JP2002003490A - 1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体の製造法 - Google Patents
1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体の製造法Info
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Abstract
物となる1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導
体について、工業的に適用し得るより簡便な、新規製造
法の提供。 【解決手段】 次式(II): 【化1】 (式中、Raはスルホニル残基を表わし、Bzlはベン
ジル基を表す。)で表される化合物より、そのベンジル
基を除去し、次いでチオ硫酸ナトリウムと反応させて、
得られた化合物にさらにクロロエチルイソチオシアネー
トと反応させることからなる、次式(I): 【化2】 で示される1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘
導体の製造方法である。
Description
中間体化合物として重要な、次式(I):
アゼチジン誘導体の新規な製造方法に関する。
るアゼチジン化合物が注目をあびてきており、各種医薬
品化合物の側鎖の修飾基として種々用いられてきてい
る。例えば、本発明の目的化合物である式(I)のアゼ
チジン化合物を、順次酸処理ならびに還元処理等をして
誘導される次式(V):
−チアゾリン−2−イル)アゼチジンは、強力な抗菌活
性を有するカルバペネム系抗生物質の2位の側鎖置換基
として利用されているものである(例えば、特許第26
66118号)。
カルバペネム系抗生物質の2位の側鎖として利用されて
いる式(V)で示される3−メルカプト−1−(1,3
−チアゾリン−2−イル)アゼチジンを合成する際に、
重要な中間体化合物となる上記式(I)で示される1−
(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体について、
工業的に適用し得るより簡便な、新規製造法を提供する
ことを課題とする。
めに、本発明は、具体的態様として以下の製造法を提供
する。すなわち、次式(II):
Bzlはベンジル基を表す。)で表される化合物のベン
ジル基を除去して、次式(III):
で表される化合物とし、得られた式(III)の化合物
を単離するか、または単離することなくチオ硫酸ナトリ
ウムと反応させて、次式(IV):
(IV)の化合物を単離するか、または単離することな
くクロロエチルイソチオシアネートと反応させることを
特徴とする、次式(I):
アゼチジン誘導体の製造方法を提供する。
反応ステップで生成する式(IV)で示される化合物を
単離することなく行うか、さらには式(III)で示さ
れる化合物および式(IV)で示される化合物のそれぞ
れを、単離することなく行う式(I)で示される1−
(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体の製造方法
を提供する。
れる1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体の
製造法は、本発明者らが開発し、提供している簡便な合
成法により得られる式(II)のN−ベンジル−アゼチ
ジン誘導体を出発原料として、その反応条件には苛酷な
高圧、あるいは高温度での加熱、さらには高価な試薬、
溶媒等を使用することなく、極めて簡便な操作により、
高収率で目的物を製造できるという工業的製造法とし
て、特に優れたものである。
る1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体の製
造法について、さらに詳細に説明する。
−2−イル)アゼチジン誘導体の製造法は、基本的には
下記化学式で示される方法により実施される。
基を表わし、Bzlはベンジル基を表す。また、○内の
各数字は、工程ナンバーを示す。)
化合物のベンジル基を除去して式(III)で表される
化合物へ誘導する第1工程と、第1工程で得られた式
(III)の化合物にチオ硫酸ナトリウムを反応させて
式(IV)で表される化合物に導く第2工程と、第2工
程で得られた式(IV)の化合物にクロロエチルイソチ
オシアネート(ClCH2CH2NCS)を反応させて目
的とする式(I)で表される1−(チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジン誘導体を得る第3工程とからなるもので
ある。以下に各工程を詳細に説明することにより、本発
明を明らかにする。
れる化合物のベンジル基を除去して式(III)で示さ
れる化合物へ誘導する第1工程は、通常の有機化学上用
いられている脱ベンジル化反応により実施される。具体
的には、ラネーニッケル、酸化パラジウム、パラジウム
−炭素等の触媒を用いる、水素添加反応等により、好ま
しく実施することができる。
しては、反応に直接関与しない溶媒が挙げられ、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール等のアルコール系溶媒が好ましく、このアルコ
ール系溶媒と共に水を共存させた混合溶媒が、特に好ま
しく使用し得る。
る式(II)で示される化合物における置換基Raのス
ルホニル残基としては、低級アルキルスルホニル基ある
いはアリールスルホニル基等があげられる。低級アルキ
ルスルホニル基としては、メタンスルホニル基、エタン
スルホニル基等を例示することができ、また、アリール
スルホニル基としては、フェニルスルホニル基、p−ト
ルエンスルホニル基等を例示することができる。なかで
も、特に好ましい式(II)で示される化合物は、置換
基Raがメタンスルホニル基を有する化合物であり、こ
の化合物は、本発明者らによりすでに提案された方法に
より収率よく得ることができる。
I)で表わされる化合物は、反応終了後、適宜所望によ
り、濾過、液性変換、濃縮、抽出、転溶、塩形成等、有
機化学上汎用される通常の処理手段を採用することによ
り、例えば、遊離塩基として、あるいは塩の形態(例え
ば、塩酸塩)として単離することもできる。しかしなが
ら、式(III)の化合物を反応溶液から単離すること
なく、そのまま次の第2工程に付すことも可能であり、
工業的製造法としては、式(III)の化合物を単離す
ることなく次の第2工程に付すのが好ましい。
式(III)の化合物に、チオ硫酸ナトリウムを反応さ
せて式(IV)で示される化合物へ変換する第2工程
は、具体的には、式(III)の化合物を、適当な溶媒
に溶解させ、そこに当モル量ないしやや過剰のチオ硫酸
ナトリウムを添加し、反応が完結するまで適宜攪拌等の
手段を行うことにより実施される。
I)の化合物ならびにチオ硫酸ナトリウムを溶解する溶
媒であればどのようなものでもよく、例えば、メタノー
ル、エタノール等のアルコール系溶媒とともに水を共存
させた混合溶媒が好ましく使用し得る。
了後、反応溶液から工程1で使用した触媒を除去した溶
液をそのまま用い、チオ硫酸ナトリウムと反応させるこ
ともできる。
することができ、例えば室温下にチオ硫酸ナトリウムを
添加し攪拌した後、50℃程度の加熱条件下で攪拌を行
う等、適宜反応条件を選択することができる。反応終了
後、目的とする式(IV)の化合物は結晶として反応溶
液中から単離することができる。
V)の化合物を反応溶液から単離することなく、そのま
ま次の第3工程に付すことも可能である。したがって、
工業的製造法としては、式(IV)の化合物を反応系よ
り単離することなく、次の第3工程に付すのが好まし
い。
V)の化合物に、クロロエチルイソチオシアネートを反
応させ、アゼチジン環の窒素原子上に1,3−チアゾリ
ル基を導入した、本発明の目的化合物である式(I)で
示される1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導
体へ誘導する第3工程は、以下のようにして実施され
る。
式(IV)の化合物に対し、当モル量ないしやや過剰量
のクロロエチルイソチオシアネートを添加し、0℃〜1
00℃程度の温度条件下で反応させることにより実施さ
れる。
対して不活性なものであれば特に限定はされず、例え
ば、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール系溶媒、含水アルコール等の溶媒が好ましく使用さ
れる。
ン、エチルジメチルアミン、トリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ピリジン等の有機アミン、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、炭酸カリウム、炭酸水
素カリウム等の無機塩基等を挙げることができ、その添
加量は、反応に使用するクロロエチルイソシアネートの
添加量とほど同一とするのが良い。
ほぼ20時間程度実施することで完結し、目的とする式
(I)で表わされる1−(チアゾリン−2−イル)アゼ
チジン誘導体は、反応終了後、適宜所望により、濾過、
液性変換、濃縮、抽出、転溶、塩形成等、有機化学上汎
用される通常の処理手段を採用することにより、結晶と
して単離することができる。
ある式(I)で示される1−(チアゾリン−2−イル)
アゼチジン誘導体は、その後、例えば下記反応式:
いで還元反応を順次行い、例えば、カルバペネム系抗生
物質の2位の側鎖として利用されている式(V)で示さ
れる3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−
イル)アゼチジンに誘導される。
(I)で示される本発明の化合物は、酸処理とそれに続
く酸化反応に付され、式(VI)で示されるジスルフィ
ド化合物へ変換される。この場合の式(I)の化合物に
対する酸処理は、具体的には、水もしくはアルコール系
の溶媒中、塩酸、硫酸などの鉱酸;あるいはメタンスル
ホン酸、エタンスルホン酸などの有機酸による酸処理を
行うことにより実施される。また、その後の酸化反応
は、過酸化水素、クロム酸、四酢酸鉛、有機過酸等の酸
化剤を用いる方法、あるいはFeなどの金属の触媒を用
いて空気酸化を行う方法により実施される。
で示されるジスルフィド化合物は、適当な溶媒中で、ト
リフェニルホスフィンと処理することにより、式(V)
で示される3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン
−2−イル)アゼチジンへ変換されるが、そのような溶
媒としては、反応に対して不活性なものであれば特に限
定はされず、例えば、メタノール、エタノール、プロパ
ノール等のアルコール系溶媒、さらにこれら溶媒に水を
共存させた混合溶媒、あるいはアセトニトリルが好まし
く使用される。
れ、反応終了後、適宜所望により、濾過、液性変換、濃
縮、抽出、転溶、塩形成等、有機化学上汎用される通常
の処理手段を採用することにより、式(V)で示される
3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジンを塩酸塩の結晶として単離することがで
きる。
3−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジンは、例えばカルバペネム系抗生物質の一
つである(1R,5S,6S)−2−[1−(1,3−
チアゾリン−2−イル)アゼチジン−3−イル]チオ−
6−[(R)−1−ヒドロキシエチル]−1−メチル−
カルバペン−2−エム−3−カルボン酸、またはそのエ
ステル体であるピバロイルオキシメチルエステルの2位
の側鎖として使用される。
物質の側鎖置換基として有用な、式(V)で示される3
−メルカプト−1−(1,3−チアゾリン−2−イル)
アゼチジンを製造するに際して極めて重要な中間化合物
である、式(I)で示される1−(チアゾリン−2−イ
ル)アゼチジン誘導体の簡易な製造方法を提供するもの
である。
説明するが、本発明はかかる実施例に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲の記載に包含される限り、種々
の変更例が可能であり、かかる変更例も本発明の権利範
囲に含まれるものである。
シアゼチジンの塩酸塩[化合物(1)]55.56g
(200mmol)のメタノール150mlおよび水3
2ml混合液に、室温下に、10%パラジウム−炭素
(50%含水)11.11gを加え、次いで40℃に
て、水素ガス500Kpa加圧で19時間攪拌し、水素
添加を行い、化合物(2)を得た。反応終了後、触媒を
吸引濾過にて濾別し、さらにメタノール20mlにて洗
浄した。
ることなく、濾液にチオ硫酸ナトリウム・5水和物の4
9.63g(200mmol)を添加した後、室温下で
1時間攪拌し、次いで50〜60℃にて22時間攪拌し
た。反応終了をTLCにて確認後、反応溶液を0〜5℃
まで冷却した。この反応液にイソプロパノール400m
lを加え、0〜5℃にて1時間攪拌し、結晶を析出させ
た。析出した結晶を濾取して、イソプロパノール140
mlにて洗浄し、真空乾燥し、化合物(3)を無色結晶
として62.6g(純度:46.9%;収率:86.9
%)得た。
4.44−4.54(3H,m),4.19−4.27
(2H,m).
g(9mmol)を水2.5mlとメタノール7.5m
lの混合溶媒に懸濁し、28%ナトリウムメトキシド
1.54g(8mmol)とトリエチルアミン0.28
ml(2mmol)を0℃下で添加した。その後、クロ
ロエチルイソチオシアネート1.21g(10mmo
l)を加え、室温下30分間攪拌した。反応液を再び0
℃に冷却し、塩化水素をバブリングした1.3mol/
Lの塩化水素−メタノール溶液1.5ml(2mmo
l)を加えてpHを3とした後、0℃下でイソプロパノ
ール20mlを加えて30分間攪拌した。反応溶液を吸
引濾過し、得られたケーキ状物をメタノール/イソプロ
パノール=1/2溶液15mlにてリパルプ洗浄後、真
空乾燥し、化合物(5)を無色結晶として4.21g
(純度:48.5%;収率88.9%)得た。
4.41−4.47(1H,m),4.34−4.38
(2H,m),3.92(2H,t,J=7.54H
z),3.56(2H,t,J=7.54Hz).
シアゼチジンの塩酸塩[化合物(1)]2.22g(8
mmol)のメタノール6mlおよび水2ml混合液
に、室温下に、10%パラジウム−炭素(50%含水)
0.44gを加え、次いで40℃にて、水素ガス500
Kpa加圧で24時間攪拌し、水素添加を行い化合物
(2)の生成を確認し、触媒を吸引濾過にて濾別し、さ
らにメタノール1mlにて洗浄した。
・5水和物の1.98g(8mmol)を添加した後、
室温下で1時間攪拌し、続いて50℃にて22時間攪拌
した。反応終了をTLCにて確認後、反応溶液を0℃ま
で冷却し、この溶液にトリエチルアミン1.23ml
(8.8mmol)および調製したクロロエチルイソチ
オシアネート1.07g(8.8mmol)を加え、室
温下30分間攪拌した。
パノール10mlを添加して共沸することにより水を完
全に留去して結晶残渣を得た。この残渣をメタノール1
6mlに懸濁し、室温下に28%ナトリウムメトキシド
1.53g(8mmol)を加えて15分間攪拌した。
アルカリ性条件下で不溶の塩を吸引濾過し、メタノール
5mlで洗浄した。濾液に塩化水素をバブリングした
1.33mol/Lの塩化水素−メタノール溶液7.4
ml(9.6mmol)を加えて液性を酸性とした(p
H試験紙にて3〜4)。この酸性溶液にイソプロパノー
ル25mlを添加し15分間攪拌し、目的とする化合物
(5)を析出させ、吸引濾取した。得られた結晶を室温
にて1時間真空乾燥し、化合物(5)を1.96g(純
度:85.2%;化合物(1)からの収率82.1%)
得た。
得た化合物(5)33.06g(130mmol)を室
温にて加え、50〜60℃にて2時間攪拌した。反応終
了後、水27.4mlおよびメタノール27.4mを加
え、0℃に冷却し、続いて炭酸水素カリウム104.1
g(8当量)を25分間かけて加えた。1時間攪拌した
後、30%過酸化水素水7.39g(65mmol)
を、内温が25℃以下になるように45分間かけて加
え、さらに0℃にて40分間攪拌した後、Na2SO3・
7H2Oを3.28g(13mmol)および水164
mlを加え、室温にて1時間攪拌した。反応液を室温に
1日放置後、吸引濾取して、次いで30℃の温水164
mlで2回リパルプ洗浄した。さらにヘプタン164m
lで1回リパルプ洗浄後、7.5時間通気乾燥して恒量
化し、無色結晶として化合物(6)を25.17g(純
度:82.7%;収率:92.8%)得た。
δ:4.35(4H,t,J=8.1Hz),4.03
(4H,t,J=7.6Hz),3.83−4.01
(6H,m),3.38(4H,t,J=7.6Hz)
3g(50mmol)に、塩化水素をバブリングした8
mol/Lの塩化水素−メタノール溶液15.6ml
(125mmol)、トリフェニルホスフィン16.2
g(60mmol)、水1.92gおよびアセトニトリ
ル25mlを添加し、室温にて90分間攪拌した。次い
で、テトラヒドロフラン50mlおよび少量の化合物
(7)[108mg]を添加し、室温にて40分間攪拌
した。結晶の析出を確認した後、さらにテトラヒドロフ
ラン325mlを50分間かけて加え、室温にてさらに
60分間攪拌した。析出した結晶を濾取して、テトラヒ
ドロフラン50mlにて洗浄し、真空乾燥し、無色結晶
として目的物である3−メルカプト−1−(1,3−チ
アゾリン−2−イル)アゼチジンの塩酸塩[化合物
(7)]を20.22g(純度:96.6%;収率:9
2.7%)得た。本品の機器分析データは、標品のデー
タと完全に一致した。
製造法によれば、本発明者らが先に提供している、極め
て安価な化合物(II)から、特別高価な試薬あるいは
溶媒を使用することなく、高収率で目的とする式(I)
の1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘導体を製
造することができる。
ル)アゼチジン誘導体は、カルバペネム系抗生物質の2
位の側鎖置換基として重要な、3−メルカプト−1−
(1,3−チアゾリン−2−イル)アゼチジンを製造す
る中間体化合物である。
離することなく次の工程に使用し得るものでもあり、ま
た、反応溶液中から結晶として単離することができるも
のである。したがって、その操作も簡便なものであるこ
とより、工業的製造方法として特に優れたものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 次式(II): 【化1】 (式中、Raはスルホニル残基を表わし、Bzlはベン
ジル基を表す。)で表される化合物のベンジル基を除去
して、次式(III): 【化2】 (式中、Raはスルホン酸残基を表す。)で表される化
合物とし、得られた式(III)の化合物を単離する
か、または単離することなくチオ硫酸ナトリウムと反応
させて、次式(IV): 【化3】 で表される化合物とした後、得られた式(IV)の化合
物を単離するか、または単離することなくクロロエチル
イソチオシアネートと反応させることを特徴とする、次
式(I): 【化4】 で示される1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘
導体の製造方法。 - 【請求項2】 次式(IV): 【化5】 で表される化合物にクロロエチルイソチオシアネートを
反応させることを特徴とする、次式(I): 【化6】 で示される1−(チアゾリン−2−イル)アゼチジン誘
導体の製造方法。 - 【請求項3】 式(IV)で示される化合物を単離する
ことなく行う請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項4】 式(III)で示される化合物および式
(IV)で示される化合物のそれぞれを、単離すること
なく行う請求項1に記載の製造方法。
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