JP2001525946A - ハイパワーレーザにおけるイントラキャビティ及びインタキャビティ高調波発生 - Google Patents

ハイパワーレーザにおけるイントラキャビティ及びインタキャビティ高調波発生

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フー,キィアング
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Abstract

(57)【要約】 誘電体コーティングミラー(10,50,52,54)付きのイントラキャビティ及び/又はインタキャビティ副共振器(10,20,22,50,52,32,54)は、レーザ放射の高効率第3(32)及びそれ以上の高次高調波の発生を達成するために、無反射及び高反射コーティングを有している。主共振器及び副共振器は、夫々基本振動及び高周波振動を強め、その結果、第3高調波(32)及びそれ以上の高い変換効率を生じさせ、このような改良レージング効率は、高い反復値で8Wを超えるUV出力パワーを達成するための、向上したパワーパフォーマンス用のハイパワーレーザで実施されて良い。イントラキャビティTHG技法の使用は、レーザ結晶のようなレーザの構造体に対する損傷を回避するために、レーザのイントラキャビティ領域で使用できる入力基本周波数の現存の高強度を使用することにより、高効率を提供する。THGはダブルパス配列及び/又はマルチパス配列を利用し、その結果、シングルパス構造に比較して出力パワーが略60%増加する。また、リターンパス内で発生するUVエネルギーの遮断は、主キャビティ内の構造体に対するUVによる損傷を排除するために実行される。

Description

【発明の詳細な説明】 ハイパワーレーザにおけるイントラキャビティ及びインタキャビティ高調波発生 発明の背景 1.発明の分野 本開示は、一般にレーザ共振器及び高調波周波数発生に関するものであり、特 に、高効率高調波発生用のイントラキャビティ及びインタキャビティ共振器に関 するものである。 2.関連技術の説明 レーザは、医療処置、科学実験、物体へのマーキング,ドリル作業等を含む産 業用途のような広い分野において幅広く使用されている。産業範囲において、マ イクロメータサイズの様々な材料へのレーザ機械加工の産業上の需要は、紫外線 (UV)ビーム発生、特に高いパワー紫外線レーザビームを発生するコンパクト レーザシステムの研究開発を刺激してきた。 多くのこうしたUVレーザが、追加のキャビティ構造を使用してUV出力を発 生する。即ち、キャビティ内でレーザビームが発生されて、キャビティの出力が キャビティ外部の結晶へと向けられるため、外部の結晶がUV出力を発生する。 しかし、イントラキャビティ構造を使ってUV出力を発生するレーザもある。即 ち、キャビティ内部に設けられたミラーと非線型結晶とを使用して、レーザビー ムとその高調波とが発生され、そのことがUV出力を発生する。 例えばA.J.Alfrey著の"Intracavity Tripling of Diode-Pumped Nd:YV04 at H igh Q-Switch Repetition Rates",CONFERENCE ON LA-SERS AND ELECTRO-OPTICS のページCPD19−1〜CPD19− 5(1996)で説明されているように、いくつかのコンパクトで商用向けのイ ントラキャビティ固体レーザでは、比較的高い平均UV出力パワーを達成してい る。このAlfreyの出版物は、30kHzにおける2Wの平均UV出力パワーで3 55nmのレーザ放射を発生するレーザシステムを開示している。更に、Lambda Physik社から市販されている固体レーザシステムは1kHzにおいて4Wの平 均UV出力パワーを発生することが可能であると報告されている。 産業用途として、産業処理工程全体を通して高い値を保つために、稼動中に十 分高い反復値で更に大きなUV出力パワーを提供するコンパクト固体レーザシス テムの需要がある。 レーザにおける電磁和周波発生及び電磁差周波発生は、高次高調波を発生する ものとして30年以上前から知られている。以下、N次高調波発生(HG)をN HGと呼ぶ。ここで、N≧1である。例えば、基本周波数発生は1HGと呼ぶこ とができ、第2高調波発生は2HGと呼ぶことができ、第3高調波発生は3HG と呼ぶことできる等である。 和周波処理を実行する四ホウ酸リチウム(LBO)結晶のような非線型媒質を 使って、レーザのパワー及び効率の改良が行われてきた。こうした非線型媒質の 非線型特性により、入力周波数の強度が増加するに従って変換効率は増加する。 変換効率を増加するための従来技術の1つに、イントラキャビティ構造におい てレーザ共振器を実施するものがある。これは例えば、レーザ内で結晶が受ける レーザ強度がレーザの出力強度よりも略1〜2次数高くなるように非線型結晶を レーザ共振器内に配置するということである。こうしたイントラキャビティ技術 は、従来知られているように、基本周波数の和を発生することで第2高調波が得 られる第2高調波発生(SHG又は2HGと呼ばれる)に使用するこ とができる。 他の和周波発生技術は第3高調波発生(THG又は3HGと呼ばれる)である 。第3高調波発生は、レーザビーム質の低M2で固体レーザからUV波長を発生 するための最も効果的な方法のうちの1つである。採用された素子の非線型特性 により、THG技術の変換効率は一般に、2つの出力周波数つまり基本高調波及 び第2高調波の各々の強度に比例する。ここで使用している従来のTHG技術は 、一般にレーザキャビティの外側で実施され、即ち追加キャビティ構造であり、 既存の高イントラキャビティ強度を使用するものではなかった。 高強度レーザ使用における典型的で共通な問題点は、所望の変換効率を達成す るために結晶に対して鋭角に照準した場合に起こる、非線型結晶のような結晶へ の損傷である。従って、結晶及びその他のレーザ構造体へのこのような損傷を防 止する高次高調波発生が必要である。 いくつかの従来技術のレーザは、イントラキャビティ周波数を使用する。プリ ズムを使用した、ダイオードポンプした紫外線レーザ構造は、ワンパス構造でT HGを実施するイントラキャビティSHGシステムの典型的な例である。例えば 、上述したA.J.Alfreyの出版物は、2W以上の平均パワーで355nmレーザ 放射を発生することで、ツーパス構造において後続のTHGを生成するシステム を開示している。しかし、従来のワンパス構造におけるSHGからのTHGの生 成は、一般に比較的低い効率しか得られなかった。 Wu等による米国特許第5,278,852号で開示されているような他のイ ントラキャビティ技術が使用され得る。この開示では、低ピークパワーレーザを 動作するために、副キャビティ内でSHGが実施され、THGがシングルパス方 式で実施される。こうしたシ ングルパスTHGは、一般的にダブルパス構造を使用したTHGよりも変換効率 が低い。更に、THGを実施する際に、従来のイントラキャビティ技術では、U Vビームをレージング結晶に向けて逆方向に伝搬させる結果となり、主キャビテ ィ内にある他の光学的構成体に損傷を与えてしまう可能性がある。Kuizengaによ る米国特許第5,025,446号は、UVビームのバックプロパゲーションと 同様、イントラキャビティ構造を有するハイパワーレーザシステムを開示してい る。 従って、結晶及びその他のレーザ構造体へのパックプロパゲーション損傷を防 ぐとともに、向上した変換効率を伴った高次高調波の発生が必要である。 更に、従来技術における多くのレーザは、例えば相互に直角に設計された断面 を使って、また、レーザビームを角度的に誘導するミラー及びプリズムを使用し て、角度構造せ配列されている。このような構造に配置された構造体は一般に位 置決めが困難であるのに対し、線形構造は位置決めが比較的容易である。 従って、線形構造を有するハイパワーUVレーザシステムの必要性がある。 発明の概要 本明細書から分かるように、無反射及び高反射コーティングを施した誘電体コ ーティングミラーを備えたイントラキャビティ及び/又はインタキャビティの副 共振器を使用して、レーザ放射の高効率の第3及びそれ以上の高調波発生が得ら れる。主共振器及び副共振器が夫々、基本及び高調波振動を強め、その結果、第 3高調波及びそれ以上の高い変換効率が得られる。このような改良レージング効 率は、高い反復値の8Wを超えるUV出力パワーを得るための、向 上したパワーパフォーマンス用のハイパワーレーザで実施することができる。 更に、レーザのイントラキャビティ領域で使用可能な入力基本周波数の現存の 高強度を用いることにより、イントラキャビティTHG技術の使用は高い効率を 提供するので、レーザ結晶のようなレーザの構造体への損傷を防ぐ。 次に、副キャビティ内でSHGが確立される。これにより、略20%又はそれ を超える高効率が得られる。その一方で、略30%又はそれを超える高効率を得 るために、基本周波数及びSHG周波数の高強度を利用してイントラキャビティ THGが確立される。THGはダブルパス及び/又はマルチパス配置を利用する ため、シングルパス構造と比較して出力パワーが略60%増加する。UVによる 主キャビティ内部の構造体への損傷を排除するために、リターンパスで発生され たあらゆるUVがブロックされる。こうしたSHG及びSHGは、直線(線形) 構造に配置された素子を使用して実行することも可能である。 図面の簡単な説明 開示したレーザ発生システム及び方法の特徴は、添付の図面と共に以下の本発 明の好ましい実施例の詳細な説明を参照することにより、容易に明白になって理 解されるであろう。 図1は、イントラキャビティ直線構造を備えた、開示されたレーザ発生システ ムを示す。 図2は、インタキャビティ直線構造を備えた、開示されたレーザ発生システム を示す。 図3は、図面中に示した高調波を表す凡例である。 図4は、パルス反復値の範囲におけるTHGパワーを示すグラフ である。 図5〜図11は、高次高調波を発生するための他の実施例を示す。 図12は、略11ワットよりも大きいUV出力パワーを得るための、図1に示 したレーザのUV出力パワーを示す。 図13は、Qスイッチ反復値の関数として測定されたUV出力パワーを示す。 図14は、TME00モード出力の空間プロフィールを示す。 好ましい実施例の説明 図1〜図2に示すように、共通の参照番号が類似又は同一である要素,ステッ プ及び特徴を示す図面を特定の細部にわたって参照すると、本開示は、高反復値 を伴い、例えば産業用途に使用するための高効率とコンパクト性とを伴った、高 UV出力パワーを発生するためのレーザ発生システム及び方法を説明するもので ある。ここで説明するように、図1はイントラキャビティ構造を示し、図2はイ ンタキャビティ構造を示す。 図1を参照すると、開示されたレーザ発生システム及び方法は、直線構造のコ ンティニュアスウェーブ(CW)レーザポンプレーザ、又は他のパルスポンプレ ーザとして動作する。レーザは、第1ミラー10,レージングロッド20,音響 光学Qスイッチ22,第2ミラー50,SHG結晶30,第3ミラー52,TH G結晶32及び第4ミラー54を有するキャビティを備えている。レーザには、 CWエミッタ及び構造体を保持するための構造フレームのような従来知られてい るその他の要素も含まれるが、図面の明確性のために第1図には示されていない 。例えば、CWエミッタはCW Krアーク灯であるか、又は、レージングロッ ド20を電磁気的にポンピングする少なくとも1つのレーザダイオードであって 良い。 好ましい実施例において、レージングロッド20は、レーザ能動媒質として1 45mm Nd:YAGロッドであって良い。また、レージングロッド20は、 Nd:YLF,Nd:YVO4,Yb:YAG又は従来のその他のレーザ能動媒 質から成っていても良い。 好ましい実施例において、SHG結晶30は第1種SHGのためのLBO結晶 であって良い。また、SHG結晶30は、リンチタン酸カリウム(KTP),バ リウムメタボレート(BBO),LiIO3,LiNbO3のような従来のSHG 結晶、或いは、従来の第1種位相整合又は第2種位相整合の何れかのためのその 他のSHG装置又は素子から成っていても良い。更に、SHG結晶30は、10 64nm及び532nmにおける無反射(AR)特性を有している。 好ましい実施例において、THG結晶32は第2種THGのためのLBO結晶 であって良い。或いは、THG結晶32は、KTP,KDP,ADP,BBO, CLBO,LiIO3,LiNbO3のような知られたTHG結晶、又は第1種位 相整合又は第2種位相整合のための従来から知られたその他のTHG装置,素子 から成っていても良い。更に、THG結晶32は、1064nm,532nm及 び355nmにおけるAR特性を有している。 好ましい実施例では、第1ミラー10は1064nmにおいて90%を超える 反射のような高反射(HR)のためにコーティングされており、第2ミラー50 は1064nmでのAR及び532nmでのHRのためにコーティングされてお り、第3ミラー52は1064nmでのAR,532nmでのAR及び355n mでのHRのためにコーティングされており、更に、第4ミラー54は1064 nmでのHR,532nmでのHR及び355nmにおいて略90%を超える透 過のような高透過(HT)(またもしくはAR)のた めにコーティングされている。 ミラー10,50〜54及び/又は非常に高い反射率と透過率とを持つそれら のコーティングは、中国の上海にあるShanghai Institute of Optics and Fine Mechanics,Academia Sinicaから市販されている。 イントラキャビティ構造を持つ、開示したレーザ発生システムの主キャビティ は、Nd:YAGロッド20を使用して1064nmで基本12を振動させるミ ラー10及び54によって形成されている。図1には、図3に示した凡例と共に 高調波を示しており、ここで、基本12は第1断続線として、第2高周波は第2 断続線として示され、またN≧3での高次高調波が図1中の実線16のような実 線として示されている。図1中で、Nは高調波の次数である。 内部で第2高調波14を生成するために、ミラー50及び54がイントラキャ ビティSHG用の第1副キャビティを形成し、また、ミラー52及び54が、ツ ーパス及び/又はマルチパスイントラキャビティTHG32用の第2副キャビテ ィを形成し、これにより基本12及び第2高調波14が、実線16で示した第3 高調波を少なくとも発生する。更に、ツーパス及び/又はマルチパスイントラキ ャビティTHG32を使用することで、より高い効率が得られる。 高調波分離用のダイクロイックミラーであり、355nmにおいてHRである 第3ミラー52を使用することでUV放射も防止する。このUV放射は、例えば THG結晶32によって発生され、ロッド20を含む主キャビティへと反射し、 同様にSHG結晶30へと反射する355nmにおけるものであり、これにより 、高密度UVによる光学的構造体への損傷を防ぐ。 動作中、THG結晶32がTHGをパルス反復値の機能として実行するため、 開示したレーザ発生システムはパルス反復値に応じて 高いUV出力を提供する。図4に示すように、レーザの反復値が5kHz〜20 kHzに連続して変化する場合、THG結晶32の出力は略5kHzで略8W、 略20kHzで略3Wである。開示したレーザ発生システムによって得られる最 大のパワーの1例は、略6kHzのパルス反復値で略8.8Wである。このよう なパルス反復値におけるこうした高いUV出力パワーは、医療処置,科学実験, 産業用途のような多くの用途において有益である。 開示したレーザ発生システムにおけるSHG結晶30とTHG結晶32との間 の非線型変換効率は、略10kHzといった適度の反復値であると推測できる。 このような反復値において、開示したレーザ発生システムはNd:YAG発振器 20から、SHGに略20W、THGに略6.8Wを発する。こうしたパワー値 は、効果的なSHGからTHGへの略34%の変換効率に関連する。この数値は レーザ用途としては比較的高い効率である。 イントラキャビティSHGをマルチパス方式で採用することにより、非線型結 晶の相互作用の長さが効果的に増加し、高い変換効率が得られる。 別の実施例において、図1のロッド20はランプ及びポンプを使用したNd: YLF結晶であり、その結果、ここで述べているように、高次高調波と同様、S HG及びTHG用の副キャビティが得られる。Nd:YLF結晶を使用する場合 、略2kHzの反復値でパルスした際に、開示したレーザ発生システムは略35 1nmで略11.5WのUVパワーを達成することができる。従って、このよう なSHG及びTHGは、ランプ及びポンプを使用した様々な結晶について比較的 高いUVパワーを提供する。 キャビティの設計は比較的単純でコンパクトであり、レーザヘッドの全長を略 74cmにする。 他の実施例において、図1に示す開示したレーザ発生システムは第4高調波発 生(4HG)を実行するために採用されても良い。4HGでは結晶32及びミラ ー52〜54が採用される。例えば、第3ミラー52は1064nmでHR,5 32nmでAR及び266nmでHRとなるようにコーティングされており、ま た、第4ミラー54は532nmでHR及び266nmでARとなるようにコー ティングされている。また他の実施例においては、4HG結晶32は532nm でAR及び266nmでARとなるLBO結晶である。ここに説明されているよ うに、また従来技術で既知であるように、それ以外の種類の結晶を使用して良い ことが理解される。 ミラー52,54間に形成されている副キャビティは、第2高調波から第4高 調波を発生するためのダブルパスイントラキャビティ4HGとして機能する。図 3に従って、第2高調波14は断続線として描かれているが、第4高調波は実線 16として描かれている高次高調波である。 図2に示されている他の実施例において、開示したレーザ発生システムは、イ ンタキャビティ構造を有している。つまり、高次高調波を発生する副キャビティ は主キャビティの外部にあるが、副キャビティは主キャビティに電磁的に結合さ れている。 図2に示されているように、インタキャビティ構造での開示したレーザ発生シ ステムは、図1に関して前述したように、第1ミラー10,ロッド20,Qスイ ッチ22,第2ミラー50及びSHG結晶30を有している。第3ミラー56は 、図2の主キャビティがミラー10及び56の間に形成されるように、含まれる 。 図2に示されている他の実施例においては、2より高い次数の高調波が発生し て良い。例えば、4HGの場合、4HG結晶34が、第4ミラー57と第5ミラ ー58との間に配置され、主キャビティ の外部に副キャビティを形成する。他の実施例においては、第3ミラー56は、 1064nmでHR,532nmでAR及び355nmでARとなるようにコー ティングされている。第4ミラー57は、532nmでAR及び355nmでH Rとなるようにコーティングされている。第5ミラー58は、532nmでHR 及び266nmでARとなるようにコーティングされている。他の実施例におい ては、4HG結晶34は、532nmでAR及び266nmでARとなるLBO である。ここで説明されているように、また従来技術で既知であるように、それ 以外の種類の結晶を使用して良いことが理解される。 ミラー10及び56を含む主キャビティは、例えばNd:YAGロッド20を 使用して1064nmで基本の振動を発生させるが、第3ミラー56は、その基 本振動を主キャビティ及びSHG結晶50を有する副キャビティ内に制限する。 インタキャビティSHGのために他の副キャビティがミラー50,58間に形成 されるが、ミラー56.58間に形成されている副キャビティが、第2高調波1 4から第4高調波18を発生するためにダブルパスインタキャビティ4HGとし て機能する。図3に従って、第2高調波14は断続線として描かれるが、第4高 調波18は実線として描かれている高次高調波である。 図2のインタキャビティ構造を使用し、開示したレーザ発生システムは、主キ ャビティの外側で第4高調波18を発生し、それにより各構造体からの個別の損 失に起因したパワーの損失を削減する。更に、図1に関して前述されたように、 第3ミラー56のコーティングが、ロッド20及びその他の構造体へ向かって戻 る高強度のUVの透過を妨げ、それに対する損傷を回避する。 図5から図11に図示されているように、本発明に従って、高次 高調波を発生するための、前述されたようなコーティングされたミラーを利用す る他の代替実施例を持つことが可能である。図5では、適切にコーティングされ たミラー及び結晶が、イントラキャビティ高調波発生のために2HG,4HG及 び5HG用の副キャビティを形成するように適応される。例えば、ミラー50は 、1064nmの場合にAR及び532nmの場合にHRとなるようにコーティ ングされている。ミラー52は、1064nmの場合にAR,532nmの場合 にHR及び355nmの場合にARとなるようにコーティングされている。ミラ ー60は、1064nmの場合にAR,532nmの場合にHR,355nmの 場合にAR及び266nmの場合にARとなるようにコーティングされている。 また、ミラー62は、1064nmの場合にHR,532nmの場合にHR及び 213nmの場合にARとなるようにコーティングされている。 また、2HG結晶30は、LBOから成っていて良く、1064nmの場合に AR及び532nmの場合にARである。4HG結晶32は、LBOから成って いて良く、1064nmの場合にAR,532nmの場合にAR及び355nm の場合にARである。また、4HG結晶32は、LBOから成っていて良く、1 064nmの場合にAR,266nmの場合にHR及び213nmの場合にAR である。 従って、ミラー50及び60は、イントラキャビティ2HG用の副キャビティ を形成し、ミラー52及び62はイントラキャビティ4HG用の副キャビティを 形成し、ミラー60〜62はダブルパスイントラキャビティ5HG用の副キャビ ティを形成する。 図6に図示されているように、図1の他の代替実施例においては、ミラー50 は、1064nmでAR用及び532nmでHR用にコーティングされている。 ミラー64は、1064nmでHR用,5 32nmでHR用及び355nmでAR用にコーティングされている。またミラ ー66は、1064nmでHR用,532nmでHR用及び355nmでHR用 にコーティングされている。結晶30は、1064nmでAR及び532nmで ARである。また結晶32は、1064nmでAR,532nmでHR及び35 5nmでHRである。ミラー50及び66は、イントラキャビティ2HG用の副 キャビティを形成し、ミラー64−64はダブルパスイントラキャビティ3HG 用の副キャビティを形成する。この配列では、ミラー64〜66の間の副キャビ ティは、主キャビティの長手方向軸に対して略90°の角度にある長手方向軸を 有する。 図7に示されているように、図1の他の実施例においては、ミラー68は、1 064nmでAR用及び532nmでHR用にコーティングされている。ミラー 64は、1064nmでHR用,532nmでHR用及び355nmでAR用に コーティングされている。またミラー66は、1064nmでHR用,532n mでHR用及び355nmでHR用にコーティングされている。結晶30は、1 064nmでAR及び532nmでARである。また結晶32は、1064nm でAR,532nmでHR及び355nmでHRである。ミラー66〜68は、 イントラキャビティ2HG用の副キャビティを形成し、ミラー64〜66は、ダ ブルパスイントラキャビティ3HG用の副キャビティを形成する。ミラー68か らミラー64までの経路は、主キャビティの長手方向軸に対して略90°の角度 をなす。ミラー64〜66の副キャビティは、ミラー68からミラー64への経 路の長手方向軸に対して略90°の角度をなす長手方向軸を有しており、その結 果レーザビームは、主キャビティ内のビームに平行になるように、ミラー64〜 66の間の副キャビティ内で誘導される。 図8に示されている代替実施例においては、適切にコーティングされているミ ラー及び結晶が、夫々2HG,4HG及び6HGのために夫々結晶30,34, 及び38を含む副キャビティを形成するためのミラー50,56,58及び68 を使用して、イントラキャビティ高調波発生のための2HG,4HG及び6HG 用の副キャビティを形成するように適応される。ミラーのコーティング、並びに 特定の周波数用のAR及びHRとなるためのミラー及び結晶の特性は、図1〜2 及び図5〜7に関して前述されるとおりであって良い。この分野でで通常の技能 を持つ者は、夫々2HG,4HG及び6HGを発生するようにこのようなAR特 性及びHR特性を適応させることができる。 図9に示されている他の代替実施例においては、適切にコーティングされてい るミラー及び結晶は、夫々2HG,4HG,5HG及び6HG用の夫々結晶30 ,32,36及び40を含む副キャビティを形成するためのミラー50,52, 60,62及び70を使用して、イントラキャビティ高調波発生のために、2H G,4HG,5HG及び6HG用の副キャビティを形成するように適応される。 ミラーのコーティング、並びに特定の周波数用のAR及びHRとなるためのミラ ー及び結晶の特性は、図1〜2及び図5〜7に関して前述されるとおりであって 良い。この分野でで通常の技能を持つ者は、夫々2HG,4HG及び6HGを発 生するようにこのようなAR特性及びHR特性を適応させることができる。 図10においては、適切にコーティングされているミラー及び結晶が、イント ラキャビティ高調波発生のために、2HG,3HG及び5HG用の副キャビティ を形成するように適応される。例えば、ミラー50は、1064nmの場合にA R及び532nmの場合にHRとなるようにコーティングされている。ミラー5 2は、106 4nmの場合にAR,532nmの場合にAR及び355nmの場合にHRとな るようにコーティングされている。ミラー56は、1064nmの場合にHR, 532nmの場合にAR及び355nmの場合にARとなるようにコーティング されている。ミラー72は、532nmの場合にAR,355nmの場合にAR 及び213nmの場合にHRとなるようにコーティングされている。またミラー 74は、532nmの場合にHR,355nmの場合にHR及び213nmの場 合にARとなるようにコーティングされている。 また、2HG結晶30は、LBOから成っていて良く、1064nmの場合に AR及び532nmの場合にARである。3HG結晶32は、LBOから成って いて良く、1064nmの場合にAR,532nmの場合にAR及び355nm の場合にARである。5HG結晶42は、LBOから成っていて良く、532n mの場合にAR,355nmの場合にAR及び213nmの場合にARである。 従って、ミラー10及び56は、ロッド20の代わりにNd:YAGロッドを 使用して、1064nmで基本を振動させるための主キャビティを形成する。ミ ラー50及び74は、イントラキャビティ2HG用の副キャビティを形成し、ミ ラー52及び74はダブルパスイントラキャビティ3HG用の副キャビティを形 成し、ミラー72〜74はダブルパスイントラキャビティ5HG用の副キャビテ ィを形成する。 図11においては、適切にコーティングされているミラー及び結晶が、イント ラキャビティ高調波発生のために、2HG,3HG及び6HG用の副キャビティ を形成するように適応される。例えば、ミラー50は、1064nmの場合にA R及び532nmの場合にHRとなるようにコーティングされている。ミラー5 2は、1064nmの場合にAR,532nmの場合にAR及び355nmの場 合にHRとなるようにコーティングされている。ミラー56は、1064nmの 場合にHR,532nmの場合にHR及び355nmの場合にARとなるように コーティングされている。ミラー72は、355nmの場合にAR及び177n mの場合にHRとなるようにコーティングされている。またミラー76は、35 5nmの場合にHR及び177nmの場合にARとなるようにコーティングされ ている。 また、2HG結晶30は、LBOから成っていて良く、1064nmの場合に AR及び532nmの場合にARである。3HG結晶32は、LBOから成って いて良く、1064nmの場合にAR,532nmの場合にAR及び355nm の場合にARである。6HG結晶44は、LBOから成っていて良く、355n mの場合にAR及び177nmの場合にARである。 従って、ミラー10及び56は、ロッド20の代わりにNd:YAGロッドを 使用して、1064nmで基本を振動させるための主キャビティを形成する。ミ ラー50及び74は、イントラキャビティ2HG用の副キャビティを形成し、ミ ラー52及び76はダブルパスイントラキャビティ3HG用の副キャビティを形 成し、ミラー72及び76はダブルパスイントラキャビティ6HG用の副キャビ ティを形成する。 図5から図11のこのような代替実施例は、前述したように、向上した機能の ためにイントラキャビティ構造となるように適応されて良いことが理解される。 向上した性能は、前述されたイントラキャビティUV発生によるQ切替え式N d:YLFレーザを使用し、略351nmの波長で、横方向電磁モード(TEM 00モード)の略11W及びマルチモード平均出力パワーの略23Wを超える非 常に高いUV出力を達成す るために、例えば、図1の機器の実現を使用して取得できる。 この実施例においては、レーザは略95cmのキャビティ長を有する直線型レ ーザ共振器である。レーザは、直径が略4mm、長さが略145mmであるNd :YLFから成っているレージングロッド20を使用する。Qスイッチ22は音 響光学Qスイッチである。結晶30は第2高調波発生用のLBO結晶であり、結 晶32は第3高調波発生用のLBO結晶である。空間モードセレクタ(図1には 図示されていない)が、空間モードセレクタの開口のサイズを変えることによっ て、TEM00モード又はマルチモードの何れかの出力を選択するために使用さ れて良い。 図12は、2.5のQスイッチ反復値でのレーザのUV出力パワーを示してお り、UV出力パワーはポンプ電流に対して測定されている。空間モード変動がな い場合、UV出力はランプ電流と共に線状に変動する。351nmでのUV出力 が、TEM00モードの場合略11.5Wであって、マルチモードの場合略23 .2Wである場合、略35Aのランプ電流まではっきりとした飽和は観察されな い。 図13は、略32Aのランプ電流でのQスイッチ反復値の関数として測定され たUV出力パワーを示している。出力パワーは、最高略2kHzまでの反復値に 伴って増加し、出力パワーは、TEM00モードとマルチモードとの動作の両方 の場合に、略2kHzから略5kHzのパルス反復周波数(PRF)範囲で実質 的には一定のままとなる。このような比較的に低い反復値でのパワーの増加は、 Nd:YLFロッド20のエネルギー保有時間に帰することができる。反復値が 2kHzより高く上昇した場合、高非線型変換効率がUV出力の飽和動作につな がる。ポンプエネルギー、つまりランプ電流は実質的には一定に維持されるので 、パワーの相対的に小さい 現象が更に長いパルス幅のために観察される。 図14は、x−y次元両方のガウス適合、及び測定されたデータとガウス適合 との間に実質的な一致が見られる、略11.5WでのTEM00モード出力の空 間プロフィールを示している。図14においては、TEM00モード出力の強度 は、ピクセル数パラメータに対する任意の単位で測定される。TEM00モード の水平方向と垂直方向との両方の空間モードプロフィールは、開かれている四角 形を使用してプロットされ、ガウス適合のための水平方向と垂直方向との両方の 空間モードプロフィールは実線を使用してプロットされる。図14に図示されて いるように、TEM00モードデータとガウス適合データとの間では優れた一致 が観察されている。 TEMモード出力の場合、測定されたM2値は略1.6であり、パルス間振幅 安定性は略2%を下回ると測定され、略35Aで略80nsというパルス幅であ る。 開示されているレーザ発生システム及び方法は、特に示され、好まれている実 施例に関してここに説明されているが、形式及び詳細の多様な修正は、本発明の 範囲及び精神を逸脱することなくそこで行われることが理解されるべきである。 従って、ここに示唆されているが、それに限られていない全ての例のような修正 は、本発明の範囲内にあると見なされなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,HU,ID,IL,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z W (72)発明者 マイコフスキー,マイケル アメリカ合衆国,ニューヨーク 11725, コンマック,コンフィールド レーン 7 【要約の続き】 ビティ内の構造体に対するUVによる損傷を排除するた めに実行される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 第1ミラーと、 レージング素子と、 第1ミラーとで主キャビティを形成し、第1次高調波レーザ信号を発生する 主キャビティ内にレージング素子を配置させる第2ミラーと、 第1結晶と、 第2ミラーとで第1キャビティを形成し、第1基本レーザ信号から第2次高 調波レーザ信号を発生する第1キャビティ内に第1結晶を配置させる第3ミラー と、 第2結晶と、 第2ミラーとで第2キャビティを形成し、2より大きい高調波次数を有する 高次高調波レーザ信号を発生する第2キャビティ内に第2結晶を配置させる第4 ミラーと を備えるレーザ。 2. 第4ミラーは、高次高調波レーザ信号の紫外線放射がレージング素子に向か って伝わることを防ぐ請求項1に記載のレーザ。 3. 高次高調波レーザ信号は第3次高調波に該当する請求項1に記載のレーザ。 4. 第2結晶は、第3次高調波を発生して略6kHzの反復値で略8.8Wの紫 外線放射を出力する請求項3に記載のレーザ。 5. 高次高調波レーザ信号は第4次高調波に該当する請求項1に記載のレーザ。 6. 第1ミラーと、 レージング素子と、 第1ミラーとで主キャビティを形成し、第1次高調波レーザ信 号を発生する主キャビティ内にレージング素子を配置させる第2ミラーと、 第1結晶と、 第3ミラーと、 第3ミラーとで第1キャビティを形成し、第1基本レーザ信号から第2次高 調波レーザ信号を発生する第1キャビティ内に第1結晶を配置させる第4ミラー と、 第2結晶と、 第4ミラーとで第2キャビティを形成し、第4次高調波レーザ信号を発生す る第2キャビティ内に第2結晶を配置させる第5ミラーと を備えるレーザ。 7. 第2キャビティは主キャビティから分離している請求項6に記載のレーザ。 8. 第1ミラー及びレージング要素が第1長手方向軸に沿って位置合わせされて おり、 第2結晶及び第4ミラーが第2長手方向軸に沿って位置合わせされており、 第2長手方向軸は第1長手方向軸に対して少なくとも略90°の角度をなしてい る請求項1に記載のレーザ。 9. 第3ミラー及び第1結晶が第1長手方向軸に沿って位置合わせされており、 第2長手方向軸は第1長手方向軸に対して略90°の角度をなしている請求 項8に記載のレーザ。 10.第1次高調波レーザ信号が第1長手方向軸に沿った第1方向に伝えられ、 第1結晶が、第1長手方向軸に対して略90°の角度をなす第3長手方向軸 に沿って位置合わせされており、 第2長手方向軸は第1長手方向軸に対して略180°の角度をなしており、 高次高調波レーザ信号が、第1方向とは反対の第3方向に伝えられる請求項8に 記載のレーザ。 11.第1ミラーと、 レージングロッドと、 Qスイッチと、 第1ミラーとで主キャビティを形成し、第1次高調波レーザ信号を発生する 主キャビティ内にレージングロッド及びQスイッチを配置させる第2ミラーと、 第1結晶と、 第2ミラーとで第1キャビティを形成し、第1基本レーザ信号から第2次高 調波レーザ信号を発生する第1キャビティ内に第1結晶を配置させる第3ミラー と、 第2結晶と、 第2ミラーとで第2キャビアティを形成し、2より大きい高調波次数を有す る紫外線放射の高次高調波レーザ信号を発生する第2キャビティ内に第2結晶を 配置させる第4ミラーと を備え、 第4ミラーは、高次高調波レーザ信号の紫外線放射がレージングロッドに向 かって伝えられることを防ぐ レーザ。 12.第2キャビティは、高次高調波レーザ信号のマルチパス発生を行って、略6 kHzの反復値で略355nmの波長を持つ略8.8Wの紫外線放射を発生する 請求項11に記載のレーザ。 13.レーザロッドがNd:YAGから成っている請求項12に記載のレーザ。 14.第1ミラーが略1064nmでの高反射のためにコーティング され、第3ミラーが略1064nmでの無反射及び略532nmでの高反射のた めにコーティングされ、第4ミラーが略1064nm及び略532nmでの無反 射並びに略355nmでの高反射のためにコーティングされ、第2ミラーが略1 064nm及び略532nmでの高反射並びに略355nmでの高伝送のために コーティングされている請求項11に記載のレーザ。 15.高次高調波レーザ信号のパワーの第2次高調波レーザ信号のパワーに対する 割合は、略10kHzの反復値での高調波変換効率として略34%である請求項 11に記載のレーザ。 16.第2キャビティは、高次高調波レーザ信号のマルチパス発生を行って、略2 kHzの反復値で略351nmの波長を持つ略11.5Wの紫外線放射を発生す る請求項11に記載のレーザ。 17.レーザロッドがNd:YLFから成っている請求項16に記載のレーザ。 18.主キャビティ並びに第1及び第2キャビティは、第1次高調波レーザ信号及 び第2次高調波レーザ信号から高次高調波レーザ信号を発生するためのイントラ キャビティ構造を有している請求項11に記載のレーザ。 19.第2キャビティが、高次高調波レーザ信号を発生するためのインタキャビテ ィ構造での主キャビティに電磁的に結合されている請求項7に記載のレーザ。 20.レージング素子と、 それらの間に複数のキャビティを形成することとし、キャビティの内の1つ はレージング素子がその内に置かれている主キャビティである複数のミラーと、 2より大きい又は2に等しい高調波次数及び少なくとも略8Wの出力パワー を有する紫外線放射の高調波レーザ信号を発生する、 各結晶が各キャビティ内に置かれている複数の結晶と を備え、 ミラーの内の少なくとも1つは、高調波レーザ信号の紫外線放射がレージン グ要素に向かって伝えられることを防ぐ レーザ。 21.レージングロッドはNd:YLFから成っており、第2結晶は、高次高調波 として第3次高調波を発生して351nmでの略11Wを超える紫外線放射を出 力する請求項1に記載のレーザ 22.発生された出力パワーがTEM00モード動作では略11.5Wである請求 項21に記載のレーザ。 23.発生された出力パワーがマルチモード動作では略23Wである請求項21に 記載のレーザ。
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