JPH046248Y2 - - Google Patents

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JPH046248Y2
JPH046248Y2 JP17487U JP17487U JPH046248Y2 JP H046248 Y2 JPH046248 Y2 JP H046248Y2 JP 17487 U JP17487 U JP 17487U JP 17487 U JP17487 U JP 17487U JP H046248 Y2 JPH046248 Y2 JP H046248Y2
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waves
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車に装備されるアンテナであつ
て、自動車電話用の送受信波(以下MT波と略称
する)、振幅変調式放送波(以下AM波と略称す
る)、周波数変調式放送波(以下FM波と略称す
る)、の三波の送受信に共用される三波共用自動
車アンテナに関する。
〔従来の技術〕
従来の自動車アンテナは、AM波とFM波を受
信するためのアンテナが主であつた。このため
AM波とFM波の二波を受信可能なように設計さ
れた単一の二波共用(AM/FM)アンテナが使
用されていた。しかるに最近自動車電話の普及に
伴い、MT波送受信用のアンテナを設置する必要
性が高まつてきた。MT波(通常は極超短波を使
用)は、AM波やFM波とは使用周波数帯域が著
しく異なる上、その放射特性が特異である。この
ため従来はMT波アンテナをAM/FM波アンテ
ナとは別設していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、MT波アンテナをAM/FM波アンテ
ナと別設すると、車体の美観上好ましくない上、
アンテナ製造コストが高いものとなり、しかも車
体へのアンテナ取付作業が煩雑になる等の不都合
が生じる。このような不都合を解決する為には、
アンテナの単一化をはかる以外に方法はない。し
かるに従来のAM/FM波アンテナの上にMT波
アンテナを乗せた構造にすると、次のような問題
が生じる。
AM/FM波アンテナの最適長は、我国におい
ては950mm程度である。したがつて、この上に350
mm程度の長さのMT波アンテナを乗せると、1300
mmもの長さになつてしまう。したがつてアンテナ
が種々の障害物に衝接する可能性が高まり、特に
車庫入れ時等においてアンテナ折損事故等を起こ
し易い。しかもMT波アンテナの放射特性が悪化
し、良好な送受信機能が得られないという問題も
ある。
そこで本考案は全伸長時の長さが車庫入れ等に
支障をきたすおそれのない長さを有し、しかも
MT波の送受信およびAM/FM波の受信を良好
に行うことのできる単一の伸縮形の三波共用自動
車アンテナを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決し目的を達成するた
めに次のような手段を講じた。
すなわち絶縁管からなる小径筒体と導電管から
なる大径筒体とを互いに摺動自在に接続し、かつ
車体内に挿脱可能に収納可能とした伸縮筒体を設
け、前記小径筒体の先端内部にMT波アンテナ素
子および同軸型MT波整合器を収容し、上記整合
器に一端を接続された同軸型MT波給電ケーブル
の他端を前記伸縮筒体を構成する小径筒体および
大径筒体を貫通させて車体内部へ導びくと共に、
AM/FM波アンテナ素子としての前記大径筒体
に対して接触子を介して電気的に接続され、前記
伸縮筒体の伸長時においてAM/FM波アンテナ
素子のトツプローデイングコイルとして働く誘導
性素子を、前記小径筒体の基端内部に収容した。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより次のような
作用を呈する。すなわち小径筒体と大径筒体から
なる伸縮筒体を全伸長状態としたときの長さ(車
体壁表面からの高さ)を500mm程度に定めること
により、小径筒体の先端内部に収容されたMT波
アンテナ素子を最適高さ位置(放射特性の最良位
置)に設定可能となる。この場合、小径筒体およ
び大径筒体は全伸長時の約1/2の長さ、すなわち
250mm程度になる。MT波アンテナ素子および同
軸型MT波整合器の長さは約150mm程度になるの
で、小径筒体(絶縁管)の基端内部には約100mm
程度の余裕空間ができる。この余裕空間内に誘導
性素子が収容され、接触子を介して大径筒体(導
電管)に電気的に接続されるので、この誘導性素
子が伸縮筒体の全伸長時においてAM/FM波ア
ンテナ素子(大径筒体)のトツプローデイングコ
イルとして働く。したがつて長さが250mm程度に
短縮されたことにより大きな容量性を呈した
AM/FM波アンテナ素子のインピーダンスが上
記誘導性素子の誘導性リアクタンス成分により相
殺され、所要の電気長が確保されることになる。
かくして単一のアンテナであり乍ら、機械的な全
長が所望範囲のものとなり、しかもAM波、FM
波、MT波の三波を良好に送受信可能なものとな
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例の概要を示す図であ
る。第1図において1は三波共用アンテナ部であ
り、MT波アンテナ部AとAM/FM波アンテナ
部Bとからなつている。この三波共用アンテナ部
1は取付素子2により自動車の車体壁3に取付け
られている。4は前記MT波アンテナ部Aと接続
された同軸型MT波給電ケーブルであり、5は前
記AM/FMアンテナ部Bと接続されたAM/FM
波整合・増幅器であり、6は上記整合・増幅器5
に接続された同軸型AM/FM波給電ケーブルで
ある。
第2図は第1図に示したアンテナの具体的構造
を示した断面図である。第2図に示すように、三
波共用アンテナ部1は小径なMT波アンテナ部A
が大径なAM/FM波アンテナ部Bに対して摺動
自在に挿着されており、かつ全体が伸縮用駆動ロ
ープ7により車体内に設置されている収納筒8内
へ引き込み収納されたり、押出し伸長されたりす
るものとなつている。AM/FM波アンテナ部B
の導電管からなる大径筒体は、摺接子8aを介し
て金属パイプ8bと電気的に接続されており、金
属パイプ8bはリード線9を介してAM/FM波
整合・増幅器5に接続されている。AM/FM波
整合・増幅器5は、電子部品51をプリント配線
板52上に配設し、カバー53で覆つたものとな
つている。なお上記プリント配線板52上の電子
部品51には、図示しないリード線によつて車載
バツテリーから作動用DC電源が供給されるもの
となつている。
第3図は三波共用アンテナ部1の詳細な構成を
示す断面図である。10は絶縁管からなる小径筒
体であり、この小径筒体10の先端内部にはMT
波アンテナ素子11が収容されている。このMT
波アンテナ素子11の給電点Qには、中心導体1
2aとスリーブ12bとからなる同軸型MT波整
合器12が接続されている。この整合器12はジ
ヨイント部13を介して同軸型MT波給電ケーブ
ル4の一端に接続されている。上記MT波アンテ
ナ素子11、同軸型MT波整合器12の部分が、
MT波アンテナ部Aを構成している。
小径筒体10の基端部内にはトツプローデイン
グコイルとしての機能を発揮する誘導性素子14
が、前記給電ケーブル4の外周を囲む形で収容さ
れている。この誘導性素子14の基端は導電パイ
プ15の先端に接続されており、導電パイプ15
の基端は小径筒体10の基端開口部に嵌合してい
る導電管性ストツパ16に接続されている。導電
性ストツパ16は周知構造の抜止めフランジを有
しており、このフランジに一端を衝接させた状態
で、ひようたん形をなす導電性の接触子17が、
小径筒体10の基端外周に装着されている。上記
接触子17は導電管からなる大径筒体18の内周
面に対して所定圧力で摺接している。なお前記ス
トツパ16には駆動ロープ7の先端が、ジヨイン
ト19を介して係合されている。
第4図は同軸型MT波給電ケーブル4と駆動ロ
ープ7との配置関係を示す図で、この図から分る
ように、両者は大径筒体18内に平行に配置され
ており、駆動ロープ7が第3図中矢印で示すよう
に移送されると、給電ケーブル4も同時に移送さ
れるようになつている。
第5図は誘導性素子14から接触子17に至る
までの配置関係を示す斜視図である。この図から
分るように、誘導性素子14〜導電パイプ15〜
ストツパ16〜接触子17の経路で機械的および
電気的な接続がはかられている。
上記誘導性素子14〜接触子17、導電管から
なる大径筒体18が、AM/FM波アンテナ部B
を構成している。
なお、本実施例では小径筒体10および大径筒
体18の全長を250mm程度とし、小径筒体10と
大径筒体18とからなる伸縮筒体を全伸長状態と
したとき、車体壁3の表面からアンテナ先端まで
の長さが500mm程度となるように設定してある。
このように構成された本実施例においては、伸
縮筒体を全伸長状態にしたとき、小径筒体10の
先端内部に収容されているMT波アンテナ素子1
1の車体壁3からの高さが、放射特性が最良位置
となる最適高さ位置となるので、MT波の送受信
を良好に行なえる。一方、AM/FM波アンテナ
素子としての導電管からなる大径筒体18の全長
は250mm程度であるので、このままでは全長不足
であり、大きな容量性をもつたアンテナ素子でし
かない。しかるに伸縮筒体を全伸長状態にしたと
き、接触子17を介して誘導性素子14が大径筒
体18の頂点に電気的に接続され、いわゆるトツ
プローデイングコイルとして働くので、誘導性素
子14がもつ誘導性リアクタンス成分が、前記容
量性リアクタンス成分を十分に相殺する。かくし
て950mm程度の所要電気長を確保でき、AM波お
よびFM波の受信を支障なく行なえる。なおロー
デイングコイルである誘導性素子14は、小径筒
体10の基端内部に存在する余裕空間(小径筒体
10の全長250mmのうち、MT波アンテナ部Aの
占める長さは150mm程度である)に収容されるた
め、小径筒体10の有効利用がはかられると同時
に、大径筒体18の全長をフルに活用できる利点
がある。
かくして単一のアンテナであり乍ら、機械的な
全長が所望範囲内である500mm程度のものとなり、
しかもAM波、FM波、MT波の三波を良好に送
受信可能なアンテナが得られる。
なお本考案は前記一実施例に限定されるもので
はなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形実施可能であるのは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、絶縁管からなる小径筒体と導
電管からなる大径筒体とを伸縮自在に接続し、小
径筒体の先端部位にMT波アンテナ部を設け、大
径筒体自体をAM/FM波アンテナ素子とし、小
径筒体の基端内部に上記AM/FM波アンテナ素
子のトツプローデイングコイルとしての誘導性素
子を収容したので、全伸長時の長さが車庫入れ等
に支障をきたさない長さを有し、しかもMT波の
送受信およびAM/FM波の受信を良好に行なう
ことのできる単一・伸縮形の三波共用自動車アン
テナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概要を示す図、第
2図は同実施例の具体的構造を示す断面図、第3
図は三波共用アンテナ部の詳細な構成を示す断面
図、第4図は同軸型MT波給電ケーブルと駆動ロ
ープとの配置関係を示す図、第5図は誘導性素子
ないし接触子までの配置関係を示す斜視図であ
る。 1……三波共用アンテナ部、2……取付素子、
3……車体壁、4……同軸型MT波給電ケーブ
ル、5……AM/FM波整合・増幅器、6……同
軸型AM/FM波給電ケーブル、7……駆動ロー
プ、8……収納筒、9……リード線、10……絶
縁管からなる小径筒体、11……MT波アンテナ
素子、12……同軸型MT波整合器、13……ジ
ヨイント部、14……誘導性素子(トツプローデ
イングコイル)、15……導電パイプ、16……
導電性ストツパ、17……接触子、18……導電
管からなる大径筒体、19……ジヨイント、A…
…MT波アンテナ部、B……AM/FM波アンテ
ナ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁管からなる小径筒体と、導電管からなる大
    径筒体とを互いに摺動自在に接続し、かつ車体内
    に挿脱自在に収納可能とした伸縮筒体と、この伸
    縮筒体における前記小径筒体の先端部内に収容さ
    れたMT波アンテナ素子および同軸型MT波整合
    器と、この同軸型MT波整合器に一端を接続され
    他端が前記伸縮筒体を構成する小径筒体および大
    径筒体の軸心部を貫通して前記車体内部へ導びか
    れた同軸型MT波給電ケーブルと、前記小径筒体
    の基端部内に収容され接触子を介してAM/FM
    アンテナ素子としての前記大径筒体に電気的に接
    続され前記伸縮筒体の伸長時においてAM/FM
    アンテナ素子のトツプローデイングコイルとして
    働く誘導性素子とを具備したことを特徴とする三
    波共用自動車アンテナ。
JP17487U 1987-01-05 1987-01-05 Expired JPH046248Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPS63108205U JPS63108205U (ja) 1988-07-12
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