JP2002002427A - 車両用制御装置 - Google Patents
車両用制御装置Info
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- JP2002002427A JP2002002427A JP2000180297A JP2000180297A JP2002002427A JP 2002002427 A JP2002002427 A JP 2002002427A JP 2000180297 A JP2000180297 A JP 2000180297A JP 2000180297 A JP2000180297 A JP 2000180297A JP 2002002427 A JP2002002427 A JP 2002002427A
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- vehicle
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車両用制御装置において、道路設備側から入
手する情報の確度に応じた横位置の制御を行う。 【解決手段】 制御ユニット1は、磁気ネイル11の磁
気を検出する磁気ネイルセンサ5を用いて自車両の走行
状態に関する情報として検出した予想逸脱時間Tmと、
同種類の情報としてCCDカメラ2の撮影画像に基づい
て推定した予想逸脱時間Tsとの偏差が所定値より小さ
いときに、予想逸脱時間Tmの確度が高いと判定し、そ
の値に基づいて、自車両が走行車線から逸脱するのを防
止するように、ステアリングアクチュエータ10を制御
する。
手する情報の確度に応じた横位置の制御を行う。 【解決手段】 制御ユニット1は、磁気ネイル11の磁
気を検出する磁気ネイルセンサ5を用いて自車両の走行
状態に関する情報として検出した予想逸脱時間Tmと、
同種類の情報としてCCDカメラ2の撮影画像に基づい
て推定した予想逸脱時間Tsとの偏差が所定値より小さ
いときに、予想逸脱時間Tmの確度が高いと判定し、そ
の値に基づいて、自車両が走行車線から逸脱するのを防
止するように、ステアリングアクチュエータ10を制御
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用制御装置に
関し、例えば、自動車等の車両が走行中の車線から逸脱
しないようにステアリング機構を制御する車両用制御装
置に関する。
関し、例えば、自動車等の車両が走行中の車線から逸脱
しないようにステアリング機構を制御する車両用制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、代表的な車両である自動車の
分野においては、自動車の安全走行を確保すべく、ドラ
イバの運転を支援する各種の制御装置が提案されてい
る。
分野においては、自動車の安全走行を確保すべく、ドラ
イバの運転を支援する各種の制御装置が提案されてい
る。
【0003】このような制御装置の一例として、例え
ば、特開平9−245298号には、予め路面に埋設さ
れた磁気ネイルから受信した磁気を、道路設備側(所謂
インフラ側)から入手する情報として検出すると共に、
その検出した磁気の大きさに基づいて自車両の走行車線
に対する横位置(ズレ量)を検出し、当該自車両が走行
車線から逸脱しないように操舵機構を制御する装置が提
案されている。
ば、特開平9−245298号には、予め路面に埋設さ
れた磁気ネイルから受信した磁気を、道路設備側(所謂
インフラ側)から入手する情報として検出すると共に、
その検出した磁気の大きさに基づいて自車両の走行車線
に対する横位置(ズレ量)を検出し、当該自車両が走行
車線から逸脱しないように操舵機構を制御する装置が提
案されている。
【0004】また、例えば、特開平4−205403号
には、車両前方を撮影した撮影画像に基づいて、自車両
が走行している車線を区画するライン(白線)を検出す
ると共に、そのラインから当該自車両が逸脱しないよう
に操舵機構を制御する装置が提案されている。
には、車両前方を撮影した撮影画像に基づいて、自車両
が走行している車線を区画するライン(白線)を検出す
ると共に、そのラインから当該自車両が逸脱しないよう
に操舵機構を制御する装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の制御装置
によれば、車線逸脱を未然に防止することができ、ドラ
イバの運転操作に対する負担を軽減することができる。
によれば、車線逸脱を未然に防止することができ、ドラ
イバの運転操作に対する負担を軽減することができる。
【0006】しかしながら、上記の磁気ネイルを使用す
る方法は、道路の周辺に強電界が存在する場合、検出し
た横位置は強電界の影響を受け易い。また、磁気ネイル
からの磁気を検出する車両に搭載されたセンサが故障し
た場合には、それ以降の制御を継続することができない
という問題がある。
る方法は、道路の周辺に強電界が存在する場合、検出し
た横位置は強電界の影響を受け易い。また、磁気ネイル
からの磁気を検出する車両に搭載されたセンサが故障し
た場合には、それ以降の制御を継続することができない
という問題がある。
【0007】一方、上記の撮影画像に基づく画像処理を
使用する方法は、撮影画像に含まれるライン(白線)を
検出すると共に検出したラインに対する自車両の横位置
を推定するまでの画像処理にある程度の時間を要するた
め、操舵機構に対して横位置に基づく制御量を設定する
までの応答性が、磁気ネイルを使用する方法と比較して
良くない。また、撮像装置が画像を鮮明に撮影できない
夜間、或いは雨や霧等の環境の変化に対しては、根本的
に弱いという構造的な問題もある。
使用する方法は、撮影画像に含まれるライン(白線)を
検出すると共に検出したラインに対する自車両の横位置
を推定するまでの画像処理にある程度の時間を要するた
め、操舵機構に対して横位置に基づく制御量を設定する
までの応答性が、磁気ネイルを使用する方法と比較して
良くない。また、撮像装置が画像を鮮明に撮影できない
夜間、或いは雨や霧等の環境の変化に対しては、根本的
に弱いという構造的な問題もある。
【0008】そこで本発明は、道路設備側から入手する
情報の確度に応じた横位置の制御を行う車両用制御装置
の提供を目的とする。
情報の確度に応じた横位置の制御を行う車両用制御装置
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両用制御装置は、以下の構成を特徴
とする。
め、本発明に係る車両用制御装置は、以下の構成を特徴
とする。
【0010】即ち、所定の道路設備(磁気ネイル)から
入手する状態量(磁界の大きさ)に基づいて、自車両の
走行状態に関する情報を入手する情報入手手段と、前記
情報と同種類の情報を、前記自車両に搭載された検出装
置の出力信号に基づいて推定する情報推定手段と、前記
情報入手手段によって入手した情報と、前記情報推定手
段によって推定された情報との偏差が所定値より小さい
ときに、前記情報入手手段によって入手した情報の確度
が高いと判定する情報確度判定手段と、前記情報入手手
段によって入手した情報の確度が高いと前記情報確度判
定手段によって判定されたときに、その情報に基づい
て、前記自車両が走行車線から逸脱するのを防止し、前
記確度が低いと判定されたときには、該情報に基づく車
線逸脱防止制御の実行を中止する車線逸脱防止制御手段
とを備えることを特徴とする。
入手する状態量(磁界の大きさ)に基づいて、自車両の
走行状態に関する情報を入手する情報入手手段と、前記
情報と同種類の情報を、前記自車両に搭載された検出装
置の出力信号に基づいて推定する情報推定手段と、前記
情報入手手段によって入手した情報と、前記情報推定手
段によって推定された情報との偏差が所定値より小さい
ときに、前記情報入手手段によって入手した情報の確度
が高いと判定する情報確度判定手段と、前記情報入手手
段によって入手した情報の確度が高いと前記情報確度判
定手段によって判定されたときに、その情報に基づい
て、前記自車両が走行車線から逸脱するのを防止し、前
記確度が低いと判定されたときには、該情報に基づく車
線逸脱防止制御の実行を中止する車線逸脱防止制御手段
とを備えることを特徴とする。
【0011】好適な実施形態において、前記検出装置
は、前記自車両の前方を撮影する撮像装置であり、且つ
前記情報推定手段は、前記撮像装置による撮影画像に基
づいて、前記自車両前方の車線を区画するラインを検出
しており、この場合、前記情報確度判定手段は、(1)
前記自車両のヨーレートが大きくなるほど、前記情報推
定手段による推定結果の確度が低いと考えられるので、
そのヨーレートが大きくなるのに応じて、前記所定値を
大きな値に補正する、(2)前記自車両の走行車線を区
画するラインと前記自車両との距離(横位置)が大きく
なるほど、前記情報推定手段による推定結果の確度が低
いと考えられるので、その距離(横位置)が大きくなる
のに応じて、前記所定値を大きな値に補正する、(3)
或いは、前記自車両のロール角が大きくなるほど、前記
情報推定手段による推定結果の確度が低いと考えられる
ので、そのロール角が大きくなるのに応じて、前記所定
値を大きな値に補正すると良い。
は、前記自車両の前方を撮影する撮像装置であり、且つ
前記情報推定手段は、前記撮像装置による撮影画像に基
づいて、前記自車両前方の車線を区画するラインを検出
しており、この場合、前記情報確度判定手段は、(1)
前記自車両のヨーレートが大きくなるほど、前記情報推
定手段による推定結果の確度が低いと考えられるので、
そのヨーレートが大きくなるのに応じて、前記所定値を
大きな値に補正する、(2)前記自車両の走行車線を区
画するラインと前記自車両との距離(横位置)が大きく
なるほど、前記情報推定手段による推定結果の確度が低
いと考えられるので、その距離(横位置)が大きくなる
のに応じて、前記所定値を大きな値に補正する、(3)
或いは、前記自車両のロール角が大きくなるほど、前記
情報推定手段による推定結果の確度が低いと考えられる
ので、そのロール角が大きくなるのに応じて、前記所定
値を大きな値に補正すると良い。
【0012】一方、前記情報確度判定手段により、前記
情報入手手段によって入手した情報の確度が低いと判定
された場合において、前記車線逸脱防止制御手段は、該
確度の確度が高いと判定されたときと比較して、警報発
報を早めに行う、或いは、前記自車両の操舵機構に設定
する制御量の制御ゲインを小さな値に補正すると良い。
情報入手手段によって入手した情報の確度が低いと判定
された場合において、前記車線逸脱防止制御手段は、該
確度の確度が高いと判定されたときと比較して、警報発
報を早めに行う、或いは、前記自車両の操舵機構に設定
する制御量の制御ゲインを小さな値に補正すると良い。
【0013】また、前記自車両が走行すべき目標軌跡
を、外部より受信する受信手段を更に備えている場合に
は、前記情報推定手段により、前記所定の道路設備から
入手する状態量に基づいて、前記自車両の走行軌跡を更
に推定し、前記車線逸脱防止制御手段は、前記情報入手
手段によって入手した情報の確度が高いと前記情報確度
判定手段によって判定されたときに、前記受信手段によ
って受信した目標軌跡と、前記走行軌跡推定手段によっ
て推定された推定軌跡とのズレ量が所定のズレ量より小
さくなるまでの期間にわたって、前記自車両の操舵機構
を制御することによって発生するであろう横加速度が所
定の第1横加速度より小さくなるような制御量を、該操
舵機構に設定すると共に、前記目標軌跡と前記推定軌跡
とのズレ量が前記所定のズレ量より小さくなったときに
は、前記横加速度が前記所定の第1横加速度より大きな
第2横加速度より小さくなるような制御量を、前記操舵
機構に設定すると良い。
を、外部より受信する受信手段を更に備えている場合に
は、前記情報推定手段により、前記所定の道路設備から
入手する状態量に基づいて、前記自車両の走行軌跡を更
に推定し、前記車線逸脱防止制御手段は、前記情報入手
手段によって入手した情報の確度が高いと前記情報確度
判定手段によって判定されたときに、前記受信手段によ
って受信した目標軌跡と、前記走行軌跡推定手段によっ
て推定された推定軌跡とのズレ量が所定のズレ量より小
さくなるまでの期間にわたって、前記自車両の操舵機構
を制御することによって発生するであろう横加速度が所
定の第1横加速度より小さくなるような制御量を、該操
舵機構に設定すると共に、前記目標軌跡と前記推定軌跡
とのズレ量が前記所定のズレ量より小さくなったときに
は、前記横加速度が前記所定の第1横加速度より大きな
第2横加速度より小さくなるような制御量を、前記操舵
機構に設定すると良い。
【0014】
【発明の効果】上記の本発明によれば、道路設備側から
入手する情報の確度に応じた横位置の制御を行う車両用
制御装置の提供が実現する。
入手する情報の確度に応じた横位置の制御を行う車両用
制御装置の提供が実現する。
【0015】即ち、請求項1の発明によれば、情報入手
手段によって確度の高い情報が入手できないとき、或い
は情報を検出できないとき(例えば故障発生時等)に
は、車線逸脱を防止するための制御が行われないため、
フェイルセイフ性に優れた安定した逸脱防止制御を行う
ことができる。
手段によって確度の高い情報が入手できないとき、或い
は情報を検出できないとき(例えば故障発生時等)に
は、車線逸脱を防止するための制御が行われないため、
フェイルセイフ性に優れた安定した逸脱防止制御を行う
ことができる。
【0016】また、自車両前方の撮像画像に基づく画像
処理によってライン(白線)を推定するに際して、その
推定結果は、走行車線に対するヨーレート(ロール角)
が大きな場合には確度が低いため、情報確度判定手段に
よる判定の信頼性が低くなるが、請求項2(請求項5)
の発明によれば、その信頼性の低下に応じて所定値が大
きな値に補正されるので、車両の挙動が急変したとして
も、車線逸脱防止制御を維持することができる。
処理によってライン(白線)を推定するに際して、その
推定結果は、走行車線に対するヨーレート(ロール角)
が大きな場合には確度が低いため、情報確度判定手段に
よる判定の信頼性が低くなるが、請求項2(請求項5)
の発明によれば、その信頼性の低下に応じて所定値が大
きな値に補正されるので、車両の挙動が急変したとして
も、車線逸脱防止制御を維持することができる。
【0017】また、車線逸脱防止制御手段による制御量
は、一般にライン(白線)と自車両との距離が小さいほ
ど大きな値が設定されるが、請求項3の発明によれば、
ライン(白線)と自車両との距離が大きいほど、所定値
が大きな値に補正されるので、車線逸脱防止制御による
制御量が大きいときには信頼性を高く、制御量が小さい
ときには多少信頼性が低下しても当該制御の実行を優先
することができる。
は、一般にライン(白線)と自車両との距離が小さいほ
ど大きな値が設定されるが、請求項3の発明によれば、
ライン(白線)と自車両との距離が大きいほど、所定値
が大きな値に補正されるので、車線逸脱防止制御による
制御量が大きいときには信頼性を高く、制御量が小さい
ときには多少信頼性が低下しても当該制御の実行を優先
することができる。
【0018】また、請求項6の発明によれば、警報を早
めに発報することにより、ドライバの注意を喚起するこ
とができる。
めに発報することにより、ドライバの注意を喚起するこ
とができる。
【0019】また、請求項7の発明によれば、情報入手
手段によって入手した情報の確度が低いときであっても
車線逸脱制御が継続されるため、制御が中止される場合
と比較してドライバの運転操作に対する負担を軽減する
ことができる。
手段によって入手した情報の確度が低いときであっても
車線逸脱制御が継続されるため、制御が中止される場合
と比較してドライバの運転操作に対する負担を軽減する
ことができる。
【0020】また、車線逸脱防止制御手段による制御量
は、一般に、推定軌跡と目標軌跡とのズレ量が大きいほ
ど大きな値が設定されるが、請求項8の発明によれば、
算出したズレ量が所定のズレ量より大きなときには、第
2横加速度より小さな第1横加速度を最大値とするよう
な制御量が設定されるため、乗員がズレ量に応じて受け
る横加速度を和らげることができ、一方、算出したズレ
量が所定のズレ量より小さくなったときには、第2横加
速度を最大値とするような制御量が設定されるため、制
御応答性に優れた制御を実現することができる。
は、一般に、推定軌跡と目標軌跡とのズレ量が大きいほ
ど大きな値が設定されるが、請求項8の発明によれば、
算出したズレ量が所定のズレ量より大きなときには、第
2横加速度より小さな第1横加速度を最大値とするよう
な制御量が設定されるため、乗員がズレ量に応じて受け
る横加速度を和らげることができ、一方、算出したズレ
量が所定のズレ量より小さくなったときには、第2横加
速度を最大値とするような制御量が設定されるため、制
御応答性に優れた制御を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用制御装
置を、代表的な車両である自動車に適用した実施形態と
して、図面を参照して詳細に説明する。
置を、代表的な車両である自動車に適用した実施形態と
して、図面を参照して詳細に説明する。
【0022】[第1の実施形態]図1は、第1の実施形
態における車両用制御装置が搭載された車両のシステム
構成を示す図である。
態における車両用制御装置が搭載された車両のシステム
構成を示す図である。
【0023】図1に示す車両100において、1は、本
実施形態における車両用制御装置のシステム全体を統括
制御する制御ユニットである。2は、車両100の前方
を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の
撮像デバイスである。4は、車両100の車速を検出す
る車速センサである。5は、道路設備側(インフラ側)
から自車両の走行状態に関する情報を入手する手段とし
て、走行車線の路面に予め埋設された磁気ネイル11が
発生する磁気を検出する磁気ネイルセンサである。
実施形態における車両用制御装置のシステム全体を統括
制御する制御ユニットである。2は、車両100の前方
を撮像するCCD(Charge Coupled Device)カメラ等の
撮像デバイスである。4は、車両100の車速を検出す
る車速センサである。5は、道路設備側(インフラ側)
から自車両の走行状態に関する情報を入手する手段とし
て、走行車線の路面に予め埋設された磁気ネイル11が
発生する磁気を検出する磁気ネイルセンサである。
【0024】6は、車両の挙動に関する情報として、車
両100のヨーレートを検出するヨーレートセンサであ
る。8及び9は、車両の挙動に関する情報としてロール
角を検出すべく、車両100の左右の高さを検出する車
高センサである。
両100のヨーレートを検出するヨーレートセンサであ
る。8及び9は、車両の挙動に関する情報としてロール
角を検出すべく、車両100の左右の高さを検出する車
高センサである。
【0025】また、3は、音響装置の出力再生や後述す
る警報を発報するスピーカである。10は、車両100
の操舵を行うべく、ステアリングホイールに連結された
ステアリングシャフトを駆動するモータ等のステアリン
グアクチュエータである。
る警報を発報するスピーカである。10は、車両100
の操舵を行うべく、ステアリングホイールに連結された
ステアリングシャフトを駆動するモータ等のステアリン
グアクチュエータである。
【0026】尚、図1に示す各検出端及び出力端の個別
の装置構成については、現在では一般的であるため、本
実施形態における詳細な説明は省略する。
の装置構成については、現在では一般的であるため、本
実施形態における詳細な説明は省略する。
【0027】図2は、第1の実施形態における車両用制
御装置の制御ブロック図であり、制御ユニット1の内部
に表わす各ブロックは、制御ユニット1が行う制御動作
を入力信号の流れで表現しており、制御ユニット1は、
図1及び図2に示す各種入力信号に基づいて、操作端で
あるスピーカ3及びステアリングアクチュエータ10の
動作を制御する。
御装置の制御ブロック図であり、制御ユニット1の内部
に表わす各ブロックは、制御ユニット1が行う制御動作
を入力信号の流れで表現しており、制御ユニット1は、
図1及び図2に示す各種入力信号に基づいて、操作端で
あるスピーカ3及びステアリングアクチュエータ10の
動作を制御する。
【0028】ここで、第1の実施形態に係る制御ユニッ
ト1による車線逸脱防止制御を、図1及び図2を参照し
て説明する。
ト1による車線逸脱防止制御を、図1及び図2を参照し
て説明する。
【0029】磁気ネイル11は、走行車線の路面上に、
例えば図1に示すように走行車線を区画するライン(白
線)に対して直角な方向に所定の間隔で複数埋設されて
おり、且つ、その複数個の磁気ネイル11の配置が、図
1には図示していないが、走行車線の延びる方向にも所
定の間隔で複数組み埋設されている。
例えば図1に示すように走行車線を区画するライン(白
線)に対して直角な方向に所定の間隔で複数埋設されて
おり、且つ、その複数個の磁気ネイル11の配置が、図
1には図示していないが、走行車線の延びる方向にも所
定の間隔で複数組み埋設されている。
【0030】本実施形態において、制御ユニット1に
は、自車両が走行車線から逸脱するか否かを判定し、逸
脱すると判定したときには、その旨をスピーカ3から人
工合成音等によってドライバに報知する車線逸脱警報機
能と、逸脱するのを回避または抑制すべくステアリング
アクチュエータ10の動作を制御する操舵制御機能を備
えている。
は、自車両が走行車線から逸脱するか否かを判定し、逸
脱すると判定したときには、その旨をスピーカ3から人
工合成音等によってドライバに報知する車線逸脱警報機
能と、逸脱するのを回避または抑制すべくステアリング
アクチュエータ10の動作を制御する操舵制御機能を備
えている。
【0031】また、制御ユニット1は、道路設備側の磁
気ネイル11から入手する磁気に基づいて自車両の走行
状態に関する情報として予想逸脱時間Tmを検出する第
1の制御系統と、同種類の情報として、自車両に搭載さ
れたCCDカメラ2の撮影画像に基づいて予想逸脱時間
Tsを推定する第2の制御系統とを有している。
気ネイル11から入手する磁気に基づいて自車両の走行
状態に関する情報として予想逸脱時間Tmを検出する第
1の制御系統と、同種類の情報として、自車両に搭載さ
れたCCDカメラ2の撮影画像に基づいて予想逸脱時間
Tsを推定する第2の制御系統とを有している。
【0032】即ち、制御ユニット1は、磁気ネイル11
からの磁気を、車幅方向に複数取り付けられた磁気ネイ
ルセンサ5によって検出し、検出した磁気の大きさと、
車速センサ4によって検出された自車速とに基づいて、
自車両の走行車線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー
角を検出すると共に、検出したそれらの値に基づいて、
自車両が走行車線から逸脱するであろう予想逸脱時間T
mを検出する。
からの磁気を、車幅方向に複数取り付けられた磁気ネイ
ルセンサ5によって検出し、検出した磁気の大きさと、
車速センサ4によって検出された自車速とに基づいて、
自車両の走行車線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー
角を検出すると共に、検出したそれらの値に基づいて、
自車両が走行車線から逸脱するであろう予想逸脱時間T
mを検出する。
【0033】更に、制御ユニット1は、CCDカメラ2
による撮影画像に基づいて走行車線を区画するライン
(白線)を検出し、検出したラインと、車速センサ4に
よって検出された自車速とに基づいて、自車両の走行車
線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー角を検出すると
共に、検出したそれらの値に基づいて、自車両が走行車
線から逸脱するであろう予想逸脱時間Tsを推定する。
による撮影画像に基づいて走行車線を区画するライン
(白線)を検出し、検出したラインと、車速センサ4に
よって検出された自車速とに基づいて、自車両の走行車
線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー角を検出すると
共に、検出したそれらの値に基づいて、自車両が走行車
線から逸脱するであろう予想逸脱時間Tsを推定する。
【0034】予想逸脱時間Tmと予想逸脱時間Tsと
は、自車両の走行状態を表わす同種類の情報であるが、
CCDカメラ2による撮影画像を利用する第2の制御系
統は、ライン検出のための画像処理に要する時間や外部
の環境変化、並びに車両の挙動変化に対して弱いため、
第1の制御系統と比較して、確度が低いことが予想され
る。一方、第1の制御系統も、外部に強電界が存在する
場合は影響を受け易い。
は、自車両の走行状態を表わす同種類の情報であるが、
CCDカメラ2による撮影画像を利用する第2の制御系
統は、ライン検出のための画像処理に要する時間や外部
の環境変化、並びに車両の挙動変化に対して弱いため、
第1の制御系統と比較して、確度が低いことが予想され
る。一方、第1の制御系統も、外部に強電界が存在する
場合は影響を受け易い。
【0035】そこで、制御ユニット1は、入手した2種
類の予想逸脱時間の偏差が所定値より小さいときに、磁
気ネイル11からの磁気による予想逸脱時間Tmの確度
が高いと判定し、その値に基づいて、自車両が走行車線
から逸脱するのを防止するように、上記の車線逸脱警報
機能及び操舵制御機能を実行する。また、精度判定に際
して、制御ユニット1は、車両の挙動による影響を抑制
すべく、ヨーレートセンサ6によって検出したヨーレー
ト、車高センサ8及び9の検出結果を用いて算出したロ
ール角を参照する。
類の予想逸脱時間の偏差が所定値より小さいときに、磁
気ネイル11からの磁気による予想逸脱時間Tmの確度
が高いと判定し、その値に基づいて、自車両が走行車線
から逸脱するのを防止するように、上記の車線逸脱警報
機能及び操舵制御機能を実行する。また、精度判定に際
して、制御ユニット1は、車両の挙動による影響を抑制
すべく、ヨーレートセンサ6によって検出したヨーレー
ト、車高センサ8及び9の検出結果を用いて算出したロ
ール角を参照する。
【0036】尚、上述した制御ユニット1による上記の
制御処理は、予めROM(不図示)等に格納されたソフ
トウエアを、CPU(不図示)が実行することによって
実現される。
制御処理は、予めROM(不図示)等に格納されたソフ
トウエアを、CPU(不図示)が実行することによって
実現される。
【0037】尚、磁気ネイルセンサ5によって検出した
磁気の大きさに基づいて自車両の走行車線に対する横位
置(位置ずれ)を検出する方法、CCDカメラ2による
撮影画像に基づいて検出した走行車線を区画するライン
に基づいて、自車両の走行車線に対する横位置(位置ず
れ)を検出する方法、並びに自車速、横位置及びヨー角
に基づいて予想逸脱時間算出する方法は、現在では一般
的であるため、本実施形態における個々の検出方法につ
いての詳細な説明は省略する。
磁気の大きさに基づいて自車両の走行車線に対する横位
置(位置ずれ)を検出する方法、CCDカメラ2による
撮影画像に基づいて検出した走行車線を区画するライン
に基づいて、自車両の走行車線に対する横位置(位置ず
れ)を検出する方法、並びに自車速、横位置及びヨー角
に基づいて予想逸脱時間算出する方法は、現在では一般
的であるため、本実施形態における個々の検出方法につ
いての詳細な説明は省略する。
【0038】また、ステアリングアクチュエータ10を
駆動することによって車線逸脱を回避または抑制する操
舵制御機能としては、検出した横位置、ヨー角、及び車
速の大きさに応じて操舵補助力を発生させる(例えば、
車線からの横方向のズレ量が大きい程、車線逸脱方向の
ヨー角が大きい程、或いは、車速が大きい程、逸脱を抑
制可能な方向の操舵補助力を大きくする)と良いが、こ
れらの制御方法自体は現在では一般的であるため、本実
施形態における詳細な説明は省略する。
駆動することによって車線逸脱を回避または抑制する操
舵制御機能としては、検出した横位置、ヨー角、及び車
速の大きさに応じて操舵補助力を発生させる(例えば、
車線からの横方向のズレ量が大きい程、車線逸脱方向の
ヨー角が大きい程、或いは、車速が大きい程、逸脱を抑
制可能な方向の操舵補助力を大きくする)と良いが、こ
れらの制御方法自体は現在では一般的であるため、本実
施形態における詳細な説明は省略する。
【0039】図3及び図4は、第1の実施形態において
制御ユニット1が行う制御処理を示すフローチャートで
ある。
制御ユニット1が行う制御処理を示すフローチャートで
ある。
【0040】同図において、ステップS1:車速センサ
4によって車速を検出する。
4によって車速を検出する。
【0041】ステップS2:磁気ネイルセンサ5によっ
てインフラ側(道路設備側)の磁気ネイル11からの磁
気を検出すると共に、検出した磁気の大きさに基づい
て、自車両の横位置と、ヨー角とを算出する。
てインフラ側(道路設備側)の磁気ネイル11からの磁
気を検出すると共に、検出した磁気の大きさに基づい
て、自車両の横位置と、ヨー角とを算出する。
【0042】ステップS3:ステップS1にて検出した
車速、ステップS2にて算出した横位置及びヨー角に基
づいて、自車両が走行中の車線から逸脱するまでの予測
逸脱時間Tmを算出する。
車速、ステップS2にて算出した横位置及びヨー角に基
づいて、自車両が走行中の車線から逸脱するまでの予測
逸脱時間Tmを算出する。
【0043】ステップS4:CCDカメラ2により撮影
した画像信号から走行車線を区画するライン(白線)を
抽出すると共に、抽出したラインに対する自車両の横位
置と、ヨー角とを算出する。
した画像信号から走行車線を区画するライン(白線)を
抽出すると共に、抽出したラインに対する自車両の横位
置と、ヨー角とを算出する。
【0044】ステップS5:ステップS1にて検出した
車速、ステップS4にて算出した横位置及びヨー角に基
づいて、自車両が走行中の車線から逸脱するまでの予測
逸脱時間Tsを算出する。
車速、ステップS4にて算出した横位置及びヨー角に基
づいて、自車両が走行中の車線から逸脱するまでの予測
逸脱時間Tsを算出する。
【0045】ステップS6:ヨーレートセンサ6によっ
て検出したヨーレートに応じて、後述する精度判定ステ
ップにて使用するしきい値a,bを、そのヨーレートが
大きいほど、大きな値に補正する。
て検出したヨーレートに応じて、後述する精度判定ステ
ップにて使用するしきい値a,bを、そのヨーレートが
大きいほど、大きな値に補正する。
【0046】ステップS7:車高センサ8及び9の検出
結果に基づいて算出したロール角に応じて、ステップS
6にて補正されたしきい値a,bを、そのロール角が大
きいほど、大きな値に更に補正する。
結果に基づいて算出したロール角に応じて、ステップS
6にて補正されたしきい値a,bを、そのロール角が大
きいほど、大きな値に更に補正する。
【0047】ステップS8:ステップS2にて算出した
横位置に応じて、ステップS7にて補正されたしきい値
a,bを、その横位置が大きいほど、大きな値に更に補
正する。
横位置に応じて、ステップS7にて補正されたしきい値
a,bを、その横位置が大きいほど、大きな値に更に補
正する。
【0048】ステップS9,ステップS22:ステップ
S3で算出した予測逸脱時間Tmと、ステップS5で算
出した予測逸脱時間Tsとを比較し、その比較した偏差
の絶対値が、ステップS6乃至ステップS8にて補正さ
れたしきい値aより大きいかを判断する。
S3で算出した予測逸脱時間Tmと、ステップS5で算
出した予測逸脱時間Tsとを比較し、その比較した偏差
の絶対値が、ステップS6乃至ステップS8にて補正さ
れたしきい値aより大きいかを判断する。
【0049】そして、この判断でNO(|Tm−Ts|
≦a)のときにはステップS10に進み、YES(|T
m−Ts|>a)のときには、ステップS22におい
て、2種類の予測逸脱時間の偏差が大きすぎて信頼性に
欠け、道路設備側に埋設された磁気ネイル11の検出磁
気に基づく操舵制御及び警報制御が継続できない旨を、
スピーカ3からメッセージ出力等によってドライバに報
知し、リターンする。
≦a)のときにはステップS10に進み、YES(|T
m−Ts|>a)のときには、ステップS22におい
て、2種類の予測逸脱時間の偏差が大きすぎて信頼性に
欠け、道路設備側に埋設された磁気ネイル11の検出磁
気に基づく操舵制御及び警報制御が継続できない旨を、
スピーカ3からメッセージ出力等によってドライバに報
知し、リターンする。
【0050】ここで、しきい値aは、磁気ネイル11の
磁気を利用して検出した予測逸脱時間Tmを無効と判断
するためのしきい値である。
磁気を利用して検出した予測逸脱時間Tmを無効と判断
するためのしきい値である。
【0051】ステップS10:ステップS9で行った比
較処理を、ステップS6乃至ステップS8にて補正され
たしきい値bを用いて行う。そして、この判断でYES
(|Tm−Ts|>b)のときにはステップS11に進
み、NO(|Tm−Ts|≦b)のときには、磁気ネイ
ル11の磁気を利用して検出した予測逸脱時間Tmの信
頼性が高いと判断できるので、ステップS18に進む。
較処理を、ステップS6乃至ステップS8にて補正され
たしきい値bを用いて行う。そして、この判断でYES
(|Tm−Ts|>b)のときにはステップS11に進
み、NO(|Tm−Ts|≦b)のときには、磁気ネイ
ル11の磁気を利用して検出した予測逸脱時間Tmの信
頼性が高いと判断できるので、ステップS18に進む。
【0052】ここで、しきい値b(<a)は、磁気ネイ
ル11の磁気を利用して検出した予測逸脱時間Tmを有
効と判断するためのしきい値である。
ル11の磁気を利用して検出した予測逸脱時間Tmを有
効と判断するためのしきい値である。
【0053】ステップS11,ステップS12:ステッ
プS10の判断結果が、|Tm−Ts|>bであり、予
測逸脱時間Tmの信頼性があまり高くない状態である。
そこで、本ステップでは、しきい値T1を所定の基準値
より大きな値に補正し(ステップS11)、補正後のし
きい値T1と予測逸脱時間Tmとを比較する(ステップ
S12)。そして、この比較の結果、予測逸脱時間Tm
がしきい値T1より小さいときにはステップS13に進
み、予測逸脱時間Tmがしきい値T1以上であるときに
は、車線逸脱防止のための操舵制御及び警報出力は必要
無いと判断してリターンする。
プS10の判断結果が、|Tm−Ts|>bであり、予
測逸脱時間Tmの信頼性があまり高くない状態である。
そこで、本ステップでは、しきい値T1を所定の基準値
より大きな値に補正し(ステップS11)、補正後のし
きい値T1と予測逸脱時間Tmとを比較する(ステップ
S12)。そして、この比較の結果、予測逸脱時間Tm
がしきい値T1より小さいときにはステップS13に進
み、予測逸脱時間Tmがしきい値T1以上であるときに
は、車線逸脱防止のための操舵制御及び警報出力は必要
無いと判断してリターンする。
【0054】ステップS13〜ステップS17:しきい
値T2(<T1)を所定の基準値より大きな値に補正し
(ステップS13)、補正後のしきい値T2と予測逸脱
時間Tmとを比較する(ステップS14)。
値T2(<T1)を所定の基準値より大きな値に補正し
(ステップS13)、補正後のしきい値T2と予測逸脱
時間Tmとを比較する(ステップS14)。
【0055】そして、この比較の結果、予測逸脱時間T
mがしきい値T2より小さいときには、自車両が車線逸
脱を起こすまでに時間的な余裕は無いので、車線逸脱防
止のための操舵制御及び警報出力が必要であるが、ステ
ップS10の判断において予測逸脱時間Tmの信頼性が
あまり高くないと判断しているので、ドライバの運転操
作に対する介入の度合を弱めるべく、ステアリングアク
チュエータ10の制御ゲインを所定の基準値より小さな
値に補正する(ステップS15)。そして、ステップS
2にて検出した横位置及びヨー角に応じた制御量を、補
正後の制御ゲインで調整した後、ステアリングアクチュ
エータ10に対して設定し(ステップS16)、リター
ンする。
mがしきい値T2より小さいときには、自車両が車線逸
脱を起こすまでに時間的な余裕は無いので、車線逸脱防
止のための操舵制御及び警報出力が必要であるが、ステ
ップS10の判断において予測逸脱時間Tmの信頼性が
あまり高くないと判断しているので、ドライバの運転操
作に対する介入の度合を弱めるべく、ステアリングアク
チュエータ10の制御ゲインを所定の基準値より小さな
値に補正する(ステップS15)。そして、ステップS
2にて検出した横位置及びヨー角に応じた制御量を、補
正後の制御ゲインで調整した後、ステアリングアクチュ
エータ10に対して設定し(ステップS16)、リター
ンする。
【0056】一方、ステップS14の判断において、し
きい値T2が予測逸脱時間Tm以上であるときには、自
車両が車線逸脱を起こすまでには時間的な余裕が多少有
るので、ステアリングアクチュエータ10の自動的な操
舵制御は行わずに、車線逸脱の防止を促す警報出力を行
い(ステップS17)、リターンする。
きい値T2が予測逸脱時間Tm以上であるときには、自
車両が車線逸脱を起こすまでには時間的な余裕が多少有
るので、ステアリングアクチュエータ10の自動的な操
舵制御は行わずに、車線逸脱の防止を促す警報出力を行
い(ステップS17)、リターンする。
【0057】ステップS18:ステップS10の判断に
おいて予測逸脱時間Tmの信頼性が高いと判断している
ので、しきい値T1及びT2を用いた補正の必要は無
く、上記の場合と比較して積極的な制御を行うことがで
きる。そこで、本ステップでは、しきい値T1と予測逸
脱時間Tmとを比較し、この比較の結果、予測逸脱時間
Tmがしきい値T1より小さいときにはステップS19
に進み、予測逸脱時間Tmがしきい値T1以上であると
きには、車線逸脱防止のための操舵制御及び警報出力は
必要無いと判断してリターンする。
おいて予測逸脱時間Tmの信頼性が高いと判断している
ので、しきい値T1及びT2を用いた補正の必要は無
く、上記の場合と比較して積極的な制御を行うことがで
きる。そこで、本ステップでは、しきい値T1と予測逸
脱時間Tmとを比較し、この比較の結果、予測逸脱時間
Tmがしきい値T1より小さいときにはステップS19
に進み、予測逸脱時間Tmがしきい値T1以上であると
きには、車線逸脱防止のための操舵制御及び警報出力は
必要無いと判断してリターンする。
【0058】ステップS19〜ステップS21:しきい
値T2と予測逸脱時間Tmとを比較し(ステップS1
9)、この比較の結果、予測逸脱時間Tmがしきい値T
2より小さいときには、自車両が車線逸脱を起こすまで
に時間的な余裕は無い。そこで、ステップS2にて検出
した横位置及びヨー角に応じた制御量を、所定の基準値
のままの制御ゲインで調整した後、ステアリングアクチ
ュエータ10に対して設定し(ステップS20)、リタ
ーンする。
値T2と予測逸脱時間Tmとを比較し(ステップS1
9)、この比較の結果、予測逸脱時間Tmがしきい値T
2より小さいときには、自車両が車線逸脱を起こすまで
に時間的な余裕は無い。そこで、ステップS2にて検出
した横位置及びヨー角に応じた制御量を、所定の基準値
のままの制御ゲインで調整した後、ステアリングアクチ
ュエータ10に対して設定し(ステップS20)、リタ
ーンする。
【0059】一方、ステップS19の判断において、予
測逸脱時間Tmがしきい値T2以上であるときには、自
車両が車線逸脱を起こすまでには時間的な余裕が多少有
るので、ステップS17と同様に、車線逸脱を防止する
運転操作を促す警報出力だけを行い(ステップS2
1)、リターンする。
測逸脱時間Tmがしきい値T2以上であるときには、自
車両が車線逸脱を起こすまでには時間的な余裕が多少有
るので、ステップS17と同様に、車線逸脱を防止する
運転操作を促す警報出力だけを行い(ステップS2
1)、リターンする。
【0060】このように、本実施形態によれば、道路設
備側から入手する情報としての予測逸脱時間Tmの信頼
性(確度)が低いとき、或いは検出できないとき(例え
ば故障発生時等)には、車線逸脱を防止するための制御
が行われないため、フェイルセイフ性能に優れた安定し
た車線逸脱防止制御を行うことができる。
備側から入手する情報としての予測逸脱時間Tmの信頼
性(確度)が低いとき、或いは検出できないとき(例え
ば故障発生時等)には、車線逸脱を防止するための制御
が行われないため、フェイルセイフ性能に優れた安定し
た車線逸脱防止制御を行うことができる。
【0061】また、自車両前方の撮像画像に基づく画像
処理によってライン(白線)を推定するに際して、その
推定結果は、走行車線に対するヨーレート(ロール角)
が大きな場合には確度が低いため、操舵制御及び警報出
力の要否を判断する判定の信頼性が低くなるが、本実施
形態では、その信頼性の低くさに応じてしきい値a及び
bが大きな値に補正されるので、車両の挙動が急変して
も、逸脱防止制御を継続することができる。
処理によってライン(白線)を推定するに際して、その
推定結果は、走行車線に対するヨーレート(ロール角)
が大きな場合には確度が低いため、操舵制御及び警報出
力の要否を判断する判定の信頼性が低くなるが、本実施
形態では、その信頼性の低くさに応じてしきい値a及び
bが大きな値に補正されるので、車両の挙動が急変して
も、逸脱防止制御を継続することができる。
【0062】また、車線逸脱防止制御においてステアリ
ングアクチュエータ10に設定される制御量は、一般に
ライン(白線)と自車両との距離が小さいほど大きな値
が設定されるが、本実施形態によれば、ライン(白線)
と自車両との距離(横位置)が大きいほど、しきい値a
及びbが大きな値に補正されるので、車線逸脱防止制御
の制御量が大きいときほど信頼性が高く、制御量が小さ
いときには多少信頼性が低下しても、当該制御の実行を
優先することができる。
ングアクチュエータ10に設定される制御量は、一般に
ライン(白線)と自車両との距離が小さいほど大きな値
が設定されるが、本実施形態によれば、ライン(白線)
と自車両との距離(横位置)が大きいほど、しきい値a
及びbが大きな値に補正されるので、車線逸脱防止制御
の制御量が大きいときほど信頼性が高く、制御量が小さ
いときには多少信頼性が低下しても、当該制御の実行を
優先することができる。
【0063】また、予測逸脱時間Tmの信頼性があまり
高くないが、車線逸脱を起こすまでには時間的な余裕が
多少有る場合には、しきい値T1が大きな値に補正さ
れ、警報を早めに出力されるので、ドライバの注意を早
めに喚起することができる。
高くないが、車線逸脱を起こすまでには時間的な余裕が
多少有る場合には、しきい値T1が大きな値に補正さ
れ、警報を早めに出力されるので、ドライバの注意を早
めに喚起することができる。
【0064】また、本実施形態によれば、予測逸脱時間
Tmの信頼性があまり高くないときであっても車線逸脱
制御が継続されるため、制御が中止される場合と比較し
てドライバの運転操作に対する負担を軽減することがで
きる。
Tmの信頼性があまり高くないときであっても車線逸脱
制御が継続されるため、制御が中止される場合と比較し
てドライバの運転操作に対する負担を軽減することがで
きる。
【0065】[第2の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両用制御装置を基本とする第2の実施
形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形
態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実
施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
実施形態に係る車両用制御装置を基本とする第2の実施
形態を説明する。以下の説明においては、第1の実施形
態と同様な構成については重複する説明を省略し、本実
施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0066】図5は、第2の実施形態における車両用制
御装置が搭載された車両のシステム構成を示す図であ
り、第1の実施形態における図1に示す装置構成を基本
として、更に、ステアリングホイールの操作量を検出す
る操舵角センサ7と、道路設備側に設けられた通信機器
との通信を行う路車間通信機12とを備える。
御装置が搭載された車両のシステム構成を示す図であ
り、第1の実施形態における図1に示す装置構成を基本
として、更に、ステアリングホイールの操作量を検出す
る操舵角センサ7と、道路設備側に設けられた通信機器
との通信を行う路車間通信機12とを備える。
【0067】図6は、第2の実施形態における車両用制
御装置の制御ブロック図であり、制御ユニット1の内部
に表わす各ブロックは、制御ユニット1が行う制御動作
を入力信号の流れで表現しており、制御ユニット1は、
図5及び図6に示す各種入力信号に基づいて、操作端で
あるステアリングアクチュエータ10の動作を制御す
る。
御装置の制御ブロック図であり、制御ユニット1の内部
に表わす各ブロックは、制御ユニット1が行う制御動作
を入力信号の流れで表現しており、制御ユニット1は、
図5及び図6に示す各種入力信号に基づいて、操作端で
あるステアリングアクチュエータ10の動作を制御す
る。
【0068】ここで、第2の実施形態に係る制御ユニッ
ト1による車線逸脱防止制御を概説する。
ト1による車線逸脱防止制御を概説する。
【0069】本実施形態においても、道路設備側の磁気
ネイル11から入手する磁気を利用する第1の制御系統
と、CCDカメラ2による撮影画像を利用する第2の制
御系統とにより、それぞれ自車両の走行状態に関する情
報を求め、それら情報の比較結果に応じて制御の態様を
変更する基本的な構成自体は、第1の実施形態と同様で
あが、本実施形態では、比較の対象として、将来におけ
る走行軌跡のズレ量ΔYを採用する。
ネイル11から入手する磁気を利用する第1の制御系統
と、CCDカメラ2による撮影画像を利用する第2の制
御系統とにより、それぞれ自車両の走行状態に関する情
報を求め、それら情報の比較結果に応じて制御の態様を
変更する基本的な構成自体は、第1の実施形態と同様で
あが、本実施形態では、比較の対象として、将来におけ
る走行軌跡のズレ量ΔYを採用する。
【0070】即ち、制御ユニット1は、磁気ネイル11
からの磁気を、車幅方向に複数取り付けられた磁気ネイ
ルセンサ5によって検出し、検出した磁気の大きさと、
車速センサ4によって検出された自車速とに基づいて、
自車両の走行車線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー
角を検出し、検出したそれらの値に基づいて、自車両の
推定軌跡を算出すると共に、路車間通信機12を介して
入手した走行路の曲率に基づいて、自車両が進むべき目
標軌跡を算出する。そして、制御ユニット1は、推定軌
跡と目標軌跡とに基づいて、将来における走行軌跡のズ
レ量ΔYmを算出する。
からの磁気を、車幅方向に複数取り付けられた磁気ネイ
ルセンサ5によって検出し、検出した磁気の大きさと、
車速センサ4によって検出された自車速とに基づいて、
自車両の走行車線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー
角を検出し、検出したそれらの値に基づいて、自車両の
推定軌跡を算出すると共に、路車間通信機12を介して
入手した走行路の曲率に基づいて、自車両が進むべき目
標軌跡を算出する。そして、制御ユニット1は、推定軌
跡と目標軌跡とに基づいて、将来における走行軌跡のズ
レ量ΔYmを算出する。
【0071】更に、制御ユニット1は、CCDカメラ2
による撮影画像に基づいて走行車線を区画するライン
(白線)を検出し、検出したラインと、車速センサ4に
よって検出された自車速とに基づいて、自車両の走行車
線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー角を検出すると
共に、検出したそれらの値に基づいて、自車両の推定軌
跡を算出する。そして、制御ユニット1は、推定軌跡
と、路車間通信機12を介して入手した曲率に基づいて
算出した目標軌跡とに基づいて、将来における走行軌跡
のズレ量ΔYsを算出する。
による撮影画像に基づいて走行車線を区画するライン
(白線)を検出し、検出したラインと、車速センサ4に
よって検出された自車速とに基づいて、自車両の走行車
線に対する横位置(位置ずれ)及びヨー角を検出すると
共に、検出したそれらの値に基づいて、自車両の推定軌
跡を算出する。そして、制御ユニット1は、推定軌跡
と、路車間通信機12を介して入手した曲率に基づいて
算出した目標軌跡とに基づいて、将来における走行軌跡
のズレ量ΔYsを算出する。
【0072】そして、制御ユニット1は、入手した2種
類の走行軌跡のズレ量ΔYの偏差が所定値より小さいと
きに、磁気ネイル11からの磁気を用いる第1の制御系
統の確度が高いと判定し、その値に基づいて、自車両を
走行車線から逸脱させることなく、その走行車線を、目
標軌跡に沿ってスムーズに自動走行させる自動レーン追
従制御機能を実行する。また、精度判定に際して、制御
ユニット1は、車両の挙動による影響を抑制すべく、第
1の実施形態の場合と同様に、ヨーレートセンサ6によ
って検出したヨーレート、車高センサ8及び9の検出結
果を用いて算出したロール角を参照する。
類の走行軌跡のズレ量ΔYの偏差が所定値より小さいと
きに、磁気ネイル11からの磁気を用いる第1の制御系
統の確度が高いと判定し、その値に基づいて、自車両を
走行車線から逸脱させることなく、その走行車線を、目
標軌跡に沿ってスムーズに自動走行させる自動レーン追
従制御機能を実行する。また、精度判定に際して、制御
ユニット1は、車両の挙動による影響を抑制すべく、第
1の実施形態の場合と同様に、ヨーレートセンサ6によ
って検出したヨーレート、車高センサ8及び9の検出結
果を用いて算出したロール角を参照する。
【0073】尚、算出した将来における走行軌跡のズレ
量ΔY(ΔYm)、操舵角、自車速、並びに操舵角に基
づく自動レーン追従制御機能の方法自体は、現在では一
般的であるため、本実施形態における詳細な説明は省略
する。
量ΔY(ΔYm)、操舵角、自車速、並びに操舵角に基
づく自動レーン追従制御機能の方法自体は、現在では一
般的であるため、本実施形態における詳細な説明は省略
する。
【0074】図7及び図8は、第2の実施形態において
制御ユニット1が行う制御処理を示すフローチャートで
ある。
制御ユニット1が行う制御処理を示すフローチャートで
ある。
【0075】図7において、ステップS31〜ステップ
S36:第1の実施形態における図3のステップS1乃
至ステップS36のうち、ステップS3及びステップS
5以外の各ステップの処理を同様に行う。
S36:第1の実施形態における図3のステップS1乃
至ステップS36のうち、ステップS3及びステップS
5以外の各ステップの処理を同様に行う。
【0076】ステップS37:ステップS33でCCD
カメラ2の撮影画像に基づいて算出した横位置及びヨー
角に基づいて、推定軌跡を算出する。
カメラ2の撮影画像に基づいて算出した横位置及びヨー
角に基づいて、推定軌跡を算出する。
【0077】ステップS38:路車間通信機12を介し
て入手した情報に基づいて、道路曲率を算出する。
て入手した情報に基づいて、道路曲率を算出する。
【0078】ステップS39:ステップS32で磁気ネ
イル11からの磁気を利用して算出した横位置及びヨー
角に基づいて、推定軌跡を算出する。
イル11からの磁気を利用して算出した横位置及びヨー
角に基づいて、推定軌跡を算出する。
【0079】ステップS40:ステップS38にて算出
した道路曲率に基づいて、目標軌跡を算出する。
した道路曲率に基づいて、目標軌跡を算出する。
【0080】ステップS41:ステップS40にて算出
した目標軌跡と、ステップS37及びステップS39に
て算出した推定軌跡とに基づいて、将来における走行軌
跡のズレ量ΔYm及びΔYsを算出する。
した目標軌跡と、ステップS37及びステップS39に
て算出した推定軌跡とに基づいて、将来における走行軌
跡のズレ量ΔYm及びΔYsを算出する。
【0081】ステップS42,ステップS43:磁気ネ
イル11の磁気に基づくズレ量ΔYmと、撮影画像に基
づくズレ量ΔYsとの比較結果の絶対値が、ステップS
34乃至ステップS36にて補正されたしきい値cより
大きいかを判断し、この判断でNO(|ΔYm−ΔYs
|≦c)のときにはステップS44に進み、YES(|
ΔYm−ΔYs|>c)のときには、ステップS43に
おいて、2種類のズレ量ΔYの偏差が大きすぎて信頼性
に欠け、道路設備側に埋設された磁気ネイル11の検出
磁気に基づく操舵制御が継続できない旨を、スピーカ3
からメッセージ出力等によってドライバに報知し、リタ
ーンする。
イル11の磁気に基づくズレ量ΔYmと、撮影画像に基
づくズレ量ΔYsとの比較結果の絶対値が、ステップS
34乃至ステップS36にて補正されたしきい値cより
大きいかを判断し、この判断でNO(|ΔYm−ΔYs
|≦c)のときにはステップS44に進み、YES(|
ΔYm−ΔYs|>c)のときには、ステップS43に
おいて、2種類のズレ量ΔYの偏差が大きすぎて信頼性
に欠け、道路設備側に埋設された磁気ネイル11の検出
磁気に基づく操舵制御が継続できない旨を、スピーカ3
からメッセージ出力等によってドライバに報知し、リタ
ーンする。
【0082】ステップS44,ステップS45:磁気ネ
イル11の磁気に基づくズレ量ΔYmの信頼性が高い場
合であるので、そのズレ量ΔYmに基づいて、ステアリ
ングアクチュエータ10に付与すべき付加操舵角Δδを
算出し(ステップS44)、操舵角センサ7によって検
出した現在の操舵角に、算出した付加操舵角Δδを加算
することにより、目標操舵角δ1を算出する(ステップ
S45)。
イル11の磁気に基づくズレ量ΔYmの信頼性が高い場
合であるので、そのズレ量ΔYmに基づいて、ステアリ
ングアクチュエータ10に付与すべき付加操舵角Δδを
算出し(ステップS44)、操舵角センサ7によって検
出した現在の操舵角に、算出した付加操舵角Δδを加算
することにより、目標操舵角δ1を算出する(ステップ
S45)。
【0083】ステップS46〜ステップS48:ズレ量
ΔYmとしきい値dとを比較し(ステップS46)、そ
の比較の結果、ズレ量ΔYmがしきい値dより大きいと
きには、ある制御量をステアリングアクチュエータ10
に設定したときに発生する横加速度(目標横加速度)を
第1の所定値に設定し(ステップS47)、ズレ量ΔY
mがしきい値d以下のときには、目標横加速度を、当該
第1の所定値より大きな第2の所定値に設定する(ステ
ップS48)。
ΔYmとしきい値dとを比較し(ステップS46)、そ
の比較の結果、ズレ量ΔYmがしきい値dより大きいと
きには、ある制御量をステアリングアクチュエータ10
に設定したときに発生する横加速度(目標横加速度)を
第1の所定値に設定し(ステップS47)、ズレ量ΔY
mがしきい値d以下のときには、目標横加速度を、当該
第1の所定値より大きな第2の所定値に設定する(ステ
ップS48)。
【0084】ステップS49:ステップS38にて入手
した道路曲率に基づいて、ステップS47またはステッ
プS48にて設定された目標横加速度(第1または第2
の所定値)を補正する。ここで、道路曲率と目標横加速
度との関係は、予め不図示のROM等に格納しておけば
良い。
した道路曲率に基づいて、ステップS47またはステッ
プS48にて設定された目標横加速度(第1または第2
の所定値)を補正する。ここで、道路曲率と目標横加速
度との関係は、予め不図示のROM等に格納しておけば
良い。
【0085】ステップS50:補正した目標横加速度が
発生するような目標操舵角δ2を入手する。具体的に
は、ある操舵角にて車両が定常円旋回を行っている場合
において、その車両(乗員)に加わる横加速度は、その
車両の諸元に基づいて一義的に求めることができる。そ
こで、この目標横加速度と目標操舵角δ2との関係を数
式化またはテーブル化し、予め不図示のROM等に格納
しておけば良い。
発生するような目標操舵角δ2を入手する。具体的に
は、ある操舵角にて車両が定常円旋回を行っている場合
において、その車両(乗員)に加わる横加速度は、その
車両の諸元に基づいて一義的に求めることができる。そ
こで、この目標横加速度と目標操舵角δ2との関係を数
式化またはテーブル化し、予め不図示のROM等に格納
しておけば良い。
【0086】ステップS51〜ステップS53:ステッ
プS45で算出した目標操舵角δ1と、ステップS50
で算出した目標操舵角δ2とを比較し(ステップS5
1)、その比較の結果、目標操舵角δ2が目標操舵角δ
1以上のときには、ステアリングアクチュエータ10に
設定すべき制御量として、目標操舵角δ1を選択し(ス
テップS52)、目標操舵角δ2が目標操舵角δ1より
小さいときには、目標操舵角δ1に基づく操舵制御を行
うと、発生する横加速度が目標横加速度を越えてしまう
ので、目標操舵角δ2を選択する(ステップS53)。
プS45で算出した目標操舵角δ1と、ステップS50
で算出した目標操舵角δ2とを比較し(ステップS5
1)、その比較の結果、目標操舵角δ2が目標操舵角δ
1以上のときには、ステアリングアクチュエータ10に
設定すべき制御量として、目標操舵角δ1を選択し(ス
テップS52)、目標操舵角δ2が目標操舵角δ1より
小さいときには、目標操舵角δ1に基づく操舵制御を行
うと、発生する横加速度が目標横加速度を越えてしまう
ので、目標操舵角δ2を選択する(ステップS53)。
【0087】ステップS54:ステップS52またはス
テップS53にて設定された目標操舵角δ1またはδ2
により、ステアリングアクチュエータ10を制御する。
テップS53にて設定された目標操舵角δ1またはδ2
により、ステアリングアクチュエータ10を制御する。
【0088】上述した本実施形態によれば、道路設備側
から入手する情報としての将来における走行軌跡のズレ
量ΔYmの信頼性(確度)が低いとき、或いは検出でき
ないとき(例えば故障発生時等)には、自動レーン追従
制御が行われないため、フェイルセイフを実現できる。
から入手する情報としての将来における走行軌跡のズレ
量ΔYmの信頼性(確度)が低いとき、或いは検出でき
ないとき(例えば故障発生時等)には、自動レーン追従
制御が行われないため、フェイルセイフを実現できる。
【0089】また、一般的な自動レーン追従制御にける
制御量は、推定軌跡と目標軌跡とのズレ量が大きいとき
ほど大きな値が設定されるが、本実施形態によれば、算
出したズレ量ΔYmが所定値dより大きなときには、そ
うでない場合と比較して小さな横加速度(第1の所定
値)を最大値とするような制御量(目標操舵角δ2)が
設定される。これにより、その制御量がステアリングア
クチュエータ10に設定されることによって乗員が受け
る横加速度を和らげることができ、一方、算出したズレ
量ΔYmが所定値dより小さくなったときには、上記の
場合より大きな横加速度(第2の所定値)を最大値とす
るような制御量が設定されるため、制御応答性に優れた
制御を実現することができる。
制御量は、推定軌跡と目標軌跡とのズレ量が大きいとき
ほど大きな値が設定されるが、本実施形態によれば、算
出したズレ量ΔYmが所定値dより大きなときには、そ
うでない場合と比較して小さな横加速度(第1の所定
値)を最大値とするような制御量(目標操舵角δ2)が
設定される。これにより、その制御量がステアリングア
クチュエータ10に設定されることによって乗員が受け
る横加速度を和らげることができ、一方、算出したズレ
量ΔYmが所定値dより小さくなったときには、上記の
場合より大きな横加速度(第2の所定値)を最大値とす
るような制御量が設定されるため、制御応答性に優れた
制御を実現することができる。
【0090】[参考例]次に、磁気ネイル11が埋設さ
れ、上述した各実施形態に係る車線逸脱防止制御や自動
レーン追従制御のサービスが可能な車線が、少なくとも
2車線あるサービス区間において好適な、自動レーンチ
ェンジ制御に関する参考技術について説明する。
れ、上述した各実施形態に係る車線逸脱防止制御や自動
レーン追従制御のサービスが可能な車線が、少なくとも
2車線あるサービス区間において好適な、自動レーンチ
ェンジ制御に関する参考技術について説明する。
【0091】図9は、参考例における車両用制御装置の
制御ブロック図であり、制御ユニット1Aには、磁気ネ
イル11からの磁気に基づく磁気ネイルセンサ11、C
CDカメラ2、車速センサ4、ヨーレートセンサ6、並
びに操舵角センサ7の各出力信号が入力され、それらの
信号に基づいて、ステアリングアクチュエータ10を制
御する。これらのハードウエア構成は、上述した実施形
態における検出端及び操作端と同様である。
制御ブロック図であり、制御ユニット1Aには、磁気ネ
イル11からの磁気に基づく磁気ネイルセンサ11、C
CDカメラ2、車速センサ4、ヨーレートセンサ6、並
びに操舵角センサ7の各出力信号が入力され、それらの
信号に基づいて、ステアリングアクチュエータ10を制
御する。これらのハードウエア構成は、上述した実施形
態における検出端及び操作端と同様である。
【0092】図10は、参考例において制御ユニット1
Aが行う制御処理を示すフローチャートである。
Aが行う制御処理を示すフローチャートである。
【0093】同図において、ステップS51,ステップ
S52:磁気ネイルセンサ5の出力信号に基づいて、磁
気ネイル11の検出範囲外であるかを判断し(ステップ
S51)、この判断でYES(検出範囲外)のときに
は、CCDカメラ2の撮影画像による一般的な画像処理
に基づいて、走行車線を区画するライン(白線)が検出
できるかを判断する(ステップS52)。
S52:磁気ネイルセンサ5の出力信号に基づいて、磁
気ネイル11の検出範囲外であるかを判断し(ステップ
S51)、この判断でYES(検出範囲外)のときに
は、CCDカメラ2の撮影画像による一般的な画像処理
に基づいて、走行車線を区画するライン(白線)が検出
できるかを判断する(ステップS52)。
【0094】ステップS53:ステップS52の判断に
おいて白線を検出可能であると判断したので、本ステッ
プでは、撮影画像に基づいて自車両の横位置を推定し、
その横位置を用いて、自動的なレーンチェンジを行うべ
く、ステアリングアクチュエータ10を制御する。
おいて白線を検出可能であると判断したので、本ステッ
プでは、撮影画像に基づいて自車両の横位置を推定し、
その横位置を用いて、自動的なレーンチェンジを行うべ
く、ステアリングアクチュエータ10を制御する。
【0095】ステップS54:ステップS52の判断に
おいて白線を検出できないと判断したので、本ステップ
では、現在の操舵角を保持する。
おいて白線を検出できないと判断したので、本ステップ
では、現在の操舵角を保持する。
【0096】ステップS55:ステップS51の判断に
おいて磁気ネイル11の検出範囲内であると判断したの
で、本ステップでは、磁気ネイルセンサ5の出力信号に
基づいて自車両の横位置を検出し、その横位置を用い
て、自動的なレーンチェンジを行うべく、ステアリング
アクチュエータ10を制御する。
おいて磁気ネイル11の検出範囲内であると判断したの
で、本ステップでは、磁気ネイルセンサ5の出力信号に
基づいて自車両の横位置を検出し、その横位置を用い
て、自動的なレーンチェンジを行うべく、ステアリング
アクチュエータ10を制御する。
【0097】ステップS56:磁気ネイルセンサ5の出
力信号、またはCCDカメラ2の撮影画像に基づく画像
処理により、レーンチェンジが完了したかを判断し、こ
の判断でNO(レーンチェンジ実行中)のときにはステ
ップS51に戻り、YES(レーンチェンジ完了)のと
きには処理を終了する。
力信号、またはCCDカメラ2の撮影画像に基づく画像
処理により、レーンチェンジが完了したかを判断し、こ
の判断でNO(レーンチェンジ実行中)のときにはステ
ップS51に戻り、YES(レーンチェンジ完了)のと
きには処理を終了する。
【0098】上述した参考技術においては、自動レーン
チェンジが行われるに際して、道路設備側の磁気ネイル
11を用いた横位置検出を基本とし、検出範囲外(磁気
ネイルセンサ5の故障を含む)であるときには、バック
アップ的な機能として撮影画像に基づく横位置検出が行
われ、更に、撮影画像に基づく横位置検出もできない場
合には、不用意なステアリングアクチュエータ10の制
御を行うことによるレーンチェンジ中の自車両の不安定
な挙動を防止すべく、操舵確度が保持されるので、フェ
ールセイフ性能を向上することができる。
チェンジが行われるに際して、道路設備側の磁気ネイル
11を用いた横位置検出を基本とし、検出範囲外(磁気
ネイルセンサ5の故障を含む)であるときには、バック
アップ的な機能として撮影画像に基づく横位置検出が行
われ、更に、撮影画像に基づく横位置検出もできない場
合には、不用意なステアリングアクチュエータ10の制
御を行うことによるレーンチェンジ中の自車両の不安定
な挙動を防止すべく、操舵確度が保持されるので、フェ
ールセイフ性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における車両用制御装置が搭載
された車両のシステム構成を示す図である。
された車両のシステム構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態における車両用制御装置の制御
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】第1の実施形態において制御ユニット1が行う
制御処理を示すフローチャートである。
制御処理を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態において制御ユニット1が行う
制御処理を示すフローチャートである。
制御処理を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態における車両用制御装置が搭載
された車両のシステム構成を示す図である。
された車両のシステム構成を示す図である。
【図6】第2の実施形態における車両用制御装置の制御
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】第2の実施形態において制御ユニット1が行う
制御処理を示すフローチャートである。
制御処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態において制御ユニット1が行う
制御処理を示すフローチャートである。
制御処理を示すフローチャートである。
【図9】参考例における車両用制御装置の制御ブロック
図である。
図である。
【図10】参考例において制御ユニット1Aが行う制御
処理を示すフローチャートである。
処理を示すフローチャートである。
1,1A:制御ユニット, 2:CCDカメラ, 3:スピーカ, 4:車速センサ, 5:磁気ネイルセンサ, 6:ヨーレートセンサ, 7:操舵角センサ, 8:車高センサ(右側), 9:車高センサ(左側), 10:ステアリングアクチュエータ, 11:磁気ネイル, 12:路車間通信機, 100:車両,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 6/00 B62D 6/00 // G08G 1/16 G08G 1/16 A B62D 101:00 B62D 101:00 111:00 111:00 113:00 113:00 131:00 131:00 137:00 137:00 Fターム(参考) 3D032 CC04 CC27 CC33 CC39 CC40 DA03 DA23 DA27 DA32 DA33 DA36 DA42 DA81 DA84 DA88 DC33 DC34 DC38 DE06 DE09 EA01 EB04 EB11 EB17 GG01 5H180 CC04 CC17 CC24 EE02 LL07 LL09
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の道路設備から入手する状態量に基
づいて、自車両の走行状態に関する情報を入手する情報
入手手段と、 前記情報と同種類の情報を、前記自車両に搭載された検
出装置の出力信号に基づいて推定する情報推定手段と、 前記情報入手手段によって入手した情報と、前記情報推
定手段によって推定された情報との偏差が所定値より小
さいときに、前記情報入手手段によって入手した情報の
確度が高いと判定する情報確度判定手段と、 前記情報入手手段によって入手した情報の確度が高いと
前記情報確度判定手段によって判定されたときに、その
情報に基づいて、前記自車両が走行車線から逸脱するの
を防止し、前記確度が低いと判定されたときには、該情
報に基づく車線逸脱防止制御の実行を中止する車線逸脱
防止制御手段と、を備えることを特徴とする車両用制御
装置。 - 【請求項2】 前記検出装置は、前記自車両の前方を撮
影する撮像装置であり、且つ前記情報推定手段は、前記
撮像装置による撮影画像に基づいて、前記自車両前方の
車線を区画するラインを検出しており、 前記情報確度判定手段は、前記自車両のヨーレートが大
きくなるほど、前記所定値を大きな値に補正することを
特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。 - 【請求項3】 前記検出装置は、前記自車両の前方を撮
影する撮像装置であり、且つ前記情報推定手段は、前記
撮像装置による撮影画像に基づいて、前記自車両前方の
車線を区画するラインを検出しており、 前記情報確度判定手段は、前記自車両の走行車線を区画
するラインと前記自車両との距離が大きくなるほど、前
記所定値を大きな値に補正することを特徴とする請求項
1記載の車両用制御装置。 - 【請求項4】 前記情報確度判定手段は、前記ライン中
央と前記自車両との距離が表わす横位置が大きくなるの
に応じて、前記所定値を大きな値に補正することを特徴
とする請求項3記載の車両用制御装置。 - 【請求項5】 前記検出装置は、前記自車両の前方を撮
影する撮像装置であり、且つ前記情報推定手段は、前記
撮像装置による撮影画像に基づいて、前記自車両前方の
車線を区画するラインを検出しており、 前記情報確度判定手段は、前記自車両のロール角が大き
くなるほど、前記所定値を大きな値に補正することを特
徴とする請求項1記載の車両用制御装置。 - 【請求項6】 前記車線逸脱防止制御手段は、前記情報
入手手段によって入手した情報の確度が低いと前記情報
確度判定手段によって判定されたときに、該確度の確度
が高いと判定されたときと比較して、警報発報を早めに
行うことを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。 - 【請求項7】 前記車線逸脱防止制御手段は、前記情報
入手手段によって入手した情報の確度が低いと前記情報
確度判定手段によって判定されたときに、該確度の確度
が高いと判定されたときと比較して、前記自車両の操舵
機構に設定する制御量の制御ゲインを小さな値に補正す
ると共に、該情報に基づく車線逸脱防止制御を継続する
ことを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。 - 【請求項8】 更に、前記自車両が走行すべき目標軌跡
を、外部より受信する受信手段を備え、 前記情報推定手段は、前記所定の道路設備から入手する
状態量に基づいて、前記自車両の走行軌跡を推定する走
行軌跡推定手段を含み、 前記車線逸脱防止制御手段は、前記情報入手手段によっ
て入手した情報の確度が高いと前記情報確度判定手段に
よって判定されたときに、 前記受信手段によって受信した目標軌跡と、前記走行軌
跡推定手段によって推定された推定軌跡とのズレ量が所
定のズレ量より小さくなるまでの期間にわたって、前記
自車両の操舵機構を制御することによって発生するであ
ろう横加速度が所定の第1横加速度より小さくなるよう
な制御量を、該操舵機構に設定すると共に、 前記目標軌跡と前記推定軌跡とのズレ量が前記所定のズ
レ量より小さくなったときには、前記横加速度が前記所
定の第1横加速度より大きな第2横加速度より小さくな
るような制御量を、前記操舵機構に設定することを特徴
とする請求項1記載の車両用制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180297A JP2002002427A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 車両用制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000180297A JP2002002427A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 車両用制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002002427A true JP2002002427A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18681428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000180297A Withdrawn JP2002002427A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 車両用制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002002427A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000180297A patent/JP2002002427A/ja not_active Withdrawn
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