JP2002004528A - 太陽エネルギー収集装置 - Google Patents

太陽エネルギー収集装置

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JP2002004528A
JP2002004528A JP2000186266A JP2000186266A JP2002004528A JP 2002004528 A JP2002004528 A JP 2002004528A JP 2000186266 A JP2000186266 A JP 2000186266A JP 2000186266 A JP2000186266 A JP 2000186266A JP 2002004528 A JP2002004528 A JP 2002004528A
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JP2000186266A
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English (en)
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Masaharu Ohori
正春 大堀
Yukio Shinoda
幸雄 篠田
Akihiko Kobayashi
昭彦 小林
Hiroyoshi Takigawa
浩良 瀧川
Naoki Ito
直樹 伊藤
Yoshiyuki Hayashi
義之 林
Norihide Hakamata
憲秀 袴田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、比較的簡単に防水性あるいは排水
性、通気性を有する太陽エネルギー収集装置を設置する
ことは困難であった。 【解決手段】 母屋が野地板の下に配された屋根に設置
される太陽エネルギー収集装置において、前記野地板上
に前記屋根の流れ方向に沿って並列に並べられた一対の
縦取り付け部材と、この一対の縦取り付け部材間に跨っ
て取り付けられた太陽エネルギー収集パネルとを備え、
前記縦取り付け部材は前記屋根の流れ方向に沿って底面
から立設された凸部を有し、この凸部において前記野地
板を介して前記母屋に固定され、前記太陽エネルギー収
集パネルは前記凸部において前記縦取り付け部材に固定
されて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根に設置され
る太陽エネルギー収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は例えば特開平10−26647
2号公報に開示された従来の太陽エネルギー収集装置の
全体斜視図、図15は図14に示す従来の太陽エネルギ
ー収集装置の要部断面斜視図、図16は図14に示す従
来の太陽エネルギー収集装置の軒側の太陽電池パネル
と、棟側の太陽電池パネルとの接合部を側方から見た断
面図である。従来の太陽エネルギー収集装置は図のよう
に、野地板107の上面に防水シート108を貼付け、
屋根材を葺いた屋根面109に屋根の傾斜方向即ち流れ
方向に沿って複数本の縦受け支持部材106を取付け
て、縦受け支持部材106の上に、屋根材としての太陽
電池パネル101を重ね合せ配置して固定することによ
り、太陽電池パネル101を葺いた屋根を構成し、縦受
け支持部材106に設けた多数の被係合部106a、1
06bに太陽電池パネル101に設けた係合部110を
挿入して引掛けて固定する。また、軒側の太陽電池パネ
ルの棟側枠103に突設された抜け止め係止部103c
に棟側の太陽電池パネル101の軒側枠104の抜け止
め係止片104aを勘合させ、軒側の太陽電池パネル1
01と一段上の棟側の太陽電池パネル101とを組み合
わせて構成している。
【0003】従来の太陽エネルギー収集装置は、このよ
うに野地板107の上に防水シート108を敷き、その
上部に下葺鋼板部111を概ね溝形に折り曲げ左右に連
続して配置し、その間に固定用のアングルを挟み、こは
ぜ掛け等で合体して葺き、その立ち上り部に縦受け支持
部材106を設けるとともにCチャンネルやアングルを
取付け、太陽電池パネル101を固定して並べるので、
太陽電池パネル101が屋根材の代用を成して、屋根材
を省くことが可能となり、屋根材工事を太陽電池パネル
101設置工事に置き換えることができる。
【発明が解決しようとする課題】上記のような太陽エネ
ルギー収集装置においては、太陽電池パネル101が屋
根材の代用となるため防水性や、通気性を確保する必要
がある。このため、風雨等に対して太陽電池パネル10
1間の接合部からの漏水を下葺鋼板部111で受け止め
軒側に流すようになっている。しかし、下葺鋼板部11
1の太陽電池パネル取付け部は直角に折り曲げた部位に
取付けるため、積雪や風圧等の圧力に対しての強度を確
保するために、板厚を厚くすることが必要である。ま
た、下葺鋼板110を葺く際に鋼板と固定用アングルを
カシメなどで防水性を確保したり、固定用アングルを野
地板107等に釘等で固定するなど、施工に時間がかか
る。さらに、太陽電池パネル101の係合部110と縦
受け支持部材106の被係合部106a、106bを勘
合させるために縦受け支持部材106を精度良く配置す
る必要があり、多くの手間と調整が必要である。
【0004】この発明は、上記した従来の問題点を解消
するためになされたもので、その目的は比較的簡単に防
水性あるいは排水性、通気性を有する太陽エネルギー収
集装置を設置することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる太陽エ
ネルギー収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根
に設置され、野地板上に屋根の流れ方向に沿って並列に
並べられた一対の縦取り付け部材と、この一対の縦取り
付け部材間に跨って取り付けられた太陽エネルギー収集
パネルとを備え、縦取り付け部材は屋根の流れ方向に沿
って底面から立設された凸部を有し、この凸部において
野地板を介して母屋に固定され、太陽エネルギー収集パ
ネルは凸部において縦取り付け部材に固定されたもので
ある。
【0006】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の縦取り付け部材は底面の両端に凸部と同じ高さ
の起立部を備えたものである。
【0007】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置の太陽エネルギー収集パネルは、棟側に設けら
れ、縦取り付け部材の凸部に固定された第1の固定部
と、軒側に設けられ、太陽エネルギー収集パネルの軒側
が棟側よりも野地板から離れるように縦取り付け部材の
凸部に固定された第2の固定部と、棟側の上面に設けら
れ、太陽エネルギー収集パネルより軒側の一段上に設置
された太陽エネルギー収集パネルの軒側端部に固定され
る第3の固定部とを備えたものである。
【0008】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の第1の固定部は太陽エネルギー収集パネルから
縦取り付け部材側に向かって突設された第1片と、この
第1片から棟側方向に折れ曲げられ、太陽エネルギー収
集パネルの棟側端部よりさらに棟側に延在するとともに
縦取り付け部材の凸部に固定される第2片とを備え、第
2の固定部は太陽エネルギー収集パネルから縦取り付け
部材側に向かって突設された第1片と、この第1片から
棟側方向に折れ曲げられ縦取り付け部材の凸部に当接す
る第2片とを備えたものである。
【0009】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、一対の縦取り付け部材に架設された横固定
部材を備え、横固定部材は、軒側に設けられる係合部
と、棟側に設けられる起立部とを有し、係合部は、太陽
エネルギー収集パネルの第1の固定部の第2片と係合し
て第2片を縦取り付け部材の凸部に固定し、起立部は太
陽エネルギー収集パネルより棟側の一段上に設置される
太陽エネルギー収集パネルの第2の固定部の第1片の背
面と当接する有するものである。
【0010】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、野地板との間に隙間を設けて複数の太陽エネ
ルギー収集パネルが設置され、左右に隣接する太陽エネ
ルギー収集パネルの間の下方に屋根の流れ方向に沿って
設けられたパネル間水切り部材を備え、このパネル間水
切り部材は屋根の流れ方向に沿って設けられた凸部と、
この凸部の両脇に設けられた樋部とを有し、凸部におい
て野地板に固定されたものである。
【0011】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
れ、野地板上に屋根の流れ方向に沿って並列に並べられ
た一対の波入り縦取り付け部材と、この波入り縦取り付
け部材に取り付けられた太陽エネルギー収集パネルと、
この太陽エネルギー収集パネルの裏側の野地板上に敷か
れるとともに、波入り縦取り付け部材間に挟まれた中央
波板とを備え、波入り縦取り付け部材は屋根の流れ方向
に沿って設けられた凸部と、この凸部の中央波板側に設
けられた内側波部とを備え、この内側波部と中央波板の
端部の波部とを嵌合させるとともに、凸部において野地
板を介して母屋に固定されたものである。
【0012】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の太陽エネルギー収集パネルは、棟側に設けら
れ、波入り縦取り付け部材の凸部に固定された第1の固
定部と、軒側に設けられ、太陽エネルギー収集パネルの
軒側が棟側よりも野地板から離れるように波入り縦取り
付け部材の凸部に固定された第2の固定部と、棟側の上
面に設けられ、太陽エネルギー収集パネルより軒側の一
段上に設置された太陽エネルギー収集パネルの軒側端部
に固定される第3の固定部とを備えたものである。
【0013】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置の太陽エネルギー収集パネルは、第1の固定部
は太陽エネルギー収集パネルから波入り縦取り付け部材
側に向かって突設された第1片と、この第1片から棟側
方向に折り曲げられて太陽エネルギー収集パネルの棟側
端部よりさらに棟側に延在するとともに波入り縦取り付
け部材の凸部に固定される第2片とを備え、第2の固定
部は太陽エネルギー収集パネルから波入り縦取り付け部
材側に向かって突設された第1片と、この第1片から棟
側方向に折れ曲げられ波入り縦取り付け部材の凸部に当
接する第2片とを備えたものである。
【0014】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、一対の波入り縦取り付け部材に架設された横
固定部材を備え、横固定部材は、軒側に設けられる係合
部と、棟側に設けられる起立部とを有し、係合部は、太
陽エネルギー収集パネルの第1の固定部の第2片と係合
して第2片を縦取り付け部材の凸部に固定し、起立部は
太陽エネルギー収集パネルより棟側の一段上に設置され
る太陽エネルギー収集パネルの第2の固定部の第1片の
背面と当接するものである。
【0015】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置の中央波板の横幅は、一対の波入り縦取り付け
部材と太陽エネルギー収集パネルとを固定するための所
望の幅に合わせて構成されたものである。
【0016】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、複数の太陽エネルギー収集パネルがされ、左
右に隣接する太陽エネルギー収集パネルの間の下方に敷
かれるとともに、左側の太陽エネルギー収集パネルの右
端の波入り縦取り付け部材と右側の太陽エネルギー収集
パネルの左端の波入り縦取り付け部材とに挟まれたパネ
ル間波板を備え、波入り縦取り付け部材は、凸部のパネ
ル間波板側に設けられた外側波部を備え、この外側波部
とパネル間波板の端部の波部とを嵌合させものである。
【0017】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置のパネル間波板の横幅は、左右に隣接する太陽
エネルギー収集パネルの間の間隔を所望の間隔にするた
めに必要な幅としたものである。
【0018】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の波入り縦取り付け部材の横幅は、中央波板の波
の波長の1/4の整数倍としたものである。
【0019】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、最も左あるいは最も右側の波入り縦パネル
取付部材の左側あるいは右側に波形部を設け、太陽エネ
ルギー収集パネルの左端あるいは右端より1山以上波形
部をはみ出させたはみ出し部を設けたものである。
【0020】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、太陽エネルギー収集パネルの左端あるいは右
端より1山以上波形部をはみ出させたはみ出し部を覆
い、このはみ出し部の波形部の山部を貫通して野地板に
固定され、更に左側あるいは右側に設けられたけらば側
の屋根材と野地板の間まで延出し、野地板を這い凸部を
設けた後更に延出しその端部に折返し部を形成して軒側
から棟側まで構成したサイド防水板を設けたものであ
る。
【0021】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
れ、屋根の流れ方向に沿って野地板上に並列に並べられ
た縦取り付け部材と、この縦取り付け部材に取り付けら
れた太陽エネルギー収集パネルとを備え、最も棟側の太
陽エネルギー収集パネルの棟側端と縦取り付け部材とを
固定すると共に棟側から軒側に野地板から離れるように
傾斜する傾斜面を有する棟側防水板取り付け部材と、こ
の棟側防水板取り付け部材の傾斜面と背面で接して固定
されるとともに、軒側端を太陽エネルギー収集パネルの
棟側端上方に延出し、棟側端を棟側に設けられた屋根材
と野地板との間に延出しその端部に折返し部を形成した
棟側防水板とを設けたものである。
【0022】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、複数の太陽エネルギー収集パネルを横方向に
並べて設置し、複数の棟側防水板が複数の太陽エネルギ
ー収集パネルの上端に連続して設置され、複数の棟側防
水板取り付け部材は不連続に設置されたものである。
【0023】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、隣接する棟側防水板の連結部が棟側防水板取
り付け部材の傾斜面の上部に設けられたものである。
【0024】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
れ、屋根の流れ方向に沿って並列に並べられ、野地板を
介して母屋に固定された縦取り付け部材と、この縦取り
付け部材に取り付けられた太陽エネルギー収集パネル
と、最も軒側の太陽エネルギー収集パネルの軒側端部を
縦取り付け部材に固定するスタート部材とを備え、スタ
ート部材は野地板側に突出し、縦取り付け部材の軒側端
部と当接する凸部を有するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1〜6はこの発明の実施の形態1にかかる太陽エネル
ギー収集装置を示すものであり、図1はこの発明の実施
の形態1にかかる太陽エネルギー収集装置の施工途中を
示す概略図、図2は図1に示す太陽エネルギー収集装置
を軒側からみたものであり、その要部を更に上に取り出
して別に示した断面図、図3は図1に示す太陽エネルギ
ー収集装置を側面から見た断面図であり、図において右
側が屋根の棟側、左側が軒側であり、通常は勾配を持っ
て構成されるが、便宜上水平に置換えた図である。図4
は図1に示す太陽エネルギー収集装置の最も軒側の太陽
電池パネルを示す横断面図であり、図において、左側が
軒側であり、通常は勾配を持って構成されるが便宜上水
平に置換えた図である。図5は図1に示す太陽エネルギ
ー収集装置の軒側からみて最も右側の太陽電池パネルを
軒側から見た断面図である。左側は対称となる。図6は
図1に示す太陽エネルギー収集装置の最も棟側の太陽電
池パネルと棟側の屋根材との接合部を示す断面図であ
り、図において右側は棟側であり、通常は勾配を持って
構成されるが便宜上水平に置換えた図である。
【0026】図1において、1は屋根の野地板、2はこ
の野地板の下に屋根の流れ方向に対して垂直(横方向)
となるように並列に設置された母屋、3は野地板1の上
に貼り付けられた防水シート、6はこの防水シート3の
上に設けられ、屋根の流れ方向に沿って並列に並べられ
た縦取り付け部材、7はこの縦取り付け部材6を防水シ
ート3及び野地板1を貫通して母屋2にネジ止めする第
1の固定ネジ、8は左右一対のパネル取り付け部材6間
に跨って設けられた太陽エネルギー収集パネルの例であ
る太陽電池パネル、10はこの太陽電池パネル8の棟側
端を縦取り付け部材6に固定する第2の固定ネジ、12
は左右に隣接する2枚の太陽電池パネル8の間の下方に
屋根の流れ方向に沿って設けられたパネル間水切り部
材、14は一番けらば側である左側の太陽電池パネル8
の左端に、屋根の流れ方向に沿って設けられたパネル間
水切り部材の応用例であるサイド水切り部材である。こ
のサイド水切り部材14は同様に右側の太陽電池パネル
8の右端にも設けられる。16は縦取り付け部材6の軒
側に横方向に架設され、最も軒側の太陽電池パネル8の
軒側端部を縦取り付け部材に固定するスタート部材、1
8はスタート部材16を縦取り付け部材6に固定する第
3の固定ネジである。
【0027】次に図2を用いて図1に示す太陽エネルギ
ー収集装置を軒側から見た断面の様子を詳しく説明す
る。図2に示すように、パネル間水切り部材12はその
中央に屋根の流れの方向に沿って突設された上面が平坦
な凸部12aと、その凸部12aの裾から両方の外方に
延在し、端部に起立部12bを設けることによって形成
された樋部12cを備えている。またパネル間水切り部
材12はその凸部12aにおいて第4の固定ネジ20に
よって防水シート3を貫通して野地板1に固定されてい
る。さらに凸部12aの幅は左右の太陽電池パネル8の
それぞれの端部から、太陽電池パネル8の間の隙間の方
に向かって下向きに突設された断面略逆L字状の係合部
21同士の間にできる間隔と同程度又はそれ以下の幅に
設定されている。
【0028】22は左右の太陽電池パネル8の間に屋根
の流れ方向に沿って設けられた電源ケーブルであり、2
4はこの電源ケーブル22や係合部21及びパネル間水
切り部材12に蓋をするパネル間カバーである。このパ
ネル間カバー24を外せば、電源ケーブル22の接続や
電源チェックを行うことができる。
【0029】また、6aは縦取り付け部材6の中央に底
面6bから屋根の流れ方向に沿って立設された上面が平
坦な凸部である。この凸部6aにおいて縦取り付け部材
6は防水シート3、野地板1を貫通して第1の固定ネジ
7によって母屋2に固定される。6cは底面6bの両端
にを上方に折り曲げて形成された起立部である。この起
立部6cと底面6c及び凸部6aによって溝が形成され
る。また、この起立部6cの高さは凸部6aの高さと同
じである。
【0030】次に図3を用いて太陽電池パネル8の設置
方法を詳しく説明する。図において26は、図中中心に
示した太陽電池パネル8aの棟側端部の下方に設けられ
た断面L字状の第1の固定部、26aはこの固定部26
の一部であり、太陽電池パネル8aの棟側端部の下方か
ら縦取り付け部材6の方向に突設された第1片、26b
はこの第1片26aから棟側方向に直角に折り曲げられ
るとともに、太陽電池パネル8aの棟側端より更に棟側
方向に延出された第2片である。この第2片を貫通して
第2の固定ネジ10は太陽電池パネル8aを縦取り付け
部材6の凸部6aに固定する。
【0031】28は太陽電池パネル8aの軒側よりの下
方に設けられた断面L字状の第2の固定部、28aはこ
の第2の固定部28の一部であり、太陽電池パネル8a
の下面から野地板1の方向に突設された第1片、28b
はこの第1片28aから棟側方向に直角に折り曲げられ
るとともに、その背面で縦取り付け部材6に接する第2
片である。なお、この第2の固定部28の第1片28a
は第1の固定部26の第1片26aと比べて長くなって
おり、太陽電池パネル8aと野地板1との距離は棟から
軒方向に向かって離れるようにして設置される。
【0032】また、30は太陽電池パネル8aの棟側端
部の上面に立設された第3の固定部、32はこの第3の
固定部30を貫通し、太陽エネルギー収集パネル8aと
太陽エネルギー収集パネル8aより棟側の一段上に設置
された太陽エネルギー収集パネル8bの軒側端部とを固
定する第5の固定ネジである。なお、33はこの第5の
固定ネジ32を保護するために太陽電池パネル8bの軒
側端部に設けられた保護部、34は太陽電池パネル8a
の軒側端部に突設された断面L字状の水切り樋である。
【0033】次に図4を用いて図1に示す太陽エネルギ
ー収集装置の最も軒側の様子を詳しく説明する。図に示
すように、スタート部材16はその底面において、縦取
り付け部材6の軒側端の凸部6aに第3の固定ネジ18
によって固定される。そして、このスタート部材16の
軒側の上端で、最も軒側に位置する太陽電池パネル8の
軒側端部にあたる軒側枠37が第6の固定ネジ42で載
置固定される。また、38はこのスタート部材16の軒
側端部下端から野地板1の方向に突出した凸部である。
この凸部38はその軒側の側面で縦取り付け部材6の軒
側端部と当接する。
【0034】また、44は軒側水切部材であり、棟側の
一側を縦取り付け部材6と防水シート3との間に延出
し、中央部を棟側から軒側にかけて防水シート3から離
れるように傾斜させた後、軒側の他側を屋根の軒側に設
置された軒側の屋根材46の上方に乗り上げるようにし
て延出して構成される。また、47はこの軒側水切り部
材44と屋根材46との間の水封を保つために設けられ
たシール材である。
【0035】次に、図5を用いて図1に示す太陽エネル
ギー収集装置のけらば側の端部の様子を軒側から見て右
側を例にとって詳しく説明する。図において48は軒側
からみて最も右側の太陽電池パネル8の右側端部にあた
る右側枠、48aはこの右側枠48から更に右側に突設
された断面略逆L字状の係合部であり、図2に示した係
合部21に相当する。この係合部48aは右側枠48の
側壁との間に溝48bを形成する。50は最も右側の太
陽電池パネル8の更に右側に設けられ、最も右側の太陽
電池パネル8とけらば側の屋根材52との間の防水を行
なうサイド防水板、50aはこのサイド防水板50の中
央部であり、サイド水切り部材14をほぼ覆うようにし
て設けられる。50bはサイド防水板50の中央部50
aの太陽電池パネル8側の端部を略垂直に起立させて設
けられた起立部である。この起立部50bは太陽電池パ
ネル8の右側枠48に設けられた溝48bに嵌入され
る。また50cは中央部50aのさらに右側外方に向け
延在し、けらば側の屋根材52と防水シート3との間に
延出するけらば側端、50dはこのけらば側端50cに
設けられ水の侵入を防止する凸部、50eはこの凸部5
0dよりも更に右側外方に延出した後折り返した折り返
し部、50fはこの折り返し部50eと凸部50dとの
間で防水シート3を貫通してサイド防水板50と野地板
1とを固定する第7の固定ネジである。
【0036】次に図6を用いて図1に示す太陽エネルギ
ー収集装置の最も棟側の様子を詳しく説明する。図にお
いて54は最も棟側の太陽電池パネル8の棟側端にあた
る棟側枠55と縦取り付け部材6とを固定する棟側防水
板取り付け部材、54aはこの棟側防水板取り付け部材
54の中央に設けられ、棟側から軒側にかけて野地板1
との距離が離れるように傾斜した傾斜面、54bはこの
傾斜面54aの軒側端部を野地板1側に折り曲げて構成
した第1の固定部である。この第1の固定部54bにお
いて棟側防水板取り付け部材54は棟側枠55に第8の
固定ネジ57によって固定される。また、54cは傾斜
面54aの棟側端部を野地板1側に折り曲げた折り曲げ
部、54dはこの折り曲げ部54cを更に棟側に折り曲
げてその背面で縦取り付け部材6と当接する第2の固定
部、54eはこの第2の固定部と縦取り付け部材6と防
水シート3と野地板1とを貫通し、母屋2に達する第9
の固定ネジである。
【0037】また、56は棟側防水板取り付け部材54
に固定され、最も棟側の太陽電池パネル8と棟側の屋根
材58との間に水が侵入することを防止するために設け
られた棟側防水板、56aはこの棟側防水板56の中央
に設けられ、棟側から軒側にかけて野地板1との距離が
離れるように傾斜するとともに、その背面の軒側の一部
で防水板取り付け部材54の傾斜面54aと接した傾斜
面、56bはこの傾斜面56aの軒側端部を折り曲げて
構成され、第8の固定ネジ57を保護するために設けら
れた保護部である。また、56cは傾斜面56aの棟側
端部を折り曲げた後、棟側に設けられた棟側屋根材58
と防水シート3との間に延出した棟側端、56dはさら
にこの棟側端56cの棟側端部を折り返して設けた折り
返し部である。なお、棟側防水板54はその傾斜面56
aにおいて、棟側防水板取り付け部材54の傾斜面54
aと図示しないネジによりネジ止めされる。
【0038】なお、棟側防水板54は長い一枚の板から
構成してもよいが、運搬の便宜等を考慮して複数枚で構
成することも可能である。この場合、複数枚の棟側防水
板56が横方向に連続して並べられ、隣接する棟側防水
板54同士の連結部から水が浸入しないように突き合わ
せ、重ね合わせ、あるいは接着等される。これに対して
棟側防水板取り付け部材54は、資源節約等を考慮し、
不連続に即ち、隣接する棟側防水板54同士の間に間隔
を設けて縦取り付け部材6に取り付けられる。ただし、
この場合には、隣接する棟側防水板56の連結部が棟側
防水板取り付け部材54の傾斜面54aの上部にくるよ
うに構成されることにより、強度と、防水性が確保され
る。また、この実施の形態では第1の固定部26と、第
3の固定部30と水切り樋34とは棟側枠55に一体に
形成されている。
【0039】以上のように構成された太陽エネルギー収
集装置は屋根の構造により、取付け方を変える必要があ
る。一般的に野地板1の下に垂木が棟から軒側に配さ
れ、垂木が母屋2の上に取付けられているタイプと母屋
2が野地板1の下に直接配するタイプがある。この実施
の形態は後者の母屋2が屋根の流れ方向に直角(横方
向)に構成されるタイプについて適用されたものであ
る。
【0040】次にこの実施の形態1にかかる太陽エネル
ギー収集装置の設置方法を簡略に説明する。即ち、ま
ず、野地板1の上部の防水シート3の上部に母屋2のあ
る位置を示す墨だしを行なう。次に太陽電池パネル8を
固定する位置を設定し、縦取り付け部材6とパネル間水
切り部材12及びサイド水切り部材14を防水シート3
を介して野地板1上に載置し、縦取り付け部材6は第1
の固定ネジ7で母屋2のある位置に母屋2までねじ込み
固定する。また、パネル間水切り部材12及びサイド水
切り部材14は第4の固定ネジ20で野地板1等に固定
される。次に軒側水切り部材44を縦取り付け部材6や
パネル間水切り部材12の最も軒側端の下部で防水シー
ト3を介して野地板1との間に入れ込み、軒側に水平よ
り下向きに延出し、更に、シール材47を取り付けた屋
根材46を押さえつけるように構成する。次に最も軒側
の太陽電池パネル8の軒側枠37を載置固定するスター
ト部材16を縦取り付け部材6の最も軒側に載置し、第
3の固定ネジ18で縦取り付け部材6に固定する。次に
最も軒側の太陽電池パネル8をスタート部材16に載置
固定し、太陽電池パネル8の第1の固定部26を縦取り
付け部材6に第2の固定ネジ10で固定する。次に次段
の太陽電池パネル8を下段の太陽電池パネル8の棟側枠
55に載置固定して順次棟側に同様に設置する。
【0041】次に左又は右の太陽電池パネル8を設置
し、最も棟側の太陽電池パネル8の棟側枠55と縦取り
付け部材6に棟側防水板取付け部材54を第8の固定ネ
ジ57と第9の固定ネジ54eとで固定し、棟側防水板
56を棟側防水板取付け部材54と野地板1に固定し、
屋根材58を載置する。この組立ては最も左、又は最も
右の太陽電池パネル8を棟側へ組立ててもよく、次に左
又は右の軒側から棟側に組立てる。さらに、左右の太陽
電池パネル8の間のパネル間カバー24を太陽電池パネ
ル8の左右の枠の鍵状部に勘合させて組立てる。
【0042】このように構成された太陽エネルギー収集
装置の屋根の棟側に降った雨は棟側の屋根材58から棟
側防水板56を流れ、太陽電池パネル8、軒側水切り部
材44、軒側の屋根材46、図示しない軒樋へと流れ
る。
【0043】更に防風雨により圧力を持った雨や、太陽
電池パネル8間の接続部の隙間から侵入した水は、太陽
電池パネル8の棟側枠55の水切樋34へ流れ、さらに
水切樋34の傾斜等に起因して左または右へ流れた後、
太陽電池パネル8間に位置する野地板1に固定されたパ
ネル間水切り部材12へ案内される。又、左右に隣接す
る太陽電池パネル8間のパネル間カバー24は太陽電池
パネル8の左右の枠の鍵状部に勘合されているため通常
は雨水は漏れにくいが、防風雨により圧力を持った雨に
より漏れた雨はパネル間水切り部材12へ案内され、軒
側水切り部材44から軒側屋根材46へ流れ、図示しな
い軒の樋に案内される。
【0044】個々の太陽電池パネル8のメンテナンスは
太陽電池パネル8の電源ケーブル22が横方向の太陽電
池パネル8間の隙間に位置するため、パネル間カバー2
4を外せば、個々の太陽電池パネルの接続や電源チェッ
クができることにより、性能等が特定できる。特定の太
陽電池パネル8の着脱は軒側から棟側の太陽電池パネル
8列の棟側防水板56から取外し、棟側防水板取付け部
材54を取外し、最も棟側の太陽電池パネル8の第2の
固定ネジ10を外し、パネル間カバー24を外し、太陽
電池パネル8の軒側枠37と棟側枠55の第3の固定ネ
ジ30を外し最寄りの太陽電池パネル8まで順次取外
し、メンテナンスする。取付けは前記の取外しの逆を行
なえばできる。
【0045】この実施の形態にかかる太陽エネルギー収
集装置は上述のように、縦取り付け部材6を凸部6aに
おいて野地板1を介して母屋2に固定し、この凹部6a
に太陽電池パネル8を固定して構成される。このため、
下葺鋼板部111から起立した縦受け支持部材106の
直角に折り曲げた部位に太陽電池パネル101を固定す
る従来の太陽エネルギー収集装置と比べて強度を確保で
きる。このため、縦取り付け部材6を薄板で構成でき、
経費を削減できるとともに、運搬、製造等が容易とな
る。
【0046】また、太陽電池パネル8の野地板1側への
取付け部が野地板1より高い位置になるため、太陽電池
パネル8群の裏面への外気の取入れ口や通気口が確保さ
れ、スタート部材16に外気取入れ口を設ける加工が必
要がなく、スタート部材16を安価に造ることができ
る。また、太陽電池パネル8群の裏側の空気通路を確保
するための太陽電池パネル枠37、48、55等に通気
口を設ける加工の必要もなく、枠体を安価にすることが
できる。
【0047】さらに、縦取り付け部材6の起立部6cの
高さを凸部6aの高さと同じにしたため、縦取り付け部
材6が太陽電池パネル8を支える強度を向上させること
ができる。
【0048】また、この実施の形態にかかる太陽エネル
ギー収集装置では、第1の固定部26と、第2の固定部
28と、第3の固定部30とで固定することとしたた
め、太陽電池パネル8を安定に固定することができ、ま
た、その設置も容易にできる。
【0049】さらに、図1に示すように、縦方向の太陽
電池パネル8列に対して、太陽電池パネルの横幅より狭
いピッチで縦パネル取付部材6を複数列設けて構成した
ため、野地板1側への太陽電池パネル8の固定が複数個
所固定でき、外風等の吹き上げや負圧力に対して強度が
確保できる。また、太陽電池パネル8の左端あるいは右
端と縦取り付け部材6との間に間隔があるので、パネル
間水切り部材12の設置等が容易となる。
【0050】さらに、左右の太陽電池パネル8間の下部
に、両端を起立させた底面から凸部12aを突出したハ
ット状のパネル間水切り部材12を設置した。この為、
太陽電池パネル間の接合部の隙間から雨の吹き込み等で
漏水する雨水を樋部12cに流し、軒側水切り部材4
4、軒側屋根材46、図示しない軒側樋へと流すことが
でき、野地板1側への漏水を防止できる。
【0051】また、パネル間水切り部材12をハット状
にし、樋部12cより一段高い凸部12aにおいて第4
の固定ネジ20等で野地板1に複数個所取付けた構成に
した。このため雨天時等においても太陽電池パネル8間
に侵入した水は樋部12cを流れ、第4の固定ネジ20
は水没しずらい。このため、第4の固定ネジ20の腐食
を防止できる。
【0052】また、棟側防水板取り付け部材54を設け
ることによって、最も棟側の太陽電池パネル8の棟側枠
55と、縦取り付け部材6との固定を行うことができる
とともに、棟側防水板56も安定して取り付けることが
できる。この為、棟側防水板56の強度があまり必要と
されなくなり。棟側防水板56を薄くすることができ
る。さらに、棟側防水板取り付け部材54の傾斜面54
aの上部に棟側防水板を載置し固定できるため、組み立
てやすい。
【0053】また、この実施の形態にかかる太陽エネル
ギー収集装置では、野地板1に取付けられ、スタート部
材16を取付ける縦パネル取付部材6の軒側端がスター
ト部材16の軒側の野地板1側への凸部38に合せた位
置に構成したため、雨が常時当ることがなく、劣化防止
ができる。また、スタート部材16の位置決めが容易に
できる。
【0054】さらに、この実施の形態にかかる太陽エネ
ルギー収集装置では棟側に棟側防水板56、軒側に軒側
水切り部材44、けらば側にはサイド防水板50を設け
たことにより、屋根材46、52、58、と、太陽電池
パネル8との間の浸水を防止することができる。さら
に、この防水性は、折り返し部50e、56d、凸部5
0d等の存在により強化される。
【0055】実施形態の2 次にこの発明の実施の形態2を図7〜13を用いて説明
する。この実施の形態2は実施形態の1と同様に母屋2
が屋根の流れ方向に直角(横方向)に構成されるタイプ
についての太陽エネルギー収集装置の屋根に取付けに関
する。図7はこの発明の実施の形態2にかかる太陽エネ
ルギー収集装置の施工途中を示す概略図、図8は図7に
示す太陽エネルギー収集装置を軒側からみたものであ
り、その要部を更に上に取り出して別に示した断面図、
図9は図7に示す太陽エネルギー収集装置を側面から見
た断面図であり、図において右側が屋根の棟側、左側が
軒側であり、通常は勾配を持って構成されるが、便宜上
水平に置換えた図である。図10は図7に示す太陽エネ
ルギー収集装置の最も軒側の太陽電池パネルを示す横断
面図であり、図において、左側が軒側であり、通常は勾
配を持って構成されるが便宜上水平に置換えた図であ
る。図11は図7に示す太陽エネルギー収集装置の軒側
からみて最も右側の太陽電池パネルを軒側から見た断面
図である。左側は対称となる。図12は図7に示す太陽
エネルギー収集装置の最も棟側の太陽電池パネルと棟側
の屋根材との接合部を示す断面図であり、図において右
側は棟側であり、通常は勾配を持って構成されるが便宜
上水平に置換えた図である。図13は図7に示す太陽エ
ネルギー収集装置の右上端の波板の棟側コーナー部の防
水構成の斜視断面図であり、左上端とは対称を成す。ま
た、図7〜12は上述の実施の形態1を示す図1〜6に
それぞれ相当し、同一の部分、対応する部分の説明は省
略する。
【0056】図7において、66は防水シート3の上に
設けられ、屋根の流れ方向に沿って並列に並べられた波
入り縦取り付け部材である。この波入り縦取り付け部材
66は流れ方向とは垂直な方向の断面が波形状になるよ
うに構成される。また、68は2本の波入り縦取り付け
部材66に挟まれるとともに、太陽電池パネル8の裏側
に敷かれた中央波板である。この中央波板68も流れ方
向とは垂直な方向の断面が波形状になるように構成され
る。また、この中央波板66の幅は、太陽電池パネル8
を固定するためにあらかじめ設定された波入り縦取り付
け部材66の間隔にあわせて所望の幅に構成される。
【0057】また、70は左右に隣接する太陽電池パネ
ル8の間の下方に敷かれるとともに、左側の太陽電池パ
ネル8の右側の波入り縦取り付け部材66と右側の太陽
電池パネル8の左側の波入り縦取り付け部材66との間
に挟まれたパネル間波板である。このパネル間波板70
も屋根の流れ方向とは垂直な方向の断面が波形状になる
ように構成される。また、その横幅は隣接する左右の太
陽電池パネル8が重なったり離れすぎたりしないよう
に、または電源ケーブル22が適切にはまるように、あ
るいは施工が容易に行えるように、所望の幅で構成され
る。
【0058】72は一対の波入り縦取り付け部材66に
架設され、太陽電池パネル8の軒側端で太陽電池パネル
8を波入り縦取り付け部材66に固定する横固定部材、
74はこの横固定部材72を波入り縦取り付け部材66
に固定する第10の固定ネジ、76はこの横固定部材7
2を中央波板68を貫通して野地板に固定する第11の
固定ネジである。
【0059】次に図8を用いて図7に示す太陽エネルギ
ー収集装置を軒側からみた断面の様子を詳しく説明す
る。図8において、66aは波入り縦取り付け部材66
の中央において、屋根の流れの方向に沿って立設された
凸部、66bはこの凸部66aの裾部分から中央波板6
8方向に連続して設けられた谷部と山部からなる内側波
部、66cはこの内側波部66bとは反対側、即ちパネ
ル間波板70側に凸部66aの裾部分から連続して形成
される谷部と山部からなる外側波部である。
【0060】また、内側波部66bは中央波板68の波
のピッチと、外側波部66cはパネル間波板70の波の
ピッチとそれぞれほぼ同一のピッチで形成され、波入り
縦取り付け部材66は、それぞれ中央波板68あるいは
パネル間波板70の端部と重ね合わせて設置される。
【0061】即ち、波入り縦パネル取付部材66の左右
を波形状にした谷部と山部を設け、その波形状を中央波
板68、あるいはパネル間波板70の波の形状と同一に
し、波板68、70を波入り縦パネル取付け部材66の
谷部と山部に重ね合せて載置固定し、波板68、70を
野地板にネジ等で固定したため、太陽電池パネル間8の
接合部からの雨の漏れに対して、長期的に防水が可能と
なり、また、波板は一定の山谷が形成されているため、
重ねが簡単に行なえ、複数枚の波板を重ねて葺く場合、
横側や縦側の寸法調節が容易に決めることができる。
【0062】また、特にこの実施の形態では波入り縦取
り付け部材66、中央波板68、パネル間波板70に採
用される波のピッチを共通のピッチに統一する他、波入
り縦取り付け部材66の全幅をこの共通のピッチの波長
の1/4の整数倍の例である、12倍(3波長に相等)
にしてある。このため、太陽エネルギー収集装置のほぼ
全幅にわたって波板68、70の波が連続されるが如く
構成されており、太陽電池パネル8群の横幅よりはみで
る出寸法を求めるとき、波板の全体の横幅を求める時
等、ピッチの倍数で求められ、容易に寸法が求めやすく
なる。
【0063】また、この実施の形態では、波の形状とし
て、波板2号(小波)を選択している。この波板2号は
それより大きい波を形成するものより、屋根に働く吸引
力や風のあおりに対して、釘打ちやネジ打ち部分の山が
つぶれたり、ばたつきを起こしたりすることが生じにく
い。更に波板はJIS G 3316に規格もあり、波板
はJISの波板2号(小波)は山ピッチが31.8mm
を使えば寸法調整が容易になる。更にまた、波板2号は
高さが9mmで幅が634mm、762mm、834m
m、長さが1829mm、2000mm、3658mm
など多くの部品があり、調達は容易である等の利点があ
る。
【0064】次に図9を用いて太陽電池パネル8の設置
方法を詳しく説明する。図9において、72aは横固定
部材72の中心に位置し、その底面で波入り縦取り付け
部材66の凸部66aと接する中央部、72bはこの中
央部72aの棟側端を垂直に起立させて設けられた起立
部である。この起立部72bはその棟側の側面で、太陽
電池パネル8bの第2固定部28の第1片28aと当接
する。また、72cは中央部72aから起立した後、軒
側に折り曲げられて延在された係合部である。この係合
部72cは波入り縦取り付け部材66の凸部66aとの
間に溝を形成する。この溝には太陽電池パネル8aの第
1の固定部材26の第2片26bが嵌合される。これに
よって、太陽電池パネル8aの第1の固定部材26は、
波入り縦取り付け部材66の凸部66aに固定される。
また、74は横固定部材72を中央部72aで波入り縦
取り付け部材66の凸部66aに固定する第10の固定
ネジである。
【0065】なお、太陽電池パネル8の固定方法として
は実施の形態1を示す図3の場合と実施の形態2を示す
図9の場合とがあるが、これらは相互に変更することが
可能である。従って、実施の形態1の場合でも図9の方
法で太陽電池パネル8を固定できるし、実施の形態2の
場合でも図3の方法で太陽電池パネル8を固定できる。
【0066】次に図10を用いて図7に示す太陽エネル
ギー収集装置の最も軒側の様子を説明する。図に示すよ
うにスタート部材16の凸部38はその軒側の側面で波
入り縦取り付け部材66や、中央波板68の軒側端部と
当接する。このため、雨が常時当ることがなく、劣化防
止ができる。また、スタート部材16の位置決めが容易
にできる。さらに、最も軒側の太陽電池パネル8の軒側
枠37を固定するスタート部材16を波板66、68の
上に載置固定するため、波板66、68の谷部の隙間が
確保され、太陽電池パネル8群の裏面への外気の取入れ
口や通気口が確保される。このため、スタート部材16
に外気取入れ口を設ける加工が必要がなく、スタート部
材16を安価に造ることができる。また、太陽電池パネ
ル8群の裏側の空気通路を確保するための太陽電池パネ
ル8の枠37、48、55の通気口を設ける加工の必要
もなく、枠37、48、55を安価にすることができ
る。
【0067】次に、図11を用いて図7に示す太陽エネ
ルギー収集装置のけらば側の端部の様子を軒側から見て
右側を例にとって説明する。左側はこの右側と対称であ
る。図において、77は最も右側の波入り縦取り付け部
材66の更に右側に設けられ、太陽電池パネル8の右側
端部である右側枠48よりも2山分はみ出されたはみ出
し部である。この実施の形態では図示はしていないが、
このはみ出し部77は最も右側の波入り縦取り付け部材
66の外側波部66cの波形状に重ねて載置される。な
お、パネル間波板70や、外側波部66cでこのはみ出
し部77は代用できる場合もある。又、サイド防水板5
0はその中央部50aでこのはみ出し部77を覆うよう
にして載置され、図示しない固定ネジによってこのはみ
出し部77の山部を貫通して野地板1に固定される。
【0068】このように、太陽電池パネル8の左側端又
は、右側端より1山以上波板をはみ出させたため、太陽
電池パネル8群の特に最も左列、最も右列の各々の太陽
電池パネル8の接続部からの漏水に対して、はみ出し部
77で漏水を受け止め、その谷部を流れた漏水を軒側に
案内することができるため、野地板1への漏水を防止で
きる。
【0069】次に図12を用いて図7に示す太陽エネル
ギー収集装置の最も棟側の様子を説明する。図において
78は棟側防水板56と野地板1との間に設けられ、最
も棟側の太陽電池パネル8と棟側の屋根材58との間に
水が侵入することを防止するために設けられた棟側2次
防水板、78aはこの棟側2次防水板78の中央に設け
られ、棟側から軒側にかけて野地板1との距離が離れる
ように傾斜する傾斜面、78bはこの傾斜面78aの軒
側端部を折り曲げて構成され、波入り縦取り付け部材6
6や、中央波板68等の棟側端の山部と背面で接する軒
側端である。また、78cは傾斜面78aの棟側端部を
折り曲げた後、棟側に延出し、さらに棟側防水板56と
防水シート3との間に延出した棟側端である。
【0070】なお、最も棟側の太陽電池パネル8と棟側
の屋根材58との間の防水方法としては実施の形態1を
示す図6の場合と実施の形態2を示す図12の場合とが
あるが、これらは相互に変更することが可能である。従
って、実施の形態1の場合でも図12の方法で防水がで
きるし、実施の形態2の場合でも図6の方法で防水が可
能である。
【0071】次に図13を用いて図7に示す太陽エネル
ギー収集装置の軒側からみて右上端のコーナー部の防水
構成の様子を説明する。尚、左上端のコーナー部は右上
端のコーナー部と対称である。
【0072】図において、80はコーナー防水板であ
る。このコーナー防水板80は、はみ出し部77の軒側
端までサイド防水板50を載置し、その上に棟側2次防
水板78を右端まで載置し、その上に重ねて載置され
る。80aはこのコーナー防水板80の底面、80bは
この底面80aから立設され、サイド防水板50の中央
部50aと、棟側2次防水板78の軒側端78bとの重
なる部分及び棟側2次防水板78の傾斜面78aと防水
シート3との間にできる右側に開口する開口部を覆うコ
ーナー部である。
【0073】また、80cは底面80aの右側外方に向
け延在し、けらば側の屋根材52と軒側でサイド防水板
50、棟側で防水シート3を介して野地板1との間に延
出するけらば側端、80dはこのけらば側端80cに設
けられ水の侵入を防止する凸部である。この凸部80d
はその裏側がサイド防水板50の凸部50cと嵌合する
ように構成されている。また、80eはこの凸部80d
よりも更に右側外方に延出した後設けられた折り返し
部、80fはこの折り返し部80eと凸部80dとの間
で防水シート3を貫通してコーナー防水板80と野地板
1とを固定する第12の固定ネジである。
【0074】なお、棟側防水板56を太陽電池パネル8
群の横方向全体を覆う長さに製造することや、これを運
搬するには制限がある。このため棟側防水板56は分割
されることが多く、突き合わせ、又は、端部を重ねた
り、その接合部にシール材等を介して設置される。しか
し、そのようにしても長期の防水性や確実な防水シール
が望めない。この為、この実施の形態では棟側2次防水
板78でその防水性を確保すべく、最も棟側の波板6
6、68、70、77の端部を一部覆い、波板端から野
地板1面まで延出し、野地板1に倣い棟側へ延出し、棟
側防水板56の棟側端まで重ねて延出し、尚且つ、棟側
防水板56の横方向の接合部と棟側2次防水板78の横
方向の接合部の位置を、お互いに離れた位置に設けて構
成する。このため、波板側へ漏水した場合でも野地板1
側への漏水を防止できる。
【0075】次に、この実施の形態にかかる太陽エネル
ギー収集装置の施工方法について説明する。以上のよう
に構成された太陽エネルギー収集装置は野地板1の上部
の防水シート3上部に母屋2のある位置を示す墨だしを
行ない、次に太陽電池パネル8を固定する位置を設定
し、波入り縦パネル取付け部材66を中央波板68の幅
に合せたピッチに野地板1に第1の固定ネジ7で母屋2
のある位置に母屋2までねじ込み固定する。次にパネル
間波板70の幅に合せたピッチに波入り縦パネル取付け
部材66を取付け、次に中央波板68の幅に合せたピッ
チに順次取付ける。次に太陽電池パネル8群の左右端か
ら1山以上の波板が出るような幅で最も左端あるいは右
端のはみ出し部77を取付け、更に、サイド水切り部材
50を防水シート3を介して野地板1上に載置し、ネジ
等で野地板1に固定する。
【0076】次に軒側水切り部材44を波入り縦取り付
け部材66、中央波板68、パネル間波板70の最も軒
側端の下部と防水シート3を介した野地板1との間に入
れ込み、軒側でシール材47を取り付けた屋根材46を
押さえつけるように構成する。次に最も軒側の太陽電池
パネル8の軒側枠37を載置固定するスタート部材16
を波入り縦取り付け部材66の最も軒側に載置し、第3
の固定ネジ18で波入り縦取り付け部材66に固定す
る。
【0077】次に太陽電池パネル8を固定する横固定部
材72を波入り縦取り付け部材66に規程のピッチで棟
側まで、各太陽電池パネル8列全てに第10の固定ネジ
74で固定する。次に最も棟側の太陽電池パネル8の第
1の固定部26の第2片26bを最も棟側の横固定部材
72の係合部72cと波入り縦取り付け部材66との間
の溝に軒側から棟側に差し込む。そして、下段の横固定
部材72の起立部72bの棟側面に、第2の固定部28
の第1片28aの軒側面を当接する。同様に下段の太陽
電池パネル8の第1の固定部26の第2片26bをその
横固定部材72の軒側から棟側に差し込み、さらに下段
の横固定部材72の起立部72bの棟側面に第2の固定
部28の第1片28aの軒側面を当接する。その後、上
段と下段の太陽電池パネル8を第5の固定ネジ32で固
定する。最も軒側の太陽電池パネル8はスタート部材1
6に載置固定し、第6の固定ネジ42で固定する。
【0078】なお、上記の方法とは逆に、最も軒側の太
陽電池パネル8から組立てることもでき、最も軒側の太
陽電池パネル8の第1の固定部26の第2片26bを横
固定部材72の軒側から棟側に差し込み、スタート部材
16に載置し、第6の固定ネジ42で固定する。次に次
段の太陽電池パネル8を上段の横固定部材72の軒側か
ら棟側に差し込み、下段の太陽電池パネル8の棟側枠5
5に載置し、第5の固定ネジ32で両者を固定する。こ
のようにして順次棟側に同様に設置することが可能であ
る。
【0079】更に、太陽電池パネル8間の電源ケーブル
22の接続やアース接続を行なう。次に左又は右の列の
太陽電池パネル8を設置し、パネル間カバー11を取付
けて、全体の太陽電池パネル8を設置する。次に、棟側
2次防水板78を載置した後、最も棟側の太陽電池パネ
ル8の棟側枠55と波入り縦取り付け部材66に棟側防
水板取付け部材54を第8の固定ネジ57、第9の固定
ネジ54eで固定し、棟側防水板56を棟側防水板取付
け部材54と野地板1に固定し、棟側屋根材58を載置
する。最も左側あるいは右側の太陽電池パネル8は左右
の枠48の溝48bの中央にサイド防水板50の起立部
50bが入り込むように組立てる。
【0080】このように構成された太陽エネルギー収集
装置の波板68、70、や波入り縦取り付け部材66は
不燃材、例えば波板鋼板、波板スレート等を使用する。
このため、屋根材としての防火機能を保有し、太陽電池
パネル8を屋根材として、防火対策をする必要がない。
又、棟側に降った雨は棟側の屋根材58から棟側防水板
56を流れ、太陽電池パネル8、軒側水切り部材44、
軒側の屋根材46、図示しない軒樋へと流れる。又、太
陽電池パネル8群の左右の屋根材52との接合部へ降る
雨や太陽電池パネル8側や屋根材52側から入る雨はサ
イド防水板50を流れる。更に防風雨により圧力を持っ
た雨は隙間を侵入し、太陽電池パネル8間の接続部から
の漏水により、野地板1側への浸水が起こる。あるいは
冬季の太陽電池パネル8の裏面の結露水の滴下等を波板
68、70や波入り縦パネル取付け部材66が受け止
め、波板の谷部から軒側に流し、軒側水切り部材44か
ら軒側屋根材46へ流し、軒樋に案内される。
【0081】又、コーナー防水板80により、太陽電池
パネル8を屋根の中間に葺く場合棟側からの屋根材52
とけらば側からの屋根材52のコーナー部からの雨の侵
入に対し、屋根の防水が確保される。
【0082】また、電源ケーブル22は横方向の太陽電
池パネル8間の隙間に位置し、パネル間カバー24を外
せば、接続や電源チェックができ、メンテナンスが必要
な太陽電池パネル8が特定できる。次に個々の太陽電池
パネル8のメンテナンスの時はパネル間カバー24を外
し、太陽電池パネル8の軒側枠37と棟側枠55の第5
の固定ネジ32を外し、上に持上げ、軒側に引抜けば、
棟側の横固定部材72から第1の固定部材26が外れて
屋根面から取外すこてができる。取付けは前記の取外し
の逆を行なえばできるため、作業が簡単になる。
【0083】なお、実施形態の1に於いても横固定部材
72を取付ける方法を採用すれば、同様な作業が行なえ
る。また、実施の形態1においても、コーナー防水板8
0が設置される。さらに、上述の実施の形態1、2では
固定ネジを用いたが同様の効果を有するものであれば、
釘、ビス、粘着材等何でもよい。また、運搬等の便を考
慮して中央波板68等の波板は何枚かに分割されている
場合もあるがこのような場合も、全体としてこの発明に
おける中央波板に該当する。また、この発明の説明では
随所で、「屋根材と野地板1との間に延出し・・」等、防
水シート3を省略して説明した。しかし、これは単に説
明の便宜上説明を省略したのであって、実際には「屋根
材と、防水シートを貼り付けた野地板との間に延出し・
・」等の意味が含まれるし、「野地板上に・・」とは、「防
水シートを介して野地板上に・・」という意味が含まれ
る。
【発明の効果】この発明にかかる太陽エネルギー収集装
置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置され、野
地板上に屋根の流れ方向に沿って並列に並べられた一対
の縦取り付け部材と、この一対の縦取り付け部材間に跨
って取り付けられた太陽エネルギー収集パネルとを備
え、縦取り付け部材は屋根の流れ方向に沿って底面から
立設された凸部を有し、この凸部において野地板を介し
て母屋に固定され、縦取り付け部材は屋根の流れ方向に
沿って底面から立設された凸部を有し、この凸部におい
て野地板を介して母屋に固定され、太陽エネルギー収集
パネルは凸部において縦取り付け部材に固定されたもの
であり、比較的簡単に太陽エネルギー収集装置の通気性
を確保することである。
【0084】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の縦取り付け部材は底面の両端に凸部と同じ高さ
の起立部を備えたものであり、太陽エネルギー収集パネ
ルを安定して載置できるものである。
【0085】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置の太陽エネルギー収集パネルは、棟側に設けら
れ、縦取り付け部材の凸部に固定された第1の固定部
と、軒側に設けられ、太陽エネルギー収集パネルの軒側
が棟側よりも野地板から離れるように縦取り付け部材の
凸部に固定された第2の固定部と、棟側の上面に設けら
れ、太陽エネルギー収集パネルより軒側の一段上に設置
された太陽エネルギー収集パネルの軒側端部に固定され
る第3の固定部とを備えたものであり、比較的簡単に設
置することができる。
【0086】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、一対の縦取り付け部材に架設された横固定
部材を備え、横固定部材は、軒側に設けられる係合部
と、棟側に設けられる起立部とを有し、係合部は、太陽
エネルギー収集パネルの第1の固定部の第2片と係合し
て第2片を縦取り付け部材の凸部に固定し、起立部は太
陽エネルギー収集パネルより棟側の一段上に設置される
太陽エネルギー収集パネルの第2の固定部の第1片の背
面と当接するものであり、比較的簡単に太陽エネルギー
収集装置を設置することができる。
【0087】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、野地板との間に隙間を設けて複数の太陽エネ
ルギー収集パネルが設置され、左右に隣接する太陽エネ
ルギー収集パネルの間の下方に屋根の流れ方向に沿って
設けられたパネル間水切り部材を備え、このパネル間水
切り部材は屋根の流れ方向に沿って設けられた凸部と、
この凸部の両脇に設けられた樋部とを有し、凸部におい
て野地板に固定されたものであり、比較的簡単に太陽エ
ネルギー収集装置の排水性を確保することである。
【0088】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
れ、野地板上に屋根の流れ方向に沿って並列に並べられ
た一対の波入り縦取り付け部材と、この波入り縦取り付
け部材に取り付けられた太陽エネルギー収集パネルと、
この太陽エネルギー収集パネルの裏側の野地板上に敷か
れるとともに、波入り縦取り付け部材間に挟まれた中央
波板とを備え、波入り縦取り付け部材は屋根の流れ方向
に沿って設けられた凸部と、この凸部の中央波板側に設
けられた内側波部とを備え、この内側波部と中央波板の
端部の波部とを嵌合させるとともに、凸部において野地
板を介して母屋に固定されたものであり、比較的簡単に
太陽エネルギー収集装置の設置をすることができる。
【0089】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の太陽エネルギー収集パネルは、棟側に設けら
れ、波入り縦取り付け部材の凸部に固定された第1の固
定部と、軒側に設けられ、太陽エネルギー収集パネルの
軒側が棟側よりも野地板から離れるように波入り縦取り
付け部材の凸部に固定された第2の固定部と、棟側の上
面に設けられ、太陽エネルギー収集パネルより軒側の一
段上に設置された太陽エネルギー収集パネルの軒側端部
に固定される第3の固定部とを備えたものであり、比較
的簡単に設置することができる。
【0090】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、一対の波入り縦取り付け部材に架設された横
固定部材を備え、横固定部材は、軒側に設けられる係合
部と、棟側に設けられる起立部とを有し、係合部は、太
陽エネルギー収集パネルの第1の固定部の第2片と係合
して第2片を縦取り付け部材の凸部に固定し、起立部は
太陽エネルギー収集パネルより棟側の一段上に設置され
る太陽エネルギー収集パネルの第2の固定部の第1片の
背面と当接するものであり、比較的簡単に設置すること
ができる。
【0091】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置の中央波板の横幅は、一対の波入り縦取り付け
部材と太陽エネルギー収集パネルとを固定するための所
望の幅に合わせて構成されたものであり、比較的簡単に
設置することができる。
【0092】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、複数の太陽エネルギー収集パネルがされ、左
右に隣接する太陽エネルギー収集パネルの間の下方に敷
かれるとともに、左側の太陽エネルギー収集パネルの右
端の波入り縦取り付け部材と右側の太陽エネルギー収集
パネルの左端の波入り縦取り付け部材とに挟まれたパネ
ル間波板を備え、波入り縦取り付け部材は、凸部のパネ
ル間波板側に設けられた外側波部を備え、この外側波部
とパネル間波板の端部の波部とを嵌合させものであり、
比較的簡単に設置することができる。
【0093】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置のパネル間波板の横幅は、左右に隣接する太陽
エネルギー収集パネルの間の間隔を所望の間隔にするた
めに必要な幅としたものであり、太陽エネルギー収集装
置を比較的簡単に設置することができる。
【0094】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置の波入り縦取り付け部材の横幅は、中央波板の波
の波長の1/4の整数倍としたものであり、比較的容易
に寸法を求める事ができる。
【0095】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、最も左あるいは最も右側の波入り縦パネル
取付部材の左側あるいは右側に波形部を設け、太陽エネ
ルギー収集パネルの左端あるいは右端より1山以上波形
部をはみ出させたはみ出し部を設けたものであり、比較
的容易に排水性を確保することができる。
【0096】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、太陽エネルギー収集パネルの左端あるいは右
端より1山以上波形部をはみ出させたはみ出し部を覆
い、このはみ出し部の波形部の山部を貫通して野地板に
固定され、更に左側あるいは右側に設けられたけらば側
の屋根材と野地板の間まで延出し、野地板を這い凸部を
設けた後更に延出しその端部に折返し部を形成して軒側
から棟側まで構成したサイド防水板を設けたものであ
り、比較的容易に排水性を確保することができる。
【0097】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
れ、屋根の流れ方向に沿って野地板上に並列に並べられ
た縦取り付け部材と、この縦取り付け部材に取り付けら
れた太陽エネルギー収集パネルとを備え、最も棟側の太
陽エネルギー収集パネルの棟側端と縦取り付け部材とを
固定すると共に棟側から軒側に野地板から離れるように
傾斜する傾斜面を有する棟側防水板取り付け部材と、こ
の棟側防水板取り付け部材の傾斜面と背面で接して固定
されるとともに、軒側端を太陽エネルギー収集パネルの
棟側端上方に延出し、棟側端を棟側に設けられた屋根材
と野地板との間に延出しその端部に折返し部を形成した
棟側防水板とを設けたものであり、比較的容易に防水性
を確保することができる。
【0098】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、複数の太陽エネルギー収集パネルを横方向に
並べて設置し、複数の棟側防水板が複数の太陽エネルギ
ー収集パネルの上端に連続して設置され、複数の棟側防
水板取り付け部材は不連続に設置されたものであり、安
価に構成できる。
【0099】また、この発明にかかる太陽エネルギー収
集装置は、隣接する棟側防水板の連結部が棟側防水板取
り付け部材の傾斜面の上部に設けられたものであり、比
較的容易に防水性を確保することができる。
【0100】さらに、この発明にかかる太陽エネルギー
収集装置は、母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
れ、屋根の流れ方向に沿って並列に並べられ、野地板を
介して母屋に固定された縦取り付け部材と、この縦取り
付け部材に取り付けられた太陽エネルギー収集パネル
と、最も軒側の太陽エネルギー収集パネルの軒側端部を
縦取り付け部材に固定するスタート部材とを備え、スタ
ート部材は野地板側に突出し、縦取り付け部材の軒側端
部と当接する凸部を有するものであり、比較的容易にス
タート部材の位置決めができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかる太陽エネルギ
ー収集装置の施工途中を示す概略図である。
【図2】図1に示す太陽エネルギー収集装置を軒側から
みたものであり、その要部を更に上に取り出して別に示
した断面図である。
【図3】図1に示す太陽エネルギー収集装置を側面から
見た断面図である。
【図4】図1に示す太陽エネルギー収集装置の最も軒側
の太陽電池パネルを示す横断面図である。
【図5】図1に示す太陽エネルギー収集装置の軒側から
みて最も右側の太陽電池パネルを軒側から見た断面図で
ある。
【図6】図1に示す太陽エネルギー収集装置の最も棟側
の太陽電池パネルと棟側の屋根材との接合部を示す断面
図である。
【図7】この発明の実施の形態2にかかる太陽エネルギ
ー収集装置の施工途中を示す概略図である。
【図8】図7に示す太陽エネルギー収集装置を軒側から
みたものであり、その要部を更に上に取り出して別に示
した断面図である。
【図9】図7に示す太陽エネルギー収集装置を側面から
見た断面図である。
【図10】図7に示す太陽エネルギー収集装置の最も軒
側の太陽電池パネルを示す横断面図である。
【図11】図7に示す太陽エネルギー収集装置の軒側か
らみて最も右側の太陽電池パネルを軒側から見た断面図
である。
【図12】図7に示す太陽エネルギー収集装置の最も棟
側の太陽電池パネルと棟側の屋根材との接合部を示す断
面図である。
【図13】図7に示す太陽エネルギー収集装置の右上端
の波板の棟側コーナー部の防水構成の斜視断面図であ
る。
【図14】特開平10−266472号公報に開示され
た従来の太陽エネルギー収集装置の全体斜視図である。
【図15】図14に示す従来の太陽エネルギー収集装置
の要部断面斜視図である。
【図16】図14に示す従来の太陽エネルギー収集装置
の軒側の太陽電池パネルと、棟側の太陽電池パネルとの
接合部を側方から見た断面図である。
【符号の説明】
1 野地板、2 母屋、3 防水シート、6 縦取り付
け部材、6a 凸部、6b 底面、6c 起立部、7
第1の固定ネジ、8 太陽電池パネル、8a 太陽電池
パネル、8b 太陽電池パネル、10 第2の固定ネ
ジ、12 パネル間水切り部材、12a 凸部、12b
起立部、12c 樋部、14サイド水切り部材、16
スタート部材、18 第3の固定ネジ、20 第4の
固定ネジ、21 係合部、22 電源ケーブル、24
パネル間カバー、26 第1の固定部、26a 第1
片、26b 第2片、28 第2の固定部、28a 第
1片、28b 第2片、30 第3の固定部、32 第
5の固定ネジ、33 保護部、34 水切り樋、37
軒側枠、38 凸部、42 第6の固定ネジ、44 軒
側水切り部材、46 屋根材、47 シール材、48
右側枠、48a 係合部、48b 溝、50 サイド防
水板、50a 中央部、50b 起立部、50cけらば
側端、50d 凸部、50e 折り返し部、50f 第
7の固定ネジ、52 屋根材、54 棟側防水板取り付
け部材、54a 傾斜面、54b 第1の固定部、54
c 折り曲げ部、54d 第2の固定部、54e 第9
の固定ネジ、55 棟側枠、56 棟側防水板、56a
傾斜面、56b 保護部、56c棟側端、56d 折
り返し部、57 第8の固定ネジ、58 棟側屋根材、
66 波入り縦取り付け部材、66a 凸部、66b
内側波部、66c 外側波部、68 中央波板、70
パネル間波板、72 横固定部材、72a 中央部、7
2b 起立部、72c 係合部、74 第10の固定ネ
ジ、76 第11の固定ネジ、77 はみ出し部、78
棟側2次防水板、78a 傾斜面、78b軒側端、7
8c 棟側端、80 コーナー防水板、80a 底面、
80b コーナー部、80c 側端、80d 凸部、8
0e 折り返し部、80f 第12の固定ネジ、101
太陽電池パネル、103 棟側枠、103c 抜け止
め係止部、104 軒側枠、104a 抜け止め係止
片、106 縦受け支持部材、106a 被係合部、1
06b 被係合部、107 野地板、108 防水シー
ト、109 屋根面、110 係合部、111 下葺鋼
板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 昭彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 瀧川 浩良 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 直樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 林 義之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 袴田 憲秀 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2E108 KK04 LL01 NN07 5F051 BA03 JA02 JA09

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
    れる太陽エネルギー収集装置において、 前記野地板上に前記屋根の流れ方向に沿って並列に並べ
    られた一対の縦取り付け部材と、この一対の縦取り付け
    部材間に跨って取り付けられた太陽エネルギー収集パネ
    ルとを備え、前記縦取り付け部材は前記屋根の流れ方向
    に沿って底面から立設された凸部を有し、この凸部にお
    いて前記野地板を介して前記母屋に固定され、前記太陽
    エネルギー収集パネルは前記凸部において前記縦取り付
    け部材に固定されたことを特徴とする太陽エネルギー収
    集装置。
  2. 【請求項2】縦取り付け部材は底面の両端に凸部と同じ
    高さの起立部を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    の太陽エネルギー収集装置。
  3. 【請求項3】太陽エネルギー収集パネルは、棟側に設け
    られ、縦取り付け部材の凸部に固定された第1の固定部
    と、軒側に設けられ、前記太陽エネルギー収集パネルの
    軒側が棟側よりも野地板から離れるように前記縦取り付
    け部材の凸部に固定された第2の固定部と、棟側の上面
    に設けられ、前記太陽エネルギー収集パネルより軒側の
    一段上に設置された太陽エネルギー収集パネルの軒側端
    部に固定される第3の固定部とを備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の太陽エネルギー収集装置。
  4. 【請求項4】第1の固定部は太陽エネルギー収集パネル
    から縦取り付け部材側に向かって突設された第1片と、
    この第1片から棟側方向に折れ曲げられ、前記太陽エネ
    ルギー収集パネルの棟側端部よりさらに棟側に延在する
    とともに前記縦取り付け部材の凸部に固定される第2片
    とを備え、 第2の固定部は前記太陽エネルギー収集パネルから縦取
    り付け部材側に向かって突設された第1片と、この第1
    片から棟側方向に折れ曲げられ前記縦取り付け部材の凸
    部に当接する第2片とを備えたことを特徴とした請求項
    3に記載の太陽エネルギー収集装置。
  5. 【請求項5】一対の縦取り付け部材に架設された横固定
    部材を備え、前記横固定部材は、軒側に設けられる係合
    部と、棟側に設けられる起立部とを有し、前記係合部
    は、太陽エネルギー収集パネルの第1の固定部の第2片
    と係合して前記第2片を前記縦取り付け部材の凸部に固
    定し、前記起立部は前記太陽エネルギー収集パネルより
    棟側の一段上に設置される太陽エネルギー収集パネルの
    第2の固定部の第1片の背面と当接することを特徴とし
    た請求項4に記載の太陽エネルギー収集装置。
  6. 【請求項6】野地板との間に隙間を設けて複数の太陽エ
    ネルギー収集パネルが設置される太陽エネルギー収集装
    置において、 左右に隣接する太陽エネルギー収集パネルの間の下方に
    屋根の流れ方向に沿って設けられたパネル間水切り部材
    を備え、 このパネル間水切り部材は屋根の流れ方向に沿って設け
    られた凸部と、この凸部の両脇に設けられた樋部とを有
    し、前記凸部において前記野地板に固定されたことを特
    徴とする太陽エネルギー収集装置。
  7. 【請求項7】母屋が野地板の下に配された屋根に設置さ
    れる太陽エネルギー収集装置において、 前記野地板上に前記屋根の流れ方向に沿って並列に並べ
    られた一対の波入り縦取り付け部材と、この波入り縦取
    り付け部材に取り付けられた太陽エネルギー収集パネル
    と、この太陽エネルギー収集パネルの裏側の前記野地板
    上に敷かれるとともに、前記波入り縦取り付け部材間に
    挟まれた中央波板とを備え、前記波入り縦取り付け部材
    は前記屋根の流れ方向に沿って設けられた凸部と、この
    凸部の前記中央波板側に設けられた内側波部とを備え、
    この内側波部と前記中央波板の端部の波部とを嵌合させ
    るとともに、前記凸部において前記野地板を介して母屋
    に固定されたことを特徴とする太陽エネルギー収集装
    置。
  8. 【請求項8】太陽エネルギー収集パネルは、棟側に設け
    られ、波入り縦取り付け部材の凸部に固定された第1の
    固定部と、軒側に設けられ、前記太陽エネルギー収集パ
    ネルの軒側が棟側よりも野地板から離れるように前記波
    入り縦取り付け部材の凸部に固定された第2の固定部
    と、棟側の上面に設けられ、前記太陽エネルギー収集パ
    ネルより軒側の一段上に設置された太陽エネルギー収集
    パネルの軒側端部に固定される第3の固定部とを備えた
    ことを特徴とする請求項7に記載の太陽エネルギー収集
    装置。
  9. 【請求項9】第1の固定部は太陽エネルギー収集パネル
    から波入り縦取り付け部材側に向かって突設された第1
    片と、この第1片から棟側方向に折り曲げられて前記太
    陽エネルギー収集パネルの棟側端部よりさらに棟側に延
    在するとともに前記波入り縦取り付け部材の凸部に固定
    される第2片とを備え、 前記第2の固定部は前記太陽エネルギー収集パネルから
    前記波入り縦取り付け部材側に向かって突設された第1
    片と、この第1片から棟側方向に折れ曲げられ前記波入
    り縦取り付け部材の凸部に当接する第2片とを備えたこ
    とを特徴とした請求項8に記載の太陽エネルギー収集装
    置。
  10. 【請求項10】一対の波入り縦取り付け部材に架設され
    た横固定部材を備え、前記横固定部材は、軒側に設けら
    れる係合部と、棟側に設けられる起立部とを有し、前記
    係合部は、太陽エネルギー収集パネルの第1の固定部の
    第2片と係合して前記第2片を前記波入り縦取り付け部
    材の凸部に固定し、前記起立部は前記太陽エネルギー収
    集パネルより棟側の一段上に設置される太陽エネルギー
    収集パネルの第2の固定部の第1片の背面と当接するこ
    とを特徴とした請求項9に記載の太陽エネルギー収集装
    置。
  11. 【請求項11】中央波板の横幅は、一対の波入り縦取り
    付け部材と太陽エネルギー収集パネルとを固定するため
    の所望の幅に合わせて構成されることを特徴とする請求
    項7に記載の太陽エネルギー収集装置。
  12. 【請求項12】複数の太陽エネルギー収集パネルが設置
    される太陽エネルギー収集装置において、左右に隣接す
    る太陽エネルギー収集パネルの間の下方に敷かれるとと
    もに、左側の前記太陽エネルギー収集パネルの右端の波
    入り縦取り付け部材と右側の前記太陽エネルギー収集パ
    ネルの左端の波入り縦取り付け部材とに挟まれたパネル
    間波板を備え、 前記波入り縦取り付け部材は、凸部の前記パネル間波板
    側に設けられた外側波部を備え、この外側波部と前記パ
    ネル間波板の端部の波部とを嵌合させることを特徴とし
    た請求項7に記載の太陽エネルギー収集装置。
  13. 【請求項13】パネル間波板の横幅は、左右に隣接する
    太陽エネルギー収集パネルの間の間隔を所望の間隔にす
    るために必要な幅としたことを特徴とする請求項12に
    記載の太陽エネルギー収集装置。
  14. 【請求項14】波入り縦取り付け部材の横幅は中央波板
    の波の波長の1/4の整数倍であることを特徴とした請
    求項7に記載の太陽エネルギー収集装置。
  15. 【請求項15】最も左あるいは最も右側の波入り縦パネ
    ル取付部材の左側あるいは右側に波形部を設け、太陽エ
    ネルギー収集パネルの左端あるいは右端より1山以上前
    記波形部をはみ出させたはみ出し部を設けたことを特徴
    とする請求項7に記載の太陽エネルギー収集装置。
  16. 【請求項16】太陽エネルギー収集パネルの左端あるい
    は右端より1山以上波形部をはみ出させたはみ出し部を
    覆い、このはみ出し部の波形部の山部を貫通して野地板
    に固定され、更に左側あるいは右側に設けられたけらば
    側の屋根材と前記野地板の間まで延出し、前記野地板を
    這い凸部を設けた後更に延出しその端部に折返し部を形
    成して軒側から棟側まで構成したサイド防水板を設けた
    ことを特徴とする請求項16に記載の太陽エネルギー収
    集装置。
  17. 【請求項17】母屋が野地板の下に配された屋根に設置
    される太陽エネルギー収集装置において、 前記屋根の流れ方向に沿って前記野地板上に並列に並べ
    られた縦取り付け部材と、この縦取り付け部材に取り付
    けられた太陽エネルギー収集パネルとを備え、最も棟側
    の太陽エネルギー収集パネルの棟側端と前記縦取り付け
    部材とを固定すると共に棟側から軒側に前記野地板から
    離れるように傾斜する傾斜面を有する棟側防水板取り付
    け部材と、 この棟側防水板取り付け部材の傾斜面と背面で接して固
    定されるとともに、軒側端を前記太陽エネルギー収集パ
    ネルの棟側端上方に延出し、棟側端を棟側に設けられた
    屋根材と前記野地板との間に延出しその端部に折返し部
    を形成した棟側防水板とを設けたことを特徴とする太陽
    エネルギー収集装置。
  18. 【請求項18】複数の太陽エネルギー収集パネルを横方
    向に並べて設置する太陽エネルギー収集装置において、
    複数の棟側防水板が前記複数の太陽エネルギー収集パネ
    ルの上端に連続して設置され、複数の棟側防水板取り付
    け部材は不連続に設置されたことを特徴とする請求項1
    7に記載の太陽エネルギー収集装置。
  19. 【請求項19】隣接する棟側防水板の連結部が棟側防水
    板取り付け部材の傾斜面の上部に設けられたことを特徴
    とする請求項18に記載の太陽エネルギー収集装置。
  20. 【請求項20】母屋が野地板の下に配された屋根に設置
    される太陽エネルギー収集装置において、 前記屋根の流れ方向に沿って並列に並べられ、前記野地
    板を介して前記母屋に固定された縦取り付け部材と、こ
    の縦取り付け部材に取り付けられた太陽エネルギー収集
    パネルと、最も軒側の太陽エネルギー収集パネルの軒側
    端部を前記縦取り付け部材に固定するスタート部材とを
    備え、前記スタート部材は前記野地板側に突出し、前記
    縦取り付け部材の軒側端部と当接する凸部を有すること
    を特徴とする太陽エネルギー収集装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010242349A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Takiron Co Ltd 屋根構造及び防水下地材
JP2017115537A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社Lixil 太陽光発電屋根
JP2020029730A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ニイガタ製販株式会社 ソーラーパネル取付金具

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