JP2002004471A - パネル押え装置およびパネル押え施工方法 - Google Patents

パネル押え装置およびパネル押え施工方法

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JP2002004471A
JP2002004471A JP2000190844A JP2000190844A JP2002004471A JP 2002004471 A JP2002004471 A JP 2002004471A JP 2000190844 A JP2000190844 A JP 2000190844A JP 2000190844 A JP2000190844 A JP 2000190844A JP 2002004471 A JP2002004471 A JP 2002004471A
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JP
Japan
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panel
clip
gasket
hook
front surface
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JP2000190844A
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English (en)
Inventor
Haruaki Kawaguchi
晴章 川口
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HOKURIKU ALCON KK
Original Assignee
HOKURIKU ALCON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工場においてパネル押えをそのガスケットと
共にパネルに取り付け、現場においてシール性の高い状
態で要領良くパネル止めができるパネル押え装置および
パネル押え施工方法を提供する。 【解決手段】 前面においてパネルとパネル押えとの双
方に直接接着されるシール部材を介在させ、パネル押え
の下端にはフックが形成されており、両パネル押えのフ
ックにチャンネル形のクリップを掛け、クリップを構造
部材へのねじ込みの倍力で押し込む一方、両パネル押え
間にその間を封じるガスケットとしてのキャップを押し
込み、カバーガスケットの外側端に有するリップ片につ
いて、パネルに対する接触を保持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、トップ
ライト、アーケード、温室、外装仕上材等において、パ
ネルとパネルとの間の無目に装備するパネル押え装置お
よびパネル押え施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパネル押えについては、従来、
建物構造部材の巾中央に雌ねじを突設し、その両側にパ
ネルを受け、キャップとも称されるパネル押え部材をタ
ッピングねじの雌ねじへの螺入により止められる。この
場合、水密性を確保するために、構造部材とパネル押え
部材の両方に、パネルと接触するガスケットが装着され
る。
【0003】パネル押え部材は、アルミ等の押出形材に
より成形され、中央部にタッピングねじの通し孔が穿設
される。この一体成形部材であると、必然的に現場での
装着施工手段となるので、予め工場においてパネル押え
部材をパネルに取り付けておくことはできない。
【0004】しかし、工場において押え部材をパネルに
取り付けてあると、現場における作業を軽減できる。こ
の利点に鑑みて、パネル押え部材を左右に分割し、左右
一対のパネル押えを連結部材により現場で結合して使用
する提案がなされる(特開平11−293796号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の分
割型パネル押え部材によるときには、両方のパネル押え
にカバーガスケットが被着され、そのカバーガスケット
をパネルに接着し、その接着剤の硬化部分がシール部材
としての役目を果たすことが期待されるが、現場までの
運搬・保管の取扱い中に剥離あるいは破損することによ
って、カバーガスケットがシール性を喪失するという欠
点があった。
【0006】また、両方のパネル押えの連結について
は、その相対向面に蟻溝を形成し、連結部材を両方の蟻
溝に嵌合するH型の断面形状としていたので、現場にお
いて連結する際に、相対向する両蟻溝間に端から挿入す
るという非常に手数の掛かる作業になるという問題もあ
った。
【0007】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
工場においてパネル押えをそのガスケットと共にパネル
に取り付け、現場においてシール性の高い状態で要領良
くパネル止めができるパネル押え装置およびパネル押え
施工方法を提供することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、建物躯体に固着される構造部材に前
面開口の凹所を設け、その前面両側にパネル受けのガス
ケットを嵌着し、左右両パネルには、その角部の端面と
前面に沿う略L字形断面であって、且つ前端部の外面と
外側端部下面にかけてカバーガスケットによって被覆さ
れるパネル押えを取り付け、その取り付けにつき、前面
においてパネルとパネル押えとの双方に直接接着される
シール部材を介在させたことをその要旨とする。
【0009】さらにまた、パネル押えの下端にはフック
が形成されており、両パネル押えのフックにチャンネル
形のクリップを掛け、クリップを構造部材へのねじ込み
の倍力で押し込む一方、両パネル押え間にその間を封じ
るガスケットとしてのキャップを押し込み、カバーガス
ケットの外側端に有するリップ片について、パネルに対
する接触を保持させたパネル押え装置を構成した。
【0010】パネル押え装置を上記のように構成したか
ら、パネル押えを予め工場でパネルに取り付けておくこ
とができることはもちろん、その取付けがカバーガスケ
ットの接着によらないで、シール部材による接着による
ため、運搬・保管中の取扱いによってカバーガスケット
のシール性を損うおそれはない。
【0011】また、現場におけるパネルの押え止めにつ
いては、クリップが両パネル押えの連結材としての役目
を果たすだけでなく、そのねじ込みによって、両パネル
押えをパネルに押し付ける作用を果たし、キャップの嵌
入によってこの押し付けを全面的に均等化させるため、
シール材およびリップ片によるシール性を共に保持させ
ることになる。
【0012】また、この発明は、建物躯体に固着される
構造部材に前面開口の凹所を設けると共に、その底部中
央に蟻溝を突設した押出形材を使用し、パネルにはシー
ル部材を介してパネル押えを予め取り付けておき、パネ
ル押えの下端にはクリップが二又に掛かるフックが形成
してあって、1個のクリップにつき、前記蟻溝に複数の
角ナットを回転不能に取り付け、角ナットにはクリップ
の止着ねじを螺入する高ナットを螺着し、蟻溝とクリッ
プとの間にクリップを上方へ付勢するばねを介在させ、
高ナットに対して中途に止着ねじを螺入してから、両方
のパネル押えのフックをそのいずれかを先行させること
により共にクリップに掛けてから、止着ねじを本締め
し、次で、両パネル押え間にその間を封じるガスケット
としてのキャップを押し込み嵌着するパネル押え施工方
法を構成した。
【0013】パネル押え施工方法を上記のように構成し
たから、上記のパネル押え装置の実施に適するものであ
って、止着ねじの中途の螺じ込み(言わばクリップの仮
止め)の状態において、そのクリップをばねが浮き上げ
に保持するために、浮き上がっているクリップにパネル
押えのフックを容易に引っ掛けることができる。また、
パネル押えフックがばねを支点にクリップを傾斜させる
ので、容易に掛けることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明において、シール部材3
5は、基本的には工場作業によりパネル5とパネル押え
6を強力に結着できるものであれば良く、実施例に示す
如く、両面接着テープが適しているが、その他に、熱溶
着性樹脂テープ、接着剤(硬化性樹脂)等も使用可能で
ある。
【0015】また、パネル押え装置(請求項2,3)に
ついて、クリップをねじ込む手段ないし構造は特に限定
するものではないが、施工方法(請求項4)のようにす
れば、ばね10によりクリップ7が浮き上げに保持され
るため、前記の如く作業性が良好となる。なお、その作
業中にクリップ7が傾斜しやすいように、止着ねじ15
の通し孔17を横に長い長孔に形成しておくことが望ま
しい。ばね10としては、板ばねが適しているが、コイ
ルばね(一対において使用するのが良い)も使用可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、工場においてパネル押えをパネルに取り付けても、
その取付けがシール部材を介する接着によるために、カ
バーガスケットを損傷することなく安全に現場に持ち込
むことができ、しかも、ねじ込みの簡単な操作によりパ
ネルを装着してシール性において信頼性の高い状態に保
持し得るという優れた効果がある。特に、パネル押え施
工方法によれば、作業性が良好となる。
【0017】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】図面はトップライトについて実施した場合
を示したもので、建物躯体1に構造部材3を縦横に配設
し、その囲み毎にパネル5が嵌め込まれ、各辺がパネル
押え6によって止められる。それには両パネル押え6、
6を止めるクリップ7およびカバーガスケット8が使用
されるほか、補助的に弓形の板バネ10が使用される。
【0019】なお、パネル5には一般的にガラス板を使
用することが多い。また、この実施例はトップライトに
ついてであるが、他の外装仕上材であっても同様に実施
することができる。
【0020】構造部材3は、アルミ押出形材からなり、
前部を蟻溝形に前面開口の凹所12となし、その凹所1
2の中央に内部蟻溝9が開口へ向けて突出される。この
内部蟻溝9には、四角ボルト11の頭部が回転不能に挿
入され、これをベースとして所定要所にクリップ7が配
設される。また、構造部材3の前面両側にパネル受けの
ガスケット13、13が蟻溝に嵌着して取り付けられ
る。
【0021】クリップ7は、各パネル5について各辺に
一対づつ取り付けられる。その形状は、両側片が傾斜す
る開拡チャンネル形であって、ステンレス板をプレスし
て尺状に形成される。また、止着ねじ15の通し孔17
を左右に長い遊び孔として両端部に穿設される。このク
リップ7の取付けには、前記角ボルト11と止着ねじ1
5の他、その両方を螺合する高ナット19がそれぞれ通
し孔17、17に対応して一対ずつ使用される。
【0022】パネル押え6は、パネル5の端面と上面に
それぞれ沿う脚片21と面片22とからなるL字形のア
ルミ押出形材であって、これを芯材としてカバーガスケ
ット23が被着される。脚片21には、下端にクリップ
7が掛かるフック25を形成し、上端部にカバーガスケ
ット23を止める蟻形の止着溝27が形成される。ま
た、面片22の基端部下面に突条29が形成される。
【0023】カバーガスケット23は、シリコーン樹脂
により成形され、脚片21の上端部から面片22の先端
に至るまで外面を被覆する他、先端で反転して先端部下
面を被覆し、反転部にパネル5と接触するリップ片31
が突設される。また、外角には他方のカバーガスケット
23の方向へ突出する突縁部33が形成される。
【0024】パネル5には複層パネルが使用され、工場
においてパネル押え6を取り付けるにつき、下面に突条
29とカバーガスケット23との間においてシール部材
として両面接着テープ35を介在させ、その厚みにより
カバーガスケット23との間に僅かの隙間37を保持さ
せてある。この隙間37によってリップ片31がパネル
5に圧接する。
【0025】このシール部材としての両面接着テープ3
5は、パネル5の表面と、パネル押え6の面片22の裏
面とに接着されているが、さらに、カバーガスケット2
3の端面とに接着させて、いわゆる3点(面)接着とす
ることができる。それにより、このシール部材を介し
て、いっそう強固な接着状態が得られる。
【0026】キャップ8は、シリコーン樹脂の押出形材
からなるもので、断面において二又状であって、両側面
に二条の逆止ヒレ39を形成し、上端にカバーガスケッ
ト23の突縁部33の上に掛かる鍔部41、41が形成
される。
【0027】図2および図3は、パネル押え6付きのパ
ネル5を装着する要領を示したもので、クリップ7が板
ばね10により浮き上がっており、先行するパネル押え
6のフック25がクリップ7にそれを傾斜させなパネル
ライドにより掛かろうとしている。次のパネル押え6に
ついても同様のスライド引っ掛かり手順となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すトップライトの一部分
解斜視図である。
【図2】同トップライトにおいてパネル押えの作業要領
を示す断面図である。
【図3】図2におけるばねを示す断面拡大図である。
【図4】同トップライトにおけるパネル押え施工完了状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 建物躯体 3 構造部材 5 パネル 6 パネル押え 7 クリップ 8 キャップ 9 蟻溝 10 ばね 11 角ボルト 12 凹部 13 パネル受けのガスケット 15 止着ねじ 19 高ナット 23 カバーガスケット 25 フック 31 リップ片 35 シール部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体に固着される構造部材に前面開
    口の凹所を設け、その前面両側にパネル受けのガスケッ
    トを嵌着し、左右両パネルには、その角部の端面と前面
    に沿う略L字形断面であって、且つ前端部の外面と外側
    端部下面にかけてカバーガスケットによって被覆される
    パネル押えを取り付け、その取り付けにつき、前面にお
    いてパネルとパネル押えとの双方に直接接着されるシー
    ル部材を介在させたことを特徴とするパネル押え装置。
  2. 【請求項2】建物躯体に固着される構造部材に前面開口
    の凹所を設け、その前面両側にパネル受けのガスケット
    を嵌着し、左右両パネルには、その角部の端面と前面に
    沿う略L字形断面であって、且つ前端部の外面と外側端
    部下面にかけてカバーガスケットによって被覆されるパ
    ネル押えを取り付け、また、パネル押えの下端にはフッ
    クが形成されており、両パネル押えのフックにチャンネ
    ル形のクリップを掛け、クリップを構造部材へのねじ込
    みの倍力で押し込む一方、両パネル押え間にその間を封
    じるガスケットとしてのキャップを押し込み、カバーガ
    スケットの外側端に有するリップ片について、パネルに
    対する接触を保持させたことを特徴とするパネル押え装
    置。
  3. 【請求項3】 建物躯体に固着される構造部材に前面開
    口の凹所を設け、その前面両側にパネル受けのガスケッ
    トを嵌着し、左右両パネルには、その角部の端面と前面
    に沿う略L字形断面であって、且つ前端部の外面と外側
    端部下面にかけてカバーガスケットによって被覆される
    パネル押えを取り付け、その取り付けにつき、前面にお
    いてパネルとパネル押えとの双方に直接接着されるシー
    ル部材を介在させ、また、パネル押えの下端にはフック
    が形成されており、両パネル押えのフックにチャンネル
    形のクリップを掛け、クリップを構造部材へのねじ込み
    の倍力で押し込む一方、両パネル押え間にその間を封じ
    るガスケットとしてのキャップを押し込み、カバーガス
    ケットの外側端に有するリップ片について、パネルに対
    する接触を保持させたことを特徴とするパネル押え装
    置。
  4. 【請求項4】 建物躯体に固着される構造部材に前面開
    口の凹所を設けると共に、その底部中央に蟻溝を突設し
    た押出形材を使用し、パネルにはシール部材を介してパ
    ネル押えを予め取り付けておき、パネル押えの下端には
    クリップが二又に掛かるフックが形成してあって、1個
    のクリップにつき、前記蟻溝に複数の角ナットを回転不
    能に取り付け、角ナットにはクリップの止着ねじを螺入
    する高ナットを螺着し、蟻溝とクリップとの間にクリッ
    プを上方へ付勢するばねを介在させ、高ナットに対して
    中途に止着ねじを螺入してから、両方のパネル押えのフ
    ックをそのいずれかを先行させることにより共にクリッ
    プに掛けてから、止着ねじを本締めし、次で、両パネル
    押え間にその間を封じるガスケットとしてのキャップを
    押し込み嵌着することを特徴とするパネル押え施工方
    法。
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