JPH0546330Y2 - - Google Patents

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JPH0546330Y2
JPH0546330Y2 JP14995287U JP14995287U JPH0546330Y2 JP H0546330 Y2 JPH0546330 Y2 JP H0546330Y2 JP 14995287 U JP14995287 U JP 14995287U JP 14995287 U JP14995287 U JP 14995287U JP H0546330 Y2 JPH0546330 Y2 JP H0546330Y2
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antenna element
outer cylinder
cylinder
vehicle body
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、自動車電話送受信機や車載用ラジオ
受信機などのために用いられるアンテナに関す
る。
背景技術 第4図は、典型的な先行技術の車載用ホイツプ
アンテナ1の伸長時の断面図である。このホイツ
プアンテナ1は、自動車の車体2のたとえばリア
トランク付近に取付けられて、自動車電話の送受
信とラジオ放送の受信とに共用される。このホイ
ツプアンテナ1のアンテナエレメント3は、直円
筒状の第1部分4と、この第1部分4内に望遠鏡
状に伸縮可能に形成される第2部分5とを含んで
構成される。アンテナエレメント3は、車体2に
形成された取付孔14に取付けられた収納筒6内
に収納される。収納筒6は、たとえば樹脂などの
電気絶縁性材料から成る内筒7と、導電性材料か
ら成る外筒8とによつて構成される。
前記第1部分4は、第1導体15と、移相コイ
ル18と、第2導体16と、帯域分離用コイル1
9と、第3導体17とがこの順序で接続されて構
成される。これら導体15〜17およびコイル1
8,19の外径は同一に形成される。移相コイル
18は、自動車電話の周波数に対しては移相器と
して働き、これによつて逆相の電流分布を低く抑
えて、正相部分が強調された電流分布を得ること
ができる。また帯域分離用コイル19は、自動車
電話の周波数に対しては高いインピーダンスとな
り、またラジオ放送の周波数に対してはローイン
ピーダンスとなる。
したがつて導体15,16および移相コイル1
8によつてコリニアアレイアンテナを構成するこ
とができ、自動車電話の送受信に用いられる。ま
た、アンテナエレメント3の全長はラジオ放送の
受信に用いられる。
第4図に示されるように、アンテナエレメント
3が伸長された状態で、第1導体15の下端部1
5aに向けて、収納筒6の内筒7および外筒8を
連通して、接続孔9が形成されており、この接続
孔9内において、内筒7には前記下端部15aに
摺接する接触片10が固定される。この接触片1
0には同軸ケーブル11の内導体12が接続さ
れ、これによつてアンテナエレメント3と内導体
12とが電気的に接続される。同軸ケーブル11
の外導体13は外筒8に接続されており、この外
筒8は車体2に接続され、こうして外導体13は
車体2に接地される。
考案が解決すべき問題点 上述のようにホイツプアンテナ1は、たとえば
車体2にリアトランク付近に立設される。したが
つてたとえばリアフエンダの幅などの車体2の形
状による制約が大きく、収納筒6を取付けるため
の取付孔14はあまり大きくすることはできな
い。またアンテナエレメント3の外径は、走行中
の風圧に対抗するためにあまり小さくすることは
できない。このため電気絶縁性材料から成る内筒
7が薄くなつて、前記下端部15aと外筒8との
間隔が小さくなつてしまう。
したがつて後述するように、収納筒6の上端部
から接触片10すなわち給電点Pまでの区間l2の
特性インピーダンスZ2が低下してしまう。一
方、自動車電話は送信を行う必要があり、インピ
ーダンスマツチングが行われていないと、送信機
から導出された信号が反射して、送信機内のコイ
ルなどが焼損してしまうおそれがある。
このため、この区間l2の長さを自動車電話の波
長λ1の1/2である15cm程度に形成することによつ
て、インピーダンスマツチングを行つていた。し
たがつて給電点Pを任意の位置に設けることはで
きなかつた。またこのように、このホイツプアン
テナ1を自動車電話に合せて構成することによつ
て、以下のような問題点が発生する。
第5図は、上述のホイツプアンテナ1が周波数
変調放送の受信に用いられるときの等価回路図で
ある。ここでアンテナエレメント3において、収
納筒6の上端部から突出している区間l1の特性イ
ンピーダンスをZ1とし、また同軸ケーブル11
による区間l3の特性インピーダンスをZ3とする
と、区間l1の特性インピーダンスZ1は、区間l3
の特性インピーダンスZ3とほぼ等しく、たとえ
ば50Ω程度である。これに対して前述の区間l2の
特性インピーダンスZ2は、第1導体15の下端
部15aの外径をdとし、外筒8の内径をDと
し、内径7の比誘電率εrとすると、 Z2=138/√εrlog10D/d[Ω] ……(1) で表される。
一方、上述のように車体2の形状による制約か
ら、下端部15aの外径dと外筒8の内径Dとに
はあまり差が生じず、したがつて第1式から明ら
かなように、区間l2の特性インピーダンスZ2が
低下してしまい、区間l1すなわちアンテナエレメ
ント3と、区間l3すなわち同軸ケーブル11との
インピーダンスマツチングが悪化して、伝送損失
が増加してしまう。またこの区間l2の長さは周波
数変調放送の波長λ2に対しては無視できない長
さとなり、したがつて狭帯域化してしまう。
第6図は、ホイツプアンテナ1が振幅変調放送
の受信に用いられるときの等価回路図である。ア
ンテナエレメント3の長さは、波長の短い自動車
電話および周波数変調放送に合せて形成されてお
り、このため振幅変調放送の波長に対してはきわ
めて短く、したがつて放射抵抗はほとんどなくな
り、特性インピーダンスZ1は容量性となる。
区間l1の容量をC1とし、区間l2の容量をC2と
し、区間l3の容量をC3とするとき、アンテナエレ
メント3に誘起された電圧V1と、同軸ケーブル
11を介して得られる受電端における電圧V2と
の関係は下式で示される。
V2=C1/C1+C2+C3V1 ……(2) ここで区間l1の容量C1と、区間l3の容量C3とは
一定であり、受電端電圧V2を上昇させるために
は、区間l2の容量C2を小さくすればよい。しかし
ながら区間l2の容量C2は、真空中の比誘電率をε0
とすると、 C2=2πε0εr/logeD/2/d/2・l2[F]……(
3) で表され、また上述のように外筒8の内径Dと下
端部15aの外径dとの比はあまり大きくするこ
とはできず、したがつて受電端電圧V2をあまり
大きくすることはできない。
このように、ホイツプアンテナ1が周波数変調
放送の受信に用いられるときは、下端部15aの
外径dと外筒8の内径Dとにあまり差が生じず、
インピーダンスマツチングが悪化して、伝送損失
が増加し、またホイツプアンテナ1が振幅変調放
送の受信に用いられるときも外筒8の内径Dと下
端部15aの外径dとの比はあまり大きくするこ
とができず、受電端電圧V2をあまり大きくする
ことはできない。
本考案の目的は、車体形状による制約に適合し
つつ、良好なインピーダンスマツチングを行うこ
とができ、伝送損失を低減することができるとと
もに、受電端電圧を大きくすることができる車載
用アンテナを提供することである。
問題点を解決するための手段 本考案は、電気絶縁性材料から成る内筒と、導
電性材料から成る外筒とを有し、自動車の車体に
形成された取付孔に取付けられて該車体と前記外
筒とが電気的に接続される収納筒と、 前記収納筒内で、該収納筒から上方へ望遠鏡状
に伸縮可能であるアンテナエレメントと、 前記アンテナエレメントが収納筒から上方に引
出されて伸長された状態で、該アンテナエレメン
トの下端部と電気的に接続されるケーブルとを含
む車載用アンテナにおいて、 前記アンテナエレメントの伸長時における収納
筒内にある下端部は、アンテナエレメントの伸長
時における収納筒上方の部分よりも小径である第
1下端部と、この第1下端部の下方に連なり該第
1下端部よりも大径の第2下端部とを有し、 前記外筒は、アンテナエレメント伸長時におけ
る第1下端部を電気絶縁性筒体を介して囲む第1
外筒部分と、この第1外筒部分に連なり該第1外
筒部分よりも大きい内径を有し、前記第2下端部
を電気絶縁性筒体を介して囲む第2外筒部分とを
有し、 前記第1下端部と第1外筒部分とによる特性イ
ンピーダンスと、前記第2下端部と第2外筒部分
とによる特性インピーダンスと、アンテナエレメ
ントおよび前記第2下端部に接続されるケーブル
の特性インピーダンスとを等しくすることを特徴
とする車載用アンテナである。
作 用 本考案に従えば、アンテナエレメントは自動車
の車体のリアフエンダなどに形成された取付孔に
固定される収納筒内に収納される。前記収納筒
は、電気絶縁性材料から成る内筒と、導電性材料
から成る外筒とを有し、前記外筒は前記取付孔に
取付けられて車体に電気的に接続される。アンテ
ナエレメントは、収納筒から上方へ望遠鏡状に伸
縮可能に構成される。アンテナエレメントは、収
納筒から上方に引出されて伸長された状態では、
その下端部がケーブルの一方の導体と電気的に接
続される。またこのケーブルの他方の導体は、前
記収納筒の外筒に接続され、したがつて車体と電
気的に接続されている。これによつて、車体が地
板として作用し、アンテナエレメントはアンテナ
として機能し、送受信が可能となる。
アンテナエレメントの伸長時において、前記収
納筒内にある下端部は、該アンテナエレメントの
収納筒から取付した部分よりも小径である第1下
端部と、この第1下端部の下方に連なり該第1下
端部よりも大径の大2下端部とを有する。これに
対応して前記収納筒は、前記大1下端部を電気絶
縁性筒体を介して囲む第1外筒部分と、この第1
外筒部分に連なり該第1外筒部分よりも大きい内
径を有し、前記第2下端部を電気絶縁性筒体を介
して囲む第2外筒部分とを有する。
前記第1下端部と第1外筒部分とによる特性イ
ンピーダンスと、前記第2下端部と第2外筒部分
とによる特性インピーダンスと、前記アンテナエ
レメントおよびケーブルの特性インピーダンスと
がほぼ等しくなるように、前記第1下端部の外径
と第1外筒部分の内径、および前記第2下端部の
外径の第2外筒部分の内径が選ばれる。
したがつてたとえばこのアンテナエレメントが
自動車電話の送受信および周波数変調放送の受信
に用いられるときには、アンテナエレメントとケ
ーブルとのインピーダンスマツチングを良好に行
うことができ、伝送損失を低減することができ
る。またたとえばこのアンテナエレメントが振幅
変調放送の受信に用いられるときには、前記部分
の容量を小さくすることができ、したがつて受電
端電圧を上昇することができる。
さらにまた、第1外筒部分の外径を比較的小さ
く形成しても、その内径に対する第1下端部の外
径の比を充分大きくすることができ、インピーダ
ンスマツチングを得ながら、リアフエンダの幅な
どの車体形状の制約にも適合することができる。
また、給電点を任意の位置に設定することができ
るので、これによつてもまた車体形状の制約に適
合することができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の車載用ホイツプア
ンテナ21の伸長時の断面図であり、第2図は第
1図の切断面線−から見た断面図であり、第
3図は第1図の切断面線−から見た断面図で
ある。このホイツプアンテナ21は、自動車の車
体22のたとえばリアトランク付近に立設され
る。このホイツプアンテナ21のアンテナエレメ
ント23は、直円筒状の第1部分24と、この第
1部分24内に望遠鏡状に伸縮可能に形成される
第2部分25とを含んで構成される。このアンテ
ナエレメント23は、縮小した状態では、車体2
2に取付けられる収納筒26内に収納される。
前記第1部分24は、第1導体45と、移相コ
イル48と、第2導体46と、帯域分離用コイル
49と、第3導体47とがこの順序で接続されて
構成される。これら導体45〜47およびコイル
48,49の外径は同一に形成される。
第1図に示されるように、アンテナエレメント
23が伸長した状態で、収納筒26内に位置する
第1導体45の下端部20は、前記第1部分24
よりも小径である第1下端部20aと、この第1
下端部20aの下方に連なり該第1下端部20a
よりも大径の第2下端部20bとを含んで構成さ
れる。第1下端部20aの外周は、前記第1部分
24と同一の外径となるように、樹脂35によつ
てモールドされる。これによつてアンテナエレメ
ント23の伸縮を円滑に行うことができる。第2
下端部20aの外周面には、アンテナエレメント
23を支持するとともに、後述する接触片30に
摺接するブラシ34が取付けられる。
収納筒26は、たとえば樹脂などの電気絶縁性
材料から成る内筒27と、導電性材料から成る外
筒28とを含んで構成される。外筒28は、前記
第1下端部20aに対応した第1外筒部分28a
と、第2下端部20bに対応した第2外筒部分2
8bとを含んで構成される。
アンテナエレメント23が伸長された状態で、
前記第2下端部20bに向けて第2外筒部分28
bおよび内筒27を連通して接続孔29が形成さ
れており、この接続孔29には第2下端部20b
に接触する接触片30が固定される。接触片30
には同軸ケーブル31の内導体32が接続され、
こうしてアンテナエレメント23と内導体32と
は電気的に接続される。同軸ケーブル31の外導
体33は収納筒26の外筒28に接続され、この
外筒28は後述するようにして車体22と電気的
に接続され、こうして外導体33は車体22に接
地される。接触片30が設けられる給電点P付近
は、樹脂36によつて補強される。
収納筒26の外筒28の上端部には、段差面3
7が形成されており、この段差面37から上方に
は外ねじ38が形成される。このように外ねじ3
8の形成された収納筒26の上端部には、金属製
のリング39と接続部材40とが挿通される。こ
のように接続部材40が挿通された収納筒26の
上端部は、車体22に形成された取付孔41内を
挿通し、車体22表面から突出する。収納筒26
の車体22表面から突出した部分には、樹脂製の
台座42が嵌込まれた後、ナツト43が螺着され
る。接続部材40の車体22側の端部は鋸歯状に
形成されており、したがつて前述のように外筒2
8は車体22に電気的に接続され、同軸ケーブル
31の外導体33が接地されるとともに、収納筒
26が車体22に確実に取付けられる。
上述のように構成されたアンテナエレメント2
3で送受信される信号は、同軸ケーブル31から
分波器51に導かれ、周波数帯域の分離が行われ
る。分離された信号は、同軸ケーブル52を介し
て自動車電話の送受信機に導かれ、また同軸ケー
ブル53を介してラジオ放送の受信機に導かれ
る。
アンテナエレメント23において、自動車電話
の波長をλ1とすると、第1導体45は3・λ1/
8(=約11cm)の長さに形成され、移相コイル4
8の展開長はλ1/4(=約9cm)に形成され、第
2導体46は5・λ1/8(=約20cm)の長さに形
成され、こうして第1、第2導体45,46およ
び移相コイル48によつてコリニアアレイアンテ
ナが構成される。
このコリニアアレイアンテナの移相コイル48
を展開した全長は約40cm、すなわち日本の自動車
電話の周波数帯域860〜940MHzの波長λ1の5/4倍
に選ばれる。移相コイル48は、λ1の波長に対
しては移相機として働き、逆相の電流分布を低く
抑えるため、正相部分が大きく強調された振幅を
有する電流分布を得ることができる。帯域分離用
コイル49は、自動車電話用の短い波長λ1に対
してはハイインピーダンスとなり、ラジオ放送用
の長い波長λ2に対してはローインピーダンスと
なる。こうして、このコリニアアレイアンテナを
用いて自動車電話の送受信を行うことができる。
移相コイル48の巻回長は約4cmであり、した
がつて前述のコリニアアレイアンテナの全長は約
35cmである。また帯域分離用コイル49の下端部
から第2部分25の上端部までの長さは約55cmに
選ばれ、したがつてこのアンテナエレメント23
の全長は約90cm、すなわち日本における周波数変
調放送の周波数帯域76〜90MHzの波長λ2の1/4の
長さに選ばれる。こうしてラジオ放送などの比較
的長い波長λ2では、アンテナエレメント23の
全長を用いてラジオ放送の受信が行われる。
上述のホイツプアンテナ21において、アンテ
ナエレメント23の収納筒26の上端部から突出
した部分の区間をl1とし、収納筒26の上端部か
ら給電点Pまでの区間をl2とし、同軸ケーブル3
1を区間l3とするとき、下端部20の第1下端部
20aの外径d1は、外筒28の第1外筒部分2
8aの内径D1よりも充分小さくすることができ
る。また接触片30に摺接する第2下端部20b
の外径d1aに対応して、第2外筒部分28bの
内径D1bは大きく形成される。こうして前述の
第1式から、区間l2の特性インピーダンスZ2を
大きくすることができる。
したがつて自動車電話送受信時および周波数変
調放送受信時には、この第1式から、区間l2の特
性インピーダンスZ2が、区間l1および区間l3の
特性インピーダンスZ1,Z3とほぼ等しくなる
ように、外筒部分28a,28bの内径D1,D
1aと下端部20a,20bの外径d1,d1a
との比を選ぶことによつて、良好なインピーダン
スマツチングを行うことができる。
これによつて、特に自動車電話の送信時には、
送受信機からの送信出力が区間l2のインピーダン
スのミスマツチングによつて該区間l2で消費され
て送信出力が低下するようなことがなく、送受信
時における伝送損失を低減することができる。
また周波数変調放送の受信時にも、前記第5図
において各区間l1〜l3のインピーダンスZ1〜Z
3をマツチングさせることができ、伝送損失を低
減することができるとともに、受信周波数帯域が
狭帯域化することが防がれる。
また振幅変調放送受信時には、上述のように外
筒部分28a,28bの内径D1,D1aと下端
部20a,20bの外径d1,d1aとの比を大
きくできることから、これによつて前述の第3式
で示されるように区間l2の容量C2を小さくするこ
とができ、したがつて前述の第2式から前記第6
図における受電端電圧V2を大きくすることがで
きる。
さらにまた外筒28の第1外筒部分28aの外
径が大きくなることはなく、加えて給電点Pを任
意の位置に設けることができ、したがつてリアフ
エンダの幅などの車体22の形状による制約にも
適合することができるとともに、取付車種を選ば
ない。
上述の実施例では、アンテナエレメント23の
伸縮動作は手動で行われる構成としたけれども、
本考案の他の実施例として第1下端部20aを直
円筒状に形成し、その内部に樹脂などの索条の一
端部を挿通して第2部分25の下端部に接続し、
その索条の他端部をモータなどで駆動することに
よつて、このアンテナエレメント23の伸縮動作
が行われるようにしてもよい。またこのように第
1下端部20aを直円筒状に形成することによつ
て、第1部分24内に侵入した雨水を排出するこ
とができ、インピーダンスマツチングをさらに良
好に行うことができる。
効 果 以上のように本考案によれば、アンテナエレメ
ントの下端部の第1下端部の外径を小さく形成
し、また給電点付近において、ケーブルに接続す
るために、この第1下端部よりも大径に形成され
る第2下端部に対応して第2外筒部分を形成した
ので、車体形状の制約に適合しつつ、この部分の
特性インピーダンスを、アンテナエレメントおよ
びケーブルの特性インピーダンスにほぼ等しくす
ることができるとともに、給電点を任意の位置に
設けることができる。
したがつてたとえばこのアンテナエレメントが
自動車電話の送受信および周波数変調放送の受信
に用いられるときには、アンテナエレメントとケ
ーブルとのインピーダンスマツチングを良好に行
うことができ、伝送損失を低減することができ
る。またたとえばこのアンテナエレメントが振幅
変調放送の受信に用いられるときには、前記部分
の容量を小さくすることができ、したがつて受電
端電圧を上昇することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例のホイツプアンテナ
21の伸長時の断面図、第2図は第1図の切断面
線−から見た断面図、第3図は第1図の切断
面線−から見た断面図、第4図は先行技術の
ホイツプアンテナ1の伸長時の断面図、第5図は
ホイツプアンテナ1,21が周波数変調放送の受
信に用いられるときの等価回路図、第6図はホイ
ツプアンテナ1,21が振幅変調放送の受信に用
いられるときの等価回路図である。 20……下端部、20a……第1下端部、20
b……第2下端部、21……ホイツプアンテナ、
22……車体、23……アンテナエレメント、2
4……第1部分、25……第2部分、26……収
納筒、27……内筒、28……外筒、28a……
第1外筒部分、28b……第2外筒部分、30…
…接触片、31……同軸ケーブル、41……取付
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電気絶縁性材料から成る内筒27と、導電性材
    料から成る外筒28とを有し、自動車の車体22
    に形成された取付孔41に取付けられて該車体2
    2と前記外筒28とが電気的に接続される収納筒
    26と、 前記収納筒26内で、該収納筒26から上方へ
    望遠鏡状に伸縮可能であるアンテナエレメント2
    3と、 前記アンテナエレメント23が収納筒26から
    上方に引出されて伸長された状態で、該アンテナ
    エレメント23の下端部20と電気的に接続され
    るケーブル31とを含む車載用アンテナ21にお
    いて、 前記アンテナエレメント23の伸長時における
    収納筒26内にある下端部20は、アンテナエレ
    メント23の伸長時における収納筒26上方の部
    分よりも小径である第1下端部20aと、この第
    1下端部20aの下方に連なり該第1下端部20
    aよりも大径の第2下端部20bとを有し、 前記外筒28は、アンテナエレメント23伸長
    時における第1下端部20aを電気絶縁性筒体2
    7を介して囲む第1外筒部分28aと、この第1
    外筒部分28aに連なり該第1外筒部分28aよ
    りも大きい内径を有し、前記第2下端部20bを
    電気絶縁性筒体27を介して囲む第2外筒部分2
    8bとを有し、 前記第1下端部20aと第1外筒部分28aと
    による特性インピーダンスと、前記第2下端部2
    0bと第2外筒部分28bとによる特性インピー
    ダンスと、アンテナエレメント23および前記第
    2下端部20bに接続されるケーブル31の特性
    インピーダンスとを等しくすることを特徴とする
    車載用アンテナ。
JP14995287U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0546330Y2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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