JP2001523608A - ビードコアの無いタイヤビード - Google Patents

ビードコアの無いタイヤビード

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、回転軸線と0°≦γ≦16°である角度γをなすリム受座を有する軸方向幅がLのリムに装着され、2つの側壁(2)によって2つのビード(3)に結合されたトレッド及び少なくとも1つの補強要素から成るプライで作られた少なくとも1つの本体プライ補強部を有するタイヤに関する。本発明は、各ビード(3)にはビードワイヤが設けられておらず、本体プライ補強部(1)は、軸方向且つ半径方向に内方へ開いた25°以上の角度αの範囲内に位置した軸方向内縁部を形成するよう各ビード(3)内において、外側から内方へ軸方向及び半径方向に湾曲した子午線プロフィールを有し、その角度αを構成する辺のうち一方は回転軸線に平行であり、本体プライ補強部(1)は、各ビード(3)内で少なくとも外側に向かって半径方向に且つ内側に向かって軸方向において、ビード(3)内のカーカス補強部(1)の子午線プロフィールに実質的に平行な子午線プロフィールの少なくとも1つの連続した追加の層(6)によって補強され、該追加の層は、円周方向と−2.5°〜+2.5°の角度をなす非伸長性補強要素の少なくとも1つのプライ(61 ,62 ,63 )で構成された少なくとも1つの第1の部分を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、2つのサイドウォールにより2つのビードに結合された少なくとも
1つのトレッド及びカーカス補強部を有し、別個独立の内側チューブの有無にか
かわらず用いることができ、しかも標準型リムへの取付け後であって膨らまし後
、横揺れ可能な車両であればどれにでも装着されるようになったタイヤに関する
【0002】 タイヤは数種類のタイプの標準型リムに取付け可能である。かかるリムは、回
転軸線に対して傾斜していて、回転軸線と4°〜16°の角度をなす切頭円錐形
受座を有する場合がある。これらリムの中には、中空リム、半中空リムるたはド
ロップセンターリムと呼ばれる一体リム又は一時的又は「新型」リムと呼ばれる
数個の部分から成るリムがある。問題のリムは又、回転軸線に平行であって、一
般にフラットベース式と呼ばれるリム受座を有する場合がある。
【0003】 最も普及しているリムは、中空又はドロップセンターリムと呼ばれていて、取
付け溝を有し、この取付け溝の直径は、リムの呼び直径よりも明らかに小さい。
このリム溝の直径は、ユーザにより小さすぎると考えられているが、これを用い
ると、益々強力になっている車両の効果的なブレーキ作用に適した寸法のブレー
キドラムを選択することはできない。
【0004】 理由がなんであれ(理由についてほんの幾つかの例を挙げると、タイヤにより
接地面に及ぼされる圧力の減少、タイヤの横方向剛性の増強、リムの利用可能な
内部スペースの増加、或る特定の形式の機械の低重心化)、H/S形状比(偏平
比ともいう)の小さなタイヤを製造することが一段と強く望まれている。なお、
Hは、リムに取り付けた場合のタイヤの高さ、Sは、その最大軸方向幅である。
【0005】 特に大型車タイプの車両、例えばトラック、バス、地下鉄、トレーラユニット
、又は超大型車タイプの車両、例えば建設の際に用いられる荷積み機械、輸送機
械及び地ならし機又は飛行機に装着されるようになった形状比の小さなタイヤの
開発には極めて細心の注意が必要であり、特に、ビードの耐久性は、H/S比の
減少につれて著しく低下し、耐久性の不足は、タイヤのビード内に位置したカー
カス補強部の折返し部の端部又は補強プライの端部に見られ、ビードの構造は各
ビード内にカーカス補強部折返し部及び補強プライが設けられた従来構造であり
、その子午線プロフィールは、ビード領域内のカーカス補強部の子午線プロフィ
ールに実質的に平行である。さらに、このような形状比を用いると、タイヤ空気
圧を減少させることができるにもかかわらず、乗り心地が著しく悪くなり、これ
は、比較的凸凹した道路上を長距離走行するタイヤの場合、極めて耐えがたい場
合がある。
【0006】 かかる欠点を解決すると共にタイヤの製造を容易にするため、仏国特許出願第
94/14688号は、受座が回転軸線に対して4°〜16°の角度だけ傾斜し
ている中空リム又はドロップセンターリムに装着されるようになった形状比が0
.8未満のタイヤを提案している。かかるタイヤは、クラウン補強部の半径方向
下に位置したカーカス補強部を有し、カーカス補強部は、コード又はケーブルか
ら成る少なくとも1つのプライで構成されていて、折返し部を形成するよう外側
から内側に延びる定着用ビードワイヤの周りに各ビード内において上に折り曲げ
られており、折返し部は、円周方向に対して0°〜20°(0°を含む)の角度
に差し向けられた金属ケーブルから成る少なくとも1つの追加の補強プライによ
って補強され、補強された折返し部の子午線プロフィールは、リムに装着されて
いない状態のタイヤでは、上記リム受座上のビードワイヤの外接円の中心の投射
図の内側に向かって軸方向に配置された受座の少なくとも一部の子午線プロフィ
ールに実質的に平行である。
【0007】 タイヤの製造方法の開発は現在非常に高度に行われているが、ビードワイヤの
使用にあたっては、ビードワイヤの別個の製造及び加工(例えば、コーティング
)、ーワイヤの輸送及び成型ドラムへの取付け又はビードの製造のための所与の
支持体への取付けが必要であり、これら全ての作業は時間を要すると共に及び多
数の注意事項を必要とし、従ってコスト高になる。さらに、現行タイプは常時増
大する駆動トルクを受けるので、不適当な回転を回避するのに必要なリムへのク
ランプ力とリムへの取付けを可能にする最大クランプ力との妥協点を見いだすこ
とはカーカス補強部が巻き付けられるビードワイヤを備えたタイヤの現行型構造
の当業者には困難である。
【0008】 本出願人は意外にも、リムとビード受座の高さ位置でのリムとタイヤとの間の
接触圧の分布を非常に簡単且つ再現性のある仕方で制御できると共にできるだけ
規則正しくすることができ、他方、ビードの加熱度が高い場合でもカーカス補強
部の解けにくさを向上させることができることに気づいた。
【0009】 かくして、丸いフック付きのフランジを備えた軸方向幅Lの標準型リムに装着
されるようになっていて、2つのサイドウォールによって2つのビードに結合さ
れたトレッド及び少なくとも1つの補強要素から成るプライで作られた少なくと
も1つのカーカス補強部を有する本発明のタイヤは、子午線断面で見て、各ビー
ドにはビードワイヤが設けられておらず、カーカス補強部は各ビード内に湾曲し
た子午線プロフィールを有し、子午線プロフィールは、外側から内側に向かって
軸方向且つ半径方向において少なくとも1つの凹状円弧BCで形成され、該凹状
円弧は、場合によっては直線セグメントCDにより接線方向に延長されてビード
内にカーカス補強部の縁部が形成され、該カーカス補強部の縁部は、内側に向か
って軸方向に且つ半径方向に開いたせいぜい25°の値の鋭角αの範囲内に位置
し、この角度αを構成する辺のうち一方は、回転軸線に平行であり、カーカス補
強部は、各ビード内で少なくとも外側に向かって半径方向に且つ内側に向かって
軸方向において、ビード内のカーカス補強部の子午線プロフィールに実質的に平
行な子午線プロフィールの少なくとも1つの連続した追加の層によって補強され
、該追加の層は、円周方向と−2.5°〜+2.5°の角度をなす非伸長性補強
要素の少なくとも1つのプライで構成された少なくとも1つの第1の部分を有し
、追加の層の半径方向上端部は、回転軸線と回転軸線から最も遠くに位置した取
付けリムの対応のフランジの点との間の距離の少なくとも0.96倍に等しい距
離だけ回転軸線から離れて位置し、追加の層の軸方向内端部は、取付けリムの幅
Lのせいぜい0.43倍の距離だけ赤道面から離れて位置していることを特徴と
する。
【0010】 「子午線断面で見てリムフランジ」とは、以下のようにして形成された集成体
を意味するものとして理解されるべきであり、即ち、かかる集成体は、回転軸線
に実質的に垂直な部分を先ず最初に、リムフックと呼ばれる場合のあるものを形
成する円形部分によって外側に向かって半径方向に延長し、次にリムの軸方向外
端部を上記集成体に連結する円弧によって内側に向かって半径方向に延長させる
ことによって形成されたものである。
【0011】 「ビード内におけるカーカス補強部の子午線プロフィール」とは、子午線断面
で見たカーカス補強部の幾何学的中心線の子午線プロフィールを意味するものと
理解されるべきであり、この子午線プロフィールは、取付けリム及びタイヤの回
転軸線に平行であって、問題のビードに対応していて、回転軸線から最も遠くに
位置したリムフックの点を通る直線XX′の内側に向かって半径方向であると考
えられる。
【0012】 「非伸長性補強要素」とは、引張強さの20%の力でせいぜい1.5%の相対
伸び率を有するケーブル又はモノフィラメントを意味していると理解されるべき
である。追加の層は好ましくは、金属ケーブル又はモノフィラメント、「大型車
」又は「建設用」タイプのタイヤの場合、好ましくは鋼であるが、例えば飛行機
、農業用トラクタ又は乗用車用のタイヤの場合、有利には織編(又はテキスタイ
ル)要素、好ましくは芳香族ポリアミドで作られる。
【0013】 本発明の範囲には多数のリム及びタイヤが含まれ、カーカス補強部及び第1の
追加の層により形成された集成体の子午線プロフィール(これは、カーカス補強
部の子午線プロフィールに非常に密接に関連している)は、ビード内においてこ
のビードが取り付けられるリムの側の子午線プロフィールに適応すると有利であ
ろう。追加のプライの子午線プロフィールは、変形例として2つのプライ相互間
にゴムデカップリング層が存在する場合があることを除き、実際にはカーカス補
強部の子午線プロフィールとは異ならない(2つの子午線プロフィールが実質的
に平行であると言われるのはこのためである)。
【0014】 カーカス補強部の子午線プロフィールは、外側に向かって半径方向且つ軸方向
において第1の凹状円弧を更に有し、この円弧は、第2の円弧によって延長され
、第2の円弧は場合によっては、直線セグメントにより接線方向に延長される。
【0015】 第1の凹状円弧の半径方向外端部は、回転軸線から最も遠くに位置したリムフ
ランジの点の幾何学的軌跡である円弧の半径に等しい距離だけ回転軸線から半径
方向に離れている。第1の凹状円弧の半径方向外端部は、円弧とサイドウォール
内のカーカス補強部の凸状子午線プロフィールとの接点である。赤道面の跡であ
る2つの軸線及び回転軸線に対する円弧の曲率中心は、リムフックの曲率中心と
同一の座標を有している。カーカス補強部の子午線プロフィールの第1の円弧の
長さに関し、これは少なくとも0であり、ビード内におけるカーカス補強部の子
午線プロフィールは、直接、第2の凸状円弧で始まり、半径方向下端部が回転軸
線に垂直な線との接点となる円弧の長さにせいぜい等しい長さを有している。
【0016】 第1の円弧は、第2の円弧によって内側に向かって半径方向且つ軸方向におい
て接線方向に延長され、第2の円弧の曲率半径の値の範囲は、最小が5mm、最大
がカーカス補強部の子午線プロフィールと第1の円弧ABとの間の接点で測定し
たサイドウォール内のカーカス補強部の子午線プロフィールの曲率半径に等しい
値であり、該最大値は、第1の円弧の長さが0である場合に用いられる半径の値
である。
【0017】 第2の円弧は、直線セグメントによって第2の円弧の内側に向かって半径方向
且つ軸方向において接線方向に延長される場合があり、この直線セグメントの軸
方向内端部は又、カーカス補強部の子午線プロフィールの端である。直線セグメ
ントが付け加えられた第2の円弧の部分で構成されるカーカス補強部の子午線プ
ロフィールの軸方向内縁部は、第2の円弧の接線をなし且つ回転軸線と25°の
角度をなした半直線と回転軸線に平行な半直線のなす角度内に位置した子午線プ
ロフィールの部分であり、正確に言うと、その原点は、第2の円弧と25°に差
し向けられた半直線との接点である。
【0018】 第1の追加の層は、カーカス補強部の軸方向内端部よりも赤道面に近く又はこ
れから離れて遠くに位置した軸方向内端部を有する。軸方向内端部とカーカス補
強部の縁部の位置する角度の頂点との間の第1の追加の層は、ゴム配合物の最小
厚さだけカーカス補強部から離されており、この最小厚さは、2つの隣り合うプ
ライ及びプライに向いた圧延層の厚さの合計であり、これに対して上記頂点と半
径方向上端部との間のデカップリング厚さは、上記最小厚さの1.0〜1.8倍
である。
【0019】 上述したように、タイヤの中には、織編要素で作られたカーカス補強部を有す
るものがある。この場合、カーカス補強部の子午線プロフィールの端部は織編要
素製のカーカス補強部の端部に合体されず、この織編要素製カーカス補強部の端
部を第1の追加の層上に折り返すことができる。
【0020】 推奨タイヤ空気圧の高いタイヤの場合、第1の追加の層を、互いに重ねられ、
互いに長さが同一であっても同一でなくてもよい非伸長性補強要素の数枚の追加
のプライから成る2つの部分で形成するのがよい。非伸長性要素を設けることが
、回転軸線に平行な直線の外側に向かって半径方向に且つ回転軸線から、回転軸
線と回転軸線から見て最も遠くに位置した取付けリムの対応のフランジの点との
間の距離の0.96倍に等しい距離のところに配置されている追加の層の第1の
部分全体にとって必要であれば、第1の部分の延長部をなしていて、上記直線の
外側に向かって半径方向に、従ってタイヤのビード内及びサイドウォール内に位
置した追加の層の第2の部分を、非伸長性又は或る程度の伸長性を有し、又は少
なくとも上記部分を伸長可能にする補強要素で作るのがよく、かくして、好まし
くは金属製であって、弾性があると言われている、即ち、引張強さの20%に等
しい引張力を受けた場合に少なくとも1.5%の相対伸び率を有する連続要素を
上記部分に使用でき、或いは、上記層を形成する又は円周方向に不連続な要素で
できた一又は複数のプライの平面内に波形又はジグザグの補強要素が用いられ、
各不連続要素は、プライの円周方向長さの0.1〜1倍の円周方向長さを有し、
補強要素相互間の隙間は、軸方向に隣り合う列の隙間に対して子午線方向にずれ
ている。
【0021】 高いタイヤ空気圧の場合、第2の連続した追加の補強層が存在していることも
又、非常に有利であることが判明した。この第2の層も又、カーカス補強部の少
なくとも半径方向最も内側且つ軸方向最も外側のプライの外側に向かって軸方向
且つ内側に向かって半径方向において、実質的にビード内のカーカス補強部の子
午線プロフィールに平行な子午線プロフィールを有している。この層は、補強要
素から成る少なくとも1つのプライで作られている。この層は連続していると共
にこの層は、リムの回転軸線に平行であって、問題のビードに対応していて、回
転軸線から最も遠くに位置したリムフランジの点を通る直線の外側に向かって半
径方向に、しかしながら好ましくは内側に向かって半径方向に位置したその半径
方向上端部から赤道面に最も近いその軸方向内端部までその長さ全体にわたって
均質である。この場合、この層を円周方向と−2.5°〜+2.5°の角度をな
す非伸長性ケーブル、好ましくは金属製のケーブルで作ると有利である。第2の
追加の層は又、連続であるがその幅全体にわたって非均質であるのがよく、この
場合、かかる追加の層は2つの部分又は3つの部分で作られる。
【0022】 上記第2の層は、その半径方向上端部が回転軸線に平行であって、回転軸線か
ら最も遠くに位置したリムフランジの点を通る直線の内側に向かって半径方向で
あるような場合、2つの部分、即ち、半径方向上端部と、円弧の中心とカーカス
補強部の縁部の位置した角度αの頂点とのほぼ間に位置した点との間の第1の部
分と、第1の部分を内側に向かって軸方向に且つ内側に向かって半径方向に延長
させていて、上記点と赤道面に軸方向に最も近いその半径方向下端部との間に位
置した第2の部分とで形成されている。第1の部分は、非伸長性ケーブルから成
る少なくとも1つのプライで作られ、第2の部分は、有利には補強要素から成る
少なくとも1つのプライで作られ、上記プライは、横方向においてほんの僅かな
圧縮性を有し、有利には円周方向において伸長性を有するという性質を備え、そ
れにより第1に、ビード受座によりリム受座に及ぼされる圧力の簡単且つ再現性
のある制御が可能になり(本発明者は以外にも、かかる圧力が第2の追加の層の
第2の部分の一又は複数のプライを構成する補強要素の引張抵抗の関数であるこ
とに気づいた)、第2に、上記追加の層の製造中における布設が容易になる。
【0023】 第2の追加の層の半径方向上端部が回転軸線に平行であって、回転軸線から最
も遠くに位置したリムフランジの点を通る直線の外側に向かって半径方向である
場合、上述の第1及び第2の部分に加えて、回転軸線に平行であって、回転軸線
から最も遠くに位置した対応のリムフランジの点を通る直線の実質的に半径方向
上方に位置すると第3の部分を有するのがよい。
【0024】 第1の部分は、円周方向と−2.5°〜+2.5°の角度をなす非伸長性ケー
ブル、好ましくは鋼製の金属ケーブルで作られる。第2の部分は、有利には、補
強要素から成る少なくとも1つのプライで作られ、このプライは、横方向におい
てほんの僅かな圧縮性を有し、有利には円周方向において伸長性を有するという
性質を備え、それにより第1に、ビード受座によりリム受座に及ぼされる圧力の
簡単且つ再現性のある制御が可能になり(本発明者は以外にも、かかる圧力が第
2の追加の層の第2の部分の一又は複数のプライを構成する補強要素の引張抵抗
の関数であることに気づいた)、第2に、上記追加の層の製造中における布設が
容易になる。第3の部分に関しては、これは有利には補強要素から成る少なくと
も1つのプライで作られ、プライは円周方向において伸長性を有するという性質
を備えている。
【0025】 かくして、第2の追加の層の第2及び第3の部分のプライは、円周方向に差し
向けられた弾性連続の直線状補強要素で作られるのがよく、補強要素は好ましく
は、第1の追加の層の第2の部分に用いられる上述した要素と同一の金属又は織
編要素である。これら補強要素は、上述した性質と同一の性質をもつ平均的に円
周方向の向きの波形又はジグザグの補強要素又は不連続補強要素の列で作られる
のがよいが、この場合の補強要素又は不連続要素は、互いに平行であって実際に
は横方向に互いに隣接している。上記第2の部分の一又は複数のプライは又、円
周方向に対して少なくとも80°の角度に差し向けられた金属補強要素であり、
かかる補強要素は、互いに少なくとも0.2mmだけ円周方向に離されている。こ
の後者の場合、上記一又は複数のプライの一つ(又は幾つかの)幅を、かかるプ
ライをカーカス補強部の端部の上に折り返すことができるほどの大きさにすると
有利である。さらに、もし上記部分の一又は複数のプライを幾つかの円周方向補
強要素から成るストリップで形成すれば、第2の層の第2の部府の布設が一段と
容易になり、これらストリップは、円周方向に不連続であり、ストリップ相互間
の不連続の隙間は、円周方向と、カーカス補強部の補強要素が該円周方向となす
角度とは異なる角度をなし、これらの角度の差は、少なくとも10°である。
【0026】 カーカス補強部がせいぜい3つのプライで形成される場合、第2の追加の層は
、プライの枚数が幾つであっても、また補強要素の性質がどのようなものであっ
ても、その全体がカーカス補強部の半径方向最も内側且つ軸方向最も外側のカー
カスプライの外側に向かって軸方向且つ内側に向かって半径方向に配置されてい
る。カーカス補強部か少なくとも4つのプライで形成される場合、第2の追加の
層を形成するプライは有利には、これらのうち2つが1、2又は3つのカーカス
補強部プライで形成されるのがよいカーカスプライ群をぴったりと包囲するよう
なものである。
【0027】 本発明の特徴及び利点は、添付の図面を参照して以下の説明を読むと一層よく
理解されよう。
【0028】 農業用トラクタ用のサイズが540/65R26のタイヤは、0.65のH/
S形状比を有している。このタイヤのトレッド(図示せず)は、2つのサイドウ
ォール2によってビード3に結合されている。このタイヤは、クラウン補強部(
図示せず)の下に設けられたラジアルカーカス補強部1によって補強されており
、このカーカス補強部は、140×2ナイロン製ケーブル11,12から成る2
枚のラジアル織編(テキスタイル)プライで構成されている。子午線断面で見て
カーカス補強部の幾何学的中心線(破線で示す)の子午線プロフィール(このプ
ロフィールは、取付けリム及びタイヤの回転軸線に平行であって、問題のビード
に対応していて回転軸線から最も遠くに位置したリムフランジの点を通る直線X
X′の内側に向かって半径方向であると考えられる)は、第1の凹状円弧ABが
、Aのところでサイドウォール2内のカーカス補強部の子午線プロフィールと接
線の関係をなすと共にBのところで第2の凸状円弧BC(これはそれ自体、直線
セグメント(線分)CDによって内側に向かって接線方向且つ軸方向に延ばされ
ている)と接することによって形成され、Dは、カーカス補強部1の端であって
、赤道面のリム幅Lの0.4倍のところに軸方向に位置している。このタイヤは
寸法DW15のリムに取り付けられるようになっているので(リムの標準幅は3
81mmであり、回転軸線から最も遠くのそのリムフランジの点は、半径が356
mmの円上に位置している)、点Aは、回転軸線から345mmの距離のところに位
置すると共に赤道面(図示せず)から軸方向に183mmに等しい距離だけ離れて
位置している。点B(これは、第2の円弧BCとの接点である)は又、回転軸線
に垂直な直線との接点であり、かくして、円弧ABは最大長さを有している。し
たがって、子午線プロフィールは、内側に向かって軸方向且つ半径方向に開いた
角度αの範囲内に位置する軸方向内縁部SDを形成するよう外側から内側に向か
って軸方向且つ半径方向に延びた状態で湾曲しており、回転軸線と25°の角度
をなす角αを構成する辺のうちの一方は、第2の円弧BCとSのところで接して
おり、Sから始まる他方の辺は、回転軸線に平行である。
【0029】 ビード3内のカーカス補強部1は、直径が2.8mm、引張強さが少なくとも7
00daNであって、周囲方向に対して0°に差し向けられた非伸長性鋼の68
×23ケーブルで構成された追加のプライ6によって、内側に向かって軸方向に
且つ外側に向かって半径方向に補強されている。プライ6は、直線XX′の上に
位置した1つの半径方向上端部及びカーカス補強部の端に近い1つの半径方向下
端部を有している。この追加のプライ6は、ゴム製デカップリング層8によって
カーカス補強部2から分離されており、このゴム製デカップリング層8は、カー
カス補強部と追加のプライからなる集成体の疑似垂直方向断面において厚く、他
方、疑似水平方向断面ではカーカスプライ及び追加のプライのケーブルの2つの
圧延厚さの合計に等しい厚さであるに過ぎない特別な構造的特徴を有している。
ゴム層8は、相対伸び率が10%である場合において少なくとも30の引張弾性
率(割線モジュラス)を有している。
【0030】 内側に向かって半径方向に且つ外側に向かって軸方向に第2の追加のプライ7
が設けられており、この第2の追加のプライ7は、その第1の部分70が連続鋼
68×23ケーブルで作られており、これらのケーブルは、非伸長性であり、円
周方向に対してせいぜい2.5°の角度をなしている。この第2の追加のプライ
7の第1の部分70は、問題のビード3内のカーカス補強部1の子午線プロフィ
ールに平行である。第2の追加のプライ7の半径方向上端部は、回転軸線から見
て最も遠くのリムフックの点を通る回転軸線に平行な直線XX′の内側に向かっ
て僅か手前のところに位置しているが、第2の追加のプライ7の第1の部分70
は、カーカス補強部1の子午線プロフィールの点Sと同一の回転軸線に垂直な線
上に位置した半径方向下端部を有している。第2の追加のプライ7の第1の部分
70は、カーカス補強部1の子午線プロフィールに平行であって、9×28ケー
ブルで構成されると共に、円周方向に対して90°の角度をなしている第2の部
分71によって軸方向に延長されている。第2の部分71は、カーカス補強部1
及び第1の追加のプライ6の端部上に上方に折り返されていて、上方折返し部7
2を形成している。プライは全て、取付けリムと接触するようになった従来型保
護ゴム層5で外側に向かって半径方向に被覆されている。ビード全体は、追加の
層6の内側に向かって軸方向に且つ外側に向かって半径方向に1(又は2以上)
ゴムフィラー4によって構成されている。
【0031】 図2に示す寸法175/70R13のタイヤは、乗用車用のタイヤである。同
一の要素を示すために図1の符号と同一の符号が用いられており、このタイヤは
、ポリエステル製ケーブルの単一織編プライ1で形成されたカーカス補強部1を
有している。上述したように、ビード3内のカーカスプライ1の子午線プロフィ
ールは、円弧ABで構成され、この円弧ABは円弧BCに接しており、直線セグ
メントCDが円弧BCの接線をなすと共にその延長部をなしている。カーカス補
強部は、ビード内において、先ず最初に外側に向かって半径方向に且つ内側に向
かって軸方向に、円周方向に差し向けられた鋼製の9×28金属ケーブルで作ら
れている第1の追加のプライ6によって補強されると共に、第2に、内側に向か
って半径方向に且つ外側に向かって軸方向に、第2の追加のプライ7によって補
強されており、第2の追加のプライ7の2つの部分は、これ又円周方向に差し向
けられた同一の9×28ケーブルで形成されている。2つの追加のプライ6,7
の半径方向上端部が上述した条件を満足していれば、これらの半径方向下端部は
、カーカスプライの端よりも赤道面の方に近いという特別な構造的特徴を備え、
追加のプライの2つの縁部は隣り合うようになる。
【0032】 リムシートが15°の角度に傾斜したドロップセンターリムに取り付けられる
ようになった寸法385/65R22.5の「大型車」タイヤ(図3)は、上述
したのと同一の符号が用いられており、2つのサイドウォール2によって2つの
ビード3に結合されたトレッドを有している。鋼製の金属ケーブルから成る単一
のプライ1で作られたカーカス補強部は、このタイヤを補強している。カーカス
プライ1の子午線プロフィールはこれ又、2つの円弧AB,BCで構成されてお
り、円弧BCは回転軸線と20°の角度をなす直線セグメントCDによって延長
されている。点Aは、赤道面から、149mmに等しい長さ、即ちタイヤが取り付
けられるリム11.75の幅の0.5倍の長さだけ離れたところに位置し、これ
に対してDは、この赤道面から、このリムの幅の0.3倍に等しい長さだけ離れ
たところに位置している。円弧ABは、図3で分かるように、シート傾斜角が1
5°のリムのフランジの子午線プロフィールが特別な形状になっているので最大
可能長さを有しておらず、点Bは、回転軸線に垂直な直線の接点である。半径方
向外側及び軸方向内側の追加の層6は、円周方向に差し向けられた鋼製の68×
23金属ケーブルから成る2つのプライ61 ,62 で作られていて、その引張強
さは、少なくとも700daNである。2つのプライの半径方向下端部は、カー
カスプライの端部よりも赤道面から遠くに位置し、半径方向上端部は、直線XX
′の外側に向かって半径方向である。第2の追加の層に関していえば、これは以
下の3つの部分から成っている。
【0033】 1つは、半径方向上端部から、回転軸線に平行であって点Aを通る線まで延び
ていて、鋼で作られた金属ケーブルのプライでできた第3の部分73である。な
お、これら金属ケーブルは、プライの平面内で波形になっていて、平均的に円周
方向に向いたものであり、しかも波の振幅aと波長λの比a/λが0.03〜0
.1である。
【0034】 2つ目は、点Aから、カーカス補強部の子午線プロフィールの点Cを通り、下
の回転軸線に垂直な線まで延びていて、円周方向に差し向けられると共に直径が
2.8mmの鋼製の非伸長性金属68×23ケーブルのプライで作られた第1の部
分70である。
【0035】 3つ目は、点Cから始まり内側に向かって軸方向に延びていて、鋼製金属ケー
ブルのプライでできた第2の部分71であり、これらケーブルは、このプライの
平面において波形になっていて、第3の部分を形成するプライと同一構成のプラ
イで作られ、即ち、比a/λが同一であり、直径が1.4mmなので、第1の部分
70のケーブルの直径よりも小さな直径のものである。
【0036】 図4は、標準幅が495mmであり、シートが回転軸線に対して5°の角度をな
して傾斜したリムに取り付けられるようになっていて、組立て現場の機械に装着
されるようになった寸法26.5R25のタイヤを示している。このタイヤのカ
ーカス補強部は、上述の実施形態の場合と同様、鋼製の金属ケーブルで作られた
単一プライ1で構成されている。カーカスプライ1の子午線プロフィールは、単
一の円弧ADだけで作られているという特別な構造的特徴を有しており、この場
合、円弧ABの長さは0であり、直線セグメントCDは存在しない。円弧ADは
、サイドウォール2内のカーカス補強部1の子午線プロフィールに対してAのと
ころで接しており、その曲率半径は、Aのところでのカーカス補強部の子午線プ
ロフィールの半径に等しく、長さAD全体にわたって一定である。点Aは、赤道
面から、237mmに等しい距離、即ち、問題のタイヤが取り付けられるリムの幅
の0.48倍の長さだけ離れて位置し、点Dは、この赤道面からこのリムの幅の
0.36倍に等しい距離だけ離れて位置している。ビード内のカーカス補強部1
は、内側に向かって軸方向に且つ外側に向かって半径方向において、円周方向に
差し向けられた鋼製の非伸長性金属68×23FRケーブルの3つの追加のプラ
イ61 ,62 ,63 からなる集成体6によって補強されており、ケーブルの直径
は2.8mmに等しく、その引張強さは700daN以上である。幅が外側に向か
って半径方向に減少している3つのプライは、直線XX′の外側に向かって半径
方向上端部を有すると共にカーカス補強部1の端部よりも赤道面から僅かに遠く
に位置した半径方向下端部を有している。3つのプライは、点Sの上方で半径方
向にゴム層8によってカーカス補強部から離されており(なお、点Sは、第1に
回転軸線と25°の角度をなす円弧BCの接線及び第2に回転軸線に平行な線に
よって定まる角度の頂点である)、ゴム層の厚さは2mmであり、相対伸び率が1
0%の場合におけるその引張弾性率は40MPaである。2つの部分70,71
で構成された第2の追加の層は、問題のビード内の構造部材を構成している。外
側に向かって軸方向の第1の部分70は、鋼製の非伸長性金属27×23NFケ
ーブルの少なくとも1つのプライで作られ、これに対して第2の部分71は、円
周方向に不連続の鋼製非伸長性金属ケーブルの列で構成された少なくとも1つの
プライで作られ、ケーブル相互間の隙間は、子午線方向にずれていて、このよう
に作られたプライは、或る程度の円周方向伸長性を有するが、横方向における圧
縮性はほんの僅かである。第2の部分71の軸方向内端部は、カーカス補強部1
の半径方向下端部の外側に向かって軸方向に位置しており、第2の部分の幅は好
ましくは、ビード3の切頭円錐形シートの幅の0.7〜0.9倍であり、この第
2の部分の延長部をなす第1の部分70の半径方向上端部は、直線XX′の外側
に向かって半径方向に位置し、次の特別な構造的特徴を有している。即ち、直線
XX′の内側に向かって半径方向に位置した部分は、カーカス補強部1に隣接し
て位置しており、2つのプライのそれぞれのケーブルは、プライの従来の圧延厚
さだけ互いに離れており、直線XX′の外側に向かって半径方向に位置した部分
は、厚さが少なくとも2.5mmであって、層8を形成するゴム配合物の引張弾性
率(割線モジュラス)と同一の引張弾性率(割線モジュラス)のゴム配合物の層
9によってカーカス補強部1から大幅に引き離されている。カーカス補強部及び
追加の層によって形成された集成体の子午線プロフィールは、取付けリムとの結
合部を構成するゴム保護層5が、シートとビードの垂直方向部分を結合するビー
ドの丸み部分の高さ位置において著しく厚くなっているようなものである。この
場合、図4に示すように、層5を2つの部分、即ち、リムとの結合部をなす実質
的に一定厚さの第1の外側部分51及び三角形の形をしていて、部分51を形成
するゴム配合物の引張弾性率と比べて高い引張弾性率のゴム配合物で作られてい
る第2の内側部分52に分割すると有利であり、例えば、10%の相対伸び率に
おける部分52の引張弾性率は少なくとも30MPaであり、部分51の場合の
この引張弾性率は6MPaに等しい。
【0037】 図5A及び図5Bに記載された例は、軸方向幅が241mmであって、シートの
傾斜が5°である9.5×19リムに取り付けられるようになった寸法40×1
4.19の飛行機用タイヤに関している。問題のタイヤは、複数の、即ち数が6
のカーカスプライで作られたラジアルカーカス補強部1を備えたタイヤである。
カーカス補強部1の幾何学的中心線のプロフィール(破線で示されている)は、
これまた円弧AB及び円弧BCで形成されており、円弧BCは、直線セグメント
CDだけ内側に向かって軸方向に延長されており、Dは赤道面のリム幅の0.1
5倍に等しい距離のところに位置したカーカス補強部1の端である。第1の追加
の層6は、直径が2.8mm、引張強さが少なくとも700daNの鋼で作られた
非伸長性金属68×23FRケーブルの3つのプライ61 ,62 ,63 で作られ
ている。第2の追加の層7は、第1に、それぞれが2つのカーカス補強部プライ
の2つの群相互間に挿入された2つのプライ7a,7b及び第2に2つのカーカ
スプライの半径方向最も内側及び軸方向最も外側の群の内側に向かって半径方向
に且つ外側に向かって軸方向に位置した第3の追加のプライ7Cで作られている
。3つのプライ7A,7B,7Cは各々、鋼製の非伸長性円周方向金属68×2
3FRケーブルで作られた第1の部分70A,70B,70C及び鋼製の10本
の金属27×23NFケーブルから成るストリップで構成された第2の部分71
A,71B,71Cで1できており、これらストリップは円周方向に不連続であ
り、かかる不連続線は円周方向に対し角度τをなし、この角度τは、ラジアルカ
ーカス補強部のケーブルのなす角度に等しいような場合はなく、好ましくはこれ
から少なくとも10°の差がある。ストリップは、第2の部分のプライの各々の
望ましい軸方向幅(図5B)が得られるよう所望の数軸方向に配置されており、
これらストリップを端と端を突き合わせて配置してもよく、或いは或る程度オー
バーラップした状態で配置してもよい。
【0038】 図5Cに記載された第2の例は、これまた上述した寸法と同一寸法の飛行機用
タイヤに関している。問題のタイヤは、この場合クロスプライタイヤ1である、
かかるクロスプライタイヤは、一プライから次のプライまで交差した状態のナイ
ロン製ケーブルから成る12という偶数枚の複数のカーカスプライで作られてい
る。上述した場合とは対照的に、カーカスプライの数が多いことにより、その結
果として、カーカス補強部1の幾何学的中心線のプロフィール(破線で示されて
いる)は、円弧ABがなく、点Bは点Aと合致し、円弧BCは直線セグメントC
Dによって内側に向かって軸方向に延長され、Dは、カーカス補強部1の上記中
心線の端である。外側に向かって半径方向であり且つ内側に向かって軸方向の第
1の追加の層6は、鋼製の非円周方向非伸長性金属68×23FRケーブルの単
一のプライ61 で作られ、1つのカーカスプライの半径方向最も外側且つ軸方向
最も内側のグループの内側に向かって半径方向且つ外側に向かって軸方向の第2
の追加の層7は、第1に、各々が2つのカーカスプライの2つの群相互間に緊密
に保持されている5枚のプライ(7A,7B,7C,7D,7E)及び第2に、
2つのカーカスプライの半径方向最も内側且つ軸方向最も外側の群の外側に向か
って軸方向且つ内側に向かって半径方向の6枚目のプライ7Fで作られている。
これらプライ7は全て鋼製の非伸長性円周方向金属68×23ケーブルで作られ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の農業用トラクタ用のタイヤのビードの子午線断面図である。
【図2】 本発明の乗用車用のタイヤのビードの子午線断面図である。
【図3】 「大型車」タイプ用のタイヤのビードの子午線断面図である。
【図4】 本発明の建設機械用のタイヤのビードの子午線断面図である。
【図5A】 飛行機用タイヤのビードに関し、ラジアルタイプのビードの第1の変形例の略
図である。
【図5B】 飛行機用タイヤのビードに関し、図5Aの場合に用いられる第2の追加の層の
平面図である。
【図5C】 飛行機用タイヤのビードに関し、クロスプライタイプのビードの第2の変形例
の略図である。
【符号の説明】
1 カーカス補強部 2 サイドウォール 3 ビード 4 ゴムフィラー 5 保護ゴム層 6,7 追加のプライ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビリアーズ イアン フランス国 エフ−63100 クレルモン フェラン リュ デュ パル デ モント ジュジィ 7 (72)発明者 デュリフ ピエール フランス国 エフ−63530 エンヴァル シウミン デ ペドックス 5 【要約の続き】 とも1つのプライ(61 ,62 ,63 )で構成された少 なくとも1つの第1の部分を有する。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸いフック付きのフランジを備えた軸方向幅Lの標準型リム
    に装着されるようになっていて、2つのサイドウォール(2)によって2つのビ
    ード(3)に結合されたトレッド及び少なくとも1つの補強要素から成るプライ
    で作られた少なくとも1つのカーカス補強部を有するタイヤにおいて、各ビード
    (3)にはビードワイヤが設けられておらず、カーカス補強部(1)は各ビード
    (3)内に湾曲した子午線プロフィールを有し、子午線プロフィールは、外側か
    ら内側に向かって軸方向且つ半径方向において少なくとも1つの凹状円弧BCで
    形成され、該凹状円弧は、場合によっては直線セグメントCDにより接線方向に
    延長されてビード(3)内にカーカス補強部の縁部が形成され、該カーカス補強
    部の縁部は、内側に向かって軸方向に且つ半径方向に開いたせいぜい25°の値
    の鋭角αの範囲内に位置し、該鋭角を構成する辺のうち一方は、回転軸線に平行
    であり、カーカス補強部(1)は、各ビード(3)内で少なくとも外側に向かっ
    て半径方向に且つ内側に向かって軸方向において、ビード(3)内のカーカス補
    強部(1)の子午線プロフィールに実質的に平行な子午線プロフィールの少なく
    とも1つの連続した追加の層(6)によって補強され、該追加の層は、円周方向
    と−2.5°〜+2.5°の角度をなす非伸長性補強要素の少なくとも1つのプ
    ライ(61 ,62 ,63 )で構成された少なくとも1つの第1の部分を有し、追
    加の層の半径方向上端部は、前記回転軸線と前記回転軸線から最も遠くに位置し
    た取付けリムの対応のフランジの点との間の距離の少なくとも0.96倍に等し
    い距離だけ回転軸線から離れて位置し、追加の層の軸方向内端部は、取付けリム
    の幅Lのせいぜい0.43倍の距離だけ赤道面から離れて位置していることを特
    徴とするタイヤ。
  2. 【請求項2】 カーカス補強部(1)の子午線プロフィールは、外側に向か
    って半径方向且つ軸方向において第1の凹状円弧ABを更に有し、該円弧は、円
    弧BCによって延長され、半径方向下端部Bが回転軸線に垂直な線との接点とな
    る円弧の長さにせいぜい等しい長さを有していることを特徴とする請求項1記載
    のタイヤ。
  3. 【請求項3】 第1の凹状円弧ABの半径方向外端部Aは、前記円弧ABと
    サイドウォール(2)内のカーカス補強部の凸状子午線プロフィールとの接点で
    あって、回転軸線から最も遠くに位置したリムフランジの点の幾何学的軌跡であ
    る円弧の半径に等しい距離だけ回転軸線から半径方向に離れており、赤道面の跡
    である2つの軸線及び回転軸線に対する前記円弧ABの曲率中心は、リムフック
    の曲率中心と同一の座標を有していることを特徴とする請求項2記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】 Bのところで第1の円弧ABと接している第2の円弧BCの
    曲率半径の値の範囲は、最小が5mm、最大がカーカス補強部(1)の子午線プロ
    フィールと第1の円弧ABとの間の接点Aで測定したサイドウォール(2)内の
    カーカス補強部(1)の子午線プロフィールの曲率半径に等しい値であり、該最
    大値は、第1の円弧ABの長さが0である場合に用いられる半径の値であること
    を特徴とする請求項2記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】 直線セグメントCDが付け加えられた第2の円弧BCの部分
    で構成されるカーカス補強部の子午線プロフィールの軸方向内縁部は、Sのとこ
    ろで第2の円弧BCの接線をなし且つ回転軸線と25°の角度をなした半直線と
    回転軸線に平行な半直線のなす角度α内に位置した子午線プロフィールの部分で
    あり、正確に言うと、原点Sは、第2の円弧BCと25°に差し向けられた半直
    線との接点であることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか一に記載のタイヤ
  6. 【請求項6】 第1の追加の層(6)は、2つの部分で構成され、前記層の
    第2の部分は、回転軸線に平行な直線の外側に向かって半径方向に且つ回転軸線
    から、回転軸線と回転軸線から見て最も遠くに位置した取付けリムの対応のフラ
    ンジの点との間の距離の0.96倍に等しい距離のところに配置されていること
    を特徴とする請求項1〜5のうち何れか一に記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】 互いに重ねられ、互いに長さが同一であっても同一でなくて
    もよい前記追加の層(6)のプライのうち2つの部分は、非伸長性周囲方向金属
    補強要素で作られていることを特徴とする請求項6記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】 前記層(6)の第2の部分は、円周方向要素で作られ、前記
    第2の部分は、円周方向に伸長でき、前記周囲方向要素は、それ自体伸長性又は
    非伸長性であるが、前記第2の部分内に配置されて前記第2の部分が伸長できる
    ようになっていることを特徴とする請求項6記載のタイヤ。
  9. 【請求項9】 軸方向内端部とカーカス補強部(1)の縁部の位置する角度
    αの頂点Sとの間の第1の追加の層は、ゴム配合物の最小厚さだけ前記カーカス
    補強部から離されており、前記最小厚さは、2つの隣り合うプライ(1)及びプ
    ライ(61 )に向いた圧延層の厚さの合計であり、これに対して頂点Sと半径方
    向上端部との間のデカップリング厚さは、前記最小厚さの1.00〜1.80倍
    であることを特徴とする請求項1〜8のうち何れか一に記載のタイヤ。
  10. 【請求項10】 カーカス補強部(1)は、その少なくとも半径方向最も内
    側且つ軸方向最も外側のプライの外側に向かって軸方向且つ内側に向かって半径
    方向において、少なくとも1つの補強要素から成るプライの少なくとも1つの第
    1の部分で構成された第2の追加の連続層(7)によって補強され、前記第1の
    部分は、ビード(3)内のカーカス補強部(1)の子午線プロフィールに実質的
    に平行な子午線プロフィールを有し、非伸長性円周方向補強要素で作られている
    ことを特徴とする請求項1〜9のうち何れか一に記載のタイヤ。
  11. 【請求項11】 追加の層(7)の半径方向上端部は、リムの回転軸線に平
    行であって、問題のビードに対応していて、回転軸線から最も遠くに位置したリ
    ムフランジの点を通る直線XX′の内側に向かって半径方向であることを特徴と
    する請求項10記載のタイヤ。
  12. 【請求項12】 第2の追加の層(7)は、全体が非伸長性ケーブル、好ま
    しくは金属ケーブルで作られた均質組成のものであり、前記ケーブルは、円周方
    向と−2.5°〜+2.5°の角度をなしていることを特徴とする請求項11記
    載のタイヤ。
  13. 【請求項13】 第2の追加の層(7)は、2つの部分、即ち、半径方向上
    端部と、円弧BCの中心とカーカス補強部(1)の縁部の位置した角度αの頂点
    Sとのほぼ間に位置した点との間の第1の部分(70)と、前記点と軸方向内端部
    との間の第2の部分(71)とで形成され、第1の部分(70)は、円周方向非伸長
    性補強要素から成る少なくとも1つのプライで作られ、第2の部分(71)は、補
    強要素から成る少なくとも1つのプライで作られ、前記プライが、横方向におい
    てほんの僅かな圧縮性を有し、円周方向において伸長性を有するという性質を備
    えるようになっていることを特徴とする請求項11記載のタイヤ。
  14. 【請求項14】 追加の層(7)の半径方向上端部は、リムの回転軸線に平
    行であって、問題のビードに対応していて、回転軸線から最も遠くに位置したリ
    ムフランジの点を通る直線XX′の外側に向かって半径方向であることを特徴と
    する請求項10記載のタイヤ。
  15. 【請求項15】 第2の追加の層(7)は、3つの部分、即ち、半径方向上
    端部と、円弧BCの中心とカーカス補強部(1)の縁部の位置した角度αの頂点
    Sとのほぼ間に位置した点との間に位置した第1の部分(70)と、前記点と軸方
    向内端部との間の第2の部分(71)と、回転軸線に平行であって、回転軸線から
    最も遠くに位置した対応のリムフランジの点を通る直線の実質的に半径方向上方
    に位置すると共に第1の部分(70)を外側に向かって半径方向に延長させる第3
    の部分(73)とで形成され、第2の部分(71)及び第3の部分は、補強要素から
    成る少なくとも1つのプライで作られ、前記プライが、横方向においてほんの僅
    かな圧縮性を有し、円周方向において伸長性を有するという性質を備えるように
    なっていることを特徴とする請求項14記載のタイヤ。
  16. 【請求項16】 第1の追加の層(6)の第2の部分及び第2の追加の層(
    7)の第2の部分(71)を形成する補強要素は、円周方向に差し向けられた弾性
    の連続した直線状補強要素であり、前記補強要素は、互いに平行であって実際に
    は横方向に互いに隣接していることを特徴とする請求項8、13又は15記載の
    タイヤ。
  17. 【請求項17】 第1の追加の層(6)の第2の部分及び第2の追加の層(
    7)の第2の部分(71)を形成する補強要素は、一又は複数のプライの平面内に
    おいて平均的に円周方向の向きの波形又はジグザグの補強要素であり、該補強要
    素は、波の振幅aと波長の比が0.03〜0.1であり、前記補強要素は、互い
    に平行であって実際には横方向に互いに隣接していることを特徴とする請求項8
    、13又は15記載のタイヤ。
  18. 【請求項18】 第1の追加の層(6)の第2の部分及び第2の追加の層(
    7)の第2の部分(71)を形成する一又は複数のプライは、不連続補強要素の列
    で形成され、各補強要素は、補強要素により形成されるプライの円周方向長さの
    0.1〜1倍の円周方向長さを有し、補強要素相互間の隙間は、軸方向に隣り合
    う列の隙間に対して子午線方向にずれており、前記補強要素の列は、互いに平行
    であって実際には横方向に互いに隣接していることを特徴とする請求項8、13
    又は15記載のタイヤ。
  19. 【請求項19】 第2の追加の層(7)の第2の部分(71)を形成する補強
    要素は、円周方向に対して少なくとも80°の角度に差し向けられた金属補強要
    素であり、前記補強要素は、互いに少なくとも0.2mmだけ円周方向に離されて
    いることを特徴とする請求項13又は15記載のタイヤ。
  20. 【請求項20】 第2の追加の層(7)の第2の部分(71)の一又は複数の
    プライは、幾つかの円周方向補強要素から成るストリップで形成され、該ストリ
    ップは、円周方向に不連続であり、ストリップ相互間の不連続の隙間は、円周方
    向と、カーカス補強部の補強要素が該円周方向となす角度とは異なる角度をなし
    、これらの角度の差は、少なくとも10°であることを特徴とする請求項13又
    は15記載のタイヤ。
  21. 【請求項21】 カーカス補強部(1)はせいぜい3つのプライで形成され
    、第2の追加の層(7)は、その全体がカーカス補強部(1)の半径方向最も内
    側且つ軸方向最も外側のカーカスプライの外側に向かって軸方向且つ内側に向か
    って半径方向に配置されていることを特徴とする請求項10記載のタイヤ。
  22. 【請求項22】 カーカス補強部(1)は、少なくとも4つのプライで形成
    され、第2の追加の層(7)を形成するプライは、これらのうち2つが1又は2
    以上のカーカス補強部プライで形成されるのがよいカーカスプライ群をぴったり
    と包囲するようなものであることを特徴とする請求項10記載のタイヤ。
  23. 【請求項23】 カーカス補強部(1)は、円周方向と少なくとも85°の
    角度をなす補強要素のプライで構成されていることを特徴とする請求項1〜22
    のうち何れか一に記載のタイヤ。
  24. 【請求項24】 取付けリムへの結合となる保護ゴム層(5)が、ビードの
    丸み部分の高さ位置で2つの部分、即ち、実質的に一定厚さの第1の部分(51)
    及びゴム配合物で形成された三角形の第2の部分(52)に分割され、ゴム配合物
    の10%相対伸び率における引張弾性率は少なくとも30MPaであり、第1の部
    分を形成するゴム配合物の10%相対伸び率における引張弾性率よりも極めて大
    きいことを特徴とする請求項1記載のタイヤ。
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