JP2002004202A - まくらぎ - Google Patents

まくらぎ

Info

Publication number
JP2002004202A
JP2002004202A JP2000187037A JP2000187037A JP2002004202A JP 2002004202 A JP2002004202 A JP 2002004202A JP 2000187037 A JP2000187037 A JP 2000187037A JP 2000187037 A JP2000187037 A JP 2000187037A JP 2002004202 A JP2002004202 A JP 2002004202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail receiving
rail
members
sleeper
rails
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000187037A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Shimizu
豊 清水
Yoshimichi Ogino
義道 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2000187037A priority Critical patent/JP2002004202A/ja
Publication of JP2002004202A publication Critical patent/JP2002004202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属製のまくらぎにおいて、レールどうしの
絶縁性が良好であるようにするとともに、レールどうし
の軌間を容易に調整できるようにする。 【解決手段】 左右のレール13、14に対応する金属
製の一対のレール受け部材11、12と、これらレール
受け部材11、12どうしを電気的に絶縁した状態で相
互に連結するための連結部材25と、この連結部材25
の端部に設けられて連結に供されるねじ部26、27と
を有する。連結部材25のねじ部26、27は、絶縁ブ
ッシュ28を介してレール受け部材11、12に連結さ
れる。連結部材25のねじ部26、27は、レール受け
部材11、12に対しはめ込み可能な構成とされて、レ
ール受け部材11、12を道床36に設置した後のはめ
込み操作によってこのレール受け部材11、12に連結
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はまくらぎに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道用の金属製のまくらぎとして、ダク
タイル鋳鉄製の箱形のまくらぎや、鉄製のまくらぎなど
が知られている。このような金属製、特に鉄系のまくら
ぎは、電気的に導体であり、左右のレール間の絶縁が必
要である。このため、レールの下にゴム板などの電気絶
縁性の材料すなわち絶縁パッドを配置することによっ
て、所要の絶縁構造を得るように構成されている。ま
た、このような従来の鉄系のまくらぎにおいては、一対
のレールどうしの軌間の調整は、まくらぎにおけるレー
ル締結部にて行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、レールの下にゴム板などの材料を敷いて
いるだけであるため、確実な絶縁が難しく、特に降雨時
などにおける絶縁が難しい。またレールどうしの軌間調
整をレール締結部において行っているため、その締結構
造を工夫しなければならない。
【0004】そこで本発明は、金属製のまくらぎにおい
て、レールどうしの絶縁性が良好であるようにするとと
もに、レールどうしの軌間を容易に調整できるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、左右のレールに対応する金属製の一対のレー
ル受け部材と、これらレール受け部材どうしを電気的に
絶縁した状態で相互に連結するための連結部材と、この
連結部材の端部に設けられて連結に供されるねじ部とを
有するようにしたものである。
【0006】このような構成であると、従来と同様にレ
ールの底部とレール受け部材との間を電気的に絶縁すれ
ば、この部分のみならず、連結部材とレール受け部材と
の間をも電気的に絶縁できるため、レールどうしの絶縁
性が良好になる。またねじ部を有することから、このね
じ部におけるねじ込み長さなどを調整することで、レー
ルどうしの軌間が容易に調整される。
【0007】本発明によると、連結部材のねじ部が絶縁
ブッシュを介してレール受け部材に連結されているよう
に構成することができる。これにより、連結部材のねじ
部とレール受け部材とが電気的に確実に絶縁された状態
で連結される。
【0008】また本発明によると、連結部材のねじ部は
レール受け部材に対してはめ込み可能な構成とされて、
レール受け部材を道床に設置した後のはめ込み操作によ
ってこのレール受け部材に連結できるように構成するこ
とができる。これにより、施工が容易に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の実施の形態
のまくらぎを示す。ここで、11、12は一対のレール
受け部材で、線路を構成する一対のレール13、14に
対応して、これらレール13、14の下方に設けられて
いる。これらのレール受け部材11、12は、ダクタイ
ル鋳鉄または鋼板によって、下部が開口した箱形に形成
されている。15はその上面、16はその上壁である。
【0010】図示のレール受け部材11、12はパンド
ロールクリップを用いてレール13、14を固定する構
成のものであり、このパンドロールクリップを取り付け
るための取付孔17が形成されている。レール13、1
4の底部とレール受け部材11、12との間には絶縁パ
ッド10が敷かれている。なお、レール受け部材11、
12とレール13、14との締結構造は、上記のパンド
ロールクリップを用いたものに限定されるわけではな
く、上記は一つの例を示しただけであって、他の適宜の
構成を採用することもできる。
【0011】レール受け部材11、12における互いに
相手のレール受け部材12、11に向かい合った側面の
裾の部分には、相手のレール受け部材12、11に向け
て水平方向に突出する取付枠18が一体に形成されてい
る。この取付枠18は、平面視でコ字形になるように形
成されている。各取付枠18における相手の取付枠18
の方を向いた側板19の部分には、図4に詳細に示すよ
うに側面視でL字形となる溝部20が形成されている。
すなわちこの溝部20は、上方に向けて開口した開口部
21と、開口部21の下端から水平方向へ折れ曲がった
収容部22とを有したL字形に形成されている。側板1
9における収容部22よりも上側の壁の部分は、掛かり
止め部23として形成されている。
【0012】レール受け部材11、12どうしの互いに
向かい合う側板19、19どうしの間には、連結部材と
しての連結棒25がわたされている。この連結棒25は
ダクタイル鋳鉄などによって形成され、その横断面がた
とえば図示のように六角形状に形成されている。
【0013】連結棒の両端には、それぞれ外ねじ部2
6、26が形成されている。各外ねじ部26にはそれぞ
れ一対のナット27、27がねじ合わされており、ま
た、これら一対のナット27、27どうしの間における
外ねじ部26の部分には、一対の絶縁ブッシュ28、2
8が外ばめされている。各絶縁ブッシュ28は、つば部
29と筒部30とを有した横断面L字形に形成され、こ
れら一対の絶縁ブッシュ28、28のつば部29、29
がそれぞれナット27、27に接することができる状態
で、外ねじ部26に外ばめされている。
【0014】外ねじ部26は、図5に詳細に示すよう
に、このようにナット27、27をねじ合わせかつ絶縁
ブッシュ28、28を外ばめさせた状態で、溝部20の
開口部21を経てその収容部22にはまり込むことがで
きるように構成されている。そして、一対の絶縁ブッシ
ュ28、28は、筒部30、30が大きな隙間なく収容
部22にはまり込むようにその筒部30の外径が規定さ
れるとともに、一対のつば部29、29どうしによって
側板19における収容部22の縁の部分を挟み込むこと
ができるように構成されている。
【0015】そして、このように絶縁ブッシュ28、2
8の筒部30、30を溝部20にはめ込んだ状態でナッ
ト27、27を回転操作して、これら一対のナット2
7、27どうしの間に絶縁ブッシュ28、28と側板1
9における収容部22の縁の部分とを挟み付けることに
よって、連結棒25がレール受け部材11、12に電気
的に絶縁された状態で固定すなわち連結されるように構
成されている。
【0016】レール受け部材11、12における互いに
相手のレール受け部材から離れた方の側部の下端の裾の
部分には、座部32、32がそれぞれ一体に形成されて
いる。それぞれの座部32には上下方向の貫通孔33が
形成されており、この貫通孔33には頭部34を有する
アンカー棒35が通されている。図1において、36は
道床であり、地盤の上に砂利層37が敷かれた構成とな
っている。レール受け部材11、12は、その上面15
が砂利層37の表面に対応して位置するようにこの砂利
層37に埋設した状態で設置されている。そして、この
状態で、貫通孔33を通るアンカー棒35が砂利層37
およびこの砂利層37よりも下側の地盤に達するように
打ち込まれており、これによってレール受け部材11、
12が道床に固定されている。このようにアンカー棒3
5を打ち込むことで、レール13、14からの横圧に対
する抵抗力を高くすることができる。
【0017】このような構造のまくらぎであると、レー
ル13、14がレール受け部材11、12に固定される
とともに、これらレール受け部材11、12どうしの間
に連結棒25がわたされているにもかかわらず、レール
13、14の底部とレール受け部材11、12との間が
絶縁パッド10によって電気的に絶縁され、また連結棒
25とレール受け部材11、12とが絶縁ブッシュ28
によって電気的に絶縁されているため、すなわち左右の
レール13、14が合計4箇所で電気的に絶縁されてい
るため、これらレール13、14どうしの絶縁性をきわ
めて良好にすることができる。
【0018】また、ナット27、27を回転操作して、
連結棒25の外ねじ部26におけるこのナット27、2
7のねじ合わせ位置を変化させることによって、レール
13、14どうしの軌間を容易に調整することができ
る。また軌間の調整が完了したなら、連結棒25によっ
てこの軌間を保持することができる。このとき、連結棒
25が六角形状の横断面を有するように構成されている
ため、スパナなどの工具をこの連結棒25に掛け合わせ
ることで、この連結棒25の連れ回りを防止してナット
27、27だけを回転させることができる。なお、この
ような必要が無い場合は、連結棒25の横断面を他の任
意の形状とすることもできる。
【0019】また、左右のレール13、14に対応した
分割状態で設けられた一対のレール受け部材11、12
と連結棒25とでまくらぎを構成したため、一つのレー
ル受け部材11、12は従来の一体まくらぎに比べて小
形かつ軽量になり、取扱性や施工性を向上させることが
できる。
【0020】上述のように連結棒25の外ねじ部26
は、この外ねじ部25にナット27、27をねじ合わせ
かつ絶縁ブッシュ28を外ばめした状態で、レール受け
部材11、12の取付枠18の溝部20の開口部21か
ら下向きに挿入することができる。このため、レール受
け部材11、12を道床36の砂利層37の内部に埋設
して設置した状態で連結棒25の外ねじ部26を溝部2
0にはめ込んでこの連結棒25をレール受け部材11、
12に固定すなわち連結することができ、そのための作
業を容易に行うことができる。また、溝部20はL字形
に形成されており、その収容部22にはまり込んだ外ね
じ部26は、掛かり止め部23によって上向きの移動が
阻止され、したがってこの溝部20からの離脱が効果的
に防止される。
【0021】図1に示すように、レール受け部材11、
12として同一の構成のものを使用すれば、これらレー
ル受け部材11、12において、溝部20の開口部21
をレール13、14の長さ方向に沿った互いに逆の位置
に配置することができる。これによっても、ナット2
7、27にて取付枠18に締結された状態の外ねじ部2
6が開口部21からとび出すことによる溝部20からの
離脱を確実に防止することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によると、左右のレ
ールに対応する金属製の一対のレール受け部材と、これ
らレール受け部材どうしを電気的に絶縁した状態で相互
に連結するための連結部材と、この連結部材の端部に設
けられて連結に供されるねじ部とを有するようにしたた
ため、従来と同様にレールの底部とレール受け部材との
間を電気的に絶縁すれば、この部分のみならず、連結部
材とレール受け部材との間をも電気的に絶縁できるた
め、レールどうしの絶縁性を良好にすることができる。
またねじ部を有することから、このねじ部におけるねじ
込み長さなどを調整することで、レールどうしの軌間を
容易に調整できる。
【0023】また本発明によると、連結部材のねじ部が
絶縁ブッシュを介してレール受け部材に連結されている
ため、連結部材のねじ部とレール受け部材とを、電気的
に確実に絶縁した状態で連結することができる。
【0024】また本発明によると、連結部材のねじ部は
レール受け部材に対してはめ込み可能な構成とされて、
レール受け部材を道床に設置した後のはめ込み操作によ
ってこのレール受け部材に連結できるように構成されて
いるため、容易に施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のまくらぎの正面図であ
る。
【図2】同まくらぎの平面図である。
【図3】同まくらぎにおけるレール受け部材を拡大して
示す平面図である。
【図4】同レール受け部材の側面図である。
【図5】同まくらぎにおけるレール受け部材と連結棒と
の連結構造を示す詳細断面図である。
【符号の説明】
11 レール受け部材 12 レール受け部材 13 レール 14 レール 18 取付枠 20 溝部 25 連結棒 26 外ねじ部 27 ナット 28 絶縁ブッシュ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のレールに対応する金属製の一対の
    レール受け部材と、これらレール受け部材どうしを電気
    的に絶縁した状態で相互に連結するための連結部材と、
    この連結部材の端部に設けられて連結に供されるねじ部
    とを有することを特徴とするまくらぎ。
  2. 【請求項2】 連結部材のねじ部は絶縁ブッシュを介し
    てレール受け部材に連結されていることを特徴とする請
    求項1記載のまくらぎ。
  3. 【請求項3】 連結部材のねじ部はレール受け部材に対
    してはめ込み可能な構成とされて、レール受け部材を道
    床に設置した後のはめ込み操作によってこのレール受け
    部材に連結できるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のまくらぎ。
JP2000187037A 2000-06-22 2000-06-22 まくらぎ Pending JP2002004202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187037A JP2002004202A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 まくらぎ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000187037A JP2002004202A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 まくらぎ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002004202A true JP2002004202A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18687096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000187037A Pending JP2002004202A (ja) 2000-06-22 2000-06-22 まくらぎ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002004202A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1721043A1 (en) * 2004-03-01 2006-11-15 Delkor Rail Pty. Ltd. Manufacture of top plate for an elastomeric rail fastening assembly
JP4673934B1 (ja) * 2010-08-31 2011-04-20 林総事株式会社 鉄まくらぎの絶縁接続装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1721043A1 (en) * 2004-03-01 2006-11-15 Delkor Rail Pty. Ltd. Manufacture of top plate for an elastomeric rail fastening assembly
EP1721043A4 (en) * 2004-03-01 2007-03-21 Delkor Rail Pty Ltd FABRICATION OF A SOLE UNDER RAIL (5) FOR AN ELASTIC TRACK FIXATION ASSEMBLY
JP4673934B1 (ja) * 2010-08-31 2011-04-20 林総事株式会社 鉄まくらぎの絶縁接続装置
JP2012052294A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Hayashi Soji Kk 鉄まくらぎの絶縁接続装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4429845A (en) Rail track heaters
KR100756525B1 (ko) 침목
CN101014743A (zh) 钢轨的固定装置以及用于固定钢轨的系统
JP3811618B2 (ja) 跨座式モノレール軌道桁及びその設置方法
JP2002004202A (ja) まくらぎ
JP2001193003A (ja) まくらぎ
JP5543296B2 (ja) コンクリート枕木用物品止着具
JP2000257001A (ja) 分岐器用床板の締結構造
JP2016505100A (ja) 鉄道レール固定デバイス
JP2953494B2 (ja) 継目用短まくらぎ
JP3928169B2 (ja) 転てつ機接続装置
US1932501A (en) Conveyer track
AU2005328279B2 (en) Oscillation absorber system
JPH10195802A (ja) 縦型まくらぎ
JP3349912B2 (ja) レールの座屈防止装置
US1959855A (en) Metal railway tie and fastener
JPH1018203A (ja) 高さ調節機能付レール締結装置
JPH051492Y2 (ja)
RU2043447C1 (ru) Рельсовое крепление на металлической шпале
JP2001193001A (ja) まくらぎ
JP3922536B2 (ja) 隧道内の電車線支持用下束装置
JPH045533Y2 (ja)
HU213815B (en) Flexible railway-bed with open or closed superstructure for railway-cars
KR102154318B1 (ko) 철도분기기 길이조절용 조절간
JPH045536Y2 (ja)