JP2002001724A - プリプレグの積載装置 - Google Patents

プリプレグの積載装置

Info

Publication number
JP2002001724A
JP2002001724A JP2000191981A JP2000191981A JP2002001724A JP 2002001724 A JP2002001724 A JP 2002001724A JP 2000191981 A JP2000191981 A JP 2000191981A JP 2000191981 A JP2000191981 A JP 2000191981A JP 2002001724 A JP2002001724 A JP 2002001724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepreg
loading
roll
separation
transport path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000191981A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kachi
良行 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2000191981A priority Critical patent/JP2002001724A/ja
Publication of JP2002001724A publication Critical patent/JP2002001724A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送方向と直交する方向に隣接して配置され
ている複数のプリプレグを搬送すると共に、その端部同
士が重なることなく積載することができるプリプレグの
積載装置を提供する。 【解決手段】 基材に樹脂を含浸させ、乾燥させた後、
所要の寸法に切断して形成されるプリプレグ1を積載台
3へ連続的に順次搬送して積載するプリプレグの積載装
置に関する。プリプレグ1の搬送路2を具備する。この
搬送路2よりも下流側に配設されたプリプレグ1の積載
台3を具備する。搬送路2の下流側の端部の両側部にそ
れぞれ配設された分離ロール4を具備する。分離ロール
4の回転軸を、その外側方の端部が搬送方向の上流側に
向かうように、搬送方向と直交する方向に対して傾斜さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリプレグの積載
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリプレグは、連続的に送り出されるガ
ラス布等の長尺な基材に樹脂を含浸させた後、乾燥工程
を経て製造されるため、加工工程において所望の切断寸
法に切断する必要がある。所望の切断寸法に切断された
プリプレグは、積載台へと搬送される。
【0003】ここで、樹脂を含浸、乾燥した後の基材
を、搬送方向に沿って切断した場合、搬送方向と直交す
る方向に隣り合うにように二つ又は三つ以上のプリプレ
グが隣接して配置されながら、搬送されることとなる。
このようなプリプレグが搬送路上を搬送されて積載台へ
送られると、殆ど密着して配置された隣接するプリプレ
グは積載台においてその端部同士が重なり合うように積
載されやすくなり、このような端部同士の重なりが発生
したらこの重なりを修正して、プリプレグが整然と積載
されるようにしなければならないものであった。また積
載台にプリプレグを分離するための仕切壁8等を形成し
ても、プリプレグがこの仕切壁8に引っ掛かかるトラブ
ルが発生しやすく、製造効率を低下させる原因となって
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、搬送方向と直交する方向に隣
接して配置されている複数のプリプレグを搬送すると共
に、その端部同士が重なることなく積載することができ
るプリプレグの積載装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリプレグの積載装置は、基材に樹脂を含浸させ、乾燥
させた後、所要の寸法に切断して形成されるプリプレグ
1を積載台3へ連続的に順次搬送して積載するプリプレ
グ1の積載装置であって、プリプレグ1の搬送路2と、
この搬送路2よりも下流側に配設されたプリプレグ1の
積載台3と、搬送路2の下流側の端部の両側部にそれぞ
れ配設された分離ロール4とを具備し、分離ロール4の
回転軸を、その外側方の端部が搬送方向の上流側に向か
うように、搬送方向と直交する方向に対して傾斜させて
成ることを特徴とするものである。
【0006】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、一対の分離ロール4の間に補助ロール5を、その周
面が搬送路2に沿って配置されると共に、その回転軸
が、搬送方向と直交する方向に配置されるように配設
し、補助ロール5の周面にガイド溝12を形成して成る
ことを特徴とするものである。
【0007】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、分離ロール4の周面にガイド溝13を形成して
成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、分離ロール4を、その回転軸が水平
方向に対して外側方の端部が下方に向けて傾斜するよう
に配設して成ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】図1、2に示すように、本発明に係るプリ
プレグの積載装置は、プリプレグ1の製造工程の下流側
に設置される。プリプレグ1の製造工程には、プリプレ
グの積載装置よりも上流側に、ガラス不織布等の長尺な
基材を長手方向に連続的に搬送しながら熱硬化性樹脂組
成物等の樹脂組成物を含浸させる含浸工程と、樹脂が含
浸された基材を加熱して乾燥させる乾燥工程と、乾燥後
の基材を搬送方向に沿った方向及び搬送方向と直交する
方向に切断して、所望の寸法のプリプレグ1を形成する
切断工程とが配設される。
【0011】積載装置の搬送路2は、モータ等の動力に
て回動駆動するコンベアベルト6にて構成されており、
コンベアベルト6の上面が搬送路2となっている。
【0012】搬送路2よりも下流側には、積載台3が配
設されている。積載台3の上面には、積載台3の周囲を
囲む外囲壁7が立設されている。この外囲壁7には、搬
送路2側に向けて開口する供給口10が形成されてい
る。供給口10の幅はコンベアベルト6の上面(搬送路
2)の幅と略同一に形成されており、供給口10の幅方
向(搬送方向と直交する方向)の両側部には、供給口1
0の開口端縁から外側方に向けて広がるように形成され
たガイド壁9が設けられている。
【0013】また積載台3の外囲壁7の内側には、搬送
方向と直交する方向に並ぶ複数の積載部11が形成され
ており、積載部11同士の間は仕切壁8にて仕切られて
いる。ここで搬送路2側における仕切壁8の一端は積載
台3の供給口10に配置され、供給口10はこの仕切壁
8の一端によって、各積載部11と外部とを連通する供
給分口14に分割されている。ここで、図1に示す例で
は、積載部11は二つ形成されており、図2に示す例で
は、積載部11は三つ形成されている。
【0014】また、搬送路2の下流側の端部には、搬送
路2の上面側に、一対の分離ロール4と、一つの補助ロ
ール5とが配設されている。
【0015】分離ロール4は搬送路2の下流側の端部の
両側部にそれぞれ配設されている。この分離ロール4の
周面は、コンベアベルト6の上面、すなわち搬送路2に
沿って配置されている。また分離ロール4の回転軸は、
搬送路2の外側方に配置されている側の端部が搬送路2
の上流側に向かうように、搬送方向と直交する方向に対
して傾斜させて配置されている。ここで、一対の分離ロ
ール4は、搬送方向と平行な鉛直方向の、搬送路2の中
心を通る鏡映面に対して対称となるように形成されてい
る。
【0016】また補助ロール5は、一対の分離ロール4
の間に配設されている。この補助ロール5の周面は、コ
ンベアベルト6の上面、すなわち搬送路2に沿って配置
されている。また補助ロール5の回転軸は、搬送方向と
直交する方向に配置されている。
【0017】ここで、図2に示す例では、各分離ロール
4は積載台3の両側部に形成された積載部11の各供給
分口14の開口よりも搬送方向の上流側に、この開口の
一側から他側に亘って配設され、補助ロール5は積載台
3の中央の積載部11の供給分口14の開口よりも搬送
方向の上流側に、この開口の一側から他側に亘って配設
されている。
【0018】まず、図1に示す例における動作を説明す
る。
【0019】樹脂が含浸されると共に乾燥された長尺な
基材は、搬送路2よりも上流側において、切断工程に
て、シャーカッター等の切断用治具により切断される。
図示の例では、基材は、搬送方向と直交する方向に切断
されると共に、搬送方向に沿った方向に切断されて二分
割されている。このようにして基材から切り出されたプ
リプレグ1は、搬送路2上に供給されるが、このとき、
基材を搬送方向に沿った方向に切断して得られる二つの
プリプレグ1が同時に供給されて、二つのプリプレグ1
が搬送方向と直交する方向に並ぶと共に、対向する側端
面(すなわち基材を搬送方向に沿って切断した切断面)
にてほぼ密接した状態で供給される。
【0020】このとき、各プリプレグ1の形状は、各積
載部11の平面視形状と略相似形状に形成されると共
に、この各積載部11の平面視寸法よりもやや小さい形
状に形成されて、各プリプレグ1が各積載部11内に収
まる形状に形成される。また、各プリプレグ1の対向す
る側端面の配置位置と、積載台3の仕切壁8とが、搬送
方向に沿って略一直線状に配置されるように、各プリプ
レグ1が搬送路2上に配置される。
【0021】このようにして搬送路2に供給されたプリ
プレグ1は、コンベアベルト6が駆動されることによ
り、搬送路2を下流側に向けて搬送される。この状態で
プリプレグ1が分離ロール4及び補助ロール5が配設さ
れている搬送路2の下流側の端部に達すると、プリプレ
グ1は分離ロール4及び補助ロール5とコンベアベルト
6の上面(搬送路2)との間に引き込まれて挟持されな
がら下流側に向けて搬送され、積載台3に送られる。こ
のとき、プリプレグ1に下面側において接触するコンベ
アベルト6が回動すると共に、プリプレグ1に上面側に
おいて接触する分離ロール4及び補助ロール5が回転
し、プリプレグ1が搬送される。
【0022】このようにして分離ロール4及び補助ロー
ル5を通過する過程においては、搬送路2の一側部に配
置されているプリプレグ1には、搬送路2の同じ側の一
側に配設されている分離ロール4の回転によって、プリ
プレグ1の送り方向をこの分離ロール4が配設されてい
る側の外側方に向けてガイドする力がかけられ、そのた
めこのプリプレグ1は搬送路2から積載台3に送られる
過程において搬送方向からやや外側方に傾斜した方向に
送られる。一方、搬送路2の他側部に配置されているプ
リプレグ1には、搬送路2の同じ側の他側に配設されて
いる分離ロール4の回転によって、プリプレグ1の送り
方向をこの分離ロール4が配設されている側の外側方に
向けてガイドする力がかけられ、そのためこのプリプレ
グ1は搬送路2から積載台3に送られる過程において搬
送方向からやや外側方に傾斜した方向に送られる。
【0023】このようにして、二つのプリプレグ1は、
搬送路2から分離ロール4及び補助ロール5を通過して
積載台3に向けて送られる際に、搬送方向から、互いに
反対方向の外側方に傾斜した方向に送られ、各プリプレ
グ1,1同士が離間することとなる。
【0024】積載台3に向けて送られた各プリプレグ1
は、供給口10の両側部の各ガイド壁9にそれぞれガイ
ドされ、供給分口14から各積載部11に供給される。
このときプリプレグ1は仕切壁8に引っ掛かることな
く、スムーズに積載部11に供給される。
【0025】このようにして、積載台3の各積載部11
に同時に搬送された各プリプレグ1は、端部同士が重な
ることなく積載され、更に同様に順次プリプレグ1を積
載台3に搬送することにより、プリプレグ1が各積載部
11において順次整然と積載されるものである。
【0026】次に、図2に示す例における動作を説明す
る。
【0027】樹脂が含浸されると共に乾燥された長尺な
基材は、搬送路2よりも上流側において、切断工程に
て、シャーカッター等の切断用治具により切断される。
図示の例では、基材は、搬送方向と直交する方向に切断
されると共に、搬送方向に沿った方向に切断されて三分
割されている。このようにして基材から切り出されたプ
リプレグ1は、搬送路2上に供給されるが、このとき、
基材を搬送方向に沿った方向に切断して得られる三つの
プリプレグ1が同時に供給されて、三つのプリプレグ1
が搬送方向と直交する方向に並ぶと共に、対向する端面
(すなわち基材を搬送方向に沿って切断した切断面)が
ほぼ密接した状態で供給される。
【0028】このとき、各プリプレグ1の形状は、各積
載部11の平面視形状と略相似形状に形成されると共
に、この各積載部11の平面視寸法よりもやや小さい形
状に形成されて、各プリプレグ1が各積載部11内に収
まる形状に形成される。また三つのプリプレグ1のうち
中央に配置されるプリプレグ1と、中央の積載部11と
が搬送方向に沿って略一直線状に配置されるように、各
プリプレグ1が搬送路2上に配置される。
【0029】このようにして搬送路2に供給されたプリ
プレグ1は、コンベアベルト6が駆動されることによ
り、搬送路2を下流側に向けて搬送される。この状態で
プリプレグ1が分離ロール4及び補助ロール5が配設さ
れている搬送路2の下流側の端部に達すると、プリプレ
グ1は分離ロール4及び補助ロール5とコンベアベルト
6の上面(搬送路2)との間に引き込まれて挟持されな
がら下流側に向けて搬送され、積載台3に送られる。こ
のとき、プリプレグ1に下面側において接触するコンベ
アベルト6が回動すると共に、プリプレグ1に上面側に
おいて接触する分離ロール4及び補助ロール5が回転
し、プリプレグ1が搬送される。
【0030】このようにして分離ロール4及び補助ロー
ル5を通過する過程においては、搬送路2の一側部に配
置されているプリプレグ1には、搬送路2の同じ側の一
側に配設されている分離ロール4の回転によって、プリ
プレグ1の送り方向をこの分離ロール4が配設されてい
る側の外側方に向かってガイドする力がかけられ、その
ためこのプリプレグ1は搬送路2から積載台3に送られ
る過程において搬送方向からやや外側方に傾斜した方向
に送られる。一方、搬送路2の他側部に配置されている
プリプレグ1には、搬送路2の同じ側の他側に配設され
ている分離ロール4の回転によって、プリプレグ1の送
り方向をこの分離ロール4が配設されている側の外側方
に向かってガイドする力がかけられ、そのためこのプリ
プレグ1は搬送路2から積載台3に送られる過程におい
て搬送方向からやや外側方に傾斜した方向に送られる。
また、二つのプリプレグ1の間に挟まれて搬送路2の略
中央部を搬送されるプリプレグ1は、補助ロール5の回
転によって、搬送方向の下流側に向けて真っ直ぐ向かう
ようにガイドする力がかけられて、左右に傾斜せずに送
られる。このため各プリプレグ1同士が離間することと
なる。
【0031】このようにして、両側部の二つのプリプレ
グ1は、搬送路2から分離ロール4及び補助ロール5を
通過して積載台3に向けて送られる際に、搬送方向か
ら、互いに反対方向の外側方に傾斜した方向に送られ、
二つのプリプレグ1の間に配置された中央のプリプレグ
1は左右に傾斜せずに搬送路2の下流側に真っ直ぐ送ら
れることとなる。
【0032】積載台3に向けて送られた各プリプレグ1
のうち、両側部のプリプレグ1は、供給口10の両側部
の各ガイド壁9にそれぞれガイドされ、供給分口14か
ら両側部の各積載部11に供給される。このときプリプ
レグ1は仕切壁8に引っ掛かることなく、スムーズに積
載部11に供給される。また二つのプリプレグ1の間に
配置されたプリプレグ1は、仕切壁8に引っ掛かること
なく、中心部の積載部11に真っ直ぐに供給される。
【0033】このようにして、積載台3の各積載部11
に同時に搬送された各プリプレグ1は、端部同士が重な
ることなく積載され、更に同様に順次プリプレグ1を積
載台3に搬送することにより、プリプレグ1が各積載部
11において順次整然と積載されるものである。
【0034】上記の各実施形態においては、補助ロール
5や分離ロール4にプリプレグ1の搬送方向をガイドす
るためのガイド溝12,13を形成することができる。
【0035】図3に示す例では、搬送方向の下流側を前
方とすると、補助ロール5の、左側の一半部の周面に
は、補助ロール5の中央部分から左側の端部に向かって
反時計回りに旋回する螺旋状のガイド溝12が形成され
ている。一方、補助ロール5の右側の他半部の周面に
は、補助ロール5の中央部分から右側の端部に向かって
時計回りに旋回する螺旋状のガイド溝12が形成されて
いる。
【0036】このようにして補助ロール5にガイド溝1
2を形成すると、図1に示すようにほぼ密接した二つの
プリプレグ1を同時に搬送する場合などに、一方のプリ
プレグ1が補助ロール5の一半部の周面と搬送路2によ
って挟持され、他方のプリプレグ1が補助ロール5の他
半部の周面と搬送路2によって挟持された状態で、二つ
のプリプレグ1が補助ロール5を通過する。このとき、
各プリプレグ1,1の上面と補助ロール5との接触部分
においては、ガイド溝12は外側方に向けて傾斜する状
態となっており、この状態で補助ロール5が回転するこ
とによって、各プリプレグ1には、補助ロール5の回転
方向に起因するガイド力だけでなく、補助ロール5に形
成されたガイド溝12に起因するガイド力もかけられ、
各プリプレグ1にかかる互い反対方向の外側方にむけて
ガイドする力が更に大きくなる。
【0037】また、図4に示す例では、搬送方向の下流
側を前方とすると、左側の側部に配置されている分離ロ
ール4の周面には、右側の端部から左側の端部に向かっ
て反時計回りに旋回する螺旋状のガイド溝13が形成さ
れている。一方、右側の側部に配置されている分離ロー
ル4の周面には、左側の端部から右側の端部に向かって
時計回りに旋回する螺旋状のガイド溝13が形成されて
いる。
【0038】このようにして分離ロール4にガイド溝1
3を形成すると、図1に示すようにほぼ密接した二つの
プリプレグ1を同時に搬送する場合や、図2に示すよう
にほぼ密接した三つのプリプレグ1を同時に搬送する場
合に、一側部のプリプレグ1が一方の分離ロール4の周
面と搬送路2によって挟持され、他側部のプリプレグ1
が他方の分離ロール4の周面と搬送路2によって挟持さ
れた状態で、二つのプリプレグ1が分離ロール4を通過
する。このとき、両側部に配置されている各プリプレグ
1,1と分離ロール4との接触部分においては、ガイド
溝13は外側方に向けて傾斜する状態となっており、こ
の状態で分離ロール4が回転することによって、両側部
に配置されているプリプレグ1には、このプリプレグ1
をガイドする力として、分離ロール4の回転方向に起因
する力だけでなく、分離ロール4のガイド溝13に起因
する力もかけられ、各プリプレグ1にかかる互いに反対
方向の外側方に向けてガイドする力が更に大きくなる。
【0039】上記の分離ロール4及び補助ロール5は、
駆動源等に接続せずに、回転軸を中心にして自由に回転
するように形成され、更に分離ロール4及び補助ロール
5はその周面がコンベアベルト6の上面と接触するよう
に配置されている。そしてコンベアベルト6が回動して
いるときは、このコンベアベルト6の回動運動と連動し
て回転するようになっている。このため、コンベアベル
ト6と分離ロール4及び補助ロール5との間にプリプレ
グ1が搬送されたときには、コンベアベルト6の回動運
動と、分離ロール4及び補助ロール5の回転運動とによ
って、プリプレグ1がコンベアベルト6と分離ロール4
及び補助ロール5との間にスムーズに引き込まれ、プリ
プレグ1がコンベアベルト6の上面(搬送路2)と分離
ロール4や補助ロール5との間に挟持された状態で分離
ロール4や補助ロール5をスムーズに通過する。このよ
うにプリプレグ1が分離ロール4や補助ロール5を通過
する際には、分離ロール4や補助ロール5はコンベアベ
ルト6によるプリプレグ1の移動に応じて回転して、プ
リプレグ1の送り方向をガイドするものである。
【0040】ここで、上記のようにコンベアベルト6の
上面と、分離ロール4や補助ロール5の周面とが接触す
るように形成されていても、コンベアベルト6、分離ロ
ール4、補助ロール5を弾性材料にて形成したり、コン
ベアベルト6、分離ロール4、補助ロール5に若干の上
下方向の可動性を持たせたりすることによって、コンベ
アベルト6と分離ロール4や補助ロール5との間にプリ
プレグ1が送られてきたときに、プリプレグ1をコンベ
アベルト6と分離ロール4や補助ロール5との間に挟持
させて搬送することができる。
【0041】また、上記の分離ロール4や補助ロール5
をモータ等の駆動源に接続し、この駆動源にて回転駆動
自在に形成しても良い。この場合は、コンベアベルト6
の回動速度と同調した速度で分離ロール4や補助ロール
5を回転駆動させて、プリプレグ1が分離ロール4や補
助ロール5をスムーズに通過するようにする。このよう
にすると、分離ロール4や補助ロール5により、プリプ
レグ1の送り方向を更に確実にガイドすることができ
る。
【0042】図5は、プリプレグ1の搬送方向から観察
した場合の、コンベアベルト6、分離ロール4及び補助
ロール5の位置関係の一例を示す側面図である。分離ロ
ール4を配設するにあたっては、この図5に示すよう
に、各分離ロール4が、外側方に配置されている側の一
端が下方に向けて傾斜するようにコンベアベルト6の上
面に対して斜めに配設することができる。
【0043】このように構成すると、プリプレグ1が分
離ロール4を通過する際には、分離ロール4からの力は
主としてプリプレグ1の外側部にかかることとなり、こ
の結果、プリプレグ1の送り方向を外側方に向けてガイ
ドするための力が向上し、プリプレグ1の送り方向を更
に確実にガイドすることができるものである。
【0044】ここで、図5は傾斜の様子や各ロールの位
置関係を強調して示しているものであり、実際には分離
ロール4や補助ロール5を、その周面がコンベアベルト
6の上面と接触するように形成すると共に、分離ロール
4の外側方に配置されている側の一端を下方に向けて僅
かだけ傾斜するように形成し、この分離ロール4の外側
方の一端からコンベアベルト6へ向けての押圧力が、他
の部分よりも大きくなるようにするものである。
【0045】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係るプ
リプレグの積載装置は、基材に樹脂を含浸させ、乾燥さ
せた後、所要の寸法に切断して形成されるプリプレグを
積載台へ連続的に順次搬送して積載するプリプレグの積
載装置であって、プリプレグの搬送路と、この搬送路よ
りも下流側に配設されたプリプレグの積載台と、搬送路
の下流側の端部の両側部にそれぞれ配設された分離ロー
ルとを具備し、分離ロールの回転軸を、その外側方の端
部が搬送方向の上流側に向かうように、搬送方向と直交
する方向に対して傾斜させているため、搬送方向と直交
する方向に隣り合うように隣接して配置された状態で搬
送路を搬送されるプリプレグが分離ロールを通過する際
に、分離ロールの回転によって、両側のプリプレグにそ
の送り方向をそれぞれ互いに反対方向の外側方に向かっ
てガイドする力がかかり、プリプレグ同士が搬送方向と
直交する方向に離間することとなって、同時に積載台に
搬送されるプリプレグを端部同士が重なることなく整然
と積載台に積載することができるものである。
【0046】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、一対の分離ロールの間に補助ロールを、その周面が
搬送路に沿って配置されると共に、その回転軸が、搬送
方向と直交する方向に配置されるように配設し、補助ロ
ールの周面にガイド溝を形成するため、ガイド溝によっ
て、プリプレグの送り方向を外側方に向けてガイドする
力を更に効果的にかけることができるものである。
【0047】また請求項3の発明は、請求項1又は2に
おいて、分離ロールの周面にガイド溝を形成するため、
ガイド溝によって、プリプレグの送り方向を外側方に向
けてガイドする力を更に効果的にかけることができるも
のである。
【0048】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、分離ロールを、その回転軸が水平方
向に対して外側方の端部が下方に向けて傾斜するように
配設するため、分離ロールからの力は主としてプリプレ
グの外側部にかかることとなり、プリプレグの送り方向
を外側方に向けてガイドするための力が向上し、プリプ
レグの送り方向を更に確実にガイドすることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の他例を示す平面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の更に他例を示す一部の平
面図である。
【図4】本発明の実施の形態の更に他例を示す一部の平
面図である。
【図5】本発明の実施の形態の更に他例を示す一部の側
面図である。
【符号の説明】
1 プリプレグ 2 搬送路 3 積載台 4 分離ロール 5 補助ロール 11 積載部 12 ガイド溝 13 ガイド溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に樹脂を含浸させ、乾燥させた後、
    所要の寸法に切断して形成されるプリプレグを積載台へ
    連続的に順次搬送して積載するプリプレグの積載装置で
    あって、プリプレグの搬送路と、この搬送路よりも下流
    側に配設されたプリプレグの積載台と、搬送路の下流側
    の端部の両側部にそれぞれ配設された分離ロールとを具
    備し、分離ロールの回転軸を、その外側方の端部が搬送
    方向の上流側に向かうように、搬送方向と直交する方向
    に対して傾斜させて成ることを特徴とするプリプレグの
    積載装置。
  2. 【請求項2】 一対の分離ロールの間に補助ロールを、
    その周面が搬送路に沿って配置されると共に、その回転
    軸が、搬送方向と直交する方向に配置されるように配設
    し、補助ロールの周面にガイド溝を形成して成ることを
    特徴とする請求項1に記載のプリプレグの積載装置。
  3. 【請求項3】 分離ロールの周面にガイド溝を形成して
    成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のプリプレ
    グの積載装置。
  4. 【請求項4】 分離ロールを、その回転軸が水平方向に
    対して外側方の端部が下方に向けて傾斜するように配設
    して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載のプリプレグの積載装置。
JP2000191981A 2000-06-27 2000-06-27 プリプレグの積載装置 Pending JP2002001724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191981A JP2002001724A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 プリプレグの積載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000191981A JP2002001724A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 プリプレグの積載装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002001724A true JP2002001724A (ja) 2002-01-08

Family

ID=18691176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000191981A Pending JP2002001724A (ja) 2000-06-27 2000-06-27 プリプレグの積載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002001724A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8865348B2 (en) 2006-03-30 2014-10-21 Industry-University Cooperation Foundation, Hanyang University Positive active material comprising a continuous concentration gradient of a metal composition for lithium battery, method of preparing the same, and lithium battery including the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8865348B2 (en) 2006-03-30 2014-10-21 Industry-University Cooperation Foundation, Hanyang University Positive active material comprising a continuous concentration gradient of a metal composition for lithium battery, method of preparing the same, and lithium battery including the same
US10367197B2 (en) 2006-03-30 2019-07-30 Industry-University Cooperation Foundation Hanyang University Positive active material composition for lithium battery, method of preparing the same, and lithium battery including the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3622078B2 (ja) 荷体包装方法及びその装置
JP5563457B2 (ja) 隣接する物品を単一化するための方法
JP2006117326A (ja) 製品用梱包装置
WO2019220875A1 (ja) 電池材料積層装置
EP2266900B1 (en) Product grouping device
JPH07102927B2 (ja) スタックの製造加工ラインにおける処理工程間のスタックの搬送装置
WO2004065110A1 (ja) タイヤ補強層の形成装置
JPH0339943B2 (ja)
JP2002001724A (ja) プリプレグの積載装置
JP2007039050A (ja) エンドシール装置および四方シール包装機
JP2009155004A (ja) 用紙処理装置
JP2020100477A (ja) 媒体処理装置および記録システム
JP2005251177A (ja) 連を横断方向に搬送するための方法及び配設並びに装置
JP3406551B2 (ja) 紙器の塵埃除去装置
JPH10181984A (ja) 枚葉紙処理機
KR101638468B1 (ko) 판상요소 선회장치
JP2000255855A (ja) フイルムの搬送装置および方法
JP2000238913A (ja) 選別機
JP3799149B2 (ja) タイヤ成形方法及びタイヤ成形装置
JPH04173624A (ja) 材料給送装置
JP2000177897A (ja) サクションロールならびにフイルムの搬送装置
TW201819272A (zh) 板片元件轉移及取樣裝置及方法
JP2011068363A (ja) 米飯加工食品包装体の製造方法
JP2023136752A (ja) トップシール装置
JP3189108B2 (ja) 枚葉シートのラミネート加工法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406