JP2002005302A - リップ型シール - Google Patents

リップ型シール

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JP2002005302A
JP2002005302A JP2000180779A JP2000180779A JP2002005302A JP 2002005302 A JP2002005302 A JP 2002005302A JP 2000180779 A JP2000180779 A JP 2000180779A JP 2000180779 A JP2000180779 A JP 2000180779A JP 2002005302 A JP2002005302 A JP 2002005302A
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rotating shaft
seal
outer peripheral
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Takeshi Yamada
健史 山田
Hisaya Yokomachi
尚也 横町
Takayuki Imai
崇行 今井
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/322Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip supported in a direction perpendicular to the surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3228Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip formed by deforming a flat ring

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸の停止時において、第二シール部材の
摺接面から大気B側への潤滑オイル漏れを防止できるリ
ップ型シールを提供する。 【解決手段】 第一シール部材2と、その背面に配置さ
れた第二シール部材5とで回転軸8の外周面9に摺接し
てシールし、姿勢保持環4の屈曲部23でリップ先端部
11の姿勢を保持する。リップ先端部11背面と第二シ
ール部材5先端との間の空隙部10にバックアップ部3
0を配置し、回転軸8の停止時において、密封空間A側
の高圧によるリップ先端部11の撓みを該バックアップ
部30で支える。これにより、空隙部10内の潤滑オイ
ルが大気B側へ押し出されるのを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空調装置に
使用される圧縮機の回転軸の外周面を密封するリップ型
シールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリップ型シールの代表的
な例が実公平2―47311号公報及び特開平7―13
9634号公報にて開示されている。
【0003】実公平2―47311号公報のリップ型シ
ールを図3を用いて説明する。このリップ型シールは、
密封空間A側に配置されるゴム状弾性体製の第一シール
部材50と、この第一シール部材50に対して大気B側
に配置される合成樹脂製の第二シール部材51と、第一
シール部材50と第二シール部材51との間に配置され
て、第一シール部材50の大気B側を支持するバックア
ップリングと称する補強部材52とを備えている。ま
た、第一シール部材50のリップ先端50a背面にはバ
ネ50bが取付けられて回転軸の外周面53に対する圧
接力が付与されている。そして、これら第一シール部材
50と第二シール部材51とで二重のシール性を確保し
ている。
【0004】ところが、回転軸の回転中において、ゴム
状弾性体製の第一シール部材50は、そのリップ先端5
0a背面に取付けられたバネ50bにより、リップ先端
50aが回転軸の外周面53に押さえ付けられているた
め、摩耗、発熱が生じ易いという問題があった。この問
題を解決すべく、バネ50bによる圧接力を弱めると、
密封空間Aが高圧であるほど第一シール部材50と、補
強部材52と、第二シール部材51と、回転軸の外周面
53とで包囲された空隙部54にオイルが漏れ出し易く
なる。該空隙部54に溜まったオイルが合成樹脂製の第
二シール部材51と回転軸の外周面53との摺接面から
大気B側に漏れ出す問題が生じる。
【0005】上記問題点を改良した図4に示すリップ型
シールが特開平7―139634号公報にて開示されて
いる。このリップ型シールは、密閉空間A側に配置され
るゴム状弾性体製の第一シール部材60と、この第一シ
ール部材60に対して大気B側に配置される合成樹脂製
の第二シール部材61とを備えている。
【0006】上記第一シール部材60のリップ先端60
aは回転軸の外周面63に摺接しており、その背面と上
記第二シール部材61の先端との間に空隙部64が形成
される。この第二シール部材61の摺接面61aには斜
めに切り込み形成された螺旋溝61bと平坦部61cが
形成されている。この螺旋溝61bは回転軸の回転時に
は、オイルを密封空間A側へ還流させるようなポンピン
グ作用を生じさせる方向の螺旋状の溝となっている。こ
れにより、リップ先端60aの密封空間A側から空隙部
64側にオイルが漏れ出して螺旋溝61bに浸入して
も、空隙部64側にオイルを押し戻すことができる。ま
た、回転軸の停止時には、平坦部61cは回転軸の外周
面63に密着して、オイルが大気B側に漏れ出るのを防
止する。回転軸の停止時の密封性能試験によれば、室温
〜70℃の温度条件、5.0〜21.8kgf/cm
の圧力条件においてオイル漏れがないという良好な結果
が得られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車用の
空調装置に使用される圧縮機は、通常はエンジンルーム
内に配設されており、エンジンの駆動力が伝達されるこ
とにより回転している。圧縮機の動作中、つまり、少な
くともエンジンの回転中はラジエータ冷却用ファンの回
転によって、エンジンルーム内の熱せられた空気は外気
へ排出されて、エンジンルーム内の温度は適切に保たれ
ている。しかし、例えば、夏場の高速運転直後のエンジ
ン停止時には、高温になったエンジンからの輻射熱とボ
ンネットが直射日光に曝されることにより、エンジンル
ーム内の温度は80℃以上になる。この高温条件下に圧
縮機も曝されて、圧縮機の密封空間A側の冷媒圧力は急
上昇する。
【0008】特に、冷媒として高圧を必要とする二酸化
炭素ガスを使用するとその圧力は30〜120kgf/
cmの高圧になる可能性があり、図4において第一シ
ール部材60のリップ先端60aは該高圧を受けて大気
B側に撓み、前記空隙部64に溜まった潤滑オイルを第
二シール部材61側に押し出す力として作用する。この
時は回転軸が停止している状態のため、螺旋溝61bは
潤滑オイルを押し戻すことができず、また、平坦部61
cの設定圧力を超える力で潤滑オイルが押し出されるた
め、該平坦部61cは回転軸との密着力を維持すること
ができない。従って、回転軸の外周面63との間の摺接
面61aから大気B側に潤滑オイルが漏れ出るという問
題が発生する。
【0009】本発明は、上記問題点を解消するためにな
されたものであって、その目的は、回転軸の停止時にお
いても、第二シール部材の摺接面から大気側への潤滑オ
イル漏れを防止できるリップ型シールを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、先端部が密封空間側を
向いて回転軸の外周面に摺接するゴム状弾性体製の第一
シール部材と、該第一シール部材の背面側に配設されて
先端部が前記密封空間側を向いて回転軸の外周面に摺接
し、かつ該摺接する面に螺旋溝を形成した合成樹脂製の
第二シール部材と、これらのシール部材に係合して位
置、姿勢を保つべく配置されたリップ姿勢保持部とを備
えたリップ型シールにおいて、前記リップ姿勢保持部は
前記第一シール部材のリップ部の傾斜開始基点部を背面
から支持する第一姿勢保持部と、前記第一シール部材の
リップ先端部を背面から支持する第二姿勢保持部とから
構成されることとした。
【0011】これにより、回転軸の停止時において、密
封空間側の高圧状態にもかかわらず、第一シール部材の
リップ部の背面を第一姿勢保持部と第二姿勢保持部とで
確実に支持することができるので、リップ部が大気側に
撓むのを抑止し、従って、両リップ間に形成された空隙
部に溜まったオイルを押し出すことがなく、第二シール
部材の摺接面からの潤滑用オイル漏れを防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をリップ型シールに
具体化した実施形態を図1及び図2の半断面図に基づい
て説明する。なお、以下の文中において「正面」とは密
封空間A側に向いた面のことを言い、「背面」とは反密
封空間側である大気B側に向いた面のことを言う。更に
「先端部」とは密封空間A側の端部を言い、「後端部」
とは大気B側の端部を言う。
【0013】(実施の形態1)本発明の実施の形態1の
リップ型シールについて、図1を用いて説明する。リッ
プ型シール1は、ゴム状弾性体製で環状に形成された第
一シール部材2と、その第一シール部材2に埋設された
環状の外環3と、第一シール部材2の背面にあってその
姿勢を保持する姿勢保持環4と、該姿勢保持環4の背面
にあって合成樹脂製で環状に形成された第二シール部材
5と、更に、その第二シール部材5を背面から支える環
状の内環6とで構成されている。
【0014】前記第一シール部材2は、その基部7の正
面から回転軸8の外周面9側に向かって斜めに屈曲形成
されたリップ先端部11を有しており、その最先端のリ
ップ接触部11aが回転軸8の外周面9と摺動可能に圧
接している。他方、第一シール部材2の装着部12はハ
ウジング13の内周面14に圧接している。また、外環
3のフランジ部15とフラット部16は断面略T字状に
一体的に屈曲形成されており、第一シール部材2の基部
7と装着部12の芯金としての機能を有してる。このフ
ラット部16の後端付近は断面略L字状とされ、回転軸
8の軸芯に向かって屈曲した止め部18が形成されてい
る。この止め部18は装着部12より延出した被覆部1
9を介して止め輪21に当接している。すなわち、ハウ
ジング13に形成された溝部20に止め輪21が嵌入さ
れており、これに前記被覆部19が当接している。これ
によりリップ型シール1のハウジング13内での位置決
めがされている。
【0015】姿勢保持環4は金属製材料で形成されてお
り、前記第一シール部材2の背面に配設されている。姿
勢保持環4の先端部には回転軸8側に屈曲した第一姿勢
保持部としての屈曲部23を有している。該屈曲部23
は、第一シール部材2のリップ先端部11の背面に当接
して、その当接部付近での第一シール部材2が密封空間
A側からの圧力によって大きく撓むのを支える。それと
共に、リップ先端部11が屈曲を開始する基点の位置決
めをして、リップ接触部11aを適正な力で回転軸8と
接触させる機能を有している。つまり、姿勢保持環4の
屈曲部23がリップ先端部11の背面と当接する(回転
軸8の外周面9からの)高さ寸法を規定することによ
り、回転軸8に挿通された状態で、かつ運転状態での密
封空間A側の圧力変動を考慮し、リップ接触部11aと
回転軸8の外周面9との圧接力が決定される。この場
合、螺旋溝28のオイル押し戻し作用に依存して、リッ
プ接触部11aからの潤滑オイルの適度な漏れを許容し
た、適正なシール効果を発揮する。また、姿勢保持環4
の背面には第二シール部材5が配置されている。
【0016】第二シール部材5は、例えば、ポリテトラ
フルオロエチレン等の合成樹脂材料を使用し、外径部2
4と摺動部25とで断面略L字状に形成されている。外
径部24は回転軸8の円周方向に、外環3のフラット部
16付近まで延出形成されている。外径部24の正面は
第一シール部材2の背面と、姿勢保持環4の背面とに接
し、外径部24の背面は内環6のフランジ部26の正面
と接している。摺動部25は回転軸8の外周面9と接す
る摺動面27を有しており、該摺動面27は螺旋溝28
と平坦部29とを有している。そして、摺動部25先端
とリップ先端部11背面との間には空隙部10が存在し
ている。
【0017】また、第二シール部材5の先端には合成樹
脂製の第二姿勢保持部としてのバックアップ部30が一
体的に形成されている。これは、回転軸8の外周面9に
近接して密封空間A側に向かって空隙部10内に延びて
おり、第一シール部材2のリップ先端部11の背面に近
接配置されている。このバックアップ部30の先端は傾
斜した平面状をなしており、その傾斜角度はリップ先端
部11の背面の傾斜角度と略同一角度になっている。
【0018】本実施形態の作用を次に説明する。リップ
型シール1は、その装着部12がハウジング13の内周
面14と止め輪21で圧接状態で装着されることによ
り、確実に位置決め固定されている。その状態から圧縮
機の回転軸8に挿通されると、第一シール部材2は、そ
のリップ先端部11が姿勢保持環4の先端屈曲部23で
高さ寸法を規定されているので、回転軸8の外周面9に
適切に圧接する。
【0019】圧縮機が運転されると、密封空間Aの圧力
変動により、循環オイルがリップ接触部11aを経て適
度に空隙部10へ漏れ出る。しかし、回転軸8の回転に
より、螺旋溝28がポンピング作用を生じ、潤滑オイル
は空隙部10に押し戻される。この空隙部10に溜まっ
たオイルは更に姿勢保持環4の背面空間にも溜まるよう
になる。なお、このオイルの流動は回転軸8の外周面9
と摺動する部分の潤滑には役立っている。
【0020】さて、圧縮機の運転が停止すると、密封空
間A側の冷媒圧力が上昇するとともに、螺旋溝28によ
るオイル押し戻し作用が停止することになる。このため
リップ先端部11は圧力で大きく撓んで、空隙部10内
のオイルを大気B側へ押し出そうとする。しかしながら
本実施の形態の場合は、バックアップ部30がリップ先
端部11の背面に近接配置されているので、リップ先端
部11の撓みが抑止される。これにより、空隙部10内
のオイルはそこに溜まったままの状態が維持される。
【0021】従って、本実施の形態のリップ型シールで
は以下に示す効果がある。 (1)第一シール部材2の先端部11を背面から保持す
る姿勢保持環4の屈曲部23と第二シール部材5のバッ
クアップ部30とを有しているので、回転軸8の停止時
に、リップ先端部11の密封空間A側に高圧が加わった
場合でも、該リップ先端部11が大気B側に撓むことが
なく、第二シール部材5の摺動面27から大気B側への
潤滑用オイル漏れを防止できる。
【0022】(2)バックアップ部30は第一シール部
材2の背面側に配設された第二シール部材5の先端に形
成されているので、第二シール部材5からそのまま延出
形成させれば足り、第一シール部材2のリップ先端部1
1の背面を保持するには好適である。
【0023】(3)バックアップ部30の先端の傾斜角
度は、第一シール部材2のリップ先端部11の背面の傾
斜角度と略同一角度になっているので、バックアップ部
30による受け止め時には、平面的に確実にリップ先端
部11の背面を密接支持できる。
【0024】(4)バックアップ部30は合成樹脂製で
あるので、微妙な成形の困難な金属製の部材に比べて、
リップ先端部11の背面の傾斜角度に合致させて容易に
成形することができる。
【0025】(5)バックアップ部30は、空隙部10
内に入り込んでその容積を縮小するので、該空隙部10
内の潤滑オイル量を少なくすることができる。
【0026】(実施の形態2)次に実施の形態2のリッ
プ型シールについて、図2を用いて説明する。なお、上
記実施の形態1と同じ構成の部分については図面に同符
号を付して重複した説明を省略する。
【0027】姿勢保持環4は金属製材料で形成されてお
り、前記第一シール部材2の背面に配設されている。姿
勢保持環4の先端部には回転軸8側に屈曲した第一姿勢
保持部としての屈曲部23を有している。該屈曲部23
の構成、作用は実施の形態1と同様である。
【0028】更に、姿勢保持環4の先端には合成樹脂製
の第二姿勢保持部としてのバックアップ部30が形成さ
れており、第一シール部材2のリップ先端部11の背面
に近接するように、また、回転軸8の外周面9に近接す
るように配設されている。このバックアップ部30の先
端は傾斜した平面状をなしており、その傾斜角度はリッ
プ先端部11の背面の傾斜角度と略同一角度になってお
り、バックアップ部30による受け止め時には、確実に
リップ先端部11の背面を密接支持する。
【0029】本実施の形態におけるバックアップ部30
も実施の形態1と同様に作用する。従って、本実施の形
態のリップ型シールでは、実施の形態1と同様な効果に
加えて次のような効果がある。 (1)第一姿勢保持部としての屈曲部23は、リップ先
端部11の背面を支持して回転軸8の外周面9に対する
圧接力を規定する役目がある。その屈曲部23の先端
に、圧縮機の停止時において、リップ先端部11背面を
やはり支持するバックアップ部30を形成したので、屈
曲部23とバックアップ部30の位置関係を最適なもの
に設定し易い。
【0030】なお、発明の実施の形態は、上記実施の形
態に限定されるものではなく、下記のように実施しても
よい。
【0031】○上記実施の形態1において、合成樹脂製
の第二シール部材5の先端には合成樹脂製のバックアッ
プ部30が一体的に形成されているとしたが、別体を取
付ける形態であっても良い。別体にすることにより、本
体である合成樹脂製リップ部材5の形状に左右されるこ
となく樹脂成形形状、寸法の自由度が増す。
【0032】○逆に、上記実施の形態2において、バッ
クアップ部30を姿勢保持環4と別体とする代わりに、
一体成形しても良い。バックアップ部30は、姿勢保持
環4の屈曲部23と同様の役目を有し、位置関係が予め
規定できるので、一体に成形した場合、効率的である。
【0033】○上記実施の形態1又は2において、バッ
クアップ部30は回転軸8の外周面9に近接するように
配設されているとしたが、回転軸8の外周面9に接して
配設されていてもよく、そのバックアップ部30の摺接
面にポンピング作用の生じる螺旋溝28が形成されてい
てもよい。バックアップ部30が回転軸8の外周面9に
接することにより、前記第二シール部材5の摺動面27
の補助的な密封の役割を果たし、更にシール性が向上す
る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、回転軸の停止時に
おいて、第一シール部材のリップ部の背面を確実に支持
することができるので、高圧時にリップ部が大気側に撓
んで空隙部に溜まったオイルを押し出すことがなく、第
二シール部材の摺動面からの潤滑オイル漏れを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のリップ型シールの半断面図
【図2】実施の形態2のリップ型シールの半断面図
【図3】従来の技術のリップ型シールの半断面図
【図4】従来の技術のリップ型シールの半断面図
【符号の説明】
1…リップ型シール、2…第一シール部材、3…外環、
4…姿勢保持環、5…第二シール部材、6…内環、8…
回転軸、9…外周面、10リップ部、11…リップ先端
部、23…第一姿勢保持部としての屈曲部、27…摺動
面、30…第二姿勢保持部としてのバックアップ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部が密封空間側を向いて回転軸の外
    周面に摺接するゴム状弾性体製の第一シール部材と、該
    第一シール部材の背面側に配設されて先端部が前記密封
    空間側を向いて回転軸の外周面に摺接し、かつ該摺接す
    る面に螺旋溝を形成した合成樹脂製の第二シール部材
    と、これらのシール部材に係合して位置、姿勢を保つべ
    く配置されたリップ姿勢保持部とを備えたリップ型シー
    ルにおいて、 前記リップ姿勢保持部は前記第一シール部材のリップ部
    の傾斜開始基点部を背面から支持する第一姿勢保持部
    と、前記第一シール部材のリップ先端部を背面から支持
    する第二姿勢保持部とから構成されることを特徴とする
    リップ型シール。
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