JP2002003182A - 車輌床昇降装置 - Google Patents

車輌床昇降装置

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JP2002003182A
JP2002003182A JP2000229965A JP2000229965A JP2002003182A JP 2002003182 A JP2002003182 A JP 2002003182A JP 2000229965 A JP2000229965 A JP 2000229965A JP 2000229965 A JP2000229965 A JP 2000229965A JP 2002003182 A JP2002003182 A JP 2002003182A
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pressure
hydraulic
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Shizuo Kamata
静夫 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 [課題] 通電の必要がなく、車輌床を昇降させる車輌
床昇降装置を提供する。 [解決手段] 上下2段に構成された上下段車輌床1、
2の各隅角部に支柱3を立設し、上下段車輌床1、2を
シリンダー7と共に支柱3に沿って昇降させるようにす
る。上下段車輌床1、2には起動ローラー11と連動ロ
ーラー18がチェーン22により同期回転をなすように
設け、起動ローラー11の外周面上に車14の前車輪の
何れか一方を乗上げて回転させると、連動ローラー18
の回転軸17上に設けた油圧ポンプ21により油が流
れ、油圧分配器27を経てシリンダー7の高圧部8へ入
り、車14と共に上下段車輌床1、2は上昇し、油圧開
閉レバー44の操作によりシリンダー7の高圧部8の油
は排出され、車14と共に上下段車輌床1、2は下降す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輌床昇降装置、更
に詳しくは上下2段に形成した車輌床に車を乗入れ、車
の前車輪の何れか一方の回転により車輌床を昇降させる
車輌床昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の昇降装置としては、車を
収納可能な高さを有するデッキ兼架台に、出没式ストッ
パを備えた斜板を枢着した車載板を、支軸を中心にシー
ソー式に昇降するように装置し、架台には、油圧シリン
ダ、車載板ストッパ、階段等を取付け、車載板に車を搭
載する場合は、シリンダのロッドを伸長させて斜板を地
面に接地させると、ストッパが没して、車を自力で搭載
させ、車載板を水平にするとストッパが突出して車止め
を行い、車載板を水平に保持した状態で、下段に車を駐
車させる無駆動二段式駐車場は知られている(例えば特
開平08−158680号公報参照)。しかしながらこ
のような車載板を支軸を中心にシーソー式に昇降する場
合、たとえ車を搭載させたとしても支軸を中心としてい
るので、重心に狂いが生じて危険性を招来し、また車載
板を水平にするとストッパが突出するように構成されて
いるのでストッパーが突出しないような場合には下段に
車を駐車させることは至難であるという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は従来
の技術で述べた問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的とするところは、前車輪の一方を駆動させるこ
とにより確実に車を車輌床と共に上昇させると共に下降
する場合も容易に操作ができ、駐車場が堅牢である車輌
床昇降装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の発明は、上下2段に
構成された上下段車輌床の各隅角部に支柱を立設し、該
支柱内に高圧部と低圧部とに区分されたシリンダーを設
け、シリンダーの上下動により、該シリンダーの底面に
取付けた上下段車輌床を支柱に沿って昇降させるように
構成し、前記上段車輌床と下段車輌床の間の前端側方に
起動ローラーの外周面が上段車輌床上面より僅かばかり
露出するように取付け、この起動ローラーの前方且つ上
段車輌床上面に連動ローラーを取付け、起動ローラーと
連動ローラーの回転軸端に取付けた歯車にチェーンを懸
廻し、前記連動ローラーの回転軸上にジョイントを介し
て油圧ポンプを取付け、油圧ポンプには高圧用パイプと
低圧用パイプとを設け、該高圧用パイプは逆流止めバル
ブを経て分岐されそのうち一方の高圧用パイプは制御バ
ルブを経て油圧分配器より各シリンダーの高圧部へ、他
方の高圧バルブは油圧開閉レバーへ連絡し、前記低圧用
パイプは油タンク、油圧開閉レバー、区画された油圧分
配器、シリンダーの低圧部に連絡され、起動ローラー外
周面に車の前車輪の何れか一方を乗上げこの前車輪の回
転により起動ローラーと連動ローラーを回転させてシリ
ンダーの高圧部へ油を供給することによりシリンダーと
共に上下段車輌床を上昇させ、油圧開閉レバーの操作に
よりシリンダーの高圧部の油を排出させシリンダーと共
に上下段車輌床を下降させるようにしたことを特徴とす
る。このように構成されることで、前車輪の回転によっ
て起動ローラー及び連動ローラーを回転させ、油圧によ
りスムースに車輌床を上昇させ、油圧開閉レバーの操作
により下降させることができる。本発明における請求項
2記載の発明は、上記油圧分配器は、内部を軸方向に沿
って所定距離を有して隔壁を設け、該隔壁によりシリン
ダーの数に応じて区画された複数の密閉空室と、軸方向
に沿って夫々の密閉空室に張設されたピストンを備えた
ピストンロッドより構成され、前記密閉空室はピストン
によって2の空間に分離され、第1の空室の側壁側の第
1の空間には油圧ポンプから油を供給可能に高圧用パイ
プを開口連通し、隔壁側の第2の空間にはシリンダーの
高圧部へ給排するための高圧用パイプを開口連通し、他
の空室は油圧ポンプ側の空間を夫々のシリンダーの低圧
部より油を給排可能に低圧用パイプを、他方の空間は夫
々のシリンダーの高圧部へ給排するための高圧用パイプ
を夫々開口連通させていることを特徴とする。このよう
に構成されることで、シリンダーに均等に油圧の給排を
行なうことができると共に車輌床を水平状態で安定的に
昇降させることができる。
【0005】各図面において、図1は本発明車輌床昇降
装置の機構を示す一部切欠平面斜視図、図2は起動ロー
ラーと連動ローラーと車の前車輪との関係を示す要部の
側面図、図3は油圧分配器の内部機構を示す説明図、図
4はシリンダーの作動状態を示す説明図、図5は車輌床
昇降装置の昇降状態を示す側面図である。車輌床は上下
2段の直方体に構成し、該上下段車輌床1、2の各隅角
部に、この上下段車輌床1、2が昇降自在の支柱3を立
設し、該各支柱3内は、上端に指示棒4を取り付けて支
柱3上方内壁に架設し下端にシリンダーリング5を形成
したブランジャーアーム6を、下面に上段車輌床1を取
り付けたシリンダー7内に挿入し、シリンダーリング5
を堺として上側を高圧部8、下側を低圧部9とに分け油
圧によりシリンダー7の上下動を行なうことによって、
上下段車輌床1、2を各支柱3に沿わせて水平状態を保
ちながら昇降するように構成されている。上段車輌床1
と下段車輌床2との間の前端側方に設けた左右側板10
間に軸支された起動ローラー11の外周面が上段車輌床
1より僅かばかり露出させておりその回転軸12端には
歯車13を固着する。起動ローラー11の外周面に車1
4の前車輪の1方たとえば左前車輪15を載置した際に
左前車輪15の外周面と接触する位置、即ち、起動ロー
ラー11の前方且つ上段車輌床1上面に側板16を載置
し、この側板16間に回転軸17を軸支させた連動ロー
ラー18を設けている。回転軸17の外端には歯車19
を取付け、内端にはジョイント枠20と油圧ポンプ21
を固着し、起動ローラー11の歯車13と連動ローラー
18の歯車19をチェーン22で懸廻させることによっ
て起動ローラー11と連動ローラー18が同期回転する
ようになしている。
【0006】油圧ポンプ21は、作動時高圧用パイプ2
3と作動時低圧用パイプ24とに夫々配管されていて、
高圧用パイプ23は、逆流止めバルブ25を設けて分岐
され、分岐されたうち1方の高圧用パイプ23は制御バ
ルブ26を介して油圧分配器27に開口連通されてい
る。
【0007】油圧分配器27は、図3で示されるよう
に、円筒状密閉容器と、軸方向に沿って所定距離を有し
て外方向に張設された複数のピストン28を備えたピス
トンロッド29とより構成されている。油圧分配器27
は、内部を軸方向に沿って所定距離を有して隔壁30を
設け、この隔壁30により区画された支柱3のシリンダ
ー7の数と同一数の複数の密閉空室31、32、33、
34を形成している。ピストンロッド29はピストン2
8が各空室31、32、33、34に前後2の空間を設
けるように夫々配設され、油圧分配器27の左右側壁及
び隔壁30を気密に貫設して前後動可能に取付けられて
いる。空室31、32、33、34のうち油圧ポンプ2
1側の第1の空室31の側壁側の第1の空間35に油圧
ポンプ21から油が供給可能に高圧用パイプ23が開口
連通され、隔壁30側の第2の空間36にはシリンダー
7の高圧部8に油を給排するための高圧用パイプ23を
開口連通させている。第2の空室32の第3の空間3
7、第3の空室33の第5の空間39、第4の空室34
の第7の空間41はシリンダー7の低圧部9より油を給
排可能に低圧用パイプ24を開口連通し、第2の空室3
2の第4の空間38、第3の空室33の第6の空間4
0、第4の空室34の第8の空間42には夫々シリンダ
ー7の高圧部8に油を給排可能に開口連通している。
【0008】分岐された他方の高圧用パイプ23は、上
段車輌床1上面の前端側方に設けた油タンク43を収納
している外箱45を経て、支柱3に設けられている油圧
開閉レバー44(油研工業株式会社製造商品名DMT−
03若しくはDMG−03)に連絡されている。油タン
ク43には必要に応じて油量を調整するために油が収納
されている。油圧開閉レバー44にはバネ(図示せず)
が取付られ、このバネによって開の操作を行うことがで
きる。油圧開閉レバー44の作動により開閉動する開閉
弁(図示せず)を油圧開閉レバー44には設けている。
油圧開閉レバー44を開状態にすると、バネは収縮し開
閉弁は開き高圧用パイプ23と低圧用パイプ24は連通
し、油圧開閉レバー44を離すと、バネの復元力により
バネは元の位置に戻り開閉弁は閉じて高圧用パイプ23
と低圧用パイプ24は遮断される。
【0009】低圧用パイプ24は、油タンク43、各シ
リンダー7の低圧部9及び油圧開閉レバー44及び油圧
分配器27に連絡されている。
【0010】次にこのような実施の形態の実際の作動に
ついて説明する。まず、車14を下降されている上下段
車輌床1、2の後側より乗入れて、前車輪の1方例えば
左前車輪15を起動ローラー11に乗上げると共に連動
ローラー18に接触させ、右前車輪は油タンク43の収
納外箱45に接触して車14を制止後、エンジンをかけ
て左前車輪15を回転させる。左前車輪15の回転によ
り起動ローラー11と連動ローラー18はチェーン22
を介して同期回転をし、連動ローラー18の回転軸17
の回転によりジョイント枠20の内側に設けているジョ
イント(図示せず)を介して油圧ポンプ21内の油に圧
力を加える。油圧開閉レバー44はバネの復元力により
閉状態になっていて開閉弁は閉じ高圧用パイプ23と低
圧用パイプ24は遮断されているので、油は高圧用パイ
プ23に流れ、逆流止めバルブ25を通り制御バルブ2
6を経て油圧分配器27の第1の空間35内に送り込ま
れる。送り込まれた油圧によりピストンロッド29を介
して各ピストン28は同時に押され移動し、第2の空間
36、第4の空間38、第6の空間40、第8の空間4
2内の油は排出され開口連通されている高圧用パイプ2
3を通って各シリンダー7の高圧部8に送り込まれ、シ
リンダー7の低圧部9より排出された油は低圧用パイプ
24を経て第3の空間37、第5の空間39、第7の空
間41に入る。換言すれば第2の空間36、第4の空間
38、第6の空間40、第8の空間42より排出された
油と同量の油が入ることとなる。各高圧部8内に油が送
り込まれるにしたがって、各シリンダー7は車14、上
下段車輌床1、2と共に水平状態を保持して上昇され、
完全に上昇すると左前車輪15の回転を中止し、サイド
ブレーキを引いて車14を駐車させる。
【0011】次に、車14と共に上下段車輌床1、2を
下降させる場合は、油圧開閉レバー44を手動で開状態
に操作すると開閉弁は開き高圧用パイプ23と低圧用パ
イプ24を連通させる。上下段車輌床1、2に働く重力
により、夫々のシリンダー7の高圧部8から押し出され
た油は高圧用パイプ23を逆流し、第2の空間36、第
4の空間38、第6の空間40、第8の空間42に入
り、ピストン28はピストンロッド29と共に元の位置
へ戻る。よって、第1の空間35から送り出された油
は、逆流止めバルブ25により、第3の空間37、第5
の空間39、第7の空間41から送り出された油と油圧
開閉レバー44を経て合流し、夫々のシリンダー7の低
圧部9に均等に送り込まれると共に余分な油は油タンク
43に入る。このようにして、再度、高圧部8から排出
された油と同量の油を流入させることができる。このよ
うな作動により、シリンダーリング5を元の位置に復元
しながら上下段車両床1、2は水平状態を保持しながら
下降し、着地すると油の移動は停止し、油圧開閉レバー
44から手を離すと油圧開閉レバー44はバネの復元力
により閉状態に戻り、上段車両床1より車14は移動可
能となる。
【0012】本発明においては、油圧開閉レバー44を
支柱3に取り付けることを説明したが、支柱3を介して
シリンダー7に取り付けること、上段車両床1にたとえ
ば支柱等を立設して取り付けることももちろん可能であ
る。
【0013】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明は、車
輪の回転により上下段車輌床を上昇させるようになし、
油圧開閉レバーの操作により上下段車輌床を下降させる
ようにしたので、従来のように通電の必要がないため電
力量の節減と電気のない未開発地においても利用し得、
更に構造も単純なので低コストで提供することができる
と共に場所を広く占有することがないという効果を有す
る。
【0014】本発明のうち請求項2記載の発明は、請求
項1記載の発明の効果に加えて、上下段車輌床を水平状
態を保持しながら安全に昇降することができるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輌床昇降装置の機構を示す一部切欠平面斜視
図である。
【図2】起動ローラーと連動ローラーと前車輪との関係
を示す要部の側面図である。
【図3】油圧分配器の内部機構を示す説明図である。
【図4】シリンダーの作動状態を示す説明図である。
【図5】車輌床昇降装置の昇降状態を示す説明である。
【符号の説明】
1 上段車輌床 2 下段車輌床 3 支柱 7 シリンダー 8 高圧部 9 低圧部 11 起動ローラー 12、17 回転軸 13、19 歯車 14 車 18 連動ローラー 21 油圧ポンプ 22 チェーン 23 高圧用パイプ 24 低圧用パイプ 25 逆流止めバルブ 26 制御バルブ 27 油圧分配器 28 ピストン 29 ピストンロッド 30 隔壁 31 第1の空室 35 第1の空間 36 第2の空間 44 油圧開閉レバー
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月27日(2001.8.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における請求項1記載の発明は、上下2段に
構成された上下段車輌床の各隅角部に支柱を立設し、該
支柱内に高圧部と低圧部とに区分されたシリンダーを設
け、シリンダーの上下動により、該シリンダーの底面に
取付けた上下段車輌床を支柱に沿って昇降させるように
構成し、前記上段車輌床と下段車輌床の間の前端側方に
起動ローラーの外周面が上段車輌床上面より僅かばかり
露出するように取付け、この起動ローラーの前方且つ上
段車輌床上面に連動ローラーを取付け、起動ローラーと
連動ローラーの回転軸端に取付けた歯車にチェーンを懸
廻し、前記連動ローラーの回転軸上にジョイントを介し
て油圧ポンプを取付け、油圧ポンプには高圧用パイプと
低圧用パイプとを設け、該高圧用パイプは逆流止めバル
ブを経て分岐されそのうち一方の高圧用パイプは制御バ
ルブを経て油圧分配器より各シリンダーの高圧部へ、他
方の高圧用パイプは油圧開閉レバーへ連絡し、前記低圧
用パイプは油タンク、油圧開閉レバー、区画された油圧
分配器、シリンダーの低圧部に連絡され、起動ローラー
外周面に車の前車輪の何れか一方を乗上げこの前車輪の
回転により起動ローラーと連動ローラーを回転させてシ
リンダーの高圧部へ油を供給することによりシリンダー
と共に上下段車輌床を上昇させ、油圧開閉レバーの操作
によりシリンダーの高圧部の油を排出させると、シリン
ダーと共に上下段車輌床が下降するようにしたことを特
徴とする。このように構成されることで、前車輪の回転
によって起動ローラー及び連動ローラーを回転させ、油
圧によりスムースに車輌床を上昇させ、油圧開閉レバー
の操作により下降させることができる。本発明における
請求項2記載の発明は、上記油圧分配器は、内部を軸方
向に沿って所定距離を有して隔壁を設け、該隔壁により
シリンダーの数に応じて区画された複数の密閉空室と、
軸方向に沿って夫々の密閉空室に張設されたピストンを
備えたピストンロッドより構成され、前記密閉空室はピ
ストンによって2の空間に分離され、第1の空室の側壁
側の第1の空間には油圧ポンプから油を供給可能に高圧
用パイプを開口連通し、隔壁側の第2の空間にはシリン
ダーの高圧部へ給排するための高圧用パイプを開口連通
し、他の空室は油圧ポンプ側の空間を夫々のシリンダー
の低圧部より油を給排可能に低圧用パイプを、他方の空
間は夫々のシリンダーの高圧部へ給排するための高圧用
パイプを夫々開口連通させていることを特徴とする。こ
のように構成されることで、シリンダーに均等に油圧の
給排を行うことができると共に車輌床を水平状態で安定
的に昇降させることができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】各図面において、図1は本発明車輌床昇降
装置の機構を示す一部切欠平面斜視図、図2は起動ロー
ラーと連動ローラーと車の前車輪との関係を示す要部の
側面図、図3は油圧分配器の内部機構を示す説明図、図
4はシリンダーの作動状態を示す説明図、図5は車輌床
昇降装置の昇降状態を示す側面図である。車輌床は上下
2段の直方体に構成し、該上下段車輌床1、2の各隅各
部に、この上下段車輌床1、2が昇降自在の支柱3を立
設し、該各支柱3内は、上端に支持棒4を取り付けて支
柱3上方内壁に架設し下端にシリンダーリング5を形成
したブランジャーアーム6を、下面に上段車輌床1を取
付けたシリンダー7内に挿入し、シリンダーリング5を
境として上側を高圧部8、下側を低圧部9とに分け油圧
によりシリンダー7の上下動を行うことによって、上下
段車輌床1、2を各支柱3に沿わせて水平状態を保ちな
がら昇降するように構成されている。上段車輌床1と下
段車輌床2との間の前端側方に設けた左右側板10間に
軸支された起動ローラー11の外周面が上段車輌床1よ
り僅かばかり露出させておりその回転軸12端には歯車
13を固着する。起動ローラー11の外周面に車14の
前車輪の1方たとえば左前車輪15を載置した際に左前
車輪15の外周面と接触する位置、即ち、起動ローラー
11の前方且つ上段車輌床1上面に側板16を載置し、
この側板16間に回転軸17を軸支させた連動ローラー
18を設けている。回転軸17の外端には歯車19を取
付け、内端にはジョイント枠20と油圧ポンプ21を固
着し、起動ローラー11の歯車13と連動ローラー18
の歯車19をチェーン22で懸廻させることによって起
動ローラー11と連動ローラー18が同期回転するよう
になしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】分岐された他方の高圧用パイプ23は、上
段車輌床1上面の前端側方に設けた油タンク43を収納
している外箱45を経て、支柱3に設けられている油圧
開閉レバー44(油研工業株式会社製造商品名DMT−
03若しくはDMG−03)に連絡されている。油タン
ク43には必要に応じて油量を調整するために油が収納
されている。油圧開閉レバー44にはバネ(図示せず)
が取付けられ、このバネによって閉の操作を行うことが
できる。油圧開閉レバー44の作動により開閉動する開
閉弁(図示せず)を油圧開閉レバー44には設けてい
る。油圧開閉レバー44を開状態にすると、バネは収縮
し開閉弁は開き高圧用パイプ23と低圧用パイプ24は
連通し、油圧開閉レバー44を離すと、バネの復元力に
よりバネは元の位置に戻り開閉弁は閉じて高圧用パイプ
23と低圧用パイプ24は遮断される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】次にこのような実施の形態の実際の作動に
ついて説明する。まず、車14を下降されている上下段
車輌床1、2の後側より乗入れて、前車輪の1方例えば
左前車輪15を起動ローラー11に乗上げると共に連動
ローラー18に接触させ、右前車輪が油タンク43の収
納外箱45に接触したときにサイドブレーキを引いて車
14を制止後、エンジンをかけて左前車輪15を回転さ
せる。左前車輪15の回転により起動ローラー11と連
動ローラー18はチェーン22を介して同期回転をし、
連動ローラー18の回転軸17の回転によりジョイント
枠20の内側に設けているジョイント(図示せず)を介
して油圧ポンプ21内の油に圧力を加える。油圧開閉レ
バー44はバネの復元力により閉状態になっていて開閉
弁は閉じ高圧用パイプ23と低圧用パイプ24は遮断さ
れているので、油は高圧用パイプ23に流れ、逆流止め
バルブ25を通り制御バルブ26を経て油圧分配器27
の第1の空間35内に送り込まれる。送り込まれた油圧
によりピストンロッド29を介して各ピストン28は同
時に押され移動し、第2の空間36、第4の空間38、
第6の空間40、第8の空間42内の油は排出され開口
連通されている高圧用パイプ23を通って各シリンダー
7の高圧部8に送り込まれ、シリンダー7の低圧部9よ
り排出された油は低圧用パイプ24を経て第3の空間3
7、第5の空間39、第7の空間41に入る。換言すれ
ば第2の空間36、第4の空間38、第6の空間40、
第8の空間42より排出された油と同量の油が入ること
となる。各高圧部8内に油が送り込まれるにしたがっ
て、各シリンダー7は車14、上下段車輌床1、2と共
に水平状態を保持して上昇され、完全に上昇すると左前
車輪15の回転を中止し、車14を駐車させる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下2段に構成された上下段車輌床の各
    隅角部に支柱を立設し、該支柱内に高圧部と低圧部とに
    区分されたシリンダーを設け、シリンダーの上下動によ
    り、該シリンダーの底面に取付けた上下段車輌床を支柱
    に沿って昇降させるように構成し、前記上段車輌床と下
    段車輌床の間の前端側方に起動ローラーの外周面が上段
    車輌床上面より僅かばかり露出するように取付け、この
    起動ローラーの前方且つ上段車輌床上面に連動ローラー
    を取付け、起動ローラーと連動ローラーの回転軸端に取
    付けた歯車にチェーンを懸廻し、前記連動ローラーの回
    転軸上にジョイントを介して油圧ポンプを取付け、油圧
    ポンプには高圧用パイプと低圧用パイプとを設け、該高
    圧用パイプは逆流止めバルブを経て分岐され一方の高圧
    用パイプは制御バルブを経て油圧分配器より各シリンダ
    ーの高圧部へ、他方の高圧バルブは油圧開閉レバーへ連
    絡し、前記低圧用パイプは油タンク、油圧開閉レバー、
    区画された油圧分配器、シリンダーの低圧部に連絡さ
    れ、起動ローラー外周面に車の前車輪の何れか一方を乗
    上げ、乗上げした前車輪の回転により起動ローラーと連
    動ローラーを回転させてシリンダーの高圧部へ油を供給
    することによりシリンダーと共に上下段車輌床を上昇さ
    せ、油圧開閉レバーの操作によりシリンダーの高圧部の
    油を排出しシリンダーと共に上下段車輌床を下降させる
    ようにしたことを特徴とする車輌床昇降装置。
  2. 【請求項2】 上記油圧分配器は、内部を軸方向に沿っ
    て所定距離を有して隔壁を設け、該隔壁によりシリンダ
    ーの数に応じて区画された複数の密閉空室と、軸方向に
    沿って夫々の密閉空室に張設されたピストンを備えたピ
    ストンロッドより構成され、前記密閉空室はピストンに
    よって2の空間に分離され、第1の空室の側壁側の第1
    の空間には油圧ポンプから油を供給可能に高圧用パイプ
    を開口連通し、隔壁側の第2の空間にはシリンダーの高
    圧部へ給排するための高圧用パイプを開口連通し、他の
    空室は油圧ポンプ側の空間を夫々のシリンダーの低圧部
    より油を給排可能に低圧用パイプを、他方の空間は夫々
    のシリンダーの高圧部へ給排するための高圧用パイプを
    夫々開口連通させていることを特徴とする請求項1記載
    の車輌床昇降装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107055373A (zh) * 2016-12-12 2017-08-18 哈尔滨理工大学 一种小型重物升降机
CN108360869A (zh) * 2018-01-31 2018-08-03 杭州电子科技大学 单体式双层无阻碍侧方车库装置
KR102083649B1 (ko) * 2018-09-20 2020-03-02 주식회사 성원이엔지 에너지 재생 방식의 차량 리프트 장치
KR102083648B1 (ko) * 2018-09-20 2020-03-02 주식회사 성원이엔지 차량 리프팅 장치

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