JP2002005980A - プリント配線板の検査治具及び検査装置並びにプリント配線板と上下検査治具の位置合わせ方法 - Google Patents

プリント配線板の検査治具及び検査装置並びにプリント配線板と上下検査治具の位置合わせ方法

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JP2002005980A
JP2002005980A JP2000181156A JP2000181156A JP2002005980A JP 2002005980 A JP2002005980 A JP 2002005980A JP 2000181156 A JP2000181156 A JP 2000181156A JP 2000181156 A JP2000181156 A JP 2000181156A JP 2002005980 A JP2002005980 A JP 2002005980A
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inspection jig
insulating plate
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Yoshihisa Yoshida
美久 吉田
Takahiro Shibayama
孝寛 柴山
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反り、撓みを有する高配線密度のプリント配線
板の導通・絶縁状態を精度良く検査するための検査治具
及び検査装置並びに検査装置を用いた位置合わせ方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】第一絶縁板1及び11、第二絶縁板2及び
12、プローブ3及び13、イメージガイド4及び1
4、間隙決定機構70及び80、弾性部材7及び17に
て構成された検査治具10及び検査治具20で被検査体
であるプリント配線板22を挟み込んで、プリント配線
板22の反り、撓みを矯正した後導通・絶縁状態を検査
するものであり、検査工程に必要な加圧手段110、位
置決め制御手段120、導通・絶縁測定手段130、判
定手段140、判定結果出力手段150を備えた検査装
置100である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線板の検
査治具に係わり、特に高配線密度で反り、撓みを有する
プリント配線板の検査治具及び検査装置並びにプリント
配線板と上下検査治具の位置合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の電気検査を行う場合、
検査治具とプリント配線板の間に位置合わせ用カメラの
画像取り込み部を挿入し位置合わせを行い、位置合わせ
用カメラの画像取り込み部を待避させた後、検査治具と
プリント配線板を接触させるというのが一般的な手順で
ある。
【0003】図4及び図5に従来の検査装置の構成概略
図を示す。図4は検査治具と位置合わせ用カメラの画像
取り込み部が分かれている検査装置200、図5は検査
治具に位置合わせ用カメラの画像取り込み部を搭載して
いる検査装置300を示す。
【0004】図4の検査装置200では、検査治具31
及び検査治具32とプリント配線板44との間に位置合
わせ用カメラの画像取り込み部42を挿入し、まず検査
治具31及び検査治具32をプリント配線板44に接近
させ、位置合わせマーク45の形状を取り込み、検査治
具31及び検査治具32とプリント配線板44との位置
合わせを行う。位置合わせが終了したら位置合わせ用カ
メラの画像取り込み部42を検査治具31及び検査治具
32の動作範囲に干渉しない位置に移動する。さらに、
検査治具31及び検査治具32をプリント配線板44に
接近させると、プローブ36の先端が検査点46に接触
する。更に検査治具31及び検査治具32をプリント配
線板44に接近させると個々のプローブに設けられた弾
性部材40が縮み検査点46にたいして所定の荷重で押
圧され、電気測定が行われるようになっている。
【0005】図5の検査装置300では、まず検査治具
51及び検査治具52をプリント配線板64に接近さ
せ、位置合わせ用カメラの画像取り込み部62から位置
合わせマーク65の形状を取り込み、検査治具51及び
検査治具52とプリント配線板64との位置合わせを行
う。位置合わせが終了した所でさらに、検査治具51及
び検査治具52をプリント配線板64に接近させると、
やがてプローブ56の先端が検査点66に接触する。更
に、検査治具51及び検査治具52をプリント配線板6
4に接近させると弾性部材60が縮み検査点66にたい
して所定の荷重で押圧され、電気測定が行われるように
なっている。
【0006】図4の検査装置200では検査治具31及
び検査治具32をプリント配線板44に接近させる時、
位置合わせ用カメラの画像取り込み部42を検査治具3
1及び検査治具32の動作範囲に干渉しない位置に移動
させなければならないため、検査治具31及び検査治具
32をプリント配線板44に接近させる前に検査治具3
1及び検査治具32とプリント配線板44の位置合わせ
を行わなければならない。
【0007】図5の検査装置300では図4の検査装置
200と異なり位置合わせ用カメラの画像取り込み部を
検査治具に搭載しているが、プローブ56の先端が検査
治具51及び検査治具52の最外絶縁板54の表面より
突出しているため、プリント配線板44の反り、撓みを
矯正しないうちにプローブ56の先端が検査点66に接
触してしまい、その後は位置合わせはできない。したが
って、プローブ56の先端が検査点66に接触する前に
検査治具51及び検査治具52とプリント配線板64の
位置合わせを終了しなければならない。
【0008】いずれの場合も上下検査治具をプリント配
線板に接近又は接触させる前に位置合わせを終了させな
ければならず、プリント配線板の反り、撓みを原因とす
る位置ずれに対応できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み考案されたもので、反り、撓みを有する高配線密度
のプリント配線板に対し、高精度で位置合わせを行うこ
とが可能な検査治具及びそれを用いた検査装置さらにそ
の検査装置を用いた位置合せ方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を解決するために、まず請求項1においては、被検査体
であるプリント配線板の配線パターンの導通異常及び絶
縁異常の少なくとも一方の有無を検査するためのプリン
ト配線板の検査治具において、前記プリント配線板に接
触する接触面を有し、プリント配線板の検査点に対応す
る位置にプローブの通る第一貫通孔を有し、プリント配
線板の位置合わせマークに対応する位置にイメージガイ
ドが固定されている第一絶縁板と、第一絶縁板の前記接
触面とは反対側の面に対向して配置され、プローブが挿
入され、かつ固定される第二貫通孔を有する第二絶縁板
と、前記第二貫通孔を通過して前記第一貫通孔に遊挿さ
れ、先端が第一絶縁板の前記接触面から突出しないよう
に前記第二貫通孔に固定されるプローブと、前記第一基
板と前記第二基板とが互いに接近するとき、前記両基板
を互いに離間させるよう付勢する弾性部材と、前記第一
基板と前記第二基板とが互いに接近するとき、前記両基
板間の最小間隙を決定する間隙決定機構とを備えたこと
を特徴とするプリント配線板の検査治具としたものであ
る。
【0011】また、請求項2においては、請求項1記載
のプリント配線板の検査治具を上下二つ用いて前記第一
絶縁板同士が対向するように配置されており、プリント
配線板に対し検査治具の加圧を行う加圧手段と、検査治
具とプリント配線板の位置決めを行う位置決め制御手段
と、複数の検査点の導通状態及び絶縁状態の少なくとも
一方を測定する測定手段と、前記導通状態及び絶縁状態
の測定値と所定の判定値とを比較して良否を判定する判
定手段と、判定結果を出力する判定結果出力手段とを備
えていることを特徴とするプリント配線板の検査装置と
したものである。
【0012】さらにまた、請求項3においては、請求項
2記載のプリント配線板の検査装置を用いて、上下二つ
の検査治具の第一絶縁板でプリント配線板を挟み込み、
プリント配線板の反り、撓みを矯正し、プリント配線板
と上下検査治具の位置合わせを行うことを特徴とするプ
リント配線板と上下検査治具の位置合わせ方法としたも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
説明する。図1は本発明の検査治具の一実施例を示す模
式構成断面図である。本発明の検査治具10は、図1に
示すように、第一絶縁板1、第二絶縁板2、プローブ
3、イメージガイド4、間隙決定機構70及び弾性部材
7にて構成されている。第一絶縁板1にはイメージガイ
ド4が固定されており、プローブ3の通る第一貫通孔8
が形成されている。第二絶縁板2にはプローブ3が第一
絶縁板の第一貫通孔8に相対する位置に固定されてい
る。第一絶縁板1と第二絶縁板2との間には間隙決定機
構70及び弾性部材7が設けられており、プローブ3の
押し量を決定する。
【0014】図2(a)に間隙決定機構70の構成部分
断面図を、図2(b)に間隙決定機構70に弾性部材7
を設けた構成部分断面図をそれぞれ示す。間隙決定機構
70は段付シャフト5とストッパー6とからなり、段付
シャフト5は第一絶縁板1に固定されている。第二絶縁
板2には段付シャフト5の細い部分が通る孔があいてお
り、第二絶縁板2は段付シャフト5の細い部分を上下に
移動することができる。段付シャフト5の太い部分の長
さによって、第一絶縁板1と第二絶縁板2の最小間隙が
決定し、段付シャフト5の細い部分の長さとストッパー
6の位置によってプローブ3の押し量hが決定する。弾
性部材7はストッパー6と合わせて、第一絶縁板1と第
二絶縁板2の間隙を最大間隙Hにするように働く。
【0015】弾性部材7は検査治具10を加圧等の操作
を行う前の初期状態でプローブ3の先端部が第一絶縁板
1の表面より突出することを防止すためのもので、通常
バネが用いられる。弾性部材7の弾性は、所定の検査が
終わった後検査可能な初期状態を維持するための第一絶
縁板1と第二絶縁板2の最大間隙Hになるような弾性力
が必要である。
【0016】第一絶縁板1の材料には、高絶縁性を有す
ること、温湿度の変化による伸縮が小さいこと、プリン
ト配線板の反り、撓みを矯正できる剛性を有すること、
プローブ3の先端が通る第一貫通孔8をあけられるこ
と、イメージガイド4が通る孔をあけられ、イメージガ
イド4を固定できること、といった性質が求められ、第
一絶縁板1の具体例としては、PPS(ポリフェニレン
・サルファイド)、PEEK(ポリエーテル・エーテル
・ケトン)、ポリイミド、ガラスエポキシ等の有機材
や、セラミック、ガラス等の無機材等があげられる。。
さらに、第一絶縁板1の厚さは特に制限はないが1〜2
(mm)程度が望ましい。第一絶縁板1の絶縁性は検査
治具に接続するテスターの機能、どの程度の絶縁検査を
実施するのかによるが、隣り合う2本のプローブ3にお
いてその間の距離が100(μm)の場合で250
(V)の電圧を印加した時に1(GΩ)程度以上である
ことが望ましい。第一絶縁板1の伸縮は検査治具の作製
から運用に至る温湿度環境及び検査をするプリント配線
板22のサイズ、検査点24の最小サイズ、最小ピッチ
によるが、通常の環境の変化の範囲で、±1.5(μm
/cm)程度以内であることが望ましい。
【0017】第二絶縁板2の材料としては、上述の第一
絶縁板に求められることに加え、すべてのプローブ3に
かかる荷重の総量に耐える剛性を有することが求めら
れ、具体的には、上記第一絶縁板1と同じ材料を使用す
ることが望ましい。第二貫通孔の径はプローブ3を通し
接着剤で第二絶縁板2にプローブ3を固定できればよ
く、特に制限はない。第二貫通孔の加工方法に制限はな
く、ドリル、エッチング、レーザー等が考えられる。接
着剤は密集したプローブ3に十分行き渡らせるため低粘
度であること、プローブ3が破損、消耗した場合に特定
のプローブ3だけを抜き取ることができるよう部分的に
再溶融できることが必要である。接着剤の具体例として
は、ジブチルヒドロキシトルエンを主剤とした溶剤系接
着剤があげられる。
【0018】第二絶縁板2には第二貫通孔の部分でプロ
ーブ3が接着剤で固定されおり、プローブ3の固定位置
は第一絶縁板1の第一貫通孔8に対してわずかにずらす
(オフセットする)ことが好ましい。プローブ3の撓み
方向が一定となり、隣接するプローブ同士が干渉するこ
とがなくなる。第一絶縁板1と第二絶縁板2のオフセッ
ト量はプローブ3の撓む方向が一定になる範囲で極力小
さい方が望ましい。数十〜100(μm)程度でよい。
【0019】プローブ3は第一絶縁板1の第一貫通孔8
を通ってプリント配線板の検査点に接触する。第一貫通
孔8の径は大きいほどプローブ3が検査点24に接する
位置のずれが大きくなり、逆にあまり小さいとプローブ
3のなめらかな動きが阻害されてしまう。第一貫通孔8
の径はプローブ3の径+10(%)程度が適当である。
第一貫通孔8の加工方法に制限はなく、ドリル、エッチ
ング、レーザー等が考えられる。さらに、プローブ3の
反対側はテスターに接続されて、プリント配線板の配線
パターンの導通或いは絶縁状態の測定値が取り込まれ
る。プローブ3の導通抵抗は小さい方が望ましく、φ1
00μmで1Ω/cm以下であることが望ましい。
【0020】プローブ3の材料としては、高速度鋼、ス
テンレス、ピアノ線、ベリリウム銅等があげられ、酸化
防止、接触抵抗及び接触抵抗のばらつきを低減させるた
めのメッキが施される。メッキの種類に制限はないが、
代表的なものとしてはニッケルメッキ下地の金メッキ又
はロジウムメッキがあげられる。プローブ3の太さは検
査点24のピッチの2分の1程度であることが望まし
い。プローブ3の長さにとくに制限はないが、長くなる
ほど導通抵抗及び導通抵抗のばらつきの点で不利になる
ため必要最小限の長さであることが望ましく、各々のプ
ローブ3の長さのばらつきも数mm程度にとどめること
が望ましい。プローブ3が撓んだ時、互いに接触し電気
的に短絡することを防ぐために先端から数mmの部分を
除いて絶縁性のコーティングを施すことが望ましい。コ
ーティングの種類に制限はないが、代表的なものとして
はテフロン、エナメルがあげられる。
【0021】イメージガイド4は位置合わせマークの形
状をカメラに送るものであり、具体例としてはグラスフ
ァイバー、ボアスコープ等があげられる。イメージガイ
ド4の径は位置合わせマーク23の大きさによって定め
られる。イメージガイド4は第一絶縁板の位置合わせマ
ーク23に対応する位置にあけられた透孔9に取り付け
られ、固定される。イメージガイド4の固定方法に制限
はなく、接着剤、ネジ等が考えられる。イメージガイド
4を固定する位置の精度はイメージガイド4のサイズ、
カメラレンズの倍率、位置合わせマーク23のサイズに
したがって定められる。透孔9の径はイメージガイド4
を挿入して固定又は位置合わせマーク23の形状を取り
込める範囲で極力小さい方が望ましい。
【0022】透孔19は第二絶縁板2にあけられた孔で
イメージガイド4が挿入される。透孔19の径、位置は
第一絶縁板1と第二絶縁板2の間の距離がかわる際、イ
メージガイド4の動きが透孔19に妨げられなければよ
く、特に制限はない。透孔9、19の加工方法に制限は
なく、ドリル、エッチング、レーザー等が考えられる。
【0023】弾性部材7はプリント配線板22が上下検
査治具10、20の第一絶縁板1、11に完全に平坦な
状態で挟み込まれている時を除いて、第一絶縁板1、1
1と第二絶縁板2、12の間の距離を一定に保ち、上検
査治具10においては各部材の重量によってプローブ3
の接触側の先端が第一絶縁板1の第一貫通孔8を通って
第一絶縁板1の表面より突出することを防止し、下検査
治具20においてもプローブ13が第一絶縁板3の表面
より突出することを防止する。
【0024】以下、本発明の検査装置について説明す
る。図3は本発明の検査装置の一実施例を示す模式構成
断面図である。本発明の検査装置100は上記検査治具
が上下に対向配置された検査治具10及び検査治具20
で被検査体であるプリント配線板22を挟み込んで、プ
リント配線板22の反り、撓みを矯正した後導通・絶縁
状態を検査するものであり、検査工程に必要な加圧手段
110、位置決め制御手段120、導通・絶縁測定手段
130、判定手段140及び判定結果出力手段150の
各種手段を備えたものである。
【0025】まず、検査治具10及び検査治具20を加
圧手段110により保持枠21にて保持されたプリント
配線板22に接近させる。検査治具10及び検査治具2
0の第一絶縁板1及び11がプリント配線板22に接し
た状態で、さらに加圧してプリント配線板22の反り、
撓みを矯正する。このプリント配線板22への加圧量は
押し量によって決定される。即ち、間隙決定機構70及
び弾性部材7によって決定される。この場合、検査治具
10及び検査治具20の加圧、移動は検査治具10また
は検査治具20のいずれかを基準にして検査治具10ま
たは検査治具20のいずれかを加圧、移動するか、検査
治具10及び検査治具20を同時に移動するか、いずれ
の加圧、移動の方法でも構わない。
【0026】次に、イメージガイド4にてプリント配線
板22の位置合わせマーク23の位置情報を取り込み、
位置決め制御手段120にて検査治具10及び検査治具
20の位置合わせを行う。この位置合わせはプリント配
線板22を挟み込んだ状態で行うため、加圧しない状態
であらかじめプリント配線板22の位置合わせマーク2
3とイメージガイド4との予備の位置合わせを行ってお
き、加圧した状態での移動量を最小限にしておくと、効
率よく位置合わせができる。
【0027】さらに、検査治具10及び検査治具20を
加圧手段110にて加圧し、プローブ3及び13がプリ
ント配線板22の検査点24を押圧することにより、テ
スターを経由して導通・絶縁測定手段130にて導通・
絶縁が測定される。さらに、判定手段140にて、前記
測定値と判定値とを比較判断して導通・絶縁の良、不良
を判定し、異常の有無を判定結果出力手段150にて、
例えば、ブザー、警告表示灯、端末ディスプレイ及びプ
リンター等に出力する。
【0028】
【発明の効果】本発明の検査治具及び検査装置を用いる
ことにより、プリント配線板の反り、撓みが矯正され、
プリント配線板が検査治具に完全に平坦な状態に挟み込
まれ、検査治具とプリント配線板との間の位置合わせが
終了してからプローブが検査点に接触する。したがっ
て、高配線密度のプリント配線板の検査において、プリ
ント配線板の反り、撓みが矯正される際、プリント配線
板の位置がわずかにずれ、プローブが検査点にうまく当
たらないという不具合が発生することがなく、高密度プ
リント配線板の導通或いは絶縁状態を高精度に再現性良
く検査できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査治具の一実施例を示す模式構成断
面図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の検査治具の間隙
決定機構及び弾性部材の一実施例を示す模式構成断面図
である。
【図3】本発明の検査装置の一実施例を示す模式構成断
面図である。
【図4】従来の検査装置の一例を示す模式構成断面図で
ある。
【図5】従来の検査装置の他の例を示す模式構成断面図
である。
【符号の説明】
1、11……第一絶縁板 2、12……第二絶縁板 3……プローブ 4……イメージガイド 5……段付シャフト 6……ストッパー 7……弾性部材 8……第一貫通孔 9、18、19、29……透孔 10、20……検査治具 21……保持枠 22……プリント配線板 23……位置合わせマーク 24……検査点 31、51…上検査治具 32、52…下検査治具 33、53…配線用ヘッド 34、54…第一絶縁板 35、55…第二絶縁板 36、56…プローブ 37、57…プローブ/配線接続部材1 38、58…透孔 39、59…透孔 40、60…弾性部材 41、61…プローブ/配線接続部材2 42、62…位置合わせ用カメラ画像取り込み部 43…治具側位置合わせマーク 44、64…プリント配線板 45、65…プリント配線板側位置合わせマーク 46、66…検査点 47、67…プリント配線板保持部材 63…透孔 70、80……間隙決定機構 100……検査装置 110……加圧手段 120……位置決め制御手段 130……導通・絶縁測定手段 140……判定手段 150……判定結果出力手段 200、300……従来の検査装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検査体であるプリント配線板の配線パタ
    ーンの導通異常及び絶縁異常の少なくとも一方の有無を
    検査するためのプリント配線板の検査治具において、 前記プリント配線板に接触する接触面を有し、プリント
    配線板の検査点に対応する位置にプローブの通る第一貫
    通孔を有し、プリント配線板の位置合わせマークに対応
    する位置にイメージガイドが固定されている第一絶縁板
    と、 第一絶縁板の前記接触面とは反対側の面に対向して配置
    され、プローブが挿入され、かつ固定される第二貫通孔
    を有する第二絶縁板と、 前記第二貫通孔を通過して前記第一貫通孔に遊挿され、
    先端が第一絶縁板の前記接触面から突出しないように前
    記第二貫通孔に固定されるプローブと、 前記第一基板と前記第二基板とが互いに接近するとき、
    前記両基板を互いに離間させるよう付勢する弾性部材
    と、 前記第一基板と前記第二基板とが互いに接近するとき、
    前記両基板間の最小間隙を決定する間隙決定機構とを備
    えていることを特徴とするプリント配線板の検査治具。
  2. 【請求項2】請求項1記載のプリント配線板の検査治具
    を上下二つ用いて前記第一絶縁板同士が対向するように
    配置されており、プリント配線板に対し検査治具の加圧
    を行う加圧手段と、 検査治具とプリント配線板の位置決めを行う位置決め制
    御手段と、 複数の検査点の導通状態及び絶縁状態の少なくとも一方
    を測定する測定手段と、 前記導通状態及び絶縁状態の測定値と所定の判定値とを
    比較して良否を判定する判定手段と、 判定結果を出力する判定結果出力手段とを備えているこ
    とを特徴とするプリント配線板の検査装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のプリント配線板の検査装置
    を用いて、上下二つの検査治具の第一絶縁板でプリント
    配線板を挟み込み、プリント配線板の反り、撓みを矯正
    し、プリント配線板と上下検査治具の位置合わせを行う
    ことを特徴とするプリント配線板と上下検査治具の位置
    合わせ方法。
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