JP2002001182A - 霧化装置 - Google Patents
霧化装置Info
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- JP2002001182A JP2002001182A JP2000179235A JP2000179235A JP2002001182A JP 2002001182 A JP2002001182 A JP 2002001182A JP 2000179235 A JP2000179235 A JP 2000179235A JP 2000179235 A JP2000179235 A JP 2000179235A JP 2002001182 A JP2002001182 A JP 2002001182A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 起動時にも何ら不具合なく、広範囲に送風量
を調整し得る。 【解決手段】 霧化スイッチがONされると、風量ダイ
ヤル設定値を読み込み(ST5、ST6)、その風量設
定値に対応した間欠駆動における電圧印加時間データを
読み込み(ST7)、その電圧印加時間が起動トルクに
十分な電圧印加時間か否か判定し(ST8)、起動トル
クに十分な電圧印加時間でない場合、間欠駆動における
増加電圧印加時間データを読み出し(ST9)、その増
加電圧印加時間に基づいて送風モータを回転させる(S
T10)。
を調整し得る。 【解決手段】 霧化スイッチがONされると、風量ダイ
ヤル設定値を読み込み(ST5、ST6)、その風量設
定値に対応した間欠駆動における電圧印加時間データを
読み込み(ST7)、その電圧印加時間が起動トルクに
十分な電圧印加時間か否か判定し(ST8)、起動トル
クに十分な電圧印加時間でない場合、間欠駆動における
増加電圧印加時間データを読み出し(ST9)、その増
加電圧印加時間に基づいて送風モータを回転させる(S
T10)。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体に内蔵され
た振動子の振動より液体を霧化する超音波吸入器等の霧
化装置に関する。
た振動子の振動より液体を霧化する超音波吸入器等の霧
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波振動子を振動させ、この振
動により液槽内の液体を霧化し、霧化液を液槽内から送
風ファンにより、外部に放出し、患者等に霧化液を吸入
させる超音波式の霧化装置がよく知られている。この種
の霧化装置においては、送風ファンの送量を調節するた
めに送風用モータを間欠駆動し、この間欠駆動の駆動時
間をツマミ等により、設定し得るようにしている。
動により液槽内の液体を霧化し、霧化液を液槽内から送
風ファンにより、外部に放出し、患者等に霧化液を吸入
させる超音波式の霧化装置がよく知られている。この種
の霧化装置においては、送風ファンの送量を調節するた
めに送風用モータを間欠駆動し、この間欠駆動の駆動時
間をツマミ等により、設定し得るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の霧化装
置においては、送風量を少なくする場合、間欠駆動時の
電圧印加時間を短くし、モータの回転数を下げなければ
ならない。送風用モータが動作中(回転中)に間欠駆動
時の電圧印加時間を短くしても、送風用モータは既に回
転しているので、低い速度となるが、回転し続ける。し
かし、送風用モータ起動(始動)時は、送風用モータは
停止しているので、電圧印加時間が短いと、起動トルク
が足らず、送風用モータは回転しない。そのため、送風
量の調節が幅広く行えない、という問題があった。
置においては、送風量を少なくする場合、間欠駆動時の
電圧印加時間を短くし、モータの回転数を下げなければ
ならない。送風用モータが動作中(回転中)に間欠駆動
時の電圧印加時間を短くしても、送風用モータは既に回
転しているので、低い速度となるが、回転し続ける。し
かし、送風用モータ起動(始動)時は、送風用モータは
停止しているので、電圧印加時間が短いと、起動トルク
が足らず、送風用モータは回転しない。そのため、送風
量の調節が幅広く行えない、という問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、起動時にも何ら不具合なく、広範囲に送
風量を調整し得る霧化装置を提供することを目的として
いる。
ものであって、起動時にも何ら不具合なく、広範囲に送
風量を調整し得る霧化装置を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の霧化装置は、
霧化された液を外部に送出するため、送風用モータを間
欠駆動し、かつ駆動時間を設定手段により変更すること
により、送風量を調節し得るようにしたものにおいて、
前記駆動時間を、起動時に前記設定時間の設定の如何に
かかわらず、前記送風用モータが停止状態から回転し得
る程度の長さの駆動時間とするようにしている。
霧化された液を外部に送出するため、送風用モータを間
欠駆動し、かつ駆動時間を設定手段により変更すること
により、送風量を調節し得るようにしたものにおいて、
前記駆動時間を、起動時に前記設定時間の設定の如何に
かかわらず、前記送風用モータが停止状態から回転し得
る程度の長さの駆動時間とするようにしている。
【0006】この発明の霧化装置では、起動時に送風用
モータは送風量設定手段による駆動時間、つまり電圧印
加時間の設定如何にかかわらず、送風用モータが停止状
態から回転し得る程度の電圧印加時間でスタートする。
そのため、送風用モータは必ず回転を開始する。その後
は設定風量が小さく、駆動時間が短くても、その設定電
圧印加時間に応じた速度で、送風用モータが回転し、送
風量を小なる範囲まで調節する。
モータは送風量設定手段による駆動時間、つまり電圧印
加時間の設定如何にかかわらず、送風用モータが停止状
態から回転し得る程度の電圧印加時間でスタートする。
そのため、送風用モータは必ず回転を開始する。その後
は設定風量が小さく、駆動時間が短くても、その設定電
圧印加時間に応じた速度で、送風用モータが回転し、送
風量を小なる範囲まで調節する。
【0007】また、この発明の霧化装置では、前記設定
手段により、起動時に駆動時間が所定値以下に設定され
ているか否か判定する手段を備え、起動時の駆動時間が
所定値以下の場合、この所定値よりも長い駆動時間で駆
動を開始し、その後、前記設定した駆動時間で動作させ
るようにしてもよい。
手段により、起動時に駆動時間が所定値以下に設定され
ているか否か判定する手段を備え、起動時の駆動時間が
所定値以下の場合、この所定値よりも長い駆動時間で駆
動を開始し、その後、前記設定した駆動時間で動作させ
るようにしてもよい。
【0008】この発明の霧化装置では、所定値送風用モ
ータが起動時に回転を開始しない上限の電圧印加時間で
あると、設定時間がこの所定値以下である場合は、この
所定値よりも長い駆動時間で駆動を開始すれば送風用モ
ータは回転し、回転後は設定時間で動作させればよい。
起動時に設定時間が所定値より大であれば、その駆動時
間でそのまま駆動すれば、送風用モータは回転を開始す
る。したがって、結果的に設定手段による駆動時間の如
何にかかわらず、送風用モータは起動時に回転を開始す
る。
ータが起動時に回転を開始しない上限の電圧印加時間で
あると、設定時間がこの所定値以下である場合は、この
所定値よりも長い駆動時間で駆動を開始すれば送風用モ
ータは回転し、回転後は設定時間で動作させればよい。
起動時に設定時間が所定値より大であれば、その駆動時
間でそのまま駆動すれば、送風用モータは回転を開始す
る。したがって、結果的に設定手段による駆動時間の如
何にかかわらず、送風用モータは起動時に回転を開始す
る。
【0009】ここで間欠駆動とは、駆動オンと駆動オフ
を交互に、つまり間欠的に駆動する駆動方法であり、定
周期で一周期毎にそれぞれ1回のオン/オフを行うも
の、一周期に数個のパルスを含むもの、等である。
を交互に、つまり間欠的に駆動する駆動方法であり、定
周期で一周期毎にそれぞれ1回のオン/オフを行うも
の、一周期に数個のパルスを含むもの、等である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態である超音波霧化装置の外観前面図である。この実
施形態超音波霧化装置の本体右上部の後方より前方に向
けて傾斜させた部分に、表示部1、風量ダイヤル2、霧
化量ダイヤル3、タイマダイヤル4及びスタート/スト
ップスイッチ5を設けている。また、本体側部に電源ス
イッチ6を備えている。また、本体の左部には、液槽カ
バー固定アーム7、排水ホース8、液槽受け9及び液槽
カバー10を備えている。
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明の一実施
形態である超音波霧化装置の外観前面図である。この実
施形態超音波霧化装置の本体右上部の後方より前方に向
けて傾斜させた部分に、表示部1、風量ダイヤル2、霧
化量ダイヤル3、タイマダイヤル4及びスタート/スト
ップスイッチ5を設けている。また、本体側部に電源ス
イッチ6を備えている。また、本体の左部には、液槽カ
バー固定アーム7、排水ホース8、液槽受け9及び液槽
カバー10を備えている。
【0011】図2は、この実施形態超音波霧化装置の内
部を示す断面図である。この実施形態超音波霧化装置の
本体内には、ブザー11、発振ユニット12、電源トラ
ンス13、冷却ファン14、液槽15、少容量霧化キッ
ト16、フロートスイッチ17、水槽18、振動子19
を備えている。液槽カバー10は、固定ポイント20で
固定アーム7によって固定されている。
部を示す断面図である。この実施形態超音波霧化装置の
本体内には、ブザー11、発振ユニット12、電源トラ
ンス13、冷却ファン14、液槽15、少容量霧化キッ
ト16、フロートスイッチ17、水槽18、振動子19
を備えている。液槽カバー10は、固定ポイント20で
固定アーム7によって固定されている。
【0012】図3は、この実施形態超音波霧化装置の外
観後面図である。図4は、ファンカバーを外した状態の
後面図である。図3において、21はファンケース、2
2はファンカバーである。後面内部には、送風用ファン
23、送風経路24を備えている。25は液槽カバー固
定アーム軸である。
観後面図である。図4は、ファンカバーを外した状態の
後面図である。図3において、21はファンケース、2
2はファンカバーである。後面内部には、送風用ファン
23、送風経路24を備えている。25は液槽カバー固
定アーム軸である。
【0013】図5は実施形態超音波霧化装置の機能構成
を示すブロック図である。この実施形態超音波霧化装置
は、操作部31と、表示部32と、制御部33と、発振
周波数生成部34と、霧化部35と、送風部36と、冷
却部37と、エラー検出部38とを備えている。
を示すブロック図である。この実施形態超音波霧化装置
は、操作部31と、表示部32と、制御部33と、発振
周波数生成部34と、霧化部35と、送風部36と、冷
却部37と、エラー検出部38とを備えている。
【0014】操作部31には、風量ダイヤル2、霧化量
ダイヤル、タイマダイヤル4、スタート/ストップスイ
ッチ5等を含むものである。表示部32は、図1の表示
部1に相当し、表示駆動回路、表示器を含む。制御部3
3は、主としてCPUで構成され、風量ダイヤル2、霧
化量ダイヤル3、タイマダイヤル4等の設定に応じ、発
振周波数生成部34、霧化部35、送風部36、冷却部
37、表示部32に信号を送り、風量、霧化量、連続動
作時間等を制御する機能を有する。発振周波数生成部3
4は、霧化部35の振動子19を駆動する信号を発生さ
せるための回路であり、図2の発振ユニット12に相当
する。霧化部35は振動子19を含む。送風部36は送
風用モータを含む送風用ファン23に相当する。冷却部
37は振動子19、発振回路ユニット12を冷却するた
めの、図2の冷却ファン14に相当する。
ダイヤル、タイマダイヤル4、スタート/ストップスイ
ッチ5等を含むものである。表示部32は、図1の表示
部1に相当し、表示駆動回路、表示器を含む。制御部3
3は、主としてCPUで構成され、風量ダイヤル2、霧
化量ダイヤル3、タイマダイヤル4等の設定に応じ、発
振周波数生成部34、霧化部35、送風部36、冷却部
37、表示部32に信号を送り、風量、霧化量、連続動
作時間等を制御する機能を有する。発振周波数生成部3
4は、霧化部35の振動子19を駆動する信号を発生さ
せるための回路であり、図2の発振ユニット12に相当
する。霧化部35は振動子19を含む。送風部36は送
風用モータを含む送風用ファン23に相当する。冷却部
37は振動子19、発振回路ユニット12を冷却するた
めの、図2の冷却ファン14に相当する。
【0015】この実施形態超音波霧化装置では、風量ダ
イヤル2で送風用ファン22の送風量を予め設定し、か
つ自由に調節し得るようになっているが、起動時におい
て、風量ダイヤル2の設定が如何なる値であっても、間
欠駆動の電圧印加時間が送風用ファン22の送風用モー
タが停止状態から回転状態になるように構成されてい
る。なお、制御部33のメモリには、風量ダイヤル2の
位置に対応した各電圧印加時間が記憶されている。
イヤル2で送風用ファン22の送風量を予め設定し、か
つ自由に調節し得るようになっているが、起動時におい
て、風量ダイヤル2の設定が如何なる値であっても、間
欠駆動の電圧印加時間が送風用ファン22の送風用モー
タが停止状態から回転状態になるように構成されてい
る。なお、制御部33のメモリには、風量ダイヤル2の
位置に対応した各電圧印加時間が記憶されている。
【0016】次に、この実施形態超音波霧化装置の送風
制御の処理動作を図6に示すフロー図により説明する。
スタート/ストップスイッチ5が押されると、先ずステ
ップST1において、送風用モータが動作中であるか否
か判定する。動作中でない場合はステップST5へ移行
する。一方、動作中の場合は、ステップST2へ移行す
る。動作中か否かの確認は、フォトインタラプタ等によ
り回転数を検出し、制御部33に入力してもよいし、ま
た事前の試験データにより間欠駆動における電圧印加時
間がどれだけ以上であれば送風モータが始動するかを制
御部33に記憶させておき、その電圧印加時間より長い
時間、電圧印加を行ったかを制御部33により認識する
ようにしてもよい。
制御の処理動作を図6に示すフロー図により説明する。
スタート/ストップスイッチ5が押されると、先ずステ
ップST1において、送風用モータが動作中であるか否
か判定する。動作中でない場合はステップST5へ移行
する。一方、動作中の場合は、ステップST2へ移行す
る。動作中か否かの確認は、フォトインタラプタ等によ
り回転数を検出し、制御部33に入力してもよいし、ま
た事前の試験データにより間欠駆動における電圧印加時
間がどれだけ以上であれば送風モータが始動するかを制
御部33に記憶させておき、その電圧印加時間より長い
時間、電圧印加を行ったかを制御部33により認識する
ようにしてもよい。
【0017】ステップST1において、送風用モータが
停止状態にある時は、ステップST5へ移行し、霧化オ
ン/オフスイッチが押されたか否かを判定する。霧化オ
ン/オフスイッチが押されていない場合は、ステップS
T11へ移行する。一方、霧化オン/オフスイッチが押
されていれば、ステップST6へ移行する。ステップS
T11においては、送風用モータを停止状態とし、ステ
ップST1へ戻る。このように電源スイッチ6が投入さ
れても、スタート/ストップスイッチ5が押されない限
り、ステップST1、ST5、ST11の処理が繰り返
され、送風用モータは停止状態のままである。
停止状態にある時は、ステップST5へ移行し、霧化オ
ン/オフスイッチが押されたか否かを判定する。霧化オ
ン/オフスイッチが押されていない場合は、ステップS
T11へ移行する。一方、霧化オン/オフスイッチが押
されていれば、ステップST6へ移行する。ステップS
T11においては、送風用モータを停止状態とし、ステ
ップST1へ戻る。このように電源スイッチ6が投入さ
れても、スタート/ストップスイッチ5が押されない限
り、ステップST1、ST5、ST11の処理が繰り返
され、送風用モータは停止状態のままである。
【0018】ステップST6においては、現時点の風量
ダイヤル2の設定値を読み込む。そして、ステップST
7へ移行する。ステップST7においては、設定値に対
応した間欠駆動における電圧印加時間データを読み込
む。次にステップST8へ移行する。
ダイヤル2の設定値を読み込む。そして、ステップST
7へ移行する。ステップST7においては、設定値に対
応した間欠駆動における電圧印加時間データを読み込
む。次にステップST8へ移行する。
【0019】ステップST8においては、上記読み取っ
た電圧印加時間データが起動トルクに十分な長さである
か否かを判定する。印加電圧時間データが起動トルクに
十分な時間長であれば、ステップST4へ移行する。一
方、起動トルクに十分な時間でなければ、ステップST
9へ移行する。ステップST4においては、設定値に対
応した電圧印加時間に基づいて、送風用モータを駆動し
て送風する。そして、ステップST1へ戻る。このステ
ップST1、ST5〜ST8、ST4、ST1の処理
は、風量ダイヤルの設定した電圧印加時間を変更するこ
となく、送風用モータを駆動する場合の処理を示してい
る。
た電圧印加時間データが起動トルクに十分な長さである
か否かを判定する。印加電圧時間データが起動トルクに
十分な時間長であれば、ステップST4へ移行する。一
方、起動トルクに十分な時間でなければ、ステップST
9へ移行する。ステップST4においては、設定値に対
応した電圧印加時間に基づいて、送風用モータを駆動し
て送風する。そして、ステップST1へ戻る。このステ
ップST1、ST5〜ST8、ST4、ST1の処理
は、風量ダイヤルの設定した電圧印加時間を変更するこ
となく、送風用モータを駆動する場合の処理を示してい
る。
【0020】ステップST9においては、間欠駆動にお
ける増加電圧印加時間データを読み込む。そして、ステ
ップST10へ移行する。ステップST10において
は、間欠駆動における増加電圧印加時間に基づいて、送
風用モータを回転する。そして、ステップST1へ戻
る。このステップST1、ST5〜ST8、ST9、S
T10の処理は、起動時に設定された電圧印加時間が起
動トルクで十分でない場合は、始動時だけ電圧印加時間
を起動トルクに十分な長さに変更する場合の処理を示し
ている。
ける増加電圧印加時間データを読み込む。そして、ステ
ップST10へ移行する。ステップST10において
は、間欠駆動における増加電圧印加時間に基づいて、送
風用モータを回転する。そして、ステップST1へ戻
る。このステップST1、ST5〜ST8、ST9、S
T10の処理は、起動時に設定された電圧印加時間が起
動トルクで十分でない場合は、始動時だけ電圧印加時間
を起動トルクに十分な長さに変更する場合の処理を示し
ている。
【0021】ステップST2においては、その時点の風
量ダイヤル2の設定値を読み込む。そして、ステップS
T3へ移行する。ステップST3においては、設定値に
対応した間欠駆動における電圧印加時間データを読み込
む。そして、ステップST4へ移行する。ステップST
4においては、やはり間欠駆動における読み込まれた電
圧印加時間に基づいて、送風用モータを駆動し、ステッ
プST1へ戻る。ここでのステップST1〜ST4、S
T1の処理は、送風用モータの動作中は設定値に対応し
た電圧印加時間で送風用モータを動作させることを示し
ている。
量ダイヤル2の設定値を読み込む。そして、ステップS
T3へ移行する。ステップST3においては、設定値に
対応した間欠駆動における電圧印加時間データを読み込
む。そして、ステップST4へ移行する。ステップST
4においては、やはり間欠駆動における読み込まれた電
圧印加時間に基づいて、送風用モータを駆動し、ステッ
プST1へ戻る。ここでのステップST1〜ST4、S
T1の処理は、送風用モータの動作中は設定値に対応し
た電圧印加時間で送風用モータを動作させることを示し
ている。
【0022】以上の処理において、例えば設定された風
量ダイヤルに対応する電圧印加時間がT1 であり、この
電圧印加時間T1 では十分な起動トルクが得られない場
合、例えば図7の(a)に示すように、起動時にのみ起
動トルクが得られる程度、つまり送風用モータの回転を
可能とする電圧印加時間T2 とする。そして、起動後、
送風用モータが動作を開始すると、図7の(b)で示す
設定された電圧印加時間T1 で駆動する。
量ダイヤルに対応する電圧印加時間がT1 であり、この
電圧印加時間T1 では十分な起動トルクが得られない場
合、例えば図7の(a)に示すように、起動時にのみ起
動トルクが得られる程度、つまり送風用モータの回転を
可能とする電圧印加時間T2 とする。そして、起動後、
送風用モータが動作を開始すると、図7の(b)で示す
設定された電圧印加時間T1 で駆動する。
【0023】なお、上記実施形態では、風量ダイヤルの
位置に対する電圧印加時間は1:1で対応させてROM
に記憶している。また、霧化量ダイヤルの設定に対して
も同様に、電圧印加時間を対応させて記憶している。
位置に対する電圧印加時間は1:1で対応させてROM
に記憶している。また、霧化量ダイヤルの設定に対して
も同様に、電圧印加時間を対応させて記憶している。
【0024】しかし実際は、振動子や送風用モータには
ばらつきがあるため、霧化量、風量にもばらつきが生じ
てしまう。一方、制御部はCPU、記憶素子で構成され
るので、マスク品であれば一度書き込みを行うと、電圧
印加時間の設定を変更することができない。また、複数
回書き込み可能な記憶素子でも、記憶素子のプログラム
を書き換えるには時間がかかり、また専門知識を要する
ため、一般の作業者が電圧印加時間を変更することは、
実際不可能である。
ばらつきがあるため、霧化量、風量にもばらつきが生じ
てしまう。一方、制御部はCPU、記憶素子で構成され
るので、マスク品であれば一度書き込みを行うと、電圧
印加時間の設定を変更することができない。また、複数
回書き込み可能な記憶素子でも、記憶素子のプログラム
を書き換えるには時間がかかり、また専門知識を要する
ため、一般の作業者が電圧印加時間を変更することは、
実際不可能である。
【0025】そこで、この発明の他の実施形態として、
予め記憶素子に複数の電圧印加時間設定を行っておき、
振動子及び送風用モータのばらつきにより、最も適正な
ものを1つ選択して、電圧印加期間の微調整を行うよう
にしてもよい。図8はその具体例を示し、ダイヤル位置
1〜10に対し、電圧印加時間をばらつき調整値1、ば
らつき調整値2、ばらつき調整値3、ばらつき調整値4
の4種から1つを選択する。選択は、図9に示すスイッ
チSW1〜SW4の1つをオンするようにして、あるい
はジャンパーにて4つのオープン端子の1つを接続する
ようにして行ってもよい。
予め記憶素子に複数の電圧印加時間設定を行っておき、
振動子及び送風用モータのばらつきにより、最も適正な
ものを1つ選択して、電圧印加期間の微調整を行うよう
にしてもよい。図8はその具体例を示し、ダイヤル位置
1〜10に対し、電圧印加時間をばらつき調整値1、ば
らつき調整値2、ばらつき調整値3、ばらつき調整値4
の4種から1つを選択する。選択は、図9に示すスイッ
チSW1〜SW4の1つをオンするようにして、あるい
はジャンパーにて4つのオープン端子の1つを接続する
ようにして行ってもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、間欠駆動の駆動時間
を起動時に送風用モータが停止状態から回転し得る程度
のトルクが得られる長さの駆動時間としたので、始動時
に小さい送風量に設定され、駆動時間長が短く設定され
ている場合でも、起動時に確実に送風用モータを動作さ
せることができ、結果として広い範囲で風量調節を行う
ことができる。
を起動時に送風用モータが停止状態から回転し得る程度
のトルクが得られる長さの駆動時間としたので、始動時
に小さい送風量に設定され、駆動時間長が短く設定され
ている場合でも、起動時に確実に送風用モータを動作さ
せることができ、結果として広い範囲で風量調節を行う
ことができる。
【図1】この発明の一実施形態である超音波霧化装置の
外観前面図である。
外観前面図である。
【図2】同実施形態超音波霧化装置の断面図である。
【図3】同実施形態超音波霧化装置の外観後面図であ
る。
る。
【図4】図3のファンカバーを外した状態を示す図であ
る。
る。
【図5】同実施形態超音波霧化装置の機能構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】同実施形態超音波霧化装置の送風制御の処理動
作を示すフロー図である。
作を示すフロー図である。
【図7】同実施形態超音波霧化装置の起動時と動作中の
電圧印加時間を説明する図である。
電圧印加時間を説明する図である。
【図8】この発明の他に実施形態超音波霧化装置の風量
ダイヤル位置と複数種の電圧印加時間との対応を示す図
である。
ダイヤル位置と複数種の電圧印加時間との対応を示す図
である。
【図9】図8に示す複数種の電圧印加時間の1つを選択
するためのスイッチを説明する図である。
するためのスイッチを説明する図である。
1 表示部 2 風量ダイヤル 3 霧化量ダイヤル 4 タイマダイヤル 5 スタート/ストップスイッチ 6 電源スイッチ 12 発振ユニット 15 液槽 18 水槽 19 振動子 23 送風用ファン 24 送風経路
Claims (3)
- 【請求項1】霧化された液を外部に送出するため、送風
用モータを間欠駆動し、かつ駆動時間を設定手段により
変更することにより、送風量を調節し得るようにした霧
化装置において、 前記駆動時間を、起動時に前記設定時間の設定の如何に
かかわらず、前記送風用モータが停止状態から回転し得
る程度の長さの駆動時間とするようにしたことを特徴と
する霧化装置。 - 【請求項2】前記設定手段により、起動時に駆動時間が
所定値以下に設定されているか否か判定する手段を備
え、起動時の駆動時間が所定値以下の場合、この所定値
よりも長い駆動時間で駆動を開始し、その後、前記設定
した駆動時間で動作させるようにしたことを特徴とする
請求項1記載の霧化装置。 - 【請求項3】前記設定手段は、ダイヤルと、このダイヤ
ルの位置に対応して各駆動時間が記憶される記憶テーブ
ルとからなり、かつ前記記憶テーブルは、それぞれがダ
イヤルの同位置に対応して微小値だけ異なる値とした駆
動時間を記憶する複数の記憶テーブルであり、これら複
数個のテーブルの1つを選択する切替手段を備えたこと
を特徴とする請求項2記載の霧化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000179235A JP2002001182A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 霧化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000179235A JP2002001182A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 霧化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002001182A true JP2002001182A (ja) | 2002-01-08 |
Family
ID=18680540
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000179235A Pending JP2002001182A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 霧化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002001182A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015087583A1 (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | シャープ株式会社 | 粒子分離装置、粒子測定装置、及び粒子分離方法 |
CN111298250A (zh) * | 2020-03-25 | 2020-06-19 | 吴红燕 | 一种基于间歇性吸收的定量雾化装置 |
-
2000
- 2000-06-15 JP JP2000179235A patent/JP2002001182A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015087583A1 (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-18 | シャープ株式会社 | 粒子分離装置、粒子測定装置、及び粒子分離方法 |
JP2015114176A (ja) * | 2013-12-10 | 2015-06-22 | シャープ株式会社 | 粒子測定装置、及び粒子測定方法 |
CN111298250A (zh) * | 2020-03-25 | 2020-06-19 | 吴红燕 | 一种基于间歇性吸收的定量雾化装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060627 |