JP2002001958A - インクジェットプリンタヘッドの構造及び製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッドの構造及び製造方法

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JP2002001958A
JP2002001958A JP2000187945A JP2000187945A JP2002001958A JP 2002001958 A JP2002001958 A JP 2002001958A JP 2000187945 A JP2000187945 A JP 2000187945A JP 2000187945 A JP2000187945 A JP 2000187945A JP 2002001958 A JP2002001958 A JP 2002001958A
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Hideki Kamata
英樹 鎌田
Yoshihiro Kawamura
義裕 河村
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インク滴をエネルギー効率良く噴射できるイン
クジェットプリンタヘッド及びその容易な製造方法を提
供する。 【解決手段】発熱部31を三方から取り囲むように第1
隔壁34と第2隔壁35の二層構造からなる隔壁を形成
し、この上にオリフィス板37を積層して吐出ノズル3
9を形成し、すり鉢を伏せた形状の上すぼみのインク加
圧室36を形成する。インク供給孔28、インク供給溝
27及びインク流路38を介してインク加圧室36に供
給され、発熱部31の発熱によって発生する膜気泡の膨
張圧力により上方に押し遣られるインクは、インク加圧
室36の上すぼみの内壁に沿って大きな流路抵抗を受け
ずに円滑に吐出ノズル39に案内され、吐出速度を低下
させることなく外部に吐出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴をエネル
ギー効率良く噴射できるインクジェットプリンタヘッド
及びその容易な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字ヘッドからインクを用紙
面に吐出して印字を行うインクジェットプリンタがあ
る。このインクジェットプリンタによる印字方法は、印
字ヘッドのインク吐出面に多数配列されている微細な孔
(吐出ノズル)からインクの液滴を吐出させ、このイン
ク滴(印字ドット)を紙、布などの被記録材に着弾させ
て吸収させ、これにより文字や画像等の印字を行なうも
のであり、騒音の発生が少なく、特別な定着処理を要す
ることもなく且つフルカラー記録も比較的容易な記録方
法である。
【0003】インクの液滴を吐出させる方法としては、
微細なインク加圧室に発熱部を配して、この発熱部に電
気パルスを与え高速でインクと発熱部の界面に気泡を発
生させ、その気泡の成長力を利用して吐出ノズルから液
滴を吐出させるサーマル式のインクジェットプリンタヘ
ッドがある。
【0004】上記のサーマル式のインクジェットプリン
タヘッドには、インク滴の吐出方向により、二通りの構
成があり、一つは発熱部の発熱面に平行な方向へインク
を吐出する構成のものであり、他の一つは発熱部の発熱
面に垂直な方向にインクを吐出する構成のものである。
中でも発熱部の発熱面に垂直な方向にインク滴を吐出す
る構成のものは、ルーフシュータ型インクジェットプリ
ンタヘッドと呼称されており、発熱部の発熱面に平行な
方向へインクを吐出する構成のものに比較して、消費電
力が極めて小さくて済むことが知られている。
【0005】このルーフシュータ型のインクジェットプ
リンタヘッドの製法としては、例えば6×2.54mm
以上の直径の一枚のシリコンウエハ上に例えば90個以
上に区画された10mm×15mm程度の大きさの多数
のチップ基板の上に、LSI形成技術と薄膜形成技術を
利用して、多数の発熱部と、これらを個々に駆動する駆
動回路とインク流路と吐出ノズルとを一括してモノリシ
ックに形成する方法がある。
【0006】図5(a),(b),(c) は、そのような従来のイ
ンクジェットプリンタヘッド(以下、単に印字ヘッドと
いう)の製造方法を工程順に示す図であり、それぞれ一
連の工程においてチップ基板上に形成されていく状態の
概略の平面図と断面図を模式的に示している。尚、これ
らの図には、説明の便宜上、1列のみの吐出ノズルを備
えたモノクロ用印字ヘッドを示しているが、実際にはこ
のような印字ヘッドが複数個(通常は4個)連なった形
状で1個のチップ基板に形成されたものがフルカラー用
印字ヘッドとして一般的に実用化されている。
【0007】また、同図(c) には23個の吐出ノズルを
示しているが、実際には、設計上の方針によっても異な
るが64個、128個、256個等、多数の吐出ノズル
が形成されるものである。
【0008】図6(a),(b),(c) は、上段に図5(a),(b),
(c) の平面図をそれぞれ一部を拡大して詳細に示してお
り、図6(a),(b),(c) の中段には上段のA−A′断面矢
視図(同図(a) 参照)を示し、下段には上段のB−B′
断面矢視図(同図(a) 参照)示している。また、図6
(a),(b),(c) の中段に示す断面図は、それぞれ図5(a),
(b),(c) の下に示す断面図と同一のものである。尚、図
6(a),(b),(c) には、図示する上での便宜上、本来は上
記のように64個、128個又は256個というように
多数形成されるインク吐出ノズルを、5個のインク吐出
ノズルで代表させて示している。
【0009】この印字ヘッドの製造方法は、先ず、工程
1として、4×25.4mm以上のシリコン基板上にダ
イシングラインによって多数細分化されたチップ基板の
区画にそれぞれLSI形成処理により駆動回路とその端
子を形成すると共に、厚さ1〜2μmの酸化膜(Si O
2 )を形成し、次に、工程2として、薄膜形成技術を用
いて、タンタル(Ta)−シリコン(Si)−酸素
(O)又はTa−Si−O−N(窒素)系の発熱抵抗体
膜と、Ti−W等の密着膜と、良導体の例えばAuなど
の電極膜とを、スパッタあるいは真空蒸着等の真空成膜
装置で連続して順次積層して成膜する。
【0010】そして、電極膜と発熱抵抗体膜をフォトリ
ソグラフィー技術によって夫々パターニングし、条形の
発熱抵抗体膜の発熱部とする領域を露出させその両側の
発熱抵抗体膜に重ねて配線電極を形成して、発熱部と両
側の配線電極とからなる発熱素子を形成する。この工程
で発熱部の位置が決められる。
【0011】図5(a) 及び図6(a) は、上記の工程1及
び工程2が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、チップ基板1の短手方向の一方の(図では右方の)
側端部近傍に沿って駆動回路2が形成され、チップ基板
1の長手方向の一方の(図では上方の)端部に駆動回路
端子2−1が形成されている(図5(a) 参照)。
【0012】そして、その上からチップ基板1の全面に
形成されたパッシベーション膜3の上に、発熱部4が形
成されている。発熱部4の一方の端部に共通電極5が接
続され、他方の端部と駆動回路2との間に個別配線電極
6が接続されている。上記の発熱部4、共通電極5、及
び個別配線電極6は1組となって条形状にパターン化さ
れて、各条が発熱素子を形成し、所定の間隔で平行に並
設されている。
【0013】これらの並設により、チップ基板1上に
は、発熱部列4′及び個別配線電極列6′が形成されて
いる。そして、共通電極5には、共通給電端子5−1が
形成されている(図5(a) 参照)。
【0014】続いて、工程3として、個々の発熱部4に
対応するインク加圧室及びこれらのインク加圧室にイン
クを供給するインク流路を形成すべく感光性ポリイミド
などの有機材料からなる隔壁部材をコーティングで形成
し、これをフォトリソグラフィー技術によりパターン化
した後に、300℃〜400℃の熱を30分〜60分加
えるキュア(乾燥硬化、焼成)を行い、高さ1/2程度
の上記感光性ポリイミドによる隔壁をチップ基板上に形
成・固着させる。更に、工程4として、ウェットエッチ
ング装置またはサンドブラスト装置などにより上記チッ
プ基板の面に細長のインク供給溝を形成し、更にこのイ
ンク供給溝に連通し基板下面に開口するインク給送孔を
形成する。
【0015】この工程4では、発熱部、配線電極、隔壁
などが形成されている表面側のインク供給溝と、裏面側
のインク給送孔では、形状が異なるため、表裏から別々
に加工を行う。例えば表面側にインク供給溝をチップ基
板の厚さ半分程度まで穿設し、裏面側からインク給送孔
を穿設して表裏に貫通させる。
【0016】図5(b) 及び図6(b) は、上述の工程3及
び工程4が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、細長いインク供給溝7及び丸又は角形のインク給送
孔8が形成され、インク供給溝7の左側に位置する共通
電極5部分と、右方の個別配線電極6が配設されている
部分、及び各発熱部4と発熱部4の間に、隔壁9(シー
ル隔壁9−1、9−2、区画隔壁9−3)が形成されて
いる。
【0017】上記の隔壁9は、個別配線電極6上のシー
ル隔壁9−2を櫛の胴とすれば、各発熱部4と発熱部4
との間に伸び出す区画隔壁9−3は櫛の歯に相当する形
状をなしている。これにより、この櫛の歯状の区画隔壁
9−3を仕切り壁として、その歯と歯の間の付け根部分
に発熱部4が位置する微細な区画部が、発熱部4の数だ
け形成される。
【0018】この後、工程5として、ポリイミドのフィ
ルムからなるオリフィス板で、その両面又は片面に接着
剤としての熱可塑性ポリイミドを極薄にコーテングした
状態のものを、上記積層構造の最上層つまり隔壁の上に
載置し、真空中で50〜200℃で加熱しながら、9.
8×10-4Paの数倍の圧力で加圧し、これを数10分
続けて、そのオリフィス板を固着させる。続いて真空装
置又はスパッタ装置でTi、Ni、Cu又はAlなどの
金属膜をオリフィス板表面に蒸着する。
【0019】更に、工程6として、オリフィス板表面の
上記金属膜をパターン化して、ポリイミドを選択的にエ
ッチングするマスクを形成し、続いて、例えばヘリコン
波によるドライエッチング等により上記の金属膜マスク
に従って吐出ノズルとして多数の孔をオリフィス板に一
括形成する。
【0020】図5(c) 及び図6(c) は、上述した工程5
と工程6が終了した直後の状態を示している。すなわ
ち、オリフィス板11が共通電極給電端子5−1及び駆
動回路端子2−1の部分を除く全領域を覆っており、シ
ール隔壁9−2及び区画隔壁9−3によって形成されて
いる区画部も上を覆われて隔壁9の厚さに対応する高さ
の微細なインク加圧室12を形成して、その開口をイン
ク供給溝7方向に向けている。そして、これらインク加
圧室12の開口とインク供給溝7とを連通させるインク
流路13が形成されている。
【0021】そして、オリフィス板11には、インク加
圧室12の発熱部4に対向する位置に吐出ノズル14が
ドライエッチングによって形成されている。これによ
り、64個、18個又は56個の吐出ノズル14を1列
に備えた多数のモノカラー用印字ヘッド15がシリコン
ウェハ上に完成する。
【0022】ここまでが、シリコンウェハの状態で処理
される。そして、最後に、工程7として、ダイシングソ
ーなどを用いてシリコンウェハをスクライブラインに沿
ってカッテングして、チップ基板単位毎に個別に分割
し、実装基板にダイボンデングし、端子接続し、その接
続部分を樹脂等で封止処理して、実用単位のモノカラー
用印字ヘッドモジュールが完成する。
【0023】上記のように1列の吐出ノズル14を備え
たモノカラー用印字ヘッド15はモノクロ用インクジェ
ットヘッドの構成であるが、通常フルカラー印字におい
ては、減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)の3色に、文字や画像の黒部分
に専用されるブラック(Bk)を加えて合計4色のイン
クを必要とする。したがって最低でも4列のノズル列が
必要である。そして上述した製造方法によればモノカラ
ー用印字ヘッド15の構成をモノリシックに4列構成と
することは可能であり、各モノカラー用印字ヘッド15
のノズル列の位置関係も今日の半導体の製造技術により
正確に配置することが可能である。
【0024】図7(a) は、上述の図5及び図6に示した
チップ基板1、駆動回路2、駆動回路端子2−1、発熱
部4、共通電極5、共通電極給電端子5−1、個別配線
電極6、インク供給溝7、インク供給孔8、隔壁9、オ
リフィス板11、インク加圧室12、インク流路13、
吐出ノズル14の各部を1組としてなるモノカラー用印
字ヘッド15をヘッド素子として、このヘッド素子をや
や大きく区画したチップ基板16上に4列並べ、これに
より、1個のチップ基板16に4列のノズル列17(1
7a、17b、17c、17d)を形成してフルカラー
用印字ヘッド18を構成した例を示す図である。また、
図7(b) は、製造工程の途上にあるシリコウエハ19上
における上記のフルカラー用印字ヘッド18を示してい
る。
【0025】図8(a) 〜(d) は、上記構成のフルカラー
用印字ヘッド18が印字駆動されるときの動作状態を示
す図であり、同図(a) は図5(c) の断面図又は図6(c)
の中段の断面図に示した構成を再掲している。ただし、
図8(a) に示す実働時には、インク流路13には外部か
らインク21が常時供給されており、インク加圧室12
に供給され吐出ノズル14内に進入したインク21の表
面部21aは凹状のメニスカスを形成している。
【0026】先ず、印字情報に応じた通電により、発熱
部4を発熱駆動すると、発熱部4上に極微の核気泡が発
生し、この核気泡が合体して、同図(b) に示すように、
膜気泡22が発生する。そして、吐出ノズル14内のイ
ンク表面部21aはやや上昇する。続いて、同図(c) に
示すように、上記の膜気泡22が断熱膨脹により更に大
きな膜気泡22aに成長して、その圧力により、インク
吐出ノズル14からインク21が押し出されて、その表
面部21aが大きく外部に突出する。
【0027】この押し出されたインク21の表面部21
aは、同図(d) に示すように、同図(c) の膜気泡22a
から更に膨張して大きく成長した膜気泡22bの圧力に
よってインク滴21bとなってインク吐出ノズル14か
ら噴射され、図の矢印Cで示すように、不図示の紙面に
向けて飛翔する。この後、上記の膜気泡22bは急速に
縮小して消滅し、図8(a) の状態に戻る。この動作周期
はおよそ300μsec以下である。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成されて動作する印字ヘッドは、モノカラー用又は
フルカラー用のいずれの場合であっても、上記の膜気泡
22bの圧力によって、インク加圧室12内にあったイ
ンク21が、吐出ノズル14を介してインク滴21bと
なって外部に吐出されるに際し、インク加圧室12内に
発生した膜気泡22bによる圧力が効率よく吐出ノズル
14方向に集中しないという問題を有している。
【0029】図9は、図6(c) に示す構成のD−D′断
面矢視図である。同図に示すように、インク加圧室12
の形状は、隔壁9が垂直な壁面を形成しており、これに
対して水平に張り渡されているオリフィス板11によっ
て、隔壁9と吐出ノズル14との間には大きな段差23
が形成されている。このため、発熱部4の発熱によって
インク加圧室12内に発生する気泡の圧力によりオリフ
ィス板11の方向に押し遣られたインクは、上記の段差
23によって大きな抵抗を受けて流路抵抗が大きくな
り、したがって円滑に吐出ノズル14に流入していくこ
とができず、このため圧力エネルギーの損失が大きく、
インクの吐出速度(噴射速度)が低下するという問題を
有していた。
【0030】そして、また、上記の段差23を解消する
ためには、インク加圧室12を取り囲む隔壁9の壁面
を、すり鉢を伏せた上すぼみの形状に形成できれば問題
ないが、そのような上すぼみの傾斜壁面を持った隔壁9
を形成することは極めて困難である。
【0031】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
インク滴をエネルギー効率良く噴射できるインクジェッ
トプリンタヘッド及びその容易な製造方法を提供するこ
とである。
【0032】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明のインクジェットプリンタヘッドは、インクに圧力を
作用させ該インクを吐出ノズルから所定方向に噴射させ
るインクジェットプリンタヘッドであって、インクに圧
力を作用させる加圧室の底部に設けられた圧力エネルギ
ー発生素子と、外部から供給されたインクを上記加圧室
を経由して上記吐出ノズルに流通させるインク流路を区
画する隔壁と、該隔壁上に設置され上記圧力エネルギー
発生素子に対向させて上記吐出ノズルが形成されたオリ
フィス板と、を有し、上記隔壁は、複数の隔壁層を積層
した多層構造に形成され、各々の上記隔壁層は少なくと
も上記加圧室を囲む壁面が上記オリフィス板に近い隔壁
層ほど加圧室内部に突出するように形成されて構成され
る。
【0033】次に、請求項2記載の発明のインクジェッ
トプリンタヘッドの製造方法は、インクに圧力を作用さ
せて吐出ノズルから所定方向に噴射させるインクジェッ
トプリンタヘッドの製造方法であって、基板に圧力エネ
ルギー発生素子を設置する工程と、上記基板上に感光性
材料からなる第1隔壁層を形成する工程と、上記第1隔
壁層を所定のパターンを備えたマスクを介して露光する
工程と、露光を終えた上記第1隔壁層上に感光性材料か
らなる第2隔壁層を積層する工程と、上記第2隔壁層に
対し所定のパターンを備えたマスクを介して露光を行う
工程と、露光を終えた上記第2隔壁層と上記第1隔壁層
とを現像する工程とを、有して構成される。
【0034】上記第1隔壁層及び上記第2隔壁層を形成
する上記感光性材料は、例えば請求項3記載のように、
ボジ型感光性樹脂であることが好ましく、また、例えば
請求項4記載のように、ネガ型感光性樹脂であってもよ
い。ただし、その場合は、例えば請求項5記載のよう
に、上記第2隔壁層に対する露光量を該第2隔壁層のみ
を硬化させる露光量に制御するとよい。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は本発明の一実施形
態としてのインクジェットプリンタヘッドの製造工程の
途中の状態を示す平面図であり、同図(b) は同図(a) の
D−D′断面矢視図、同図(c) は同図(a) のE−E′断
面矢視図、同図(d) は同図(a) のF−F′断面矢視図で
ある。これらの図1(a) 〜(d) は、上述した従来同様の
製造工程の工程4までを終了した状態を示しているが、
本例では、途中の工程3における隔壁の形成方法が従来
と異なる。
【0036】すなわち、図1(a) 〜(d) に示すように、
基板25には、一方(図の右方)の側端部近傍に沿って
駆動回路26が形成され、基板25の他方(図の左方)
の側端部近傍に沿って細長いインク供給溝27が形成さ
れている。インク供給溝27には基板25の裏面に開口
するインク給送孔28が連通して形成されている。ま
た、基板25の上面には、パッシベーション膜29を介
してTa−Si−O系のおよそ1000Å〜5000Å
の厚さの発熱抵抗体膜からなる20〜30μm×20〜
30μmの面積の発熱部31が形成され、その発熱部3
1の両側(図の左右方向)には、W−Ti系の1000
Å〜3000Åの厚さの密着層からなる下地配線膜とA
uの3000Å〜10000Åの厚さの上部配線膜の二
層構造からなる個別配線電極32と共通配線電極33が
形成されている。
【0037】本例では、次の工程3において、先ずイン
ク供給溝27よりも左方の基板端部全面と各発熱部31
の間及びそれに続く発熱部31左方の基板端部全面に、
第1隔壁34を形成し、更にその上に第2隔壁35を形
成する。上記の第1隔壁34は、厚さが5〜10μmで
あり各発熱部31に対応するインク加圧室を区画する部
分の内寸法aはおよそ30μmである。また、全体の形
状は、図5(b) 及び図6(b) に示した隔壁9の形状とほ
ぼ同様である。
【0038】そして、第2隔壁35は、厚さは第1隔壁
34の厚さと同様の5〜10μmであり、内寸法bは1
5〜25μmである。また、全体の形状はインク加圧室
36となる部分の周囲の形状を除いて、第1隔壁34の
形状と同一である。すなわち、そのインク加圧室36と
なる部分において、第2隔壁35は、第1隔壁34より
もインク加圧室36内部に突出するように形成されてい
る。
【0039】図2(a) は、上記に続く工程5及び工程6
で、オリフィス板を積層し吐出ノズルを穿設・形成して
完成した印字ヘッドの平面図であり、同図(b) は同図
(a) のG−G′断面矢視図、同図(c) は同図(a) のH−
H′断面矢視図、同図(d) は同図(a) のJ−J′断面矢
視図である。
【0040】図2(a) 〜(d) に示すように、上記第1隔
壁34と第2隔壁35の二層構造からなる隔壁の上に、
厚さ10〜30μmのポリイミドフィルムのオリフィス
板37が積層されて、発熱部3を中心とするインク加圧
室36が形成され、そのインク加圧室36とインク供給
溝27とに連通する高さおよそ10μmのインク流路3
8が形成されている。そして、オリフィス板37には、
インク加圧室36の発熱部31に対向する位置に10μ
mφ〜20μmφの吐出ノズル39が形成されている。
【0041】このように完成した本例の印字ヘッド40
において、発熱部31を取り囲むインク加圧室36の壁
面は、同図(b) 及び同図(d) に示すように、第1隔壁3
4よりもオリフィス板37に近い隔壁である第2隔壁3
5のほうがインク加圧室36内部に突出するように形成
されているので、全体としてインク加圧室36の内壁
が、すり鉢を伏せたような上すぼみ(同図(d) では左方
に向かってすぼむ状態)の形状となっている。
【0042】これにより、発熱部31が発熱駆動されて
インク加圧室36内に膜気泡が発生したとき、この膜気
泡の膨張圧力によって上方(同図(d) では左方)に押し
遣られるインクは、伏せたすり鉢状の上すぼみの内壁に
沿って、大きな流路抵抗を受けることなく円滑に吐出ノ
ズル39に案内されて外部に吐出される。
【0043】次に、上記のような二層構造の隔壁の製造
方法を説明する。図3(a),(b),(c) は、ポジ型の感光性
樹脂を用いて行う多層構造(本例では二層構造)の隔壁
の製造方法を示す図である。先ず、上述した工程3にお
いて、前工程までに図1(a),(b),(c) に示す駆動回路2
6、発熱部31、配線電極32及び33が形成された基
板25の上に、図3(a) に示すように、例えば各種コー
ティング法によりポジ型感光性ポリベンゾオキサゾール
系の隔壁材料41の層を形成する。
【0044】これを、同図(b) に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術によりパターン化する。すなわち、フ
ォトマスク42(図では説明の便宜上フォトマスク42
を隔壁材料41から上に離して図示しているが実際には
隔壁材料41に密着している。以下同様)を形成し、矢
印43に示すように露光する。これにより、フォトマス
ク42の非開口部42−1で遮光された将来第1隔壁3
4となるべき部分の隔壁材料41は非溶解性を維持し、
フォトマスク42の開口部42−2に対応する将来イン
ク加圧室36の一部となる部分の隔壁材料41は露光さ
れて溶解性に転移する。
【0045】また、このとき、この印字ヘッド40が例
えば25.4mmあたり600個の吐出ノズル39を形
成するものであるとした場合、上記第1隔壁34の最終
厚さが約5〜10μmになるようにコーティングし、ま
た、図1(d) に示した内寸法aが約30μmになるよう
にフォトマスク42を設計する。
【0046】続いて、この露光済みの隔壁材料41を未
現像のまま、この上に、再び上記同様にポジ型感光性ポ
リベンゾオキサゾール系の隔壁材料44を同図(c) に示
すようにコーティングする。
【0047】そして、同図(d) に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術によりパターン化する。すなわち、フ
ォトマスク45を形成し、矢印46に示すように露光す
る。これにより、この場合もフォトマスク45の非開口
部45−1で遮光された将来第2隔壁35となるべき部
分の隔壁材料44は非溶解性を維持し、フォトマスク4
5の開口部45−2に対応する将来インク加圧室36の
一部となる部分の隔壁材料44は露光されて溶解性に転
移する。
【0048】このとき、上記のようにこの印字ヘッド4
0が25.4mmあたり600個の吐出ノズル39を形
成するものであるとすると、この第2隔壁35の厚さが
約5〜10μmになるようにコーティングし、また、図
1(d) に示した内寸法bが約15〜25μmになるよう
にフォトマスク45を設計する。
【0049】また、このとき、フォトマスク45の開口
部45−2に対応する下部層の隔壁材料41が再び露光
されるが、この被露光部分は、フォトマスク45の開口
部45−2よりも狭いことと、この隔壁材料41がポジ
型感光性材料であることから、先に溶解性となった性質
は変化せず、また、その溶解性の範囲も変化することが
ない。すなわち、悪影響を受けることはない。
【0050】この後、上記隔壁材料41及び44の溶解
性に転移した被露光部を溶剤を用いて除去する現像処理
を行い、更に、キュアを行って、同図(e) に示すよう
に、所望の形状の第1隔壁34と第2隔壁35を得るこ
とができる。すなわち、図1(d) に示した工程4までを
終了した状態が得られる。
【0051】尚、上記の例は、隔壁材料にポジ型の感光
性樹脂を用いた場合を示したが、隔壁材料はポジ型と限
るものではなく、ネガ型の感光性樹脂であってもよい。
図4(a),(b),(c) は、ネガ型の感光性樹脂を用いて行う
多層構造(本例では二層構造)の隔壁の製造方法を示す
図である。この場合も、工程3において、前工程までに
図1(a),(b),(c) に示す駆動回路26、発熱部31、配
線電極32及び33が形成された基板25の上に、図4
(a) に示すように、例えば各種コーティング法によりネ
ガ型感光性ポリイミド系の隔壁材料47の層を形成す
る。
【0052】これを、同図(b) に示すように、フォトリ
ソグラフィー技術によりパターン化する。すなわち、フ
ォトマスク48を形成し、矢印49に示すように露光す
る。これにより、フォトマスク48の非開口部48−1
で遮光された将来インク加圧室36の一部となる部分の
隔壁材料47は溶解性を維持し、フォトマスク48の開
口部48−2に対応する将来第1隔壁34となるべき部
分の隔壁材料47は露光されて非溶解性に転移する。
【0053】続いて、この露光済みの隔壁材料47を未
現像のまま、この上に、再び上記同様にネガ型感光性ポ
リイミド系の隔壁材料51を同図(c) に示すようにコー
ティングし、これを同図(d) に示すように、フォトリソ
グラフィー技術によりパターン化する。
【0054】すなわち、フォトマスク52を形成し、矢
印53に示すように露光する。これにより、フォトマス
ク52の非開口部52−1で遮光された将来インク加圧
室36の一部を形成すべき部分の隔壁材料51は溶解性
を維持し、フォトマスク52の開口部52−2に対応す
る将来第2隔壁35となるべき部分の隔壁材料51は露
光されて非溶解性に転移する。
【0055】尚、このフォトマスク52を用いて露光す
るときの露光エネルギー量は、第2隔壁35部分の隔壁
材料51のみを感光させ、前段で露光を遮断されている
下部のインク加圧室36となる部分の隔壁材料47を感
光させないような露光条件を設定する必要がある。
【0056】この後、転移しなかった非露光部を溶剤を
用いて除去する現像処理を行い、更に、キュアを行っ
て、同図(e) に示すように、所望の形状の第1隔壁34
と第2隔壁35を得ることができる。すなわち、この場
合も、図1(d) に示した工程4までを終了した状態が得
られる。
【0057】尚、上記実施の形態では、二層構造の隔壁
で説明したが、隔壁の構造は二層と限ることなく三層以
上であってもよく、多層であればあるほど伏せたすり鉢
型の内壁が平滑になり流動抵抗が減って吐出エネルギー
効率が向上する。この場合、図3(b) 又は図4(b) に示
した工程と同様の工程を繰り返すだけで容易に三層以上
に多層化することができる。
【0058】また、圧力エネルギー発生素子として発熱
素子を用いるサーマル式のインクジェットプリンタヘッ
ドについて説明したが、本発明の隔壁の形状は、サーマ
ル式のインクジェットプリンタヘッドに限ることなく、
圧電素子を用いるピェゾ式のインクジェットプリンタヘ
ッドにも適用可能である。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、隔壁を多層構造にし、圧力エネルギー発生素子が
配設された加圧室の壁面がオリフィス板に近い隔壁層ほ
ど加圧室内部に突出するように、多層隔壁を形成するこ
とにより、伏せたすり鉢のように吐出ノズルに向かって
先細の加圧室を形成することができ、これにより、イン
ク吐出時に吐出ノズル方向に押し出されるインクの流路
抵抗が低減されて、吐出速度を低下させることなくイン
ク滴をエネルギー効率良く噴射できるインクジェットプ
リンタヘッド及びその容易な製造方法を実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は一実施の形態におけるインクジェットプ
リンタヘッドの製造工程の途中の状態を示す平面図、
(b) は(a) のD−D′断面矢視図、(c) は(a) のE−
E′断面矢視図、(d) は(a) のF−F′断面矢視図であ
る。
【図2】(a) は一実施の形態におけるインクジェットプ
リンタヘッドの完成した状態を示す平面図、(b) は(a)
のG−G′断面矢視図、(c) は(a) のH−H′断面矢視
図、(d) は(a) のJ−J′断面矢視図である。
【図3】(a),(b),(c) はポジ型の感光性樹脂を用いて行
う本発明の二層構造の隔壁の製造方法を示す図である。
【図4】(a),(b),(c) はネガ型の感光性樹脂を用いて行
う本発明の二層構造の隔壁の製造方法を示す図である。
【図5】(a),(b),(c) は従来の印字ヘッドの製造方法を
工程順に模式的に示す概略の平面図と断面図である。
【図6】(a),(b),(c) の上段は図5(a),(b),(c) の一部
拡大詳細図、中段は上段のA−A′断面矢視図、下段は
上段のB−B′断面矢視図である。
【図7】(a) はモノカラー用印字ヘッドを1個のチップ
基板上に4列並べてフルカラー用印字ヘッドを構成した
例を示す図、(b) は製造工程の途上にあるシリコウエハ
上におけるフルカラー用印字ヘッドを示す図である。
【図8】(a) 〜(d) は従来構成の印字ヘッドが印字駆動
されるときの動作状態を示す図である。
【図9】図6(c) に示す構成のD−D′断面矢視図を再
掲して説明する図である。
【符号の説明】
1 チップ基板 2 駆動回路 2−1 駆動回路端子 3 パッシベーション膜 4 発熱部 4′ 発熱部列 5 共通電極 5a 側壁 5−1 共通電極給電端子 6 個別配線電極 6a 側壁 6′ 個別配線電極列 7 インク供給溝 8 インク給送孔 9 隔壁 9−1、9−2 シール隔壁 9−3 区画隔壁 11 オリフィス板 12 インク加圧室 13 インク流路 14 吐出ノズル 15 モノカラー用印字ヘッド 16 チップ基板 17(17a、17b、17c、17d) ノズル列 18 フルカラー用印字ヘッド 19 シリコンウエハ 21 インク 21a インク表面部 21b インク滴 22、22a、22b 膜気泡 23 段差 25 基板 26 駆動回路 27 インク供給溝 28 インク給送孔 29 パッシベーション膜 31 発熱部 32 個別配線電極 33 共通配線電極 34 第1隔壁 35 第2隔壁 36 インク加圧室 37 オリフィス板 38 インク流路 39 吐出ノズル 40 印字ヘッド 41、44 ポジ型感光性隔壁材料 42、45 フォトマスク 42−1、45−1 非開口部 42−2、45−2 開口部 43、46 矢印 47、51 隔壁材料 48、52 フォトマスク 48−1、52−1 非開口部 48−2、52−2 開口部 49、53 矢印

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクに圧力を作用させ該インクを吐出
    ノズルから所定方向に噴射させるインクジェットプリン
    タヘッドであって、 インクに圧力を作用させる加圧室の底部に設けられた圧
    力エネルギー発生素子と、 外部から供給されたインクを前記加圧室を経由して前記
    吐出ノズルに流通させるインク流路を区画する隔壁と、 該隔壁上に設置され前記圧力エネルギー発生素子に対向
    させて前記吐出ノズルが形成されたオリフィス板と、 を有し、 前記隔壁は、複数の隔壁層を積層した多層構造に形成さ
    れ、 各々の前記隔壁層は少なくとも前記加圧室を囲む壁面が
    前記オリフィス板に近い隔壁層ほど加圧室内部に突出す
    るように形成されていることを特徴とするインクジェッ
    トプリンタヘッド。
  2. 【請求項2】 インクに圧力を作用させて吐出ノズルか
    ら所定方向に噴射させるインクジェットプリンタヘッド
    の製造方法であって、 基板に圧力エネルギー発生素子を設置する工程と、 前記基板上に感光性材料からなる第1隔壁層を形成する
    工程と、 前記第1隔壁層を所定のパターンを備えたマスクを介し
    て露光する工程と、 露光を終えた前記第1隔壁層上に感光性材料からなる第
    2隔壁層を積層する工程と、 前記第2隔壁層に対し所定のパターンを備えたマスクを
    介して露光を行う工程と、 露光を終えた前記第2隔壁層と前記第1隔壁層とを現像
    する工程とを、 有することを特徴とするインクジェットプリンタヘッド
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1隔壁層及び前記第2隔壁層を形
    成する前記感光性材料は、ボジ型感光性樹脂であること
    を特徴とする請求項2記載のインクジェットプリンタヘ
    ッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1隔壁層及び前記第2隔壁層を形
    成する感光性材料は、ネガ型感光性樹脂であることを特
    徴とする請求項2記載のインクジェットプリンタヘッド
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2隔壁層に対する露光量を該第2
    隔壁層のみを硬化させる露光量に制御することを特徴と
    する請求項4記載のインクジェットプリンタヘッドの製
    造方法。
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