JP2002002965A - 粉粒体供給機における排出装置 - Google Patents

粉粒体供給機における排出装置

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JP2002002965A
JP2002002965A JP2000192007A JP2000192007A JP2002002965A JP 2002002965 A JP2002002965 A JP 2002002965A JP 2000192007 A JP2000192007 A JP 2000192007A JP 2000192007 A JP2000192007 A JP 2000192007A JP 2002002965 A JP2002002965 A JP 2002002965A
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信博 吉川
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久明 花田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は粉粒体供給機4において、粉粒体供
給筒2の底板1側方に回動する粉粒体収容切欠桝7から
粉粒体3を飛散又は附着させることなく定量排出させる
ことを目的とする。 【解決手段】 底板1の上面に粉粒体供給筒2を設け、
該供給筒2の内側から外側に粉粒体3を排出する粉粒体
供給機4において、上記供給筒2の内側から外側に回動
するローター5を支持板6の上面に設け、該ローター5
の外周部分に等間隔に複数の粉粒体収容切欠桝7を形成
し、かつ上記供給筒2の外側に該ローター5の被覆板8
を設け、該被覆板8に上記切欠桝7に通じる透孔9を設
け、該透孔9から該切欠桝7内に遊動ローラ10又は遊
動球10’の下部を自重下降し、該切欠桝7間のロータ
ー5の上面部分5’によって該ローラ10又は球10’
を押上げるようにし、該透孔9に対応する上記支持板6
の外周部に粉粒体排出口11を設けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は有底直立筒体又は有
底ホッパーの底板部分から粉粒体を定量桝で外側に排出
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイオキシン対策に用いられる消石灰及
び活性炭等を0.2リットル/時のように小量宛緩慢に
供給する粉粒体供給機では有底供給筒又は有底ホッパー
の底板に沿って内側から外側に回動するローターの外周
に沿って粉粒体収容切欠桝が設けられ、該切欠桝に収容
されて外側に回動した粉粒体を圧縮空気で下方の排出口
から排出シュートに排出するものであった。
【0003】しかし圧縮空気によるものでは上記切欠桝
内の粉粒体は該桝の内壁に附着し、特に吸湿性の消石灰
や活性炭にあってはその附着が著しく定量排出が困難で
あった。
【0004】又乾燥状態の消石灰や活性炭では連続回動
ローターの上記桝内に連続噴出圧縮空気が切欠桝間のロ
ーターの上面部分に吹き付けられ、かつ排出口直上に回
動到達していない切欠桝内の粉粒体を吹き上げ、飛散し
て定量供給又は定量排出に問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は連続回動ロー
ターの外周に沿って等間隔に形成した切欠桝内の収容粉
粒体を上記ローターの下面支持板に穿設した排出口直上
において自動的かつ的確に該排出口に落下させ定量排出
又は定量供給を行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は底板の上面に粉粒体供給筒を設け、該供給筒
の内側から外側に粉粒体を排出する粉粒体供給機におい
て、上記供給筒の内側から外側に回動するローターを支
持板の上面に設け、該ローターの外周部分に等間隔に複
数の粉粒体収容切欠桝を形成し、かつ上記供給筒の外側
に該ローターの被覆板を設け、該被覆板に上記切欠桝に
通じる透孔を設け、該透孔から該切欠桝内に遊動ローラ
又は遊動球の下部を自重下降し、該切欠桝間のローター
の上面部分によって該ローラ又は球を押上げるように
し、該透孔に対応する上記支持板の外周部に粉粒体排出
口を設けてなる粉粒体供給機における排出装置によって
構成される。
【0007】
【発明の実施の形態】底板1の上面に粉粒体供給筒2が
設けられ、その内部に粉粒体通路pを介して内筒2’を
配置し、上記供給筒2の上端と内筒2’の外面とをドー
ナツ形接続板12によって一体に接続し、内筒2’の下
端を底板1上に間隙tを介して支持し、内筒2’に投入
された粉粒体3を間隙tから上記通路pに安息角αを形
成して排出させる(図2,3)。
【0008】上記供給筒2及び内筒2’は共通中心線c
上にあり、該中心線c上には底板1上に回転駆動軸13
の上端部を突出し、該上端部にスポーク14を底板1の
上面に接して設け、スポーク14の先端にリング15を
上記供給筒2の内周面に沿って設け、該リング15の内
周面に内側に向う複数の掻爪16を等間隔に設けて上記
通路pに排出した粉粒体3を通路pに沿って移送する。
【0009】上記内筒2’の内側から通路pを経て上記
供給筒2の外側に回動するローター5の外周部分に等間
隔に複数の粉粒体収容切欠桝7を穿設し、該桝7によっ
て粉粒体3を外側に排出する粉粒体供給機4を形成す
る。
【0010】上記ローター5の上面は底板1の上面と同
一平面内にあって、下面は底板1に接続した支持板6に
よって支持され、該支持板6の外側外周部に粉粒体排出
口11を穿設する(図2、図3)。
【0011】又上記供給筒2の外側のローター5の上面
及び外側面は被覆板8で被覆され、上面被覆板8の外側
外周部に上記排出口11に対応する位置に透孔9を穿設
し、該透孔9及び排出口11の間に上記切欠桝7を矢印
a方向に通過させるもので、通過によって各切欠桝7は
透孔9及び排出口11に同時に連通する(通じる)。
【0012】上記切欠桝7はローター5の外周面に開口
するU字形切欠溝(図1)又は円形や扇形その他の形状
の切欠孔(図示していない)であり、U字形切欠桝7,
7の中間のローター5上面部分5’は図1に示すように
歯状に形成される。かつ遊動ローラ10及び遊動球1
0’の大きさや材質は上記桝7の形状や粉粒体3の物性
によって定められる。
【0013】上面被覆板8には上記透孔9の上部に遊動
ローラ10又は遊動球10’の収容短筒17を設け、該
短筒17内に図1、図4に示されるガイド板18,18
を設け、ガイド板18,18の中央部に直立案内溝1
9,19を形成し、該案内溝19,19に昇降摺動自在
に遊動ローラ10の支軸20を軸架し、該ローラ10を
ガイド板18,18間に昇降自在に支持する。そして該
支軸20は上記ローラ10の中心軸孔21に挿通され、
支軸20の径は該軸孔21の径より小さくローラ10は
軸孔21と支軸20との径差rだけ遊動昇降する(図4
(ニ)図)。
【0014】上記ローラ10の下部は透孔9を経て上記
切欠桝7内に自重によって下降し、該桝7の回動方向又
は上面部分5’と直交する方向に向ける(図1)。
【0015】図3に示すように上記短筒17内に遊動自
在に鋼球10’を配置し、その下部を透孔9を経て上記
切欠桝7内に自重により下降させるものである。
【0016】上記上面部分5’がローター5の回動に伴
って透孔9の直下を図1矢印a方向に通過すると遊動ロ
ーラ10又は遊動鋼球10’は上面部分5’上に乗り上
げて上昇し、通過後は次の上記切欠桝7内に自重下降す
るため該切欠桝7内に収容されている粉粒体3は下降衝
撃圧力及び下向押圧力を受けて排出口11から下方の排
出シュート22内に落下する。
【0017】上記切欠桝7の内周面に接している粉粒体
3は上記下降衝撃圧力及び下向押圧力によって内周面に
くっつくことなく落下し、各上記桝7及び上面部分5’
毎にこれを繰返す。
【0018】上記切欠桝7が切欠孔(図示していない)
である場合も上記U字形切欠溝(図1)と同様の作用即
ち遊動ローラ10又は遊動鋼球10’の昇降による下降
衝撃圧力及び下向押圧力が上記桝7内の粉粒体に加えら
れ、切欠孔の内周面附着を回避することができる。
【0019】尚図2、図3中23は上記短筒17の蓋、
24は支持板6とローター5の下面とのローラベアリン
グ、25はローター5の減速電動機、26はローター5
の駆動軸、図2、図3中27は排出シュート22内に設
けた回転振動筒、28は排出シュート22の下端に設け
たエゼクターである。
【0020】上記切欠桝7が上記ロータ5の外周面に開
口するU字形切欠溝である請求項1記載の粉粒体供給機
4における排出装置。
【0021】上記切欠桝7が切欠孔である請求項1記載
の粉粒体供給機における排出装置。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので粉粒
体供給機において、上記供給筒の外側に持ち出される粉
粒体収容切欠桝内の軽量粉粒体に下降衝撃圧力及び遊動
ローラ又は遊動球による下向押圧力が加えられるため、
軽量粉粒体は飛散することもなく又上記桝の内周に附着
するおそれもなく適確に上記桝により定量排出を行い得
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体供給機における排出装置を示す
平面図である。
【図2】遊動ローラを備えたローター部の縦断面図であ
る。
【図3】遊動球を備えたローター部の縦断面図である。
【図4】(イ)図は遊動ローラ部の平面図である。
(ロ)図は(イ)図の縦断正面図である。(ハ)図は
(ロ)図A−A線による縦断側面図である。(ニ)図は
(ハ)図B−B線による側面図である。
【図5】粉粒体供給機及び排出装置の全体平面図であ
る。
【図6】図5の正面図である。
【符号の説明】
1 底板 2 粉粒体供給筒 3 粉粒体 4 粉粒体供給機 5 ローター 5’ 上面部分 6 支持板 7 粉粒体収容切欠桝 8 被覆板 9 透孔 10 遊動ローラ 10’ 遊動球 11 粉粒体排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F075 AA08 BA02 BB01 CA02 CA09 CC04 CC09 CC15 CC19 CD04 DA04 4G068 AA02 AA07 AB22 AC09 AC13 AD01 AD32 AE03 AF05 AF20

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の上面に粉粒体供給筒を設け、該供
    給筒の内側から外側に粉粒体を排出する粉粒体供給機に
    おいて、上記供給筒の内側から外側に回動するローター
    を支持板の上面に設け、該ローターの外周部分に等間隔
    に複数の粉粒体収容切欠桝を形成し、かつ上記供給筒の
    外側に該ローターの被覆板を設け、該被覆板に上記切欠
    桝に通じる透孔を設け、該透孔から該切欠桝内に遊動ロ
    ーラ又は遊動球の下部を自重下降し、該切欠桝間のロー
    ターの上面部分によって該ローラ又は球を押上げるよう
    にし、該透孔に対応する上記支持板の外周部に粉粒体排
    出口を設けてなる粉粒体供給機における排出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015205760A (ja) * 2014-04-22 2015-11-19 株式会社アイシンナノテクノロジーズ 粉粒体の容器への定量供出装置
US9688488B2 (en) 2012-10-25 2017-06-27 Yoshikawa Corporation Metering feeder

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