JP2002001254A - 処理物回転処理装置 - Google Patents

処理物回転処理装置

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JP2002001254A
JP2002001254A JP2000183592A JP2000183592A JP2002001254A JP 2002001254 A JP2002001254 A JP 2002001254A JP 2000183592 A JP2000183592 A JP 2000183592A JP 2000183592 A JP2000183592 A JP 2000183592A JP 2002001254 A JP2002001254 A JP 2002001254A
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rotation
type
suction
chuck
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JP2000183592A
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Yusuke Abe
裕介 阿部
Yoshito Tachihaba
義人 立幅
Kiyoshi Shimada
清 嶋田
Tetsuro Otsubo
哲朗 大坪
Hiroyoshi Nobata
博敬 野畑
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SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品基板等の処理装置における保持機構
や処理工程を改善し、洗浄やエッチングムラを無くし、
処理液の残りを無くし、乾燥時間の短縮を図る処理物回
転処理装置を提供する。 【解決手段】 基板等の板状処理物1を回転台4に回転
保持して処理をする処理物回転処理装置において、保持
チャック3の保持によるメカニカルチャック式回転保持
機構と、吸着保持による吸着式回転保持機構と、の2つ
の機構の両方を具備させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品基板など
の処理物を回転させながら処理する回転処理装置に係
り、より詳細にはハードディスクや半導体ウェーハ(基
板)等の円盤状または円盤に貫通穴を備えた処理物にお
いて、洗浄・エッチング・乾燥等の処理を施す装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の基板等の処理物の回転洗浄装置に
おける処理物を保持する機構としては、図2に示す吸着
式回転保持機構と、図3に示すメカニカルチャック式回
転保持機構とがよく知られている。図2は、真空吸着パ
ッド2により処理物1の裏面1b(内面)を吸引して吸着
し、処理物1を回転させながら処理する回転処理装置の
要部を示し、また、図3は、円形回転台4の円周縁部に
植設されるように配設された複数の保持チャック3が、
処理物1の周囲を挟み込むようにして処理物1を保持し
て、回転させながら洗浄やエッチング等の処理を行なう
回転処理装置の要部を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
処理物回転処理装置では次に述べるような問題点があっ
た。すなわち、図2の真空吸着パッドによる吸着式は、
洗浄処理において吸着パッド2があるため基板等の処理
物1の裏面1bにある吸着部分に洗浄液があたらず、こ
の部分の汚れが洗浄できないという問題があった。ま
た、図3のメカニカルチャック式においては、図2の真
空吸引パッドによる吸着式と同様に、保持チャック3の
接触部分に洗浄液が十分あたらず、処理物1と保持チャ
ック3の接触部の汚れが洗浄できないという問題があっ
た。さらに、処理物1を高速で乾燥させる乾燥工程で
は、保持チャック部の処理物に付着した液体を遠心力で
飛散させる時間が多くかかっていた。このように、図2
の真空吸引パッドによる吸着式と図3のメカニカルチャ
ック式とは、回転処理装置としてどちらもそれぞれに解
決しなければならない問題を抱えていた。
【0004】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
処理物の保持機構や処理工程を大幅に改善することによ
り、洗浄・乾燥工程時の洗浄やエッチングムラを無く
し、かつ乾燥工程において処理物の表面あるいは裏面で
の液残りを無くし、乾燥時間の短縮を図ることができる
電子部品基板等の処理物を処理する処理物回転処理装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、本発明における処理物回転処理装置で
は、次のような手段を用いた。まず始めには、板状の処
理物1を回転台4に載置保持して回転させて処理をする
処理物回転処理装置において、この処理物1はその端部
側(縁部側)で回転台4に配設された複数個の保持チャッ
ク3によって保持されて回転処理されるメカニカルチャ
ック式回転保持機構と、この処理物1は回転台4に吸着
保持されて回転処理される吸着式回転保持機構と、の2
つの機構の両方を具備した処理物回転処理装置とした。
次に、吸着式回転保持機構により処理する吸着式処理手
段と、メカニカルチャック式回転保持機構により処理す
るチャック式処理手段と、の2つの手段の両方を用いて
処理する処理物回転処理装置とした。ここで、これらの
吸着式処理手段とチャック式処理手段とでは、どちらを
先に実施してもよいし、複数回繰り返してもよいし、複
数回を交互におこなってもよいが、両方の手段が用いら
れていなければならない。そして、はじめに吸着式処理
手段を用いて処理物表面1a及び端部1cの処理を行な
い、次にチャック式処理手段を用いて処理物裏面1b及
び表面1aの処理を行ない、その後さらにチャック式処
理手段を用いたままで高速回転により乾燥処理を行なう
処理物回転処理装置とした。そのうえ、前記処理物は円
盤状の電子部品基板であることとした。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、添付の図1(1-1)及び(1-2)
に基づき、本発明による電子部品基板等の処理物回転処
理装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明
の処理物回転処理装置の一実施例を示しており、図1(1
-1)は、メカニカルチャック式回転保持機構が動作する
様子を、また、図1(1-2)は吸着式回転保持機構の動作
する様子を示している。図中の矢印は回転または回動す
る動作を示しており、矢印の向きは特定の一方向だけを
示すのではなく、逆向きの場合もありうる。
【0007】本発明における処理物とは、電子部品基板
であるハードディスクや半導体ウェーハ(基板)等を主に
しており、板状薄厚の円盤状または円盤に貫通穴を備え
たものを処理するのに最も適するが、形状的には円盤状
に限ったものではなく、方形でも多角平面状などいかな
る形状でもよく、保持しながら回転できる形状の処理物
であるなら、本発明を適用することが可能である。ま
た、ここでいう処理とは、洗浄、エッチング、乾燥等の
処理をいう。処理物1は処理槽(図示せず)内に配置さ
れ、所定の回転速度で回転可能な回転台4に電子部品等
の処理物1を載置保持させ、回転台4を回転させること
により処理物1を回転させながら、洗浄ブラシ、洗浄液
噴出ノズル、エッチング液供給ノズル等により処理物1
の表面1a及び裏面1bを処理するが、さらに、高速回
転を行なうことにより乾燥を行なう乾燥処理を行なうこ
ともある。
【0008】図1(1-1)において示すように、薄板円盤
状の処理物1は回転台4に載置されのようにして保持チ
ャック3で保持される。保持チャック3は円形の回転台
4の上面の円周縁に沿って植設されるようにして多数個
が配設されている。保持チャック3はヘッド部3aを有
し、ヘッド部3a内には保持部3bを備えており処理物
1を保持する。こうして回転台4と一体的に保持された
処理物1は、回転台4の回転に連動して回転させられ
る。このようなメカニカルチャック式回転保持機構を動
作させている状態で、必要な処理が実行できる。このと
き、吸着式回転保持機構は働かせないようにするので、
吸着パッド2などの部材は邪魔にならない位置に配置さ
れるような構成にするとよい。
【0009】図1(1-2)において示すのは、吸着式回転
保持機構の動作する様子である。処理物1の裏面1b側
には吸着パッド2を配しておき、吸着式回転保持機構の
動作させるときには吸着パッド2が真空吸引等により処
理物1を吸着する。処理物1は回転台4と一体的に保持
されて、回転台4の回転に連動して回転させられる。こ
のとき、保持チャック3は保持を解除されていなければ
ならず、図1(1-2)に見られるのは、ヘッド部3aが処理
物1の外側に倒れるようにして処理物1をはずす構成で
ある。この他にも、保持チャック3を処理物1の邪魔に
ならない位置にずらすような構造にする設計は様々に考
えられるものであり、図1(1-2)の例に限らず、保持チャ
ック3の保持解除動作の手段は、従来から周知の種々の
技術手段を適宜適用して設計されればよい。
【0010】本発明の中核を構成している2つの機構、
1)吸着式回転保持機構と2)メカニカルチャック式回転保
持機構は、同時に両方の機構を動作させることはない。
必ずどちらかの機構だけを片方ずつ動作させ、結果的に
は両方の機構を別々に実施させる。この機構に基づき、
本発明の処理物回転処理装置では、吸着式回転保持機構
により処理する1)吸着式処理手段と、メカニカルチャッ
ク式回転保持機構により処理する2)チャック式処理手段
と、の2つの手段を具備しており、この2つの手段の両
方を用いて処理を実施する処理物回転処理装置とした。
【0011】これらの吸着式処理手段とチャック式処理
手段とでは、どちらの手段を先に用いてもよいし、複数
回繰り返してもよいし、複数回を交互におこなってもよ
いが、両方の手段が用いられていなければならない。こ
うすれば、前に行なった手段による処理だけでは不充分
だったり、処理物と接触している等のため洗浄等の処理
がよくできなかった個所があったりしても、回数を重ね
て繰り返すことによってムラのない処理ができるように
なる。それだけで安心できない場合は、処理が必要な個
所だけを狙って重点的に処理するようにしてもよい。
【0012】実用的には、はじめに吸着式処理手段を用
いて処理物の表面1a及び端部1cの処理を行ない、次
にチャック式処理手段を用いて処理物の裏面1b及び表
面1aの処理を行なうのが良く、これで効率良く処理物
のすべての面の処理が実施できる。そして、その後さら
にチャック式処理手段を用いたまま高速回転により乾燥
処理を行なえば、保持チャック部3の処理物1に付着し
た液体を遠心力で飛散させるのに時間が非常に短くて済
むようになり、きわめて効率的な乾燥処理が実施でき
る。そのうえ、本発明の処理物回転処理装置では、薄厚
円盤状の電子部品基板を処理物として適用したとき、特
に大きな威力を発揮し、1台の処理装置の1チャンバー
だけで極めて効率良い処理が行なわれる。
【0013】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
処理物回転処理装置では、次のような優れた効果を発揮
する。すなわち、吸着式回転保持機構により処理する吸
着式処理手段と、メカニカルチャック式回転保持機構に
より処理するチャック式処理手段と、の2つの手段を一
つの装置に具備し、その両方の手段を用いて行なうの
で、処理物の洗浄や乾燥等の処理にあたっては、すべて
の処理面を残さずムラなく効率良く短時間で処理できる
ようになり、しかも、装置の構造はシンプルで、本発明
のすべての処理工程は1チャンバーで実施できるように
構成でき、極めて合理的で効率が良く、設備投資もロー
コストで済むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による処理物回転処理装置の実施例を示
す説明図であり、図1(1-1)はメカニカルチャック式回
転保持機構の動作を説明する図であり、図1(1-2)は吸
着式回転保持機構の動作を説明する図である。
【図2】従来の処理物回転処理装置のメカニカルチャッ
ク式回転保持機構の動作を説明する図である。
【図3】従来の処理物回転処理装置の吸着式回転保持機
構の動作を説明する図である。
【符号の説明】
1 処理物 1a 表面 1b 裏面 1c 端部 2 吸収パッド 3 保持チャック 3a ヘッド部 3b 保持部 4 回転台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/306 H01L 21/306 R (72)発明者 嶋田 清 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田理 化工業株式会社内 (72)発明者 大坪 哲朗 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田理 化工業株式会社内 (72)発明者 野畑 博敬 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田理 化工業株式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA03 AB01 AB34 AB42 AB47 BA02 BB21 CC03 3B201 AA03 AB01 AB34 AB42 AB47 BA02 BB21 BB92 CC13 5F043 AA01 EE08 EE35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の処理物を回転台に載置保持して回
    転させて処理をする処理物回転処理装置において、前記
    処理物はその端部側で前記回転台に配設された複数個の
    保持チャックによって保持されて回転処理されるメカニ
    カルチャック式回転保持機構と、前記処理物は前記回転
    台に吸着保持されて回転処理される吸着式回転保持機構
    と、の2つの機構の両方を具備することを特徴とする処
    理物回転処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の処理物回転処理装置にお
    いて、吸着式回転保持機構により処理する吸着式処理手
    段と、メカニカルチャック式回転保持機構により処理す
    るチャック式処理手段と、の2つの手段の両方を用いて
    処理することを特徴とする処理物回転処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の処理物回転処理装置にお
    いて、はじめに吸着式処理手段を用いて処理物表面及び
    端部の処理を行ない、次にチャック式処理手段を用いて
    処理物裏面及び表面の処理を行ない、その後さらにチャ
    ック式処理手段を用いて高速回転により乾燥処理を行な
    うことを特徴とする処理物回転処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の処理物
    回転処理装置において、前記処理物は円盤状の電子部品
    基板であることを特徴とする処理物回転処理装置。
JP2000183592A 2000-06-19 2000-06-19 処理物回転処理装置 Pending JP2002001254A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160236239A1 (en) * 2015-02-16 2016-08-18 SCREEN Holdings Co., Ltd. Substrate processing apparatus
JP2021093427A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 株式会社Screenホールディングス 基板洗浄装置および基板洗浄方法

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