JP2003213816A - パネル押え構造 - Google Patents
パネル押え構造Info
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- JP2003213816A JP2003213816A JP2002019093A JP2002019093A JP2003213816A JP 2003213816 A JP2003213816 A JP 2003213816A JP 2002019093 A JP2002019093 A JP 2002019093A JP 2002019093 A JP2002019093 A JP 2002019093A JP 2003213816 A JP2003213816 A JP 2003213816A
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パネルの建物躯体への押え取付構造において、
工場内作業となるパネルユニット組付け構造をより簡単
な構造とし、パネルユニットの建物構造部材への取付け
クリップを予め構造部材に工場内作業として仮付け可能
にした、現地施工性に優れたパネル押え取付け構造の提
供を目的とする。 【解決手段】躯体構造部材の前面に開口凹部を設け、そ
の開口凹部両側にパネル受けガスケットを嵌着し、パネ
ルの周縁部には、そのパネル端面と前面に沿う略L字形
断面形状の金属製押縁を配設し、当該金属製押縁の外側
表面を意匠面とし裏面側にて直接シール部材を介在させ
てパネル前面に取り付け、当該金属製押縁の下端にはフ
ック部が形成されており、隣接両側金属製押縁のフック
部間にチャンネル形のクリップを掛け、クリップを前記
構造部材へのねじ込みの培力で押し込む一方、両側金属
製押縁の間にその間を封じる目地カバーを取り付けた。
工場内作業となるパネルユニット組付け構造をより簡単
な構造とし、パネルユニットの建物構造部材への取付け
クリップを予め構造部材に工場内作業として仮付け可能
にした、現地施工性に優れたパネル押え取付け構造の提
供を目的とする。 【解決手段】躯体構造部材の前面に開口凹部を設け、そ
の開口凹部両側にパネル受けガスケットを嵌着し、パネ
ルの周縁部には、そのパネル端面と前面に沿う略L字形
断面形状の金属製押縁を配設し、当該金属製押縁の外側
表面を意匠面とし裏面側にて直接シール部材を介在させ
てパネル前面に取り付け、当該金属製押縁の下端にはフ
ック部が形成されており、隣接両側金属製押縁のフック
部間にチャンネル形のクリップを掛け、クリップを前記
構造部材へのねじ込みの培力で押し込む一方、両側金属
製押縁の間にその間を封じる目地カバーを取り付けた。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、トップ
ライト、アーケード、温室、外装仕上材等におけるパネ
ル押え構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のパネル押え構造については、従
来、建物構造部材の巾中央に雌ねじを突設し、その両側
にパネルを受け、キャップとも称されるパネル押え部材
をタッピングねじの雌ねじへの螺入により止められてい
る。この場合、水密性を確保するために、構造部材とパ
ネル押え部材の両方に、パネルと接触するガスケットが
装着される。パネル押え部材は、アルミ等の押出形材に
より成形され、中央部にタッピングねじの通し孔が穿設
される。この一体成形部材であると、必然的に現場での
装着施工手段となるので、予め工場においてパネル押え
部材をパネル側に取り付けておくことはできない。 【0003】そこで、工場において押え部材をパネル側
に取り付け可能にして、現場における作業を軽減する事
を目的に、パネル押え部材を左右に分割し、左右一対の
パネル押えを連結部材により現場で結合して使用する提
案がなされている(特開平11−293796号公
報)。しかし、上記従来の分割型パネル押え部材による
ときには、両方のパネル押えにカバーガスケットが被着
され、そのカバーガスケットをパネルに接着し、その接
着剤の硬化部分がシール部材としての役目を果たすこと
が期待されるが、現場までの運搬・保管の取扱い中に剥
離あるいは破損することによって、カバーガスケットが
シール性を喪失するという欠点があった。また、両方の
パネル押さえの連結については、その相対向面に蟻溝を
形成し、連結部材を両方の蟻溝に嵌合するH型の断面形
状としていたので、現場において連結する際に、相対向
する両蟻溝間に端から挿入するという非常に工数の掛か
る作業になるという技術的課題もあった。 【0004】本出願人は、上記のような実情に鑑みて、
工場においてパネル押えをそのガスケットと共にパネル
側に取り付け、現場に置いてシール性の高い状態で要領
良くパネル止めができるパネル押さえ装置及びパネル押
さえ施工方法を先に提案している(特願2000−19
0844号)。 【0005】本出願人は、さらに簡単な構造にて、より
現地施工性に優れ、かつ、シール信頼性及び意匠性が高
いパネル押え構造を精意検討した結果、本発明に至った
ものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、パネルの建
物躯体への押え取付構造において、工場内作業となるパ
ネルユニット組付け構造をより簡単な構造とし、パネル
ユニットの建物構造部材への取付けクリップを予め構造
部材に工場内作業として仮付け可能にした、現地施工性
に優れたパネル押え取付け構造の提供を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、建物躯体開口部に装着されるパネルの押
え構造において躯体構造部材の前面に開口凹部を設け、
その開口凹部両側にパネル受けガスケットを嵌着し、パ
ネルの周縁部には、そのパネル端面と前面に沿う略L字
形断面形状の金属製押縁を配設し、当該金属製押縁の外
側表面を意匠面とし裏面側にて直接シール部材を介在さ
せてパネル前面に取り付け、当該金属製押縁の下端には
フック部が形成されており、隣接両側金属製押縁のフッ
ク部間にチャンネル形のクリップを掛け、クリップを前
記構造部材へのねじ込みの培力で押し込む一方、両側金
属製押縁の間にその間を封じる目地カバーを取り付ける
構造とした。 【0008】上記のように、パネルの周縁部に、そのパ
ネル端面と前面に沿う略L字形断面形状の金属製押縁を
配設し、当該金属製押縁の外側表面を意匠面とし裏面側
にて直接シール部材を介在させてパネル前面に取付ける
構造としたことにより、パネル押縁を予め工場でパネル
に取付けて置くことが出来ることはもちろん、パネル押
縁が金属製からなり、カバーガスケット等の樹脂材を不
要とし直接シール部材によるパネルへの接着によるた
め、運搬・保管中の取扱いによってカバーガスケット等
の部分のシール性を損なう恐れはない。 【0009】即ち、先に提案したパネル押えは金属製の
芯材にシリコーン樹脂等の樹脂製からなるカバーガスケ
ットが被覆されていたが、その分だけパネル押えの外表
面側の厚みが厚くなり、パネルの繋ぎ目から外側に大き
く突出して外観意匠性を悪くしていたばかりか、金属製
の芯材とカバーガスケットとの被覆部のシール性をも確
保する必要性があり、構造が複雑になり、コストアップ
の要因ともなっていた。それに対して、本発明によるパ
ネル押えは、アルミニウム押出形材等の金属製押縁とし
たことにより、後述するフック部の形状も含めて容易に
製作でき、パネル保持強度も確保しやすくなった。 【0010】また、ガラスパネル等の外装パネル等を工
場内にてユニット化する際にパネルの四方の周縁部に取
付けるための上記押縁が金属製で出来ているので溶接等
にて容易に枠形状に製作することが出来る。 【0011】さらには、上記押縁をアルミニウム押出形
材等の金属製にしたことにより、略L字形断面形状の押
縁の外側表面を外観意匠面とすることが出来、裏面側に
て直接シール部材を貼付け、パネルと圧着付けにするこ
とが出来る。ここで、押縁の外観意匠面とはアルミ形材
にアルマイト処理等の表面処理や、金属製の押縁に塗装
等の表面処理をしてもよい。 【0012】また、現場におけるパネルユニットの押え
止めについては、クリップが両パネル押縁の連結材とし
ての役目を果たすだけでなく、そのねじ込みによって、
両側パネル押縁をパネルに押し付ける作用を果たし、本
発明においてパネル押えの樹脂製カバーガスケットを廃
止出来る要因の一つになった。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を図面に示したトップライトを例に説明する。図1に
パネル押え取付け部の要部断面図を示し、図2に部品の
構成を示す。建物躯体に構造部材1が縦横に配設され、
その囲み毎にパネルユニット5が嵌め込み装着される。
パネルユニット5は、図3に部分図を示すように、略L
字形断面形状からなるアルミニウム押出形材で製作した
押縁2をパネル51の外形形状に合わせて4隅溶接等に
て枠状に連結し、押縁の裏面23の四辺に両面接着テー
プ等のシール部材6を貼り付け、次にガラス板等のパネ
ル51を落し込んで圧着付け乾燥させて得られる。な
お、パネル51はトップライトにおいては通常ガラス板
材が使用されるが、カーテンウオールや外装材等におい
ては他の多くの材質からなるパネルが使用され、その場
合にも同様に本発明が適用される。また、シール部材も
両面接着テープの他、熱溶着性樹脂テープ、接着剤(硬
化性樹脂)等も使用可能である。 【0014】構造部材1はアルミニウム合金等の押出形
材からなり前部に蟻溝形の前面開口の凹部11を形成
し、その凹部11の中央に内部蟻溝12が開口に向けて
突出配設されている。この内部蟻溝12には四角ボルト
13の頭部が回転不能に挿入され、これをベースとして
後述するようにクリップ3が配設される。構造部材1の
前面凹部の両側にパネルの裏面を受けるパネル受けガス
ケット14、14が蟻溝に嵌着して取付けられている。 【0015】図2に示すように、パネル押縁2の下端に
はクリップ3が二股に掛かるフック部21が形成され、
1個のクリップにつき、前記蟻溝に複数の四角ナット1
4を回転不能に取り付け、この四角ナットにはクリップ
の止着ねじ32を螺入する高ナット33を台座35の長
孔36を介して螺着し、蟻溝とクリップとの間にクリッ
プを上方へ付勢するばね34を介在させ、高ナットに対
してクリップの長孔31を介して中途に止着ねじ32を
螺入してから、両方のパネル押縁2のフック部21をそ
のいずれかを先行させることにより、共にクリップに欠
けてから止着ねじ32を本締めし、次で、両パネル押縁
間にその間を封じる目地カバー4が嵌装される。目地カ
バー4はシリコーン樹脂等の樹脂押出形材で形成され、
断面において二又状であり、両側面に二条の逆止ヒレ4
1が形成され、上部にパネル押縁に掛かる鰐部42が形
成されている。 【0016】なお、クリップは、止着ねじの中途の螺じ
込み(言わばクリップの仮止め)の状態に、即ち、その
クリップをばね34が浮き上げた状態にして工場内にて
構造部材側に取り付けれている。従って、現地施工にお
いては、浮き上がっているクリップにパネル押縁のフッ
ク部を容易に引っ掛けることができる。また、この際に
パネル押縁のフック部がばねを支点にクリップを傾斜さ
せるように作用する。 【0017】 【発明の効果】本発明においては、パネル押え部を、ア
ルミニウム押出形材等の金属製押縁としたことにより、
フック部の形状も含めて容易に製作でき、パネル保持強
度も確保しやすく工場内で容易にパネルユニット化が出
来る。また、金属製押縁でパネル目地部の外観意匠面も
構成できるようにしたので、パネル目地部から外に向け
て突出する部分を薄くでき、外観意匠性が向上する。パ
ネル押縁の下端にクリップが二股に掛かるフック部が形
成され、1個のクリップにつき、前記蟻溝に複数の四角
ナットを回転不能に取り付け、この四角ナットにはクリ
ップの止着ねじを螺入する高ナットを螺着し、蟻溝とク
リップとの間にクリップを上方へ付勢するばねを介在さ
せ、高ナットに対して中途に止着ねじを螺入してから、
両方のパネル押縁のフック部をそのいずれかを先行させ
ることにより、共にクリップに欠けてから止着ねじを本
締め出来る構造にしたことにより、工場内にてクリップ
を構造部材に仮止めしておくことが出来、その後の現地
施工がさらに容易になる。
ライト、アーケード、温室、外装仕上材等におけるパネ
ル押え構造に関する。 【0002】 【従来の技術】この種のパネル押え構造については、従
来、建物構造部材の巾中央に雌ねじを突設し、その両側
にパネルを受け、キャップとも称されるパネル押え部材
をタッピングねじの雌ねじへの螺入により止められてい
る。この場合、水密性を確保するために、構造部材とパ
ネル押え部材の両方に、パネルと接触するガスケットが
装着される。パネル押え部材は、アルミ等の押出形材に
より成形され、中央部にタッピングねじの通し孔が穿設
される。この一体成形部材であると、必然的に現場での
装着施工手段となるので、予め工場においてパネル押え
部材をパネル側に取り付けておくことはできない。 【0003】そこで、工場において押え部材をパネル側
に取り付け可能にして、現場における作業を軽減する事
を目的に、パネル押え部材を左右に分割し、左右一対の
パネル押えを連結部材により現場で結合して使用する提
案がなされている(特開平11−293796号公
報)。しかし、上記従来の分割型パネル押え部材による
ときには、両方のパネル押えにカバーガスケットが被着
され、そのカバーガスケットをパネルに接着し、その接
着剤の硬化部分がシール部材としての役目を果たすこと
が期待されるが、現場までの運搬・保管の取扱い中に剥
離あるいは破損することによって、カバーガスケットが
シール性を喪失するという欠点があった。また、両方の
パネル押さえの連結については、その相対向面に蟻溝を
形成し、連結部材を両方の蟻溝に嵌合するH型の断面形
状としていたので、現場において連結する際に、相対向
する両蟻溝間に端から挿入するという非常に工数の掛か
る作業になるという技術的課題もあった。 【0004】本出願人は、上記のような実情に鑑みて、
工場においてパネル押えをそのガスケットと共にパネル
側に取り付け、現場に置いてシール性の高い状態で要領
良くパネル止めができるパネル押さえ装置及びパネル押
さえ施工方法を先に提案している(特願2000−19
0844号)。 【0005】本出願人は、さらに簡単な構造にて、より
現地施工性に優れ、かつ、シール信頼性及び意匠性が高
いパネル押え構造を精意検討した結果、本発明に至った
ものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、パネルの建
物躯体への押え取付構造において、工場内作業となるパ
ネルユニット組付け構造をより簡単な構造とし、パネル
ユニットの建物構造部材への取付けクリップを予め構造
部材に工場内作業として仮付け可能にした、現地施工性
に優れたパネル押え取付け構造の提供を目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、建物躯体開口部に装着されるパネルの押
え構造において躯体構造部材の前面に開口凹部を設け、
その開口凹部両側にパネル受けガスケットを嵌着し、パ
ネルの周縁部には、そのパネル端面と前面に沿う略L字
形断面形状の金属製押縁を配設し、当該金属製押縁の外
側表面を意匠面とし裏面側にて直接シール部材を介在さ
せてパネル前面に取り付け、当該金属製押縁の下端には
フック部が形成されており、隣接両側金属製押縁のフッ
ク部間にチャンネル形のクリップを掛け、クリップを前
記構造部材へのねじ込みの培力で押し込む一方、両側金
属製押縁の間にその間を封じる目地カバーを取り付ける
構造とした。 【0008】上記のように、パネルの周縁部に、そのパ
ネル端面と前面に沿う略L字形断面形状の金属製押縁を
配設し、当該金属製押縁の外側表面を意匠面とし裏面側
にて直接シール部材を介在させてパネル前面に取付ける
構造としたことにより、パネル押縁を予め工場でパネル
に取付けて置くことが出来ることはもちろん、パネル押
縁が金属製からなり、カバーガスケット等の樹脂材を不
要とし直接シール部材によるパネルへの接着によるた
め、運搬・保管中の取扱いによってカバーガスケット等
の部分のシール性を損なう恐れはない。 【0009】即ち、先に提案したパネル押えは金属製の
芯材にシリコーン樹脂等の樹脂製からなるカバーガスケ
ットが被覆されていたが、その分だけパネル押えの外表
面側の厚みが厚くなり、パネルの繋ぎ目から外側に大き
く突出して外観意匠性を悪くしていたばかりか、金属製
の芯材とカバーガスケットとの被覆部のシール性をも確
保する必要性があり、構造が複雑になり、コストアップ
の要因ともなっていた。それに対して、本発明によるパ
ネル押えは、アルミニウム押出形材等の金属製押縁とし
たことにより、後述するフック部の形状も含めて容易に
製作でき、パネル保持強度も確保しやすくなった。 【0010】また、ガラスパネル等の外装パネル等を工
場内にてユニット化する際にパネルの四方の周縁部に取
付けるための上記押縁が金属製で出来ているので溶接等
にて容易に枠形状に製作することが出来る。 【0011】さらには、上記押縁をアルミニウム押出形
材等の金属製にしたことにより、略L字形断面形状の押
縁の外側表面を外観意匠面とすることが出来、裏面側に
て直接シール部材を貼付け、パネルと圧着付けにするこ
とが出来る。ここで、押縁の外観意匠面とはアルミ形材
にアルマイト処理等の表面処理や、金属製の押縁に塗装
等の表面処理をしてもよい。 【0012】また、現場におけるパネルユニットの押え
止めについては、クリップが両パネル押縁の連結材とし
ての役目を果たすだけでなく、そのねじ込みによって、
両側パネル押縁をパネルに押し付ける作用を果たし、本
発明においてパネル押えの樹脂製カバーガスケットを廃
止出来る要因の一つになった。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の望ましい実施の形
態を図面に示したトップライトを例に説明する。図1に
パネル押え取付け部の要部断面図を示し、図2に部品の
構成を示す。建物躯体に構造部材1が縦横に配設され、
その囲み毎にパネルユニット5が嵌め込み装着される。
パネルユニット5は、図3に部分図を示すように、略L
字形断面形状からなるアルミニウム押出形材で製作した
押縁2をパネル51の外形形状に合わせて4隅溶接等に
て枠状に連結し、押縁の裏面23の四辺に両面接着テー
プ等のシール部材6を貼り付け、次にガラス板等のパネ
ル51を落し込んで圧着付け乾燥させて得られる。な
お、パネル51はトップライトにおいては通常ガラス板
材が使用されるが、カーテンウオールや外装材等におい
ては他の多くの材質からなるパネルが使用され、その場
合にも同様に本発明が適用される。また、シール部材も
両面接着テープの他、熱溶着性樹脂テープ、接着剤(硬
化性樹脂)等も使用可能である。 【0014】構造部材1はアルミニウム合金等の押出形
材からなり前部に蟻溝形の前面開口の凹部11を形成
し、その凹部11の中央に内部蟻溝12が開口に向けて
突出配設されている。この内部蟻溝12には四角ボルト
13の頭部が回転不能に挿入され、これをベースとして
後述するようにクリップ3が配設される。構造部材1の
前面凹部の両側にパネルの裏面を受けるパネル受けガス
ケット14、14が蟻溝に嵌着して取付けられている。 【0015】図2に示すように、パネル押縁2の下端に
はクリップ3が二股に掛かるフック部21が形成され、
1個のクリップにつき、前記蟻溝に複数の四角ナット1
4を回転不能に取り付け、この四角ナットにはクリップ
の止着ねじ32を螺入する高ナット33を台座35の長
孔36を介して螺着し、蟻溝とクリップとの間にクリッ
プを上方へ付勢するばね34を介在させ、高ナットに対
してクリップの長孔31を介して中途に止着ねじ32を
螺入してから、両方のパネル押縁2のフック部21をそ
のいずれかを先行させることにより、共にクリップに欠
けてから止着ねじ32を本締めし、次で、両パネル押縁
間にその間を封じる目地カバー4が嵌装される。目地カ
バー4はシリコーン樹脂等の樹脂押出形材で形成され、
断面において二又状であり、両側面に二条の逆止ヒレ4
1が形成され、上部にパネル押縁に掛かる鰐部42が形
成されている。 【0016】なお、クリップは、止着ねじの中途の螺じ
込み(言わばクリップの仮止め)の状態に、即ち、その
クリップをばね34が浮き上げた状態にして工場内にて
構造部材側に取り付けれている。従って、現地施工にお
いては、浮き上がっているクリップにパネル押縁のフッ
ク部を容易に引っ掛けることができる。また、この際に
パネル押縁のフック部がばねを支点にクリップを傾斜さ
せるように作用する。 【0017】 【発明の効果】本発明においては、パネル押え部を、ア
ルミニウム押出形材等の金属製押縁としたことにより、
フック部の形状も含めて容易に製作でき、パネル保持強
度も確保しやすく工場内で容易にパネルユニット化が出
来る。また、金属製押縁でパネル目地部の外観意匠面も
構成できるようにしたので、パネル目地部から外に向け
て突出する部分を薄くでき、外観意匠性が向上する。パ
ネル押縁の下端にクリップが二股に掛かるフック部が形
成され、1個のクリップにつき、前記蟻溝に複数の四角
ナットを回転不能に取り付け、この四角ナットにはクリ
ップの止着ねじを螺入する高ナットを螺着し、蟻溝とク
リップとの間にクリップを上方へ付勢するばねを介在さ
せ、高ナットに対して中途に止着ねじを螺入してから、
両方のパネル押縁のフック部をそのいずれかを先行させ
ることにより、共にクリップに欠けてから止着ねじを本
締め出来る構造にしたことにより、工場内にてクリップ
を構造部材に仮止めしておくことが出来、その後の現地
施工がさらに容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネル押え取付け構造を採用し
た、取付け構造例を示す。 【図2】パネル押え構造の斜視図(部品構成)を示す。 【図3】パネルユニットの現地施工例を示す。 【符号の説明】 1 構造部材 11 前面開口凹部 12 内部蟻溝 13 四角ボルト 14 パネル受けガスケット 2 パネル押縁 21 パネル押縁のフック部 22 パネル押縁表面(外観意匠面) 23 パネル押縁裏面(パネルへの接着面) 3 クリップ 31 クリップの長孔 32 止着ねじ 33 高ナット 34 ばね 35 台座 36 台座の長孔 4 目地カバー 41 目地カバーの逆止ヒレ部 42 目地カバーの鰐部 5 パネルユニット 51 パネル 6 シール部材
た、取付け構造例を示す。 【図2】パネル押え構造の斜視図(部品構成)を示す。 【図3】パネルユニットの現地施工例を示す。 【符号の説明】 1 構造部材 11 前面開口凹部 12 内部蟻溝 13 四角ボルト 14 パネル受けガスケット 2 パネル押縁 21 パネル押縁のフック部 22 パネル押縁表面(外観意匠面) 23 パネル押縁裏面(パネルへの接着面) 3 クリップ 31 クリップの長孔 32 止着ねじ 33 高ナット 34 ばね 35 台座 36 台座の長孔 4 目地カバー 41 目地カバーの逆止ヒレ部 42 目地カバーの鰐部 5 パネルユニット 51 パネル 6 シール部材
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】建物躯体開口部に装着されるパネルの押え
構造において躯体構造部材の前面に開口凹部を設け、そ
の開口凹部両側にパネル受けガスケットを嵌着し、パネ
ルの周縁部には、そのパネル端面と前面に沿う略L字形
断面形状の金属製押縁を配設し、当該金属製押縁の外側
表面を意匠面とし裏面側にて直接シール部材を介在させ
てパネル前面に取り付け、当該金属製押縁の下端にはフ
ック部が形成されており、隣接両側金属製押縁のフック
部間にチャンネル形のクリップを掛け、クリップを前記
構造部材へのねじ込みの培力で押し込む一方、両側金属
製押縁の間にその間を封じる目地カバーを取り付けたこ
とを特徴とするパネル押え構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019093A JP2003213816A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | パネル押え構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002019093A JP2003213816A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | パネル押え構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003213816A true JP2003213816A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27654141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002019093A Pending JP2003213816A (ja) | 2002-01-28 | 2002-01-28 | パネル押え構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003213816A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100742208B1 (ko) | 2007-04-19 | 2007-07-24 | (주)대신엔지니어링건축사사무소 | 건축용 타일 조립 유닛 및 이를 갖는 건축용 벽 구조물 |
WO2019212076A1 (ko) * | 2018-05-03 | 2019-11-07 | 주식회사 조은데코 | 마감패널 및 이를 구비한 마감장치 |
CN110456605A (zh) * | 2019-08-23 | 2019-11-15 | 广州市雄云视听设备有限公司 | 设有弹性底杆总成的投影幕 |
-
2002
- 2002-01-28 JP JP2002019093A patent/JP2003213816A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100742208B1 (ko) | 2007-04-19 | 2007-07-24 | (주)대신엔지니어링건축사사무소 | 건축용 타일 조립 유닛 및 이를 갖는 건축용 벽 구조물 |
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