JP2001525558A - 光学的なコネクタ系 - Google Patents
光学的なコネクタ系Info
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- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
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- G02B6/3825—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs of the ferrule type, e.g. fibre ends embedded in ferrules, connecting a pair of fibres with an intermediate part, e.g. adapter, receptacle, linking two plugs
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- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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- G02B6/38—Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
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- G02B6/3807—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
- G02B6/389—Dismountable connectors, i.e. comprising plugs characterised by the method of fastening connecting plugs and sockets, e.g. screw- or nut-lock, snap-in, bayonet type
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Abstract
(57)【要約】
本発明によるコネクタ系は連結ブシュ(1)を有しており、該連結ブシュ(1)の両側の開口(1a,1b)内に、各1つのコネクタケーシング(11)を有する各1つのマルチプルコネクタ(10)が差込可能である。各コネクタケーシング(11)内には方向付け部材(14a)を有する複数の単個差込コネクタ(14)が片持ち式に支承されている。両コネクタケーシング(11)には方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,23b,23c)が設けられていて、単個差込コネクタ(14)の方向付け部材(14a)が相互の精密な方向付けのもとで協働する前に、方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,23b,23c)は差込接続の際に先行し、コネクタケーシング(11)を直接相互に方向付けする。
Description
【0001】 本発明はマルチチャネル式の光学的なコネクタの分野に関するものである。こ
のような形式のコネクタではいわゆるマルチプルコネクタが用いられている。マ
ルチプルコネクタは共通のケーシング内に片持ち式の支持部においてそれ自体公
知である複数の単個差込コネクタを有している。これらの単個差込コネクタは光
学的な端部部材またはフェルールとも呼ばれる。これらの単個差込コネクタは光
導波体が、向かい合った接続パートナに光学的に接続するのに適した接続端面に
終わるように、単数または複数の光導波体をそれぞれ端部側で終わらせている。
前記発明の範疇においては光導波体とは光学的な信号を導くためにかつ伝送する
ために適した導体、例えば大量生産された光導波体ケーブルまたは光導波体バン
ドまたは基板上に形成された光学的な導体(いわゆるウェブガイド)のことを意
味している。
のような形式のコネクタではいわゆるマルチプルコネクタが用いられている。マ
ルチプルコネクタは共通のケーシング内に片持ち式の支持部においてそれ自体公
知である複数の単個差込コネクタを有している。これらの単個差込コネクタは光
学的な端部部材またはフェルールとも呼ばれる。これらの単個差込コネクタは光
導波体が、向かい合った接続パートナに光学的に接続するのに適した接続端面に
終わるように、単数または複数の光導波体をそれぞれ端部側で終わらせている。
前記発明の範疇においては光導波体とは光学的な信号を導くためにかつ伝送する
ために適した導体、例えば大量生産された光導波体ケーブルまたは光導波体バン
ドまたは基板上に形成された光学的な導体(いわゆるウェブガイド)のことを意
味している。
【0002】 複数の光導波体端部を接続可能に収容しかつ終わらせた、2つの単個差込コネ
クタの接続装置は欧州特許公開第0712015号明細書に基づき公知である。
連結される両単個差込コネクタは共通の連結ブシュの両側にある開口に挿入され
、差込接続された状態でブシュ側に設けられた係止部材によって解除可能に機械
的に固定される。特に多数の光導波体端部を光学的に接続するためにはこのよう
な接続では、単個差込コネクタ、ひいては単個差込コネクタによって収容された
光導波体端部(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければなら
ない。そのために単個差込コネクタには汎用の形式において互いに協働し合った
方向付け部材が設けられている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネ
クタの接続端面から差込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリング
ピンに合わせられた孔の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これ
らの方向付け部材は、全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか
負荷できず、接続パートナとの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合
にだけ方向付け部材による方向付けが可能である。
クタの接続装置は欧州特許公開第0712015号明細書に基づき公知である。
連結される両単個差込コネクタは共通の連結ブシュの両側にある開口に挿入され
、差込接続された状態でブシュ側に設けられた係止部材によって解除可能に機械
的に固定される。特に多数の光導波体端部を光学的に接続するためにはこのよう
な接続では、単個差込コネクタ、ひいては単個差込コネクタによって収容された
光導波体端部(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければなら
ない。そのために単個差込コネクタには汎用の形式において互いに協働し合った
方向付け部材が設けられている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネ
クタの接続端面から差込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリング
ピンに合わせられた孔の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これ
らの方向付け部材は、全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか
負荷できず、接続パートナとの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合
にだけ方向付け部材による方向付けが可能である。
【0003】 公知の2つの単個差込コネクタの接続の場合には、予備方向付けは連結ブシュ
によって行われる。 しかしコネクタケーシング内にそれぞれ多数の上記単個差込コネクタが片持ち
式に支承されたマルチプルコネクタを備えたコネクタ系では、共通の連結ブシュ
に基づいたコネクタケーシングの予備方向付けによる単個差込コネクタの間接的
な予備方向付けが問題となる。共通の連結ブシュへのマルチプルコネクタケーシ
ングの接続過程において、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差
と、これらの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの
方向付け部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。これにより、最悪の
場合、質の高い光学的な接続がもはや保証されず方向付け部材を損傷させ得るよ
うな、互いに協働し合う方向付け部材の不十分な予備位置決めが差込接続を行う
際に生ぜしめられ得る。
によって行われる。 しかしコネクタケーシング内にそれぞれ多数の上記単個差込コネクタが片持ち
式に支承されたマルチプルコネクタを備えたコネクタ系では、共通の連結ブシュ
に基づいたコネクタケーシングの予備方向付けによる単個差込コネクタの間接的
な予備方向付けが問題となる。共通の連結ブシュへのマルチプルコネクタケーシ
ングの接続過程において、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差
と、これらの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの
方向付け部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。これにより、最悪の
場合、質の高い光学的な接続がもはや保証されず方向付け部材を損傷させ得るよ
うな、互いに協働し合う方向付け部材の不十分な予備位置決めが差込接続を行う
際に生ぜしめられ得る。
【0004】 ゆえに本発明の課題は、接続過程、つまり2つのマルチプルコネクタを共通の
連結ブシュに導入して差込接続する際に、質の高い光学的な接続を得るために単
個差込コネクタの方向付け部材の損傷を確実に回避し、連結させたい単個差込コ
ネクタの相互の精密な方向付けが保証されている光学的なコネクタ系を提供する
ことである。
連結ブシュに導入して差込接続する際に、質の高い光学的な接続を得るために単
個差込コネクタの方向付け部材の損傷を確実に回避し、連結させたい単個差込コ
ネクタの相互の精密な方向付けが保証されている光学的なコネクタ系を提供する
ことである。
【0005】 この課題を解決するために本発明では、光学的なコネクタ系において、連結ブ
シュが設けられており、該連結ブシュ内において、各1つのコネクタケーシング
と該コネクタケーシング内に片持ち式に支承された複数の単個差込コネクタとを
有する2つのマルチプルコネクタが、互いに向き合って差込接続されるようにな
っており、前記単個差込コネクタがそれぞれ個別の方向付け部材を有しており、
前記コネクタケーシングに方向付け補助部が設けられており、前記両単個差込コ
ネクタの方向付け部材が、連結させたい単個差込コネクタの精密な方向付けのも
とで、向かい合った前記両マルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた
方向付け部材と協働する前に、前記方向付け補助部を、前記マルチプルコネクタ
の差込接続の際に先行し、前記マルチプルコネクタのコネクタケーシングが相互
に直接方向付けするように構成した。
シュが設けられており、該連結ブシュ内において、各1つのコネクタケーシング
と該コネクタケーシング内に片持ち式に支承された複数の単個差込コネクタとを
有する2つのマルチプルコネクタが、互いに向き合って差込接続されるようにな
っており、前記単個差込コネクタがそれぞれ個別の方向付け部材を有しており、
前記コネクタケーシングに方向付け補助部が設けられており、前記両単個差込コ
ネクタの方向付け部材が、連結させたい単個差込コネクタの精密な方向付けのも
とで、向かい合った前記両マルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた
方向付け部材と協働する前に、前記方向付け補助部を、前記マルチプルコネクタ
の差込接続の際に先行し、前記マルチプルコネクタのコネクタケーシングが相互
に直接方向付けするように構成した。
【0006】 方向付け部材とは本発明の範疇では、接続パートナの協働し合うジオメトリに
よって相互の位置決めの目的を果たすと専門家によって見なされる全ての構成部
材を意味している。 このために適した方向付け部材として特に、例えば円筒ピンまたはピンまたは
多角形状の横断面を有するロッドまたはボルトである長手方向に延びたジオメト
リを有するボディがあげられる。方向付け補助部の概念として、コネクタケーシ
ングの相互の予備位置決めに役に立つような、外観および形状によって最適化さ
れている機械的な部材があげられる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝
/キー組み合わせまたはガイド面またはピンが適している。
よって相互の位置決めの目的を果たすと専門家によって見なされる全ての構成部
材を意味している。 このために適した方向付け部材として特に、例えば円筒ピンまたはピンまたは
多角形状の横断面を有するロッドまたはボルトである長手方向に延びたジオメト
リを有するボディがあげられる。方向付け補助部の概念として、コネクタケーシ
ングの相互の予備位置決めに役に立つような、外観および形状によって最適化さ
れている機械的な部材があげられる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝
/キー組み合わせまたはガイド面またはピンが適している。
【0007】 本発明によるコネクタ系の主要な利点は、方向付け補助部によってマルチプル
コネクタケーシング相互の直接の予備位置決めが行われるので、製作誤差および
必要な連結ブシュの嵌め遊びは予備位置決めの精度のために小さいままであるこ
とにある。したがって不十分な予備方向付けの危険性は排除される。これにより
単個差込コネクタの方向付け部材は互いに正確に予備方向付けされるので、次い
で行われる差込接続過程では連結される単個差込コネクタのわずかな方向付け移
動しか必要でない。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高めら
れ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュは有
利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服すれば
よい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決めには影
響しない。
コネクタケーシング相互の直接の予備位置決めが行われるので、製作誤差および
必要な連結ブシュの嵌め遊びは予備位置決めの精度のために小さいままであるこ
とにある。したがって不十分な予備方向付けの危険性は排除される。これにより
単個差込コネクタの方向付け部材は互いに正確に予備方向付けされるので、次い
で行われる差込接続過程では連結される単個差込コネクタのわずかな方向付け移
動しか必要でない。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高めら
れ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュは有
利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服すれば
よい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決めには影
響しない。
【0008】 製造技術的に有利でかつ操作に関連して有利であるコネクタ系の構成は、方向
付け部材が、コネクタケーシングの端面側縁部において突起状の突出部によって
構成されていることによって得られる。有利な形式として、コネクタケーシング
の端面側縁部を越えて突出した突出部を、方向付ける機能以外に、損傷しやすい
接続端面および単個差込コネクタの方向付け部材を確実に保護するように形成す
ることができる。
付け部材が、コネクタケーシングの端面側縁部において突起状の突出部によって
構成されていることによって得られる。有利な形式として、コネクタケーシング
の端面側縁部を越えて突出した突出部を、方向付ける機能以外に、損傷しやすい
接続端面および単個差込コネクタの方向付け部材を確実に保護するように形成す
ることができる。
【0009】 差込接続過程中の着実な予備方向付けプロセスのためには、同様の形式で形成
されたコネクタケーシングの使用に関連して、本発明の別の改良形態は突出部が
差込方向でみて異なった長さで延びているので有利である。
されたコネクタケーシングの使用に関連して、本発明の別の改良形態は突出部が
差込方向でみて異なった長さで延びているので有利である。
【0010】 方向付け補助部の要求される保護機能は本発明による有利な構成に基づき、方
向付け補助部がコネクタケーシングの上面および下面の中央領域および縁部領域
に配置されていることによって強化される。
向付け補助部がコネクタケーシングの上面および下面の中央領域および縁部領域
に配置されていることによって強化される。
【0011】 操作のために、かつできるだけわずかな数の方向付け部材に関連して、少なく
とも1つの方向付け手段が、差込方向に対して垂直な少なくとも2つの運動方向
における前記コネクタケーシングの移動を制限する制限部を形成していると特に
有利である。
とも1つの方向付け手段が、差込方向に対して垂直な少なくとも2つの運動方向
における前記コネクタケーシングの移動を制限する制限部を形成していると特に
有利である。
【0012】 次に本発明を図示した実施形態に基づき詳説する。
【0013】 図1には1つの連結ブシュ1と2つのマルチプルコネクタ10とを有する光学
的なコネクタ系が示されている。これら2つのマルチプルコネクタ10はほぼ同
じ形式で構成されている。図面ではマルチプルコネクタ10は、機能する状態で
、つまり一方のマルチプルコネクタ10を長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で示されているだけである。したがって両マルチプルコネクタ10の相
応する部材には同じ符号が使用されている。マルチプルコネクタ10は各1つの
コネクタケーシング11を有している。マルチプルコネクタ10のコネクタケー
シング11は連結ブシュ1の開放された側1a,1bの一方から差込方向A;B
でそれぞれ差込可能になっている。実際には図示した状態ではすでに連結ブシュ
1はマルチプルコネクタ10をほぼ収容しており、これに相応してコネクタケー
シング11を取り囲んでいる。ただ図面を分かり易くする理由で連結ブシュ1は
マルチプルコネクタ10の上方に別個に図示されているだけである。
的なコネクタ系が示されている。これら2つのマルチプルコネクタ10はほぼ同
じ形式で構成されている。図面ではマルチプルコネクタ10は、機能する状態で
、つまり一方のマルチプルコネクタ10を長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で示されているだけである。したがって両マルチプルコネクタ10の相
応する部材には同じ符号が使用されている。マルチプルコネクタ10は各1つの
コネクタケーシング11を有している。マルチプルコネクタ10のコネクタケー
シング11は連結ブシュ1の開放された側1a,1bの一方から差込方向A;B
でそれぞれ差込可能になっている。実際には図示した状態ではすでに連結ブシュ
1はマルチプルコネクタ10をほぼ収容しており、これに相応してコネクタケー
シング11を取り囲んでいる。ただ図面を分かり易くする理由で連結ブシュ1は
マルチプルコネクタ10の上方に別個に図示されているだけである。
【0014】 各コネクタケーシング11にはそれ自体公知である複数の、例えば6つの単個
差込コネクタ14が片持ち式に支承されている。単個差込コネクタ14をそれ自
体公知である、いわゆるMT形フェルールとして形成することができる。単個差
込コネクタ14はそれぞれ接続端面16から開口したもしくは出発した方向付け
部材14aを有している。これらの方向付け部材14aは公知の形式(欧州特許
公開第0712015号明細書)では例えば差込方向A,Bで接続端面16を越
えて延びたセンタリングピンとして、もしくはこれと協働する、接続端面16か
ら出発したセンタリング孔として形成されている。これらの方向付け部材は図面
で見て右側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込コネクタ14を、
これに相応し協働する、左側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込
コネクタ14に関連して方向付けるために働く。一方のマルチプルコネクタ10
の各単個差込コネクタ14によって収容された、接続端面16に終わるもっぱら
概略的にしか図示していない光導波体と、他方のマルチプルコネクタ10の対応
配置された各単個差込コネクタ14に設けられた光導波体端部(接続パートナ)
との質の高い光学的な接続部を製造するためには、各接続パートナ相互の極めて
精密な方向付けが必要がある。この質の高い光学的な接続は方向付け部材が、差
込過程の間、比較的小さく設定された製造誤差範囲で互いに予備方向付けされて
いる場合にのみ、公知である方向付け部材によって保証されている。
差込コネクタ14が片持ち式に支承されている。単個差込コネクタ14をそれ自
体公知である、いわゆるMT形フェルールとして形成することができる。単個差
込コネクタ14はそれぞれ接続端面16から開口したもしくは出発した方向付け
部材14aを有している。これらの方向付け部材14aは公知の形式(欧州特許
公開第0712015号明細書)では例えば差込方向A,Bで接続端面16を越
えて延びたセンタリングピンとして、もしくはこれと協働する、接続端面16か
ら出発したセンタリング孔として形成されている。これらの方向付け部材は図面
で見て右側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込コネクタ14を、
これに相応し協働する、左側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込
コネクタ14に関連して方向付けるために働く。一方のマルチプルコネクタ10
の各単個差込コネクタ14によって収容された、接続端面16に終わるもっぱら
概略的にしか図示していない光導波体と、他方のマルチプルコネクタ10の対応
配置された各単個差込コネクタ14に設けられた光導波体端部(接続パートナ)
との質の高い光学的な接続部を製造するためには、各接続パートナ相互の極めて
精密な方向付けが必要がある。この質の高い光学的な接続は方向付け部材が、差
込過程の間、比較的小さく設定された製造誤差範囲で互いに予備方向付けされて
いる場合にのみ、公知である方向付け部材によって保証されている。
【0015】 そのためコネクタケーシング11は以下に詳説する方向付け補助部を有してい
る。他には、単個差込コネクタ14に終わり反対側に出発する光導波体ケーブル
の、コネクタケーシング11から出発する屈曲防止短管18が示されている。マ
ルチプルコネクタ10のコネクタケーシング11の狭い面には、係止突起20a
と操作面20bとを有するばね弾性的な係止レバー20が配置されている。この
係止レバー20は差し込まれた状態では連結ブシュ1の切欠1e内に係合してい
る。
る。他には、単個差込コネクタ14に終わり反対側に出発する光導波体ケーブル
の、コネクタケーシング11から出発する屈曲防止短管18が示されている。マ
ルチプルコネクタ10のコネクタケーシング11の狭い面には、係止突起20a
と操作面20bとを有するばね弾性的な係止レバー20が配置されている。この
係止レバー20は差し込まれた状態では連結ブシュ1の切欠1e内に係合してい
る。
【0016】 コネクタケーシング11の長手方向縁部11aと、コネクタケーシング11の
上面11bおよび下面11cの中央領域には突出部22a,22b,22c;2
3a,23b,23cの形の方向付け補助部が形成されている。これらの突出部
22a,22b,22c;23a,23b,23cはコネクタケーシング11の
付設部として一体的に加工成形され、共通の射出成形工程において製造されると
有利である。突出部はコネクタケーシング11の接続端面側の縁部24を越えて
差込方向A,Bに異なった長さで延びている。右側のコネクタケーシング11の
突出部22a,22bは下面11cに形成された突出部22cよりも遠くまで延
在している。これに相応して上面11bの長手方向縁部11aに形成された突出
部23a,23bは、上面11bの中央に配置された突出部23cよりも小さな
寸法で形成されている。突出部23a,23bは横断面で見て直角なL字部とし
て形成されていて、互いに向かい合った突出部22a,22bと協働して、差込
方向Bに対して垂直な2つの側方への運動方向におけるコネクタケーシング11
の運動を制限する。突出部22cは突出部23cと協働しており、この突出部2
3cの下で左側のコネクタケーシング11との接触が達成される。
上面11bおよび下面11cの中央領域には突出部22a,22b,22c;2
3a,23b,23cの形の方向付け補助部が形成されている。これらの突出部
22a,22b,22c;23a,23b,23cはコネクタケーシング11の
付設部として一体的に加工成形され、共通の射出成形工程において製造されると
有利である。突出部はコネクタケーシング11の接続端面側の縁部24を越えて
差込方向A,Bに異なった長さで延びている。右側のコネクタケーシング11の
突出部22a,22bは下面11cに形成された突出部22cよりも遠くまで延
在している。これに相応して上面11bの長手方向縁部11aに形成された突出
部23a,23bは、上面11bの中央に配置された突出部23cよりも小さな
寸法で形成されている。突出部23a,23bは横断面で見て直角なL字部とし
て形成されていて、互いに向かい合った突出部22a,22bと協働して、差込
方向Bに対して垂直な2つの側方への運動方向におけるコネクタケーシング11
の運動を制限する。突出部22cは突出部23cと協働しており、この突出部2
3cの下で左側のコネクタケーシング11との接触が達成される。
【0017】 したがって図示した実施形態では比較的大きく突出した各2つの突出部が、こ
れらに相応してあまり突出していない、向き合ったコネクタケーシング11の突
出部と協働する。単個差込コネクタ14の方向付け部材14aがそれぞれの単個
差込コネクタ14の相互の精密な方向付けのもとで相補的な接続パートナ側の方
向付け部材と協働する前に、コネクタケーシング11の協働する方向付け部材(
突起状突出部)は連結ブシュ1の製作誤差および内側輪郭とは無関係に両コネク
タケーシング11の予備方向付けを直接、相互に行う。
れらに相応してあまり突出していない、向き合ったコネクタケーシング11の突
出部と協働する。単個差込コネクタ14の方向付け部材14aがそれぞれの単個
差込コネクタ14の相互の精密な方向付けのもとで相補的な接続パートナ側の方
向付け部材と協働する前に、コネクタケーシング11の協働する方向付け部材(
突起状突出部)は連結ブシュ1の製作誤差および内側輪郭とは無関係に両コネク
タケーシング11の予備方向付けを直接、相互に行う。
【0018】 突出部を配置することによって差込方向A,Bに対する側方への全方向の予備
位置決めが生じる。縁部24を越えて突出した突出部は2重の機能として、損傷
し易い接続端面16と単個差込コネクタ14の方向付け部材とを保護するために
付加的に働いている。さらに、突起状に突出した突出部は連結ブシュ1の中央領
域に格子状の分離平面(図示せず)を配置することができる。この分離平面は連
結ブシュ1にメッキ処理されたプラスチックを使用する場合に電気的な絶縁要求
を満たすように助成する。連結ブシュ1の上面に見られる加工成形部1cは内側
の溝1dを形成する。この溝1dは左側のコネクタケーシング11に設けられた
ウェブ30もしくは突出部23cと協働する。連結ブシュ1の左側に内側の溝1
dとこれに相応して右側の下面に同じ内側の溝1dを形成することによって、長
手方向軸線を中心に180゜回転されて位置決めされた、両マルチプルコネクタ
10の連結ブシュ1内への挿入は保証される。間違った導入または間違った差込
みはこれにより確実に回避される。
位置決めが生じる。縁部24を越えて突出した突出部は2重の機能として、損傷
し易い接続端面16と単個差込コネクタ14の方向付け部材とを保護するために
付加的に働いている。さらに、突起状に突出した突出部は連結ブシュ1の中央領
域に格子状の分離平面(図示せず)を配置することができる。この分離平面は連
結ブシュ1にメッキ処理されたプラスチックを使用する場合に電気的な絶縁要求
を満たすように助成する。連結ブシュ1の上面に見られる加工成形部1cは内側
の溝1dを形成する。この溝1dは左側のコネクタケーシング11に設けられた
ウェブ30もしくは突出部23cと協働する。連結ブシュ1の左側に内側の溝1
dとこれに相応して右側の下面に同じ内側の溝1dを形成することによって、長
手方向軸線を中心に180゜回転されて位置決めされた、両マルチプルコネクタ
10の連結ブシュ1内への挿入は保証される。間違った導入または間違った差込
みはこれにより確実に回避される。
【図1】 1つの連結ブシュと2つのマルチプルコネクタを有する光学的なコネクタ系の
概略図である。
概略図である。
1 連結ブシュ、 1a,1b 開放された側、 1c 加工成形部、 1d
溝、 1e 切欠、 10 マルチプルコネクタ、 11 コネクタケーシン
グ、 11a 長手方向縁部、 11b 上面、 11c 下面、 14 単個
差込コネクタ、 14a 方向付け部材、 16 接続端面、 18 屈曲防止
短管、 20 係止レバー、 20a 係止突出部、 20b 操作面、 22
a,22b,22c,23a,23b,23c 突出部、 24 縁部、 30
ウェブ、 A,B 差込方向
溝、 1e 切欠、 10 マルチプルコネクタ、 11 コネクタケーシン
グ、 11a 長手方向縁部、 11b 上面、 11c 下面、 14 単個
差込コネクタ、 14a 方向付け部材、 16 接続端面、 18 屈曲防止
短管、 20 係止レバー、 20a 係止突出部、 20b 操作面、 22
a,22b,22c,23a,23b,23c 突出部、 24 縁部、 30
ウェブ、 A,B 差込方向
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年11月24日(1999.11.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】 本発明は光導波体のための機械的なコネクタ部材の分野に関するものであって
、マルチチャネル式の差込接続可能なマルチプルコネクタにおいて使用されてい
る。この発明では、コネクタケーシングに配置された単個差込コネクタを向かい
合った側に対応配置するための方向付け補助部が設けられている。 このような形式のマルチプルコネクタでは、光学的な端部部材またはフェルー
ルとも呼ばれる単個差込コネクタは、共通のコネクタケーシング内に片持ち式に
支承されている。これらの単個差込コネクタは光導波体が、向かい合った接続パ
ートナに接続するのに適した接続端面に終わるように、単数もしくは複数の光導
波体をそれぞれ端部側に終わらせている。前記発明の範疇においては光導波体と
は光学的な信号を導くためにかつ伝送するために適した導体、例えば大量生産さ
れた光導波体ケーブルまたは光導波体バンドまたは基板上に形成された光学的な
導体(いわゆるウェブガイド)のことを意味している。
、マルチチャネル式の差込接続可能なマルチプルコネクタにおいて使用されてい
る。この発明では、コネクタケーシングに配置された単個差込コネクタを向かい
合った側に対応配置するための方向付け補助部が設けられている。 このような形式のマルチプルコネクタでは、光学的な端部部材またはフェルー
ルとも呼ばれる単個差込コネクタは、共通のコネクタケーシング内に片持ち式に
支承されている。これらの単個差込コネクタは光導波体が、向かい合った接続パ
ートナに接続するのに適した接続端面に終わるように、単数もしくは複数の光導
波体をそれぞれ端部側に終わらせている。前記発明の範疇においては光導波体と
は光学的な信号を導くためにかつ伝送するために適した導体、例えば大量生産さ
れた光導波体ケーブルまたは光導波体バンドまたは基板上に形成された光学的な
導体(いわゆるウェブガイド)のことを意味している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 単個差込コネクタひいては単個差込コネクタによって収容された光導波体端部
(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければならない。そのた
めに単個差込コネクタには汎用の形式において協働し合う方向付け部材が設けら
れている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネクタの接続端面から差
込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリングピンに合わせられた孔
の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これらの方向付け部材は、
全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか負荷できず、接続パー
トナの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合にだけ方向付け部材によ
る方向付けが可能である。
(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければならない。そのた
めに単個差込コネクタには汎用の形式において協働し合う方向付け部材が設けら
れている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネクタの接続端面から差
込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリングピンに合わせられた孔
の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これらの方向付け部材は、
全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか負荷できず、接続パー
トナの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合にだけ方向付け部材によ
る方向付けが可能である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 公知の光学的なコネクタ系では、両コネクタケーシングに方向付け補助部が設
けられている。これらの方向付け補助部は一方の単個差込コネクタの方向付け部
材が、連結される単個差込コネクタの精密な方向付けのもとで、向かい合った他
方のマルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた方向付け部材と協働す
る前に、マルチプルコネクタの差込接続の際にコネクタケーシングを相互に直接
方向付けられるようになっている。コネクタケーシングの一方が係止部材を介し
てガイドブシュ内に解除可能に機械的に固定されている。このガイドブシュは他
方のコネクタケーシングの収容部として働く。第2のコネクタケーシングはばね
弾性的な方向付け補助部によって第1のコネクタケーシングに係合する(欧州特
許公開第0807837号明細書)。 公知である別の光学的なコネクタ系では両コネクタケーシングは、方向付け補
助部間の摩擦力によって接続されており、こららの方向付け補助部は両コネクタ
ケーシングで異なって形成されていてかつコネクタ系の軸方向に比較的長い寸法
で形成されている(国際公開第97/34176号明細書)。 公知であるさらに別の光学的なコネクタ系では、様々な方向付け補助部を備え
た両コネクタケーシングは、コネクタケーシングの予備方向付けのために働き、
一方のコネクタケーシングと係合したブシュに挿入されている(ドイツ連邦共和
国特許第19539549号明細書)。両コネクタケーシングをブシュ内に差込
接続する際には、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差と、これ
らの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの方向付け
部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。
けられている。これらの方向付け補助部は一方の単個差込コネクタの方向付け部
材が、連結される単個差込コネクタの精密な方向付けのもとで、向かい合った他
方のマルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた方向付け部材と協働す
る前に、マルチプルコネクタの差込接続の際にコネクタケーシングを相互に直接
方向付けられるようになっている。コネクタケーシングの一方が係止部材を介し
てガイドブシュ内に解除可能に機械的に固定されている。このガイドブシュは他
方のコネクタケーシングの収容部として働く。第2のコネクタケーシングはばね
弾性的な方向付け補助部によって第1のコネクタケーシングに係合する(欧州特
許公開第0807837号明細書)。 公知である別の光学的なコネクタ系では両コネクタケーシングは、方向付け補
助部間の摩擦力によって接続されており、こららの方向付け補助部は両コネクタ
ケーシングで異なって形成されていてかつコネクタ系の軸方向に比較的長い寸法
で形成されている(国際公開第97/34176号明細書)。 公知であるさらに別の光学的なコネクタ系では、様々な方向付け補助部を備え
た両コネクタケーシングは、コネクタケーシングの予備方向付けのために働き、
一方のコネクタケーシングと係合したブシュに挿入されている(ドイツ連邦共和
国特許第19539549号明細書)。両コネクタケーシングをブシュ内に差込
接続する際には、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差と、これ
らの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの方向付け
部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 欧州特許公開第0807837号明細書の請求項1の上位概念部に記載の光学
的なコネクタ系から出発して、本発明の課題は、コネクタケーシングの相互の方
向付けをコネクタケーシングの相互の固定と関連づけないことによって高い精度
の相互の方向付けが得られるコネクタ系を構成することである。
的なコネクタ系から出発して、本発明の課題は、コネクタケーシングの相互の方
向付けをコネクタケーシングの相互の固定と関連づけないことによって高い精度
の相互の方向付けが得られるコネクタ系を構成することである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 この課題は本発明では、両コネクタケーシングに同じ方向付け補助部が設けら
れていて、一方のマルチプルコネクタが他方のマルチプルコネクタに対して長手
方向軸線を中心に180゜回転させられた状態で、前記方向付け補助部が互いに
協働するように構成されており、両コネクタケーシングが連結ブシュによって相
互に軸線方向で固定されるようになっていることによって解決される。
れていて、一方のマルチプルコネクタが他方のマルチプルコネクタに対して長手
方向軸線を中心に180゜回転させられた状態で、前記方向付け補助部が互いに
協働するように構成されており、両コネクタケーシングが連結ブシュによって相
互に軸線方向で固定されるようになっていることによって解決される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 方向付け補助部の概念として、本発明の範疇ではコネクタケーシングの相互の
予備位置決めに役に立つような、外観および形状によって最適化されている機械
的な部材があげられる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝/キー組み合
わせまたはガイド面またはピンが適している。
予備位置決めに役に立つような、外観および形状によって最適化されている機械
的な部材があげられる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝/キー組み合
わせまたはガイド面またはピンが適している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 本発明による新しいコネクタ系の主要な利点は、両コネクタケーシングに同じ
形式の方向付け補助部を構成することによって製造誤差および必要な嵌め遊びは
小さいので、方向付け部材は比較的小さな製造誤差範囲において相互に予備方向
付けされることにある。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高
められ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュ
は有利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服す
るだけでよい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決
めには影響しない。
形式の方向付け補助部を構成することによって製造誤差および必要な嵌め遊びは
小さいので、方向付け部材は比較的小さな製造誤差範囲において相互に予備方向
付けされることにある。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高
められ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュ
は有利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服す
るだけでよい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決
めには影響しない。
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月30日(2000.5.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 光学的なコネクタ系
【特許請求の範囲】
【請求項3】 前記方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,2
3b,23c)が前記コネクタケーシング(11)の長手方向縁部(11a)と
、上面(11b)および下面(11c)の中央領域に配置されている、請求項1
から3までのいずれか1項記載のコネクタ系。
3b,23c)が前記コネクタケーシング(11)の長手方向縁部(11a)と
、上面(11b)および下面(11c)の中央領域に配置されている、請求項1
から3までのいずれか1項記載のコネクタ系。
【請求項4】 少なくとも1つの方向付け手段(23a,23b)が、差込
方向(A,B)に対して垂直な少なくとも2つの運動方向における前記コネクタ
ケーシング(11)の移動を制限する制限部を形成している、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載のコネクタ系。
方向(A,B)に対して垂直な少なくとも2つの運動方向における前記コネクタ
ケーシング(11)の移動を制限する制限部を形成している、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載のコネクタ系。
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は光導波体のための機械的なコネクタ部材の分野に関するものであって
、マルチチャネル式の差込接続可能なマルチプルコネクタにおいて使用されてい
る。この発明では、コネクタケーシングに配置された単個差込コネクタを向かい
合った側に対応配置するための方向付け補助部が設けられている。
、マルチチャネル式の差込接続可能なマルチプルコネクタにおいて使用されてい
る。この発明では、コネクタケーシングに配置された単個差込コネクタを向かい
合った側に対応配置するための方向付け補助部が設けられている。
【0002】 このような形式のマルチプルコネクタでは、光学的な端部部材またはフェルー
ルとも呼ばれる単個差込コネクタは、共通のコネクタケーシング内に片持ち式に
支承されている。これらの単個差込コネクタは光導波体が、向かい合った接続パ
ートナに接続するのに適した接続端面に終わるように、単数もしくは複数の光導
波体をそれぞれ端部側に終わらせている。前記発明の範疇においては光導波体と
は光学的な信号を導くためにかつ伝送するために適した導体、例えば大量生産さ
れた光導波体ケーブルまたは光導波体バンドまたは基板上に形成された光学的な
導体(いわゆるウェブガイド)のことを意味している。
ルとも呼ばれる単個差込コネクタは、共通のコネクタケーシング内に片持ち式に
支承されている。これらの単個差込コネクタは光導波体が、向かい合った接続パ
ートナに接続するのに適した接続端面に終わるように、単数もしくは複数の光導
波体をそれぞれ端部側に終わらせている。前記発明の範疇においては光導波体と
は光学的な信号を導くためにかつ伝送するために適した導体、例えば大量生産さ
れた光導波体ケーブルまたは光導波体バンドまたは基板上に形成された光学的な
導体(いわゆるウェブガイド)のことを意味している。
【0003】 単個差込コネクタひいては単個差込コネクタによって収容された光導波体端部
(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければならない。そのた
めに単個差込コネクタには汎用の形式において協働し合う方向付け部材が設けら
れている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネクタの接続端面から差
込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリングピンに合わせられた孔
の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これらの方向付け部材は、
全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか負荷できず、接続パー
トナの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合にだけ方向付け部材によ
る方向付けが可能である。
(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければならない。そのた
めに単個差込コネクタには汎用の形式において協働し合う方向付け部材が設けら
れている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネクタの接続端面から差
込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリングピンに合わせられた孔
の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これらの方向付け部材は、
全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか負荷できず、接続パー
トナの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合にだけ方向付け部材によ
る方向付けが可能である。
【0004】 公知の光学的なコネクタ系では、両コネクタケーシングに様々な形状の方向付
け補助部が設けられている。これらの方向付け補助部は、単個差込コネクタの方
向付け部が、連結される単個差込コネクタの精密な方向付けのもとで、向かい合
った他方のマルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた方向付け部材と
協働する前に、マルチプルコネクタの差込接続の際にコネクタケーシングを相互
に直接方向付けられるようになっている。コネクタケーシングの一方が係止部材
を介してガイドブシュ内に解除可能に機械的に固定されている。このガイドブシ
ュは他方のコネクタケーシングの収容部として働く。第2のコネクタケーシング
はばね弾性的な方向付け補助部によって第1のコネクタケーシングに係合する(
欧州特許公開第0807837号明細書)。
け補助部が設けられている。これらの方向付け補助部は、単個差込コネクタの方
向付け部が、連結される単個差込コネクタの精密な方向付けのもとで、向かい合
った他方のマルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた方向付け部材と
協働する前に、マルチプルコネクタの差込接続の際にコネクタケーシングを相互
に直接方向付けられるようになっている。コネクタケーシングの一方が係止部材
を介してガイドブシュ内に解除可能に機械的に固定されている。このガイドブシ
ュは他方のコネクタケーシングの収容部として働く。第2のコネクタケーシング
はばね弾性的な方向付け補助部によって第1のコネクタケーシングに係合する(
欧州特許公開第0807837号明細書)。
【0005】 公知である別の光学的なコネクタ系では両コネクタケーシングは、方向付け補
助部間の摩擦力によって接続されており、こららの方向付け補助部は両コネクタ
ケーシングで異なって形成されていてかつコネクタ系の軸方向に比較的長い寸法
で形成されている(国際公開第97/34176号明細書)。
助部間の摩擦力によって接続されており、こららの方向付け補助部は両コネクタ
ケーシングで異なって形成されていてかつコネクタ系の軸方向に比較的長い寸法
で形成されている(国際公開第97/34176号明細書)。
【0006】 公知であるさらに別の光学的なコネクタ系では、様々な方向付け補助部を備え
た両コネクタケーシングは、コネクタケーシングの予備方向付けのために働き、
一方のコネクタケーシングと係合したブシュに挿入されている(ドイツ連邦共和
国特許第19539549号明細書)。両コネクタケーシングをブシュ内に差込
接続する際には、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差と、これ
らの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの方向付け
部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。
た両コネクタケーシングは、コネクタケーシングの予備方向付けのために働き、
一方のコネクタケーシングと係合したブシュに挿入されている(ドイツ連邦共和
国特許第19539549号明細書)。両コネクタケーシングをブシュ内に差込
接続する際には、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差と、これ
らの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの方向付け
部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。
【0007】 欧州特許公開第0807837号明細書の請求項1の上位概念部に記載の光学
的なコネクタ系から出発して、本発明の課題は、コネクタケーシングの相互の方
向付けをコネクタケーシングの相互の固定と関連づけないことによって高い精度
の相互の方向付けが得られるコネクタ系を構成することである。
的なコネクタ系から出発して、本発明の課題は、コネクタケーシングの相互の方
向付けをコネクタケーシングの相互の固定と関連づけないことによって高い精度
の相互の方向付けが得られるコネクタ系を構成することである。
【0008】 この課題は本発明では、両コネクタケーシングが同じ形式で構成されていて、
したがって一方のコネクタケーシングに他方のコネクタケーシングと同じ形式の
方向付け補助部が設けられており、一方のマルチプルコネクタを同じ形式で構成
された他方のマルチプルコネクタに対して長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で、一方のマルチプルコネクタの方向付け補助部が他方の方向付け補助
部と協働するようになっており、両コネクタケーシングが、該両コネクタケーシ
ングを収容する1つの連結ブシュによって軸線方向で相互に固定されるように構
成されていることによって解決された。
したがって一方のコネクタケーシングに他方のコネクタケーシングと同じ形式の
方向付け補助部が設けられており、一方のマルチプルコネクタを同じ形式で構成
された他方のマルチプルコネクタに対して長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で、一方のマルチプルコネクタの方向付け補助部が他方の方向付け補助
部と協働するようになっており、両コネクタケーシングが、該両コネクタケーシ
ングを収容する1つの連結ブシュによって軸線方向で相互に固定されるように構
成されていることによって解決された。
【0009】 方向付け補助部の概念として、コネクタケーシングの相互の予備位置決めに役
に立つような、外観および形状によって最適化されている機械的な部材があげら
れる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝/キー組み合わせまたはガイド
面またはピンが適している。
に立つような、外観および形状によって最適化されている機械的な部材があげら
れる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝/キー組み合わせまたはガイド
面またはピンが適している。
【0010】 本発明による新しいコネクタ系の主要な利点は、両コネクタケーシングに同じ
形式の方向付け補助部を構成することによって製造誤差および必要な嵌め遊びは
小さいので、方向付け部材は比較的小さな製造誤差範囲において相互に予備方向
付けされることにある。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高
められ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュ
は有利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服す
るだけでよい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決
めには影響しない。
形式の方向付け補助部を構成することによって製造誤差および必要な嵌め遊びは
小さいので、方向付け部材は比較的小さな製造誤差範囲において相互に予備方向
付けされることにある。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高
められ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュ
は有利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服す
るだけでよい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決
めには影響しない。
【0011】 製造技術的に有利でかつ操作に関連して有利であるコネクタ系の構成は、方向
付け部材が、コネクタケーシングの端面側縁部で突起状の突出部によって構成さ
れており、これらの突出部が差込方向で見て異なった長さで延びており、一方の
コネクタケーシングの、比較的大きく突出した突出部が、他方のコネクタケーシ
ングのあまり突出していない突出部と協働することによって得られる。有利な形
式として、コネクタケーシングの端面側縁部を越えて突出した突出部を、方向付
ける機能以外に、損傷しやすい接続端面および単個差込コネクタの方向付け部材
を確実に保護するように形成することができる。
付け部材が、コネクタケーシングの端面側縁部で突起状の突出部によって構成さ
れており、これらの突出部が差込方向で見て異なった長さで延びており、一方の
コネクタケーシングの、比較的大きく突出した突出部が、他方のコネクタケーシ
ングのあまり突出していない突出部と協働することによって得られる。有利な形
式として、コネクタケーシングの端面側縁部を越えて突出した突出部を、方向付
ける機能以外に、損傷しやすい接続端面および単個差込コネクタの方向付け部材
を確実に保護するように形成することができる。
【0012】 方向付け補助部の要求される保護機能は本発明による有利な構成に基づき、方
向付け補助部がコネクタケーシングの上面および下面の中央領域および縁部領域
に配置されていることによって強化される。
向付け補助部がコネクタケーシングの上面および下面の中央領域および縁部領域
に配置されていることによって強化される。
【0013】 操作のために、かつできるだけわずかな数の方向付け部材に関連して、少なく
とも1つの方向付け手段が、差込方向に対して垂直な少なくとも2つの運動方向
における前記コネクタケーシングの移動を制限する制限部を形成していると特に
有利である。
とも1つの方向付け手段が、差込方向に対して垂直な少なくとも2つの運動方向
における前記コネクタケーシングの移動を制限する制限部を形成していると特に
有利である。
【0014】 次に本発明を図示した実施形態に基づき詳説する。
【0015】 図1には1つの連結ブシュ1と2つのマルチプルコネクタ10とを有する光学
的なコネクタ系が示されている。これら2つのマルチプルコネクタ10はほぼ同
じ形式で構成されている。図面ではマルチプルコネクタ10は、機能する状態で
、つまり一方のマルチプルコネクタ10を長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で示されているだけである。したがって両マルチプルコネクタ10の相
応する部材には同じ符号が使用されている。マルチプルコネクタ10は各1つの
コネクタケーシング11を有している。マルチプルコネクタ10のコネクタケー
シング11は連結ブシュ1の開放された側1a,1bの一方から差込方向A;B
でそれぞれ差込可能になっている。実際には図示した状態ではすでに連結ブシュ
1はマルチプルコネクタ10をほぼ収容しており、これに相応してコネクタケー
シング11を取り囲んでいる。ただ図面を分かり易くする理由で連結ブシュ1は
マルチプルコネクタ10の上方に別個に図示されているだけである。
的なコネクタ系が示されている。これら2つのマルチプルコネクタ10はほぼ同
じ形式で構成されている。図面ではマルチプルコネクタ10は、機能する状態で
、つまり一方のマルチプルコネクタ10を長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で示されているだけである。したがって両マルチプルコネクタ10の相
応する部材には同じ符号が使用されている。マルチプルコネクタ10は各1つの
コネクタケーシング11を有している。マルチプルコネクタ10のコネクタケー
シング11は連結ブシュ1の開放された側1a,1bの一方から差込方向A;B
でそれぞれ差込可能になっている。実際には図示した状態ではすでに連結ブシュ
1はマルチプルコネクタ10をほぼ収容しており、これに相応してコネクタケー
シング11を取り囲んでいる。ただ図面を分かり易くする理由で連結ブシュ1は
マルチプルコネクタ10の上方に別個に図示されているだけである。
【0016】 各コネクタケーシング11にはそれ自体公知である複数の、例えば6つの単個
差込コネクタ14が片持ち式に支承されている。単個差込コネクタ14をそれ自
体公知である、いわゆるMT形フェルールとして形成することができる。単個差
込コネクタ14はそれぞれ接続端面16から開口したもしくは出発した方向付け
部材14aを有している。これらの方向付け部材14aは公知の形式(欧州特許
公開第0712015号明細書)では例えば差込方向A,Bで接続端面16を越
えて延びたセンタリングピンとして、もしくはこれと協働する、接続端面16か
ら出発したセンタリング孔として形成されている。これらの方向付け部材は図面
で見て右側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込コネクタ14を、
これに相応し協働する、左側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込
コネクタ14に関連して方向付けるために働く。一方のマルチプルコネクタ10
の各単個差込コネクタ14によって収容された、接続端面16に終わるもっぱら
概略的にしか図示していない光導波体と、他方のマルチプルコネクタ10の対応
配置された各単個差込コネクタ14に設けられた光導波体端部(接続パートナ)
との質の高い光学的な接続部を製造するためには、各接続パートナ相互の極めて
精密な方向付けが必要がある。この質の高い光学的な接続は方向付け部材が、差
込過程の間、比較的小さく設定された製造誤差範囲で互いに予備方向付けされて
いる場合にのみ、公知である方向付け部材によって保証されている。
差込コネクタ14が片持ち式に支承されている。単個差込コネクタ14をそれ自
体公知である、いわゆるMT形フェルールとして形成することができる。単個差
込コネクタ14はそれぞれ接続端面16から開口したもしくは出発した方向付け
部材14aを有している。これらの方向付け部材14aは公知の形式(欧州特許
公開第0712015号明細書)では例えば差込方向A,Bで接続端面16を越
えて延びたセンタリングピンとして、もしくはこれと協働する、接続端面16か
ら出発したセンタリング孔として形成されている。これらの方向付け部材は図面
で見て右側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込コネクタ14を、
これに相応し協働する、左側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込
コネクタ14に関連して方向付けるために働く。一方のマルチプルコネクタ10
の各単個差込コネクタ14によって収容された、接続端面16に終わるもっぱら
概略的にしか図示していない光導波体と、他方のマルチプルコネクタ10の対応
配置された各単個差込コネクタ14に設けられた光導波体端部(接続パートナ)
との質の高い光学的な接続部を製造するためには、各接続パートナ相互の極めて
精密な方向付けが必要がある。この質の高い光学的な接続は方向付け部材が、差
込過程の間、比較的小さく設定された製造誤差範囲で互いに予備方向付けされて
いる場合にのみ、公知である方向付け部材によって保証されている。
【0017】 そのためコネクタケーシング11は以下に詳説する方向付け補助部を有してい
る。他には、単個差込コネクタ14に終わり反対側に出発する光導波体ケーブル
の、コネクタケーシング11から出発する屈曲防止短管18が示されている。マ
ルチプルコネクタ10のコネクタケーシング11の狭い面には、係止突起20a
と操作面20bとを有するばね弾性的な係止レバー20が配置されている。この
係止レバー20は差し込まれた状態では連結ブシュ1の切欠1e内に係合してい
る。
る。他には、単個差込コネクタ14に終わり反対側に出発する光導波体ケーブル
の、コネクタケーシング11から出発する屈曲防止短管18が示されている。マ
ルチプルコネクタ10のコネクタケーシング11の狭い面には、係止突起20a
と操作面20bとを有するばね弾性的な係止レバー20が配置されている。この
係止レバー20は差し込まれた状態では連結ブシュ1の切欠1e内に係合してい
る。
【0018】 コネクタケーシング11の長手方向縁部11aと、コネクタケーシング11の
上面11bおよび下面11cの中央領域には突出部22a,22b,22c;2
3a,23b,23cの形の方向付け補助部が形成されている。これらの突出部
22a,22b,22c;23a,23b,23cはコネクタケーシング11の
付設部として一体的に加工成形され、共通の射出成形工程において製造されると
有利である。突出部はコネクタケーシング11の接続端面側の縁部24を越えて
差込方向A,Bに異なった長さで延びている。右側のコネクタケーシング11の
突出部22a,22bは下面11cに形成された突出部22cよりも遠くまで延
在している。これに相応して上面11bの長手方向縁部11aに形成された突出
部23a,23bは、上面11bの中央に配置された突出部23cよりも小さな
寸法で形成されている。突出部23a,23bは横断面で見て直角なL字部とし
て形成されていて、互いに向かい合った突出部22a,22bと協働して、差込
方向Bに対して垂直な2つの側方への運動方向におけるコネクタケーシング11
の運動を制限する。突出部22cは突出部23cと協働しており、この突出部2
3cの下で左側のコネクタケーシング11との接触が達成される。
上面11bおよび下面11cの中央領域には突出部22a,22b,22c;2
3a,23b,23cの形の方向付け補助部が形成されている。これらの突出部
22a,22b,22c;23a,23b,23cはコネクタケーシング11の
付設部として一体的に加工成形され、共通の射出成形工程において製造されると
有利である。突出部はコネクタケーシング11の接続端面側の縁部24を越えて
差込方向A,Bに異なった長さで延びている。右側のコネクタケーシング11の
突出部22a,22bは下面11cに形成された突出部22cよりも遠くまで延
在している。これに相応して上面11bの長手方向縁部11aに形成された突出
部23a,23bは、上面11bの中央に配置された突出部23cよりも小さな
寸法で形成されている。突出部23a,23bは横断面で見て直角なL字部とし
て形成されていて、互いに向かい合った突出部22a,22bと協働して、差込
方向Bに対して垂直な2つの側方への運動方向におけるコネクタケーシング11
の運動を制限する。突出部22cは突出部23cと協働しており、この突出部2
3cの下で左側のコネクタケーシング11との接触が達成される。
【0019】 したがって図示した実施形態では比較的大きく突出した各2つの突出部が、こ
れらに相応してあまり突出していない、向き合ったコネクタケーシング11の突
出部と協働する。単個差込コネクタ14の方向付け部材14aがそれぞれの単個
差込コネクタ14の相互の精密な方向付けのもとで相補的な接続パートナ側の方
向付け部材と協働する前に、コネクタケーシング11の協働する方向付け部材(
突起状突出部)は連結ブシュ1の製作誤差および内側輪郭とは無関係に両コネク
タケーシング11の予備方向付けを直接、相互に行う。
れらに相応してあまり突出していない、向き合ったコネクタケーシング11の突
出部と協働する。単個差込コネクタ14の方向付け部材14aがそれぞれの単個
差込コネクタ14の相互の精密な方向付けのもとで相補的な接続パートナ側の方
向付け部材と協働する前に、コネクタケーシング11の協働する方向付け部材(
突起状突出部)は連結ブシュ1の製作誤差および内側輪郭とは無関係に両コネク
タケーシング11の予備方向付けを直接、相互に行う。
【0020】 突出部を配置することによって差込方向A,Bに対する側方への全方向の予備
位置決めが生じる。縁部24を越えて突出した突出部は2重の機能として、損傷
し易い接続端面16と単個差込コネクタ14の方向付け部材とを保護するために
付加的に働いている。さらに、突起状に突出した突出部は連結ブシュ1の中央領
域に格子状の分離平面(図示せず)を配置することができる。この分離平面は連
結ブシュ1にメッキ処理されたプラスチックを使用する場合に電気的な絶縁要求
を満たすように助成する。連結ブシュ1の上面に見られる加工成形部1cは内側
の溝1dを形成する。この溝1dは左側のコネクタケーシング11に設けられた
ウェブ30もしくは突出部23cと協働する。連結ブシュ1の左側に内側の溝1
dとこれに相応して右側の下面に同じ内側の溝1dを形成することによって、長
手方向軸線を中心に180゜回転されて位置決めされた、両マルチプルコネクタ
10の連結ブシュ1内への挿入は保証される。間違った導入または間違った差込
みはこれにより確実に回避される。
位置決めが生じる。縁部24を越えて突出した突出部は2重の機能として、損傷
し易い接続端面16と単個差込コネクタ14の方向付け部材とを保護するために
付加的に働いている。さらに、突起状に突出した突出部は連結ブシュ1の中央領
域に格子状の分離平面(図示せず)を配置することができる。この分離平面は連
結ブシュ1にメッキ処理されたプラスチックを使用する場合に電気的な絶縁要求
を満たすように助成する。連結ブシュ1の上面に見られる加工成形部1cは内側
の溝1dを形成する。この溝1dは左側のコネクタケーシング11に設けられた
ウェブ30もしくは突出部23cと協働する。連結ブシュ1の左側に内側の溝1
dとこれに相応して右側の下面に同じ内側の溝1dを形成することによって、長
手方向軸線を中心に180゜回転されて位置決めされた、両マルチプルコネクタ
10の連結ブシュ1内への挿入は保証される。間違った導入または間違った差込
みはこれにより確実に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1つの連結ブシュと2つのマルチプルコネクタを有する光学的なコネクタ系の
概略図である。
概略図である。
【符号の説明】 1 連結ブシュ、 1a,1b 開放された側、 1c 加工成形部、 1d
溝、 1e 切欠、 10 マルチプルコネクタ、 11 コネクタケーシン
グ、 11a 長手方向縁部、 11b 上面、 11c 下面、 14 単個
差込コネクタ、 14a 方向付け部材、 16 接続端面、 18 屈曲防止
短管、 20 係止レバー、 20a 係止突出部、 20b 操作面、 22
a,22b,22c,23a,23b,23c 突出部、 24 縁部、 30
ウェブ、 A,B 差込方向
溝、 1e 切欠、 10 マルチプルコネクタ、 11 コネクタケーシン
グ、 11a 長手方向縁部、 11b 上面、 11c 下面、 14 単個
差込コネクタ、 14a 方向付け部材、 16 接続端面、 18 屈曲防止
短管、 20 係止レバー、 20a 係止突出部、 20b 操作面、 22
a,22b,22c,23a,23b,23c 突出部、 24 縁部、 30
ウェブ、 A,B 差込方向
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月16日(2001.1.16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 光学的なコネクタ系
【特許請求の範囲】
【請求項4】 前記方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,2
3b,23c)が前記コネクタケーシング(11)の長手方向縁部(11a)と
、上面(11b)および下面(11c)の中央領域に配置されている、請求項1
から3までのいずれか1項記載のコネクタ系。
3b,23c)が前記コネクタケーシング(11)の長手方向縁部(11a)と
、上面(11b)および下面(11c)の中央領域に配置されている、請求項1
から3までのいずれか1項記載のコネクタ系。
【請求項5】 少なくとも1つの方向付け手段(23a,23b)が、差込
方向(A,B)に対して垂直な少なくとも2つの運動方向における前記コネクタ
ケーシング(11)の移動を制限する制限部を形成している、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載のコネクタ系。
方向(A,B)に対して垂直な少なくとも2つの運動方向における前記コネクタ
ケーシング(11)の移動を制限する制限部を形成している、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載のコネクタ系。
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は光導波体のための機械的なコネクタ部材の分野に関するものであって
、マルチチャネル式の差込接続可能なマルチプルコネクタにおいて使用されてい
る。この発明では、コネクタケーシングに配置された単個差込コネクタを向かい
合った側に対応配置するための方向付け補助部が設けられている。
、マルチチャネル式の差込接続可能なマルチプルコネクタにおいて使用されてい
る。この発明では、コネクタケーシングに配置された単個差込コネクタを向かい
合った側に対応配置するための方向付け補助部が設けられている。
【0002】 このような形式のマルチプルコネクタでは、光学的な端部部材またはフェルー
ルとも呼ばれる単個差込コネクタは、共通のコネクタケーシング内に片持ち式に
支承されている。これらの単個差込コネクタは光導波体が、向かい合った接続パ
ートナに接続するのに適した接続端面に終わるように、単数もしくは複数の光導
波体をそれぞれ端部側に終わらせている。前記発明の範疇において光導波体とは
光学的な信号を導くためにかつ伝送するために適した導体、例えば大量生産され
た光導波体ケーブルまたは光導波体バンドまたは基板上に形成された光学的な導
体(いわゆるウェブガイド)のことを意味している。
ルとも呼ばれる単個差込コネクタは、共通のコネクタケーシング内に片持ち式に
支承されている。これらの単個差込コネクタは光導波体が、向かい合った接続パ
ートナに接続するのに適した接続端面に終わるように、単数もしくは複数の光導
波体をそれぞれ端部側に終わらせている。前記発明の範疇において光導波体とは
光学的な信号を導くためにかつ伝送するために適した導体、例えば大量生産され
た光導波体ケーブルまたは光導波体バンドまたは基板上に形成された光学的な導
体(いわゆるウェブガイド)のことを意味している。
【0003】 単個差込コネクタひいては単個差込コネクタによって収容された光導波体端部
(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければならない。そのた
めに単個差込コネクタには汎用の形式において協働し合う方向付け部材が設けら
れている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネクタの接続端面から差
込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリングピンに合わせられた孔
の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これらの方向付け部材は、
全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか負荷できず、接続パー
トナの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合にだけ方向付け部材によ
る方向付けが可能である。
(接続パートナ)は相互に極めて正確に位置決めされなければならない。そのた
めに単個差込コネクタには汎用の形式において協働し合う方向付け部材が設けら
れている。この方向付け部材は例えば一方の単個差込コネクタの接続端面から差
込方向に延びているセンタリングピンとこのセンタリングピンに合わせられた孔
の形をした相補的な方向付け部材とから成っている。これらの方向付け部材は、
全体的に比較的小さい寸法に基づいて機械的にわずかしか負荷できず、接続パー
トナの相互の十分な予備方向付けが保証されている場合にだけ方向付け部材によ
る方向付けが可能である。
【0004】 公知の光学的なコネクタ系では、両コネクタケーシングに方向付け補助部が設
けられている。これらの方向付け補助部は一方の単個差込コネクタの方向付け部
材が、連結される単個差込コネクタの精密な方向付けのもとで、向かい合った他
方のマルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた方向付け部材と協働す
る前に、マルチプルコネクタの差込接続の際にコネクタケーシングを相互に直接
方向付けられるようになっている。コネクタケーシングの一方が係止部材を介し
てガイドブシュ内に解除可能に機械的に固定されている。このガイドブシュは他
方のコネクタケーシングの収容部として働く。第2のコネクタケーシングはばね
弾性的な方向付け補助部によって第1のコネクタケーシングに係合する(欧州特
許公開第0807837号明細書)。
けられている。これらの方向付け補助部は一方の単個差込コネクタの方向付け部
材が、連結される単個差込コネクタの精密な方向付けのもとで、向かい合った他
方のマルチプルコネクタの単個差込コネクタに設けられた方向付け部材と協働す
る前に、マルチプルコネクタの差込接続の際にコネクタケーシングを相互に直接
方向付けられるようになっている。コネクタケーシングの一方が係止部材を介し
てガイドブシュ内に解除可能に機械的に固定されている。このガイドブシュは他
方のコネクタケーシングの収容部として働く。第2のコネクタケーシングはばね
弾性的な方向付け補助部によって第1のコネクタケーシングに係合する(欧州特
許公開第0807837号明細書)。
【0005】 公知である別の光学的なコネクタ系では両コネクタケーシングは、方向付け補
助部間の摩擦力によって接続されており、こららの方向付け補助部は両コネクタ
ケーシングで異なって形成されていてかつコネクタ系の軸方向に比較的長い寸法
で形成されている(国際公開第97/34176号明細書)。
助部間の摩擦力によって接続されており、こららの方向付け補助部は両コネクタ
ケーシングで異なって形成されていてかつコネクタ系の軸方向に比較的長い寸法
で形成されている(国際公開第97/34176号明細書)。
【0006】 公知であるさらに別の光学的なコネクタ系では、様々な方向付け補助部を備え
た両コネクタケーシングは、コネクタケーシングの予備方向付けのために働き、
一方のコネクタケーシングと係合したブシュに挿入されている(ドイツ連邦共和
国特許第19539549号明細書)。両コネクタケーシングをブシュ内に差込
接続する際には、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差と、これ
らの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの方向付け
部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。
た両コネクタケーシングは、コネクタケーシングの予備方向付けのために働き、
一方のコネクタケーシングと係合したブシュに挿入されている(ドイツ連邦共和
国特許第19539549号明細書)。両コネクタケーシングをブシュ内に差込
接続する際には、連結ブシュおよびコネクタケーシングの部分製造誤差と、これ
らの部材に設ける必要のある嵌め遊びとが増加し、単個差込コネクタの方向付け
部材の予備方向付けに関して不都合なものとなる。
【0007】 欧州特許公開第0807837号明細書の請求項1の上位概念部に記載の光学
的なコネクタ系から出発して、本発明の課題は、コネクタケーシングの相互の方
向付けをコネクタケーシングの相互の固定と関連づけないことによって高い精度
の相互の方向付けが得られるコネクタ系を構成することである。
的なコネクタ系から出発して、本発明の課題は、コネクタケーシングの相互の方
向付けをコネクタケーシングの相互の固定と関連づけないことによって高い精度
の相互の方向付けが得られるコネクタ系を構成することである。
【0008】 この課題は本発明では、両コネクタケーシングに同じ方向付け補助部が設けら
れていて、一方のマルチプルコネクタが他方のマルチプルコネクタに対して長手
方向軸線を中心に180゜回転させられた状態で、前記方向付け補助部が互いに
協働するように構成されており、両コネクタケーシングが連結ブシュによって相
互に軸線方向で固定されるようになっていることによって解決される。
れていて、一方のマルチプルコネクタが他方のマルチプルコネクタに対して長手
方向軸線を中心に180゜回転させられた状態で、前記方向付け補助部が互いに
協働するように構成されており、両コネクタケーシングが連結ブシュによって相
互に軸線方向で固定されるようになっていることによって解決される。
【0009】 方向付け補助部の概念として、本発明の範疇ではコネクタケーシングの相互の
予備位置決めに役に立つような、外観および形状によって最適化されている機械
的な部材があげられる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝/キー組み合
わせまたはガイド面またはピンが適している。
予備位置決めに役に立つような、外観および形状によって最適化されている機械
的な部材があげられる。特に方向付け補助部としてウェブまたは溝/キー組み合
わせまたはガイド面またはピンが適している。
【0010】 本発明による新しいコネクタ系の主要な利点は、両コネクタケーシングに同じ
形式の方向付け補助部を構成することによって製造誤差および必要な嵌め遊びは
小さいので、方向付け部材は比較的小さな製造誤差範囲において相互に予備方向
付けされることにある。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高
められ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュ
は有利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服す
るだけでよい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決
めには影響しない。
形式の方向付け補助部を構成することによって製造誤差および必要な嵌め遊びは
小さいので、方向付け部材は比較的小さな製造誤差範囲において相互に予備方向
付けされることにある。これにより差込サイクルに関連した耐用寿命は著しく高
められ、光学的な接続品質の再現(接続効率)が著しく高められる。連結ブシュ
は有利な形式ではもっぱら差込接続過程の終了後の機械的な固定の課題を克服す
るだけでよい。しかし連結ブシュの製作誤差は単個差込コネクタの相互の位置決
めには影響しない。
【0011】 製造技術的に有利でかつ操作に関連して有利であるコネクタ系の構成は、方向
付け部材が、コネクタケーシングの端面側縁部において突起状の突出部によって
構成されていることによって得られる。有利な形式として、コネクタケーシング
の端面側縁部を越えて突出した突出部を、方向付ける機能以外に、損傷しやすい
接続端面および単個差込コネクタの方向付け部材を確実に保護するように形成す
ることができる。
付け部材が、コネクタケーシングの端面側縁部において突起状の突出部によって
構成されていることによって得られる。有利な形式として、コネクタケーシング
の端面側縁部を越えて突出した突出部を、方向付ける機能以外に、損傷しやすい
接続端面および単個差込コネクタの方向付け部材を確実に保護するように形成す
ることができる。
【0012】 差込接続過程中の着実な予備方向付けプロセスのためには、同様の形式で形成
されたコネクタケーシングの使用に関連して、本発明の別の改良形態は突出部が
差込方向でみて異なった長さで延びているので有利である。
されたコネクタケーシングの使用に関連して、本発明の別の改良形態は突出部が
差込方向でみて異なった長さで延びているので有利である。
【0013】 方向付け補助部の要求される保護機能は本発明による有利な構成に基づき、方
向付け補助部がコネクタケーシングの上面および下面の中央領域および縁部領域
に配置されていることによって強化される。
向付け補助部がコネクタケーシングの上面および下面の中央領域および縁部領域
に配置されていることによって強化される。
【0014】 操作のために、かつできるだけわずかな数の方向付け部材に関連して、少なく
とも1つの方向付け手段が、差込方向に対して垂直な少なくとも2つの運動方向
における前記コネクタケーシングの移動を制限する制限部を形成していると特に
有利である。
とも1つの方向付け手段が、差込方向に対して垂直な少なくとも2つの運動方向
における前記コネクタケーシングの移動を制限する制限部を形成していると特に
有利である。
【0015】 次に本発明を図示した実施形態に基づき詳説する。
【0016】 図1には1つの連結ブシュ1と2つのマルチプルコネクタ10とを有する光学
的なコネクタ系が示されている。これら2つのマルチプルコネクタ10はほぼ同
じ形式で構成されている。図面ではマルチプルコネクタ10は、機能する状態で
、つまり一方のマルチプルコネクタ10を長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で示されているだけである。したがって両マルチプルコネクタ10の相
応する部材には同じ符号が使用されている。マルチプルコネクタ10は各1つの
コネクタケーシング11を有している。マルチプルコネクタ10のコネクタケー
シング11は連結ブシュ1の開放された側1a,1bの一方から差込方向A;B
でそれぞれ差込可能になっている。実際には図示した状態ではすでに連結ブシュ
1はマルチプルコネクタ10をほぼ収容しており、これに相応してコネクタケー
シング11を取り囲んでいる。ただ図面を分かり易くする理由で連結ブシュ1は
マルチプルコネクタ10の上方に別個に図示されているだけである。
的なコネクタ系が示されている。これら2つのマルチプルコネクタ10はほぼ同
じ形式で構成されている。図面ではマルチプルコネクタ10は、機能する状態で
、つまり一方のマルチプルコネクタ10を長手方向軸線を中心に180゜回転さ
せた状態で示されているだけである。したがって両マルチプルコネクタ10の相
応する部材には同じ符号が使用されている。マルチプルコネクタ10は各1つの
コネクタケーシング11を有している。マルチプルコネクタ10のコネクタケー
シング11は連結ブシュ1の開放された側1a,1bの一方から差込方向A;B
でそれぞれ差込可能になっている。実際には図示した状態ではすでに連結ブシュ
1はマルチプルコネクタ10をほぼ収容しており、これに相応してコネクタケー
シング11を取り囲んでいる。ただ図面を分かり易くする理由で連結ブシュ1は
マルチプルコネクタ10の上方に別個に図示されているだけである。
【0017】 各コネクタケーシング11にはそれ自体公知である複数の、例えば6つの単個
差込コネクタ14が片持ち式に支承されている。単個差込コネクタ14をそれ自
体公知である、いわゆるMT形フェルールとして形成することができる。単個差
込コネクタ14はそれぞれ接続端面16から開口したもしくは出発した方向付け
部材14aを有している。これらの方向付け部材14aは公知の形式(欧州特許
公開第0712015号明細書)では例えば差込方向A,Bで接続端面16を越
えて延びたセンタリングピンとして、もしくはこれと協働する、接続端面16か
ら出発したセンタリング孔として形成されている。これらの方向付け部材は図面
で見て右側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込コネクタ14を、
これに相応し協働する、左側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込
コネクタ14に関連して方向付けるために働く。一方のマルチプルコネクタ10
の各単個差込コネクタ14によって収容された、接続端面16に終わるもっぱら
概略的にしか図示していない光導波体と、他方のマルチプルコネクタ10の対応
配置された各単個差込コネクタ14に設けられた光導波体端部(接続パートナ)
との質の高い光学的な接続部を製造するためには、各接続パートナ相互の極めて
精密な方向付けが必要がある。この質の高い光学的な接続は方向付け部材が、差
込過程の間、比較的小さく設定された製造誤差範囲で互いに予備方向付けされて
いる場合にのみ、公知である方向付け部材によって保証されている。
差込コネクタ14が片持ち式に支承されている。単個差込コネクタ14をそれ自
体公知である、いわゆるMT形フェルールとして形成することができる。単個差
込コネクタ14はそれぞれ接続端面16から開口したもしくは出発した方向付け
部材14aを有している。これらの方向付け部材14aは公知の形式(欧州特許
公開第0712015号明細書)では例えば差込方向A,Bで接続端面16を越
えて延びたセンタリングピンとして、もしくはこれと協働する、接続端面16か
ら出発したセンタリング孔として形成されている。これらの方向付け部材は図面
で見て右側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込コネクタ14を、
これに相応し協働する、左側のコネクタケーシング11内に支承された単個差込
コネクタ14に関連して方向付けるために働く。一方のマルチプルコネクタ10
の各単個差込コネクタ14によって収容された、接続端面16に終わるもっぱら
概略的にしか図示していない光導波体と、他方のマルチプルコネクタ10の対応
配置された各単個差込コネクタ14に設けられた光導波体端部(接続パートナ)
との質の高い光学的な接続部を製造するためには、各接続パートナ相互の極めて
精密な方向付けが必要がある。この質の高い光学的な接続は方向付け部材が、差
込過程の間、比較的小さく設定された製造誤差範囲で互いに予備方向付けされて
いる場合にのみ、公知である方向付け部材によって保証されている。
【0018】 そのためコネクタケーシング11は以下に詳説する方向付け補助部を有してい
る。他には、単個差込コネクタ14に終わり反対側に出発する光導波体ケーブル
の、コネクタケーシング11から出発する屈曲防止短管18が示されている。マ
ルチプルコネクタ10のコネクタケーシング11の狭い面には、係止突起20a
と操作面20bとを有するばね弾性的な係止レバー20が配置されている。この
係止レバー20は差し込まれた状態では連結ブシュ1の切欠1e内に係合してい
る。
る。他には、単個差込コネクタ14に終わり反対側に出発する光導波体ケーブル
の、コネクタケーシング11から出発する屈曲防止短管18が示されている。マ
ルチプルコネクタ10のコネクタケーシング11の狭い面には、係止突起20a
と操作面20bとを有するばね弾性的な係止レバー20が配置されている。この
係止レバー20は差し込まれた状態では連結ブシュ1の切欠1e内に係合してい
る。
【0019】 コネクタケーシング11の長手方向縁部11aと、コネクタケーシング11の
上面11bおよび下面11cの中央領域には突出部22a,22b,22c;2
3a,23b,23cの形の方向付け補助部が形成されている。これらの突出部
22a,22b,22c;23a,23b,23cはコネクタケーシング11の
付設部として一体的に加工成形され、共通の射出成形工程において製造されると
有利である。突出部はコネクタケーシング11の接続端面側の縁部24を越えて
差込方向A,Bに異なった長さで延びている。右側のコネクタケーシング11の
突出部22a,22bは下面11cに形成された突出部22cよりも遠くまで延
在している。これに相応して上面11bの長手方向縁部11aに形成された突出
部23a,23bは、上面11bの中央に配置された突出部23cよりも小さな
寸法で形成されている。突出部23a,23bは横断面で見て直角なL字部とし
て形成されていて、互いに向かい合った突出部22a,22bと協働して、差込
方向Bに対して垂直な2つの側方への運動方向におけるコネクタケーシング11
の運動を制限する。突出部22cは突出部23cと協働しており、この突出部2
3cの下で左側のコネクタケーシング11との接触が達成される。
上面11bおよび下面11cの中央領域には突出部22a,22b,22c;2
3a,23b,23cの形の方向付け補助部が形成されている。これらの突出部
22a,22b,22c;23a,23b,23cはコネクタケーシング11の
付設部として一体的に加工成形され、共通の射出成形工程において製造されると
有利である。突出部はコネクタケーシング11の接続端面側の縁部24を越えて
差込方向A,Bに異なった長さで延びている。右側のコネクタケーシング11の
突出部22a,22bは下面11cに形成された突出部22cよりも遠くまで延
在している。これに相応して上面11bの長手方向縁部11aに形成された突出
部23a,23bは、上面11bの中央に配置された突出部23cよりも小さな
寸法で形成されている。突出部23a,23bは横断面で見て直角なL字部とし
て形成されていて、互いに向かい合った突出部22a,22bと協働して、差込
方向Bに対して垂直な2つの側方への運動方向におけるコネクタケーシング11
の運動を制限する。突出部22cは突出部23cと協働しており、この突出部2
3cの下で左側のコネクタケーシング11との接触が達成される。
【0020】 したがって図示した実施形態では比較的大きく突出した各2つの突出部が、こ
れらに相応してあまり突出していない、向き合ったコネクタケーシング11の突
出部と協働する。単個差込コネクタ14の方向付け部材14aがそれぞれの単個
差込コネクタ14の相互の精密な方向付けのもとで相補的な接続パートナ側の方
向付け部材と協働する前に、コネクタケーシング11の協働する方向付け部材(
突起状突出部)は連結ブシュ1の製作誤差および内側輪郭とは無関係に両コネク
タケーシング11の予備方向付けを直接、相互に行う。
れらに相応してあまり突出していない、向き合ったコネクタケーシング11の突
出部と協働する。単個差込コネクタ14の方向付け部材14aがそれぞれの単個
差込コネクタ14の相互の精密な方向付けのもとで相補的な接続パートナ側の方
向付け部材と協働する前に、コネクタケーシング11の協働する方向付け部材(
突起状突出部)は連結ブシュ1の製作誤差および内側輪郭とは無関係に両コネク
タケーシング11の予備方向付けを直接、相互に行う。
【0021】 突出部を配置することによって差込方向A,Bに対する側方への全方向の予備
位置決めが生じる。縁部24を越えて突出した突出部は2重の機能として、損傷
し易い接続端面16と単個差込コネクタ14の方向付け部材とを保護するために
付加的に働いている。さらに、突起状に突出した突出部は連結ブシュ1の中央領
域に格子状の分離平面(図示せず)を配置することができる。この分離平面は連
結ブシュ1にメッキ処理されたプラスチックを使用する場合に電気的な絶縁要求
を満たすように助成する。連結ブシュ1の上面に見られる加工成形部1cは内側
の溝1dを形成する。この溝1dは左側のコネクタケーシング11に設けられた
ウェブ30もしくは突出部23cと協働する。連結ブシュ1の左側に内側の溝1
dとこれに相応して右側の下面に同じ内側の溝1dを形成することによって、長
手方向軸線を中心に180゜回転されて位置決めされた、両マルチプルコネクタ
10の連結ブシュ1内への挿入は保証される。間違った導入または間違った差込
みはこれにより確実に回避される。
位置決めが生じる。縁部24を越えて突出した突出部は2重の機能として、損傷
し易い接続端面16と単個差込コネクタ14の方向付け部材とを保護するために
付加的に働いている。さらに、突起状に突出した突出部は連結ブシュ1の中央領
域に格子状の分離平面(図示せず)を配置することができる。この分離平面は連
結ブシュ1にメッキ処理されたプラスチックを使用する場合に電気的な絶縁要求
を満たすように助成する。連結ブシュ1の上面に見られる加工成形部1cは内側
の溝1dを形成する。この溝1dは左側のコネクタケーシング11に設けられた
ウェブ30もしくは突出部23cと協働する。連結ブシュ1の左側に内側の溝1
dとこれに相応して右側の下面に同じ内側の溝1dを形成することによって、長
手方向軸線を中心に180゜回転されて位置決めされた、両マルチプルコネクタ
10の連結ブシュ1内への挿入は保証される。間違った導入または間違った差込
みはこれにより確実に回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1つの連結ブシュと2つのマルチプルコネクタを有する光学的なコネクタ系の
概略図である。
概略図である。
【符号の説明】 1 連結ブシュ、 1a,1b 開放された側、 1c 加工成形部、 1d
溝、 1e 切欠、 10 マルチプルコネクタ、 11 コネクタケーシン
グ、 11a 長手方向縁部、 11b 上面、 11c 下面、 14 単個
差込コネクタ、 14a 方向付け部材、 16 接続端面、 18 屈曲防止
短管、 20 係止レバー、 20a 係止突起、 20b 操作面、 22a
,22b,22c,23a,23b,23c 突出部、 24 縁部、 30
ウェブ、 A,B 差込方向
溝、 1e 切欠、 10 マルチプルコネクタ、 11 コネクタケーシン
グ、 11a 長手方向縁部、 11b 上面、 11c 下面、 14 単個
差込コネクタ、 14a 方向付け部材、 16 接続端面、 18 屈曲防止
短管、 20 係止レバー、 20a 係止突起、 20b 操作面、 22a
,22b,22c,23a,23b,23c 突出部、 24 縁部、 30
ウェブ、 A,B 差込方向
Claims (5)
- 【請求項1】 光学的なコネクタ系において、 連結ブシュ(1)が設けられており、該連結ブシュ(1)内において、各1つ
のコネクタケーシング(11)と該コネクタケーシング(11)内に片持ち式に
支承された複数の単個差込コネクタ(14)とを有する2つのマルチプルコネク
タ(10;10)が、互いに向き合って差込接続されるようになっており、前記
単個差込コネクタ(14)がそれぞれ個別の方向付け部材(14a)を有してお
り、 前記両コネクタケーシング(11)に複数の方向付け補助部(22a,22b
,22c;23a,23b,23c)が設けられており、前記単個差込コネクタ
(14)の方向付け部材(14a)が、連結される単個差込コネクタ(14)の
精密な方向付けのもとで、向かい合った前記マルチプルコネクタ(10)の単個
差込コネクタ(14)に設けられた方向付け部材(14a)と協働する前に、前
記方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,23b,23c)が前記
両マルチプルコネクタ(10;10)の差込接続の際に先行し、前記両マルチプ
ルコネクタ(10;10)のコネクタケーシング(11)を相互に直接方向付け
するように構成されていることを特徴とする、光学的なコネクタ系。 - 【請求項2】 前記方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,2
3b,23c)が、前記コネクタケーシング(11)の接続端面側の縁部(24
)における突起状の突出部によって形成されている、請求項1記載のコネクタ系
。 - 【請求項3】 前記突出部が差込方向(A,B)で見て異なった長さで延び
ている、請求項2記載のコネクタ系。 - 【請求項4】 前記方向付け補助部(22a,22b,22c;23a,2
3b,23c)が前記コネクタケーシング(11)の長手方向縁部(11a)と
、上面(11b)および下面(11c)の中央領域に配置されている、請求項1
から3までのいずれか1項記載のコネクタ系。 - 【請求項5】 少なくとも1つの方向付け手段(23a,23b)が、差込
方向(A,B)に対して垂直な少なくとも2つの運動方向における前記コネクタ
ケーシング(11)の移動を制限する制限部を形成している、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載のコネクタ系。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19754773.7 | 1997-11-28 | ||
DE19754773 | 1997-11-28 | ||
PCT/DE1998/003169 WO1999028774A1 (de) | 1997-11-28 | 1998-10-23 | Optisches verbindersystem |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001525558A true JP2001525558A (ja) | 2001-12-11 |
Family
ID=7851362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000523575A Pending JP2001525558A (ja) | 1997-11-28 | 1998-10-23 | 光学的なコネクタ系 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6371659B1 (ja) |
EP (1) | EP1034445B1 (ja) |
JP (1) | JP2001525558A (ja) |
WO (1) | WO1999028774A1 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10001680C1 (de) | 2000-01-12 | 2001-08-23 | Infineon Technologies Ag | Mehrkanalige optische Koppelanordnung |
US6776533B2 (en) * | 2002-02-19 | 2004-08-17 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Latching fiber optic connector system |
US20040121646A1 (en) * | 2002-12-18 | 2004-06-24 | Joseph Iamartino | Modified, field installable, field adjustable flexible angled boot for multi-conductor cables and process for installing the same |
US20090196563A1 (en) * | 2008-02-01 | 2009-08-06 | Mullsteff David M | Multi-Fiber Optical Patch Cord Breakout Assembly |
FR2966609B1 (fr) | 2010-10-22 | 2012-12-14 | Radiall Sa | Contact optique, connecteur multicontact et procede de connexion de deux contacts optiques |
CN102866465A (zh) * | 2011-07-05 | 2013-01-09 | 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 | 光连接组件及具有该光连接组件的光电连接器 |
KR102066445B1 (ko) | 2012-10-05 | 2020-01-16 | 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 | 광 커넥터 |
CN111596414B (zh) * | 2019-02-20 | 2022-04-26 | 利佳科技股份有限公司 | 连接器系统 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4312564A (en) * | 1977-12-19 | 1982-01-26 | International Business Machines Corp. | Multi-fiber optic connector |
DE2845420C2 (de) | 1978-10-18 | 1984-11-08 | Bunker Ramo Corp., Oak Brook, Ill. | Lichtleiter-Steckverbindung |
DE2933790C2 (de) | 1979-08-21 | 1982-05-27 | Standard Elektrik Lorenz Ag, 7000 Stuttgart | Lösbare Verbindungsvorrichtung für Lichtleiter |
US4645295A (en) * | 1980-02-04 | 1987-02-24 | Allied Corporation | Fiber optic connector |
US4405201A (en) * | 1981-05-13 | 1983-09-20 | International Business Machines Corp. | Fiber optic connector |
GB9106183D0 (en) * | 1991-03-22 | 1991-05-08 | Bicc Plc | Optical guide connection |
US5138680A (en) * | 1991-04-17 | 1992-08-11 | Amp Incorporated | Optical fiber connector with elastomeric centering and floating alignment feature |
AU635172B2 (en) | 1991-05-13 | 1993-03-11 | Nippon Telegraph & Telephone Corporation | Multifiber optical connector plug with low reflection and low insertion loss |
DE29503917U1 (de) | 1995-03-08 | 1995-07-27 | Salzinger, Ludwig, 84367 Reut | Multifunktioneller Tisch |
DE19539549C1 (de) * | 1995-10-12 | 1996-12-05 | Siemens Ag | Optischer Steckverbinder |
WO1997034176A1 (de) * | 1996-03-12 | 1997-09-18 | Diamond S.A. | Steckverbinder mit einer mehrzahl von parallel angeordneten lichtwellenleitern |
NL1003147C2 (nl) * | 1996-05-17 | 1997-11-18 | Framatome Connectors Belgium | Backpanel connectorsysteem. |
-
1998
- 1998-10-23 EP EP98962193A patent/EP1034445B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-10-23 JP JP2000523575A patent/JP2001525558A/ja active Pending
- 1998-10-23 WO PCT/DE1998/003169 patent/WO1999028774A1/de active IP Right Grant
-
2000
- 2000-05-30 US US09/583,985 patent/US6371659B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1034445A1 (de) | 2000-09-13 |
WO1999028774A1 (de) | 1999-06-10 |
US6371659B1 (en) | 2002-04-16 |
EP1034445B1 (de) | 2003-02-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030605 |