定角度で交わる不連続な
面として形成することにより、第1の液体と上記電極間
に上記界面の形状を制御するための電圧が印加されてい
ない状態で、第1の面と前記第2の面との交線上に上記
界面の外縁部が保持されるようにしている。
【0021】これにより、第1の面と第2の面とを不連
続に交わるよう構成するだけの簡単な構成で、電圧を印
加していない時(初期状態)での両液体の界面の位置お
よび形状を確実に規定することが可能となる。
【0022】なお、上記所定角度を180度よりも大き
く設定することにより、容器内の液室の形状に自由度を
持たせることが可能となる。
【0023】また、第1の面と第2の面の交線を円形と
することにより、電圧を印加していない時の界面の形状
を軸対称とすることが可能となり、電圧非印加時と電圧
印加時とでの光軸のずれ(偏心)を防止することが可能
となる。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である光学素子の構成を示している。
この図において、201は本実施形態の光学素子の全体
を示している。202は透明アクリル製の透明基板であ
り、中央部には円筒型の凸部を有している。さらに、こ
の円筒凸部の中央部には曲面形状の凹部が形成されてい
る。
【0025】透明基板202の上面には、酸化インジウ
ムスズ製の透明電極(ITO)203がスパッタリング
で形成され、その上面には透明アクリル製の絶縁層20
4aおよび204bが密着して設けられている。
【0026】絶縁層204aは、透明電極203の中央
にレプリカ樹脂を滴下し、ガラス板で押しつけて表面を
平滑にした後、UV照射を行ない硬化させて形成する。
その後、さらにポリパラキシリレン樹脂を化学蒸着によ
り形成する(204b)。なお、以下の説明において
は、絶縁層204aおよび絶縁層205bをまとめて絶
縁層204と記す。
【0027】この絶縁層204の上面には、遮光性を有
した円筒型の容器本体205が接着固定され、その上面
には透明アクリル製のカバー板206が接着固定されて
いる。さらに、上カバー206の上面には、中央部に直
径D1の開口を有した絞り板207が配置されている。
【0028】以上の構成において、透明基板202、絶
縁層204、容器本体205および上カバー206で囲
まれた所定体積の空間、すなわち液室を有した容器が形
成される。
【0029】容器(液室)内には、第1の液体221と
第2の液体222とが互いに混合することなく収容され
ている。そして、容器の内面のうち、光軸方向下側、す
なわち底面側には、第1の液体221が接する第1の面
(円筒面)208と、第2の液体222が接する第2の
面(円形平面)209とが形成されており、これら2つ
の面がなす角θは、180度より大きい(本実施形態で
は、略270度)。また、これら2つの面の交線(稜
線)は円形となっている。
【0030】そして、液室の内面には、以下の表面処理
が施される。まずカバー板206の下面には、直径D2
の範囲内に親水処理が施され、親水膜213が形成され
る。親水剤としては、界面活性剤、親水性ポリマー等が
好適である。
【0031】そして、これまでに説明したすべての構成
部材は、回転対称形状をしており、その中心軸を223
として示す。
【0032】さらに、容器本体205の一部には孔が形
成されており、ここに棒状電極225が挿入されて接着
剤で封止固定されることにより、液室の密閉性が確保さ
れる。透明電極203と棒状電極225には給電回路2
31が接続され、スイッチ227のオン・オフ操作によ
って両電極間に所定の電圧を印加したり電圧印加を停止
させたりすることができるようになっている。
【0033】次に、液室に収容される2種類の液体およ
びこれらの充填方法について説明する。まず、絶縁層2
04上の中央部(第2の面)には、第2の液体222を
滴下する。第2の液体222は無色透明で、比重1.0
6、室温での屈折率1.49のシリコーンオイルが用い
られる。
【0034】また、液室内の残りの空間には、第1の液
体221が充填される。第1の液体221は、水とエチ
ルアルコールが所定比率で混合され、更に所定量の食塩
が加えられた、比重1.06、室温での屈折率1.38
の電解液である。すなわち、第1および第2の液体22
1,222は、比重が等しく、かつ互いに混ざり合うこ
とがない液体が選定される。このため、両液体211,
222は界面224を形成し、混ざり合うことなくそれ
ぞれが独立して液室内に存在する。
【0035】次に、両液体211,222の界面224
の形状について説明する。界面224の形状は、両液体
211,222間の界面張力、第1の液体211と絶縁
層204との界面張力、第2の液体222と絶縁層20
4との界面張力および第2の液体222の体積で決ま
る。
【0036】本実施形態では、第2の液体222の材料
であるシリコーンオイルと、絶縁層204との界面張力
が相対的に小さくなるように材料選定されている。すな
わち両材料間の濡れ性が高いため、第2の液体222が
形成するレンズ状液滴の外縁は広がる性向を持つ。第2
の液体222の体積が少ない場合、第1の液体221と
第2の液体222とがなす界面の形状は、図中に一点鎖
線で示す224aとなる。
【0037】また、第2の液体222の体積を増やす
と、絶縁層204に対する第2の液体222の接触角が
一定のまま、界面224の外周縁部(第2の液体222
の外縁部)は広がっていく。
【0038】第2の液体222の接触角は,界面224
の形状が一点鎖線224bで示すように、界面224の
外周縁部がP1を含む円周(第1の液体221が接する
第1の面208と第2の液体222が接する第2の面2
09との交線)に一致するまで一定である。
【0039】そして、界面の外周縁部がP1を含む円周
に一致した後に、さらに第2の液体222の体積を増や
すと、界面224は実線で示す224cのように、界面
の外周縁部がP1を含む円周に固定されたまま、曲率半
径が小さくなる。
【0040】そして、さらに第2の液体222の体積を
増やすと、力の釣り合いのバランスが崩れ、界面の形状
は一点鎖線で示す224dのようになる。
【0041】つまり、容器内に第1の液体221が接す
る第1の面208と第2の液体222が接する第2の面
209を設け、かつこれら2つの面208,209を1
80度より大きな角度で交わる不連続面としているた
め、界面224の外周縁部はこれら2つの面208,2
09の円形の交線(P1を含む円周)、すなわち稜線上
で保持され、電圧を印加していない時(初期状態)での
光軸直交方向での界面224の外周縁部の位置を規定す
ることが可能となる。したがって、初期状態でのレンズ
の位置および形状も規定されることになる。
【0042】本実施形態では、所望の光学パワーが得ら
れるように、第2の液体222の体積を、界面224の
形状が、224bと224cとの間となるように適宜調
節する。
【0043】次に、図2を用いて、本実施形態の光学素
子を可変焦点レンズとして用いる場合の動作について説
明する。
【0044】図2(a)は、給電回路231の出力電圧
が、ゼロあるいは非常に低い電圧V1の場合(すなわ
ち、界面224の形状を制御するための電圧が印加され
ていない状態)を示している。
【0045】このときの界面224の形状は,図1に示
した224bから224cの間(224b≦224≦2
24c)である。そして、界面224の外周縁部は、第
1の液体221が接する第1の面208と第2の液体2
22が接する第2の面209との交線(P1を含む円周
上)で固定されているため、第2の液体222により形
成されるレンズ(界面224により形成されるレンズ
面)の光軸は中心軸223に一致する。
【0046】図2(b)は、給電回路231の出力電圧
がV1より大きな電圧V2の場合(すなわち、界面22
4の形状を制御するための電圧が印加されている状態)
を示す。第1の液体221に電圧が印加されたため、エ
レクトロウエッティング効果により、2種類の液体22
1,222の界面張力の釣り合いが変化し、両液体間の
界面224の形状が変わる。このため、給電回路231
の電圧制御によって界面224の形状を自在に変えるこ
とができる。
【0047】また、第1および第2の液体221,22
2が異なる屈折率を有しているため、光学レンズとして
のパワーが付与されることになり、光学素子201は界
面224の形状変化によって焦点距離が変化する可変焦
点レンズとなる。
【0048】さらに、光学素子201の絶縁層204の
厚さが中心ほど厚く、かつ容器の中心軸223に対して
軸対称形状であるため、第1の液体221に電圧を印加
した場合のエレクトロウエッティング効果も軸対称に働
く。このため、界面224の中心軸は、容器の中心軸2
23と常に一致する。したがって、第1の液体221に
電圧が印加されてない場合と印加された場合の光軸も一
致することになる。
【0049】このように、本実施形態によれば、容器内
部に、第1の液体221が接する第1の面208と、第
2の液体222が接し、かつ第1の面208に対して所
定角度で交わる不連続な第2の面209を設け、第1の
面208と第2の面209との交線に界面224の外周
縁部が位置するように構成し、第1および第2の面20
8,209がなす角度を180度よりも大きく、かつこ
れら2つの面の交線が円形となる構成とし、さらに第1
の面208を円筒面とし、第2の面209を平面とした
ことにより、電圧を印加していない時の光軸直交方向に
おける界面224(レンズ面)の位置を規定することが
可能となる。
【0050】また、この時のレンズ光軸が光学素子の中
心軸223と一致するため、電圧が印加されてない場合
と印加されている場合のレンズ光軸が互いに一致するこ
とになり、光学性能が向上する。
【0051】図3には、光学素子201を、光学機器に
応用した場合の光学機器の構成を示している。本実施形
態では、光学機器150として、静止画像を撮像素子に
よって電気信号に光電変換し、これをデジタルデータと
して記録する、いわゆるデジタルスチルカメラを例とし
て説明する。
【0052】140は複数のレンズ群からなる撮影光学
系(結像光学系)であり、第1レンズ群141と、第2
レンズ群142と、光学素子201とにより構成され
る。この撮影光学系140では、第1レンズ群141の
光軸方向の進退によって焦点調節がなされ、光学素子2
01の光学パワー変化によってズーミングがなされる。
【0053】なお、撮影光学系のズーミングを行うに
は、通常は複数のレンズ群のパワー変化や群の移動が必
要であるが、本実施形態では、光学素子201のパワー
変化でズーミング動作を代表させている。
【0054】第2レンズ群142は移動しないリレーレ
ンズ群である。そして、第1レンズ群141と第2レン
ズ群142の間に光学素子201が配置され、第1レン
ズ群141と光学素子201との間には、絞り開口径を
変化させて撮影光束の光量を調節する絞りユニット14
3が配置されている。
【0055】また、撮影光学系140の焦点位置(予定
結像面)には、撮像素子144が配置されている。この
撮像素子144は、照射された光エネルギを電荷に変換
する複数の光電変換部と、この電荷を蓄える電荷蓄積部
と、この電荷を転送して外部に送出する電荷転送部とか
らなる2次元CCDやCMOS等の光電変換素子が用い
られる。
【0056】145は画像信号処理回路で、撮像素子1
44から入力されたアナログの画像信号をA/D変換
し、デジタル画像信号に対してAGC制御、ホワイトバ
ランス、γ補正、エッジ強調等の画像処理を施す。
【0057】151は液晶ディスプレイ等の表示器で、
撮像素子144を通じて得られた被写体の画像データや
本光学機器150の動作状況等を示す情報を表示する。
【0058】152はCPU130をスリープ状態から
プログラム実行状態に起動するメインスイッチである。
153aおよび153bはそれぞれ、ワイド側およびテ
レ側のズームスイッチで、撮影者の操作に応じて後述す
る変倍動作を行なわせ、撮影光学系140の焦点距離を
変更させる。
【0059】154は上記スイッチ以外の操作スイッチ
群で、撮影準備スイッチ、撮影開始スイッチ、シャッタ
ー秒時等を設定する撮影条件設定スイッチ等で構成され
る。
【0060】155は焦点検出ユニットであり、一眼レ
フカメラに用いられる位相差検出方式の焦点検出ユニッ
ト等が好適である。
【0061】156はフォーカス駆動ユニットであり、
第1レンズ群141を光軸方向に進退させるアクチュエ
ータとドライバ回路とを含み、焦点検出ユニット155
で演算されたフォーカス信号に基づいてフォーカス駆動
を行ない、撮影光学系140の焦点調節を行う。
【0062】157はメモリであり、撮影された画像信
号を記録する。具体的には、着脱可能なPCカード型の
フラッシュメモリ等が好適である。
【0063】図4には、図3に示した光学機器150が
有するCPU130の制御フローチャートである。ま
ず、ステップS101において、メインスイッチ152
がオン操作されたかどうかを判別し、オン操作されてい
ない時は、そのまま各種スイッチの操作を待つ待機モー
ドとなる。ステップS101においてメインスイッチ1
52がオン操作されたと判定すると、待機モードを解除
し、次のステップS102以降へと進む。
【0064】ステップS102では、撮影者による撮影
条件の設定を受け付ける。例えば、露出制御モードの設
定(シャッター優先AE、プログラムAE等)や画質モ
ード(記録画素数の大小、画像圧縮率の大小等)、スト
ロボモード(強制発光、発光禁止等)等の設定を受け付
ける。
【0065】ステップS103では、撮影者によってワ
イド(W)側ズームスイッチ153aが操作されたか否
かを判別する。操作されていない場合はステップS10
4に進む。ここでワイド側ズームスイッチ153aが操
作された場合は、ステップS121に移行する。
【0066】ステップS121では、ワイド側ズームス
イッチ153aの操作量(操作方向やオン時間等)を検
出し、ステップS122では、その操作量に基づいて対
応する焦点距離変化量を演算する。そして、ステップS
123では、この演算結果に応じて光学素子201への
印加電圧量を決定し、次のステップS124で、給電回
路131の出力電圧を制御して光学素子201に当該電
圧を印加する。そしてステップS102へ戻る。
【0067】つまり、ワイド側ズームスイッチ153a
が操作され続けている場合は、ステップS102からス
テップS124を繰り返し実行し、ワイド側ズームスイ
ッチ153aのオン操作が終了した時点でステップS1
04へと移行する。
【0068】ステップS104では、撮影者によってテ
レ(T)側ズームスイッチ153bが操作されたか否か
を判別する。操作されていない場合はステップS105
に進む。ここでテレ側ズームスイッチ153bが操作さ
れた場合は、ステップS121に移行する。
【0069】ステップS121では、テレ側ズームスイ
ッチ153bの操作量(操作方向やオン時間等)を検出
し、ステップS122では、その操作量に基づいて対応
する焦点距離変化量を演算する。そして、ステップS1
23では、その演算結果に応じて光学素子201への印
加電圧量を決定し、次のステップS124にて給電回路
131の出力電圧を制御して光学素子201に電圧を印
加する。そしてステップS102へ戻る。
【0070】つまり、テレ側ズームスイッチ153bが
操作され続けている場合は、ステップS102からステ
ップS124を繰り返し実行し、テレ側ズームスイッチ
153bのオン操作が終了した時点でステップS105
へと移行する。
【0071】ステップS105では、撮影者によって操
作スイッチ群154のうち、撮影準備スイッチ(図4の
フローチャートではSW1と記す)のオン操作が行われ
たか否かを判別する。オン操作されていない場合はステ
ップS102に戻り、撮影条件設定の受け付けや、ズー
ムスイッチ153の操作の判別を繰り返す。ステップS
105で撮影準備スイッチがオン操作されたと判定した
ときは、ステップS111へ移行する。
【0072】ステップS111では、撮像素子144お
よび信号処理回路145を駆動して、プレビュー画像を
取得する。プレビュー画像とは、最終記録用画像の撮影
条件を適切に設定するため、および撮影者に撮影構図を
把握させるために撮影前に取得する画像のことである。
【0073】ステップS112では、ステップS111
で取得したプレビュー画像の受光レベルを認識する。具
体的には、撮像素子144が出力する画像信号におい
て、最高、最低および平均の出力信号レベルを演算し、
撮像素子144に入射する光量を認識する。
【0074】ステップS113では、ステップS112
で認識した受光量に基いて、撮影光学系140内に設け
られた絞りユニット143を駆動して適正光量になるよ
うに絞りユニット143の開口径を調整する。
【0075】ステップS114では、ステップS111
で取得したプレビュー画像を表示器151に表示する。
続いてステップS115では、焦点検出ユニット155
を用いて撮影光学系140の焦点調節状態を検出する。
続いてステップS116では、フォーカス駆動ユニット
156により、第1レンズ群141を光軸方向に進退さ
せて合焦動作を行う。
【0076】その後、ステップS117に進み、撮影ス
イッチ(フローチャートではSW2と記す)のオン操作
がなされたか否かを判別する。オン操作されていない時
はステップS111に戻り、プレビュー画像の取得から
フォーカス駆動までのステップを繰り返し実行する。
【0077】以上のようにして撮影準備動作を繰り返し
実行している最中に、撮影者が撮影スイッチをオン操作
すると、ステップS117からステップS131にジャ
ンプする。
【0078】ステップS131では撮像を行う。すなわ
ち、撮像素子144上に結像した被写体像を光電変換さ
せ、光学像の強度に比例した電荷を各受光部近傍の電荷
蓄積部に蓄積させる。ステップS132では、ステップ
S131で蓄積された電荷を電荷転送ラインを介して読
み出し、読み出しされたアナログ信号を信号処理回路1
45に入力させる。
【0079】ステップS133では、信号処理回路14
5に、入力されたアナログ画像信号をA/D変換させ、
AGC制御、ホワイトバランス、γ補正、エッジ強調等
の画像処理を行わせ、さらに必要に応じてCPU130
内に記憶された画像圧縮プログラムでJPEG圧縮等を
施す。
【0080】ステップS134では、上記ステップS1
33で得られた画像信号をメモリ157に記録すると同
時に、ステップS135にて一旦プレビュー画像を消去
した後に、ステップS133で得られた画像信号を表示
器151に改めて表示する。その後、ステップS136
で、給電回路131を制御して光学素子201への電圧
印加をオフし、一連の撮影動作を終了する。
【0081】なお、本実施形態では、光学素子201を
備えた光学機器の一例としてデジタルスチルカメラを取
り挙げたが、それ以外のビデオカメラや銀塩カメラ等に
も光学素子を用いることができる。
【0082】(第2実施形態)図5には、本発明の第2
実施形態である光学素子の構成を示している。上記第1
実施形態では、電圧が印加されていない時の光軸直交方
向におけるレンズ位置を規定するために、第1の液体2
21が接する第1の面208を円筒面とし、第2の液体
222が接する第2の面209を平面とする構成を採用
したが、本実施形態では、第1の液体221が接する第
1の面608を平面とし、第2の液体222が接する第
2の面609を円筒面とする構成を採ることで、電圧が
印加されていない時の光軸方向におけるレンズ位置を規
定する。
【0083】図5において、601は本実施形態の光学
素子の全体を示し、602は円盤形の透明アクリルある
いはガラス製の第1の封止板である。
【0084】603は金属製の電極リングで、その内周
に後述する不連続面を有し、不連続点から下方向に向か
って徐々に直径が大きくなる形状を有する。この電極リ
ング603の内面全周にはアクリル樹脂等でできた絶縁
層604が密着形成されている。この絶縁層604の内
径寸法は均一なため、厚さは下に向かって徐々に増加す
ることになる。
【0085】606は円盤形状の透明アクリルあるいは
ガラス製の第2の封止板で、その一部には孔が形成さ
れ、ここに棒状電極625が挿入されて接着剤で封止さ
れる。607は光学素子601に入射する光束の径を制
限する絞り板で、第2の封止板606の上面に固定され
る。
【0086】そして、第1の封止板602、金属リング
603および第2の封止板606は互いに接着固定さ
れ、これらの部材で囲まれた所定体積の密閉空間、すな
わち液室を有した筐体としての容器が形成される。
【0087】液室は、第1の液体221が接する第1の
面608と第2の液体が接する第2の面609とを有し
ており、第1の面608は平面であり、第2の面609
は円筒面である。本実施形態において、第1の面608
および第2の面609の交わる角度θは180度より大
きい(本実施形態では、概ね270度)。また、容器
は、棒状電極625の挿入部以外は軸対称形状をしてお
り、その中心軸を623として示す。
【0088】液室には以下に示す2種類の液体が充填さ
れる。まず、液室の底面側には、第2の液体222が滴
下される。第2の液体222の上表面の形状は、第2の
液体と液室の壁に働く界面張力のつりあいで決まる。一
方、第1の液体221は、第2の液体222を滴下した
後、液室内の残りの空間全てに充填される。
【0089】次に、第1の液体221と第2の液体22
2のなす界面624の形状について説明する。界面62
4の形状は、両液体221,222間の界面張力、両液
体と液室の壁に働く界面張力および第2の液体222の
体積で決まる。
【0090】第2の液体222の体積が少ない場合、界
面624の形状は一点鎖線で示す624aとなる。
【0091】また、第2の液体222の体積を増やす
と,界面624の曲率半径を保ったまま、界面624の
外周縁部(第2の液体222の外縁部)は光軸と平行に
かつ上方向に移動していき、界面624の形状が実線で
示す624bのように、界面624の外周縁部がP2を
含む円周(第1の面608と第2の面609との交線)
に一致する。
【0092】こうして界面624の外周縁部が第1の面
608と第2の面609との交線に一致した後、さらに
第2の液体222の体積を増やすと、界面624は、一
点鎖線で示す624cのようにP1を含む円周に固定さ
れたまま、曲率半径が小さくなる。さらに、第2の液体
222の体積を増やすと、力のつりあいのバランスが崩
れ、界面624の形状は一点鎖線で示す624dのよう
になる。
【0093】つまり、容器内に第1の面608と、この
第1の面608に対して180度よりも大きい角度で交
わる不連続な面である第2の面609とを設け、第1の
面608を平面とし、第2の面609を円筒面とするこ
とにより、界面624の外周縁部は上記2つの面の円形
の交線(P2を含む円周)で固定され、かつ光軸方向と
略平行な方向における第2の液体222が形成するレン
ズ(界面624により形成されるレンズ面)の初期位置
を規定することができる。
【0094】なお、本実施形態では、所望の光学パワー
が得られるように,第2の液体222の体積を624b
と624cとの間で適宜調節する。
【0095】次に、図6を用いて、上述した光学素子6
01を可変焦点レンズとして用いる場合の動作を説明す
る。
【0096】図6(a)は,給電回路631の出力電圧
が、ゼロあるいは非常に低い電圧V1の場合(すなわ
ち、界面624の形状を制御するための電圧が印加され
ていない状態)を示す。
【0097】このときの界面624の形状は、図5の6
24bから624cの間(624b≦624≦624
c)である。界面624の外周縁部は、第1の液体22
1が接する第1の面608と第2の液体222が接する
第2の面609の交線(P2を含む円周上)で固定され
ているため、第2の液体222が形成するレンズの光軸
は中心軸623に一致する。
【0098】図2(b)は,給電回路631の出力電圧
が、V1より大きな電圧V2の場合(すなわち、界面6
24の形状を制御するための電圧が印加されている状
態)を示す。
【0099】給電回路631により第1の液体221に
電圧V2を印加すると、2種類の液体の界面張力の釣り
合いが変化し、界面624の形状はエレクトロウエッテ
ィング効果により、曲率半径が変化する。
【0100】つまり、給電回路631の電圧制御によっ
て界面624の形状を自在に変えることができる。ま
た、第1および第2の液体221,222が異なる屈折
率を有しているため、光学レンズとしてのパワーが付与
されることになり、光学素子601は界面624の形状
変化によって焦点距離が変化する可変焦点レンズとな
る。
【0101】本実施形態によれば、電圧の印加によって
界面形状が変化する光学素子において、第1の液体22
1が接する第1の面608を平面とし、第2の液体が接
する第2の面609を円筒面とする構成をとることで、
電圧が印加されていない時の光軸と平行な方向における
レンズの位置を規定することができる。このときのレン
ズ光軸は、光学素子の中心軸623と一致する。
【0102】さらに、絶縁層604が不連続点から下方
向に向かって厚くなっているので、エレクトロウエッテ
ィング効果が軸対称に働き、電圧が印加されてない場合
と印加されている場合でのレンズ光軸も互いに一致する
ことになり、光学性能が向上する。
【0103】なお、上記各実施形態では、第1の面と第
2の面との交わる角度が略270度の場合について説明
したが、この角度は180度よりも大きい範囲で任意に
設定可能である。
【0104】また、上記各実施形態では、全体として略
円筒型に構成された光学素子について説明したが、本発
明は略矩形筒型や略多角筒型に構成された光学素子にも
適用することができる。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の面と第2の面とを不連続に交わるよう構成するだ
けの簡単な構成で、電圧を印加していない時(初期状
態)での両液体の界面の形状、つまりはレンズ面の位置
や形状を確実に規定することができる。
【0106】なお、第1の面と第2の面との交わる角度
(所定角度)を180度よりも大きく設定することによ
り、容器内の液室の形状に自由度を持たせることができ
る。
【0107】また、第1の面と第2の面の交線を円形と
することにより、電圧を印加していない時の界面の形状
を軸対称とすることができる。したがって、電圧非印加
時と電圧印加時とでの光軸のずれ(偏心)を防止するこ
とができ、光学性能を向上させることができる。
【0108】そして、この光学素子を結像光学系に組み
込むことにより、レンズを機械的に光軸方向移動させ
ず、かつ光軸の偏心を生じることなく焦点距離を変化さ
せることができる光学機器を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学素子の断面図
である。
【図2】上記第1実施形態の光学素子を可変焦点レンズ
として用いる場合の動作を示す図である。
【図3】上記第1実施例の光学素子を組み込んだ光学機
器(デジタルカメラ)の構成図である。
【図4】上記第1実施形態の光学機器の動作フローチャ
ートである。
【図5】本発明の第2実施形態である光学素子の断面図
である。
【図6】上記第2実施形態の光学素子を可変焦点レンズ
として用いる場合の動作を示す図である。
【図7】従来の光学素子における電圧非印加時の図であ
る。
【図8】従来の光学素子における電圧印加時の図であ
る。
【符号の説明】
101,201 光学素子 102,202 透明基板 103,203 透明電極 104,204 絶縁層 105,205 容器 106,20 上カバー 107,207 絞り板 213 親水膜 121,221 第1の液体 122,222 第2の液体 123 光軸 124,224 界面 125,225 棒状電極 223 容器の中心軸 126,231 給電回路 127,227 スイッチ 131,231 給電回路 601 光学素子 602,606 封止板 603 電極リング 604 絶縁層 607 絞り板 623 容器の中心軸 624 界面 625 棒状電極 631 給電回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 能登 悟郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H044 BE01 BF01 DA02 DC00 5C022 AB21 AB66 AC41 AC54 AC74

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性又は有極性を有した第1の液体と
    この第1の液体と互いに混合することのない第2の液体
    とを容器内に収容し、前記第1の液体と前記容器側に設
    けられた電極間への電圧印加によって前記第1および第
    2の液体の界面の形状が制御されて光学特性が変化する
    光学素子であって、 前記容器の内面に、前記第1の液体が接する第1の面と
    前記第2の液体が接する第2の面とを所定角度で交わる
    不連続な面として形成することにより、前記第1の液体
    と前記電極間に前記界面の形状を制御するための電圧が
    印加されていない状態で前記第1の面と前記第2の面と
    の交線上に前記界面の外縁部が保持されるようにしたこ
    とを特徴とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記交線が円形であることを特徴とする
    請求項1に記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記第1の面と前記第2の面とがとも
    に、前記容器における光軸方向の一端部に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
  4. 【請求項4】 前記第1の面と前記第2の面とがとも
    に、前記容器における光軸回りの内周部に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
  5. 【請求項5】 前記所定角度が180度よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 前記第1の液体と前記電極間に前記界面
    の形状を制御するための電圧が印加されることにより、
    前記第1の面と前記第2の面との交線上から前記界面の
    外縁部が移動することを特徴とする請求項1に記載の光
    学素子。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の光学
    素子を備えたことを特徴とする光学機器。
  8. 【請求項8】 前記光学素子を用いて結像光学系を構成
    し、前記界面の形状変化によって前記結像光学系の焦点
    距離が変化することを特徴とする請求項7に記載の光学
    機器。
JP2001250701A 2001-08-21 2001-08-21 光学素子および光学機器 Pending JP2003057410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001250701A JP2003057410A (ja) 2001-08-21 2001-08-21 光学素子および光学機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001250701A JP2003057410A (ja) 2001-08-21 2001-08-21 光学素子および光学機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003057410A true JP2003057410A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19079470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001250701A Pending JP2003057410A (ja) 2001-08-21 2001-08-21 光学素子および光学機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003057410A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007500377A (ja) * 2003-05-14 2007-01-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可変レンズ
KR100674851B1 (ko) 2005-01-13 2007-01-25 삼성전기주식회사 감소된 구동전압을 갖는 가변 초점 액체 렌즈
KR100714561B1 (ko) 2005-08-23 2007-05-07 삼성전기주식회사 구동 특성이 안정화된 전기 습윤 장치
WO2007058451A1 (en) * 2005-11-15 2007-05-24 Bnp Science Liquid lens and a method for producing the same
KR100723244B1 (ko) * 2005-12-27 2007-05-29 삼성전기주식회사 전기습윤을 이용한 액체렌즈 제조방법 및 이에 의한액체렌즈
JP2007171329A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Nikon Corp レンズ鏡筒
KR100771817B1 (ko) * 2005-11-17 2007-10-30 삼성전기주식회사 가변 방사각을 갖는 광원 패키지
KR100847803B1 (ko) 2007-01-04 2008-08-06 (주) 비앤피 사이언스 액체 렌즈 및 액체 렌즈 제조 방법
US7643217B2 (en) 2006-08-10 2010-01-05 Panasonic Corporation Varifocal lens device
WO2010117731A3 (en) * 2009-04-10 2011-01-13 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system
US8154805B2 (en) 2009-04-10 2012-04-10 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system
US8169709B2 (en) 2007-10-08 2012-05-01 Blackeye Optics, Llc Liquid optics zoom lens and imaging apparatus
KR101196804B1 (ko) 2005-03-08 2012-11-05 소니 주식회사 광학 소자
JP2013543144A (ja) * 2010-09-27 2013-11-28 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド 勾配厚の誘電体コーティングを含む液体メニスカスレンズ
US8687281B2 (en) 2007-12-04 2014-04-01 Blackeye Optics, Llc Liquid optics image stabilization
US8773766B2 (en) 2007-12-04 2014-07-08 Blackeye Optics, Llc Liquid optics with folds lens and imaging apparatus

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4658943B2 (ja) * 2003-05-14 2011-03-23 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可変レンズ
JP2007500377A (ja) * 2003-05-14 2007-01-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 可変レンズ
KR100674851B1 (ko) 2005-01-13 2007-01-25 삼성전기주식회사 감소된 구동전압을 갖는 가변 초점 액체 렌즈
KR101196804B1 (ko) 2005-03-08 2012-11-05 소니 주식회사 광학 소자
KR100714561B1 (ko) 2005-08-23 2007-05-07 삼성전기주식회사 구동 특성이 안정화된 전기 습윤 장치
KR100847804B1 (ko) * 2005-11-15 2008-08-06 (주) 비앤피 사이언스 액체 렌즈 및 액체 렌즈 제조 방법
WO2007058451A1 (en) * 2005-11-15 2007-05-24 Bnp Science Liquid lens and a method for producing the same
KR100771817B1 (ko) * 2005-11-17 2007-10-30 삼성전기주식회사 가변 방사각을 갖는 광원 패키지
JP2007171329A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Nikon Corp レンズ鏡筒
KR100723244B1 (ko) * 2005-12-27 2007-05-29 삼성전기주식회사 전기습윤을 이용한 액체렌즈 제조방법 및 이에 의한액체렌즈
US7522345B2 (en) 2005-12-27 2009-04-21 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Method of fabricating liquid lens using electrowetting and liquid lens fabricated thereby
US7643217B2 (en) 2006-08-10 2010-01-05 Panasonic Corporation Varifocal lens device
KR100847803B1 (ko) 2007-01-04 2008-08-06 (주) 비앤피 사이언스 액체 렌즈 및 액체 렌즈 제조 방법
US8169709B2 (en) 2007-10-08 2012-05-01 Blackeye Optics, Llc Liquid optics zoom lens and imaging apparatus
US8773766B2 (en) 2007-12-04 2014-07-08 Blackeye Optics, Llc Liquid optics with folds lens and imaging apparatus
US8687281B2 (en) 2007-12-04 2014-04-01 Blackeye Optics, Llc Liquid optics image stabilization
US9581736B2 (en) 2007-12-04 2017-02-28 Blackeye Optics, Llc. Liquid optics image stabilization
US9658436B2 (en) 2007-12-04 2017-05-23 Blackeye Optics, Llc. Liquid optics in a zoom lens system and imaging apparatus
US8154805B2 (en) 2009-04-10 2012-04-10 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system
CN102388332A (zh) * 2009-04-10 2012-03-21 黑眼睛光学有限公司 可变焦度光学系统
WO2010117731A3 (en) * 2009-04-10 2011-01-13 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system
US8879161B2 (en) 2009-04-10 2014-11-04 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system
US9201175B2 (en) 2009-04-10 2015-12-01 Blackeye Optics, Llc. Variable power optical system
US9285511B2 (en) 2009-04-10 2016-03-15 Blackeye Optics, Llc Variable power optical system
JP2013543144A (ja) * 2010-09-27 2013-11-28 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド 勾配厚の誘電体コーティングを含む液体メニスカスレンズ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6702483B2 (en) Optical element
JP4424708B2 (ja) 光学素子、絞り又はシャッターをレンズ素子に内蔵する光学系および撮影装置
JP4553336B2 (ja) 光学素子、光学装置および撮影装置
US7388705B2 (en) Optical apparatus
JP4532651B2 (ja) 可変焦点レンズ、光学系および撮影装置
EP1069450A2 (en) Optical element and optical device having it
JP2003057410A (ja) 光学素子および光学機器
JP4521919B2 (ja) 光学装置
US7515348B2 (en) Zoom optical system
JP4521920B2 (ja) 光学素子の静電容量検出装置、および静電容量検出装置を備えた光学装置
EP1798958A1 (en) Adjustable liquid optical diaphragm
KR100759510B1 (ko) 액체 렌즈
JP2005062632A (ja) レンズ装置
JP2002162506A (ja) 光学素子、光学装置および撮影装置
JP4666721B2 (ja) カメラ
JP2002162507A (ja) 光学素子、照明装置および撮影装置
JP2002169110A (ja) 光学素子、光学装置および撮影装置
JP4532624B2 (ja) 光学素子及び撮影装置
JP4434413B2 (ja) 光学装置
JP2005084387A (ja) 撮影レンズ及び撮像装置
JP2003057409A (ja) 光学素子および光学機器
JP2005062633A (ja) レンズ装置
JP2013054208A (ja) 屈折力可変の液体レンズアレイ
JP2010237679A (ja) 撮影レンズ及び撮像装置
JP2005062318A (ja) 可変焦点距離光学系及び撮像装置