JP2002005101A - 油圧源装置 - Google Patents

油圧源装置

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JP2002005101A
JP2002005101A JP2000182915A JP2000182915A JP2002005101A JP 2002005101 A JP2002005101 A JP 2002005101A JP 2000182915 A JP2000182915 A JP 2000182915A JP 2000182915 A JP2000182915 A JP 2000182915A JP 2002005101 A JP2002005101 A JP 2002005101A
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cylinder
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Tomohiro Kajita
知宏 梶田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際に吐出配管内を流れる圧油の脈動を脈動
低減ホースによって確実に低減できるようにする。 【解決手段】 脈動低減ホース20の先端側に、シリン
ダ23、ピストン26、ねじ軸28等からなる管路長調
整機構22を設け、ねじ軸28によってピストン26を
シリンダ23の長さ方向に移動させることにより、脈動
低減ホース20の全長を含む管路長Lを適宜に調整でき
る構成とする。これにより、油圧ポンプ12から吐出し
た圧油が導入される管路の長さを、実際に吐出配管16
内を流れる圧油の脈動を低減するために必要な長さに合
致させることができ、吐出配管16内を流れる油圧の脈
動を確実に低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等に用いられる油圧源装置に関し、特
に、油圧ポンプの吐出側に接続された吐出配管の脈動を
低減できるようにした油圧源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の建設機械に搭載される走行用または作業用の油圧回路
等は、原動機によって駆動される油圧ポンプと、該油圧
ポンプから供給される圧油により作動する複数の油圧ア
クチュエータと、これらの油圧アクチュエータと油圧ポ
ンプとの間を接続する複数の油圧配管とにより大略構成
されている。
【0003】ところで、油圧ポンプから吐出する圧油は
脈動を生じるため、油圧ポンプと油圧アクチュエータと
の間を接続する油圧配管のうち、特に油圧ポンプの吐出
ポートに接続された吐出配管は、その内部を流通する圧
油の脈動に伴って振動する。
【0004】そして、吐出配管が圧油の脈動に伴って振
動すると、この吐出配管が接続されたコントロールバル
ブ等の油圧機器が破損したり、吐出配管の振動に伴って
騒音が発生するという不具合がある。
【0005】これに対し、油圧ポンプの吐出側に吐出配
管とは別個の脈動低減用のホース(以下、脈動低減ホー
スという)を接続することにより、吐出配管内を流通す
る圧油の脈動を低減できることが知られている(例え
ば、特開平7−180792号公報等)。
【0006】ここで、上述の従来技術による脈動低減ホ
ースは、基端側が油圧ポンプの吐出側に接続されると共
に先端側がプラグ等によって閉塞され、油圧ポンプから
吐出した圧油の一部が導入されるものである。そして、
この脈動低減ホースは、油圧ポンプから導入された圧油
を先端側の閉塞端で反射させて基端側へと戻し、吐出配
管内に吐出する圧油に合流させることにより、脈動低減
ホースの基端側に戻った圧油の脈動と、吐出配管内に吐
出する圧油の脈動とを互いに干渉させて相殺し、吐出配
管内を流通する圧油の脈動を低減する構成となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の脈動低
減ホースの長さ(管路長)は製造公差に伴うばらつきを
生じるため、この脈動低減ホースの長さが、実際に吐出
配管内を流通する圧油の脈動を低減するために必要な長
さに合致しなくなり、吐出配管内を流通する圧油の脈動
を脈動低減ホースによって確実に低減できなくなるとい
う問題がある。
【0008】一方、例えば油圧ポンプを駆動する原動機
の回転数がばらつきを生じた場合には、油圧ポンプから
吐出配管に吐出する圧油の脈動の周波数がばらつきを生
じるので、脈動低減ホースの長さが、実際に吐出配管内
を流通する圧油の脈動を低減するために必要な長さに合
致しなくなり、圧油の脈動を脈動低減ホースによって低
減できなくなるという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、実際に吐出配管内を流れる圧油の脈動
を、脈動低減ホースによって確実に低減できるようにし
た油圧源装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、原動機によって駆動される油圧ポンプ
と、該油圧ポンプの吐出側に接続された吐出配管と、前
記油圧ポンプから吐出する圧油の一部を導入するために
基端側が該油圧ポンプの吐出側または前記吐出配管の途
中に接続され、該吐出配管に生じる脈動を低減する脈動
低減ホースとからなる油圧源装置に適用される。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記脈動低減ホースの先端側には、該脈動低減
ホースの全長を含む管路長を調整する管路長調整機構を
設けたことにある。
【0012】このように構成したことにより、脈動低減
ホースの全長を含む管路長を管路長調整機構によって適
宜に調整し、油圧ポンプから吐出した圧油の一部が導入
される管路の長さを、実際に吐出配管内を流れる圧油の
脈動を低減するために必要な長さに合致させることがで
きるので、吐出配管内を流れる圧油の脈動を脈動低減ホ
ースによって低減することができる。
【0013】請求項2の発明は、管路長調整機構は、脈
動低減ホースの先端部に設けられたシリンダと、該シリ
ンダ内に摺動可能に挿嵌されたピストンと、該ピストン
を前記シリンダの長さ方向に移動させるピストン移動部
材とにより構成したことにある。
【0014】このように構成したことにより、ピストン
移動部材を操作してピストンをシリンダの長さ方向に移
動させ、油圧ポンプからの圧油が導入される管路の長さ
を適宜に調整することができる。
【0015】請求項3の発明は、ピストン移動部材は、
シリンダに螺合し該シリンダ内でピストンに連結された
ねじ部材により構成したことにある。
【0016】このように構成したことにより、ねじ部材
を回転させると該ねじ部材に連結されたピストンがシリ
ンダの長さ方向に細かく移動するので、脈動低減ホース
の全長を含む管路長を容易に、かつ高精度に調整するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る油圧源装置の
実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙
げ、図1ないし図3を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベ
ル1は、装軌式の下部走行体2と、該下部走行体2上に
旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3
の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大
略構成されている。
【0019】そして、上部旋回体3は、旋回装置5を介
して下部走行体2上に設けられた旋回フレーム6、該旋
回フレーム6上に設けられたキャブ7、建屋カバー8、
カウンタウエイト(図示せず)等により構成され、建屋
カバー8内には後述の原動機9、油圧源装置11等が収
容されている。
【0020】9は建屋カバー8内に位置して旋回フレー
ム6上に配設された原動機、10は該原動機9に取付け
られた動力伝達装置で、動力伝達装置10は、原動機9
の回転を減速して後述の油圧ポンプ12に伝達するもの
である。
【0021】11は本実施の形態に係る油圧源装置で、
該油圧源装置11は建屋カバー8内に収容され、後述の
油圧ポンプ12、吸込配管13、吐出配管16、脈動低
減ホース20等により構成されている。
【0022】12は油圧源装置11を構成する油圧ポン
プで、該油圧ポンプ12は、その入力軸が歯車等を介し
て動力伝達装置10に連結されている。そして、油圧ポ
ンプ12は、原動機9によって駆動されることにより、
後述の作動油タンク14から吸込んだ作動油を加圧し、
圧油として吐出配管16に吐出するものである。
【0023】13は油圧ポンプ12の吸込ポートと作動
油タンク14との間を接続する吸込配管で、該吸込配管
13の基端側は作動油タンク14に接続され、先端側は
油圧ポンプ12の吸込ポートに接続されている。そし
て、吸込配管13は、作動油タンク14内に貯留された
作動油を油圧ポンプ12の吸込ポートに導くものであ
る。
【0024】15は油圧ポンプ12に取付けられた配管
接続用ブロックで、該配管接続用ブロック15内には油
圧ポンプ12の吐出ポートと連通する油路(図示せず)
が形成されている。そして、配管接続用ブロック15に
は、後述の吐出配管16、脈動低減ホース20等が接続
される構成となっている。
【0025】16は油圧ポンプ12の吐出側に接続され
た吐出配管で、該吐出配管16の基端側は配管接続用ブ
ロック15を介して油圧ポンプ12の吐出ポートに連通
している。そして、図3に示すように、吐出配管16の
先端側はコントロールバルブ17に接続され、吐出配管
16を通じてコントロールバルブ17に供給された圧油
は、コントロールバルブ17の出力ポートに接続された
油圧配管18を通じ、油圧アクチュエータ19に供給さ
れる構成となっている。
【0026】20は油圧ポンプ12の吐出側に接続され
た脈動低減ホースで、該脈動低減ホース20は、例えば
高圧ゴムホース等からなり、その基端側が配管接続用ブ
ロック15に接続され、先端側は配管接続用ブロック1
5から下向きに延びている。そして、脈動低減ホース2
0は、配管接続用ブロック15を介して油圧ポンプ12
の吐出ポートに連通することにより、油圧ポンプ12か
ら吐出した圧油の一部が導入されるものである。
【0027】ここで、脈動低減ホース20の先端側に
は、例えば図3に示すように、後述のシリンダ23を接
続するための円筒状の接続口21が設けられ、該接続口
21の先端部内周側には雌ねじ21Aが形成されてい
る。
【0028】22は脈動低減ホース20の先端側に設け
られた管路長調整機構で、該管路長調整機構22は、後
述のシリンダ23、ピストン26、ねじ軸28等により
構成されている。
【0029】23は脈動低減ホース20の接続口21に
接続されたシリンダで、該シリンダ23は、例えば金属
パイプ等からなり、脈動低減ホース20と共に油圧ポン
プ12から吐出した圧油の一部が導入される管路を構成
するものである。
【0030】ここで、シリンダ23は、小径筒部23A
と、該小径筒部23Aよりも大径で接続口21とほぼ等
しい外径寸法を有する大径筒部23Bと、該大径筒部2
3Bを施蓋する蓋部23Cとにより構成され、大径筒部
23Bと蓋部23Cとの間はOリング24によってシー
ルされている。また、小径筒部23Aの外周側には雄ね
じ23Dが形成され、蓋部23Cの中心部には軸方向に
貫通するねじ孔23Eが形成されている。
【0031】そして、シリンダ23は、小径筒部23A
の雄ねじ23Dを接続口21の雌ねじ21Aに螺着する
ことにより、脈動低減ホース20の先端側に取付けら
れ、ナット25によって廻止め状態に固定されている。
【0032】26はシリンダ23の大径筒部23B内に
設けられたピストンで、該ピストン26は、大径筒部2
3Bの内周面に沿って摺動可能となり、脈動低減ホース
20の閉塞端を構成するものである。ここで、ピストン
26の外周側には全周溝26Aが形成され、該全周溝2
6A内にはピストン26と大径筒部23Bとの間をシー
ルするOリング27が取付けられている。
【0033】また、ピストン26のうちシリンダ23の
蓋部23Cと対向する面の中心部には、後述するねじ軸
28の凸部28Aが嵌合する半球状の凹陥部26Bが形
成されている。さらに、ピストン26には軸方向に貫通
する小径な油孔26Cが穿設され、該油孔26Cを設け
ることにより、ピストン26がオイルロック等を生じる
ことなくシリンダ23内を円滑に移動することができる
構成となっている。
【0034】28はシリンダ23を構成する蓋部23C
のねじ孔23Eに螺合したピストン移動部材としてのね
じ軸で、該ねじ軸28は、ピストン26をシリンダ23
の大径筒部23B内で移動させるものである。ここで、
シリンダ23内に突出したねじ軸28の基端側には半球
状の凸部28Aが設けられ、該凸部28Aは、かしめ等
の手段を用いてピストン26の凹陥部26B内に回転可
能に嵌合している。また、蓋部23Cからシリンダ23
の外部に突出したねじ軸28の先端側には、ドライバ等
の工具が係合する溝部28Bが径方向に形成されてい
る。
【0035】そして、作業者等がシリンダ23の外部に
突出したねじ軸28を回転操作すると、ねじ軸28が蓋
部23Cのねじ孔23Eによって軸方向に移動し、該ね
じ軸28に連結されたピストン26が、大径筒部23B
に沿ってシリンダ23の長さ方向(矢示A方向)に移動
する。
【0036】これにより、配管接続用ブロック15に接
続された脈動低減ホース20の基端側からピストン26
までの長さ、即ち脈動低減ホース20の全長を含む管路
長Lを適宜に調整することができる構成となっている。
【0037】29はシリンダ23の外部に位置してねじ
軸28の先端側に螺着されたロックナットで、該ロック
ナット29は、ねじ軸28をシリンダ23の蓋部23C
に廻止め状態に固定し、ピストン26をシリンダ23の
大径筒部23B内で位置決めするものである。
【0038】本実施の形態による油圧源装置11は上述
の如き構成を有するもので、以下、その作動について説
明する。
【0039】まず、原動機9が作動して油圧ポンプ12
が駆動されると、油圧ポンプ12は、吸込配管13を通
じて作動油タンク14内の作動油を吸込み、この作動油
を加圧し、圧油として吐出配管16に吐出する。そし
て、吐出配管16に吐出した圧油は、コントロールバル
ブ17に導かれた後、該コントロールバルブ17から油
圧配管18を通じて油圧アクチュエータ19に供給され
る。
【0040】このとき、油圧ポンプ12から吐出した圧
油の一部が脈動低減ホース20に導入され、この圧油
は、脈動低減ホース20の先端側に設けられた管路長調
整機構22のピストン26によって反射し、脈動低減ホ
ース20の基端側へと戻る。これにより、脈動低減ホー
ス20の基端側に戻った圧油の脈動と、吐出配管16内
に吐出する圧油の脈動とを互いに干渉させて相殺し、吐
出配管16内を流通する圧油の脈動を低減することがで
きる。
【0041】ここで、本実施の形態に係る油圧源装置1
1は、管路長調整機構22によって脈動低減ホース20
の全長を含む管路長Lを調整することにより、油圧ポン
プ12からの圧油が導入される管路の長さを、実際に吐
出配管16内を流れる圧油の脈動を低減するために必要
な長さに合致させることができる構成となっており、以
下、この管路長Lの調整作業について説明する。
【0042】まず、作業者等が、ねじ軸28の先端側に
螺着したロックナット29を弛めた後、ねじ軸28の溝
部28Bにドライバ等の工具を係合させ、この工具によ
ってねじ軸28を回転させる。
【0043】これにより、ねじ軸28が軸方向に移動
し、該ねじ軸28に連結されたピストン26がシリンダ
23の長さ方向(矢示A方向)に細かく移動するので、
脈動低減ホース20の全長を含む管路長Lを容易に、か
つ高精度に調整することができる。
【0044】そして、ロックナット29によってねじ軸
28を廻止め状態に固定し、ピストン26をシリンダ2
3内で位置決めすることにより、油圧ポンプ12からの
圧油が導入される管路の長さを、実際に吐出配管16内
を流れる圧油の脈動を低減するために必要な長さに合致
させることができる。
【0045】この結果、吐出配管16内を流通する圧油
の脈動を脈動低減ホース20によって確実に低減するこ
とができ、吐出配管16が接続されたコントロールバル
ブ17等の破損、吐出配管16の振動に伴う騒音を抑え
ることができる。
【0046】一方、例えば原動機9の回転数が高く油圧
ポンプ12からの吐出圧が低い低負荷運転時と、原動機
9の回転数が低く油圧ポンプ12からの吐出圧が高い高
負荷運転時とでは、油圧ポンプ12から吐出配管16に
吐出する圧油の脈動の周波数が変化する。
【0047】これに対し、本実施の形態による油圧源装
置11は、原動機9の低負荷運転、高負荷運転に応じて
油圧ポンプ12から吐出配管16に吐出する圧油の脈動
の周波数が変化した場合でも、管路長調整機構22によ
って脈動低減ホース20を含む管路長Lを調整すること
により、吐出配管16内を流れる圧油の脈動を確実に低
減することができる。
【0048】かくして、本実施の形態によれば、脈動低
減ホース20の先端側に、シリンダ23、ピストン2
6、ねじ軸28等からなる管路長調整機構22を設け、
ねじ軸28によってピストン26をシリンダ23内で移
動させることにより、脈動低減ホース20の全長を含む
管路長Lを適宜に調整できる構成としている。
【0049】このため、例えば脈動低減ホース20が製
造公差によって長さのばらつきを生じた場合や、油圧ポ
ンプ12から吐出する圧油の脈動の周波数がばらつきを
生じた場合にも、油圧ポンプ12からの圧油が導入され
る管路の長さを、実際に吐出配管16内を流れる圧油の
脈動を低減するために必要な長さに合致させることがで
き、吐出配管16に生じる脈動を確実に低減することが
できる。
【0050】また、シリンダ23の蓋部23Cに螺合し
たねじ軸28を回転させることにより、該ねじ軸28に
連結されたピストン26がシリンダ23の長さ方向に移
動する構成としたので、ピストン26をシリンダ23に
対して細かく移動させることができ、管路長Lを容易
に、かつ高精度に調整することができる。
【0051】なお、上述した実施の形態では、脈動低減
ホース20の基端側を、配管接続用ブロック15を介し
て油圧ポンプ12の吐出ポートに接続した場合を例に挙
げたが、本発明はこれに限らず、例えば脈動低減ホース
20の基端側を吐出配管16の途中に接続する構成とし
てもよい。
【0052】また、上述した実施の形態では、油圧ショ
ベルに搭載した油圧源装置を例に挙げたが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば油圧クレーン、ホイール
ローダ等の他の建設機械に搭載される油圧源装置、種々
の産業機械に搭載される油圧源装置にも広く適用するこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、脈動低減ホースの先端側に管路長調整機構を設
け、この管路長調整機構によって脈動低減ホースの全長
を含む管路長を適宜に調整できる構成としたので、例え
ば脈動低減ホースの長さが製造公差によってばらつきを
生じたり、油圧ポンプから吐出する圧油の脈動の周波数
がばらつきを生じた場合でも、油圧ポンプから吐出した
圧油の一部が導入される管路の長さを、実際に吐出配管
内を流れる圧油の脈動を低減するために必要な長さに合
致させることができる。これにより、吐出配管内を流れ
る油圧の脈動を確実に低減することができ、吐出配管に
接続された油圧機器の破損、吐出配管の振動に伴う騒音
を抑えることができる。
【0054】また、請求項2の発明によれば、管路長調
整機構を、脈動低減ホースの先端部に設けられたシリン
ダと、該シリンダ内に移動可能に挿嵌されたピストン
と、該ピストンをシリンダの長さ方向に移動させるピス
トン移動部材とにより構成したので、ピストン移動部材
によってピストンをシリンダの長さ方向に移動させるだ
けで、油圧ポンプからの圧油が導入される管路の長さを
適宜に調整することができる。
【0055】さらに、請求項3の発明によれば、ピスト
ン移動部材を、シリンダに螺合し該シリンダ内でピスト
ンに連結されたねじ部材により構成したので、ねじ部材
を回転させることにより、ピストンをシリンダに対して
細かく移動させることができ、脈動低減ホースの全長を
含む管路長を容易に、かつ高制度に調整することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧源装置の実施の形態を油圧シ
ョベルに搭載した状態で示す正面図である。
【図2】油圧ポンプ、吐出配管、脈動低減ホース、管路
長調整機構等を図1中の矢示II−II方向から拡大してみ
た要部拡大断面図である。
【図3】図2中の管路長調整機構を拡大して示す要部拡
大断面図である。
【符号の説明】
9 原動機 11 油圧源装置 12 油圧ポンプ 16 吐出配管 20 脈動低減ホース 22 管路長調整機構 23 シリンダ 26 ピストン 28 ねじ軸(ピストン移動部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機によって駆動される油圧ポンプ
    と、該油圧ポンプの吐出側に接続された吐出配管と、前
    記油圧ポンプから吐出する圧油の一部を導入するために
    基端側が該油圧ポンプの吐出側または前記吐出配管の途
    中に接続され、該吐出配管に生じる脈動を低減する脈動
    低減ホースとからなる油圧源装置において、 前記脈動低減ホースの先端側には、該脈動低減ホースの
    全長を含む管路長を調整する管路長調整機構を設ける構
    成としたことを特徴とする油圧源装置。
  2. 【請求項2】 前記管路長調整機構は、前記脈動低減ホ
    ースの先端部に設けられたシリンダと、該シリンダ内に
    摺動可能に挿嵌されたピストンと、該ピストンを前記シ
    リンダの長さ方向に移動させるピストン移動部材とによ
    り構成してなる請求項1に記載の油圧源装置。
  3. 【請求項3】 前記ピストン移動部材は、前記シリンダ
    に螺合し該シリンダ内で前記ピストンに連結されたねじ
    部材により構成してなる請求項2に記載の油圧源装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005249118A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Aichi Corp 圧力制御弁
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CN104018542A (zh) * 2014-05-20 2014-09-03 上海三一重机有限公司 一种液压铲斗缓冲机构及挖掘机

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