JP2001525442A - コーティング組成物で用いられる分散された樹脂 - Google Patents

コーティング組成物で用いられる分散された樹脂

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Abstract

(57)【要約】 基質の被覆で用いるに適した水性組成物を記述する。この組成物は、(i)炭素原子を3から22個含む少なくとも1種のカルボン酸と(ii)炭素原子を2から25個含む少なくとも1種の未置換もしくは置換脂肪族アミンもしくは多官能芳香族アミン、の反応生成物、(iii)元素周期律表のIa、IIa、IIIaまたはIVa族の第一列および第二列の遷移金属に属する金属を含有する複合架橋剤、(iv)樹脂または油、但しこの樹脂または油対(i)と(ii)と(iii)の総量の重量比が少なくとも2.5:1である、および(v)増粘剤、を含んで成っており、この組成物をWestern Red Cedarに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角は80°を越えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はコーティング(coating)組成物、例えば塗料などで用いられ
る分散された樹脂(dispersed resins)に関する。
【0002】 近年、乳化塗料とは別に、水を基とする塗料に対する需要が増大してきている
。そのような塗料の調製は、樹脂または他のフィルム形成材料(film fo
rming materials)を乳化させそしてその乳化させた組成物に適
宜顔料を添加することで行われる。乳化を補助する目的で界面活性剤を添加する
のが通常の実施である。しかしながら、界面活性剤の使用に伴う問題の1つは、
これを用いると樹脂の乳化が助長されはするがまた結果として生じる被膜が水透
過性に対して示す感受性がより高くなる傾向がある点にある。このことは、水を
基とする塗料を鉄金属に塗布すると湿った条件下で被膜の下に錆が生じることか
ら特に注目に価する。このような影響は界面活性剤の表面活性によって引き起こ
される。従って、界面活性剤をそのような調合物を調製する時に用いることを有
効にしている正にそのような特性が、それを用いて生じさせる被膜に悪影響を与
える。
【0003】 今回、驚くべきことに、特別な界面活性剤系は樹脂などの乳化で効果を示すが
その後にそれの界面活性効果が通常の界面活性剤が与える有害な影響が観察され
ないか或は大きく軽減されるほど失われることを見い出した。
【0004】 (i)炭素原子を3から22個含む少なくとも1種のカルボン酸と (ii)炭素原子を2から25個含む少なくとも1種の未置換もしくは置換脂肪
族アミンもしくは多官能芳香族アミン、 の反応生成物、 (iii)元素周期律表Cotton & Wilkinson,Inorga
nic Chemistry,John Wiley & Sons,1988
参照);のIa、IIa、IIIaまたはIVa族の第一列および第二列の遷移
金属に属する金属を含有する複合架橋剤(complex crosslink
ing agent)、 (iv)樹脂または油、但しこの樹脂または油対(i)と(ii)と(iii)
の総量の重量比が少なくとも2.5:1である、および (v)増粘剤、 を含んで成る水性組成物であって、この組成物をWestern Red Ce
darに塗布することで得られる連続乾燥層(continuous dry
layer)と水が形成する接触角は80°を越えない。
【0005】 前記樹脂または油(本明細書では以降簡単に「樹脂」と呼ぶ)の上限は特に重
要ではないが、前記重量比を一般に2.5:1から100:1またはそれ以上に
する。より通常には、前記重量比を5:1から75:1、特に10:1から60
:1にする。好適な比率は、前記樹脂を乳化させることを意図するコーティング
組成物の種類に依存する。下塗り剤(primer)の場合に特に好適な範囲は
2.5:1または2.6:1から20:1である一方、塗料の場合に特に好適な
範囲は30:1から50:1である。
【0006】 前記樹脂を乳化させた調合物はそのままコーティング組成物として使用可能で
あるか或はそれに通常の材料、例えば顔料などを添加することも可能であること
は理解されるであろう。
【0007】 成分(i)と(ii)が一緒に反応することは理解されるであろう。ある場合
、特に前記酸が固体の場合には、典型的に、その固体状の酸(固体状のアミンは
一般に水に易溶である)を溶融させることを通して、これらの成分を反応させる
必要がある。その後、即ち本組成物を基質に塗布した後、前記反応生成物が前記
架橋剤と反応し、このようにして、その被膜は水透過性に対してより高い抵抗を
示すようになる。
【0008】 前記被膜の乾燥に要する時間は、勿論、いろいろな要因、例えば水含有量およ
び大気の状態などに依存するであろう。しかしながら、それの乾燥に要する時間
は、典型的に、(i)と(ii)の反応生成物が前記架橋剤と反応する時間であ
る24時間以内であろう。実質的な架橋が起こる時間は前記時間よりも有意に短
い。例えば6時間以内に80%の架橋が起こり得る。
【0009】 前記架橋剤が使用に先立って早期に反応しないようにする目的で本組成物を密
封空間(confined space)内に貯蔵すべきである。
【0010】 この乳化させた調合物の固体含有量は多様であるが、これを典型的には15重
量%から75重量%、一般に25重量%から75重量%、より特別には35重量
%から55重量%にする。前記反応生成物の濃度を一般に0.1から10重量%
、好適には0.5から3重量%、特に0.5から1.5重量%にする。
【0011】 本発明で用いることができる典型的な樹脂には、シリコン類、アルキド樹脂、
ロジンエステル、ポリウレタン類およびアクリル系ポリマー類(acrylic
polymers)が含まれる。このような樹脂の代わりに油を用いることも
可能である。ある調合物では特別な効果が得られるようにそれらの組み合わせを
用いる方が望ましいことは理解されるであろう。特に下塗り剤の場合、2種類の
異なる樹脂、例えばアルキド樹脂とロジンを用いるのが好適である[前記樹脂の
一方、例えばアルキド樹脂が基質にある程度浸透する一方で、他方、例えばロジ
ンが表面に留まって、次の塗料層のための「鍵」として働くように]。
【0012】 本発明で用いるシリコン樹脂は、一般に、式 Mαβγδ(OR)ε (I) [式中、 M=R123SiO1/2 D=R45SiO2/2 T=R6SiO3/2 Q=Si O4/21,R2,R345およびR6は、同一もしくは異なっていてもよく、C1 −C12、特にC1−C8炭化水素基を表し、 R:水素原子または線状もしくは分枝C1−C4アルキル基] で表されるが、コポリマーの場合には、TもしくはQ基の少なくとも1つが含ま
れ、記号α、β、γ、δは、独立して、タイプM、D、TおよびQに含まれるケ
イ素原子の数[式(I)で表される樹脂に含まれるケイ素原子を基準]に相当す
る数を表し、記号Еは末端≡SiORのモル分率[式(I)で表される樹脂に含
まれるケイ素原子を基準]を表し、これらの記号は下記の範囲: α: 0から0,5 β: 0から0,95 γ: 0から0,9 δ: 0から0,8 ε: 0,5から2 を有し、ここで、 α+β+γ+δ=1 である。
【0013】 基Mは、Mが2つ以上存在する場合、同一もしくは異なっていてもよく、基D
およびTにも同様な注釈を適用する。基ORも同様に同一もしくは異なっていて
もよい。
【0014】 本発明の好適な態様に従う樹脂は、R1からR6が同一もしくは異なっていてC 1 −C8線状もしくは分枝アルキル基を表し、Rが水素原子またはC1−C4線状も
しくは分枝アルキル基である式(I)で表されるコポリマーであり、このコポリ
マーは、1つ以上の基MおよびDに結合しているT基を少なくとも1つ含む(記
号γが0以外の数である)。
【0015】 好適な樹脂は以下に示す式AおよびBで表される樹脂である: A:コポリマーMαβγδ(OR)ε (II)ここで、 A1. 1番目の定義に従う: R1からR6:同一もしくは異なるC1−C8アルキル基; R:水素原子またはC1−C4アルキル基、 α: 0,1から0,3 β: 0,1から0,5 γ: 0,4から0,8 ε: 0,08から1,5 ここで、 α+β+γ=1 A2. 2番目の定義に従う: R1からR6:C1−C3アルキル基; R:水素原子またはC1−C4アルキル基、 α: 0,1から0,3 β: 0,1から0,5 γ: 0,4から0,8 ε: 0,08から1,5 ここで、 α+β+γ=1 B:コポリマーDβγ(OR)ε (III)ここで、 B1. 1番目の定義に従う: R4からR6が、同一もしくは異なっていてもよく、C1−C8線状もしくは分枝ア
ルキル基を表し; R:水素原子またはC1−C4線状もしくは分枝アルキル基、ここで、置換基R4 からR6の1つ以上の少なくとも25%がC3−C8線状もしくは分枝アルキル基 であり、 β: 0,2から0,9 γ: 0,1から0,8 ε: 0,2から1,5 B2. より好適な定義に従う: R4およびR5:同じで、C1−C2アルキル基を表し; R6:C3−C8線状もしくは分枝アルキル基; R:水素原子またはC1−C3線状アルキル基、 β: 0,2から0,6 γ: 0,4から0,8 ε: 0,3から1,0 一般に、基R1からR6は各々線状もしくは分枝アルキル基、例えばメチル、エ
チル、プロピル、ブチルまたはイソブチルなど、アルケニル基、例えばビニルな
ど、アリール基、例えばフェニルまたはナフチルなど、アリールアルキル基、例
えばベンジルまたはフェニルエチルなど、アルキルアリール基、例えばトリルま
たはキシリルなど、またはアラアリール基、例えばビフェニルなどであってもよ
い。
【0016】 本発明で用いることができる典型的なアルキド樹脂には乾燥および未乾燥両方
のアルキド樹脂が含まれる。従って、適切なアルキド樹脂には、長い炭素鎖、例
えばC16−C22、特にC18を有していて不飽和二重結合を典型的に1つまたは2
つ有する油、例えばアマニ油、大豆油または紅花油などが用いられている油型(
これらは好適である)ばかりでなくブローン(blown)ナタネ油、ヒマシ油
、ヤシ油および綿実油など、そしてアルコール類、例えばペンタエリスリトール
およびグリセロールまたはアルコール類の混合物が用いられているアルコール型
アルキド樹脂に加えて、修飾アルキド樹脂、例えばウレタン、無水フタル酸、イ
ソフタル酸またはヒドロキシル化ポリエステル(hydroxylated p
olyester)などを用いた修飾を受けさせたアルキド樹脂、または油を含
まないアルキドが含まれる。
【0017】 本発明で使用可能な他の樹脂には、ロジンエステル類(これらが好適である)
、ポリウレタン類、アクリル系ポリマー類、エポキシ樹脂、尿素/ホルムアルデ
ヒド樹脂およびメラミン樹脂が含まれる。用いることができる適切なロジンエス
テルの典型的な例には、トリエチレングリコール(これが好適である)、グリセ
ロールエステル類、ペンタエリスリトールのエステル類およびジエチレングリコ
ールのエステル類から誘導されたロジンエステル類ばかりでなく、液状のロジン
類、そして修飾を受けさせたか或は重合させたロジン類のエステルが含まれる。
【0018】 用いることができる適切な油には、脂肪油および乾燥油(drying oi
l)、例えばアマニ油、ナタネ油、魚油、ヒマワリ油および紅花油(これらが好
適である)ばかりでなく、トウモロコシ油、大豆油、キリ油および脱水油(de
hydrated oils)、例えばヒマシ油など、炭化水素/鉱油、例えば
パラフィン油、ホワイト油およびプロセス油など、そして精油、例えばラベンダ
ー油(これが好適である)ばかりでなくバラ油および松油などが含まれる。また
シリコン油を用いることも可能である。
【0019】 本発明で用いる組成物に含める複合架橋剤は、元素周期律表のIa、IIa、
IIIaまたはIVa族の第一列および第二列の遷移金属に属する金属を1つ以
上含有する。現実に、この金属が使用する樹脂と反応しないようにこれを選択す
べきである。好適な架橋剤は亜鉛、アルミニウム、チタン、銅、クロム、鉄、ジ
ルコニウムおよび/または鉛を含有する。
【0020】 前記架橋剤は前記金属(類)の塩または錯体であってもよい。前記塩は酸性、
塩基性または中性であってもよい。適切な塩にはハロゲン化物、水酸化物、炭酸
塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、燐酸塩などが含まれる。
【0021】 好適な架橋剤はジルコニウムの錯体、例えばGB−1002103に記述され
ている錯体であり、このような錯体は、モノカルボン酸を少なくとも2つ(一方
の酸基の炭素原子数は1から4で他方の炭素原子数は5以上である)を伴うジル
コニル基の塩であり、これの調製は、炭素原子数が1から4のカルボン酸と炭酸
ジルコニルペーストを還流させた後に炭素原子数が5以上のカルボン酸を添加す
ることで実施可能である。また、水溶性の無機金属化合物を用いることも可能で
ある。炭酸アンモニウムジルコニウムが特に好適である。
【0022】 このような金属錯化剤(metal complexing agent)を
、典型的には、前記アミン/酸反応生成物を基準にしておおよそ化学量論的量で
用いる。一般的には、このような金属錯化剤の量が前記化学量論的量を越えない
ようにすべきである、と言うのは、これの量を多くするにつれて本コーティング
組成物の安定性が低下する傾向があるからである。一般的には、前記金属と反応
生成物のモル比を1:1から0.1、一般に0.75から0.2、好適には0.
6から0.4にする。この量をあまりにも少なくすると本コーティング組成物が
充分な耐水性を示さなくなる。
【0023】 前記カルボン酸は、場合により例えばヒドロキシなどで置換されていてもよく
、直鎖もしくは分枝鎖であってもよく、飽和もしくは不飽和C3−C22、好適に はC10−C18脂肪酸、例えばオレイン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、リ
シノール酸またはトール油脂肪酸などである。
【0024】 前記未置換もしくは置換脂肪族アミンまたは多官能芳香族アミンは、これを前
記カルボン酸と反応させた時に水に分散し得る化合物が生じるように、好適には
水溶性である。これは第一級、第二級または第三級アミンであってもよく、これ
らは場合により例えば1つ以上のヒドロキシルで置換されていてもよく、または
アミド、例えば式 R−C(O)−NR12 [式中、 R、R1およびR2は、各々、水素、または場合により置換されていてもよい炭素
原子数が1から5のアルキル基を表す] で表されるアミドの形態であってもよい。前記場合により置換されていてもよい
基の適切な置換基には、ハロゲン、ヒドロキシまたはアルキル基(好適には炭素
原子数が1から5)が含まれる。
【0025】 適切なアミン類および置換アミン類の例には、エチルアミン、2−アミノ−2
−メチル−プロパン−1−オール、ジエチルアミン、トリエチルアミン、2−ア
ミノ−2−エチル−プロパン−1,3−ジオール、3−アミノ−1,2−プロパ
ン−ジオール、ホルムアミド、アセトアミド、N−エチルアセトアミド、N,N
−ジメチル−ブチルアミド、ヒドラジン、ヘキサメチレンジアミンおよびトリス
−ヒドロキシ−メチル−アミノメタンが含まれる。
【0026】 本分野の技術者は、酸とアミンの個々の組み合わせを使用する樹脂および所望
の固体含有量に応じて選択すべきであることを理解するであろう。このような酸
の性質によって反応生成物が固体状であるか或は液状であるかが決定される。反
応生成物が固体状であると溶解度が制限され、その結果として、用いることがで
きる量が少なくなりはするが、乳化が困難な樹脂、例えばロジンなどの場合には
有効である。それとは対照的に、液状の酸と固体状のアミンの反応生成物は、固
体含有量が高い場合、例えばアルキド樹脂の場合に使用可能である。
【0027】 本組成物の粘度を高くしようとする場合、従って本コーティング組成物のはけ
塗り性を向上させかつまた本組成物がこれで処理すべき基質の表面の下方に浸透
する度合も低くしようとする場合には、増粘剤が本組成物に含める必須材料であ
る。このような増粘剤を一般に少なくとも0.1重量%の量で存在させる。この
ような増粘剤を典型的には0.1から5%、特に0.3から4%の量で存在させ
るが、下塗り剤の場合には、それの濃度が一般に1重量%を越えないようにする
。適切な増粘剤には、ポリウレタン類、特に水溶性のノニオン性ポリウレタン類
、セルロース類、例えばヒドロキシエチルセルロースなど、そしてキサンタンゴ
ム、アクリル系増粘剤(acrylic thickeners)、例えばアル
カリ可溶ポリアクリレートエマルジョン(alkali soluble po
lyacrylate emulsions)など、そしてキレート増粘剤、例
えばアンモニア性(ammoniacal)ジルコニウム化合物など(これらを
好適には0.3から2重量%の量で存在させる)、そして粘土(これを好適には
1から4重量%の量で存在させる)が含まれる。
【0028】 本発明の組成物を主に下塗り剤およびアンダーコート(undercoats
)として用いることを意図することは理解されるであろう。従って、結果として
生じる被膜がトップコートを受け入れるに適切でなければならない。この目的で
、その表面は、勿論、はっ水性であってはならない。従って、前記基質(sub
strate)と水の間の接触角は80°を越えるべきでない。この接触角は一
般に60°を越えるべきでなく、好適には50°以下でなければならない。従っ
て、前記接触角は典型的に60°から30°、特に55°から35°である。
【0029】 この接触角の測定は、最初に本組成物の連続層を木サンプルに塗布することを
通して実施可能である。この目的で、平らにしておいた良好な状態のWeste
rn Red Cedarを基質として用いることができる。次に、これに本組
成物を塗布して良好な連続層を生じさせる。これを、一般に、本組成物を2度塗
りすることで最良に達成する。塗布可能な最大量は明らかに配合に伴って変わる
が、これで前記木を良好に被覆することで充分である。このコートまたはコート
類を乾燥させた後、接触角を測定する。例えばKruss接触角測定装置G1を
用い、一度蒸留しておいた水の滴を表面に付けることを通して、接触角の測定を
行うことができる。平衡状態に到達した後に測定を行うべきである。これは前記
木サンプルに伴って変わるであろう。多くの場合、3から5分で平衡状態に到達
するが、ある場合には、より長い時間、例えば約30分要する。前記木表面の変
動を考慮に入れて、測定を5回行って平均値を計算するのが望ましい。
【0030】 前記乳化樹脂もしくは油調合物または結果として生じさせるコーティング組成
物のいずれかに存在させることができる他の材料には、顔料および染料(典型的
には3重量%から30重量%の量)、腐食防止剤、例えば燐酸亜鉛など(典型的
には2重量%から5重量%の量)、増量剤、例えば炭酸カルシウム、シリカ、重
晶石およびタルクなど(典型的には1重量%から3重量%の量)、ベントナイト
(約1重量%以下の量)、殺生物剤(1重量%以下の量)、湿潤剤(wetti
ng agents)、例えば燐酸エステルなど(0.5重量%以下の量)、合
着剤(coalescing agents)、例えばブチルジグリコールなど
(典型的には約5重量%以下の量)、消泡剤(典型的には0.5重量%以下の量
)、抗酸化剤(典型的には0.5重量%以下の量)、そして接着促進剤、例えば
アクリル系ラテックスなど(典型的には1から10重量%の量)、そしてワック
ス類[石油ワックス類、例えばパラフィンワックス(精製、部分精製または未精
製)、微結晶性ワックスおよび粗ろうなど、植物性ワックス類、例えばモンタン
ろう、カルナウバろうおよびカンデリラろうなど、動物性ワックス、例えばみつ
ろうまたはシェラックワックスなど、炭化水素鉱物ワックス、例えばセレシンな
ど、合成ワックス、例えばポリエチレンワックスなど、そしてワックス類の混合
物、例えばパラフィンワックスと微結晶性ワックスの混合物などが含まれる]が
含まれる。石造建築用塗料などの場合には、そのような塗料で通常用いられる小
型グリット(grits)および充填材、例えばカオリン、二酸化チタンおよび
シリカなどを添加することも可能である。前記樹脂の性質に応じて、未乾燥アル
キド樹脂用の架橋剤、例えばメラミン樹脂などばかりでなく、金属、例えばコバ
ルト、ジルコニウム、亜鉛、カルシウム、リチウム、マンガン、アルミニウムお
よび鉛などを基とする乾燥剤、例えばカプリル酸コバルトまたはカプリル酸ジル
コニウムなどを含めるのが望ましい可能性がある。
【0031】 本組成物の残りは勿論水である。
【0032】 本発明の乳化樹脂組成物を調製する時、典型的には、前記アミンおよび酸を水
に入れて加熱、例えば75℃から80℃に加熱して均一にする。次に、前記樹脂
と一緒に前記増粘剤および任意の添加剤を添加して、この混合物を冷却した後、
前記金属錯体を添加する。顔料などを添加した後、この混合物を均一にすること
で、コーティング組成物への変換を行う。
【0033】 以下に示す実施例で本発明のさらなる説明を行う。
【0034】 実施例1 下記の材料を用いてアルキドエマルジョンを調製した: グラム AEPD(2−アミノ−2−メチル− 0.60 プロパン−1−オール) ステアリン酸 1.40 魚油アルキド 40.00 炭酸アンモニウムジルコニウム 6.10 (AZC) 10%のカプリル酸コバルト 0.20 18%のカプリル酸ジルコニウム 0.02 Meko(抗酸化剤) 0.40 水1 0.90 Coatex BR125(ポリウレタン 0.10 増粘剤) 水2 149.18 AF1907(消泡剤) 0.10 0.88のアンモニア 1.00 200.00 下記の様式で調合物を調製した: 1. AEPD、ステアリン酸および水2を仕込む。75−80℃に加熱。 2. 6000RPMで均一にする。 3. アルキドを加える。 4. Mekoと混合した乾燥剤(driers)を加える。 5. 均一にしながら30−35℃に冷却し、均一にするのを止める。 6. AZCおよび0.88のアンモニアを加えて混合する。 7. Coatexと水1の予備混合物を加える。 8. 充分に撹拌する。 9. びんに詰める。
【0035】 結果として得たアルキドエマルジョンをストローブまつ(white pin
e)に塗装することを通して、この組成物が水吸収の防止で果す効果を対照と対
比させて測定した。得た結果は下記の通りである:
【0036】
【表1】
【0037】 実施例2 以下に示すパートAとBから下記の調合物を調製した:
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】 下記の手順を用いて450グラムのパートAと56.25グラムのパートBと
56.25グラムのDS1029、即ち接着を補助するアクリル系エステルを混
合した: パートA: 1. 水2、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、トール油脂肪酸および
A 90アルキドを仕込む。 2. 40℃に加熱して6000RPMで均一にする。 3. 5分間均一にした後、<30℃に冷却する。 4. RHODOPOL 23と水1の予備混合物を加える。 5. 顔料を加える。 6. AF1907を加える。 7. 炭酸アンモニウムジルコニウムを加える。 パートB: 1. 水2、AEPD、ステアリン酸およびBevitack 210を仕込む
。 2. 70−75℃に加熱して6000RPMで均一にする。 3. 5分間均一にした後、<30℃に冷却する。 4. RHODOPOLと水1の予備混合物を加える。 5. 顔料を加える。 6. AF1907を加える。 7. 炭酸アンモニウムジルコニウムを加える。
【0041】 結果として得た調合物の水吸収率を対照、即ち溶媒を基とする市販品および水
を基とするアルキド樹脂調合物に対比させて評価した。この水を基とする調合物
の固体含有量は30%である一方、本実施例の調合物の固体含有量は15%のみ
であった。得た結果を以下の表に示す。
【0042】 一度蒸留した水とWestern Red Cedarを用いて前記組成物の
接触角を測定し、被覆量(amount coated)は1平方メートル当た
り52mlであった。
【0043】
【表4】
【0044】 実施例3 下記の調合物を調製した: グラム AEPD 1.20 ステアリン酸 2.80 乾燥油 120.00 ネオデカン酸亜鉛 0.38 10%のカプリル酸コバルト 0.60 18%のカプリル酸ジルコニウム 0.60 Meko 0.60 水 261.50 AZC 12.30 400.00 下記の手順で調合物を得た: 1. AEPDとステアリン酸塩を水中で80℃−85℃に加熱する。 2. 6000RPMで均一にする。 3. 乾燥油、乾燥剤、Mekoを加えて混合する。 4. 6000RPMで10分間均一にする。 5. ホモジェナイザー(homogeniser)の速度を下げて最低限にし
て<35℃に冷却する。 6. AZCを加える。
【0045】 この組成物で被覆した松の水吸収率と膨潤を対照のそれらと比較する。対照の
場合の膨潤%は2.36で吸収された水の%は49.5であったが、本発明の生
成物の場合の値はそれぞれ0.26および3.10のみであった。
【0046】 膨潤試験の結果として、対照の場合には30分後および120分後のそれぞれ
で2.7%および4.3%の値が得られた。本実施例の調合物の場合の相当する
値は0.25%および0.9%のみであった。
【0047】 実施例4 下記の配合を用いた: グラム AEPD 1.5 ステアリン酸 3.5 A90アルキド 200.0 AZC 15.4 水 279.6 500 下記の方法を用いて調合物を得た: 1. AEPDおよびステアリン酸塩を水中で80℃に加熱する。 2. 6000RPMで均一にする。 3. アルキドA90をできるだけ迅速に加える。 4. 6000RPMで2分間均一にする。 5. ホモジェナイザーの速度を下げて最低限にして<35℃に冷却する。 6. AZCを加えて穏やかに混合した後、取り出してびん詰めにする。
【0048】 この組成物で被覆した松の水吸収率と膨潤を対照と比較して測定した。対照の
場合の膨潤%は2.36で吸収された水の%は49.5であったが、本発明の生
成物の場合の値はそれぞれ0.26および3.10のみであった。
【0049】 実施例5 重合させたアマニ油アルキド樹脂(50%)を用いた膨潤試験をストローブま
つに関して実施した。試験を、溶媒とアルキドの簡単な混合物、そして水を基と
していて前記アミンと酸を含有するエマルジョン(AZCの有り無し)に関して
実施した。この配合は下記の通りであった:成分 重量部 AEPD 3.62 ステアリン酸 8.38 アルキド 500.00 AZC 23.17 水 464.83 1000.00 下記の結果を得た: 膨潤(%) 2O吸収% ROB 30P 溶媒 3.12 30.12 水−AZCなし 2.59 18.56 水−AZCあり 1.25 9.74 ブランク 溶媒 4.71 45.59 水 3.74 54.46 「ブランク」は未処理の木である。 AZCの効果を明らかに見ることができる。
【0050】 実施例6 前記実施例で用いた本発明の調合物に含有させるZrの充填率を変えて安定性
を試験した。得た結果を以下の表に示す:
【0051】
【表5】
【0052】 これらの結果は、Zrの量を化学量論的量より低い量にまで下げると安定性が
向上することを示している。
【0053】 また、Zr:石鹸の比率を変えた時の膨潤(ストローブまつの)および水吸収
率の影響を調査する試験も実施した。得た結果は下記の通りであった。
【0054】
【表6】
【0055】 この結果は、性能をあまり失わせることなくZrの濃度を下げることができる
ことを示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項12】 前記架橋剤がジルコニウム錯体である請求項記載の組成
物。
請求項13】 前記増粘剤が0.3から4重量%の量で存在している前請
求項いずれか1項記載の組成物。
請求項14】 前記増粘剤がポリウレタン、セルロース、キサンタンゴム
、アクリル系増粘剤またはキレート増粘剤である前請求項のいずれか1項記載の
組成物。
請求項15】 顔料を含んで成る前請求項のいずれか1項記載の組成物。
請求項16】 本実施例のいずれか1つに実質的に記述した如き請求項1
記載の組成物。
請求項17】 前請求項のいずれか1項記載の組成物を製造する方法であ
って、前記アミンと酸を水中で場合により熱をかけて混合し、前記樹脂および増
粘剤を加え、その結果として生じた混合物を冷却しそして前記複合架橋剤を添加
することを含んで成る方法。
請求項18】 前記酸が固体でありそしてそれを水添加前に溶融させてお
く請求項17記載の方法。
請求項19】 本実施例のいずれか1つに実質的に記述した請求項16
載の方法。
請求項20】 コーティング組成物をWestern Red Ceda
rに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が80°を越えな
いような水性コーティング組成物の調製における、請求項1で定義した如き成分
(i)、(ii)および(iii)から誘導された組成物の使用。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 (i)炭素原子を3から22個含む少なくとも1種のカルボン酸と (ii)炭素原子を2から25個含む少なくとも1種の未置換もしくは置換脂肪
族アミンもしくは多官能芳香族アミン、 の反応生成物、 (iii)亜鉛、アルミニウム、チタン、銅、クロム、鉄、ジルコニウムまたは 鉛である 金属を含有する複合架橋剤(complex crosslinkin
g agent)、 (iv)樹脂または油、但しこの樹脂または油対(i)と(ii)と(iii)
の総量の重量比が少なくとも2.5:1である、および (v)増粘剤、 を含んで成る水性組成物であって、この組成物をWestern Red Ce
darに塗布することで得られる連続乾燥層(continuous dry
layer)と水が形成する接触角は80°を越えない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 本発明で用いる組成物に含める複合架橋剤は金属を1つ以上含有する。現実に
、この金属が使用する樹脂と反応しないようにこれを選択すべきである。このよ うな 架橋剤は亜鉛、アルミニウム、チタン、銅、クロム、鉄、ジルコニウムおよ
び/または鉛を含有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 167/08 C09D 167/08 175/04 175/04 183/04 183/04 193/04 193/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4J038 BA012 BA022 BA201 BA231 CG001 CG002 DA141 DA161 DB001 DD121 DD231 DG001 DG002 DL031 HA126 HA216 HA296 HA336 HA376 HA426 JA38 JB03 JB04 JB09 JB12 JB17 JC38 KA03 KA07 MA08 MA10 NA02 NA26 PC06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)炭素原子を3から22個含む少なくとも1種のカルボ
    ン酸と (ii)炭素原子を2から25個含む少なくとも1種の未置換もしくは置換脂肪
    族アミンもしくは多官能芳香族アミン、 の反応生成物、 (iii)元素周期律表のIa、IIa、IIIaまたはIVa族の第一列およ
    び第二列の遷移金属に属する金属を含有する複合架橋剤、 (iv)樹脂または油、但しこの樹脂または油対(i)と(ii)と(iii)
    の総量の重量比が少なくとも2.5:1である、および (v)増粘剤、 を含んで成る水性組成物であって、この組成物をWestern Red Ce
    darに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が80°を越
    えない組成物。
  2. 【請求項2】 前記樹脂または油対(i)と(ii)と(iii)の総量の
    重量比が10:1から60:1である請求項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記重量比が30:1から50:1である請求項2記載の組
    成物。
  4. 【請求項4】 下塗り剤の形態でありそして前記重量比が2.5:1から2
    0:1である請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記接触角が60°を越えない前請求項のいずれか1項記載
    の組成物。
  6. 【請求項6】 前記接触角が35°から55°である請求項5記載の組成物
  7. 【請求項7】 固体含有量が25重量%から75重量%である前請求項のい
    ずれか1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記樹脂がシリコン、アルキド樹脂、ロジンエステル、ポリ
    ウレタンまたはアクリル系ポリマーである前請求項のいずれか1項記載の組成物
  9. 【請求項9】 2種以上の異なる樹脂を含んで成る前請求項のいずれか1項
    記載の組成物。
  10. 【請求項10】 アルキド樹脂とロジンエステルを含んで成る請求項9記載
    の組成物。
  11. 【請求項11】 前記油が脂肪油、乾燥油、脱水油、炭化水素/鉱油または
    精油である前請求項のいずれか1項記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記架橋剤が亜鉛、アルミニウム、チタン、銅、クロム、
    鉄、ジルコニウムおよび/または鉛を含有する前請求項のいずれか1項記載の組
    成物。
  13. 【請求項13】 前記架橋剤がジルコニウム錯体である請求項12記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】 前記増粘剤が0.3から4重量%の量で存在している前請
    求項のいずれか1項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記増粘剤がポリウレタン、セルロース、キサンタンゴム
    、アクリル系増粘剤またはキレート増粘剤である前請求項のいずれか1項記載の
    組成物。
  16. 【請求項16】 顔料を含んで成る前請求項のいずれか1項記載の組成物。
  17. 【請求項17】 本実施例のいずれか1つに実質的に記述した如き請求項1
    記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前請求項のいずれか1項記載の組成物を製造する方法であ
    って、前記アミンと酸を水中で場合により熱をかけて混合し、前記樹脂および増
    粘剤を加え、その結果として生じた混合物を冷却しそして前記複合架橋剤を添加
    することを含んで成る方法。
  19. 【請求項19】 前記酸が固体でありそしてそれを水添加前に溶融させてお
    く請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 本実施例のいずれか1つに実質的に記述した請求項17記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 コーティング組成物をWestern Red Ceda
    rに塗布することで得られる連続乾燥層と水が形成する接触角が80°を越えな
    いような水性コーティング組成物の調製における、請求項1で定義した如き成分
    (i)、(ii)および(iii)から誘導された組成物の使用。
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