JP2001523263A - 化合物 - Google Patents

化合物

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JP2001523263A JP54796898A JP54796898A JP2001523263A JP 2001523263 A JP2001523263 A JP 2001523263A JP 54796898 A JP54796898 A JP 54796898A JP 54796898 A JP54796898 A JP 54796898A JP 2001523263 A JP2001523263 A JP 2001523263A
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マーツ,ジェイムズ
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Abstract

(57)【要約】 式(I) (式中、R1は2−チエニルまたは3−チエニル環を示し、R2はC1-4アルキルを示す)の新規な化合物およびその光学異性体およびラセミ体およびその医薬的に許容し得る塩、それらの製法、それらを含有する組成物および治療におけるそれらの使用が提供される。これらの化合物は、一酸化窒素シンターゼのニューロンのアイソフォームの選択的阻害剤である。

Description

【発明の詳細な説明】 化合物発明の分野 本発明は、新規なアミジン誘導体、それらの製法、それらを含有する組成物お よび治療におけるそれらの使用に関する。発明の背景 酸化窒素は、哺乳動物の細胞中において、特異的一酸化窒素シンターゼ(NOSs )の作用によってL−アルギニンから産生される。これらの酵素は、二つの異な るクラスすなわち構成型NOS(cNOS)および誘導型NOS(iNOS)に分類される。現 在二つの構成型NOSsおよび一つの誘導型NOSが確認されている。構成型NOSsのう ち、内皮酵素(ecNOS)は、平滑筋弛緩および血圧および血流の調節と関係があり 、他方、ニューロンの酵素(ncNOS)は、神経伝達物質として役立ち、脳虚血のよ うな種々の生物学的機能の調節に関与しているように思われる。誘導型NOSは、 炎症性疾患の病因に関係がある。従って、これらの酵素の特異的調節は、広い範 囲の種々の疾患病態の治療にかなりな可能性を与える。 種々な構造の化合物が、NOSの阻害剤として説明されており、治療におけるそ れらの使用が主張されている。例えば、WO 95/09619(The Wellcome Foundatio n)およびWO 95/11231(G.D.Searle)参照。出願人は、以前に、WO 95/05363 およびWO 96/01817において、ニューロンの酵素ncNOSの阻害に若干の選択性を 示すNOS阻害剤であるアミジン誘導体を開示している。 本発明者等は、WO 96/01817の一般的範囲内にあるがWO 96/01817に具体的に 例示されていないアミジンの群を開示する。これらの化合物は、驚くほど有利な 性質を示し、本出願の主題である。発明の開示 本発明によれば、式(I)(式中、 R1は、2−チエニルまたは3−チエニル環を示し;そして R2は、C1-4アルキルを示す) の化合物およびその光学異性体およびラセミ体およびその医薬的に許容し得る塩 が提供される。 好ましくは、R1は2−チエニルを示す。 本発明の特に好ましい化合物は、 N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)-2−チオ フェンカルボキシイミドアミド; N−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)− 2−チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2−チ オフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2 −チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)-3−チオ フェンカルボキシイミドアミド およびその医薬的に許容し得る塩を包含する。 本発明のより特に好ましい化合物は、N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒド ロイソキノリン−7−イル)−2−チオフェンカルボキシイミドア ミドおよびその医薬的に許容し得る塩である。 とくにことわらない限り、“C1-4アルキル”なる用語は、1〜4個の炭素原子 を有する直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を意味する。このような基の例は、 メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチルおよび t−ブチルを包含する。 本発明は、塩、特に酸付加塩の形態の式(I)の化合物を包含する。適当な塩 は、有機および無機酸を使用して形成される塩を包含する。医薬的に許容できな い酸の塩は、問題の化合物の製造および精製に利用できるが、このような酸付加 塩は、普通医薬的に許容し得るものである。すなわち、好ましい塩は、塩酸、臭 化水素酸、硫酸、リン酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、ピルビン酸、酢酸、コハク 酸、フマル酸、マレイン酸、メタンスルホン酸およびベンゼンスルホン酸から形 成された塩を包含する。 さらに、本発明によれば、式(I)の化合物、およびその光学異性体およびラ セミ体およびその医薬的に許容し得る塩を製造する方法が提供される。その方法 は、 (a)式(II) (式中、R2は、上述した通りである)の相当する化合物を式(III) (式中、R1は上述した通りであり、Lは脱離基である)の化合物またはその酸付 加塩と反応させることによって式(I)の化合物を製造するか、 (b)式(IV) (式中、R2は上述した通りであり、HAは酸である)の相当する化合物を式(V) (式中、R1は、上述した通りである)の化合物と反応させることによって式(I )の化合物を製造するか、 (c)式(VI) (式中、R1は上述した通りである)の化合物を式(VII) R2−L (VII) (式中、R2はC1−4アルキルを示し、Lは脱離基である)の化合物と反応させ ることによって式(I)の化合物を製造するか、または (d)式(VI)の化合物をホルムアルデヒドおよびギ酸と反応させることによっ てR2がメチルを示す式(I)の化合物を製造し、そして 望ましいかまたは必要である場合は、得られた式(I)の化合物またはその別 の塩を医薬的に許容し得る塩に変換するかまたはその逆にし、そして望ましい場 合は、得られた式(I)の化合物をその光学異性体に変換することからなる。 方法(a)においては、反応は、室温と溶剤の還流温度との間の温度で適当な 溶剤、例えばN−メチル−2−ピロリジノンまたは低級アルカノール、例えばエ タノール、イソプロパノールまたは第三ブタノール中で反応剤の混合物を撹拌す ることによって行われる。反応時間は、とりわけ、溶 剤および脱離基の性質に依存し、最大48時間である。しかしながら、典型的には 1〜24時間である。Lが示す適当な脱離基は、チオアルキル、スルホニル、トリ フルオロメチルスルホニル、ハライド、アルキルアルコール、アリールアルコー ルおよびトシル基を包含する。他の基は、“Advanced Organic Chemistry”,J .March(1985),3rd Edition 315頁に挙げられており、当業者に公知である。 方法(b)においては、反応は好ましくは、反応温度が縮合が容易に行われる ほど十分に高いが、形成されたアミジンを分解するほど十分に高くないようにす るために、適当な溶剤の存在下において二種の化合物の混合物を数時間還流する ことによって遂行される。反応を約100℃〜200℃の温度で遂行することが好まし いが、反応温度は室温〜約250℃に変化することができる。本発明者等は、O− ジクロロベンゼンが特に適当な溶剤であることを見出した。本発明者等は、また 、触媒として4−ジメチルアミノピリジンの添加がしばしば有利であることを見 出した。冷却によって二層を形成させ、溶剤を傾瀉分離し、反応混合物を水性塩 基の添加によって処理することができる。別法として、反応剤が溶剤に可溶性で ある場合、溶剤を真空下で蒸発し、反応混合物を水の添加によって処理すること ができる。酸HAは、有機または無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、 硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、乳酸、コハク酸、フマル酸、リンゴ酸、マレイン酸 、酒石酸、クエン酸、安息香酸またはメタンスルホン酸である。HAがハロゲン化 水素酸であることが好ましい。 方法(c)においては、反応は、標準の条件下において、例えば適当な温度、 典型的には室温で、塩基性条件下DMFのような不活性溶剤中において、二種の化 合物を反応が完了するまで72時間までの時間反応させることによって行われる。 しばしば、式(VII)の化合物と反応させる前にアミン をNaHで処理することが望ましいということが見出された。適当な脱離基Lは上 記した。Lがハライド、特にブロミドを示すことが好ましい。 方法(d)においては、反応は、典型的には、反応混合物を、反応が完了する まで最大4時間還流することによって行われる。 式(I)の化合物の塩は、遊離塩基またはその塩、エナンチオマー、互変異性 体または保護された誘導体を、適当な酸の一または二以上の当量と反応させるこ とによって形成することができる。反応は、塩が不溶性である溶剤または媒質中 で実施することができるか、または反応を塩が可溶性である溶剤中で実施し次い で溶剤を真空中で除去するかまたは凍結乾燥することができる。適当な溶剤は、 例えば水、ジオキサン、エタノール、イソプロパノール、テトラヒドロフランま たはジエチルエーテルまたはこれらの混合物を包含する。反応は、複分解法であ るかまたはイオン交換樹脂上で実施することができる。 式(II)の化合物は、式(VIII)(式中、R2は、上述した通りである)の相当する化合物の還元によって製造でき る。 還元反応は、多数の条件下、例えばJ.March“Advanced Organic Chemistry” 1103〜1104頁に記載されている条件下で遂行することができる。これらは、触媒 水素添加、Zn、SnまたはFe金属、AlH3-AlCl3、硫化物およびその他の使用を包含 する。反応が完了するまで、典型的には3から6時間、パラジウムおよび炭素触 媒の存在下において大気圧で水素添加することによってまたは酢酸およびメタノ ール中で亜鉛金属を使用して還元することによって反応を遂行することが好まし い。 式(VIII)の化合物は、式(IX) (式中、R2は上述した通りである)の化合物のニトロ化によって製造することが できる。 ニトロ化反応は、当業者によく知られている条件下で、例えば場合によっては 不活性有機溶剤中において硝酸および硫酸または硝酸カリウムおよび硫酸で処理 することによって行われる。 また、式(IX)の化合物のカルボニルまたはジカルボニル誘導体のニトロ化に よって式(VIII)の化合物を製造することが有利である。このニトロ化カルボニ ルまたはジカルボニル誘導体は例えばジボランを使用して式(VIII)の所望の化 合物に還元することができる。 上記した式(VIII)および(IX)の化合物ならびに式(IX)の化合物のある種 のカルボニルおよびジカルボニル誘導体は、また、二環式複素環式化合物を製造 する多数の方法の一つによって製造することができる。 すなわち、式(X) の化合物は、酸中のナトリウムアジドによる処理による環状ケトン(XI) の環拡大によって製造できる(GrunewaldおよびDahanukar,J.Heterocyclic Ch em.,1994,31,1609〜1617)。 当業者に明らかであるように、式(X)の化合物は、また、望ましくはニトロ 化した形態で製造される。ニトロ化は、標準条件でニトロ化されていない類似化 合物を硝酸および硫酸または硝酸カリウムおよび硫酸で処理することにより達成 できる。 中間体化合物は、それ自体でまたは保護された形態で製造できる。特に、アミ ン基を保護できる。適当な保護基は、GreeneおよびWutsによって標準テキスト“ Protective Groups in Organic Synthesis”,2nd Edition(1991)に記載され ている。挙げることのできるアミン−保護基は、アルキルオキシカルボニル、例 えばt−ブチルオキシカルボニル、フェニルアルキルオキシカルボニル、例えば ベンジルオキシカルボニルまたはトリフルオロアセテートを包含する。脱保護は 、普通、水性塩基または水性酸による処理によって行われる。 R2がC1-4アルキルを示す式(VIII)および(IX)の化合物は、また、上記方法 (c)により相当するN−H化合物をアルキル化することによって製造できる。 式(IV)の化合物は、式(II)の化合物の製造について記載した方法と同様の 方法によって製造することができる。式(IV)の化合物は、塩基で処理すること によって式(II)の相当する化合物に変換できる。式(II)の化合物は、プロト ン性酸HA、例えば上述した酸の一種で処理することによって式(IV)の相当する 化合物に変換することができる。 式(III)の化合物は、既知であるか、または、既知方法によって製造するこ とができる。例えば、Lがチオアルキルを示す式(III)の化合物は、当業者に よく知られている条件下で式(XII) (式中、R1は、上述した通りである)の相当するチオアミドをアルキルハライド で処理することによって製造できる。 別法として、Lがチオアルキルである式(III)の化合物の酸付加塩は、ジク ロロメタンまたはジエチルエーテルのような溶剤中における式(V)のニトリル とアルキルチオールおよび酸、例えば塩酸との反応によって製造できる。 式(V)、(VII)、(X)、(XI)および(XII)の化合物は、既知であるかまたはそ れ自体既知である従来の方法によって製造できる。 当業者に理解されるように、GreeneおよびWutsによって標準テキスト“Protec tive Groups in Organic Synthesis”,2nd Edition(1991)に記載されている ような保護基を使用して中間化合物におけるアミンまたは他の反応性基を保護す ることが望ましい。適当なアミン保護基は、上述した通りである。 本発明の化合物および中間体は、標準技術によって、反応混合物から単離し、 必要に応じて、さらに精製できる。 式(I)の化合物は、互変異性体、エナンチオマーまたはジアステレオ異性体 形態で存在し、これらのすべてが本発明の範囲に包含される。種々の光学異性体 は、従来の技術、例えば分別結晶化またはHPLCを使用して化合物のラセミ混合物 を分離することによって、単離できる。別法として、個々のエナンチオマーは、 ラセミ化を起こさない反応条件下における適当な光学的に活性な出発物質の反応 によって製造できる。 中間体化合物は、また、エナンチオマー形態で存在でき、精製されたエナンチ オマー、ジアステレオマー、ラセミ体または混合物として使用できる。 一般式(I)の化合物は、有用な一酸化窒素シンターゼ阻害活性を有し、 そして特に、これらは、一酸化窒素シンターゼのニューロンのアイソフォームの 阻害に、良好な選択性を示す。従って、これらの化合物は、一酸化窒素シンター ゼによる酸化窒素の合成または過剰合成が寄与する部分のあるヒトの疾患または 病態の治療または予防に有用である。このような疾患または病態の零は、心停止 、発作および新生児の低酸素症の場合におけるような低酸素症、虚血、低酸素症 、低血糖、てんかんおよび外部創傷(例えば脊髄および頭損傷)のような疾患に おける神経変性および/または神経壊死を包含する神経変性病態、高圧酸素けい れんおよび毒性、痴呆、例えば初老期痴呆、アルツハイマー病およびALDS−関連 痴呆、シデナム舞踏病、パーキンソン病、ハンチントン病、筋萎縮性側索硬化症 、コルサコフ症候群、脳血管疾患に関係する痴愚、睡眠疾患、精神分裂症、不安 、うつ病、季節情動障害、時差ぼけ、うつ病または月経前症候群(PMS)、不安お よび敗血症性ショックと関係のある他の症状を包含する。式(I)の化合物は、 また、急性または持続性の炎症性または神経障害性の痛みまたは中枢源の痛みの 治療および軽減および炎症の治療または予防に有用である。式(I)の化合物は、 また、オピエートおよびジアゼピンに対する耐性の阻止および逆転、薬剤嗜癖の 治療および偏頭痛および他の血管性頭痛の治療において活性を示すことが予期さ れる。本発明の化合物は、また、有用な免疫抑制活性を示し、胃腸運動疾患の治 療および分娩の誘発に有用である。化合物は、また一酸化窒素シンターゼを発現 する癌の治療に有用である。 式(I)の化合物は、特に低酸素症または発作または虚血または神経変性病態 または精神分裂症または偏頭痛の治療または予防またはオピエートおよびジアゼ ピンに対する耐性の阻止および逆転または薬剤嗜癖の治療または痛みの治療に、 そして特に低酸素症または発作または虚血または神経変性疾患または精神分裂症 または痛みの治療または予防に有用であること が予測される。本発明者等は、特に、低酸素症、虚血、発作、痛み、精神分裂症 、パーキンソン病、ハンチントン病および筋萎縮性側索硬化症からなる群から選 択された病態に関心がある。 パーキンソン病の治療には、式(I)の化合物は、特に単独でまたはL−ドー パのような他の剤と組み合わせて有用であることが予期される。 痛みの治療には、式(I)の化合物は、特に単独でまたはオピエート、特にモ ルフィンのような他の剤と組み合わせて有用であることが予期される。 予防は、特に、問題の疾患または病態の以前のエピソードに悩むヒトまたは問 題の疾患または病態の危険が増加したとみなされるヒトの治療に適切であること が予期される。一般に特定の疾患または病態を発生する危険のあるヒトは、その 疾患または病態の家族歴を有するヒトまたは遺伝子検査またはスクリーニングに よって、特にその疾患または病態の発生に感受性であることが確認されているヒ トである。 すなわち、本発明の更なる態様によれば、医薬として使用するための式(I) の化合物、またはその光学異性体またはラセミ体、またはその医薬的に許容し得 る塩が提供される。 本発明の他の特徴によれば、上述した疾患または病態を治療または予防するた めの医薬の製造における式(I)の化合物またはその光学異性体またはラセミ体 またはその医薬的に許容し得る塩の使用;および式(I)の化合物またはその光 学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の治療的に有効な量を 、このような疾患または病態にかかっているまたは感受性である人々に投与する ことからなる上述した疾患または病態の一つを治療または予防する方法が提供さ れる。 上述した治療適用にあたっては、投与量は、勿論、使用される化合物、 投与様式および望まれる治療によって変化する。しかしながら、一般に、満足な 結果は、化合物を1日当たり0.5mg〜2000mg(活性成分として測定)の1日当た りの用量で、特に2mg〜500mgの1日当たりの用量でヒトに投与する場合に得ら れる。 式(I)の化合物、およびその光学異性体およびラセミ体およびその医薬的に 許容し得る塩は、それ自体でまたは適当な医薬処方物の形態で使用できる。限定 するものではないが、投与は、経腸的(経口、舌下、直腸)、鼻内的または局所 的または他の非経口的経路によって行うことができる。適当な医薬処方物を選択 および製造する従来の操作は、例えば“Pharmaceuticals‐The Science of Dosa ge Form Designs”,M.E.Aulton,Churchill Livingstone,1988に記載されて いる。 本発明によれば、医薬的に許容し得る希釈剤または担体と混合された式(I) の化合物、またはその光学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る 塩の好ましくは95重量%以下、より好ましくは50重量%以下を含有する医薬処方 物が提供される。処方物は、場合によってはまた、第二の薬理学的に活性な成分 、例えばL−ドーパ、またはモルフィンのようなオピエート鎮痛剤を含有できる 。 また、成分を混合することからなるこのような医薬処方物の製造方法が提供さ れる。 このような希釈剤および担体の例は、錠剤および糖衣錠に対しては:ラクトー ス、澱粉、タルク、ステアリン酸、カプセル剤に対しては:酒石酸またはラクト ース、注射用溶液に対しては:水、アルコール、グリセリン、植物油、坐剤に対 しては:天然または硬化油またはワックスである。 経口的、すなわち食道的投与に適した形態の組成物は、錠剤、カプセル剤およ び糖衣錠を包含し、徐放組成物は、活性成分が場合によっては樹脂 の放出性を変性するために拡散バリアーで被覆したイオン交換樹脂に結合されて いる組成物を包含する。 酵素である一酸化窒素シンターゼは、多数のアイソフォームを有しており、式 (I)の化合物、およびその光学異性体およびラセミ体およびその医薬的に許容 し得る塩は、Proc.Natl.Acad.Sci.1990,87,682〜685におけるBredtおよび Snyderの操作に基づく操作によって、一酸化窒素シンターゼ阻害活性についてス クリーニングすることができる。一酸化窒素シンターゼは、3H−L−アルギニン を3H-L−シトルリンに変換する。この3H−L−シトルリンは、陽イオン交換ク ロマトグラフィーによって分離し、シンチレーション計数によって定量できる。ニューロンの一酸化窒素シンターゼ阻害活性のスクリーニング 酵素は、ラットの海馬または小脳から単離する。雄のSprague-Dawleyラット(2 50〜275g)の小脳または海馬を、動物のCO2麻酔および断頭に続いて取出す。1m M EDTA緩衝液(25℃においてpH7.2)を使用した50mM トリス−HCl中における均 質化および20,000gにおける15分の遠心分離によって、小脳または海馬の上澄液 を製造する。連続的にDowex AG-50W-X8ナトリウム形態および水素形態カラムを 通したクロマトグラフィーおよびさらに1000gにおける30秒の遠心分離によって 、残留するL−アルギニンを上澄液から除去する。 アッセイにあたっては、最終上澄液25μlを、アッセイ緩衝液(50mM HEPES、1 mM EDTA、1.5mM CaCl2、pH7.4)25μlまたは22℃の上記緩衝液中の試験化合物25 μlおよび完全アッセイ緩衝液(50mM HEPES、1mM EDTA、1.5mM CaCl2、1mM DT T、100μM NADPH、10μg/mlのカルモジュリン、pH7.4)25μlを含有する96ウエ ル(96ウエルフィルタープレートの)のそれぞれに加える。10分の衡化期間後に 、L−アルギニン溶液(18μM 1H-L −アルギニン、96nM 3H−L−アルギニン濃度の)25μlをそれぞれのウエルに加 えて反応を開始する。反応は、終結緩衝液(20mM HEPES、2mM EDTA、pH5.5)およ びDowex AG-50W-X8 200〜400メッシュのスラリー200μlの添加によって10分後に 停止する。 標識されたL−シトルリンを、それぞれのフィルタープレートを濾過すること によって、標識されたL−アルギニンから分離し、それぞれの終結した反応の75 μlをシンチレーションカクテル3mlに加える。次いで、L−シトルリンをシン チレーション計数によって定量する。 小脳の上澄液を使用する典型的な実験においては、基礎活性(basalactivity )は、7,000dpm/mlの活性を有する試薬ブランク以上の試料1ml当たり20,000dp mまで増加される。1μMの濃度において一酸化窒素シンターゼの80%の阻害を与 える参照標準物質N−ニトロ−L−アルギニンをアッセイにおいて試験して操作 を実証する。内皮一酸化窒素シンターゼ阻害活性のスクリーニング 酵素は、Proc.Natl.Acad.Sci.1991,88,10480〜10484におけるPollock等 の操作に基づく操作によって、ヒトのへその静脈内皮細胞(HUVECs)から単離さ れる。HUVECsは、Clonetics Corp(San Diego,CA.USA)から購入し、密集成長 まで培養する。細胞は、一酸化窒素シンターゼの収率の有意な喪失を伴わずに35 〜40の継代に維持することができる。細胞が密集成長に達したときに、これらを 、Dulbeccoリン酸塩緩衝化生理食塩水に再懸濁し、800rpmで10分遠心分離し、次 いで、細胞ペレットを、pH4.2の氷冷した50mMトリス−HCl、1mM EDTA、10%グ リセロール、1mMフェニルメチルスルホニルフロリド、2μMロイペプチン中で 均質化する。34,000rpmで60分遠心分離した後、ペレットを、20mM CHAPSを含有 する上記の均質化緩衝液に溶解する。氷上で30分のインキュベーションした後に 、 懸濁液を、34,000rpmで30分遠心分離する。得られた上澄液は、使用するまで−8 0℃で貯蔵する。 アッセイには、最終上澄液25μlを、L−アルギニン溶液(12μM 1H−L−アル ギニン、64nM 3H−L−アルギニンの濃度の)25μlおよびアッセイ緩衝液(50mM HEPES、1mM EDTA、1.5mM CaCl2、pH7.4)25μlまたは22℃の緩衝液中の試験化 合物25μlを含有する12個の試験管のそれぞれに加える。それぞれの試験管に、 完全アッセイ緩衝液(50mM HEPES、1mM EDTA、1.5mM CaCl2、1mM DTT、100μM NADPH、10μg/mlのカルモジュリン、12μMテトラヒドロビオプテリン、pH7.4)2 5μlを加えて反応を開始し、10分後に終結緩衝液(20mM HEPES、2mM EDTA、pH5 .5)2mlの添加によって反応を停止する。 標記されたL−シトルリンを、Dowex AG-50W-X8 200〜400メッシュカラム上の クロマトグラフィーによって、標識されたL−アルギニンから分離する。それぞ れの終結した反応混合物1mlを個々の1mlのカラムに加え、溶出物を2回の1ml の蒸溜水洗浄からの溶出物およびシンチレーションカクテル16mlと合する。それ から、L−シトルリンを、シンチレーション計数によって定量する。 典型的な実験においては、基礎活性は、1500dpm/mlの活性を有する試薬ブラ ンク以上の試料1ml当たりの5,000dpmまで増加される。1μMの濃度において一 酸化窒素シンターゼの70〜90%の阻害を与える参照標準物質N−ニトロ−L−ア ルギニンを、アッセイで試験し、操作を実証する。 一酸化窒素シンターゼ阻害活性のスクリーニングにおいて、化合物の活性度は 、IC50(アッセイにおいて50%の酵素阻害を与える薬剤物質の濃度)として表示さ れる。試験化合物のIC50値は、はじめに、化合物の1、10および100μM溶液の阻 害活性度から評価する。10μMで少なくとも酵素を50 %阻害する化合物を、より適当な濃度を使用して再試験し、IC50を測定すること ができる。 上記スクリーニングにおいて試験した場合、以下の実施例1〜6の化合物は、 10μM未満のニューロンの一酸化窒素シンターゼの阻害に対するIC50値および酵 素のニューロンのアイソフォームの阻害に対する選択性を示し、これらの化合物 が特に有用な治療活性を示すことが予期されることを示す。 他の化合物と比較した場合、式(I)の化合物、およびその光学異性体および ラセミ体およびその医薬的に許容し得る塩は、これらの化合物が、より低毒性で あり、より有効であり、より長く作用し、より広い範囲の活性を有し、より強力 であり、一酸化窒素シンターゼ酵素のニューロンのアイソフォームに対してより 選択性であり、副作用がより少なく、より容易に吸収されまたは他の有用な薬理 学的性質を有しているという利点を有している。 本発明をさらに次の実施例によって説明する。 実施例 1 N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2−チオ フェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩 (a) 2−メチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩 7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(20g、93.2ミリモル)、 ホルムアルデヒド(水中の37%溶液、50ml)およびギ酸(90ml)を、1時間加熱 還流し、冷却し、氷上に注加した。反応混合物を濃水酸化アンモニウムで塩基性 にした。沈澱した固体を集め、温エタノール(200ml)に溶解し、95%エタノール −濃HClの混合物で酸性にし、生成物を結晶化さ せた。白色の固体として標記化合物(18.71g、87.8%)を得た。融点256〜257 ℃。 (b) 2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミン塩酸塩 2−メチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩をメタ ノールに溶解し、10%Pd-Cの触媒量の存在下において50psiで水素添加した。1 時間後、混合物をガラスを通して濾過し、蒸発して2−メチル−1,2,3,4−テト ラヒドロイソキノリン−7−イルアミン塩酸塩を得た。融点137〜138℃。 (c) 2−チオフェンカルボキシイミドチオ酸エチルエステル塩酸塩 窒素下10℃の塩化メチレン(500ml)中のエタンチオール(28.4g、0.45モル) の撹拌溶液に、2−チオフェンカルボニトリル(50.0g、0.45モル)を加えた。こ の溶液を、HClガスの緩慢な流れで6時間処理した。それから、反応混合物を、1 8時間室温に加温した。エーテル(200ml)を加え、白色の固体を晶出させた。固体 の2−チオフェンカルボキシイミドチオ酸エチルエステル塩酸塩を濾過によって 集め、空気乾燥した(65.8g)。融点196〜197℃。 (d) N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)ー2 −チオフェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩 95%エタノール(600ml)中の2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ ン−7−イルアミン塩酸塩(34.66g)を65℃に加温して、殆どの固体を溶解し、 次いで、混合物を撹拌しながら冷却した。次の日に、微細な固体の懸濁液を2− チオフェンカルボキシイミドチオ酸エチルエステル塩酸塩(41g)で処理し、23 ℃で撹拌した。すべての固体が2時間までに溶解し、4時間までに新しい固体が 沈澱した。混合物を濃塩酸(2ml)で処 理した。混合物を0℃に冷却し、30分間撹拌した。固体を濾去し、エタノール( 2×50ml)で洗浄し、空気乾燥して、N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ イソキノリン−7−イル)−2−チオフェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩を 得た。融点142〜146℃。MS m/z 272〔M+H〕+。 実施例 2 N−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)− 2−チオフェンカルボキシイミドアミド ジメチルホルムアミド(100ml)中のN−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ ン−7−イル)−2−チオフェンカルボキシイミドアミド(7.0g、21ミリモル) の撹拌溶液に、炭酸カリウム(14.6g、100ミリモル)を加えた。この混合物に 、2−ブロモプロパン(5.1g、42ミリモル)を加え、次いで、72時間40℃に加熱 した。反応混合物を水(500ml)に注加し、酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。 合した酢酸エチル抽出液を水(200ml)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し た。溶剤を蒸発して粗製油状物を得、これを熱シクロヘキサン(250ml)および 酢酸エチル(10ml)に溶解した。放置によって標記化合物を晶出させ、濾過によっ て集めた(3.2g)。融点110〜111℃。 実施例 3 N−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2−チオ フェンカルボキシイミドアミド塩酸塩 (a) 2−エチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩 アセトニトリル(100ml)中の7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ ン(5g、30ミリモル)に、メタンスルホン酸エチル(6.38g、60ミリモル)お よび炭酸カリウム(5g)を加えた。混合物を18時間40℃に 加熱した。混合物を濾過し、濃縮して油状物を得た。この油状物をメタノールに 溶解し、イソプロパノール−HClで処理した。塩酸塩を濾過によって集めた(4.8 9g、67%)。融点259〜260℃。 (b) 2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミン塩酸塩 2−エチル−7−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(4.89 g)を、メタノール(250ml)に溶解し、5%Pd-Cの触媒量の存在下において50p siで水素添加した。1時間後、混合物をガラスを通して濾過し、蒸発して油状物 を得、これを、直接次の工程に使用した。 (c) N−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2 −チオフェンカルボキシイミドアミド塩酸塩 イソプロパノール(25ml)中の2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリ ン−7−イルアミン塩酸塩(2.48g、10ミリモル)に、2−チオフェンカルボキ シイミドチオ酸メチルエステル沃化水素酸塩(5.68g、20ミリモル)を加えた。 混合物を、24時間50℃に加熱した。混合物を水(50ml)、次いで塩基性水(150ml )に加えた。混合物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。抽出液を、水で洗 浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濃縮して油状物を得た。この油状物 は、放置によって結晶化した。固体をエーテルに溶解し、イソプロパノール−HC lで処理した。固体を濾過によって集めた(1.41g、49%)。融点122〜126℃。 実施例 4 N−(2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2−チ オフェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩 (a) 7−ニトロ−2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩 標記化合物は、実施例3(a)の操作と同様な操作によって、7−ニトロ−1,2,3 ,4−テトラヒドロイソキノリン(5g、30ミリモル)および1−ブロモプロパン (7.36g、60ミリモル)から製造した。これにより塩酸塩(3.29g、43%)が得 られた。MS m/z 221〔M+H〕+。 (b) 2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルアミン塩酸 塩 7−ニトロ−2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン塩酸塩(実 施例4(a)、3.29g、13ミリモル)を実施例3(b)に記載した方法を使用して水素 添加した。このようにして得られた標記化合物の塩酸塩(3.07g、100%)を直 接次の工程に使用した。 (c) N−(2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)− 2−チオフェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩 DMF(30ml)中の2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イ ルアミン塩酸塩(3.07g、13ミリモル)を、実施例3(c)の方法によって、2−チ オフェンカルボキシイミドチオ酸メチルエステル沃化水素酸塩(2.84g、10ミリ モル)で処理した。固体をエーテルから再結晶した(1.28g、43%)。MS m/z 3 00〔M+H〕+。これらの固体をエタノールに溶解し、エタノール−HClで処理し、 酢酸エチルとともにすりつぶすことによって二塩酸塩(0.86g、73%)を得た。 融点241〜243℃。 実施例 5 N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−3−チオ フェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩 (a) 3−チオフェンカルボキシイミドチオ酸メチルエステル沃化水素酸塩 標記化合物は、WO 95/05363の実施例1(d)に記載されている操作と同 様な操作によって、3−チオフェンカルボチオアミドおよび沃化メチルから製造 した。 (b) N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−3 −チオフェンカルボキシイミドアミド二塩酸塩 N−メチル−2−ピロリジノン(10ml)中の2−メチル−1,2,3,4−テトラヒド ロイソキノリン−7−イルアミン塩酸塩(1.5g、7.55ミリモル)および3−チオ フェンカルボキシイミドチオ酸メチルエステル沃化水素酸塩(2.69g、9.44ミリ モル)の混合物を、50℃で5時間加熱した。得られた固体の物質を、イソプロパ ノール(50ml)で処理し、水に溶解し、濃水酸化アンモニウムで塩基性にし、ク ロロホルムで2回抽出した。合した抽出液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶剤 を蒸発し、残留物をエタノール−HClで処理して標記化合物(1.37g、52%)を 得た。MS m/z 272〔M+H〕+。 実施例 6 N−(2−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2−チオ フェンカルボキシイミドアミド N−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2−チオフェンカル ボキシイミドアミド(3.0g、9ミリモル)および1−クロロブタン(1.67g、18 ミリモル)を、95%エタノールを溶剤として使用する以外は実施例2の方法によ って、一緒に反応させた。このようにして得られた粗製油状物を、溶離剤として 10%メタノール−クロロホルムを使用してシリカゲル上でクロマトグラフィー処 理し、油状物を得た。この油状物を、熱ヘキサンから結晶化した(1.12g、40% )。融点95〜96℃。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/16 A61P 25/16 25/18 25/18 43/00 43/00 111 111 // C07M 7:00 C07M 7:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 マーツ,ジェイムズ アメリカ合衆国ニューヨーク州14603.ロ チェスター.ピー・オー・ボックス20890. アストラ・アーカス・ユー・エス・エイ・ インコーポレイテッド (72)発明者 シェイクスピア,ウィリアム アメリカ合衆国マサチューセッツ州01701. フレイミングハム.ダービイストリート7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I) (式中、R1は、2−チエニルまたは3−チエニル環を示し;そしてR2はC1-4ア ルキルを示す)の化合物およびその光学異性体およびラセミ体およびその医薬的 に許容し得る塩。 2.R1が2−チエニルを示す請求項1記載の式(I)の化合物。 3.R2がメチルを示す請求項1記載の式(I)の化合物。 4.R1が2−チエニルを示し、R2がメチルを示す請求項1記載の式(I)の化合 物。 5.N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2 −チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−イソプロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル) −2−チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−エチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2 −チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−プロピル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)− 2−チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−3 −チオフェンカルボキシイミドアミド; N−(2−ブチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)−2 −チオフェンカルボキシイミドアミド; またはこれらの何れかの光学異性体またはラセミ体またはこれらの何れ かの医薬的に許容し得る塩である請求項1記載の式(I)の化合物。 6.医薬として使用するための請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合 物。 7.場合によっては医薬的に許容し得る希釈剤または担体と混合した請求項1〜 5の何れかの項記載の式(I)の化合物またはその光学異性体またはラセミ体ま たはその医薬的に許容し得る塩を含有する医薬処方物。 8.場合によっては医薬的に許容し得る希釈剤または担体と混合したL−ドーパ またはオピエート鎮痛剤、特にモルフィンと組み合わされた請求項1〜5の何れ かの項記載の式(I)の化合物またはその光学異性体またはラセミ体またはその 医薬的に許容し得る塩を含有する医薬処方物。 9.請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合物またはその光学異性体ま たはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の治療的に有効な量を、疾患また は病態にかかっているかまたは感受性であるヒトに投与することからなる一酸化 窒素シンターゼ活性の阻害が有利であるヒトの疾患または病態を治療するかまた はその危険を減少する方法。 10.阻害されるものが主として一酸化窒素シンターゼのニューロンのアイソフォ ームである請求項9記載の治療方法。 11.請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合物、またはその光学異性体 またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の治療的に有効な量を、疾患ま たは病態にかかっているかまたは感受性であるヒトに投与することからなる低酸 素症または発作または虚血または神経変性病態または精神分裂症または痛みまた は偏頭痛を治療するかまたはその危険を軽減する、または、オピエートおよびジ アゼピンに対する耐性を阻止および逆転する、または薬剤嗜癖を治療する方法。 12.治療される病態が低酸素症、虚血、発作、ハンチントン病、パーキン ソン病、筋萎縮性側索硬化症、精神分裂症および痛みからなる群から選択された ものである請求項11記載の治療方法。 13.治療される病態が発作である請求項12記載の治療方法。 14.治療される病態が筋萎縮性側索硬化症である請求項12記載の治療方法。 15.治療される病態が痛みである請求項12記載の治療方法。 16.治療される病態がハンチントン病である請求項12記載の治療方法。 17.治療される病態がパーキンソン病である請求項12記載の治療方法。 18.治療される病態が精神分裂症である請求項12記載の治療方法。 19.オピエート鎮痛剤、特にモルフィンと組み合わされた請求項1〜5の何れか の項記載の式(I)の化合物またはその光学異性体またはラセミ体またはその医 薬的に許容し得る塩の治療的に有効な量を、痛みにかかっているかまたは痛みに かかる危険のあるヒトに投与することからなる痛みを治療するかまたは痛みにか かる危険を軽減する方法。 20.L−ドーパと組み合わされた請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合 物またはその光学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の治療 的に有効な量を、パーキンソン病にかかっているかまたはかかる危険が増加した ヒトに投与することからなるパーキンソン病の治療方法。 21.一酸化窒素シンターゼ活性の阻害が有利であるヒトの疾患または病態を治療 または予防するための医薬の製造における請求項1〜5の何れかの項記載の式( I)の化合物、またはその光学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し 得る塩の使用。 22.阻害されるものが主として一酸化窒素シンターゼのニューロンのアイソフォ ームである請求項21記載の使用。 23.低酸素症または発作または虚血または神経変性病態または精神分裂症または 痛みまたは偏頭痛を治療または予防するためのまたはオピエートおよびジアゼピ ンに対する耐性を阻止および逆転するためのまたは薬剤嗜癖を治療するための医 薬の製造における請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合物またはその 光学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の使用。 24.病態が低酸素症、虚血、発作、筋萎縮性側索硬化症、ハンチントン病、パー キンソン病、精神分裂症および痛みからなる群から選択されたものである請求項 23記載の使用。 25.病態が発作である請求項24記載の使用。 26.病態が筋萎縮性側索硬化症である請求項24記載の使用。 27.病態が痛みである請求項24記載の使用。 28.病態がハンチントン病である請求項24記載の使用。 29.病態がパーキンソン病である請求項24記載の使用。 30.病態が精神分裂症である請求項24記載の使用。 31.痛みを治療または予防するための医薬の製造におけるオピエート鎮痛剤、特 にモルフィンと組み合わされた請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合 物またはその光学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の使用 。 32.パーキンソン病を治療または予防するための医薬の製造におけるL−ドーパ と組み合わされた請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合物またはその 光学異性体またはラセミ体またはその医薬的に許容し得る塩の使用。 33.(a)式(II) (式中、R2は請求項1において定義した通りである)の相当する化合物を式(II I) (式中、R1は請求項1において定義した通りであり、Lは脱離基である)の化合 物またはその酸付加塩と反応させることによって式(I)の化合物を製造するか ; (b)式(IV) (式中、R2は請求項1において定義した通りであり、HAは酸である)の相当する 化合物を式(V) (式中、R1は請求項1において定義した通りである)の化合物と反応させること によって式(I)の化合物を製造するか; (c)式(VI) (式中、R1は請求項1において定義した通りである)の化合物を式(VII) R2−L (VII) (式中、R2は請求項1において定義した通りであり、Lは脱離基である) の化合物と反応させることによって式(I)の化合物を製造するか;または (d)式(VI)の化合物をホルムアルデヒドおよびギ酸と反応させることによ ってR2がメチルを示す式(I)の化合物を製造し; そして望ましいかまたは必要である場合は、得られた式(I)の化合物または その別の塩をその医薬的に許容し得る塩に変換するかまたはその逆にし、望まし い場合は、得られた式(I)の化合物をその光学異性体に変換する ことからなる請求項1〜5の何れかの項記載の式(I)の化合物およびその光学 異性体およびラセミ体およびその医薬的に許容し得る塩の製造方法。
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