JP2002001199A - 塗工装置および塗工方法 - Google Patents
塗工装置および塗工方法Info
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Abstract
きる塗工装置を提供する。 【解決手段】 塗工装置10はウェブWを支持するバッ
クアップロール11と、バックアップロール11上を走
行するウェブWに対して塗工液を塗布するダイヘッド1
2と、ダイヘッド近傍に設けられたヒータ装置14とを
備えている。ヒータ装置14は、ウェブWの幅方向に沿
って設けられた複数のヒータ要素14a,14b,…か
らなっている。バックアップロール11はヒータ装置1
4により120℃〜150℃まで加熱されて膨張し、ウ
ェブWとダイヘッド12との間の間隙gが一定の値に調
整される。このため、120℃に加熱された塗工液から
ウェブWに加わる熱によってバックアップロール11の
膨張が影響を受けることはない。
Description
液を塗布する塗工装置および塗工方法に係り、とりわけ
ウェブに対して塗工液を均一の膜厚で塗布することがで
きる塗工装置および塗工方法に関する。
る塗工装置として、図5(a)(b)に示すものが知ら
れている。
10は走行するウェブWを支持するバックアップロール
11と、バックアップロール11上を走行するウェブW
に対して塗工液を塗布するダイヘッド12とを備えてい
る。
ックアップロール11に当接してこのバックアップロー
ル11により支持され、ダイヘッド12はバックアップ
ロール11により支持されたウェブWに対して塗工液を
塗布するようになっている。
Wはバックアップロール11に当接して支持されている
が、バックアップロール11の加工精度、例えば真円度
または真直度が悪化したり、あるいはバックアップロー
ル11の組立精度が悪化すると、ウェブWとダイヘッド
12の先端部12aとの間の間隙gがウェブWの幅方向
に沿って変化する。例えばバックアップロール11の半
径が中央部11aと端部11bとの間で10μm異なる
と、ダイヘッド12の先端部12aとウェブWとの間の
隙間gに差が生じ、バックアップロール11の中央部1
1aと端部11bにおける間隙差Δgも10μmとな
る。
端部12aとの間の間隙gが変化してバックアップロー
ル11の中央部11aと端部11bとの間に間隙差Δg
が生じると、ウェブWの幅方向に沿って塗工液の膜厚が
不均一となり、塗工液をウェブW上に精度良く塗布する
ことができない(図5(b))。
によって加熱されたウェブWからの伝熱作用により、バ
ックアップロール11が熱膨張するとともに、このバッ
クアップロール11の熱膨張がウェブWの幅方向に不均
一に発生し、ウェブWとダイヘッド12の先端部12a
との間隙gがウェブWの幅方向に沿って変化することも
ある。
ものであり、ウェブの幅方向について均一な膜厚で塗工
液を塗布することができる塗工装置を提供することを目
的とする。
ブを支持する中空状バックアップロールと、バックアッ
プロール上のウェブに対して所定の間隙を形成して塗工
液を塗布するダイヘッドと、バックアップロール内に設
けられたヒータ装置とを備えたことを特徴とする塗工装
置である。
ロールを所望温度に加熱する工程と、バックアップロー
ルの加熱温度以下の温度に加熱した塗工液をダイヘッド
によりウェブに対して塗布する工程と、を備えたことを
特徴とする塗工方法である。
り支持されたウェブに対してダイヘッドから高温の塗工
液が塗布される。この場合、予めバックアップロール内
に設けられたヒータ装置によりバックアップロールを塗
工液の温度より高温にて加熱して熱膨張させる。このこ
とにより、塗布液によって加熱されたウェブからバック
アップロールへの伝熱作用は弱まり、バックアップロー
ルの熱膨張に影響を与えることはない。このためウェブ
とダイヘッドとの間の間隙を所望の値に定めて、ウェブ
上に塗布された塗工液の膜厚を均一にすることができ
る。
施の形態について説明する。
示す図である。
0は走行するウェブWを支持する中空状バックアップロ
ール11と、バックアップロール11上を走行するウェ
ブWに対して所定間隙を形成するとともに塗工液を塗布
するダイヘッド12と、中空状バックアップロール11
内に設けられたヒータ装置14とを備え、塗工液はダイ
ヘッド12の先端部12aからウェブW上に塗布される
ようになっている。
に沿って配置された複数のヒータ要素14a,14b,
…からなり、各ヒータ要素14a,14b,…は各々独
立してその加熱量を調整することができるようになって
いる。
の走行方向下流側には、塗工液の膜厚を検出する膜厚計
13が設けられている。この膜厚計13はウェブWの幅
方向に走行して、幅方向の複数の測定点で塗工液の膜厚
を測定するようになっている(図5)。この場合、膜厚
計13の測定点は、ウェブWの幅方向に関しヒータ装置
14の各ヒータ要素14a,14b,…に対応している
ことが好ましい。
が接続され、膜厚計13からのウェブWの幅方向の膜厚
測定値に基づいて、制御装置20によりヒータ装置14
の各ヒータ要素14a,14b,…の加熱量を調整する
ようになっている。
について詳述する。バックアップロール11は発熱体と
して機能する強磁性体からなる固定側の内筒21と、冷
却体として機能する強磁性体からなる回転側の外筒24
とを有し、内筒21と外筒24との間には液相23aと
気相23bとからなる熱媒23が充てんされている。ま
た内筒21内には鉄芯23aとコイル23bとが配置さ
れ、これら鉄芯23aとコイル23bとによりヒータ装
置14の各ヒータ要素14a、14bとなる誘導コイル
を構成している。
とからなるヒータ要素14a、14bより内筒21が加
熱され、さらに内筒21により熱媒23を介して外筒2
4が加熱される。
いた塗工方法について説明する。まず、バックアップロ
ール11上をウェブWが走行する。次にダイヘッド12
の先端部12aから塗工液が吐出して、ウェブW上に約
120℃に加熱された塗工液が塗布される。本発明にお
いて、ウェブWとしてはフィルム,紙,金属が考えられ
る。塗工液としては特に限定はしないが、ホットメルト
樹脂,EBUV樹脂などノンソルベントで加熱を行う液
を使用する。
め鉄芯23aとコイル23bとからなるヒータ要素14
a、14bにより、内筒21および熱媒23を介して外
筒24が塗工液の加熱温度より高温、例えば120℃〜
150℃まで加熱される。このようにバックアップロー
ル11の外筒24が加熱されると、外筒24は熱膨張
し、これによりウェブWとダイヘッド12の先端部12
aとの間の間隙は、予め定められた値に設定される。こ
の場合、外筒24は、塗工液の温度(120℃)より高
温(120℃〜150℃)で加熱される、すなわち塗工
液の温度は外筒24の温度より低温となるため、塗工液
により加熱されたウェブWからバックアップロール11
の外筒24側への伝熱作用は弱まる。従って、ウェブW
側からの伝熱作用に影響を受けることなく、外筒24を
熱膨張させることができる。このため、ウェブWとダイ
ヘッド12の先端部12aとの間の間隙gを一定の値に
定め、これによりウェブWに塗布される塗工液の膜厚を
一定に保つことができる。例えば、図4に示すようにダ
イヘッド12とバックアップロール11との間の間隙g
を140μm〜160μmに保った場合、ウェブWに塗
布される塗工液の膜厚変動を小さく抑えることができ
る。
行して、複数の測定点において、塗工液の膜厚が測定さ
れる。この場合、膜厚計13による測定点は、ウェブW
の幅方向に関して各ヒータ要素14a,14b,…の配
置位置に対応している。
御装置20に送られ、この制御装置20によりヒータ装
置14の各ヒータ要素14a,14b,…が調整され
る。
a,14b,…の調整方法について述べる。
工精度が良好でなく、バックアップロール11の中央部
11aと端部11bとの間でバックアップロール11の
半径に差が生じると(中央部11a側の半径が大きくな
ると)、ウェブWとダイヘッド12の先端部12aとの
間の間隙gがウェブWの幅方向に沿って変化する。
端部11bにおける、ウェブWとダイヘッド12の先端
部12aとの間の間隙gの差(間隙差)Δgが大きくな
ると、中央部11aと端部11bにおける塗工液の膜厚
の差も大きくなる(図2)。
1b側の測定点における膜厚が大きい場合は、ウェブW
とダイヘッド12の先端部12aとの間の間隙gが広い
と判断して、この測定点に対応するヒータ要素の加熱量
を大きくする。このことによりバックアップロール11
の端部11b側を熱膨張させてバックアップロール11
の端部11b側の半径を増加させる。このことによりウ
ェブWとダイヘッド12の先端部12aとの間隙を狭く
することができる。
の測定点における膜厚が小さい場合は、ウェブWとダイ
ヘッド12の先端部12aとの間の間隙が狭いと判断し
て、この測定点に対応するヒータ要素の加熱量を小さく
してバックアップロール11の中央部11a側の熱膨張
を回避する。このことにより、ウェブWとダイヘッド1
2の先端部12aとの間の間隙を調整することができ
る。
ヘッド12の先端部12aから吐出されウェブW上に塗
布された塗工液の膜厚をウェブWの幅方向に沿って均一
に保つことができる。
ダイヘッドとの間の間隙を調整して、ウェブ上に塗布さ
れた塗工液の膜厚を均一に調整することができる。
視図。
隙差と膜厚差との関係を示す図。
変動との関係を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】走行するウェブを支持する中空状バックア
ップロールと、 バックアップロール上のウェブに対して所定の間隙を形
成して塗工液を塗布するダイヘッドと、 バックアップロール内に設けられたヒータ装置とを備え
たことを特徴とする塗工装置。 - 【請求項2】ヒータ装置はウェブの幅方向に沿って配置
された複数のヒータ要素を有することを特徴とする請求
項1記載の塗工装置。 - 【請求項3】バックアップ体のウェブの走行方向下流側
に、ウェブ上に塗布された塗工液の膜厚をウェブの幅方
向に沿って測定する膜厚計を設け、 膜厚計からの信号に基づいて各ヒータ要素を制御装置に
より調整することを特徴とする請求項2記載の塗工装
置。 - 【請求項4】請求項1記載の塗工装置による塗工方法に
おいて、 ヒータ装置によりバックアップロールを所望温度に加熱
する工程と、 バックアップロールの加熱温度以下の温度に加熱した塗
工液をダイヘッドによりウェブに対して塗布する工程
と、 を備えたことを特徴とする塗工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000191155A JP4641593B2 (ja) | 2000-06-26 | 2000-06-26 | 塗工装置および塗工方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP4641593B2 JP4641593B2 (ja) | 2011-03-02 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003200097A (ja) * | 2002-01-09 | 2003-07-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 塗布方法及びスロットダイ |
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-
2000
- 2000-06-26 JP JP2000191155A patent/JP4641593B2/ja not_active Expired - Fee Related
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