JP2002004782A - 中空構造物 - Google Patents

中空構造物

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JP2002004782A
JP2002004782A JP2000181780A JP2000181780A JP2002004782A JP 2002004782 A JP2002004782 A JP 2002004782A JP 2000181780 A JP2000181780 A JP 2000181780A JP 2000181780 A JP2000181780 A JP 2000181780A JP 2002004782 A JP2002004782 A JP 2002004782A
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JP
Japan
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vault
tunnel
sidewall
hollow structure
joint
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Withdrawn
Application number
JP2000181780A
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English (en)
Inventor
Takao Iwasaki
喬夫 岩崎
Kiichi Yamashita
喜一 山下
Sadamu Kono
定 河野
Junichi Kawamura
淳一 川村
Katsuji Kiyohara
勝司 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zenith Pipe Co Ltd
Geostr Corp
Nippon Hume Corp
Original Assignee
Nippon Zenith Pipe Co Ltd
Geostr Corp
Nippon Hume Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Zenith Pipe Co Ltd, Geostr Corp, Nippon Hume Corp filed Critical Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工直後の盛り土の沈下に伴う初期土圧の低
減により経済施工を可能にした中空構造物を提供する。 【解決手段】 左右2枚のサイドウォール1,1とこの
サイドウォール1,1の上端部間に股設される少なくと
も1枚のボールト2とを、トンネルの軸方向に隣接して
複数設置し、かつサイドウォール1とボールト2との接
合部に緩衝部材12を介在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は中空構造物に関
し、主に鉄道や幹線道路などのトンネルとして構築され
る。
【0002】
【従来の技術】これまで当出願人は、幹線道路などのト
ンネルとして利用される中空構造物として、例えば図7
(a),(b)に図示するように自立する左右2枚の側
壁部材20(以下「サイドウォール20」という)とそ
の上端部間に股設される上部円弧部材21(以下「ボー
ルト21」という)を複数、それぞれトンネルaの軸方
向に互いに隣接して設置し、かつ必要に応じて路盤22
(インバート)を場所打ちコンクリートまたはPC板で
施工することにより構築される中空構造物を開発し、こ
れについて2,3出願もしている(例えば、特願平11
−185145号)。
【0003】この種の中空構造物では、サイドウォール
20とボールト21はともに工場でプレキャスト成形さ
れ、また図8に図示するようにサイドウォール20とボ
ールト21との接合面には互いにかみ合って、いわゆる
リングジョイントを形成する凹部20aと凸部21a、
さらに接合ボルト22でボルト接合される継ぎ手23が
それぞれ設けられている。
【0004】また、図9(a),(b)に図示するよう
にトンネルaの軸方向に隣接するサイドウォール20ど
うしの接合面およびボールト21どうしの接合面に接合
ボールト22によってボルト接合される継ぎ手24がそ
れぞれ突設されている。
【0005】そして、凸部21aと凹部20aとのかみ
合わせと接合ボルト22による継ぎ手23どうしの接合
によりサイドウォール20とボールト21が接合され、
また接合ボルト22による継ぎ手24どうしの接合によ
りサイドウォール20どうし、およびボールト21どう
しがそれぞれ接合されている。
【0006】さらに、こうして構築された中空構造物の
サイドウォール20の外側とボールト21の上側には、
現地で大量に発生する土砂などが盛り土され、盛り土2
5は入念に転圧されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、盛り土25は
施工後しばらくの間沈下し続け、その後安定することか
ら、施工後しばらくの間盛り土25の沈下に伴って地中
構造物に大きな土圧が作用する。
【0008】このため、中空構造物の断面設計に際して
は、盛り土の沈下に伴って作用する初期の土圧をも考慮
して中空構造物の断面設計を行う必要あり、きわめて不
経済な設計を強いられる等の課題があった。
【0009】この発明は以上の課題を解決するためにな
されたもので、特に施工直後の盛り土の沈下に伴う初期
土圧の低減により経済施工を可能にした中空構造物を提
供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として、この発明に係る中空構造物は、左右2
枚のサイドウォールとこのサイドウォールの上端部間に
股設される少なくとも1枚のボールトとを、トンネルの
軸方向に隣接して複数設置し、かつサイドウォールとボ
ールトとの接合部に緩衝部材を介在する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図5は、幹線道路などのト
ンネルとして構築された中空構造物の一例を示し、図に
おいて2枚の自立するサイドウォール1,1の上端部間
に1枚のボールト2が股設され、こうした複数のサイド
ウォール1とボールト2がトンネルaの軸方向に互いに
隣接して設置されている。
【0012】また、トンネルaの周方向に隣接するサイ
ドウォール1とボールト2、トンネルの軸方向に隣接す
るサイドウォール1どうし、およびボールト2どうしが
それぞれ互いに接合されている。さらに、サイドウォー
ル1,1間の地盤上には場所打ちコンクリートまたはP
C板によってインバート(路盤)3が形成されている。
【0013】こうして、アーチ構造のトンネルaが構築
され、そしてサイドウォール1の外側とボールト2の上
側に現地で大量に発生する土砂や採石などからなる盛り
土4が入念に転圧しながら充填されている。
【0014】サイドウォール1とボールト2はともに、
トンネルaの周方向に一定の曲率を有して成形され、特
にサイドウォール1の下端部には自立できるように逆T
形状のフーチング5が形成され、フーチング5にアンカ
ー孔6が形成されている。
【0015】そして、サイドウォール1はコンクリート
基礎7の上に立設され、かつ基礎7の上に突設されたア
ンカーボルト8がアンカー孔6内に定着されていること
で基礎7の上に強固に固定されている。
【0016】また、サイドウォール1とボールト2との
接合部におけるサイドウォール1側の上端部とボールト
2側の両端部に、互いにかみ合ってリングジョイントを
形成する断面略円弧状の凹部1aと凸部2aがトンネル
aの軸方向に連続してそれぞれ形成されている。
【0017】また、サイドウォール1とボールト2との
接合部、トンネルaの軸方向に隣接するサイドウォール
1どうし、およびボールト2どうしの接合部における、
サイドウォール1とボールト2の両側に切り欠き9がそ
れぞれ連続して形成され、各切り欠き9内に継ぎ手10
が互いに対向してそれぞれ突設されている。
【0018】そして、切り欠き9内で互いに対向する継
ぎ手10どうしが接合ボルト11によって接合されてい
ることで、サイドウォール1とボールト2、トンネルa
の軸方向に隣接するサイドウォール1どうし、およびボ
ールト2どうしがそれぞれ互いに接合されている。ま
た、サイドウォール1とボールト2との接合部に緩衝部
材12が介在されている。
【0019】緩衝部材12は、例えば図2(a)に図示
するようにサイドウォール1とボールト2との接合部に
おける凸部2aと凹部1aとの間、または図2(b)に
図示するように凸部2aおよび凹部1aの両側、あるい
は接合部の全体にわたって介在されている。
【0020】なお、緩衝部材12の素材としては、例え
ば弾力性を有する合成ゴム等が考えられ、想定される盛
り土4の沈下に伴う土圧の大きさに応じて適当な厚さに
形成されている。
【0021】このように、サイドウォール1とボールト
2との接合部に緩衝部材12が介在されていることで、
施工直後の盛り土4がしばらくの間沈下し続け、安定す
るまでの間に作用する土圧に対しては、緩衝部材12が
圧縮されることで吸収することができる。したがって、
初期の土圧に対して断面を割増しする必要がない。
【0022】なお、図6は、ボールト2の上に緩衝部材
12を所定の厚さに設置することで、上記土圧を吸収す
るようにしたものである。この場合、サイドウォール1
とボールト2間の緩衝部材12は省略されてもよいが、
設置されていてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上説明した通りであり、特
にサイドウォールとボールトとの接合部に緩衝部材が介
在されていることで、施工直後の盛り土がしばらくの間
沈下し続け、安定するまでの間に作用する土圧に対して
は、緩衝部材が圧縮されることで吸収することができ
る。したがって、初期の土圧に対してサイドウォールお
よびボールトの断面をあえて割増しする必要がなく、経
済施工が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トンネルとして構築された中空構造物を示し、
(a)はその端面図、(b)はその一部側面図である。
【図2】(a),(b)はサイドウォールとボールトと
の接合部を示す断面図である。
【図3】サイドウォールの基礎部を示す一部縦断面図で
ある。
【図4】サイドウォールとボールトとの接合部を示す縦
断面図である。
【図5】トンネルの軸方向に隣接するサイドウォールど
うし、およびボールトどうしの接合部を示し、(a)は
その平面図、(b)は縦断面図である。
【図6】ボールトの上に緩衝部材が設置されている状態
を示す中空構造物の端面図である。
【図7】トンネルとして構築された従来の中空構造物を
示し、(a)はその端面図、(b)はその一部側面図で
ある。
【図8】サイドウォールとボールトとの接合部を示す縦
断面図である。
【図9】トンネルの軸方向に隣接するサイドウォールど
うし、およびボールトどうしの接合部を示し、(a)は
その平面図、(b)は縦断面図である。
【符号の説明】
a トンネル 1 サイドウォール(側壁部材) 1a 凹部 2a 凸部 2 ボールト(円弧部材) 3 インバート(路盤) 4 盛り土 5 フーチング 6 アンカー孔 7 基礎 8 アンカーボルト 9 切り欠き 10 継ぎ手 11 接合ボルト 12 緩衝部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591155714 マティエル マルセル MATIERE MARCEL フランス国 15000 オーリラック アベ ニュ アリスティッド ブリアン、17 (72)発明者 岩崎 喬夫 埼玉県川口市柳崎5−7−10 東浦和NH レジデンス402 (72)発明者 山下 喜一 千葉県印旛郡白井町清水2−1−15−302 (72)発明者 河野 定 東京都足立区千住寿町39−12−1103 (72)発明者 川村 淳一 神奈川県鎌倉市常盤1−204 (72)発明者 清原 勝司 神奈川県横浜市青葉区しらとり台54−6− 201 Fターム(参考) 2D055 BB02 GC06 GD01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右2枚のサイドウォールとこのサイド
    ウォールの上端部間に股設される少なくとも1枚のボー
    ルトとを、トンネルの軸方向に隣接して複数設置し、か
    つサイドウォールとボールトとの接合部に緩衝部材を介
    在してあることを特徴とする中空構造物。
JP2000181780A 2000-06-16 2000-06-16 中空構造物 Withdrawn JP2002004782A (ja)

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JP2000181780A JP2002004782A (ja) 2000-06-16 2000-06-16 中空構造物

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ID=18682655

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104405411A (zh) * 2014-12-15 2015-03-11 中铁第四勘察设计院集团有限公司 超大变断面隧道支护结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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