JP2002004582A - コンクリートポンプ車における旋回接続装置 - Google Patents

コンクリートポンプ車における旋回接続装置

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JP2002004582A
JP2002004582A JP2000189898A JP2000189898A JP2002004582A JP 2002004582 A JP2002004582 A JP 2002004582A JP 2000189898 A JP2000189898 A JP 2000189898A JP 2000189898 A JP2000189898 A JP 2000189898A JP 2002004582 A JP2002004582 A JP 2002004582A
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JP2000189898A
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Kenji Sakai
健次 坂井
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    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/02Conveying or working-up concrete or similar masses able to be heaped or cast
    • E04G21/04Devices for both conveying and distributing
    • E04G21/0418Devices for both conveying and distributing with distribution hose
    • E04G21/0436Devices for both conveying and distributing with distribution hose on a mobile support, e.g. truck

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  • Structural Engineering (AREA)
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  • Jib Cranes (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の旋回接続装置は、旋回継手の中心に
コンクリート輸送管を通すために固定筒および可動筒を
用いる構成を生かしてブームのケーブルと車体側のケー
ブルとを接続することを課題とする。 【解決手段】 車体に取付けられた固定筒および旋回フ
レームに取付けられ固定筒に旋回可能に組合される旋回
筒を有し、内側に組み合わさる一方の筒の内側にコンク
リート輸送管が挿通配置された旋回継手と、固定筒の周
囲を囲んで配置されたリング形固定本体およびこのリン
グ形本体にその周方向に沿って設けられ車体側ケーブル
が接続される固定接触子を有する固定接触体と、旋回筒
と一体的に旋回する可動本体およびこの可動本体に設け
られこの可動本体と一体に旋回して固定接触子に摺接す
るとともにブーム側ケーブルが接続される可動接触子を
有する可動接触体とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリートポンプ
車における旋回接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートポンプ車は、離れた箇所や
高い箇所に生コンクリートを圧送するもので、車体に
は、生コンクリートを加圧するシリンダ―ピストン機構
と、このシリンダ―ピストン機構により加圧された生コ
ンクリートを搬送する輸送管と、この輸送管を支持して
折り畳みおよび伸長可能に連結された複数段のブームを
備えている。そして、隣合う各段のブームを互いに油圧
シリンダで連結し、これら各油圧シリンダを圧油を供
給、排出して駆動することにより、各段のブームを折り
畳み動作および伸長動作させるようにしている。このた
め、車体から各段に設けた油圧シリンダに対して圧油を
夫々供給、排出する圧油ホースを車体から各ブームに亘
って配設している。
【0003】また、コンクリートポンプ車では、伸長し
たブームを垂直な旋回軸線を中心として無限旋回させて
全方位にある打設箇所へ生コンクリーを圧送できるよう
にするために、ブームを旋回可能に支持する旋回フレー
ムを車体に設けている。このようにブームを旋回させる
方式では、ブームと一緒に各油圧シリンダおよび各圧油
シリンダに対して圧油を供給、排出する圧油ホースも垂
直な旋回軸線を中心として旋回するので、ブームの旋回
とは関係なく静止している車体側の圧油ホースとの接続
が問題となる。そこで、従来からブームを旋回させる方
式を採用した場合には、ブーム側の圧油ホースがブーム
と一体で旋回する時に、静止している車体側の圧油ホー
スとの接続を維持して圧油の流通を可能にするために旋
回接続装置を採用している。
【0004】この旋回接続装置は、旋回軸線上に位置し
て車体に取付けられた固定筒および旋回フレームに取付
けられ旋回軸線上に位置して固定筒の内側に旋回可能に
組合される旋回筒を有し、固定筒には車体側の圧油ホー
スが接続される油通路が形成されるとともに、旋回筒に
は固定筒の油通路およびブーム側の圧油ホースが接続さ
れる油通路が形成され、且つ内側に組み合わさる一方の
筒の内側に前記コンクリート輸送管が挿通配置された旋
回継手を備えている。
【0005】すなわち、この旋回接続装置はコンクリー
トポンプ車に装備するものとして、旋回継手の中心軸線
上にコンクリート輸送管を通してブームの旋回から回避
させるために固定筒および可動筒を用いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近、コンクリートポ
ンプ車では、機能を高めるためにブームに電気的機構を
設けることが検討されている。例えば、ブームを伸長す
る時に各ブームの作動角度に応じて油圧シリンダに対す
る圧油の供給、排出を制御して伸長状態を制御するため
に、各ブームにその作動角度を検出するリミットスイッ
チを設けることが検討されている。このようにブームに
電気的機構を設ける場合には、ブームに設けた電気的機
構と車体との間で電気信号の送受や電力供給を行うため
にブームに設けた電気的機構と車体とを接続するケーブ
ルの配線が必要となる。しかし、ブームに設けたケーブ
ルはブームが旋回する時に一体に旋回することになる
が、車体に設けたケーブルはブームの旋回にかかわりな
く静止している。そこで、ブーム側のケーブルがブーム
と一体で旋回する時に静止している車体側のケーブルと
の接続を維持して電気信号や電流を流すことを可能にす
るために、ケーブルをブーム側と車体側とに分割して旋
回接続装置で接続することが検討されている。
【0007】この場合、旋回接続装置は、旋回継手の中
心にコンクリート輸送管を通してブームの旋回から回避
させるために固定筒および可動筒を用いる構成を生かし
て、ブームのケーブルと車体側のケーブルとを接続する
ことが要望されている。
【0008】本発明は、旋回継手の中心にコンクリート
輸送管を通すために固定筒および可動筒を用いる構成を
生かしてブームのケーブルと車体側のケーブルとを接続
したコンクリートポンプ車における旋回接続装置を提供
することを目的する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のコンク
リートポンプ車における旋回接続装置は、車体と、ブー
ムおよび前記車体において前記ブームを旋回軸線を中心
として無限旋回可能に支持する旋回フレームと、この車
体から前記ブームに亘って設けられ生コンクリートを圧
送するコンクリート輸送管と、前記ブームに設けられた
電気的機構とを具備したコンクリートポンプ車におい
て、前記旋回軸線上に位置して前記車体に取付けられた
固定筒および前記旋回フレームに取付けられ前記旋回軸
線上に位置して前記固定筒に旋回可能に組合される旋回
筒を有し、前記固定筒には車体側圧油ホースが接続され
る油通路が形成されるとともに前記旋回筒には前記固定
筒の油通路およびブーム側圧油ホースが接続される油通
路が形成され、且つ内側に組み合わさる一方の筒の内側
に前記コンクリート輸送管が挿通配置された旋回継手
と、前記旋回継手の前記固定筒の周囲を囲んで配置され
たリング形固定本体およびこのリング形本体にその周方
向に沿って設けられ車体側ケーブルが接続される固定接
触子を有する固定接触体と、前記旋回筒の旋回と一体的
に前記旋回軸線を中心として旋回する可動本体およびこ
の可動本体に設けられこの可動本体と一体に旋回して前
記固定接触子に摺接するとともにブーム側ケーブルが接
続される可動接触子を有する可動接触体とを具備するこ
とを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図6を参照して説明する。
【0011】この実施の形態のコンクリートポンプ車は
ブームに電気的機構としてブームの角度を検出するリミ
ットスイッチを設けている。
【0012】図1は本発明の一実施の形態における旋回
接続装置を搭載したコンクリートポンプ車を示す正面図
である。図2はこの実施の形態における旋回接続装置の
構成を模式的に示す断面図である。図1において1は車
体で、この車体1には次に述べるものが装備されてい
る。2は生コンクリートを加圧するシリンダ―ピストン
機構、3は垂直な旋回軸線Oを中心として無限旋回可能
に設けられた旋回フレームで、この旋回フレーム3は図
示しない旋回駆動機構により旋回される。4A〜4Dは
ブームで、これらブーム4A〜4Dは水平な連結軸によ
り連結されて上下に折り重ねるように折り畳みが可能で
あるとともに水平および垂直な状態で伸長が可能であ
り、最下段のブーム4Aは旋回フレーム3に支持されて
いる。これにより各ブーム4A〜4Dは旋回軸線Oを中
心として無限旋回できる。旋回フレーム3からブーム4
A〜4Dの全長にわたりブーム側のコンクリート輸送管
12Aが配設され、車体1には図2に示すようにシリン
ダ―ピストン機構2に接続された車体側のコンクリート
輸送管12Bが設けられ、このコンクリート輸送管12
Bはコンクリート輸送管12Aの下端と接続されてい
る。シリンダ―ピストン機構2により加圧された生コン
クリートはコンクリート輸送管12Bからコンクリート
輸送管12Aを通って圧送される。
【0013】5A〜5Bは油圧シリンダで、これら油圧
シリンダ5A〜5Dは旋回フレーム3とブーム4Aとの
間からブーム4Cとブーム4Dとの間までに夫々各ブー
ム4A〜4Dを連結して設けられている。6Aは各ブー
ム4A〜4Cに亘って配設されて各油圧シリンダ5A〜
5Dに接続された圧油用のブーム側ホース、6Bは後述
する旋回接続装置11を介してブーム側ホース6Aに接
続されるとともに車体1に設けた油圧供給排出装置7に
接続された車体側ホースである。各油圧シリンダ5A〜
5Bと油圧供給排出装置7はホース6A、6Bで接続さ
れる。
【0014】8A〜8Dはブーム角度を検出するリミッ
トスイッチ(電気的機構)で、これらリミットスイッチ
8A〜8Dは各ブーム4A〜4Dの下端部に設けられて
いる。9Aは各ブーム4A〜4Cに亘って配設されて各
リミットスイッチ8A〜8Dに接続される電気信号用の
複数本のブーム側ケーブル、9Bは後述する旋回接続装
置11を介してブーム側ケーブル9Aに接続されるとと
もに車体1に設けた制御盤10に接続される車体側ケー
ブルである。各リミットスイッチ8A〜8Dと制御盤1
0との間はケーブル9A、9Bを介して接続されて電気
信号が送信、受信される。
【0015】本願発明の旋回継手装置について図2ない
し図6を参照して説明する。図3はこの実施の形態の旋
回接続装置における旋回継手、固定接触体および可動接
触体を図4のZ−Z線に沿って示す断面図、図4はこの
実施の形態の旋回接続装置における旋回継手、固定接触
体および可動接触体を示す平面図、図5はこの実施の形
態の旋回接続装置において図3のY部を拡大して示す断
面図、図6はこの実施の形態の旋回接続装置における固
定接触体および可動接触体を図4のX方向から見て拡大
して示す断面図である。
【0016】旋回接続装置11は、固定筒22と旋回筒
23とからなる旋回継手21と、固定接触体24と、可
動接触体25とを備えている。
【0017】旋回継手21は、車体1において旋回フレ
ーム3の下側において設けられている。すなわち、固定
筒22は両端を開放した円筒体をなし、その中心軸線を
旋回フレーム3の下側においてその垂直な旋回軸線O上
に一致させて配設され、車体1に設けた固定部材13に
適宜な手段により固定されている。固定筒22の周壁に
はホース6Bの数に応じた複数の油通路31が軸線方向
および円周方向に分散した位置に形成され、これら油通
路31は固定筒22の周壁を半径方向に貫通されてい
る。
【0018】旋回筒23は両端を開放した円筒体をなす
もので、外径は固定筒22の内径に対応した大きさを有
するともに、外周部には一端開口からやや離れた位置に
フランジ23aが形成されている。旋回筒23は、一端
開口が上側になるようにして固定筒22の上端開口から
内部へ上側から挿入されてフランジ23aが固定筒22
の上端開口の端面に乗せて支持され、これにより固定筒
22の内側に組合されて回転可能に支持される。旋回筒
23の周壁外周面には固定筒22の各油通路31に対向
する軸線方向の位置には円周方向全体にわたる環状溝3
2が夫々形成されており、周壁にはブーム側のホース6
Aの数に対応する複数の油通路33が、円周方向に位置
を異ならせた位置で、各環状溝32と旋回筒上端面との
間と連通して軸線方向に沿って形成されている。各環状
溝32は旋回筒23の円周方向のどの位置でも固定筒2
2の各油通路31に連通しており、旋回筒23が旋回し
ている時にも油通路31と油通路33とが常に連通して
いる。なお、固定筒22の内周面と旋回筒23の外周面
との間を液密にするために旋回筒23の外周面にOリン
グ34を設けている。
【0019】車体1に設けた圧油用の各車体側ホース6
Bの上端は固定筒22の外周面で対応する油通路31の
開口端に接続され、ブーム側に設けた各ホース6Aの下
端は旋回筒23の上端面で対応する油通路33の開口端
に接続されている。これにより車体側の常に静止してい
るホース6Bと、旋回するブーム側のホース6Aがブー
ム4A〜4Dの旋回に阻害されることなく接続される。
【0020】旋回継手21における旋回筒23の内側空
間部(旋回継手21の中心空間部)には、コンクリート
輸送管、例えばブーム側のコンクリート輸送管12Aの
下端部が旋回筒上側から下側まで貫通して挿通してあ
る。旋回筒23から下側に延出したコンクリート輸送管
12Aの下端開口は、車体側のコンクリート輸送管12
Bの上端開口に接続されている。すなわち、旋回継手2
1は中心軸線上にコンクリート輸送管12Aを通してブ
ームの旋回から回避させるために固定筒22および可動
筒23を用いて構成している。
【0021】固定接触子24について説明する。図中4
1は金属からなるリング形固定本体で、これは旋回継手
21の固定筒22の外径より大きい内径を有する円形の
リングをなすもので、一側面に全周に凹部41aが形成
されているとともに、この凹部41aの底部に円周方向
全体にわたり長孔43が形成されている。そして、リン
グ形固定本体41は凹部41aが上向きとなるように向
きを設定して、旋回継手21の固定筒22の上端の外周
側に固定筒22の中心軸線(旋回軸線O)と重ねて水平
に配置され、その円周方向の複数箇所がねじ42により
固定筒22の周壁に固定されている。リング形固定本体
41の凹部41aには合成樹脂からなる絶縁リング44
が固定筒22を囲むようにして嵌合配置されており、こ
れは図6に示すようにねじ45によりリング形固定本体
41に取付けられている。このリング形固定本体42の
上面には、円周方向全体にわたり固定筒22の中心軸線
(旋回軸線O)を中心とした同心円として描かれる複数
のリード線46が配設されており、これは導電性金属に
より形成されている。そして、リング形固定本体41で
は円周方向における接近した2箇所が外部接続部Aとし
て設定され、この外部接続部Aでは図5に示すように各
リード線46に接続する複数の端子47が絶縁リング4
4を厚さ方向に貫通して設けられており、各端子47の
下端はリング形固定本体41の長孔43に突出してい
る。外部接続部Aではリング形固定本体41の下面部に
端子47に対応してカバー48が取付けられ、このカバ
ー48には車体側のケーブル9Bの上端が支持されてい
る。このケーブル9Bの上端からは芯線9aが露出され
て各端子37にろう付けにより接続されている。これに
よりリード線46は端子47を介してケーブル9Bに接
続され、さらに車体1に設けた制御盤10に接続されて
いる。なお、リング形固定本体41の下面部における外
部接続部Aを除く箇所は板状のカバー49で覆ってい
る。なお、旋回接続装置11が設けられる環境は水分、
埃などが多いためにカバー48,49を用いて絶縁リン
グ44や端子47に対して防水、防塵を図る構造とす
る。
【0022】可動固定接触子25について説明する。図
中61は金属からなるリング形可動本体で、これは旋回
継手21の旋回筒23の外径より大きい内径を有する円
形のリングをなすものである。リング形可動本体61は
旋回継手21の旋回筒23の上端の外周側に旋回筒23
の中心軸線(旋回軸線O)と重ねて水平に配置され、そ
の円周方向の複数箇所がねじ62により旋回筒23の周
壁に固定されている。すなわち、リング形可動本体61
はリング形固定本体41の真上側に重ねて配設され、旋
回筒23が旋回軸線Oを中心として旋回される。そし
て、リング形可動本体61では円周方向における離れた
2箇所が外部接続部Bとして設定され、この外部接続部
Bでは図5に示すように一側面に凹部61aが形成さ
れ、この凹部61aの底部に孔64が形成されている。
リング形可動本体61の凹部61aには合成樹脂からな
る絶縁板65が嵌合配置されており、これは図5に示す
ようにねじ66によりリング形可動本体61に取付けら
れている。この絶縁板65には下側に位置するリング形
固定本体41の絶縁リング44に設けた各リード線46
に対向する複数のブラシ67が配設されており、このブ
ラシ67は導電性金属により形成されている。ブラシ6
7は絶縁板65を厚さ方向に貫通してリング形可動本体
41の孔64に突出し、リング形固定本体41の絶縁リ
ング44に設けた各リード線46に接触している。すな
わち、リング形可動本体61が旋回すると各ブラシ67
が旋回軸線Oを中心として一体に旋回してリング形固定
本体41の絶縁リング44に設けた各リード線46上を
移動して各リード線46と摺接する。また、外部接続部
Bではリング形可動本体61の上面部にブラシ67に対
応してカバー68が取付けられ、このカバー68にはブ
ーム側のケーブル9Aの下端が支持されている。このケ
ーブル9Aの下端からは図示しないが芯線が露出されて
各ブラシ67にろう付けにより接続されている。これに
より各ブラシ67は各ケーブル9Aに接続され、さらに
各ブーム4A〜4Dに設けた各リミットスイッチ8A〜
8Dに接続されている。なお、旋回接続装置11が設け
られる環境は水分、埃などが多いためにリング形可動本
体61の下面とリング形固定本体41の上面との間を防
水、防塵を図る構造とするために、リング形可動本体6
1の下面にシールリング63を設ける。また、カバー6
8を用いてブラシ67を防水、防塵を図る構造とするさ
らに、リング形可動本体61は旋回フレーム3に設けた
連結腕69にボルト70に連結されている。このため、
旋回フレーム3がブーム4A〜4Dとともに旋回軸線O
を中心として旋回するとリング形可動本体61が旋回し
て可動接触体25も一体に旋回する。
【0023】このようにして固定接触子24と可動固定
接触子25とを組合せてスリップリングを構成し、旋回
するブーム側のケーブル9Aと車体側のケーブル9Bと
を、リード線46とブラシ67とによりブームの旋回に
かかわらず常時電気的に接続する。
【0024】このようにこのコンクリートポンプ車にお
ける旋回接続装置11は、旋回継手21の固定筒22の
周囲を囲んで配置されたリング形固定本体41およびこ
のリング形本体41にその周方向に沿って設けられ車体
側ケーブル9Bが接続される固定接触子の一例であるリ
ード線46を有する固定接触体24と、旋回筒23の旋
回と一体的に旋回軸線Oを中心として旋回する可動本体
61およびこの可動本体61に設けられこの可動本体6
1と一体に旋回してリード線46に摺接するとともにブ
ーム側ケーブル9Aが接続される可動接触子の一例であ
るブラシ67を有する可動接触体25を用いている。こ
のため、旋回継手21の中心空間部にコンクリート輸送
管12Aを通すために固定筒22および可動筒23を用
いる構成を生かしてブームのケーブル12Aと車体側の
ケーブル12Bとを支障なく接続することができる。
【0025】コンクリートポンプ車のブームに搭載する
電気的機構はブームの角度を検出するリミットスイッチ
に限定されず種々のものを対象にできる。図7ないし図
9は夫々コンクリートポンプ車のブームに搭載する電気
的機構の例を示す説明図である。図7ないし図9におい
て図1と同じ部分は同じ符号を付して示している。
【0026】図7に示す形態は、ブームに振動防止用と
してアクティブ制振装置を設けた場合である。図中10
1はアクティブ制振用加速度計、102はサーボ弁、1
03は油圧シリンダで、これらの機構はブーム4A〜4
Dのうち適宜なものに設けられる。ここではケーブル9
A,9Bは制御用電力、信号ケーブルとして用いられ
る。
【0027】図8に示す形態は、ブーム4A〜4Dにお
ける先端のブームに照明灯111を設けたものである。
ここではケーブル9A,9Bは電力ケーブルとして用い
られる。
【0028】図9に示す形態は、無線操縦を行う方式に
適用したものである。ブーム4A〜4Dにおける先端の
ブームに受信アンテナ121を設け、車体1に受信機1
22を設けて、これら受信アンテナ121と受信機12
2とをケーブル9A,9B出接続する。操縦者が持った
発信機123から電波を発信し、この電波をブーム4A
〜4Dにおける先端のブームに設けた受信アンテナ12
1で受信してコンクリートポンプ車の操縦を行う。この
方式では、受信アンテナ121をブーム4A〜4Dにお
ける先端のブームに設けるために、操縦者がブームの近
くにいることにより操縦者が持った発信機123から発
する電波が受信アンテナ121で受診し易く、電波が受
信アンテナにとどかず操縦が困難になることがない。
【0029】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。固定接触
子のリング形固定本体は旋回軸線を中心とする円形リン
グに限定されず、少なくとも旋回継手の周囲を囲むリン
グ形をなすものであれば良い。可動接触子の可動本体は
旋回継手の旋回筒に取付けられて旋回することが構成お
よび作用上で好ましいが、これに限定されず例えばブー
ムを支えている旋回フレームに取付けて旋回させるよう
にしても良い。旋回継手は固定筒を内側に、旋回筒を外
側に組合せても良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明のコンクリートポンプ車
における旋回接続装置によれば、旋回継手の固定筒の周
囲を囲んで配置されたリング形固定本体およびこのリン
グ形本体にその周方向に沿って設けられ車体側ケーブル
が接続される固定接触子を有する固定接触体と、旋回筒
の旋回と一体的に旋回軸線を中心として旋回する可動本
体およびこの可動本体に設けられこの可動本体と一体に
旋回して固定接触子に摺接するとともにブーム側ケーブ
ルが接続される可動接触子を有する可動接触体とを用い
ているので、旋回継手の中心にコンクリート輸送管を通
すために固定筒および可動筒を用いる構成を生かしてブ
ームのケーブルと車体側のケーブルとを接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における旋回接続装置を
搭載したコンクリートポンプ車を示す正面図。
【図2】同実施の形態における旋回接続装置の構成を模
式的に示す断面図。
【図3】同実施の形態の旋回接続装置における旋回継
手、固定接触体および可動接触体を示す断面図。
【図4】同実施の形態の旋回接続装置における旋回継
手、固定接触体および可動接触体を示す平面図。
【図5】同実施の形態の旋回接続装置における固定接触
体および可動接触体を拡大して示す断面図。
【図6】同実施の形態の旋回接続装置における固定接触
体および可動接触体を拡大して示す断面図。
【図7】コンクリートポンプ車のブームに搭載する電気
的機構の例を示す説明図。
【図8】コンクリートポンプ車のブームに搭載する電気
的機構の例を示す説明図。
【図9】コンクリートポンプ車のブームに搭載する電気
的機構の例を示す説明図。
【符号の説明】
1…車体、 2…ピストン―シリンダ機構、 4A〜4D…ブーム、 5A〜5D…油圧シリンダ、 6A、6B…ホース、 7…油圧供給排出装置、 8A〜8D…リミットスイッチ(電気的機構)、 9A、9B…ケーブル、 11…旋回接続装置、 12A…コンクリート輸送管、 12B…コンクリート輸送管、 21…固定筒、 22…旋回筒、 41…リンク形固定本体、 44…絶縁リング、 46…リード線、 47…端子、 61…リング形可動本体、 65…絶縁板、 67…ブラシ 69…連結腕、 O…旋回軸線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、ブームおよび前記車体において
    前記ブームを旋回軸線を中心として無限旋回可能に支持
    する旋回フレームと、この車体から前記ブームに亘って
    設けられ生コンクリートを圧送するコンクリート輸送管
    と、前記ブームに設けられた電気的機構とを具備したコ
    ンクリートポンプ車において、 前記旋回軸線上に位置して前記車体に取付けられた固定
    筒および前記旋回フレームに取付けられ前記旋回軸線上
    に位置して前記固定筒に旋回可能に組合される旋回筒を
    有し、前記固定筒には車体側圧油ホースが接続される油
    通路が形成されるとともに前記旋回筒には前記固定筒の
    油通路およびブーム側圧油ホースが接続される油通路が
    形成され、且つ内側に組み合わさる一方の筒の内側に前
    記コンクリート輸送管が挿通配置された旋回継手と、 前記旋回継手の前記固定筒の周囲を囲んで配置されたリ
    ング形固定本体およびこのリング形本体にその周方向に
    沿って設けられ車体側ケーブルが接続される固定接触子
    を有する固定接触体と、 前記旋回筒の旋回と一体的に前記旋回軸線を中心として
    旋回する可動本体およびこの可動本体に設けられこの可
    動本体と一体に旋回して前記固定接触子に摺接するとと
    もにブーム側ケーブルが接続される可動接触子を有する
    可動接触体とを具備することを特徴とするコンクリート
    ポンプ車における旋回接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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