JP2001526600A - レーザ画像形成可能な印刷プレートとその支持体 - Google Patents

レーザ画像形成可能な印刷プレートとその支持体

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Abstract

(57)【要約】 金属支持体は、複数の回転ブラシと、微粒子材のスラリーによって、その処理された面が入射レーザ光線を吸収可能となるように処理される。前記支持体自身、赤外線レーザによる選択的書き込みによって可視画像形成可能である。前記支持体は、前記画像形成レーザ光線に対して透明なアブレーション可能コーティングによってコーティングされる。赤外線レーザ光線に対する選択的露光によって、前記支持体によって赤外線が吸収される結果、レーザ露光された領域に於いてこのコーティングがアブレーションされる。前記支持体は、回転ブラシ研磨の後に陽極処理することができ、その後も、画像形成されてコーティングをアブレーションするその能力を保持する。コーティングされた品は、コンピュータ−・ツー・プレート(computer−to−plate)式赤外線レーザ画像形成装置で画像形成することができ、従来式の平版印刷処理、又はドライオグラフ(dryographic)印刷処理に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 レーザ画像形成可能な印刷プレートとその支持体 これは、ここにそれら全部を参考文献として合体させる、1997年5月22 日出願の同時係属仮出願第60/047,447号の一部継続である、1998 年2月6日出願の一部継続出願09/19,829号である。 本発明は、画像形成可能な金属支持体、詳しくは、印刷プレートを形成するべ くレーザ画像形成可能なコーティングされた平面状支持体に関する。背景 新聞印刷機と商用印刷機との両方によって通常使用されているもののような従 来の平版印刷プレートは、通常、予め感光コーティングによってコーティングさ れ、研磨、陽極処理されたアルミニウム支持体から成る。この研磨、陽極処理さ れたアルミニウムは、通常、前記感光コーティングの塗布の前に、支持体シート の親水性を高めるべく、後処理される。この後処理のために有用な溶液として、 たとえば、珪酸ナトリウムやポリビニルホスホン酸がある。 アルミニウムの研磨は、回転ブラシ研磨、化学的研磨、電気化学的研磨等、様 々な方法によって行われる。平版印刷用支持体の製造に於いて、これらの方法の 複数を使用することが可能である。研磨された表面は、研磨されていない表面よ りも、感光コーティングに対してより良好な付着性を有するとともに、プレス上 のプレートのバックグランド領域に湿し水をより効率的に保持する。 陽極処理は、前記アルミニウムシートの表面上で、電気化学的に酸化アルミニ ウムを発生させる処理である。一般に使用されている陽極処理用電解質として、 硫酸と燐酸とがある。アノーディック酸化アルミニウムは、アルミニウムよりも 硬質で摩耗抵抗が高い為、陽極処理された印刷プレートは、そのままのプレート よりもプレス寿命が長い。 今日、印刷プレートに画像形成するために、赤外線レーザを利用したコンピュ ータ・ツー・プレート(computer−to−plate)システムを利用 することができる。プレートに直接に画像形成することによって、写真ネガの使 用を無くすることができる。 フロムソン(Fromson)等の米国特許第4,731,317号には、ア ルミナを含むスラリー中でブラシ研磨され、その後、希釈苛性ソーダと硝酸中で 連続処理され、更に、その後、1平方インチ(645.16平方ミリ)当たり1.5ミ リグラムの重量の酸化物コーティングを形成するべく陽極処理された支持体に基 づく印刷プレートが開示されている。前記支持体は、更に、米国特許第3,18 1,461号に依り、親水性を高めるべく、陽極処理後、シリカ化合することが できる。陽極処理されたプレートは、YAGレーザ(1064ナノメータ)光線 に対しては透明で、レーザに対して露光されたアノーディック酸化物の領域内に 発生するより長い波長に対する感度を有するジアゾ樹脂によつてコーティングさ れる。その理論は、研磨された表面が、レーザ光線を捕捉し、そのエネルギをよ り長い波長として再放出するというものである。この光捕捉特性は、カーボンブ ラックを前記ジアゾに添加することによって高められなければならない。ジアゾ は、プレートがレーザで露光されると不溶性となる。レーザ露光後、露光されな かったジアゾは、溶剤によって除去され、バックグランドに親水性の酸化物が露 出される。非画像形成領域が溶剤によって除去されるので、前記プレートはネガ 作用性であると言われる。 米国特許第4,731,317号は、前記ジアゾは、レーザ光線のレベルが比 較的高いとき、部分的にアブレーションする可能性がある、と記載している。そ のようなアブレーションは、レーザ光線に対して露光された領域が、現像溶液中 での処理後に画像を有するインクベアリングイメージ(ink bearing image)としてプレート上に残存するため、望ましくない。発明の要旨 本発明に依れば、平面状又は湾曲した金属支持体は、その表面が赤外線レーザ による選択的書き込みによって、可視画像形成可能となるように、処理される。 この目的の為の好適な処理は、回転ブラシ研磨である。ここで、「回転ブラシ研 磨」という言葉は、アルミナ、シリカ、等の微粒子状材を含有するスラリーの存 在下で研磨されるべき表面に対して接線方向に接触する軸芯回転するブラシを使 用したすべての処理を指すものと意図されている。その言葉は、又、同様な作用 を生じる均等な処理をも含むものである。 処理済み表面は、画像形成用赤外線レーザ光線に対して透明なアブレーション 可能コーティングによってコーティングされる。赤外線レーザ光線に対する選択 的露光によって、その赤外線が処理済み金属表面によって吸収される結果、レー ザ露光領域のこのコーティングがアブレーションされる。コーティングされた支 持体は、コンピュータ・ツー・プレート式赤外線レーザ画像形成装置によって画 像形成可能である。その特定のコーティングと支持体との選択に依り、画像形成 された支持体は、従来式の平版印刷工程又はドライオグラフィック印刷工程に利 用可能である。 本発明の印刷プレートは、従って、レーザアブレーション可能なコーティング を備えた金属支持体を有し、ここで、前記支持体自身、レーザによって画像形成 可能である。 好適な金属支持体は、アルミニウムであって、これは、好ましくは、該支持体 を赤外線レーザによって画像形成可能とするべく処理された後、陽極処理される 。陽極処理されたアルミニウムは、オプションとして、非画像領域の親水性を高 めるべく、珪酸ナトリウム、ポリビニルホスホン酸等によって後処理してもよい 。 前記アブレーション可能コーティング自身は、赤外線レーザ光線に対して透明 であるため、これを吸収しない。画像形成用レーザ光線は、前記コーティングを 通過し、前記処理済み金属支持体によって吸収される。レーザ画像形成された領 域のコーティングは、入射赤外線エネルギが前記処理済み金属支持体によって捕 捉される結果、アブレーションする。画像形成用レーザ光線に対して露光されな かった領域のコーティングは、プレートに付着したまま残存する。 本発明の支持体は3つの機能を果す。第1に、それは、アブレーション可能コ ーティングを坦持する。第2に、それは、赤外線レーザ光線を吸収してコーティ ングをアブレーションすることができる。最後に、そのレーザアブレーションさ れた領域が、コーティングの選択や平版印刷又はドライオグラフィック印刷とい った印刷種別に応じて、即ち、画像又はバックグランドとして機能する印刷プレ ートとなる。前記支持体自身が、レーザ画像形成後に於いて画像又はバックグラ ンドとして機能する、コーティングのレーザアブレーションを引き起こすので、 アブレーションを促進又は発生させるために、なんら中間層又はコーティング処 理は必要でない。 別の実施例に於いて、前記アブレーション可能コーティングは、紫外線による 画 像形成に対してポジ作用性である。前記赤外線レーザによってアブレーション( 画像形成)されたプレートは、該プレート上の画像に実質的に影響無く、そのバ ッグランド領域に残されたアブレーション残滓を可溶化するのに十分な程度、紫 外線に対してブランケット露光される。図面の簡単な説明 図1は、本発明で用いられる金属支持体の断面図、 図2は、本発明による印刷プレートの断面図、 図3は、上部コーティングのレーザアブレーションを示す断面図、 図4は、下方コーティングを備えた印刷プレートの断面図、 図5は、図4のプレートの上部コーティングのレーザアブレーションを示す断 面図、 図6A−Cは、100,000倍の倍率の表面1P,2P及び3Pの走査型電 子顕微鏡写真である。明細書本文 金属支持体を、回転ブラシ研磨によって十分に処理することによって、赤外線 レーザ光線に対する選択的露光によって可視画像形成可能な表面を形成すること が可能であることが判った。 更に、処理済み支持体を、アブレーション可能コーティングでコーティングし 、赤外線レーザ光線に対して選択的に露光させることによって、前記コーティン グがレーザ露光された領域に於いて選択的にアブレーションされることも発見さ れた。 赤外線レーザによって画像形成可能な能力を提供するために必要とされる回転 ブラシ研磨処理の量は、実験によって決めることができる。たとえば、回転ブラ シ研磨の程度が互いに異なる三つのサンプルを準備した。各サンプルには、同じ ブラシ研磨装置とブラシとを使用した。ブラシ研磨スタンドは、8つのブラシを 有し、各ブラシの直径は14インチ(35.56cm)であった。ブラシのフィラメント は長さ2インチ(5,08cm)のナイロン製であった。これらのブラシは、750rp mで軸芯回転された。スラリーは、未溶解プラティアルミナを33%含有してい た。アルミニウム のウェブを、前記ブラシ研磨装置に、毎分80フィート(24.384m)の速度でパス させた。サンプルを取り外し、これを1P(1パス)とした。この研磨済みウェ ブを、2回目、前記ブラシ研磨装置に、毎分80フィートの速度でパスさせた。 サンプルを取り外し、これを2P(2パス)とした。この2回研磨されたアルミ ニウムウェブを、3回目、前記と同じ速度で前記ブラシ研磨装置をパスさせた。 最終サンプルを取り外し、これを3P(3パス)とした。図6A−Cは、100 ,000倍の倍率での、表面1P,2P及び3Pの走査型電子顕微鏡写真である 。 これら三つすべてのプレートサンプルに対して、コネチカット州、サウス・ウ ィンザー(South Windsor)のガーバー・サイエンティフィック社 (Gerber Scientific)製のガーバー・クレセント42Tプレ ートイメージセッター(Gerber Crescent 42T Plate Image Setter)によって赤外線レーザ画像形成を行った。各サン プルに於いてその画像形成条件は同じとした。サンプル1Pには、かろうじて可 視状態の画像が形成されていた。サンプル2Pには、より可視性は高いが、コン トラストはまだかなり弱い画像が形成されていた。サンプル3Pには、強力では っきり認識可能な画像が形成されていた。これら三つのサンプルは、従来式のス タイラスプロファイリングによって特徴付けられる類似のトポグラフィーを有し ているものではあったが、レーザによって画像形成される能力は、これらサンプ ルに於いて大幅に異なっていた。 なんらかの特定の理論によって明確化されるものではないが、研磨処理中の微 粒子の集中的な埋込みによって、画像形成可能表面のユニークな特性が発生する ものと考えられる。回転ブラシ研磨によって、シートの表面に、集中的な粗削り によって、その大半が金属の皮膜によってカバーされた状態で、多数の微粒子( たとえば、焼成アルミナ)が埋め込まれた表面が形成される。これらの微粒子は 、金属に対して熱伝導率が低い。従って、本発明での使用に於いて、熱伝導率の 低い、硬質(金属支持体に対して)の微粒子、特に、硬質金属酸化物微粒子、が 好ましい。これらの金属マトリクス中に埋め込まれた微粒子は、非常に入り組ん だ、熱放出に対して、効率の低い経路を形成する。表面に於いて捕らえられたエ ネルギは、それによって支持体金属シートのバルクの熱連続性が維持される薄い 断面によって、支持体に対 して効率的に伝達されることができない。これによって、研磨された金属シート の表面に於いて、その表面内でアルミニウムをある程度局所的に溶解させるのに 十分な温度上昇が発生する。 これらの表面を作り出すための効率的な方法として回転ブラシ研磨を示したが 、金属表面に、比較的高い度合いの埋め込み微粒子材を作り出す、高圧ローリン グ、グリットブラスト処理、ボール研磨等のその他の均等な方法も使用可能であ る。 赤外線レーザによる画像形成可能な表面を形成するために、すべての研磨法が 適しているわけではない。たとえば、適当な平版印刷用表面を作り出すことが知 られている、化学的又は電気化学的研磨法等の、粒子を埋め込まない研磨法では 、赤外線レーザによって画像形成可能な表面は形成されない。しかしながら、こ れらの方法は、支持体が後で回転ブラシ研磨処理されるのであれば、特殊な目的 の為に使用可能である。 回転ブラシ研磨によって、通常、表面粗さが増加する。しかしながら、本発明 は、それをレーザ画像形成可能とするために、支持体の粗さを増加させることを 必要とするものではない。たとえば、支持体をエンボス又は電気化学的研磨処理 して、それ自身ではレーザ画像形成可能ではない、粗い表面を形成することがで きる。ここに記載される回転ブラシ研磨によって、支持体はレーザ画像形成可能 となり、更に、たとえば、スタイラス式プロファイリングによる測定での表面粗 さを減少させることも可能となる。同様に、非常に細かい粒子によるブラスト処 理によって、最初により粗いトポグラフィーを有する支持体の表面粗さを減少さ せることも可能であろう。本発明は、支持体をレーザ画像形成可能とするための 処理を必要とするが、その表面粗さは、ここに記載される回転ブラシ研磨又はこ れに均等の処理によって、増加又は減少させることができる。 前記ブラシ研磨処理の後、過酷な(harsh)化学薬品による処理によって 、表面にレーザによって画像形成されるその能力を失うせることができる。たと えば、米国特許第4,731,317号に記載されているように、苛性ソーダに よるエッチングによって、表面を画像形成不能に変化させる。更に、硫酸又は燐 酸等の電解液中での過度の陽極処理によって、表面を、もはや画像形成不能にな るように変化させることができる。これは、このような処理によって、埋め込ま れた微粒子が取 り除かれ、従って、その表面から支持体シートに伝達される熱エネルギの効率が 変化することによるものと考えられる。 ブラシ研磨処理された表面を陽極処理し、かつ、赤外線レーザによってその表 面に画像形成する能力を保持することが可能である。比較的低い酸化物コーティ ング重量で低温での硫酸中の陽極処理が、レーザ画像形成可能で、かつ、印刷用 として必要な硬度と耐久性とを備えた表面を形成するのに有効である。約1ミク ロン又はそれ以下、好ましくは約0.5ミクロン、の厚みのアノーディック酸化 物が最も適当である。 アルミニウムが好適な支持体ではあるが、他の金属も、本発明によって回転ブ ラシ研磨処理し、アブレーション可能コーティングによってコーティングし、こ のコーティングがレーザ書き込みされた領域に於いてアブレーションされるよう に赤外線レーザによって選択的に画像形成することができる。適当な金属として は、亜鉛、錫、鉄、スチール、及びこれらの合金がある。鋼上にクラディング又 はプレーティングされた錫、亜鉛、鉛、及びこれらの合金等の金属の積層物も使 用可能である。回転ブラシ研磨された鋼表面は、赤外線レーザ光線を吸収し、こ こに記載されているようにコーティングを選択的にアブレーションするが、それ 自身は、アルミニウム及びその他の金属と同様、画像形成されない。 一好適実施例において、前記支持体は、連続コイル陽極処理ラインで準備され る。前記アルミニウムウェッブは、先ず、表面からミリング油性残滓を取り除く ための、クリーニング又は油とり処理を受ける。これらの処理は、後の陽極処理 のためにアルミニウム表面を準備する技術において周知である。前記アルミニウ ムウェブは、前記クリーニング工程後、水洗される。次に、これを、2ないし5 ミクロン、約10ミクロン以下の微粒子サイズを有する未溶解プラティアルミナ から成るスラリーの存在下において、前記ウェブに接線方向に接触する一連の軸 芯回転する回転ブラシを使用して回転ブラシ研磨処理がなされる。前述したよう に、8本のブラシから成る研磨装置に毎分80フィート(24.384m)の速度で3回 パスすることによって、レーザ画像形成可能な表面、成いは、その表面からアブ レーションさせることが可能なコーティング表面が形成される。8本ブラシの研 磨装置に、毎分約27フィート(8.2296m)のスループット速度で1回パスさせる ことによって、或いは、24本ブ ラシの研磨装置に、毎分80フィート(24.384m)の速度で1回パスさせることに よっても同等の結果を得ることができる。その後、陽極処理することが好ましい が、そのように研磨処理された表面自身、既に、画像形成可能であり、その上の コーティングを、赤外線レーザによって画像形成される時に、アブレーションす るものとすることが可能である。有効な研磨方法は、たとえば、フロムソン(F romson)の米国特許第4,183,788号に教示されている。 研磨処理後、前記アルミニウムウェッブを水洗し、当該技術に於いて周知の方 法によって陽極処理する。図1に示すように、アルミニウムウェブ10は粗削り される表面12と陽極酸化物層14を有している。電解液は、たとえば、硫酸又 はりん酸とすることができる。硫酸は、より低い溶解率での酸化物形成を可能と する為、好ましい。前記陽極処理は、更に、陽極酸化物コーティングの再溶解を 最小限にし、かつ、より高い電解液温度での陽極処理よりもより硬質な酸化物層 を形成するという追加作用の為に、比較的低い温度で行われることが好ましい。 好適な酸化物コーティングの重量は、1平方インチ(645.16平方ミリ)当たり0. 1ないし3.0ミリグラム、より好ましくは0.2ないし0.8ミリグラムの範 囲である。フロムソン(Fromson)に対して発行された米国再発行特許第 29,754号には、陽極処理の好適な方法が開示されている。 本発明に於いて、或る種のフェノールポリマー又はシリコーン樹脂等から成る コーティングがアブレーション可能であることが判った。このコーティングのア ブレーションは、それが細かいダスト又は残滓に変換される以外、何ら燃焼、根 焼き、その他の変化の形跡無く、発生するものであるようである。しかしながら 、本発明はこれら2クラスのコーティングに限定されるものではない。その他の アブレーション可能コーティングも、実験的に決定することが可能である。 前記アブレーション可能コーティングは、フェニルメチルシロキサン等の非感 光性のもの、或いは、フェノール樹脂ベースのポジ作用コーティング等の、感光 性のものとすることができる。このようなポジ作用コーティングは当該技術に於 いて周知であり、本発明の支持体に塗布された時に、赤外線レーザによって容易 にアブレーションされるものであることが判っている。レーザによって、バック グランド領域が除去され、プレートがレーザ画像形成されなかった領域に於いて はフェニルメ チルシロキサン又はフェノール樹脂が残される。 ポジ作用コーティングは、又、レーザ光線に対しては透明であるが、それ自身 としては、本発明の支持体からアブレーション可能又は不能である第2の上部コ ーティングとともに使用することも可能である。従って、もしも、アブレーショ ン不能コーティングによってのみ提供可能な特定の用途のために特殊な表面を提 供することが望まれる場合には、アブレーション不能コーティングの上部コーテ ィングを備えた支持体にアブレーション可能な下部コーティングを形成すること によって、両方の層のレーザに依る選択的なアブレーションが可能となる。 たとえば、無水又はドライオグラフィック印刷に於いては、そのバックグラン ドは、プレートの画像領域によって保持される印刷流体をはじくべく、その表面 エネルギが低くなければならない。ここで例12及び13に記載されているもの のような架橋ポリシロキサンポリマーは、ドライオグラフィック用プレートの非 画像又はバックグラウンドとして使用されるのに十分に低い表面エネルギを有し 、本発明の支持体からアブレーション不能である。支持体上のアブレーション可 能なボジ作用コーティング上に、架橋ポリシロキサンの上部コーティングを形成 することによって、支持体の画像領域から両方のコーティングの同時のレーザア ブレーションが可能となる。従って、ネガ作用プレートを形成するのにボジ作用 コーティングが使用され、これが、それが無ければアブレーション不能なコーテ ィングを、本発明の支持体から選択的に除去可能とするための手段である。 フェノール樹脂は、印刷プレート上の画像形成領域として有用であることが知 られており、これは、更に、熱硬化させて、非常に長いプレスラン(press runs)を可能にする耐久性の高い画像を提供することができる。 Novolac又はresole樹脂等の、本発明の実施に於いて有効であるフ ェノール樹脂の具体例は、ニューヨーク州、パール・リバー(Pearl Ri ver)のH.P.Preuss,Noyes Development社(1 965)の「コーティングに於ける合成樹脂(“Synthetic Resi ns in Coatings“)の第15章に記載されている。 前記アブレーション可能コーティングは、出来る限り薄く、かつ、印刷用の耐 久性の高い画像を提供するべく支持体を適切にカバーできるものでなければなら ない。 1平方フィート(0.09290304平方メートル)当たり約50ないし500ミリグラム の重量のコーティングが使用可能であるが、1平方フィート当たり約100ない し200ミリグラムの範囲で加工することが好ましい。より厚み大きなコーティ ングは、アブレーションするためにより多くの時間とエネルギとを必要とする。 これは、厳しい時間制限内に於いて多数のプレートを準備しなければならない新 聞出版産業に於いては重要な要因である。コーティングの重量を、1平方インチ 当たり200ミリグラムから150ミリグラムにまで減少させることによって、 レーザ露光時間が約15%削減される。第2の上部コーティングは、使用される 場合、前記アブレーション可能コーティングとほぼ同じ厚みであることが好まし い。 ポジ作用感光フェノール樹脂コーティングを使用する場合、アブレーション後 に於いて、レーザ画像形成されたプレートを、バックグランドに残るコーティン グ残滓を可溶化するのに十分な紫外線によってブランケット露光することが好ま しい。これによって、プレス上のプレートの非画像領域に於いて望ましくないイ ンク・ピックアップが軽減される。1平方cm当たり約25ミリジュールの短い 露光で、バックグランドの樹脂が可溶化され、次に、これを、たとえば、アルカ リ性の洗浄溶液によって取り除く。このブランケット露光は、陽性樹脂を露光す るのに通常使用される全エネルギの約8ないし10%である。樹脂コーティング の薄い皮膜も、画像領域から除去されるが、そのロスは、約4%であり、許容可 能な範囲内である。コーティングは、印刷処理に於いて、まだ、その完全性を保 持する。 レーザ画像形成システムは、15ワット以下で作動する赤外線YAGレーザを 使用する。コネチカット州、サウス・ウィンザー(South Windsor )のガーバー・サイエンティフィック社(Gerber Scientific )と、ドイツ国、ヴェーデル(Wedel)のスキャン・グラフィックス(Sc an Graphics)社とが、本発明によって作成されるプレートに画像形 成するために使用可能な市販のコンピュータ・ツー・プレートシステムを供給し ている。 以下の例は限定的ではなく例示的なものである。例1A Alcoa3103−H26合金アルミニウムコイルから複数のサンプルと二 つ の比較例サンプルとを準備した。前記コイルを下記の表に記載の様々な条件で回 転ブラシ研磨し、陽極処理した。T−30以外のすべてのサンプルは、25%の 硫酸液中で陽極処理された。T−30は、2%の酒石酸溶液中で陽極処理された 。すべてのサンプルは、Gerber42T プレート・イメージ・セッターにセ ットされ、9,7及び5ワットのYAGレーザによって画像形成された。露光後 、すべての電力レベルに於いてサンプルEX140,147,148及びT−3 0に永久可視画像が形成された。 サンプルEX−113とDeltaとは、苛性ソーダ溶液中でエッチングされ 、陽極処理前に硝酸溶液中でスマット除去処理された比較例である。前記エッチ ングによってこれらのサンプルの画像形成能力は失われた。 例1 ダウ・コーニング社(Dow Corning)シリコーン樹脂6−2230 の12.5%のPMアセテート溶液を、それぞれ100mg/sq.ft.,1 50mg/Sq.ft.(sq.ft.は0.09290304平方メートルを意味する、 以下同じ)及び200mg/sq.ft.の三種類のコーティング重量で、表1 の陽極処理済み支持体Ex−140の三つの別々のサンプルに塗布した。これら のコ ーティングを、90℃で2分間乾燥させて、図2に示すシリコーン層14を形成 した。このアノーディックコーティングの重量は2.8mg/平方インチであっ た。このように作成された単層コーティングされたアルミニウムプレートを、次 に、内部ドラム構造を有するGerber Crescent42T プレート ・イメージ・セッターにセットした。これは、Light Wave社製の10 ワット、1064nmのYAGレーザを備えていた。コーティングされたプレー トサンプルに、150Hz,スポット寸法10ミクロン、ドウェル時間36ナノ 秒、電力レベル10,9及び7ワットで画像形成した。図3は、このアブレーシ ョン工程を示し、シリコーン16が部分的にアブレーションされて酸化物層14 を露出させていることを示している。 200mg/sq.ft.のシリコーンコーティングは、10ワットできれい にアブレーションされ、9ワットでは部分的にアブレーションされ、7ワットで はアブレーションされなかった。 150mg/sq.ft.のシリコーンコーティングは、10ワットと9ワッ トとではきれいにアブレーションされ、7ワットの場合にだけ部分的にアブレー ションされた。 100mg/sq.ft.のシリコーンコーティングは、10ワット、9ワッ ト及び7ワットできれいにアブレーションされた。 これらの結果から、厚いコーティング(コーティング重量大)ほどきれいにア ブレーションされるためにより多くのレーザエネルギを必要とし、反対に、薄い コーティングはきれいにアブレーションされるために必要なレーザエネルギが少 ない。 例2 ポリメチルフェノールシロキサンをベースとする一連のダウ・コーニング社製 樹脂を、例1と同様に作成した。これらの樹脂は、ダウ・コーニング社樹脂1− 0543,6018,840,804及び806Aである。これらの樹脂は、フ ェニール基置換率と分子量とに於いて互いに異なり、これらすべてが室温で塗膜 形成要素である。これらの樹脂を、表1の陽極処理支持体EX−140に塗布し た。コーティング重量は、全サンプルに於いて150mg/sq.ft.であっ た。この ように作成されたシリコーンコーティングプレートサンプルを、Gerber Crescent42T プレート・イメージ・セッターにセットし、9ワット で画像形成した。すべてのサンプルはきれいにアブレーションした。例3 ブラシ研磨され陽極処理されたアルミニウム支持体を、例1と同様に作成した 。但し、ここではアノーディック膜コーティング重量は、0.5mg/sq.i n.(645.16平方ミリ、以下同じ)(サンプルEx−147,表1)であった。1 回コーティングされたアルミニウム支持体を、Gerber Crescent 42Tプレート・イメージ・セッターにセットし、1064nm,YAGレー ザにより9ワットで画像形成した(プレート表面に於いて150mj/平方cm) 。前記シリコーンコーティングは、きれいにアブレーションし、アブレーション された領域に目に見える残滓はほとんど無かった。 例4 二つのブラシ研磨され陽極処理されたアルミニウム支持体(表1のEX−14 0及びEX−147)を使用した。まだコーティングされていないアルミニウム 支持体を、Gerber Crescent42T プレート・イメージ・セッ ターにセットし、YAGレーザにより9ワット、7ワット及び5ワットで画像形 成した。露光後、ブラシ研磨され陽極処理されたアルミニウム表面上に永久的可 視画像が残された。YAGレーザによって生じた変化は、可視画像が5ワットに 落してもまだ検出可能であるほど十分なコントラストを作り出した。 例5 アルミニウム支持体を、例3と同様に作成した。但し、ここではブラシ研磨さ れ陽極処理されたアルミニウム支持体に、ポリビニルホスホン酸の後処理を行っ た。このように作成された支持体を、ダウ・コーニング社製シリコーン樹脂6− 2230によって150mg/sq.ft.のコーティング重量でコーティング した。このプレートを、例1と同様に、YAGレーザで9ワットで画像形成した 。画 像形成された領域は、ほとんど、或いは全く残滓無く、きれいにアブレーション された。 例6 例3と同様に、ブラシ研磨され陽極処理されたアルミニウム支持体を作成した 。アラビアゴム(3.5%)の下部コーティングを、#1Meyerアプリケー タロッドによって塗布した。図4を参照すると、この下部コーティング15は、 酸化物14と上部コーティング16との間に現れている。前記コーティングを、 加熱炉で90℃、1分間乾燥させた。重量測定によってコーティング重量10m g/sq.ft.が測定された。150mg/sq.ft.ダウ・コーニング6 −2230の第2コーティング(トップコート)を、前記下部コーティングに塗 布し、90℃で2分間乾燥させた。ブラシ研磨され陽極処理されたアルミニウム 支持体を、前述したように、Gerber Crescent42T プレート ・イメージ・セッターにセットした。このプレートを、1064nm,YAGレ ーザにより9ワットで画像形成(バックグランド)した。そのアブレーションの 結果、標準GATF品質管理ターゲットのクリーンでクリアな画像が形成された 。この品質管理ターゲットは、1画素ボジ・ネガ同心円ターゲットとともに20 0lpiのハーフトーンと、0.5%のハイライトドット、99.5%のシャド ードット、を有していた。この画像形成されたプレートを、現像工程無しでリョ ービのデュプリケータプレスにセットした。前記1画素ポジ、ネガ円を含むすべ ての画像を完全な解像度で示す200部のクリーンなコピーが作成された。 例7 下記のポジ作用、感光コーティング製剤を作成した。 アルコソルブ(Arcosolve)PM 42.86% エタノール 21.34% 1,1−ナプトキノーネジアジド[2]−5−スルホニロキシ P−クレゾール樹脂 9.26% クレゾール樹脂 20.70% t−ブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂 0.36% フェノールホルムアルデヒド樹脂 4.76% 青色染料 0.76% BYK344 0.08% 上記コーティングを、乾燥コーティング重量140mg/sqft.で、陽極 処理されたアルミニウム支持体(表1のEX−147)にコーティングした。こ のように作成されたプレートを、Gerber Crescent42T プレ ート・イメージ・セッターで、6.5ワットのレーザエネルギで画像形成した。 このコーティングは電極処理されたアルミニウム支持体にレーザ画像形成された エリアにおいてアブレーションされた。このプレートを、水8部に対して現像液 1パートの希釈率の市販のフジDP−4現像液によって現像した。現像後、レー ザによって画像形成されたプレートの領域は、コーティングが無く、他方、プレ ートのレーザ書き込みされなかった領域にはコーティングが残っていた。 比較例8 例7のコーティング製剤を、乾燥コーティング重量140mg/sqft.で、 陽極処理されたアルミニウム支持体(表1のDelta)にコーティングした。 このように作成されたプレートを、例7と同様に画像形成した。この場合、レー ザがプレート表面に当たった領域に於いてコーティングのアブレーションは観察 されなかった。例7のプレートと同様に現像したところ、プレートのレーザ書き 込み領域においてコーティングの除去はなく、プレート全体が均一的にコーティ ングされたままであった。 例9 アルミニウム支持体を、脱脂し、ブラシ研磨し、ウェッブ状で陽極処理した。 研磨は、750RPMで回転する8連の筒状ナイロンブラシへの3回のパスによ って行われた。前記ウェッブの速度は80ft(24.384m)/minであった。研 磨媒材は、未溶解酸化アルミニウム(焼成アルミナ)であった。研磨後、前記ウ ェッブを、硫 酸液中で0.5mg/sq.in.の酸化物コーティング重量に陽極処理し、洗 浄し、乾燥し、リコイルした。この研磨され陽極処理されたコイルを、次に、押 出しコーティングヘッドを備えたコイルコーティングラインにセットした。例7 のボジ作用、紫外線感応性コーティングを、200mg/sq.ft.のコーテ ィング重量で塗布した。 このコーテイングされた製品を、Goss Community Press に合う寸法のシングルページプレートに切断し、プレート表面に対して7ワット のエネルギを提供する10ワットのYAGレーザを備えたGerber Cre scent42T プレート・イメージ・セッターにセットした。カラー広告を 印刷するのに必要な4つの色分解を作り出すのに要求されるデジタルデータを含 む新聞データファイルを使用した。前記レーザによって、前記プレートを、15 0Hz,2540dpi,12ミクロンのスポットサイズで走査した。走査は、 ポジモードで行われた。即ち、バックグランドが除去された。 前記画像形成されたプレートを、5ft(1.524m)/minにセットされた改変 ポジプロセッサで現像した。改変部分は、洗浄/ブラシ部の後で、前記ポジプロ セッサに入る前に25mj/平方cmの紫外線露光をしたことである。このボジ プロセッサの現像部には、アルカリ金属ケイ酸塩と苛性ソーダから成る標準現像 液が入れられていた。pHは、約12.5であった。これらのプレートを洗浄し 、乾燥させた。 このように処理されたプレートを、市販の新聞発行施設に設置された4色Go ss Community Pressにセットした。極めて優れた品質の12 5,000部のカラーコピーが作り出された。 例10 下記の平面状金属シートタイプのそれぞれにつき、二つの回転ブラシ研磨され たサンプルを準備した。 Terne (Pb/Sn合金)コーティングステンレス鋼 マイルド炭素鋼 亜鉛メッキ鋼 錫メッキ鋼 亜鉛 各サンプルに対して、750rpmで回転する8連の筒状ナイロンブラシを1 回パスさせることによって研磨を行った。研磨装置の通過速度は毎分12フィー ト(3.6576m)であった。研磨用スラリーは、非溶解アルミニウム酸化物(焼成ア ルミナ)を含有していた。 各タイプの粗削りされたサンプルの内の一つを、次に、Meyerアプリケー タロッドによって、1平方フィート当たり200ミリグラムのコーティング重量 の感光ボジ作用コーティングによってコーティングした。このコーティングは、 例7ものと同じポジ作用感光コーティングであった。 前記コーティングされた粗削りされたシートとコーティングされず粗削りされ たシートとを、次に、例9と同様に、Gerber Crescent 42T サーマル・プレート・イメージャーによって画像形成した。コーティングされ 画像形成されたサンプルは、例9と同様に現像された。すべてのコーティングさ れたプレートは良好な解像度をもってアブレーションされた。すべてのコーティ ング無しの粗削りされたサンプルは、マイルド炭素鋼を除き、レーザによる選択 的書き込みの結果、低コントラストの可視画像の痕跡を示した。 例11 アルミニウム支持体を、脱脂し、ブラシ研磨し、ウェッブ状で陽極処理した。 研磨は、750rpmで回転する8連の筒状ナイロンブラシへの1回のパスによ って行われた。前記ウェッブの速度は23ft(7.0104m)/minであった。研 磨媒材は、未溶解酸化アルミニウム(焼成アルミナ)であった。研磨後、前記ウ ェッブを、硫酸液中で0.5mg/sq.in.の酸化物コーティング重量に陽 極処理し、洗浄し、乾燥し、リコイルした。 このアルミニウムウェッブのサンプルを、次に、約600オングストロームの コーティング厚に、アルミニウムで真空被覆した。このように金属被覆された表 面は、比較的反射性の可視外観を有していた。このサンプルを、例9と同様に、 Gerber Crescent 42T サーマル・プレート・イメージャー によって画像形成した。レーザによる選択的書き込みによつて画像が形成された 。レーザがプレートに当たった領域に於いて、前記金属被覆層の反射性可視外観 は失われており、より暗い下部の酸化物層が露出していた。 例12 例11と同様に回転ブラシ研磨され、陽極処理されたアルミニウム支持体を作 成し、これに例7と同様に、ポジ作用コーティングをコーティングした。 ポリシロキサン架橋ポリマー(その組成を下に示す)の第2コーティングを、 前記ポジ作用コーティング上に、150−200mg/sq.ft.のコーティ ング重量で塗布し、150℃で2分間乾燥させた。 コーティング組成 グラム PS185(United Chem Tech) 5.0 PC−072(United Chem Tech) 0.05 PS123(United Chem Tech) 0.15 メチルペンチノル 0.05 ヘキサン 24.75 上記二回コーティングされたプレートを、10ワットのYAGレーザを備える Gerber Crescent 42T プレート・イメージ・セッターにセ ットした。前記プレートを、150Hz,2540dpi,スポットサイズ10 ミクロンで走査した。走査後、レーザに対して露光された領域の両方のコーティ ングがアブレーションされたことが観察された。柔らかなブラシ又はクロスで緩 やかに擦ることによって、アブレーションされた残滓は容易に除去された。この 実施例に於いて、前記ポジ作用コーティングは、プレート表面から直接アブレー ションされ、これに依って、更に、その上の架橋ポリマーの対応する領域も除去 された。 前記アブレーションされたプレートを、高粘度インクで印刷するハイデルベル ク無水ドライオグラフィックダイレクト画像プレスにセットした。前記プレート のアブレーションされなかった領域は、撥インク性のポリシロキサン表面を提供 するの に対して、プレートのレーザアブレーションによって露光さた領域から画像が転 写される。このように、ドライオグラフィック印刷用のネガ作用プレートを作る ためには、ポジ作用コーティングが使用される。 例13 第2コーティングとして下記のポリシロキサンを使用した例12を繰り返した 。コーティング組成 グラム SFR750(PPG) 7.5 SF201(PPG) 3.5 XL−1(PPG) 5.0 2−7131(ダウ・コーニング) 0.5 Dibutyltin Dilaurate 2.0 酢酸 3.5 ヘキサン 28.0 上記二回コーティングされたプレートを、10ワットのYAGレーザを備える Gerber Crescent 42T プレート・イメージ・セッターにセ ットした。前記プレートを、150Hz,2540dpi,スポットサイズ10 ミクロンで走査した。走査後、レーザに対して露光された領域の両方のコーティ ングがアブレーションされたことが観察された。柔らかなブラシ又はクロスで緩 やかに擦ることによって、アブレーションされた残滓は容易に除去された。この 実施例に於いて、前記ポジ作用コーティングは、プレート表面から直接アブレー ションされ、これに依って、更に、その上の架橋ポリマーの対応する領域も除去 された。 前記アブレーションされたプレートを、高粘度インクで印刷するハイデルベル ク無水ドライオグラフィックダイレクト画像プレスにセットした。前記プレート のアブレーションされなかった領域は、撥インク性のポリシロキサン表面を提供 するのに対して、プレートのレーザアブレーションによって露光さた領域から画 像が転写される。このように、ドライオグラフィック印刷用のネガ作用プレート を作るためには、ポジ作用コーティングが使用される。
【手続補正書】 【提出日】平成12年2月21日(2000.2.21) 【補正内容】 特許請求の範囲 1. (a)赤外線レーザに対する選択的露光によって可視画像形成可能となる ように陽極処理前に予め処理されている陽極酸化処理されたアルミニウム支持 体と、 (b)前記支持体上に設けられるとともに赤外線レーザに対して透明なコー ティングと、 を備え、前記コーティングは、このコーティングを通過した赤外線レーザ光 線によって前記支持体が照射された時に、この支持体からアブレーション可能 である、印刷プレート。 2.前記支持体は陽極処理前に回転ブラシ研磨される請求項1の印刷プレート。 3. 赤外線レーザでの選択的露光によって可視画像形成される前記支持体の能 力を損なう、陽極処理の間又は前でのエッチング又はその他の処理無しで、ブ ラシ研磨後に、陽極酸化処理が行われる請求項2の印刷プレート。 4. 前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50− 500mg/sq.ft.の量で存在する請求項1の印刷プレート。 5. 前記コーティングはシリコーン・ポリマーである請求項1の印刷プレート 。 6. 前記コーティングは親油性である請求項1の印刷プレート。 7. 前記コーティングは、ポジ作用感光コーティングである請求項1の印刷プ レート。 8. 前記コーティングはポジ作用感光フェノールコーティングである請求項1 の印刷プレート。 9. 前記コーティング上に設けられ、赤外線レーザに対して透明な第2コーテ ィングを有する請求項1の印刷プレート。 10.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するとともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項7の印刷プレート 。 11.前記第2コーティングは、アブレーション不能シリコーン・ポリマーであ る請求項10の印刷プレート。 12.( a)赤外線レーザに対する選択的露光によって可視画像形成可能となる うに予め処理されているアルミニウム支持体と、 (b)前記支持体上に設けられるとともに赤外線レーザに対して透明なコーィングと、 を備え、前記コーティングは、このコーティングを通過した赤外線レーザ 光線によって前記支持体が照射された時に、この支持体からアブレーション可 能である、印刷プレート。 13.前記支持体は回転ブラシ研磨される請求項12の印刷プレート。 14.前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50− 500mg/sq.ft.の量で存在する請求項12の印刷プレート。 15.前記コーティングは、シリコーン・ポリマーである請求項12の印刷プレ ート。 16.前記コーティングは親油性である請求項12の印刷プレート。 17.前記コーティングはポジ作用感光コーティングである請求項12の印刷プ レート。 18.前記コーティングは、ポジ作用感光フェノールコーティングである請求項 17の印刷プレート。 19.前記コーティング上に設けられるとともに、赤外線レーザに対して透明な 第2コーティングを有する請求項12の印刷プレート。 20.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するとともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項12の印刷プレー ト。 21.前記第2コーティングは、アブレーション不能シリコーン・ポリマーであ る請求項20の印刷プレート。 22.赤外線レーザでの選択的露光によつて可視画像形成可能なアルミニウム支 持体から成る印刷プレート支持体。 23.前記支持体は、回転ブラシ研磨される請求項22の印刷プレート支持体。 24.陽極酸化処理されたアルミニウム支持体から成る印刷プレート支持体であ って、このアルミニウム支持体が、陽極処理前に予め処理されて、赤外線レー ザに対する選択的露光によって可視画像形成可能となるようにされている印刷 プレート支持体。 25.前記支持体は、陽極処理前に、回転ブラシ研磨される請求項24の印刷プ レート支持体。 26.赤外線レーザでの選択的露光によって可視画像形成される前記支持体の能 力を損なう、陽極処理の間又は前でのエッチング又はその他の処理無しで、ブ ラシ研磨後に、陽極酸化処理が行われる請求項24の印刷プレート支持体。 27.(a)アルミニウム支持体を処理して、赤外線レーザでの選択的露光によ っ て可視画像形成可能な表面を形成する工程と、 (b)前記表面を陽極処理して、アノーディック酸化アルミニウムの層を形 成する工程と、 (c)前記酸化物層を、赤外線レーザに当たったところで該層からアブレー ション可能な、赤外線レーザに対して透明な材料によってコーテイングする工 程と、 からなる印刷プレートを作成する方法。 28.前記支持体は回転ブラシ研磨される請求項27の方法。 29.前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50− 500mg/sq.ft.の量で存在する請求項27の方法。 30.前記コーティングはシリコーン・ポリマーである請求項27の方法。 31.前記コーティングは親油性である請求項27の方法。 32.前記コーティングは、ポジ作用感光コーティングである請求項27の方法 。 33.前記コーティングはポジ作用感光フェノールコーティングである請求項 27の方法。 34.前記コーティング上に設けられるとともに、赤外線レーザに対して透明な 第2コーティングを有する請求項27の方法。 35.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するとともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項27の方法。 36.前記第2コーティングは、アブレーション不能シリコーン・ポリマーであ る請求項35の方法。 37.(a)請求項6の印刷プレートを、赤外線レーザで画像形成し、前記ポジ 作 用感光コーティングを、前記プレートのバックグランドから除去する工程と、 (b)工程(a)から得られたレーザ画像形成されたプレートを、該プレー ト上の画像に対して実質的に影響無く、前記バックグランドに残存するコーテ ィングを可溶化するのに十分な紫外線に対してブランケット露光する工程と、 (c)前記ブランケット露光されたプレートに、前記可溶化されたコーティ ングのための溶剤を塗布する工程と、 からなる印刷プレートを作成する方法。 38.金属支持体から成る印刷プレートであって、この金属支持体が、予め処理 されて、該支持体が赤外線レーザに対する選択的露光によつて可視画像形成可 能となるようにされているとともに、赤外線レーザ光線に対して透明なコーテ ィングを備えており、前記コーティングは、このコーティングを通過した赤外 線レーザ光線によって前記金属支持体が照射された時に、この金属支持体から アブレーション可能である印刷プレート。 39.前記支持体は、回転ブラシ研磨される請求項38の印刷プレート。 40.前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50− 500mg/sq.ft.の量で存在する請求項38の印刷プレート。 41.前記コーティングは親油性である請求項38の印刷プレート。 42.前記コーティングはポジ作用感光フェノールコーティングである請求項3 8の印刷プレート。 43.前記コーティング上に設けられるとともに、赤外線レーザに対して透明な 第2コーティングを有する請求項38の印刷プレート。 44.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項38の印刷コーティ ング。 45.前記第2コーティングはアブレーション不能シリコーン・ポリマーである 請求項44の印刷プルート。 46.前記金属支持体は、アルミニウム、チタン、錫、亜鉛、鉛、鉄及びこれら の合金から成るグループから選択されたものである請求項38の印刷プレート 。 47.前記金属支持体は、錫、亜鉛、鉛及びこれらの合金から成るグループから 選択される金属によってコーティングされた鋼である請求項38の印刷プレー ト。 48.前記金属支持体は、陽極酸化処理された、亜鉛、亜鉛コーティングされた スチール、又はチタンである請求項38の印刷プレート。 49.前記コーティングはシリコーン・ポリマーである請求項38の印刷プレー ト。 50.前記コーティングはポジ作用感光コーティングである請求項38の印刷プ レート。 51.金属支持体から成る印刷プレートであって、この金属支持体が、赤外線レ ーザ光線に対して透明なコーティングを備えているとともに、コーティング前 に予め処理されているとともに、前記コーティングは、このコーティングを通 過した赤外線レーザ光線によって前記金属支持体が照射された時に、この金属 支持体からアブレーション可能である印刷プレート。 52.前記支持体は回転ブラシ研磨される請求項51の印刷プレート。 53.前記金属支持体は、アルミニウム、チタン、錫、亜鉛、鉛、鉄及びこれら の合金から成るグループから選択されたものである請求項51の印刷プレート 。 54.前記金属支持体は、錫、亜鉛、鉛及びこれらの合金から成るグループから 選択される金属によってコーティングされた鋼である請求項51の印刷プレー ト。 55.属シリンダから成る印刷部材であって、この金属シリンダが、赤外線レ ーザ光線に対して透明なコーティングを備えるとともに、コーティング前に予 め処理されて、前記金属支持体が該コーティングを通過後に赤外線レーザ光線 に当たった時、前記コーティングが該支持体からアブレーション可能となるよ うにされている印刷部材。 56.前記陽極酸化処理された表面は、コーティング前に、真空金属被覆される 請求項1の印刷プレート。 57.前記粗削りされた表面は、コーティング前に、真空金属被覆される請求項 12の印刷プレート。 58.前記工程(b)から得られた前記陽極処理表面は、前記工程(c)でのコ ーティング前に、真空金属被覆される請求項27の方法。 59.前記支持体は、コーティング前に、真空金属被覆される請求項38の印刷 プレート。 60.前記支持体は、コーティング前に、真空金属被覆される請求項51の印刷 プレート。 61.表面とこの表面上に設けられアブレーション可能なコーティングとから成 る印刷プレート用二機能印刷面であって、前記コーティングが赤外線レーザ光 線に対して透明であるとともに、前記表面が、コーティング前に予め処理され ており、前記赤外線レーザ光線が前記コーティングを通過後に該コーティング をアブレーションすべくこの赤外線レーザ光線を吸収するように、そして前記 コーティングがアブレーションされて印刷に参加する面を現出するようにされ ている印刷プレート用二機能印刷面。 62.(a)アルミニウムに対してより低い熱伝導率とより大きな硬度とを有す 微粒子をその表面に埋め込む処理がなされたアルミニウム支持体、 (b)前記支持体は、赤外線レーザに対して選択的に露光された時、その前 記表面の内部にアルミニウムの局所的な溶解を発生させ、これにより、前記支 持体に可視画像を形成する、 (c)前記支持体上に設けられ赤外線レーザ光線に対して透明なコーティン グ、 を備え、 前記コーティングはこのコーティングを通過した赤外線レーザによって前記支 持体が照射された時にこの支持体からアブレーション可能である印刷プレー 63. 前記微粒子が、前記支持体を回転ブラシ研磨することによって埋め込ま れる請求項62の印刷プレート。 64.前記支持体が、前記微粒子を埋め込むための処理がされた後、陽極酸化さ れる請求項62の印刷プレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/079,735 (32)優先日 平成10年5月15日(1998.5.15) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ガルシア,ロバート,エフ アメリカ合衆国 コネティカット ウッド ストック・ヴァレー オールド・ターンパ イク・ロード 270

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (a)赤外線レーザに対する選択的露光によって可視画像形成可能な陽極 酸化処理されたアルミニウム支持体と、 (b)前記支持体上に設けられ、該支持体が赤外線レーザに当たったところで 支持体からアブレーション可能な、赤外線レーザに対して透明なコーティングと 、を備えた印刷プレート。 2. 前記支持体は陽極処理前に回転ブラシ研磨される請求項1の印刷プレート 。 3. 赤外線レーザでの選択的露光によって可視画像形成される前記支持体の能 力を損なう、陽極処理の間又は前でのエッチング又はその他の処理無しで、ブラ シ研磨後に、陽極酸化処理が行われる請求項2の印刷プレート。 4. 前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50−500m g/sq.ft.の量で存在する請求項1の印刷プレート。 5. 前記コーティングはシリコーン・ポリマーである請求項1の印刷プレート 。 6. 前記コーティングは親油性である請求項1の印刷プレート。 7. 前記コーティングは、ポジ作用感光コーティングである請求項1の印刷プ レート。 8. 前記コーティングはポジ作用感光フェノールコーティングである請求項1 の印刷プレート。 9. 前記コーティング上に設けられ、赤外線レーザに対して透明な第2コーテ ィングを有する請求項1の印刷プレート。 10.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するとともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項7の印刷プレート。 11.前記第2コーティングは、アブレーション不能シリコーン・ポリマーであ る請求項10の印刷プレート。 12.(a)赤外線レーザでの選択的露光によって可視画像形成可能なアルミニ ウム支持体と、 (b)前記支持体上に設けられ、該支持体が赤外線レーザに当たったところで 支持体からアブレーション可能な、赤外線レーザに対して透明なコーティングと 、を備えた印刷プレート。 13.前記支持体は回転ブラシ研磨される請求項12の印刷プレート。 14.前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50−500m g/sq.ft.の量で存在する請求項12の印刷プレート。 15.前記コーティングは、シリコーン・ポリマーである請求項12の印刷プレ ート。 16.前記コーティングは親油性である請求項12の印刷プレート。 17.前記コーティングはポジ作用感光コーティングである請求項12の印刷プ レート。 18.前記コーティングは、ポジ作用感光フェノールコーティングである請求項 17の印刷プレート。 19.前記コーティング上に設けられるとともに、赤外線レーザに対して透明な 第2コーティングを有する請求項12の印刷プレート。 20.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するとともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項12の印刷プレート 。 21.前記第2コーティングは、アブレーション不能シリコーン・ポリマーであ る請求項20の印刷プレート。 22.赤外線レーザでの選択的露光によつて可視画像形成可能なアルミニウム支 持体から成る印刷プレート支持体。 23.前記支持体は、回転ブラシ研磨される請求項22の印刷プレート支持体。 24.赤外線レーザに対する選択的露光によって可視画像形成可能な陽極酸化処 理されたアルミニウム支持体から成る印刷プレート支持体。 25.前記支持体は、陽極処理前に、回転ブラシ研磨される請求項24の印刷プ レート支持体。 26.赤外線レーザでの選択的露光によって可視画像形成される前記支持体の能 力を損なう、陽極処理の間又は前でのエッチング又はその他の処理無しで、ブラ シ研磨後に、陽極酸化処理が行われる請求項24の印刷プレート支持体。 27.(a)アルミニウム支持体を処理して、赤外線レーザでの選択的露光によ って可視画像形成可能な表面を形成する工程と、 (b)前記表面を陽極処理して、アノーディック酸化アルミニウムの層を形成 する工程と、 (c)前記酸化物層を、赤外線レーザに当たったところで該層からアブレーシ ョ ン可能な、赤外線レーザに対して透明な材料によってコーティングする工程と、 からなる印刷プレートを作成する方法。 28.前記支持体は回転ブラシ研磨される請求項27の方法。 29.前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50−500m g/sq.ft.の量で存在する請求項27の方法。 30.前記コーティングはシリコーン・ポリマーである請求項27の方法。 31.前記コーティングは親油性である請求項27の方法。 32.前記コーティングは、ポジ作用感光コーティングである請求項27の方法 。 33.前記コーティングはポジ作用感光フェノールコーティングである請求項2 7の方法。 34.前記コーティング上に設けられるとともに、赤外線レーザに対して透明な 第2コーティングを有する請求項27の方法。 35.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するとともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項27の方法。 36.前記第2コーティングは、アブレーション不能シリコーン・ポリマーであ る請求項35の方法。 37.(a)請求項6の印刷プレートを、赤外線レーザで画像形成し、前記ポジ 作用感光コーティングを、前記プレートのバックグランドから除去する工程と、 (b)工程(a)から得られたレーザ画像形成されたプレートを、該プレート 上 の画像に対して実質的に影響無く、前記バックグランドに残存するコーティング を可溶化するのに十分な紫外線に対してブランケット露光する工程と、 (c)前記ブランケット露光されたプレートに、前記可溶化されたコーティン グのための溶剤を塗布する工程と、 からなる印刷プレートを作成する方法。 38.赤外線レーザでの選択的露光によつて可視画像形成可能であるとともに、 支持体が赤外線レーザ光線に当たったところに於いて該支持体からアブレーショ ン可能で、赤外線レーザ光線に対して透明なコーティングを備えた、金属支持体 から成る印刷プレート。 39.前記支持体は、回転ブラシ研磨される請求項38の印刷プレート。 40.前記アブレーション可能コーティングは、前記表面上に、50−500m g/sq.ft.の量で存在する請求項38の印刷プレート。 41.前記コーティングは親油性である請求項38の印刷プレート。 42.前記コーティングはボジ作用感光フェノールコーティングである請求項3 8の印刷プレート。 43.前記コーティング上に設けられるとともに、赤外線レーザに対して透明な 第2コーティングを有する請求項38の印刷プレート。 44.前記ポジ作用コーティング上に設けられた撥インク性第2コーティングを 有するともに、ドライオグラフィック印刷に適した請求項38の印刷コーティン グ。 45.前記第2コーティングはアブレーション不能シリコーン・ポリマーである 請求項44の印刷プレート。 46.前記金属支持体は、アルミニウム、チタン、錫、亜鉛、鉛、鉄及びこれら の合金から成るグループから選択されたものである請求項38の印刷プレート。 47.前記金属支持体は、錫、亜鉛、鉛及びこれらの合金から成るグループから 選択される金属によってコーティングされた鋼である請求項38の印刷プレート 。 48.前記金属支持体は、陽極酸化処理された、亜鉛、亜鉛コーティングされた スチール、又はチタンである請求項38の印刷プレート。 49.前記コーティングはシリコーン・ポリマーである請求項38の印刷プレー ト。 50.前記コーティングはポジ作用感光コーティングである請求項38の印刷プ レート。 51.支持体が赤外線レーザ光線に当たったところに於いて支持体からアブレー ション可能で、赤外線レーザ光線に対して透明なコーティングを備えた、金属支 持体から成る印刷プレート。 52.前記支持体は回転ブラシ研磨される請求項51の印刷プレート。 53.前記金属支持体は、アルミニウム、チタン、錫、亜鉛、鉛、鉄及びこれら の合金から成るグループから選択されたものである請求項51の印刷プレート。 54.前記金属支持体は、錫、亜鉛、鉛及びこれらの合金から成るグループから 選択される金属によってコーティングされた鋼である請求項51の印刷プレート 。 55.支持体が赤外線レーザ光線に当たったところに於いて支持体からアブレー ション可能で、赤外線レーザ光線に対して透明なコーティングを備えた、金属シ リン ダから成る印刷部材。 56.前記陽極酸化処理された表面は、コーティング前に、真空金属被覆される 請求項1の印刷プレート。 57.前記粗削りされた表面は、コーティング前に、真空金属被覆される請求項 12の印刷プレート 58.前記工程(b)から得られた前記陽極処理表面は、前記工程(c)でのコ ーティング前に、真空金属被覆される請求項27の方法。 59.前記支持体は、コーティング前に、真空金属被覆される請求項38の印刷 プレート。 60.前記支持体は、コーティング前に、真空金属被覆される請求項51の印刷 プレート。
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