JP2000135872A - ヒ―トモ―ドドライオグラフィ印刷版前駆体 - Google Patents

ヒ―トモ―ドドライオグラフィ印刷版前駆体

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JP2000135872A
JP2000135872A JP11289479A JP28947999A JP2000135872A JP 2000135872 A JP2000135872 A JP 2000135872A JP 11289479 A JP11289479 A JP 11289479A JP 28947999 A JP28947999 A JP 28947999A JP 2000135872 A JP2000135872 A JP 2000135872A
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Luc Leenders
リユク・レーンダース
Bart Aerts
バルト・アエルツ
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C2210/00Preparation or type or constituents of the imaging layers, in relation to lithographic printing forme preparation
    • B41C2210/16Waterless working, i.e. ink repelling exposed (imaged) or non-exposed (non-imaged) areas, not requiring fountain solution or water, e.g. dry lithography or driography

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  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ドライオグラフィ印刷マスターの作製に適し
ており、内部及び外部ドラムイメージ−セッターの両方
で露出することができるヒートモード画像形成材料なら
びにドライオグラフィ印刷マスターの作製のための方法
の提供。 【解決手段】 50重量%より多い炭素又は有機吸光性
化合物を含有する第1層、及びその下のインキ−不粘着
性の第2層を含んでなり、印刷機運転を開始することに
より第2層を過度に除去することなく第1層を非−露出
領域において除去できることを特徴とする、露出された
領域でインキを受容できるドライオグラフィ印刷マスタ
ーの作製に適するヒートモード露出可能な画像形成材料
で支持体、シリコーンコーティングならびに本質的に炭
素、すす又はグラファイトから成る表面コーティングを
含む。ヒートモード露出の後、表面コーティングは印刷
機運転の開始の間に非−露出領域において除去され、シ
リコーンコーティングを現す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明はドライオグラフィ印刷マスター
(driographic printing mas
ter)の作製に適したヒートモード画像形成材料に関
する。
【0002】
【発明の背景】回転印刷機は印刷機の胴上に搭載される
印刷版などのいわゆるマスターを用いる。マスターは印
刷面のインキ受容領域により区画される画像を保有して
おり、該面にインキを適用し、次いでインキをマスター
から典型的には紙基質である基質上に転移させることに
よりプリントが得られる。通常の平版印刷の場合、イン
キならびに湿し液が親油性(すなわちインキ受容性)領
域及び親水性(水受容性)領域から成るマスターの印刷
面に供給される。ドライオグラフィ印刷では、インキ受
容性領域及びインキ反発性領域から成るマスターの印刷
面にインキのみが適用される。これらのインキ反発性領
域は多くの場合に疎油性又はインキ−不粘着性領域と呼
ばれる。ドライオグラフィ版は通常の「湿式」版と区別
して単に「乾式」版と呼ばれることがある。
【0003】印刷マスターは一般にいわゆるコンピュー
ターtoフィルム法(computer−to−fil
m method)によって得られ、その方法では活字
書体選択、走査、色分解、スクリーニング、トラッピン
グ、レイアウト及び組付けなどの種々のプリプレス段階
がデジタル的に行われ、それぞれの色選択がイメージ−
セッター(image−setter)を用いてグラフ
ィックアートフィルムに転移される。処理の後、版前駆
体と呼ばれる画像形成材料の露出のためのマスクとして
フィルムを用いることができ、版の処理の後、マスター
として用いることができる印刷版が得られる。
【0004】近年、いわゆるコンピューターtoプレー
ト法(computer−to−plate meth
od)が多くの興味を得てきた。直接刷版法(dire
ct−to−plate method)とも呼ばれる
この方法は、デジタル文書がいわゆるプレート−セッタ
ー(plate−setter)を用いて版前駆体に直
接転移されるので、フィルムの作製を迂回する。特殊な
型のコンピューターtoプレート法は、版前駆体が印刷
機の版胴上に搭載されている間に印刷機に組み込まれた
イメージ−セッターを用いてそれを露出することを含ん
でなる。この方法は「コンピューターtoプレス(co
mputer−to−press)」と呼ぶことがで
き、イメージ−セッターが組み込まれた印刷機をデジタ
ル印刷機と呼ぶことがある。デジタル印刷機の概覧は、
Proceedings of the Imagin
g Science & Technology’s
1997 International Confer
ence on Digital Printing
Technologies(Non−ImpactPr
inting 13)に示されている。
【0005】上記で言及したコンピューターtoプレス
法は、好ましくは、いわゆる熱的もしくはヒートモード
画像形成材料、すなわち吸収される光を熱に変換するこ
とができ、それが次いで版前駆体の画像形成機構を開始
させる化合物を含む版前駆体又はオン−プレスコーティ
ング可能な組成物を用いる。熱的版は昼光取り扱い及び
露出の後の処理の排除という有力な利点を与える。最も
知られたヒートモードドライオグラフィ材料は、例え
ば、EP−A 580 393;EP−A 684 1
33;US 5,540,150;US 5,551,
341;及びUS5,379,698に開示されている
版のように融触(ablation)に基づいている。
【0006】これらの版はすべて類似の機構に従って働
く:記録層の融触的吸光がインキ−不粘着性表面層の除
去を起こさせ、下にあるインキ受容性表面を現す。記録
層は典型的には薄い金属層であり、それが露出されると
融解又は蒸発する。インキ−不粘着性最上層としてシリ
コーンコーティングが一般に用いられる。上記のような
融触性乾式版には、特にコンピューターtoプレス法で
用いられる場合にいくつかの問題が伴う: (i)長い印刷機運転を可能にする耐摩耗性表面層を得
るためにシリコーンが架橋されるので、再付着する最上
層の屑を除去するのが困難である。しかしながら、高質
のプリントを得るために印刷領域におけるシリコーンの
完全な除去は必要である。実際には耐摩耗性と容易な除
去という条件は矛盾し、従って実現は困難である。 (ii)露出されると生ずる屑は、印刷過程を撹乱し得
るか又は組み込まれたイメージ−セッターの露出光学系
を汚染し得る。この問題は、露出されると層の完全な融
触の代わりにインキ−不粘着性最上層と記録層の間の固
着(anchorage)のみが破壊される「半−融触
性」(“semi−ablative”)版によりある
程度まで解決される。しかしながら、そのような材料は
まだ除去され得るシリコーン最上層を含有しており、E
P−A 830 942に記載されているようなシリコ
ーン溶剤を含む特殊な清浄化液を用いる機械的処理段階
を必要とする。 (iii)既知のドライオグラフィ熱的材料は、内部ド
ラムイメージ−セッター(すなわち典型的には高出力短
時間レーザー露出)又は外部ドラムイメージ−セッター
(すなわち比較的低出力の長時間レーザー露出)のいず
れかを用いる露出に適している。グラフィックアートに
おいて既知のこれらの型の装置の両方において満足でき
る結果を以て露出することができる普遍的材料を提供す
ることは、満たすのが困難な要求である。
【0007】特にEP−A 580 393を見ると、
この特許出願はレーザー放電(laser disch
arge)により直接画像形成可能な平版印刷版をクレ
ームしており、版は最上第1層と第1層の下にある第2
層を含んでなり、ここで第1層は赤外線の有効な吸収を
特徴としており、第1及び第2層はインキ及びインキに
関する不粘着性液から成る群より選ばれる少なくとも1
つの印刷液に関して異なる親和性を示す。湿式及び乾式
版の両方に及ぶ広い特許請求の範囲にかかわらず、この
特許出願はシリコーン層が融触性吸光及び清浄化により
除去されるドライオグラフィ版の作製しか可能にしな
い。従って、EP−A 580 393により開示され
ているドライオグラフィ版は上記と同じ欠点により特徴
付けられる。
【0008】WO99/16621は、インキ−不粘着
性支持体に好ましくは25重量%未満の吸光性化合物を
含むインキ−受容性組成物をコーティングするドライオ
グラフィ版の作製方法を記載している。
【0009】
【発明の概略】本発明の目的は、ドライオグラフィ印刷
マスターの作製に適しており、シリコーン層の除去に基
づいておらず、したがって上記のようなそれに関連する
問題が起こらないヒートモード画像形成材料を提供する
ことである。本発明の他の目的は、処理を必要としない
かあるいは印刷過程自身により処理される材料を提供す
ることである。本発明のさらに別の目的は、内部ならび
に外部ドラムイメージ−セッターを用いて露出すること
ができる普遍的材料を提供することである。上記の目的
は、(i)50重量%より多い炭素又は有機吸光性化合
物を含有する第1層;及び(ii)該第1層の下のイン
キ−不粘着性の第2層を含んでなり、印刷機運転を開始
することにより該第2層を過度に除去することなく該第
1層を非−露出領域において除去できることを特徴とす
る、露出された領域でインキを受容できるドライオグラ
フィ印刷マスターの作製に適するヒートモード露出可能
な画像形成材料により実現される。本発明の材料の好ま
しい態様は、第1層が吸光性化合物以外に20重量%未
満の他の反応性化合物を含んでなる上記の材料である。
【0010】本発明の他の目的は、上記の利点を特徴と
するドライオグラフィ印刷マスターの作製方法を提供す
ることである。この目的は、 (i)50重量%より多い炭素又は有機吸光性化合物を
含有する第1層をインキ−不粘着性の第2層の上に適用
し; (ii)該第1層をヒートモードで画像通りに露出し; (iii)印刷機運転を開始することにより該第2層を
実質的に除去することなく該第1層を非−露出領域にお
いて除去する段階を含んでなり、ここで印刷マスターは
露出された領域においてインキを受容することができる
ドライオグラフィ印刷マスターの作製方法;ならびに (i)50重量%より多い炭素又は有機吸光性化合物を
含有する第1層をインキ−不粘着性の第2層の上に画像
通りに適用し; (ii)場合により該第1層を加熱する段階を含んでな
り、ここで印刷マスターは該第1層が設けられた領域に
おいてインキを受容することができるドライオグラフィ
印刷マスターの作製方法により実現される。
【0011】本発明のさらなる利点及び態様は以下の記
載から明らかになるであろう。
【0012】
【発明の詳細な記述】特許請求の範囲に規定した本発明
の特徴を本明細書において以下の通りに定義する。「画
像」という用語は、ドライオグラフィ印刷の範囲内で、
すなわちインキ受容性及びインキ−不粘着性領域から成
るパターンの範囲内で用いる。本発明の材料はネガティ
ブ作用性であり、光に露出された領域がインキ受容性で
あり、非−露出領域がインキ−不粘着性であることを意
味する。材料は「ヒートモード」材料であり、光に露出
されると吸光性化合物の存在により発生する熱により画
像形成機構が開始されることを意味する。本発明の材料
は露出の直後に処理段階なしでドライオグラフィ印刷マ
スターとして用いることができ、それは材料が「第1
層」と定義される吸光層を含んでなり、印刷機運転の開
始によりそれを非−露出領域において除去することがで
きるからである。該第1層の除去はインキ−不粘着性表
面を有する下の層を現し、その層は「第2層」と定義さ
れる。ヒートモード露出の間又は印刷機運転(pres
srun)の開始の間に第2層の材料を除去する必要は
なく、第2層を高度に耐摩耗性とすることができ、長い
印刷機運転を可能にする。
【0013】本発明の材料の画像形成機構は未知である
が、印刷により除去することができない、すなわち機械
的清浄化に抵抗性であり、インキ中に不溶性のインキ受
容性相への材料の表面の変換を生ずると思われる。ヒー
トモード露出の間に第1層の部分的融触は起こり得る
が、有意な量の吸光性化合物が露出により除去されずに
版上の印刷領域を限定するインキ受容性物質に変換され
ると思われる。この変換は吸光性化合物自身の化学反応
であることができるが、材料中に存在する他の化合物も
含まれ得る。いくつかの態様では、吸光性化合物は光か
ら熱への変換物質としてのみ働くことができ、それが他
の化合物のインキ受容性相への変換を開始させる。該他
の化合物は第1又は第2層に存在することができる。
【0014】本発明の好ましい材料は支持体を含んでな
り、その上に第2層としてのシリコーンコーティング及
び第1層としての炭素に基づく最上層が設けられる。他
の適した態様をここで詳細に議論する。
【0015】インキ−不粘着性の第2層は第1層の支持
体として働く自立性層であることができる。より好適に
は、第1層及び第2層は支持体に支持されている。該支
持体は印刷面として用いられないので、インキに対する
その親和性は関係ない。支持体は不透明又は透明である
ことができ、後者は背面露出を可能にする。好ましい支
持体はプラスチック箔又は金属支持体である。そのよう
なプラスチック箔の適した例は、セルロースエステル
類、例えば、酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース
及び酪酸セルロース、ポリエステル類、例えば、ポリ
(エチレンテレフタレート)及びポリ(エチレンナフタ
レンカルボキシレート)、ポリ(ビニルアセタール)、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ(塩化ビニル)
あるいはポリ−アルファ−オレフィン類、例えば、ポリ
エチレン又はポリプロピレンである。金属支持体の好ま
しい例は、スチール、特に研磨されたステンレススチー
ル及び特別にアルミニウムである。非常に好ましい態様
では、支持体は印刷胴、エンドレスベルト又は金属スリ
ーブの表面であることもでき、後者は第1及び第2層が
適用される前もしくは後に印刷胴上に搭載することがで
きる。
【0016】第2層は、インキ−不粘着性化合物、例え
ばフルオロポリマー又はより好ましくはシリコーンを含
有する。好ましい態様の場合、第2層は、その1つが一
般に両端で化学的に活性な基により停止している直鎖状
シリコーンポリマーである1種もしくはそれより多い成
分ならびに硬膜剤としての多官能基成分を含有するシリ
コーンコーティングである。シリコーンコーティングは
好ましくは例えば縮合硬化、付加硬化又は放射線硬化に
より架橋される。
【0017】縮合硬化は多可能基性シランを用いて硬化
させることができるヒドロキシ−末端ポリシロキサンを
用いることにより行うことができる。適したシランは、
例えば、アセトキシシラン、アルコキシシラン及びオキ
シム官能基を含有するシランである。一般に縮合硬化は
1種もしくはそれより多い触媒、例えば錫塩又はチタン
酸塩の存在下で行われる。別の場合、ヒドロキシ末端ポ
リシロキサンを例えばジブチル錫ジアセテートの存在下
でポリヒドロシロキサンポリマーを用いて硬化させるこ
とができる。
【0018】付加硬化は白金触媒の存在下における二重
結合へのSi−Hの付加に基づいている。付加硬化に従
って硬化させることができるシリコーンコーティング
は、かくして、ビニル基含有ポリマー、白金触媒、例え
ばクロロ白金酸錯体及びポリヒドロシロキサン、例えば
ポリメチルヒドロシロキサンを含んでなる。適したビニ
ル基含有ポリマーは、例えば、ビニルジメチル末端ポリ
ジメチルシロキサン及びジメチルシロキサン/ビニルメ
チルシロキサンコポリマーである。
【0019】本発明に従って用いることができる放射線
硬化可能なコーティングは、例えば、U.V.硬化可能
もしくは電子ビーム硬化可能なポリシロキサンポリマー
である。後者のコーティングは好ましくは多官能基性
(メタ)アクリレートモノマーを含有する。
【0020】第2層は他の成分、例えば可塑剤、顔料、
染料などを含んでいることもできる。1つもしくはそれ
より多い中間層が第1層と第2層の間に存在することが
でき、但し印刷機運転又は場合による処理段階の間にこ
れらの層を除去することができる。1つもしくはそれよ
り多い中間層、例えば支持体への第2層の接着を促進す
る層あるいは入射光を第1層に反射して戻す層が第2層
と支持体の間に存在することもできる。第1層の上に、
該第1層を水分、化学品、酸素、機械的衝撃などに対し
て保護するための表面層を設けることができる。
【0021】吸光性化合物を含む第1層は、好ましく
は、非常に薄く、すなわち1μm未満、好ましくは0.
5μm未満そしてもっと好ましくは0.1μm未満の乾
燥層厚さを有している。0.01μmの層厚さでも満足
できる結果を与えることができる。
【0022】本発明で用いられる吸光性化合物は光を熱
に変換できる化合物であり、好ましくは炭素に基づくか
又は有機化合物である。近赤外光吸収性化合物が好まし
い。有用な化合物は、例えば、有機染料、カーボンブラ
ック、グラファイト又はすすである。ポリピロール、ポ
リエチレンジオキシチオフェン又はポリアニリンに基づ
くポリマー分散液などの吸光性ポリマー分散液を用いる
ことも可能である。第1層は吸光性化合物を主化合物と
して、すなわち50重量%以上の量で含む。さらにもっ
と好ましい態様の場合、第1層中の吸光性化合物の該量
は70重量%以上もしくは90重量%以上でさえある。
最も好ましい態様の場合、第1層は本質的に吸光性化合
物から成る。
【0023】本発明の第1層は、結合剤、例えばゼラチ
ン、セルロース、セルロースエステル類、例えば酢酸セ
ルロース、ニトロ−セルロース、ポリ(ビニルアルコー
ル)、ポリ(ビニルピロリドン)、塩化ビニリデンとア
クリロニトリルのコポリマー、ポリ(メタ)アクリレー
ト又はポリ(塩化ビニル)を含有することができる。第
1層は、さらに、顔料、艶消剤、充填剤、湿潤剤又は酸
化防止剤などの追加の不活性化合物を含むことができ
る。「不活性」という用語は、「非−機能性」という意
味で理解されるべきではなく、それは適用される層のあ
る物理的性質、例えば表面粗さ又は摩擦係数を調整する
ためにそのような不活性化合物を層に加えることができ
るからである。「不活性」という用語はむしろ「画像形
成過程に必須でない」という意味と理解されるべきであ
るが、いくつかの不活性化合物は材料の感度及び画質に
(小さい)影響を有し得る。
【0024】第1層は吸光性化合物に加えて他の化合物
を含むことができるが、吸光性化合物以外の他の反応性
化合物の量は好ましくは20重量%未満である。「反応
性化合物」という特長(feature)は、画像通り
の露出の間に発生する熱の故に(物理−)化学的反応を
行う化合物と理解されるべきである。そのような反応性
化合物の例は、熱可塑性ポリマーラテックス、ジアゾ樹
脂、ナフトキノンジアジド、フォトポリマー、レゾール
及びノボラック樹脂又は改質ポリ(ビニルブチラール)
結合剤である。さらなる例はJ.Prakt.Che
m.Vol.336(1994),p.377−389
に見いだすことができる。
【0025】さらに好ましくは、第1層中の該他の反応
性化合物の量は10重量%未満であり、最も好ましくは
第1層は吸光性化合物以外の反応性化合物を実質的に含
まない。「実施的に含まない」という用語は、少ない無
効な量のそのような反応性化合物が吸光性化合物の他に
存在し得ることを意味すると理解されるべきである。該
少ない無効な量は、本発明に従って作られる材料の画像
形成過程に必須でないか又は有意に寄与しない。該少量
の反応性化合物なしで材料を製造し、かくして得られる
材料を印刷マスターの作製にまだ用いることができるか
否かを確定することにより、これを容易に調べることが
できる。吸光性化合物以外の他の反応性化合物の量をそ
れ未満で「無効」(“ineffective”)とみ
なすことができる閾値は、反応性化合物の性質に依存す
る。
【0026】既知のコーティング法を用いて吸光性化合
物の溶液もしくは分散液をコーティングすることによ
り、第1層を適用することができる。炭素の分散液又は
有機染料の溶液あるいはそれらの混合物のコーティング
は、本発明の方法の非常に好ましい実施態様である。別
のコーティング法としてジェット法を用いることがで
き、その方法により吸光性化合物の均一な層を第2層の
上にジェット−コーティングし、次いで画像通りに露出
するかあるいはその方法により吸光性化合物を第2層の
上に画像通りに適用し、次いで例えば赤外レーザー露出
による強力な加熱によりインキ受容性とする。
【0027】吸光性化合物がその主化合物である、すな
わち50重量%以上の量で存在する乾燥粉末として第1
層を適用することもできる。本発明の好ましい態様の場
合、乾燥粉末は吸光性化合物としてすす、すなわち油、
木材、天然ガス、ブタン、アセチレン、石炭、ワックス
もしくはコルクなどの有機材料の不完全燃焼から得られ
る黒色炭素から成るかあるいはそれを含んでなる。第2
層を保有している支持体を該有機材料の燃焼により得ら
れる炎、好ましくは燃焼が不完全な炎の低温部、例えば
ろうそくの炎の黄端(yellow end)と接触さ
せることによって該すすを適用することさえできる。こ
の方法で作られる材料の電子顕微鏡像は、ミクロン以下
のすすの粒子のコーティングを示す。
【0028】第1層を適用するための好ましい方法は、
第2層を保有している支持体に吸光性化合物、例えば炭
素又は有機染料を粉末の形態で含む乾燥粉末あるいは木
炭、半−燃焼コルクなどの不完全燃焼有機材料を擦り込
むことである。別の乾式コーティング法、例えば炭素の
スパッタ−コーティングあるいは直接静電印刷(トナー
ジェット)を用いることもできる。後者の方法を用いて
乾燥粉末を画像通りに適用することもでき、例えば赤外
レーザー露出による強力な加熱の後に印刷マスターが得
られる。該赤外レーザーを直接静電印刷ヘッドと同じキ
ャリッジ上に搭載することができる。
【0029】第1層の厚さ及び第1層の適用に用いられ
る方法に依存して、該第1層は連続層又は不連続層であ
ることができる。特にすすの薄い層を不完全燃焼により
堆積させる場合、電子顕微鏡像は、ミクロン以下の大き
さでいくらかの領域がすすの粒子で覆われていないこと
を明らかにする。「第1層」という記述は、例えば上記
で議論したような第1層の画像通りの適用の場合の微視
的でさえあり得る非−被覆領域の大きさにかかわらず、
不連続層も包含すると理解されるべきである。
【0030】コンピューターtoプレス(オフ−プレス
露出)又はコンピューターtoプレス(オン−プレス露
出)への方法で本発明の方法を用いることができる。該
方法はオン−プレスコーティング、例えば本発明に従う
第1層を印刷機の胴上に搭載された支持体が保有してい
る第2層上に適用することも含み得る。該オン−プレス
コーティングを印刷機の胴上に直接行うこともでき、該
胴は支持体として働く。
【0031】支持体ならびに吸光性化合物を含有する転
移層(transfer layer)を含んでなる転
移材料を用いて第1層を適用することもできる。好まし
い方法は第2層を転移層と、好ましくは熱及び/又は圧
力を加えながら接触させる段階を含んでなり、それによ
り転移層の少なくとも一部を持ち越させ(carrin
g over)、本発明に従う第1層を形成する。
【0032】後者の態様の方法を、例えばEP−A 6
98 488に記載されている配置に類似のデジタル印
刷機のプリントステーションに、吸光性化合物を含浸さ
せたリボンなどのそのような転移材料の供給ロールを導
入することにより容易に自動化することができる。該供
給ロールから転移材料をほどき、次いで吸光性化合物を
含有する層を版胴又は該版胴上に搭載された支持体の表
面と、1つもしくはそれより多い接触ローラーにより直
接接触させることができる。転移段階の後、使用された
転移材料を引取ロール上に再び巻上げることができる。
後者の態様の場合、均一な層が得られるように転移を行
うことができ、それを次いで画像通りに露出することが
できる。別の場合、転移段階の間に圧力及び/又は熱を
画像通りに適用することができ、第1層はパターン化さ
れた形態で適用される。次いでこの段階に例えば赤外レ
ーザー露出による強力な加熱が続くことができる。しか
しながら、該画像通りの転移の間に十分な熱が適用され
ると、強力な加熱なしで適した印刷マスターを直接得る
ことができる。
【0033】本発明の材料は、発光ダイオード又はHe
/NeもしくはArレーザーなどのレーザーにより光に
露出することができる。好ましくは約700〜約150
0nmの領域内の波長を有する近赤外光を発するレーザ
ー、例えば半導体レーザーダイオード、Nd:YAGも
しくはNd:YLFレーザーが用いられる。必要なレー
ザー出力はレーザービームの画素滞留時間に依存し、そ
れはスポット直径(モダンプレート−セッターの最大強
度の1/e2における典型的な値:10〜25μm)、
走査速度及び露出装置の解像度(すなわち直線距離の単
位当たりのアドレス可能な(addressable)
画素の数であって多くの場合にインチ当たりのドット又
はdpiで表される;典型的な値:1000〜4000
dpi)により決定される。本発明の材料の主要な利益
は、それを内部(ITD)ならびに外部ドラム(XT
D)イメージ−セッターによる露出に適した普遍的画像
形成材料として用いることができることである。ITD
イメージ−セッターは、典型的には、最高で500m/
秒という非常に高い走査速度を特徴としており、数ワッ
トのレーザー出力を必要とし得る。例えば0.1〜10
m/秒のもっと低い走査速度において約200mW〜約
1Wの典型的なレーザー出力を有するXTDイメージ−
セッターを用いることによっても満足できる結果が得ら
れている。
【0034】第1層の非−露出領域は印刷機運転の開始
により、例えば、版と接触胴の間の機械的摩擦の故又は
版上に適用されるインキ中における第1層の溶解の故に
除去することができる。典型的には、非−露出層は印刷
の仕事の最初の数回の運転の間に除去される。第1層が
可視光を吸収する顔料もしくは染料を含む場合、最初に
印刷されるコピーの非−印刷領域に存在するカブリとし
てその除去を観察することができる。場合により、例え
ばカブリのあるコピーが少数であるのが好ましい場合、
印刷の前に例えば乾燥布、綿パッド又は回転ブラシを用
いて材料をこすることもできる。淡水又は非溶剤、すな
わち第2層を過度に溶解することができない液体、例え
ばエノタール、n−プロパノール、イソプロパノール又
はブタノールなどのアルコールで湿らされた布を用いる
こともできる。ヘプタン又はイソ−オクタンなどのアル
カン類を用いることもでき、但しその使用は第2層の過
度の溶解を生じ得ず、過度の溶解は高度に架橋された
層、例えば硬化シリコーンコーティングを用いることに
より防ぐことができる。該場合による処理段階はオン−
プレスで、すなわち露出された版を印刷機の版胴上に搭
載した後に行うことができる。
【0035】
【実施例】以下、本発明をその好ましい態様と関連して
記載するが、これらの態様に本発明を制限することは意
図されていないことは理解されるであろう。 実施例1〜2 PET支持体にテトラメトキシシランで硬膜されたポリ
(ビニルアルコール)及び二酸化チタンを含む層をコー
ティングした。この層の上にすべてWacker−Ch
emie GmbH(Muenich,German
y)の商品名である12.5gのシリコーンDehes
ive 520、1gのVernetzer V03及
び0.5gのKatalysator C09の混合物
をコーティングし、10μmの乾燥厚さを有する第2層
を得た(実施例1)。シリコーンDehesive 5
20は約5000の平均分子量を有する。実施例2にお
いては、後者のコーティング組成物をイソ−オクタンを
用いて4倍に希釈し、実施例1の場合と類似の支持体上
にコーティングし、2.5μmの乾燥厚さを有する第2
層を得た。両方の試料を90℃において40秒間硬化さ
せ、次いで半−燃焼コルクを擦り込んだ。かくして得ら
れる層を綿パッドでたたき固め、すすの比較的均一な第
1層を得た。
【0036】XTD Nd:YAGイメージ−セッター
(1/e2におけるスポット−サイズ:23μm)を用
い、1及び2m/秒の走査速度ならびに350、400
及び450mWの出力において試験パターンをヒートモ
ードで露出した(各試料の異なる領域において6種の露
出)。露出の直後に画像パターンを見ることができた。
次いで水で湿らせた綿パッドを用いてこすることにより
試料を処理した。試料をAB Dick 9860印刷
機上に搭載し、Hostmann−Steinberg
(Celle,Germany)の商品名であるRef
lecta Dry Magentaインキを用い、湿
し液を用いずに100コピーの印刷機運転を開始した。
試料の露出領域はインキ受容性であり、すす層が完全に
は融触されずにインキ受容性物質に変換されたことを示
した。 実施例3〜4 実施例1において定義した50gのシリコーンDehe
sive 520、2gのVernetzer V03
及び1gのKatalysator C09を混合し、
実施例1で用いたと類似の支持体上にコーティングし、
2g/m2の乾燥厚さを有する第2層を得、次いで90
℃で40秒間硬化させた。実施例3の場合、Carbo
ne Lorraineの商品名である「Graphi
te Naturel」(粒度<20μm)から成るグ
ラファイト粉末を綿パッドで擦り込むことにより上記の
第2層の上にグラファイトの第1層を適用した。実施例
4の場合、粒度<56μmを有する「Graphite
Artificiel」を用いた。
【0037】ITDイメージ−セッター、Gerbe
r,USAのCrescent 42T型を用い、36
7m/秒の走査速度、24μmのスポットサイズならび
に4.25、5.25及び6.25Wの出力において試
料を露出した(各試料の異なる領域において3種の露
出)。露出の直後に画像を明確に見ることができた。各
試料の一部を水で湿らせた綿パッドを用いて(部分3A
及び4A)、第2の部分をイソ−オクタンで湿らせた綿
パッドを用いて(部分3B及び4B)こすることにより
処理し、第3の部分は全く処理しなかった(部分3C及
び4C)。部分3A、3B、4A及び4Bにおいてはす
す層が完全に除去された。
【0038】Heidelberg,Germanyか
ら入手可能なGTO 52印刷機上で、上記で定義した
Reflecta Dry Magentaインキを用
い、湿し液を用いずに印刷機運転を開始した。部分3C
及び4Cを用いて清浄な画像が印刷された。 実施例5 実施例5では、実施例3及び4で用いたと同じシリコー
ン組成物をアルミニウム支持体上にコーティングし、か
くして得られる第2層を次いでブタンが供給されている
炎の黄端中で動かすことにより、該第2層をすす層で覆
った。この試料を実施例3及び4の場合と同じITDイ
メージ−セッターを用い、6.25Wの出力で露出し
た。試料の第1の部分をイソ−オクタンで湿らせた綿パ
ッドを用いてこすることにより処理し(部分5A)、第
2の部分を乾燥綿パッドでこすり(部分5B)、第3の
部分は全く処理せず(部分5C)、第4の部分をHei
delberg(Germany)の商品名である「R
einigungskonzentrat 1124」
で湿らせた綿パッド及び次いでイソ−オクタンで湿らせ
た綿パッドでこすった(部分5D)。実施例3〜4の場
合と類似の印刷機運転を開始した。部分5A及び5Cは
適切な印刷画像を与えた。 実施例6〜7 実施例3及び4の場合と同じ試料をXTD Nd:YA
Gイメージ−セッターを用い、3.2m/秒の走査速
度、23μmのスポットサイズならびに263及び29
2mWの出力において露出した(各試料の異なる領域に
おいて2種の露出)。試料を最初に上記で定義した「R
einigungskonzentrat1124」で
湿らせた綿パッド及び続いて水で湿らせた綿パッドを用
いてこすった。この方法ですべてのグラファイトを除去
できなかったので、イソ−オクタンで湿らせた綿パッド
を用いてこすることにより試料をさらに処理した。非露
出領域と比較して粗面化された相のように見える露出さ
れた領域において弱い灰色の画像を見ることができた。
実施例3及び4の場合に記載したと類似の印刷機運転を
開始した。両方の試料を用いて優れたプリントが得られ
た。弱いカブリは25コピーの印刷の後に完全に消失し
た。 実施例8〜9 実施例5の場合と同じ試料をXTD 830nmレーザ
ーダイオードを用い、3.2m/秒の走査速度、11μ
mのスポットサイズならびに220及び292mWの出
力で(試料8の異なる領域において2種の露出)あるい
はXTD Nd:YAGイメージ−セッターを用い、
3.2m/秒の走査速度、23μmの画素寸法ならびに
751及び1040mWの出力で露出した(やはり試料
9の異なる領域において2種の露出)。各試料を下記に
示す通り異なる部分において4種の方法で処理した(す
べての液体を綿パッドを用いてこすることにより適用し
た):部分8A及び9A:イソ−オクタン;部分8B及
び9B:最初にイソ−オクタン、次いですべてのすすが
除去されるまで乾燥綿パッドでこすった;部分8C及び
9C:処理なし;部分8D及び9D:最初に上記で定義
した「Reinigungskonzentrat 1
124、次いでイソ−オクタン。
【0039】上記で定義したReflecta Dry
Magentaインキを用い、湿し液を用いずに、各
試料をHeidelberg(Germany)から入
手可能なGTO 46印刷機において印刷版として用い
た。部分8A、9A、8C及び9Cのみが優れたコピー
を与えた。 実施例10 シリコーンコーティングが設けられた実施例3〜4の場
合と同じ支持体に次式:
【0040】
【化1】 を有する赤外色素の微粉末を擦り込んだ。かくして得ら
れる色素層を次いで綿パッドを用いてたたき固めた。材
料をXTD 830nmレーザーダイオードを用い、
3.2m/秒の走査速度、11μmのスポットサイズな
らびに150〜300mWの出力でならびにXTD N
d:YAGイメージ−セッターを用い、3.2m/秒の
走査速度、23μmの画素寸法ならびに550〜975
mWの出力で画像通りに露出することができた。版の一
部をイソ−オクタンで湿らせた布を用いてこすり、他の
部分を全く処理しなかった。実施例3〜4に示したと同
じ印刷機条件を用い、非−処理部分上で優れたコピーが
得られた。イソ−オクタンを用いてこすった部分は版上
にも印刷コピー上にも画像を示さなかった。
【0041】本発明の好ましい態様を詳細に記載してき
たが、ここで添付の特許請求の範囲に定義した本発明の
範囲から逸脱することなく、その中で多数の修正を成し
得ることが当該技術分野における熟練者に明らかであろ
う。本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。
【0042】1.(i)50重量%より多い炭素又は有
機吸光性化合物を含有する第1層;及び(ii)該第1
層の下のインキ−不粘着性の第2層を含んでなり、印刷
機運転を開始することにより該第2層を過度に除去する
ことなく該第1層を非−露出領域において除去できるこ
とを特徴とする、露出された領域でインキを受容できる
ドライオグラフィ印刷マスターの作製に適するヒートモ
ード露出可能な画像形成材料。
【0043】2.第1層が吸光性化合物以外に20重量
%未満の他の反応性化合物を含んでなる上記1項に記載
の材料。
【0044】3.(i)50重量%より多い炭素又は有
機吸光性化合物を含有する第1層をインキ−不粘着性の
第2層の上に適用し; (ii)該第1層をヒートモードで画像通りに露出し; (iii)印刷機運転を開始することにより該第2層を
実質的に除去することなく該第1層を非−露出領域にお
いて除去する段階を含んでなり、ここで印刷マスターは
露出された領域においてインキを受容することができる
ドライオグラフィ印刷マスターの作製方法。
【0045】4.(i)50重量%より多い炭素又は有
機吸光性化合物を含有する第1層をインキ−不粘着性の
第2層の上に画像通りに適用し; (ii)場合により該第1層を加熱する段階を含んでな
り、ここで印刷マスターは該第1層が設けられた領域に
おいてインキを受容することができるドライオグラフィ
印刷マスターの作製方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バルト・アエルツ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)50重量%より多い炭素又は有機
    吸光性化合物を含有する第1層;及び(ii)該第1層
    の下のインキ−不粘着性の第2層を含んでなり、印刷機
    運転を開始することにより該第2層を過度に除去するこ
    となく該第1層を非−露出領域において除去できること
    を特徴とする、露出された領域でインキを受容できるド
    ライオグラフィ印刷マスターの作製に適するヒートモー
    ド露出可能な画像形成材料。
  2. 【請求項2】 (i)50重量%より多い炭素又は有機
    吸光性化合物を含有する第1層をインキ−不粘着性の第
    2層の上に適用し; (ii)該第1層をヒートモードで画像通りに露出し; (iii)印刷機運転を開始することにより該第2層を
    実質的に除去することなく該第1層を非−露出領域にお
    いて除去する段階を含んでなり、ここで印刷マスターは
    露出された領域においてインキを受容することができる
    ドライオグラフィ印刷マスターの作製方法。
  3. 【請求項3】 (i)50重量%より多い炭素又は有機
    吸光性化合物を含有する第1層をインキ−不粘着性の第
    2層の上に画像通りに適用し; (ii)場合により該第1層を加熱する段階を含んでな
    り、ここで印刷マスターは該第1層が設けられた領域に
    おいてインキを受容することができるドライオグラフィ
    印刷マスターの作製方法。
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