JP2002005376A - 結合金具の係合解除防止装置 - Google Patents

結合金具の係合解除防止装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】雌雄の区別のない相補形の一対の結合金具本体
1a,1bからなる結合金具において、衝撃等により不
所望に結合が解除されるのを防止する。 【解決手段】嵌合突部8の他方の側面8bの間に解除ロ
ック部材31を挿入し、これら側面8bが互いに近接す
る方向に回動するのを規制し、嵌合突部8の一方の側面
8aに形成された係止鉤部9の係合解除を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消防ホース等のホ
ースを相互に接続、またはホースとポンプその他の機器
の配管要素とを接続するための結合金具に関する。さら
に特定すれば、本発明は雌雄の区別のない一対の同一の
構造の結合金具本体から構成されたホースの結合金具で
あって、衝撃、負圧その他の荷重が作用した場合の不所
望な結合解除を防止したものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホースたとえば消防ホースの結
合金具には差し込み形のものがあり、このような差し込
み形の結合金具は一対の結合金具本体が互いに軸方向に
嵌合して係止結合される構造のものである。このような
差し込み形の結合金具は、たとえば日本工業規格 JI
S B 9911 に規定されているものあり、このよ
うな結合金具は「町野式金具」と称されて汎用されてい
る。
【0003】このような差し込み形の結合金具は、簡単
な装置で結合および結合解除ができ、操作の迅速性と確
実性を要求される消防ホースの結合金具としては好まし
い特性を有している。
【0004】しかし、従来の差し込み形の結合金具は、
結合される一対の結合金具本体に雌雄の区別があり、一
方が雄金具、他方が雌金具として構成されており、雄金
具同志、雌金具同志は結合できない。このため、たとえ
ば消火作業の際に、複数の消防ホースを延ばして互いに
結合する際に、誤って雄金具同志、または雌金具同志が
対応するように消防ホースを延ばしてしまう可能性があ
り、消火作業の迅速性、確実性の点からこのような可能
性を排除することが好ましい。また、従来の結合金具
は、構造の相違する雄金具と雌金具の2種類の金具を製
造しなければならず、製造コストが高くなる不具合があ
った。
【0005】このような不具合を解消するために、雌雄
の区別のない同一の形状の一対の結合金具本体からなる
ホースの結合金具が開発された。このような雌雄の区別
のない結合金具として、円筒状をなす一対の結合金具本
体と、これらの結合金具本体の前端面に形成され互いに
軸方向に衝合されるシール面と、上記の結合金具本体か
ら上記のシール面を囲んで周方向に配列され軸方向に突
設した複数の嵌合突部とこれらの間に形成された嵌合凹
部とを備えたものがある。
【0006】そして、上記の一対の結合金具本体の嵌合
突部と嵌合凹部は互いに相手側の結合金具本体の嵌合凹
部と嵌合突部に軸方向に嵌合し、またこれら嵌合突部の
一方の側面には係止鉤部が形成されており、これら係止
鉤部は相手側の結合金具本体の係止鉤部に互いに周方向
に係合して軸方向の移動を規制し、また上記の嵌合突部
の他方の側面には、これら嵌合突部が嵌合した際にこれ
らの嵌合突部の他方の側面を互いに周方向に離反させる
方向に付勢する付勢機構が設けられ、これらの付勢機構
の付勢力により上記の係止鉤部が互いに係合状態に維持
される。
【0007】一般的に、上記の係止鉤部の角度は、上記
の嵌合突部の基端部側から測定してこの結合金具の軸線
方向に対して鋭角をなし、いわゆるオーバーハング状に
形成されている。したがって、この結合状態の結合金具
の内部に正圧が作用しているような場合には、結合金具
を引き離す方向の軸方向の荷重が作用し、これらの係止
鉤部は互いにより強く咬み合い、係合解除はできない。
【0008】しかし、この結合金具の内部に圧力が作用
していない場合には、上記の係止鉤部の係合を維持する
のは、上記の付勢機構による付勢力のみである。したが
って、この状態でこの結合金具に衝撃等が作用すると、
この係止鉤部の係合が解除され、この結合金具の結合が
不所望に解除されてしまう不具合がある。
【0009】特に、この結合金具内に負圧が作用してい
る場合には、結合金具が互いに近接する方向の軸方向の
荷重が作用するので、係止鉤部の係合が緩み、衝撃その
他の外力により係合が不所望に外れやすい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の事情に
基づいてなされたもので、雌雄の区別がなく、同一の構
造の一対の結合金具本体から構成されるホースの結合金
具において、衝撃その他の荷重によって不所望に結合が
外れることを防止することができる結合金具の係合解除
防止装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、配管要素その他の機器を結合する結合金具であっ
て、円筒状をなす一対の結合金具本体と、これらの結合
金具本体の前端面に形成され互いに軸方向に衝合される
シール面と、上記の結合金具本体から上記のシール面を
囲んで周方向に配列され軸方向に突設した複数の嵌合突
部とこれらの間に形成された嵌合凹部とを備え、上記一
対の結合金具本体の嵌合突部と嵌合凹部は互いに相手側
の結合金具本体の嵌合凹部と嵌合突部に軸方向に嵌合
し、またこれら嵌合突部の一方の側面には係止鉤部が形
成されており、これら係止鉤部は相手側の結合金具本体
の係止鉤部に互いに周方向に係合して軸方向の移動を規
制し、また上記の嵌合突部の他方の側面には、これら嵌
合突部が嵌合した際にこれらの嵌合突部の他方の側面を
互いに周方向に離反させる方向に付勢する付勢機構が設
けられ、これらの付勢機構の付勢力により上記の係止鉤
部が互いに係合状態に維持されるものにおいて、上記の
嵌合突部の他方の側面の間に挿脱自在に挿入され、これ
ら一対の結合金具本体が互いに上記の他方の側面が互い
に近接する方向に回動する量を規制し上記の係止鉤部の
係合が不所望に解除されるのを防止する解除ロック部材
を備えたことを特徴とするものである。
【0012】したがって、この解除ロック部材の介在に
より、嵌合突部の他方の側面は、その近接距離をこの解
除ロック部材の厚さ以上に規制され、よって一方の側面
の係合鉤部の係合が不所望に解除されるのを機械的に確
実に防止する。なお、この構成は構造が簡単であり信頼
性が高い。
【0013】また、請求項2に記載された本発明は、前
記の付勢機構は、前記の嵌合突部の他方の側面から弾性
的に付勢されて突出した押圧部材を備えており、また前
記の解除ロック部材は、板状をなし、上記の押圧部材を
収容保持する保持孔部が形成されているものである。
【0014】従って、この解除ロック部材を嵌合突部の
他方の側面の間の隙間に挿入すると、この解除ロック部
材は上記の押圧部材をその付勢力に抗して弾性的に没入
させつつ挿入される。そして、この解除ロック部材の保
持孔部が押圧部材に対応すると、この押圧部材は付勢力
によりこの保持孔内部内で突出する。よって、この解除
ロック部材は、この保持孔部内で突出した押圧部材によ
り挿入状態に保持され、この解除ロック部材が脱落する
ことがなく、より高い信頼性が得られる。また、このも
のは、解除ロック部材を挿入状態に保持する機構が簡単
であり、製造コストも低い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図6を参照して
本発明の第1の実施形態を説明する。この実施形態は本
発明の結合金具を消防ホースの結合金具に適用した場合
のものである。この結合金具は、同一の構造の一対の結
合金具本体1a,1bから構成されており、これら結合
金具本体1a,1bにはそれぞれ消防ホース2a,2b
が接続されている。
【0016】これらの結合金具本体1a,1bは、それ
ぞれ筒本体3を備えており、これら筒本体3は略円筒形
をなし、その内周面には鋸歯状の凹凸を有するホース取
り付け部4が形成されている。そして、このホース取り
付け部4に消防ホース2a,2bの端部が挿入され、こ
れらホースの内周面からかしめリング(図示せず)によ
ってこのホースの外周面をこのホース取り付け部4に押
圧してこの消防ホースを取り付ける。
【0017】また、この筒本体3の前端部の内周面に
は、円筒状のシール面部材5が螺装され、このシール面
部材5の前端面はシール面として形成され、このシール
面にはゴムパッキン等のシール部材6が取り付けられて
いる。したがって、これらの結合金具本体1a,1bが
互いに軸方向に嵌合して結合された場合には、これらの
シール部材6が互いに衝合され、これらの筒本体3の内
部を連通するとともにシール性を維持する。
【0018】そして、上記の筒本体3の前端部には、そ
れぞれ複数、たとえば6個の嵌合突部8が一体に突設さ
れている。これらの嵌合突部8は、周方向に等間隔に配
列され、上記のシール面部材5のシール面に対して軸方
向に突出している。また、これらの嵌合突部8の間は、
嵌合凹部7として形成されており、これらの結合金具本
体1a,1bが軸方向に衝合された場合には、一方の結
合金具本体1aの嵌合突部8が他方の結合金具本体1b
の嵌合凹部7内に嵌合し、また他方の結合金具本体1b
の嵌合突部8が一方の結合金具本体1aの嵌合凹部7内
に嵌合し、互いに相補形に嵌合する。
【0019】なお、このものでは、上記の嵌合凹部7の
幅は上記の嵌合突部8の幅よりやや広く形成されてい
る。したがって、これら嵌合突部8はこれらの嵌合凹部
7内に軸方向に嵌合するとともに、周方向にも所定の量
だけ回動自在である。
【0020】そして、上記の嵌合突部8の一方の側面8
aには段形鉤状の係止鉤部9がそれぞれ形成されてお
り、これらは互いに相手側の嵌合突部の係止鉤部と周方
向に係合するように構成されている。したがって、これ
らの嵌合突部8が相手側の嵌合凹部7内に軸方向に嵌合
した状態で、これら結合金具本体1a,1bを互いに回
動させてこれら嵌合突部8の一方の側面8aが互いに近
接すると、これらの係止鉤部9が図3に示すように互い
に係合して軸方向の係止をなし、これら結合金具本体1
a,1bが互いに結合される。なお。これらの係止鉤部
9の根元部には、この部分の応力集中を防止するための
湾曲部11が形成されている。また、これらの嵌合突部
の他方の側面の先端角部は円弧状に形成されてガイド部
12が形成されており、これらが嵌合する際には、これ
らのガイド部12が互いに当接するように構成されてい
る。
【0021】また、これらの係止鉤部11の係止面は、
周方向に対して所定の角度だけオーバーハング状に傾斜
しており、これらが嵌合した状態で内部の水圧等により
これら結合金具本体1a,1bを互いに引き離す方向の
荷重が作用した場合には、これらの係止鉤部11はより
強く嵌合し、この結合金具本体1a,1bの抜け等を確
実に防止するように構成されている。
【0022】なお、この実施形態では、上記の係止鉤部
9が嵌合した状態において、上記の嵌合突部8の先端面
と嵌合凹部7の奥壁面との間に間隙が形成されるように
各部の寸法が設定されている。したがって、このもの
は、上記の係止鉤部9が係合した状態から、これら嵌合
突部8と嵌合凹部7とがさらに軸方向に互いに進入する
ように移動可能である。
【0023】また、これらの嵌合突部8の他方の側面8
bは、これらの結合金具本体1a,1bの軸方向に対し
て傾斜している。したがって、この嵌合突部8は、その
先端部にゆくに従って周方向の幅が狭くなるようなテー
パ状に形成され、また嵌合凹部7も同様にその奥部にゆ
くに従ってその周方向の幅が狭くなるようなテーパ状に
形成されている。これにより、これらの嵌合突部8と嵌
合凹部7の嵌合が容易となる。なお、上記の係止鉤部9
が形成されている一方の側面は、この結合金具本体1
a,1bの軸方向と略平行に形成されている。
【0024】また、これらの嵌合突部8の他方の側面8
bには、それぞれ付勢機構10が設けられている。これ
らの付勢機構10は、円筒形のケース部材14内に突没
自在に収容された押圧部材たとえば鋼球15と、この鋼
球15を突出方向に付勢するスプリング16とから構成
されており、これらの付勢機構10はこれら嵌合突部8
の他方の側面に埋め込まれている。したがって、これら
の嵌合突部8が図3に示すように相手側の嵌合凹部7内
に嵌合されると、上記の鋼球15が互いに当接して互い
に押圧付勢し、これら嵌合突部8の他方の側面を互いに
離反するように付勢し、この結果これら嵌合突部8の一
方の側面8aは互いに近接するように付勢され、上述の
ようにこれらの一方の側面の係止鉤部9が互いに係合す
るように付勢される。
【0025】また、これらの結合金具本体1a,1bの
外周面には、複数の工具溝20が形成されている。これ
らの工具溝20は、たとえばレンチ等の工具と嵌合可能
な形状に形成されており、万一これらの結合金具本体1
a,1bの結合が砂等の噛み込みにより結合解除できな
くなった場合には、これらの工具溝20にレンチ等の工
具を嵌合してこれら結合金具本体1a,1bを強制的に
回動させることにより、結合を解除することができる。
【0026】次に、この結合金具の結合および結合解除
の作動を説明する。これらの結合金具本体1a,1bを
結合するには、それらの嵌合突部8を相手側の嵌合凹部
7内に嵌合し、これら結合金具本体1a,1bを互いに
近接するように軸方向に押圧する。
【0027】これらの嵌合突部8と嵌合凹部7との嵌合
により、これら嵌合突部8の他方の側面8bに設けられ
ている付勢機構10の鋼球15が互いに接触し、これら
は互いに付勢力に抗して没入する。そして、図3に示す
ように、これらの嵌合突部8の一方の側面8aに形成さ
れた係合鉤部9の先端部が互いに乗り越えると、上記の
付勢機構10の鋼球15の押圧付勢力によりこれら係合
鉤部9が互いに係合し、これらの結合金具本体1a,1
bが結合される。
【0028】また、この結合金具本体1a,1bの結合
を解除する場合には、これら結合金具本体1a,1bを
互いに反時計方向に回動させることにより、付勢機構1
0の鋼球15がその付勢力に抗して没入し、嵌合突部8
の他方の側面8bが互いに近接して一方の側面8aが互
いに離れ、係止鉤部9の係合が解除される。
【0029】そして、このような結合金具には、上記の
係止鉤部9の係合が不所望に解除されるのを防止する係
合解除防止機構30が設けられており、以下、図1、お
よび図3ないし図6を参照してその構成を説明する。
【0030】図中の31はその解除ロック部材である。
この解除ロック部材31は図6に示す如く、所定の厚さ
を有する板状をなし、円形をなしているとともにその中
心部に円形の保持孔部32が形成され、ワッシャ状の形
状をなしている。また、この解除ロック部材31は、細
いワイヤロープ等の可撓条体33を介して一方の結合金
具本体1bの取付部34に連結されており、この解除ロ
ック部材31の紛失を防止している。
【0031】次に、上記のような係合解除防止機構30
の作用を説明する。上記のように、一対の結合金具本体
1a,1bを結合した後、上記の解除ロック部材31を
嵌合突部8の他方の側面8bの間の隙間に挿入する。こ
の場合、挿入する位置は、上記の付勢機構10が設けら
れている位置に挿入する。
【0032】この解除ロック部材31は板状の部材であ
るので、図4に示すように、その縁部に押圧されて付勢
機構10の鋼球15がその付勢力に抗して互いに離さ
れ、これらの間に解除ロック部材31が挿入される。そ
して、これらの鋼球15がこの解除ロック部材31の保
持孔部32に対応すると、図5または図3に示すよう
に、この保持孔部32内で鋼球15がスプリング16の
付勢力により突出して互いに当接する。
【0033】したがって、この状態では、この解除ロッ
ク部材31は上記の鋼球15により保持され、脱落する
ことがない。そして、たとえば衝撃等が作用して、これ
ら結合金具本体1a,1bが互いに回動しようとして
も、嵌合突部8の他方の側面8bの間には、上記のよう
に解除ロック部材31が挿入されているので、これら他
方の側面8bは、この解除ロック部材31の厚さ以下に
は近接できない。よって、一方の側面8aに形成されて
いる係合鉤部9の係合が不所望に外れるのを防止する。
【0034】なお、上記の解除ロック部材31の厚さ
は、他方の側面8bの間隔に近い方が不所望な係合解除
の防止効果は高いが、この厚さが隙間の間隔に近いと挿
入が面倒となるため、この解除ロック部材31の厚さ
は、上記の係合鉤部9の係合が外れない範囲であればよ
い。なお、これら結合金具本体1a,1bの結合を解除
する場合には、その解除操作に先立って、上記の解除ロ
ック部材31を抜いて取り外しておく。
【0035】この実施形態のものは、構造が簡単であ
り、また解除ロック部材31の保持も確実でこれが脱落
することもなく、信頼性が高いとともに、操作も簡単容
易であり、また製造コストも低い。
【0036】なお、本発明は上記の実施形態には限定さ
れない。たとえば、図7には本発明の第2の実施形態の
解除ロック部材35を示す。この解除ロック部材35
は、板材を矩形に打ち抜いたものである。そして、その
先端部には前述と同様の保持孔部32が形成され、基端
部には前述と同様の可撓条体33が接続されている。ま
た、この実施形態では、保持孔部32は完全な孔ではな
く、その先端部に切り割り部36が形成され、この解除
ロック部材35を前述の鋼球15の間に挿入する際の抵
抗を軽減してある。
【0037】また、本発明は上記の実施形態にも限定さ
れない。たとえば、前記の保持孔部は必ずしも形成する
必要はなく、板状または楔状の解除ロック部材を嵌合突
部の他方の側面の間に挿入するだけでもよい。さらに、
本発明は消防ホースの結合金具には限定されず、その他
の用途の結合金具一般に適用が可能である。
【0038】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、解除ロック
部材の介在により、嵌合突部の他方の側面は、その近接
距離をこの解除ロック部材の厚さ以上に規制され、よっ
て一方の側面の係合鉤部の係合が不所望に解除されるの
を機械的に確実に防止することができ、また、このよう
な構成は構造が簡単であり信頼性が高い等、その効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の結合金具の斜視図。
【図2】図1の結合金具の一方の結合金具本体を断面で
示す側面図。
【図3】図1の結合金具の嵌合突部と嵌合凹部との嵌合
状態の平面図。
【図4】解除ロック部材の挿入状態を説明する図3のA
−A矢視図。
【図5】解除ロック部材の挿入状態を説明する図3のA
−A矢視図。
【図6】第1の実施形態の解除ロック部材の平面図。
【図7】第2の実施形態の解除ロック部材の平面図。
【符号の説明】
1a,1b 結合金具本体 7 嵌合凹部 8 嵌合突部 9 係止鉤部 10 付勢機構 15 鋼球 30 係合解除防止機構 31 解除ロック部材 32 保持孔部 35 解除ロック部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管要素その他の機器を結合する結合金
    具であって、円筒状をなす一対の結合金具本体と、これ
    らの結合金具本体の前端面に形成され互いに軸方向に衝
    合されるシール面と、上記の結合金具本体から上記のシ
    ール面を囲んで周方向に配列され軸方向に突設した複数
    の嵌合突部とこれらの間に形成された嵌合凹部とを備
    え、上記一対の結合金具本体の嵌合突部と嵌合凹部は互
    いに相手側の結合金具本体の嵌合凹部と嵌合突部に軸方
    向に嵌合し、またこれら嵌合突部の一方の側面には係止
    鉤部が形成されており、これら係止鉤部は相手側の結合
    金具本体の係止鉤部に互いに周方向に係合して軸方向の
    移動を規制し、また上記の嵌合突部の他方の側面には、
    これら嵌合突部が嵌合した際にこれらの嵌合突部の他方
    の側面を互いに周方向に離反させる方向に付勢する付勢
    機構が設けられ、これらの付勢機構の付勢力により上記
    の係止鉤部が互いに係合状態に維持されるものにおい
    て、 上記の嵌合突部の他方の側面の間に挿脱自在に挿入さ
    れ、これら一対の結合金具本体が互いに上記の他方の側
    面が互いに近接する方向に回動する量を規制し上記の係
    止鉤部の係合が不所望に解除されるのを防止する解除ロ
    ック部材を備えたことを特徴とする結合金具の係合解除
    防止装置。
  2. 【請求項2】 前記の付勢機構は、前記の嵌合突部の他
    方の側面から弾性的に付勢されて突出した押圧部材を備
    えており、また前記の解除ロック部材は、板状をなし、
    上記の押圧部材を収容する収容孔部が形成されているも
    のであることを特徴とする請求項1の結合金具の係合解
    除防止装置。
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