JP2001526151A - 制動カーブ走行時の車両の走行特性を改善する方法と装置 - Google Patents

制動カーブ走行時の車両の走行特性を改善する方法と装置

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JP2001526151A JP2000525290A JP2000525290A JP2001526151A JP 2001526151 A JP2001526151 A JP 2001526151A JP 2000525290 A JP2000525290 A JP 2000525290A JP 2000525290 A JP2000525290 A JP 2000525290A JP 2001526151 A JP2001526151 A JP 2001526151A
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ヴォイヴォート・ユルゲン
ヴァルトバウアー・ディルク
ロル・ゲオルク
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コンティネンタル・テーベス・アクチエンゲゼルシヤフト・ウント・コンパニー・オッフェネ・ハンデルスゲゼルシヤフト
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 制動してカーブ走行するときに車両の走行特性を改善するための方法は、カーブ走行とカーブ方向を検出し、個々の車輪の回転状態を決定し、場合によっては1個または複数の車輪のブレーキのブレーキ圧力に対して、この車輪の回転状態に応じて影響を与え、不安定性が存在するかどうか車両の走行状態のチェックを行い、カーブ走行中、閾値時間に達する時間にわたって不安定性が検出されるときに、車輪の少なくとも1個のブレーキのブレーキ圧力を変更する。制動してカーブ走行するときに車両の走行特性を改善するための装置は、カーブ走行とカーブ方向を検出するための検出装置(320)と、個々の車輪(303a〜303d)の回転状態を決定するための決定装置(302a〜302d)と、場合によっては車輪(303a〜303d)のブレーキ(301a〜301d,306a〜306d)のブレーキ圧力に対して、この車輪(303a〜303d)の回転状態に応じて影響を与える影響装置(309,310)と、不安定性が存在するかどうか車両の走行状態のチェックを行うためのチェック装置(321)と、カーブ走行中、閾値時間に達する時間にわたって不安定性が検出されるときに、車輪(303a〜303d)の少なくとも1個のブレーキ(301a〜301d,306a〜306d)のブレーキ圧力を変更するための変更装置(322)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、独立請求項の上位概念に記載した、制動してカーブ走行するときの
車両の走行特性を改善する方法と装置に関する。
【0002】 制動してカーブ走行することは、走行動特性的に特別な挑戦である。なぜなら
、一方では、いろいろな力(惰性運転の車両の慣性力、円軌道上にある車両の遠
心力)をコントロールしなければならず、他方ではブレーキングが行われる限界
条件が時間的に変化するからである。次に、図1,2を参照して、基本的な問題
を説明する。
【0003】 図1は、車両が例えば速すぎる速度に基づいて、比較的に小さなカーブ半径の
所望な理想コース107を維持することができない状況を示している。この維持
できない理由は、円軌道107から車両を押しやる遠心力が、車輪のコーナーリ
ングフォースの合計を上回ることにある。運転者にとって、この状況は位置10
2でアンダーステアリングとして示される(なぜなら、所望なコース107に対
する追従が不充分であるからである)。従って、運転者は更に大きく操舵する(
前輪の大きな操舵角度)。これはしかし、アンダーステアリング挙動を更に大き
くすることになる。これにより最後には、車両が独りでにオーバーステアリング
状態になる(カーブ内側に大きく旋回する)がしかし、アンダーステアリングコ
ース109を上を移動する(位置103,104)。ここで、車両が幾分小さな
アンダーステアリングコース108に沿って移動し、特に内側に旋回しないこと
が望まれる。この場合、位置106が生じる。
【0004】 しかし、ブレーキングを最適化するための従来の方法では、このような挙動を
生じることができない。最新式のすべての車両は実際にABS(アンチロックコ
ントロールシステム)と、車輪の回転状態に応じて車輪ブレーキのブレーキ圧力
に影響を与える車輪個別コントロールシステムを備えている。しかしこれによっ
て、車両の垂直軸線回りの非常に有利に作用するモーメントを発生することがで
きない。なぜなら、車輪がその都度個別的にのみ制御され、包括的な関係で制御
されないからである。
【0005】 特に、ABSはアンダーステアリング挙動を促進する作用がある。すなわち、
遠心力によって車両の(縦軸線回りの)ローリングモーメントが発生するので、
カーブ外側の車輪が大きな荷重を受け、それによってロックしにくい。それによ
って、カーブ外側の車輪は遅くスリップするので、カーブ外側の車輪に大きな制
動力が発生し、カーブ内側の車輪に弱い制動力が発生し、この制動力は全体とし
て、車両の(垂直軸線)回りにカーブ外側に車両を旋回させるヨートルクを生じ
、このヨートルクがアンダーステアリング傾向を強めることになる。
【0006】 本発明の課題は、状況に適合して所望なブレーキング補助を可能にする、制動
してカーブ走行するときに車両の走行特性を改善するための方法と装置を提供す
ることである。
【0007】 特に、この方法と装置は時間的に変化する限界条件に適合すべきである。
【0008】 方法と装置は特に、センサコストを増大させずに簡単に実施できるようにすべ
きである。
【0009】 この課題は独立請求項の特徴によって解決される。従属請求項は本発明の好ま
しい実施形を示している。
【0010】 図2は、例えば障害物(道路上の子供)を急によけるときに所望される走行レ
ーンチャンジを示している。214は所望されるコースであり、車両は位置20
1,202,203,204に沿って移動する。ここで、いろいろな状況を次々
に通過する。内側への操舵の開始時には、図1を参照して説明した状況が生じる
(速度が速すぎるのでアンダーステアリング)。更に、図1に示すように、アン
ダーステアリングのコース上で車両が内側に旋回するので、車両は不安定になる
。従って、位置201から位置202に移るときに操舵の最適化(できるだけ小
さな左側へのカーブ半径)が望まれ、位置202以降はコースからの車両の完全
な逸脱を防止するために、走行安定性の増大が望まれる。従って、車両の操舵性
の増大のための手段が車両の安定性を高める手段と必ずしも同一ではないので、
位置202から203に移る際に、位置201から202に移るときと異なる手
段を講じることが望まれる。位置203では、障害物を避けることができ、ずれ
たレーンに操舵されると仮定する。それによって、前と異なる方向に操舵される
。ここで、直観的には、前と同じ考察が鏡像対称的に存在する。それにもかかわ
らず、更に、第2のカーブ(図2において右側のカーブ、203から204への
移行)の動特性が“それまでのいきさつ”、すなわち左側への急激な操作(20
1から202を経て203への移行)によって動的に影響されるということを考
慮すべきである。適切な操舵装置は上記の考察をすべて考慮しなければならない
【0011】 そこで、本発明では、制動してカーブ走行していることを検出し、時間的に体
系化することが提案される。この場合、カーブ走行中の時間の経過に応じて所望
な手段が状況に合わせて講じられる。この手段は特に、不安定性、例えば1個ま
たは複数個の車輪の大きなスリップ量が検出可能であるときに講じられる。制動
される不安定なカーブ走行が、閾値時間に達する時間にわたって持続するときに
、1個または複数の車輪ブレーキのブレーキ圧力が走行安定性を最適化する観点
から変更される。
【0012】 更に、不安定なカーブ走行時の閾値時間に達する前の時間において、車両の操
舵性が適当な手段によって高められる。
【0013】 いろいろな運転状態、特にカーブ走行と不安定性は、実施形では、車輪センサ
を参照して、特に操舵角度センサを使用しないで検出可能である。
【0014】 次に、図を参照して、本発明による個々の実施の形態を説明する。
【0015】 図を参照して本発明による個々の実施の形態について説明する前に、使用され
る専門用語について簡単に述べる。この出願の最も重要な側面は、個々の車輪ブ
レーキのブレーキ圧力の制御である。そのために、いろいろな方策が互いに独立
してあるいは互いに組み合わせて提案される。“ブレーキ圧力の影響”または“
影響装置”に言及するときに、例えばABSによる、1個の車輪の車輪ブレーキ
の車輪個々のコントロールを意味する。“ブレーキ圧力の変更”または“変更装
置”について言及するときには、安定性改善の観点からのブレーキ圧力の変更を
意味する。“ブレーキ圧力の変化”について言及するときには、車両の操舵性の
最適化の観点からのブレーキ圧力の変更を意味する。“ブレーキ圧力修正”につ
いて言及するときには、複雑な課題、例えば急激な走行レーンチェンジの際の有
利なブレーキ補助の観点からの、ブレーキ圧力変更を意味する。上記の方策の相
互作用について更に後述する。
【0016】 図3は本発明による複数の実施の形態を概略的に示している。図3の上側には
、車両の4個の車輪303a〜303dが示してある。その際、添字“a”は左
前方の車輪を示し、添字“b”は右前方の車輪を示し、添字“c”は右後方の車
輪を示し、添字“d”は左後方の車輪を示している。304は車輪303a,3
03bを備えた前車軸を示し、305は車輪303c,303dを備えた後車軸
を示している。各々の車輪303a〜303dには、車輪センサ302a〜30
2dが1個ずつ設けられている。この車輪センサの信号はそれぞれ信号ライン3
08a〜308dを経て電子的な構成要素309a〜309dに供給される。各
々の車輪303a〜303dは更に、車輪ブレーキ301a〜301d,306
a〜306dを備えている。このブレーキは液圧で運転され、液圧管路307a
〜307dを経て圧液を受け取る。ブレーキ圧力は弁ブロック310bを介して
調節される。この場合、弁ブロック310bは電子回路309b内で発生する電
気的な信号によって制御される。
【0017】 右前方の車輪について示した、添字“b”を有する構成要素は、残りの車輪に
ついても同様に設けられている。
【0018】 構成要素309a〜309dは、車輪のブレーキ圧力を個別的に調節する影響
装置を示している。車輪の回転状態は、それぞれの車輪センサ302から出力さ
れる信号に基づいて観察される(信号ライン308)。受信した信号に応じて、
弁ブロック310の弁のための制御信号が発生させられる。それによって、車輪
のロックが車輪毎に防止される。従って、このシステムは例えばABSである。
【0019】 313は圧液を準備するための液圧ポンプを示している。還流する液体を収容
する圧液用タンクは示していない。
【0020】 電子制御装置は共通の構成要素312を備えている。この構成要素は共通の役
目、例えば他の入力信号311の受信、信号処理、調整等の役目を有する。
【0021】 図3の下側部分には、本発明による複数の実施の形態の組み合わせが示してあ
る。
【0022】 320はカーブ走行を検出するための検出装置である。この検出装置は、カー
ブ走行自体とカーブ方向(例えば個々の車輪の回転状態に基づいて)を検出する
ように設計可能である。従って、検出装置は例えば個々の車輪センサ302a〜
302dの信号を信号ライン308a〜308dを経て受信することができる。
場合によっては既に処理された他の信号をこの検出装置に供給することができる
。検出装置320は更に、2つの信号、すなわちカーブ走行を定性的に示す一方
の信号(328)と、カーブ走行の場合のカーブ方向を示す他方の信号(329
)を発生するように設計可能である。
【0023】 更に、チェック装置321が設けられている。このチェック装置は不安定であ
るかどうかという車両の走行状態をチェックする。この状態が車輪の回転状態か
ら検出可能であるので、このチェック装置も車輪信号308を受信する。
【0024】 更に、時間的な変化を評価する装置325が設けられている。この装置は特に
、制動される不安定なカーブ走行が、閾値時間に達する所定の時間または定める
ことができる時間にわたって持続しているかどうかをチェックする。
【0025】 持続している場合には、ブレーキ圧力変更が開始される。このブレーキ圧力変
更は安定させるように行われ、特に少なくとも1個のカーブ内側の車輪を低下さ
せ、およびまたは少なくとも1個のカーブ外側の車輪のブレーキ圧力を上昇さる
ように行うことができる。好ましくはカーブ内側のブレーキ圧力が低下させられ
る。それによって、カーブ外側で強い制動力が発生するので、車両の内側への旋
回傾向に反作用する、カーブ外側に旋回させる(車両の垂直軸線回りの)ヨート
ルクが生じる。それによって、図1における位置102から位置103への不所
望な移行が回避され、車両は位置105,105を経て望ましいライン108に
沿って移動するであろう。
【0026】 図3において、参照数字322は変更装置を示している。この変更装置は、制
動してカーブ走行するときに閾値時間に達する時間にわたって不安定性が検出さ
れるときに、車両安定性を高めるためにブレーキ圧力を変更するために使用され
る。
【0027】 図3の実施の形態では、オプションが示してある。このオプションでは、切換
えスイッチ327が、装置325に応じていろいろなブレーキ補助方策から1つ
のブレーキ補助方策を選択する。切換えスイッチ327は、それぞれブレーキ圧
力の変更、変化または修正に関するいろいろな入力信号を受信する。そのとき得
られた信号は出力ライン326を経て更に伝送される。
【0028】 更に、他のオプションでは、信号326をブレーキに直接作用させないで、ブ
レーキ圧力に影響を与えるための閾値を変化させるために用いる。例えばABS
閾値は変更装置322によって変更可能である。ライン326は複数の平行な信
号ラインを備えていてもよい。切換えスイッチ327は、ライン326を経て信
号を出力しない中立位置を備えていてもよい。
【0029】 他の実施の形態では、1個または複数の車輪のブレーキのブレーキ圧力を変更
する前に、1個または複数の車輪のブレーキ圧力を変化させることができる。こ
れは、上記の閾値時間の経過前に行われる。この閾値時間に達するまで、切換え
スイッチ327は装置325によって制御されて、もう一度、変化装置323の
出力を選択する。変化装置323は車両の操舵性を良好にするブレーキ圧力変化
を生じる。特に、既に説明したように、ABSによって生じたカーブ外側に旋回
するヨートルク(垂直軸線回りの)を相殺することができるので、車両は狭いコ
ース(図1のコース109の代わりにコース108)に沿って走行することを強
制される。場合によっては、付加的にまたはその代わりに、カーブ内側のブレー
キ圧力を上昇させることができる。
【0030】 従って、カーブにおけるブレーキング操作は3つの相からなっている。 1.個々の車輪ブレーキのブレーキ圧力に車輪毎に影響を与えることによって、
(図1において位置101までの)ABS下で減速度を最適化するようにブレー
キングすること、 2.外部からのブレーキ圧力低下によって、閾値時間が経過する前の時間におけ
る(例えば図1の個所105までの)操舵を最適化するようにブレーキ圧力を変
化させること、そして 3.車両の逸脱を防止するために、例えばカーブ内側または後車軸のブレーキ圧
力を低下させることによって、閾値時間に達してから(図1の個所105以降)
安定性を最適化するようにブレーキ圧力を変更すること。
【0031】 点2と3で述べた手段は、不安定な走行状態が検出可能であるときに講じられ
る。これが検出不可能であると、純粋なABSブレーキングを維持することがで
きる。上記の点1による純粋なABSブレーキングの区別可能な相が検出可能で
あるかどうかは、チェックの際に車両の走行状態が不安定な状態としてどの位早
く検出されるかに依存する。直ちに不安定な状態として検出されると、既に述べ
たように、先ず最初に操舵を最適化するようにブレーキ圧力が変えられ、その後
安定するようにブレーキ圧力が変更される。
【0032】 操舵を最適化するようにブレーキ圧力を変化させることはABS閾値を変化さ
せることによって行われる。
【0033】 カーブでの走行安定性を高めるための基本的なブレーキ圧力変更は、カーブ内
側の前輪の敏感なブレーキング(低いブレーキ圧力)と、カーブ外側の前輪の力
強いブレーキング(高いブレーキ圧力)とを個別的にまたは互いに組み合わせて
含んでいる。他の手段は例えば、後車軸において生じる両ブレーキ圧力の低い方
のブレーキ圧力を選択する低圧選択原理(セレクト−ロー─原理)の省略にある
。むしろ、カーブ外側の後輪の小さな圧力上昇がもたらされる。
【0034】 操舵性を高めるために、両前輪は敏感に制御される(小さなブレーキ圧力)。
【0035】 変更装置322と変化装置323は方向に依存する手段を講じるので、これら
の装置は図示した実施の形態ではカーブ方向(左または右)を示す、検出装置3
20からの信号を受け取る。後述の実施の形態のための装置325も、定性的な
信号328(カーブであるか否か)のほかに、方向信号329を受け取る。チェ
ック装置321の信号は、不安定な状態のブレーキングが存在することを示す。
信号330は切換えスイッチ327の制御のために役立つ。324は修正装置で
ある。この修正装置の作用については後述する。
【0036】 図3の下側半分に関連して説明した装置は、他の信号312、例えば車両基準
速度、摩擦係数(車輪と道路の間の摩擦係数)に関する値等を受け取る。
【0037】 図4には特に、決定装置325の実施の形態が示してある。決定装置は特に、
定性的なカーブ信号328と、方向信号329と、不安定さを示す信号330と
、ABSコントロールサイクルを示す信号402を受け取る。決定装置325は
カウンタ401を備えている。このカウンタは例えば、それによって左カーブと
右カーブのための閾値時間に達することを検出できるように形成されている。こ
のカウンタは、カーブ方向信号329に応じて静止計数レベルを中心として計数
する上向き/下向きカウンタである。
【0038】 ライン421の計数レベルは、静止計数レベルを中心としたグループ別に集め
られた閾値406,407と比較される。従って、カウンタ401は定性的なカ
ーブ信号328と、定性的な“イネーブル”信号としての、不安定さを示す信号
を受け取る。カウンタの値が不安定なカーブを示すときには、カウンタは、最後
の計数レベル、例えば静止計数レベルから出発して、カーブ方向信号329に応
じて、ライン402のABSサイクルを計数する。静止計数レベルは好ましくは
零であり、一方の閾値は零よりも小さく、他方の閾値は零よりも大きい。閾値が
1つずつ比較装置406または407に記憶されている。閾値は比較装置では一
定であるがしかし例えば、摩擦係数(摩擦係数が小さければ小さいほど、静止計
数レベルに近くなる)に応じて可変であってもよい。
【0039】 比較器406,407では、場合によっては多線のライン421の計数レベル
はその都度の閾値と比較される。従って、比較器406,407の閾値または計
数レベルを適切に設定することにより、閾値時間を測定することができる。調整
装置410では、比較器406,407の出力が、切換えスイッチ327を適切
に操作するかまたは適切なブレーキング補助方策を開始する信号に対して調整さ
れる。
【0040】 カウンタ401は、限界値まで上向きまたは下向きに計数することができるよ
うに形成可能である。この場合、上側の限界値は上側の閾値の上にあり、下側の
限界値は下側の閾値の下にある。カウンタは更に、不安定なカーブブレーキング
がもはや存在しないときに(例えばカーブでまだブレーキングされているがしか
し安定である)、計数レベルが静止計数レベルに歩進的に戻されるように形成可
能である。
【0041】 それによって、フェードアウト機能が生じる。このフェードアウト機能はによ
り、前もって(上側の限界値または下側の限界値を上回るために)安定させよう
とするブレーキ圧力変更が開始されたときに、この変更が幾分後々まで作用する
。後々まで作用する時間は、限界値と閾値の差に依存する。カウンタを静止計数
レベルに更に戻すと、両比較器406,407はもはや応答せず、切換えスイッ
チ(コミュテータ)は例えば操舵を最適にする位置または中立位置(減速を最適
化する、例えばABS)にセットされる。
【0042】 次に、図2に示すように走行レーンチェンジが行われる状況について説明する
。この走行レーンチェンジでは、他の方向に急激にカウンタステアリングして、
一方向に迅速に操舵される。この場合基本的には、最初の操舵仮定と同じ手段を
鏡像対称的に講じることができる。好ましくは、カウンタステアリングする際に
も、先ず最初に操舵を最適化する相が行われ、その後で安定性を最適化する相が
続く。これは既に述べたカウンタ402の実施の形態によって、例えばカウンタ
ステアリングの検出時にカウンタをその他の場合よりも迅速に(大きなステップ
で)あるいは瞬時に、静止計数レベルにリセットすることにより行われる。その
後、前述と同じ方法が行われる(その都度他の比較器406,407が応答する
まで、カウンタが他の方向に上向き計数する)。一方の比較器が応答する前に、
切換えスイッチは操舵を最適化するブレーキ圧力変化を選択するために操作可能
である。他の閾値を上回った後で、安定させようとするブレーキ圧力変更が再び
選択される。それによって、図2に示すような走行レーンチェンジは、少なくと
も4つの相からなっている。すなわち、左側の操舵最適化、左側の安定性最適化
、右側の操舵最適化、右側の安定性最適化の相からなっている。この4つの相は
カウンタ401と比較器406,407の協働作用で区別される。第1の相は閾
値までの上向き計数に相当し、第2の相はこの閾値を超える側に計数レベルを維
持することであり、第3の相は計数レベルが第2の閾値を上回る前の時間に相当
し、第4の相は他の閾値を超える側のカウントレベルの時間に相当する。
【0043】 次に、不安定性がどのようにして検出可能であるかについて説明する。
【0044】 或る方法では、車両の複数の車輪の回転状態に関連して不安定性を決定する。
例えば、一方の車軸の両車輪の回転状態を互いに比較することができる。特に、
この車輪のスリップ値またはそれから導き出された値を互いに比較することがで
きる。一方の車軸またはすべての車軸の車輪の値を互いに比較してもよい。駆動
される車軸の車輪または駆動されない車軸の車輪を選択してもよい。
【0045】 図6の上側には、図2の走行レーンチェンジの際の車両の4個の車輪の車輪速
度パターンが基準速度と比較して示してある。曲線605はそれぞれ(ブレーキ
ングのために低下する)基準速度である。曲線601〜604は左前輪、右前輪
、右後輪および左後輪の車輪速度である。図示した時間は図4の走行レーンチェ
ンジの時間に相当する。上記の制御を適用する場合、この時間内に、既に述べた
4つの相(左側の操舵補助、左側の安定性補助、右側の操舵補助、右側の安定性
補助)を区別すべきである。例えばグラフの左側半分は左カーブに相当し、右側
半分は右カーブに相当する。例えば後車軸の車輪(右後輪603と左後輪604
)のスリップ値を比較すると、その都度外側の車輪が転動トルクのため比較的に
大きな荷重に基づいて比較的に滑らかに回転し、内側の車輪がかなり大きなスリ
ップを生じる。このスリップは場合によってはABSだけで制御される。例えば
スリップ値(スリップ=基準速度と車輪速度の差)を互いに比較することにより
、不安定性を推測することができる。その際、エラー検出を無くすために、点の
値を比較しないで(比較するだけでなく)、平均値または個々の車輪のスリップ
値の処理に基づく値を互いに比較することが好ましい。それによって、車輪の回
転状態(特に車輪のスリップ状態)を参照してかついろいろな判断基準を用いる
ことによって、不安定なカーブ走行を検出することができる。上記の過程はチェ
ック装置321で行うことができる。
【0046】 カーブ走行の検出は上記の方法と類似する方法で行うことができる。カーブ走
行は車輪速度パターンから読み取ることができる。従って、例えば1本の車軸の
両車輪の速度パターンが所定の値だけ互いに異なっているときに、カーブ走行を
検出することができる。カーブの方向はこの偏差の正負符号に基づいて決定可能
である。それに加えてまたはその代わりに、センサ、例えば操舵角度センサを使
用することができる。上述の構成要素は検出装置320である。
【0047】 不安定な制動カーブ走行が検出されるときだけでなく、場合によっては不安定
な制動走行レーンチェンジが検出されるときにも(すなわち、短い時間内に、2
つの不安定な制動カーブ走行が異なる方向に続けて行われるときに)、他の適当
なブレーキ補助方策を行うことができる。これを検出するために、第1の不安定
な制動カーブ走行を検出した後で(例えば計数レベルが比較器内の当該の閾値を
下回った後で)、無駄時間が定められ、この無駄時間内に、他の方向の不安定な
制動カーブ走行が検出されるときに(カウンタ401の計数レベルが他の比較器
の他の閾値を上回るときに)、不安定な制動走行レーンチェンジを検出すること
ができる。それによって、調節すべきブレーキ圧力の他の適当な修正を(例えば
ABSのための閾値を変えることによって)行うことができる。図3の下側では
、切換えスイッチ327が適当な手段を講じる修正装置324を選択する。
【0048】 図4は上記の無駄時間がどのようにして提供されるかを示している。カウンタ
として形成された無駄時間装置408を備えた推測装置409が設けられている
。カウンタはスタート値から最終値まで計数可能である。第1の不安定な制動カ
ーブ走行が終了するときに、スタート値が生じる。カウンタはこのスタート値か
ら最終値の方に計数する。最終値(例えば零)に達する前に、他の方向の不安定
な制動カーブ走行が検出されると、信号422が出力される。この信号はブレー
キ圧力の適切な修正を開始するために(例えば調整装置410を介して図3の切
換えスイッチ327に信号331を供給するために)上述のように使用可能であ
る。
【0049】 無駄時間装置408のカウンタのスタート値は外部の条件に応じて設定可能で
ある。例えば、摩擦係数が小さいとき(例えば湿った道路または滑りやすい路面
)、スタート値を最終値から更に隔てることができる。それによって、滑りやす
い道路の場合に個々の走行状態の後まで残る動的な作用を長い時間考察すべきで
あるという経験が考慮される。例えば最終値が零であるときに、道路が乾燥して
いる場合には、第1のスタート値を選択し、湿った道路または滑りやすい道路の
場合には、高い第2のスタート値を選択することができる。無駄時間は最終値に
達することによって終了する。摩擦係数に依存してスタート値を設定できるよう
にするために、推測装置409は例えば図3の信号電線管312からライン41
2を経て適当な信号を受け取る。
【0050】 もう一度図6を参照して、本発明に従って発生し、処理可能である個々の信号
について説明する。621は決定装置325のカウンタ401の出力として信号
ライン421で生じるような計数レベルを示している。S1は一方の方向におい
て閾値時間を定めるための1つの閾値を示し、S2は他の方向において閾値時間
を定めるための閾値を示している。閾値S1,S2は互いに等しくてもよいが等
しくする必要はない。G1,G2は限界値である。不安定なカーブ走行が続く場
合でも、カウンタはこの限界値を超えて計数することはない。Rは静止計数レベ
ル、例えば零である。
【0051】 最初に時点T1で、不安定な制動カーブ走行が検出される。時点T2までカウ
ンタ401は上向き計数する(値に従って)。計数レベルは時点T2で閾値S1
を上回る。それによって、閾値時間に達し、その後ブレーキ圧力は安定性上望ま
しいように変更される。時点T4で再び閾値S1を下回るので、安定性上望まし
いブレーキ圧力変更が終了する。計数レベルはこの時点の前に時点T3以降、静
止計数レベルに戻される。この場合、時点T3以降、不安定状態がもはや検出さ
れないと仮定する。もし変化がないと、計数レベルはT3とT4の間の傾きと同
じ傾きで計数が零に戻される。しかし、本例では、時点T4以降、他の方向の曲
線が検出されると仮定する。従って、計数レベルは静止計数レベルに迅速に戻さ
れ、そこから他の方向に上向き計数される。時点T5で閾値S2に達する。ここ
で、他の比較器が応答する。その後、カウンタは限界値G2まで更に上向き計数
する。時点T7で、不安定なカーブ走行が終了すると仮定されるので、この時点
以降、カウンタは再び静止計数レベルに戻される。時点T8で閾値S2を下回る
ので、安定性を最適化するブレーキ補助が終了する。幾分遅れてカウンタは再び
静止計数レベルになる。
【0052】 信号606,607は比較器406,407の出力信号でもよい。608は無
駄時間装置408の実施例である。608はカウンタ408の計数レベルを示す
。カウンタは例えばそれぞれの閾値(S1またはS2)を上回るときに初期計数
レベルにセット可能である。(静止計数レベルの方に)それぞれの閾値を下回る
際に、最終計数レベルの方にこの初期計数レベルを計数し始める(例えば零に下
向き計数される)。そして、無駄時間が下向き計数の開始と終了の間、すなわち
図6では時点T4とT6の後方の時点との間で定められる。この無駄時間内に不
安定な他のブレーキングが検出されると、走行レーンチェンジであると推測する
ことができる。走行レーンチェンジは、例えば図4のライン422上の信号62
2によって示すことができる。それによって、適切なブレーキ圧力修正を開始す
ることができる。例えば、外側の前輪の圧力を急上昇させることによってブレー
キ圧力を修正することができる。
【0053】 Aはカウンタ408の初期計数レベル、ひいては無駄時間の長さを示している
。この無駄時間の長さは外部の条件、例えば摩擦係数に応じて変更可能である。
それによって、計数速度が同じである場合、無駄時間の長さが変化する。曲線6
09〜613は、同様に発生させることができるいろいろな他の信号を示してい
る。609は一方向における不安定なカーブ走行を示す信号であり、610は他
の方向におけるカーブ走行を示す。611と612は車両の安定性に問題がある
時間を示している。この時間内で、問題のある元の状態が弱まった後でも少なく
ともこの状態によって車両の安定性が影響を受ける。時間の経過613,614
は、それぞれ一方の方向または他の方向におけるカーブ走行時の閾値時間に達す
る前の時間を表す信号を示している。それによって、時間T1,T2,T4,T
5はそれぞれ操舵を最適化する時間であると見なされ、時間T2,T3,T5〜
T8はその都度安定性を最適化する時間であると見なされる。
【0054】 図5は、例えばABSに一致する、減速度を最適化するブレーキ圧力影響と、
他の上記ブレーキング方策(操舵を最適化する変化、安定性を最適化する変更お
よび走行レーンチェンジを最適化するための修正)との組み合わせを可能にする
実施の形態を示している。図3の上側の構成要素309bが例示的に示してある
。この構成要素は車輪信号308bを受け取る。この車輪信号は処理装置501
で評価可能である。この処置装置は他の(図示していない)信号を受け取ること
ができる。信号504は例えば車輪スリップを示す信号または車輪速度を示す信
号である。503は設定値または目標値を生じる装置である。この装置は一方で
は(図3の上側の信号電線管311から)信号311bを受け取り、他方では図
3の信号326から導き出される信号326bを受け取る。その際、311bは
ABSだけによって設定された閾値を示し、326bは上述のその他のブレーキ
ング方策に応じて決定された、ブレーキ圧力を調節するための閾値示している。
その際、装置503は、信号が存在するときに優先順位をつけることによって例
えば信号326bを選択し、そうでない場合に信号311bを選択する。
【0055】 それによって、本発明に従って時間で制御される、ブレーキ圧力変更、影響お
よび修正のための方策は、ABS閾値に応答する。他の方策は上記のブレーキン
グ方策のほかにABSをセットし、適当に優先順位をつけることによってブレー
キ圧力を調節することである。
【0056】 装置502はライン505の目標値をライン504の実際値と比較し、1つま
たは複数の出力信号506を発生する。この出力信号は弁ブロック310bの流
入弁または排出弁を制御するために使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アンダーステアリングの不安定な走行の一例を示す図である。
【図2】 走行レーンチェンジの一例を示す図である。
【図3】 本発明による複数の実施の形態の組み合わせを示す図である。
【図4】 本発明による他の実施の形態を示す図である。
【図5】 ABSコントロール装置の構成要素の概略図である。
【図6】 本発明に従って評価または発生した信号列を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 ロル・ゲオルク ドイツ連邦共和国、D−63150 ハウゼン スタム、ヘーゲルストラーセ、2 Fターム(参考) 3D046 BB21 BB28 BB31 BB32 EE01 HH08 HH23 HH36 HH43 HH46 JJ02 JJ06 KK09 KK11 【要約の続き】 時間に達する時間にわたって不安定性が検出されるとき に、車輪(303a〜303d)の少なくとも1個のブ レーキ(301a〜301d,306a〜306d)の ブレーキ圧力を変更するための変更装置(322)を備 えている。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーブ走行とカーブ方向を検出し、 個々の車輪の回転状態を決定し、 場合によっては1個または複数の車輪のブレーキのブレーキ圧力に対して、こ
    の車輪の回転状態に応じて影響を与える、 制動してカーブ走行するときに車両の走行特性を改善するための方法において
    、 不安定性が存在するかどうか車両の走行状態のチェックを行い、 カーブ走行中、閾値時間に達する時間にわたって不安定性が検出されるときに
    、車輪の少なくとも1個のブレーキのブレーキ圧力を変更することを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 カーブ内側の少なくとも1個の車輪のブレーキ圧力が低下し
    、およびまたはカーブ外側の少なくとも1個の車輪のブレーキ圧力が上昇するよ
    うに、変更が行われることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 後車軸の車輪のブレーキ圧力が低下するように、変更が行わ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 カーブ走行中、閾値時間に達する前の時間内に、少なくとも
    1個のブレーキのブレーキ圧力が変化させられることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 カーブ内側の少なくとも1個の車輪のブレーキ圧力が上昇し
    、およびまたはカーブ外側の少なくとも1個の車輪のブレーキ圧力が低下するよ
    うに、変化が行われることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 カウンタステアリングまたは他の方向へのカーブ走行が検出
    されるとき、あるいは不安定なカーブ走行が終了した後で、変更が行われないか
    または中止されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 カーブ走行中、不安定な時間がABS装置の制御サイクルに
    基づいて決定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の方法
  8. 【請求項8】 走行状態のチェックの際に、1本の車軸の車輪のデータまた
    は値が互いに比較されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 車軸の一方の車輪がはっきりとスリップし、他方の車輪がス
    リップしないとき、あるいは車軸の一方の車輪のブレーキ圧力に影響を及ぼし、
    他方の車輪に弱い影響を及ぼすかまたは影響を及ぼさないときに、不安定性を推
    測することを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 カーブ走行が1本の車軸の両車輪の回転状態を参照して検
    出されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 カーブ走行が操舵角度センサを参照して検出されることを
    特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 不安定な状態で一方向にカーブ走行した後で所定の時間ま
    たは定めることができる時間内に、不安定な状態での他の方向へのカーブ走行が
    検出されるときに、問題のある走行レーンチェンジが検出され、この場合検出時
    に他の手段、特にブレーキ圧力修正が開始されることを特徴とする請求項1〜1
    1のいずれか一つに記載の方法。
  13. 【請求項13】 時間が車輪と道路の間の摩擦係数に応じて定められ、摩擦
    係数が小さくなるにつれて時間が増大することを特徴とする請求項12記載の方
    法。
  14. 【請求項14】 ブレーキ圧力の変更およびまたは変化およびまたは修正が
    、ブレーキ圧力に影響を及ぼすために考慮される閾値の変化によって行われるこ
    とを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の方法。
  15. 【請求項15】 カーブ走行とカーブ方向を検出するための検出装置(32
    0)と、 個々の車輪(303a〜303d)の回転状態を決定するための決定装置(3
    02a〜302d)と、 場合によっては車輪(303a〜303d)のブレーキ(301a〜301d
    ,306a〜306d)のブレーキ圧力に対して、この車輪(303a〜303
    d)の回転状態に応じて影響を与える影響装置(309,310)と、 不安定性が存在するかどうか車両の走行状態のチェックを行うためのチェック
    装置(321)と、 カーブ走行中、閾値時間に達する時間にわたって不安定性が検出されるときに
    、車輪(303a〜303d)の少なくとも1個のブレーキ(301a〜301
    d,306a〜306d)のブレーキ圧力を変更するための変更装置(322)
    を備えていることを特徴とする、制動してカーブ走行するときに車両の走行特性
    を改善するための装置。
  16. 【請求項16】 変更装置(322)がカーブ内側の少なくとも1個の車輪
    (303a〜303d)のブレーキ圧力を低下させ、およびまたはにカーブ外側
    の少なくとも1個の車輪(303a〜303d)のブレーキ圧力を上昇させるこ
    とを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 変更装置(322)が後車軸(305)の車輪のブレーキ
    圧力を低下させることを特徴とする請求項15または16記載の装置。
  18. 【請求項18】 変化装置(323)を備え、この変化装置が、カーブ走行
    中、閾値時間に達する前の時間内に、少なくとも1個のブレーキ(301a〜3
    01d,306a〜306d)のブレーキ圧力を変化させることを特徴とする請
    求項15〜17のいずれか一つに記載の装置。
  19. 【請求項19】 変化装置(323)が、カーブ内側の少なくとも1個の車
    輪(303a〜303d)のブレーキ圧力を上昇させ、およびまたはカーブ外側
    の少なくとも1個の車輪(303a〜303d)のブレーキ圧力を低下させるこ
    とを特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 【請求項20】 カウンタステアリングまたは他の方向へのカーブ走行が検
    出されるときに、変更装置(322)が変更を停止または中断することを特徴と
    する請求項15〜19のいずれか一つに記載の装置。
  21. 【請求項21】 影響装置(309,310)がABS装置であり、この場
    合決定装置(325)が設けられ、この決定装置が、カーブ走行中ABS装置の
    制御サイクルに基づいて不安定な時間を決定することを特徴とする請求項15〜
    20のいずれか一つに記載の装置。
  22. 【請求項22】 決定装置(325)が静止計数レベルを有するカウンタを
    備え、不安定なカーブ走行が検出されるときに、この静止計数レベルがカーブ方
    向に応じて上昇または低下させられ、この場合閾値時間を求める上側の閾値と下
    側の閾値が設けられていることを特徴とする請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】 静止計数レベルが0であり、一方の閾値が0よりも小さく
    、他方の閾値が0よりも大きいことを特徴とする請求項22記載の装置。
  24. 【請求項24】 カウンタが上側または下側の限界値まで上向き計数または
    下向き計数され、上側の限界値が上側の閾値よりも大きく、下側の限界値が下側
    の閾値よりも小さいことを特徴とする請求項22または23記載の装置。
  25. 【請求項25】 カーブ走行が検出されないときに、カウンタが静止計数レ
    ベルに歩進的に戻されることを特徴とする請求項22〜24のいずれか一つに記
    載の装置。
  26. 【請求項26】 計数レベルに一致する方向と反対向きの一方向のカーブ走
    行が検出されるときに、カウンタが静止計数レベルに迅速に戻されることを特徴
    とする請求項22〜25のいずれか一つに記載の装置。
  27. 【請求項27】 問題のあるカーブ走行の終了後の無駄時間を決定する無駄
    時間装置(408)と、 無駄時間内に他の方向の問題のあるカーブ走行が検出されるときに、問題のあ
    る走行レーンチェンジを推測する推測装置(409)と、 問題のある走行レーンチェンジが検出されるときに、1個または複数の車輪の
    ブレーキ圧力を修正する修正装置(324)とを備えていることを特徴とする請
    求項23〜26のいずれか一つに記載の装置。
  28. 【請求項28】 無駄時間装置(408)がカウンタを備え、このカウンタ
    が初期計数レベルから下向きに計数し、初期計数レベルが車輪(303a〜30
    3d)と道路の間の摩擦係数に応じて設定されることを特徴とする請求項27記
    載の装置。
  29. 【請求項29】 チェック装置(321)が比較装置を備え、この比較装置
    が1本の車軸の両車輪(303a〜303d)のデータまたは値を互いに比較す
    ることを特徴とする請求項15〜28のいずれか一つに記載の装置。
  30. 【請求項30】 検出装置(320)が比較装置を備え、この比較装置が1
    本の車軸の両車輪(303a〜303d)のデータまたは値を互いに比較するこ
    とを特徴とする請求項15〜29のいずれか一つに記載の装置。
  31. 【請求項31】 変更装置(322)およびまたは変化装置(323)およ
    びまたは修正装置(324)が、ブレーキ圧力に影響を与えるために考慮される
    閾値を変えるための装置を備えていることを特徴とする請求項15〜30のいず
    れか一つに記載の装置。
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