JP2001525442A5

JP2001525442A5 -

Info

Publication number: JP2001525442A5
Application number: JP2000523279A
Authority: JP
Filing date: 1998-12-03
Publication date: 2006-03-02

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】（ｉ）炭素原子を３から２２個含む少なくとも１種のカルボン酸と
（ｉｉ）炭素原子を２から２５個含む少なくとも１種の未置換もしくは置換脂肪族アミンもしくは多官能芳香族アミン、
の反応生成物、
（ｉｉｉ）元素周期律表のＩａ、ＩＩａ、ＩＩＩａまたはＩＶａ族の第一列および第二列の遷移金属に属する金属を含有する複合架橋剤、
（ｉｖ）樹脂または油、但しこの樹脂または油対（ｉ）と（ｉｉ）と（ｉｉｉ）の総量の重量比が少なくとも２．５：１である、および
（ｖ）増粘剤、
を含んで成る水性組成物であって、この組成物をＷｅｓｔｅｒｎＲｅｄＣｅｄａｒに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が８０°を越えない組成物。
【請求項２】下塗り剤の形態でありそして前記重量比が２．５：１から２０：１である請求項１記載の組成物。
【請求項３】前記接触角が３５°から５５°である請求項１−２のいずれか１項記載の組成物。
【請求項４】前記架橋剤がジルコニウム錯体である請求項１−３のいずれか１項記載の組成物。
【請求項５】前記増粘剤が０．３から４重量％の量で存在している請求項１−４のいずれか１項記載の組成物。
【請求項６】請求項１−５のいずれか１項記載の組成物を製造する方法であって、前記アミンと酸を水中で場合により熱をかけて混合し、前記樹脂および増粘剤を加え、その結果として生じた混合物を冷却しそして前記複合架橋剤を添加することを含んで成る方法。
【請求項７】コーティング組成物をＷｅｓｔｅｒｎＲｅｄＣｅｄａｒに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が８０°を越えないような水性コーティング組成物の調製における、請求項１で定義した如き成分（ｉ）、（ｉｉ）および（ｉｉｉ）から誘導された組成物の使用。

この結果は、性能をあまり失わせることなくＺｒの濃度を下げることができることを示している。
本発明の好適な実施態様は次のとおりである。
１．（ｉ）炭素原子を３から２２個含む少なくとも１種のカルボン酸と
（ｉｉ）炭素原子を２から２５個含む少なくとも１種の未置換もしくは置換脂肪族アミンもしくは多官能芳香族アミン、
の反応生成物、
（ｉｉｉ）亜鉛、アルミニウム、チタン、銅、クロム、鉄、ジルコニウムまたは鉛である金属を含有する複合架橋剤、
（ｉｖ）樹脂または油、但しこの樹脂または油対（ｉ）と（ｉｉ）と（ｉｉｉ）の総量の重量比が少なくとも２．５：１である、および
（ｖ）増粘剤、
を含んで成る水性組成物であって、この組成物をＷｅｓｔｅｒｎＲｅｄＣｅｄａｒに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が８０°を越えない組成物。
２．前記樹脂または油対（ｉ）と（ｉｉ）と（ｉｉｉ）の総量の重量比が１０：１から６０：１である上記１記載の組成物。
３．前記重量比が３０：１から５０：１である上記２記載の組成物。
４．下塗り剤の形態でありそして前記重量比が２．５：１から２０：１である上記１記載の組成物。
５．前記接触角が６０°を越えない上記のいずれか１項記載の組成物。
６．前記接触角が３５°から５５°である上記５記載の組成物。
７．固体含有量が２５重量％から７５重量％である上記のいずれか１項記載の組成物。
８．前記樹脂がシリコン、アルキド樹脂、ロジンエステル、ポリウレタンまたはアクリル系ポリマーである上記のいずれか１項記載の組成物。
９．２種以上の異なる樹脂を含んで成る上記のいずれか１項記載の組成物。
１０．アルキド樹脂とロジンエステルを含んで成る上記９記載の組成物。
１１．前記油が脂肪油、乾燥油、脱水油、炭化水素／鉱油または精油である上記のいずれか１項記載の組成物。
１２．前記架橋剤がジルコニウム錯体である上記１記載の組成物。
１３．前記増粘剤が０．３から４重量％の量で存在している上記いずれか１項記載の組成物。
１４．前記増粘剤がポリウレタン、セルロース、キサンタンゴム、アクリル系増粘剤またはキレート増粘剤である上記のいずれか１項記載の組成物。
１５．顔料を含んで成る上記のいずれか１項記載の組成物。
１６．本実施例のいずれか１つに実質的に記述した如き上記１記載の組成物。
１７．上記のいずれか１項記載の組成物を製造する方法であって、前記アミンと酸を水中で場合により熱をかけて混合し、前記樹脂および増粘剤を加え、その結果として生じた混合物を冷却しそして前記複合架橋剤を添加することを含んで成る方法。
１８．前記酸が固体でありそしてそれを水添加前に溶融させておく上記１７記載の方法。
１９．本実施例のいずれか１つに実質的に記述した上記１６記載の方法。
２０．コーティング組成物をＷｅｓｔｅｒｎＲｅｄＣｅｄａｒに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が８０°を越えないような水性コーティング組成物の調製における、上記１で定義した如き成分（ｉ）、（ｉｉ）および（ｉｉｉ）から誘導された組成物の使用。