JP2011068363A - 米飯加工食品包装体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルムの形状を三角形状の米飯加工食品に対応させることで、米飯加工食品をフィルムで見栄えよくピロー包装することができるだけでなく、フィルムの廃棄量を削減することができる米飯加工食品包装体の製造方法を提供する。
【解決手段】 各米飯加工食品11の一辺11aが移送方向と平行であって、且つ隣り合う米飯加工食品11,11で対向し合う一辺同士11b,11b(11c,11c)が平行となるように、米飯加工食品11,…を交互に向きを変えて並べた状態で筒状のフィルム12の内部に順次供給する食品供給工程と、移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配設されるシール体57a,57aがフィルム12を挟むことにより、隣り合う米飯加工食品11,11で対向し合う一辺11b,11b(11c,11c)にそれぞれ沿ってフィルム12をシールするシール工程を備えることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、三角形状に形成された各米飯加工食品をフィルムでピロー包装する米飯加工食品包装体の製造方法に関する。
従来、三角形状に形成された各米飯加工食品(例えば三角おにぎり)をフィルムでピロー包装する米飯加工食品包装体の製造方法として、筒状に形成されるフィルムを前方に向けて移送するフィルム移送工程と、米飯加工食品を筒状のフィルムの内部に順次供給する食品供給工程と、各米飯加工食品の間でフィルムをシールするシール工程(エンドシール工程)と、シールされた部位に沿ってフィルムを切断する切断工程とを備える米飯加工食品包装体の製造方法が知られている(例えば、特許文献1)。
斯かる製造方法においては、図9に示すように、食品供給工程において、各米飯加工食品11の一辺11aが移送方向(図9におけるA矢印方向)と直交し且つ各米飯加工食品11が移送方向で線対称となるように、米飯加工食品11,…を同じ向きに並べた状態でフィルム12の内部に供給する。具体的には、各米飯加工食品11は、移送方向と直交する一辺11aを前方として、フィルム12の内部に供給されている。
そして、シール工程において、移送方向と直交する方向に沿って配設される一方のシール体Xが各米飯加工食品11の一辺11aに沿ってフィルム2をシールすると共に、略C字状に形成される他方のシール体Yが各米飯加工食品11の他の二辺11b,11cに沿ってフィルム12をシールする。なお、図9において、シールされた部位12x,12yを網掛けした領域で示している。
これにより、各米飯加工食品11の移送方向の両側(前方側及び後方側)を、各米飯加工食品11の形状に対応させてシールできるため、フィルム12の形状を米飯加工食品11の形状に対応でき、米飯加工食品11をフィルム12で見栄えよくピロー包装することができる。しかも、連続して米飯加工食品包装体を製造することができるため、生産効率を向上させることができる。
特開2003−276710号公報
ここで、特許文献1に係る製造方法は、一方のシール部Xが各米飯加工食品11の一辺11aに沿ってフィルム12をシールすると共に、他方のシール部Yが各米飯加工食品11の他の二辺11b,11cに沿ってフィルム12をシールするため、各米飯加工食品11の移送方向の両側をそれぞれ異なった形状でシールすることになる。これにより、各米飯加工食品11,11間に位置するフィルム12のうち、各シール体X,Yでシールされた部位12x,12y間をフィルム屑12zとして廃棄する必要がある。
具体的には、所定の米飯加工食品11の後方側でシールされた部位12yと、当該米飯加工食品11の直後に配置された米飯加工食品11の前方側でシールされた部位12xとの間(又は、所定の米飯加工食品11の前方側でシールされた部位12xと、当該米飯加工食品11の直前に配置された米飯加工食品11の後方側でシールされた部位12yとの間)に位置するフィルム屑12zを廃棄する必要がある。したがって、フィルム12の廃棄量が多くなるため、製造コストが増大すると共に、資源有効利用の観点で問題となる。
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、フィルムの形状を三角形状の米飯加工食品に対応させることで、米飯加工食品をフィルムで見栄えよくピロー包装することができるだけでなく、フィルムの廃棄量を削減することができる米飯加工食品包装体の製造方法を提供することを課題とする。
本発明に係る米飯加工食品包装体の製造方法は、三角形状に形成される米飯加工食品をフィルムでピロー包装する米飯加工食品包装体の製造方法において、筒状に形成されるフィルムを移送するフィルム移送工程と、各米飯加工食品の一辺が移送方向と平行であって、且つ隣り合う米飯加工食品で対向し合う一辺同士が平行となるように、米飯加工食品を交互に向きを変えて並べた状態で筒状のフィルムの内部に順次供給する食品供給工程と、移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配設されるシール体がフィルムを挟むことにより、隣り合う米飯加工食品で対向し合う一辺にそれぞれ沿ってフィルムをシールするシール工程と、シールされた部位に沿ってフィルムを切断する切断工程とを備えることを特徴とする。
本発明に係る米飯加工食品包装体の製造方法によれば、食品供給工程において、筒状のフィルムの内部に順次供給される米飯加工食品は、一辺が移送方向と平行であって、且つ隣り合う米飯加工食品と対向し合う一辺同士が平行となるように、交互に向きを変えて並べられている。また、シール工程において、シール体が移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配設されるため、シール体がフィルムを挟むことにより、隣り合う米飯加工食品で対向し合う一辺にそれぞれ沿ってフィルムがシールされる。
そして、切断工程において、シールされた部位に沿ってフィルムが切断されることで、各米飯加工食品の移送方向の両側を、各米飯加工食品の形状に対応させてシールできる。したがって、フィルムで米飯加工食品を好適に包装することができると共に、連続して米飯加工食品包装体を製造することができるだけでなく、各米飯加工食品間に位置するフィルムの一部を廃棄する必要が無くなる。
また、本発明に係る米飯加工食品包装体の製造方法においては、移送方向と直交方向におけるフィルムの両側にガセットを成形するガセット成形工程をさらに備えてもよい。
斯かる米飯加工食品包装体の製造方法によれば、ガセット成形工程において、移送方向と直交方向におけるフィルムの両側に、ガセットが成形される。これにより、米飯加工食品の形状に対応して見栄えのよい米飯加工食品包装体を得ることができる。
また、本発明に係る米飯加工食品包装体の製造方法においては、切断工程は、開封用の切込部がフィルムの縁部に形成されるように、シールされた部位に沿ってフィルムを切断してもよい。
斯かる米飯加工食品包装体の製造方法によれば、切断工程において、シールされた部位に沿ってフィルムを切断することで、開封用の切込部がフィルムの縁部に形成される。これにより、製造された米飯加工食品包装体において、シールされたフィルムを切込部から容易に開封することができる。
以上の如く、本発明に係る米飯加工食品包装体の製造方法によれば、各米飯加工食品間に位置するフィルムの一部を廃棄する必要が無いため、フィルムの形状を三角形状の米飯加工食品に対応させることで、米飯加工食品をフィルムで見栄えよくピロー包装することができるだけでなく、フィルムの廃棄量を削減することができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る米飯加工食品包装体の製造装置の全体図であって、正面図を示す。 同実施形態に係る米飯加工食品包装体の製造装置(食品供給装置)の要部概要図であって、平面図を示す。 同実施形態に係る米飯加工食品包装体の製造装置(包装装置)の要部概要図であって、平面図を示す。 同実施形態に係る米飯加工食品包装体の全体図であって、(a)は正面図、(b)及び(c)はそれぞれ背面図を示す。 本発明の他の実施形態に係る米飯加工食品包装体の製造装置(食品供給装置)の要部概要図であって、(a)及び(b)はそれぞれ平面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る米飯加工食品包装体の製造装置(包装装置)の要部概要図であって、(a)は正面図、(b)は平面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る米飯加工食品包装体の全体図であって、(a)〜(c)はそれぞれ正面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る米飯加工食品包装体の全体図であって、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)はJ−J線における断面図を示す。 従来における米飯加工食品包装体の製造装置の要部概要図であって、(a)及び(b)はそれぞれ平面図を示す。
以下、本発明に係る米飯加工食品包装体の製造方法における一実施形態について、図1〜図4を参酌して説明する。なお、図1〜図4において、図9の符号と同一の符号を付した部分は、従来技術と同一の構成又は要素を表す。
本実施形態に係る米飯加工食品包装体の製造装置は、図1〜図4に示すように、三角形状に形成される各米飯加工食品(以下、単に「食品」ともいう)11をフィルム12で包装すべく、食品11,…を連続的に製造して供給する食品供給装置3と、フィルム12を連続的に供給するフィルム供給装置4と、食品供給装置3及びフィルム供給装置4の下流側に配置され、フィルム12を前方(図1及び図3におけるA矢印方向)に向けて移送すると共に当該フィルム12で各食品11を横ピロー包装する包装装置5とを備える。
食品供給装置3は、ご飯から正三角形状の食品11,…を成形する食品成形部31と、成形された食品11,…をフィルム12の移送方向と平行な方向(図2におけるA矢印方向)に沿って搬送する食品搬送部(食品搬送コンベヤ)32とを備える。即ち、食品11の搬送方向と、フィルム12の移送方向とは、平行である。
食品成形部31は、周方向(図2におけるD矢印方向)に回転可能な円形状のテーブル31aと、テーブル31aの周方向に沿って並設される正三角形状の貫通部(凹部)からなる型31b,…と、各型31b内の食品11を食品搬送部32に移動させる移動手段31cとを備える。なお、型31b,…は、周方向において、回転中心に対する向きを交互に変えて並設されている。
そして、食品成形部31は、例えば釜で炊き上げられたご飯を各型31b内に順次詰め込んで食品11を成形する。その後、食品成形部31は、移動手段31cが上下方向(図1におけるB両矢印方向)に往復動して型31b内を抜き差しすることで、食品11を各型31bから押し出して食品搬送部32に移動させる。
食品搬送部32は、抜き出された食品11を受けて載置すべく、テーブル31a及び型31bの下方側に配置されると共に、フィルム12の移送方向に沿って各食品11を搬送すべく、フィルム12の移送方向に沿って配置される。そして、食品搬送部32は、所定の間隔(略等間隔)で並べられた食品11,…を所定経路で通過させつつ一定速度で包装装置5に供給する。
フィルム供給装置4は、帯状のフィルム12がロール状に巻かれた原反ロールを回転可能に支持するロール支持部41と、掛け渡されることでフィルム12を支持する回転可能なフィルム支持部42とを備える。そして、フィルム供給装置4は、ロール支持部41が原反ロールの回転速度を制御すると共に、フィルム支持部42がフィルム12の張力を制御しつつフィルム12を所定方向へ案内することで、フィルム12を所定経路で通過させつつ一定速度で包装装置5に供給する。
包装装置5は、供給される帯状のフィルム12を筒状のフィルム12に製袋する製袋部51を備える。そして、包装装置5は、製袋部51の下流側に配置され、重なり合うフィルム12の幅方向の両端部を挟み込んで搬送力を与える回転可能な一対の挟持体(ローラ)52a,52aを有するフィルム挟持部52と、フィルム挟持部52の下流側に配置され、フィルム12の幅方向の両端部を加圧しつつ加熱してシールする一対の加熱体53a,53aを有するセンターシール部(第1のシール部)53とを備える。
また、包装装置5は、センターシール部53の下流側に配置される搬入部(搬入コンベヤ)54と、筒状のフィルム12の内部に順次供給された各食品11が上方に持ち上がるのを規制すべく、搬入部54の上方に配置され、フィルム12を介して各食品11を上方から抑える規制部55とを備える。さらに、包装装置5は、搬入部54及び規制部55の下流側に配置され、筒状のフィルム12における移送方向と直交方向の両側にガセット12a,12aを成形するガセット成形部56を備える。
加えて、包装装置5は、ガセット成形部56の下流側に配置され、フィルム12をシールするエンドシール部(第2のシール部)57と、フィルム12を切断する切断部58とを備える。また、包装装置5は、エンドシール部57の下流側に配置され、各米飯加工食品包装体(以下、単に「食品包装体」ともいう)1を搬出する搬出部(搬出コンベア)59を備える。
なお、図3及び図4において、エンドシールされた部位12b,12cとセンターシールされた部位12dとを、それぞれ網掛けした領域で示している。また、隣り合う食品包装体1,1では、センターシールされた部位12dの位置が異なり、奇数番目(n番目)に製造される食品包装体1の背面図を図4(b)に示し、偶数番目(n+1番目)に製造される食品包装体1の背面図を図4(c)に示している。
ガセット成形部56は、筒状のフィルム12を幅方向で挟むように配置され且つ移送方向と直交方向で対向する一対のガセット成形体56a,56aを備える。そして、各ガセット成形体56aは、移送方向と直交方向(図3におけるE両矢印方向)で移動可能に構成されることにより、フィルム12側へ進入することでフィルム12を内方へ押し込む押込位置と、押込位置から退出することでフィルム12から離れる退避位置とに切り替え可能に構成される。
エンドシール部57は、フィルム12を上下方向で挟むように配置され且つ上下方向で対向する一対のシール体57a,57aを備える。そして、各シール体57aは、上下方向(図1におけるC両矢印方向)に移動することで互いに接離可能に構成され、フィルム12側へ進入し、挟んだフィルム12を加圧しつつ加熱することで、フィルム12をエンドシールするシール位置と、シール位置から退出することでフィルム12から離れる退避位置とに切り替え可能に構成される。
また、各シール体57aは、移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配置されるべく、上下方向を中心に(図3のF両矢印方向で)回動可能に構成されることで、隣り合う米飯加工食品11,11で対向し合う一辺11b,11b(11c,11c)にそれぞれ沿ってフィルム12をシールする。なお、各シール体57aは、シール位置でフィルム12を介してシール面同士を嵌合すべく、一方(下方)のシール体57aのシール面(上面)が凸状に形成される一方、他方(上方)のシール体57aのシール面(下面)が凹状に形成される。
切断部58は、各シール体57aの中央部に配置される切断刃58aを備える。そして、切断部58は、エンドシール部57でエンドシールされた部位12b(12c)の移送方向の中央部に沿ってフィルム12を切断する。また、切断刃58aは、エンドシールされた部位12b,12cで且つフィルム12の縁部に、開封用の切込部12e,…を形成すべく、凹凸部が設けられている。
本実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造装置の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法について説明する。
<食品供給工程>
まず、食品供給装置3において、食品成形部31で成形された食品11,…を、食品搬送部32により、交互に向きを変えて並べた状態で包装装置5に順次供給する。このとき、各食品11の一辺11aが移送方向と平行であって、且つ隣り合う食品11,11で対向し合う一辺11b,11b(11c,11c)同士が平行となるように、即ち、隣り合う食品11,11同士が点対称で配置されるように、各食品11を並べて搬送している。
<フィルム移送工程>
また、フィルム供給装置4から連続して供給される帯状のフィルム12を製袋部51に通過させると、帯状のフィルム12の幅方向の両端部同士が重ね合うことにより、フィルム12が筒状に形成される。そして、挟持体52がフィルム12に搬送力を与えると共に、センターシール部53がフィルム12の重なり合う部位をシールすることで、筒状に製袋されたフィルム12を移送する。
このとき、食品供給装置3から連続して供給される食品11,…が筒状のフィルム12内に挿入されているため、筒状のフィルム12内に所定間隔毎に配置される食品11,…を内包することになる。これにより、規制部55が上方から抑えることで食品11,…の水平状態を維持させつつ、食品11,…を内包した筒状のフィルム12を搬入部54が移送(搬送)することになる。
<ガセット成形工程>
そして、各シール体57a,57aが退避位置に位置している際に、各ガセット成形体56aが押込位置に移動することで、移送方向と直交方向におけるフィルム12の両側にガセット12a,12aを成形する。なお、各ガセット成形体56aは、それぞれが個別のタイミングで押込位置に移動している。
<シール工程>
その後、移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配置される一対のシール体57a,57aが互いに接近する。すると、シール位置に位置した各シール体57aがフィルム12を上下方向で挟むため、隣り合う食品11,11で対向し合う一辺11b,11b(11c,11c)にそれぞれ沿ってフィルム12をエンドシールする。
<切断工程>
そして、エンドシールするのと同時又はエンドシールした後に、シール体57aに配置される切断刃58aが、エンドシールされた部位12b(12c)を移送方向の中央部に沿って切断する。このとき、切断刃58aの凹凸部により、開封用の切込部12e,12eがフィルム12の縁部に形成される。その後、切断されて成形された食品包装体1が搬出部59により下流に搬送される。
なお、各シール体57aが互いに離反するようにして退避位置に移動すると共に、各シール体57aがフィルム12をシールした後の適宜タイミングで、各ガセット成形体56aがそれぞれ個別に退避位置に移動する。また、次にフィルム12をエンドシールする際には、各シール体57aは、回動することで、移送方向と傾斜して交差する方向に沿った位置で且つ前回エンドシールした際の位置と移送方向で線対称となる位置に、配置される。
以上より、本実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法によれば、食品供給工程において、筒状のフィルム12の内部に順次供給される食品11は、各食品11の一辺11aが移送方向と平行であって、且つ隣り合う米飯加工食品11,11で対向し合う一辺11b,11b(11c,11c)同士が平行となるように、交互に向きを変えて並べられている。
また、シール工程において、各シール体57aが移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配置されるため、シール体57a,57aがフィルム12を挟むことにより、隣り合う米飯加工食品11,11で対向し合う一辺11b,11b(11c,11c)にそれぞれ沿ってフィルム12がエンドシールされる。そして、切断工程において、エンドシールされた部位12b(12c)に沿ってフィルム12が切断されることで、各食品11の移送方向の両側を、各食品11の形状に対応させてシールできる。
したがって、フィルム12で食品11を好適に包装することができると共に、食品11とフィルム12と備える食品包装体1を連続して製造することができるだけでなく、各食品11間に位置するフィルム12の一部を廃棄する必要が無いため、フィルム12の廃棄量を削減することができる。また、食品11の一辺11aに沿ってシールされた部位が存在しないため、当該辺11aを底辺として、食品包装体1を起立させることができる。
また、本実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法によれば、ガセット成形工程において、移送方向と直交方向におけるフィルム12の両側に、ガセット12a,12aが成形される。これにより、食品11の形状に対応して見栄えのよい食品包装体1を得ることができる。また、各ガセット成形体56aでフィルム12を押し込みつつ、各シール体57aでフィルム12をシールするため、厚みのある食品11に対しても安定してエンドシールすることもできる。
また、本実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法によれば、切断工程において、切断部58がシールされた部位12b(12c)に沿ってフィルム12を切断することで、開封用の切込部12e,12eがフィルム12の縁部に形成される。これにより、製造された包装体1において、フィルム12を切込部12eから容易に開封することができる。
しかも、各シールされた部位12b(12c)に、切込部12e,12eが二箇所設けられているため、フィルム12を横断し難いセンターシールされた部位12dから開封位置をずらしつつも、奇数番目(n番目)と偶数番目(n+1番目)とに製造される食品包装体1,1の形状を略同じにすることができる。そして、開封者がフィルム12の開封位置を複数の切込部12e,12eから選択することができるため、開封者の好みに応じて開封位置をフレキシブルに対応することができる。
なお、本発明に係る米飯加工食品包装体及びその製造方法(或いは製造装置)、は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、周方向において、回転中心に対する向きを交互に変えて型31b,…が並設されることで、交互に向きを変えて並べた状態で食品11,…を包装装置5に順次供給する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。
例えば、同じ向きで並べた状態で搬送される食品11,…を、食品搬送部32上において、自動又は手動で一つおきに向きを変えることにより、交互に向きを変えて並べた状態で食品11,…を包装装置5に順次供給する場合でもよい。また、図5に示すように、各型310b内の食品11を食品搬送部32に移動させる移動手段310cで、交互に向きを変えて並べた状態で食品11,…を包装装置5に順次供給する場合でもよい。
図5に示す食品供給装置30は、周方向(図5におけるG方向)に回転可能な円形状のテーブル310aの周方向に沿って並設される型310b,…で食品11,…を成形する食品成形部310と、移動手段310cにより、テーブル310aから食品11をスライドできるようにテーブル310aの側方側で同じ高さに配置され、成形された食品11,…をフィルム12の移送方向(図5におけるA矢印方向)に沿って搬送する食品搬送部32とを備える。なお、各型310bは、回転中心に対して同じ向きで並設されている。
移動手段310cは、移送方向と直交方向(図5におけるH矢印方向)に移動可能な移動体311cと、移動体311cの端部に上下方向を中心に(図5(b)におけるI矢印方向に)回動可能に取り付けられ、食品11を係止可能な係止体312cとを備える。斯かる構成の移動手段310cにより、交互に向きを変えて並べた状態で食品11,…を包装装置5に順次供給することができる。
即ち、斯かる構成の移動手段310cによれば、奇数番目(n番目)の食品11に対しては、図5(a)に示すように、各型310bから上方に押し出された食品11を、移動体311cで移送方向と直交方向に移動させる一方、偶数番目(n+1番目)の食品11に対しては、図5(b)に示すように、食品11を、移動体311cで移送方向と直交方向に移動させ且つ係止体312cで回動させている。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、帯状のフィルム12をセンターシール部53でセンターシールすることで、フィルム12を筒状に形成する場合を説明したが、斯かる場合に限られず、例えば、既に筒状に形成されたフィルム12がロール状に巻かれた原反ロールをフィルム供給装置4により供給する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、包装装置5は、上方側から供給されるフィルム12が食品11を上から包むように筒状にされ、その後、フィルム12が下方側でセンターシールされる、所謂、正ピロー包装装置である場合を説明したが、斯かる場合に限られず、下方側から供給されるフィルム12が食品11を下から包むように筒状にされ、その後、フィルム12が上方側でセンターシールされる、所謂、逆ピロー包装装置である場合でもよい。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、ガセット成形部56でフィルム12の両側にガセット12a,12aを成形する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、ガセットが既に形成されたフィルム12をフィルム供給装置4により供給する場合でもよく、また、フィルム12がセンターシールされる前、即ち、帯状のフィルム12で搬送されている際に、ガセットを成形する場合でもよい。なお、本発明において、フィルム12にガセットを成形することは、必須の要件でない。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、上下方向を中心に回動することで移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配置される各シール体57aがフィルム12をエンドシールする場合を説明したが、斯かる場合に限られず、例えば、図6に示すように、エンドシール部570,571を複数備える場合でもよい。
図6に示す包装装置50は、フィルム12の移送方向に沿って一対の第1及び第2エンドシール部570,571が並設されている。そして、各エンドシール部570,571は、上下方向で対向して配置され且つ上下方向に移動することでフィルム12をエンドシールする一対のシール体570a,570a(571a,571a)をそれぞれ備える。
各シール体570a,571aは、移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配設されている。そして、第1シール体570aと第2シール体571aとは、移送方向と直交する方向で線対称となるように配置される。具体的には、第1及び第2シール体570a,571aは、平面視で略ハ字状となるように配置される。また、包装装置50は、搬入部54及び搬出部59間で食品11やフィルム12(又は食品包装体1)を下方側から支持する支持部500を備える。
そして、支持部500は、搬入部54及び第1エンドシール部570間、第1及び第2エンドシール部570,571間、第2エンドシール部571及び搬出部59間に、それぞれ配置される平板状の支持板500a,…と、第1及び第2エンドシール部570,571間に配置され、食品11やフィルム12(又は食品包装体1)に搬送力を与える支持回転体(支持ローラ)500b,500bとを備える。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、各シール体57aが上下方向に移動することにより、フィルム12をエンドシールする場合を説明したが、斯かる場合に限られず、例えば、一対のシール体が、所謂、ボックスモーションシール方式で移動することにより、フィルム12をエンドシールする場合でもよく、また、所謂、回転シール方式で移動することにより、フィルム12をエンドシールする場合でもよい。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、各シール体57aに配置される切断刃58aで、フィルム12を切断する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、切断部がエンドシール部から下流側に離間した位置に配置され、エンドシール部から下流側に離間した位置でフィルム12を切断する場合でもよく、また、切断刃を設けることなく、シール体で加熱することにより、フィルム12を溶断する場合、即ち、エンドシール部がシール(溶着)の機能と切断の機能とを併せ持つ場合でもよい。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、切断部58でフィルム12の両側縁に、V字状(凹凸状)の切欠である切込部12e,12eをそれぞれ二つずつ形成する場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、フィルム12の各側縁に、切込部12eを一つ又は三つ以上形成する場合でもよい。
そして、図7(a)に示すように、I字状の切り込みである切込部12f,…を形成する場合でもよく、また、図7(b)に示すように、切欠である切込部12e,…を各側縁に沿って、即ち、エンドシールされた部位12b(12c)に沿って連設させる場合でもよい。なお、本発明において、フィルム12に切込部を形成することは、必須の要件ではない。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、切断部58により、移送方向と傾斜して交差する方向に沿って直線的にフィルム12を切断することで、フィルム12の両側縁全体が食品11のそれぞれの辺11b,11cに沿って直線的に形成される場合を説明したが、斯かる場合に限られず、例えば、図7(c)に示すように、移送方向と直交して交差する方向に沿ってフィルム12の幅方向の両端部12g,12gを切断する場合でもよい。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、隣り合う食品包装体1,1で、センターシールされた部位12dの位置が異なる場合を説明したが、斯かる場合に限られない。例えば、図8に示すように、線状にセンターシールされた後に、フィルム12の端部12h,12hが開くように、フィルム12の端部12h,12hをガイドしつつ、エンドシールする場合でもよい。これにより、隣り合う食品包装体10,10においても、センターシールされた部位12iの位置、即ち、背面側の形状を同じにすることができる。
また、上記実施形態に係る米飯加工食品包装体1の製造方法においては、食品11が正三角形状である場合を説明したが、斯かる場合に限られず、例えば、食品が二等辺三角形状であったり、台形状であったりする場合でもよい。要するに、食品を交互に向きを変えて並べることで、各食品の一辺が移送方向と平行であって、且つ隣り合う食品で対向し合う一辺同士が平行となるような三角形状である食品であればよい。
1…米飯加工食品包装体、3…食品供給装置、4…フィルム供給装置、5…包装装置、11…米飯加工食品、11a,11b,11c…(米飯加工食品の)一辺、12…フィルム、12a…ガセット、12b,12c…(エンド)シールされた部位、12d…(センター)シールされた部位、12e…切込部、31…食品成形部、32…食品搬送部、41…ロール支持部、42…フィルム支持部、51…製袋部、52…フィルム挟持部、53…センターシール部、54…搬入部、55…規制部、56…ガセット成形部、57…エンドシール部、57a…シール体、58…切断部、59…搬出部

Claims (3)

  1. 三角形状に形成される米飯加工食品をフィルムでピロー包装する米飯加工食品包装体の製造方法において、
    筒状に形成されるフィルムを移送するフィルム移送工程と、
    各米飯加工食品の一辺が移送方向と平行であって、且つ隣り合う米飯加工食品で対向し合う一辺同士が平行となるように、米飯加工食品を交互に向きを変えて並べた状態で筒状のフィルムの内部に順次供給する食品供給工程と、
    移送方向と傾斜して交差する方向に沿って配設されるシール体がフィルムを挟むことにより、隣り合う米飯加工食品で対向し合う一辺にそれぞれ沿ってフィルムをシールするシール工程と、
    シールされた部位に沿ってフィルムを切断する切断工程とを備えることを特徴とする米飯加工食品包装体の製造方法。
  2. 移送方向と直交方向におけるフィルムの両側にガセットを成形するガセット成形工程をさらに備える請求項1に記載の米飯加工食品包装体の製造方法。
  3. 切断工程は、開封用の切込部がフィルムの縁部に形成されるように、シールされた部位に沿ってフィルムを切断する請求項1又は2に記載の米飯加工食品包装体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017128343A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 アイワ工業株式会社 握り飯用包装材、握り飯用包装材原反および包装握り飯
JP7493805B2 (ja) 2021-06-02 2024-06-03 株式会社フジキカイ 製袋充填機におけるシール装置

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