JP2001523014A - 化合物、組成物及び用途 - Google Patents

化合物、組成物及び用途

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Abstract

(57)【要約】 エレクロトリプログラフィーに使用される陰電荷制御剤であって、1以上の式Iのピラゾリンを含むものであって、 【化1】 上記式は、上記化合物のすべてのエレクロトリプログラフィー的に有効な形態であって、立体異性体、双性イオン、多形体、溶媒和物、同位体形態、及びこれらの塩から選ばれた1以上の形態(これらの混合物及び同一種に属する物質の組み合わせを含む)を含み;(式Iにおいて、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ニトロ、スルホ、スルフェノ、スルフィノ、カルボキシ、ハロ、シアノ、置換されていてもよいC1-30ヒドロカルビルの1以上から選ばれた1以上の置換基を表す)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はエレクトロリプログラフィーの分野に関する。特に、本発明は、エレ
クトロリプログラフィーにおいて有用性を持つ(好ましくは電荷制御剤として)
化合物及び組成物;それらを含むエレクトロリプログラフィー装置;及びこれら
の化合物、組成物及び/又は装置を製造する方法に関する。
【0002】 エレクトロリプログラフィーは、電気及び入射線、通常は電磁線、より通常に
は可視光、により像を複製する方法である。エレクトロリプログラフィーは写真
複写とレーザー印刷技術を包含する電子写真技術を含む。これらの技術のいずれ
においても、感光体ドラムを露光することにより静電潜像が作られる。これは、
照射された像からの反射光を用いるか(写真複写)、又は通常コンピュータから
の指示に従いレーザーでドラムを走査することによりなされる(レーザー印刷)
。潜像が作られると、可視像が紙に印刷されるように着色剤で現像しなければな
らない。
【0003】 ドラム上の潜像を可視像に現像するにはトナー組成物を用いる。エレクトロリ
プログラフィー装置での使用時、トナーの粒子、それらの担体及び/又はトナー
が用いられている装置の部品との間の摩擦により、トナー粒子は静電荷で帯電さ
れる(摩擦帯電電荷)。トナー像現像の正確な機序は、用いられた特定の装置に
より変わるであろう。例えば従来の写真複写機では、摩擦帯電されたトナー粒子
はドラム上の潜像と電荷の符号が反対となるように、またトナーがドラム上の潜
像に吸着されて、原稿に相当するトナー像がドラム上に現像されるように、トナ
ー組成物が調合される。現像された像は次に(例えば圧力ローラー及び/又は電
圧により)紙等の基材に転写される。転写像は(例えば熱により)基材に定着さ
れ、像のハードコピーが作られる。その後、作像ドラムは洗浄され、装置は次の
コピーを作る準備に入る。したがって、トナー組成物はドラム上の潜像の現像と
最終ハードコピーの作成という二つの目的に使用される。
【0004】 上記のように、トナー組成物は、ドラム上の潜像に吸着されて潜像を現像でき
るように容易に静電荷(摩擦帯電電荷)を持つことができる粒子から成ることが
望ましい。容易に摩擦帯電されるトナーは、作像ドラムから残留トナーを(例え
ば静電反発により)速やか且つより完全に除去しやすくするという利点も持って
いると思われる。これにより、(前のコピーからのゴーストイメージが減少する
ので)画質が改善され、コピー間のサイクルタイムが短縮され、複写速度が増大
すると思われる。
【0005】 トナー組成物は、粒状混合物から成る乾式トナー、又はトナー粒子が絶縁性液
体内に分散された液状トナー等の様々な物理的形状で存在することができる。所
要の大きさのトナー粒子は多くの異なる方法で形成できる。例えば、粒子の粉砕
又は微粉砕のような物理的な方法(“従来のトナー”)、又は粒子の化学的製造
及び成長(“化学的製造トナー”−CPT)である。典型的トナー組成物及びそ
の実例に要求される要件の一層の具体例は、以下の書籍に述べられている:"The
Chemistry and Technology of Printing and Imaging Systems"(P. Gregory編
集、Blackie Academic and Professional出版、1996年)、特に第4章"Electrop
hotography"。
【0006】 ある種の電荷制御剤(以下CCAと呼ぶ)をトナー組成物に添加すると、トナ
ーの製造とトナー中の摩擦帯電電荷の安定性が促進される。またCCAの使用は
、潜像が紙に転写されたとき、画質の向上ももたらすことがある。CCAの作用
機序は不明であるが、産業界はCCAとしての能力が向上した化合物を探し続け
ている。理想的CCAに望まれる特性;それらが添加されるトナー組成物;及び
/又はそれらが作るハードコピーは当業者には周知である。そのような特性は以
下のいずれか又は全てから成るものと思われる:より大きな摩擦帯電電荷を安定
させる能力;改善された摩擦帯電電荷分布、及び/又は個々のトナー粒子内にお
ける及び/又はトナー組成物内のトナー粒子全体における電荷の均一性;低価格
、低毒性又は無毒性、使用条件下でのより高い安定性、トナー中の結合剤樹脂と
の良好な相溶性、向上した画像解像度、より大きな作像速度、ハードコピー中の
印刷にじみの減少、及び/又は改善された着色剤特性。
【0007】 現在入手可能なCCAは上記の点のいずれか又は全てにおいて完全に良好とい
うわけではない。したがって、前述の領域のいずれか又は全てにおいて改善をも
たらすCCAを提供することは望ましいであろう。
【0008】 出願人は、ある化合物が電荷制御剤として作用し、既知のCCAが持つ短所の
いずれか又は全てを克服する可能性があることを発見した。本発明の好適なCC
Aは、実質的に重金属を含有しないものである。このようなCCAは製造がより
容易であり、環境に対する影響が改善されていると思われる。
【0009】 したがって、一般的に本発明に従うと、エレクトロリプログラフィーにおいて
用いられる電荷制御剤(CCA)としての、式Iで表される少なくとも1つの化
合物のエレクトロリプログラフィー的に有効な形態であって、
【0010】
【化3】
【0011】 上記式には以下の物質(それらの混合物及び同一種に属する物質の組み合わせ
を含む)、すなわち、立体異性体、双性イオン、多形体、溶媒化合物、同位体形
態、及びそれらの塩、のうちの1つ以上から選ばれた上記化合物の全てのエレク
トロリプログラフィー的に有効な形態が含まれ; 式Iの化合物は実質的に不純物を含有せず;実質的に重金属を含有せず;式I
において: R1、R2、R3は以下の基、すなわち、水素、ヒドロキシ基、メルカプト基、 アミノ基、ニトロ基、スルホ基、スルフェノ基、スルフィノ基、カルボキシ基、
ハロ基、シアノ基、置換されていてよいC1-30ヒドロカルビル基、の1つ以上か
ら選ばれた1つ以上の置換基を各々独立して表わす、 上記形態が提供される。
【0012】 本発明の他の側面においては、トナーの粒子から成る、エレクトロリプログラ
フィーにおける使用に有効な組成物であって、上記組成物はさらに電荷制御剤(
CCA)として、式IIで表される少なくとも1つの化合物から成り、
【0013】
【化4】
【0014】 上記式には以下の物質(それらの混合物及び同一種に属する物質の組み合わせ
を含む)、すなわち、立体異性体、双性イオン、多形体、溶媒化合物、同位体形
態、及びそれらの塩、のうちの1つ以上から選ばれた上記化合物の全てのエレク
トロリプログラフィー的に有効な形態が含まれ; 式IIにおいて: R1、R2、R3は以下の基、すなわち、水素、ヒドロキシ基、メルカプト基、 アミノ基、ニトロ基、スルホ基、スルフェノ基、スルフィノ基、カルボキシ基、
ハロ基、シアノ基、置換されていてよいC1-30ヒドロカルビル基、の1つ以上か
ら選ばれた1つ以上の置換基を各々独立して表わす、 組成物が提供される。
【0015】 好ましくは、式IIの化合物は実質的に重金属を含有せず、好ましくは如何な
る金属をも含有しない。 本明細書で用いる“ヒドロカルビル”という用語は、1つ以上の炭素原子を持
ち、さらに1つ以上の他の適当な異原子、好ましくは窒素、酸素及び/又はイオ
ウを持っていてよい1つ以上の水素原子から成る基部分を意味する。より好まし
くは、“ヒドロカルビル”部分は以下の部分及び同一部分におけるそれらの組み
合わせから成る:アルキル、アルコキシ、アルカノイル、カルボキシ、アルカノ
イロキシ、アルコキシカルボニル、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アル
キルスルフォニル、カルバモイル、スルファモイル、アルキルアミノ、及び/又
はアルカノイルアミノ。ヒドロカルビル部分は、1つ以上の二重及び/又は三重
の炭素−炭素結合及び/又は芳香族部分から成っていてもよく、全体的に又は部
分的に線状、枝分かれ及び/又は環状でもよい。
【0016】 本明細書で用いる“アルキル”という用語又はその同等物(例えば“アルク”
)は、状況に応じ、二重結合、三重結合及び/又は芳香族部分(例えばアルケニ
ル、アルキニル及び/又はアリール)、さらに2つ以上の置換基に結合した多価
種(アルキレン等)から成るような他の炭化水素部分を包含する用語に容易に置
き換えられ得る。本明細書で用いる“ハロ”という用語は、フルオロ、クロロ、
ブルモ及びイオド、好ましくはフルオロ及びクロロを表す。
【0017】 本明細書に述べたラジカル基又は部分(例えば置換基としての)は、特記しな
い限り、又は文脈上明らかに別の意味を持たない限り、一価のラジカルを意味す
る(例えばアルキレン部分は二価で、他の2つの部分を結合する)。3つ以上の
原子の鎖から成る基は、鎖が全体に又は部分的に1つ以上の直鎖、枝分かれ鎖か
ら成ってよく、及び/又は環(スピロ及び/又は縮合環を含む)を形成してよい
基を表す。ある種の原子の総数はある種の置換基では特定される。例えば、C1- n ヒドロカルビルは1〜n個の炭素原子から成るヒドロカルビル部分を意味する 。本明細書中の式のいずれにおいても、1つ以上の環置換基が環上の特定の原子
に結合された状態で示されていない場合[例えば式(I)中の置換基R1]、こ の置換基は環中の原子に結合した水素と置き換わることがあり、化学的に適当な
環上の利用可能な位置に置かれると思われる。
【0018】 好ましくは、上記のヒドロカルビル基のいずれもが1〜24個、より好ましく
は1〜18個、最も好ましくは1〜10個の炭素原子から成る。ヒドロカルビル
基中の炭素原子の数は4〜10(4と10を含む)であることが特に好ましい。
【0019】 本明細書で用いた“置換されていてよい”という表現は、1つ以上の置換基が
直後に列記されない限りは、以下の基から選ばれた1つ以上の基で置換されてい
てよいことを意味する:ヒドロキシ、メルカプト、アミノ、ニトロ、スルホ、ス
ルフェノ、スフフィノ、カルボキシ、ハロ、及びシアノ。
【0020】 文脈上明らかに別の意味を持たない限り、本明細書で用いた用語の複数型は単
数型を含むものとして解釈されるべきであり、その逆も言える。 本明細書で用いた“重金属”という用語は遷移金属及び周期表の第五周期以上
の金属を意味する。そのような金属は環境の面でも毒性の面でも望ましくない。
【0021】 “エレクトロリプログラフィー的に有効な”という表現(例えば式I及びII
の化合物について)は、エレクトロリプログラフィー又は本明細書中に明記され
た他の用途のいずれかで用いられた場合、組成物に所要の特性を与え、エレクト
ロリプログラフィー用組成物を調整するのに用いられる従来の担体及び/又は希
釈剤と相溶性がある物質から成るものと理解される。CCAとしての使用により
適合するため、式I及びIIの化合物は好ましくは従来のエイムス試験で毒性が
ないことが示される。
【0022】 本明細書中に記載された式I及びIIの好ましい化合物は、R1、R2及びR3 が独立してH、C1-8アルキル、及びC6-18アリールから選ばれる化合物である 。
【0023】 式I及びIIのより好ましい化合物は、R1、R2及びR3が独立してH、C1-4 アルキル、及びフェニルから選ばれる化合物である。 式I及びIIの最も好ましい化合物は、R1がH、R2がメチル、R3がフェニ ルである化合物である。
【0024】 式I及びIIの特定の化合物は以下から選ばれる: 3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン; エレクトロリプログラフィー的に有効な互変異性体; エレクトロリプログラフィー的に有効な塩;及び それらのエレクトロリプログラフィー的に有効な混合物。
【0025】 式I及びIIの化合物における置換基(例えばR1)は、組成物の調製に用い られる樹脂とのCCAの相溶性を改善するように選んでよい。したがって、置換
基の大きさと長さは樹脂との物理的からみ合い又は介在を最適化するように選ば
れてよく、又は樹脂と化学的に反応することができる反応部を含有してよい。
【0026】 式I及びIIの塩は1つ以上の有機及び/又は無機酸及び/又は塩基から形成
してよい(例えば酸及び/又は塩基付加塩)。式I及びIIの塩は、一価及び/
又は多価の酸及び/又は塩基から形成してよい全ての許容可能な塩から成る(例
えば酸金属塩)。また、式I及びIIの塩は、許容可能なキラル酸及び/又は塩
基とともに形成された全ての鏡像異性体塩、及び/又はそのような塩の鏡像異性
体の混合物(例えばラセミ混合物)から成る。
【0027】 式I及びIIの好ましい塩は、式I及びIIの成分が陰イオンから成る塩であ
る。式I及びIIの化合物の塩における好ましい対イオンは陽イオンであり、よ
り好ましくは以下の1つ以上から選ばれる:H+及びアンモニウム陽イオン(同 一又は異なってもよい1つ以上のヒドロカルビル基で置換されていてよい)。
【0028】 対イオンは、適当な一価、二価又は三価の金属陽イオンのような1つ以上の金
属陽イオンから成っていてもよい。より好ましくは、金属陽イオンは、例えばHa
ndbook of Chemistry and Physics(米国オハイオ州のThe Chemical Rubber Co.
から出版)の裏表紙見返しに公表されたようなメンデレエフの周期表の1a、2
a、3a、1b、2b、6b、7b及び8族から選ばれる。より好ましい金属陽
イオンはNa、K、Mg、Ca、Zn及びAlから選ばれる。しかしながら、環
境問題及び/又は毒性問題にかかわる重金属を実質的に含有しない組成物を提供
することが本発明の好ましい実施態様の利点であることを理解すべきである。し
たがって、本発明の好ましい組成物は実質的に重金属を含有せず、好ましくは全
ての金属を含有しない。
【0029】 式I及びIIの塩は第四アンモニウム陽イオン(以下QACと呼ぶ)とともに
形成された塩でもよい。好ましいQACは、C1-30アルキル鎖を含有するQAC
、特にアルキル鎖が6個より多い、特に10個より多い炭素原子を含有するQA
Cである。何故なら、このようなQAC類は揮発性がより少なく、トナー樹脂組
成物の調製に用いられる高温に対する耐性がより高いからである。
【0030】 適当なQAC陽イオンは以下の1つ以上から選ばれてよい:N,N−ジエチル
−N−ドデシル−N−ベンジルアンモニウム;N,N−ジメチル−N−オクタデ
シル−N−(ジメチルベンジル)アンモニウム;N,N−ジメチル−N,N−ジ
デシルアンモニウム;N,N−ジメチル−N,N−ジドデシルアンモニウム;N
,N,N−トリメチル−N−テトラデシルアンモニウム;N−ベンジル−N、N
−ジメチル−N−(C12-18アルキル)アンモニウム;N−(ジクロロベンジル )−N,N−ジメチル−N−ドデシルアンモニウム;N−ヘキサデシルピリジニ
ウム;N−ヘキサデシル−N、N,N−トリメチルアンモニウム、ドデシルピリ
ジニウム;N−ベンジル−N−ドデシル−N、N−ビス(ヒドロキシエチル)ア
ンモニウム;N−ドデシル−N−ベンジル−N、N−ジメチルアンモニウム;N
−ベンジル−N、N−ジメチル−N−(C12-18アルキル)アンモニウム;N− ドデシル−N、N−ジメチル−N−(1−ナフチルメチル)アンモニウム及び N−ヘキサデシル−N、N−ジメチル−N−ベンジルアンモニウム陽イオン。
【0031】 適当なQAC陽イオンは、例えば以下から選ばれた1つ以上のアミンに由来す
る適当なアミン類から形成されてもよい:ドデシルアミン、オクタデシルアミン
、ジデシルアミン、ジドデシルアミン、テトラデシルアミン、ドデシルアミン、
ヘキサデシルアミン、C12-18アルキルアミン及びN−ベンジルアミンの混合物 。適当なQACを形成するのに用いることができる好ましいアミンは、N−C1- 6 アルキル第一アミン、N、N−ジ−C1-6アルキル第二アミン、及びN−ベンジ
ルアミンから成る。特に好ましいアミンはメチル及びエチルアミン誘導体から成
る。
【0032】 式I及びIIの塩は1つより多い対イオン、例えば、式I及びIIの特定の塩
の化学量論に妥当なQAC類の組み合わせを含むことができる。しかしながら、
対イオンは1つだけの陽イオンから成るのが好ましい。
【0033】 式I及びIIのある種の化合物は、1つ以上の立体異性体、例えば鏡像異性体
、ジアステレオマー、幾何異性体、互変異性体、配座異性体、及び/又はそれら
の組み合わせで、可能であれば同一の部分及び/又は残基(適当な分子種及び/
又はイオン種等)内に存在してよい。特に、式I及びIIの化合物は多くの異な
った互変異性体として存在してよい。本発明は、式I及びIIの化合物の全ての
エレクロトリプログラフィー的に有効な立体異性体(特に互変異性体)及び/又
はそれらの混合物を含む。
【0034】 式I及びIIのある種の化合物は、1つ以上の双性イオン、例えばイオン電荷
の2つ以上の中心があるような双性イオンとして存在してよい。本発明は、式I
及びIIの化合物の全てのエレクロトリプログラフィー的に有効な双性イオン及
び/又はそれらの混合物を含む。
【0035】 式I及びIIのある種の化合物は、1つ以上の多形体、例えば異なった侵入型
化合物、結晶形態、非晶形態、相、固溶体、及び/又はそれらの適当な混合物と
して存在してよい。本発明は、式I及びIIの化合物の全てのエレクロトリプロ
グラフィー的に有効な多形体及び/又はそれらの混合物を含む。
【0036】 式I及びIIのある種の化合物は、1つ以上のエレクロトリプログラフィー的
に許容可能な溶媒から形成された1つ以上の溶媒化合物の形態で存在してよい。
溶媒和の程度は非化学量論的でよい。式I及びIIの化合物は不溶媒和状態(例
えば無水状態)でも存在できる。本発明は、式I及びIIの化合物の全てのエレ
クロトリプログラフィー的に有効な溶媒和物形態及び/又はそれらの混合物を含
む。
【0037】 式I及びIIのある種の化合物は、式I及びIIの化合物における1つ以上の
原子の普通に発生する同位体の1つ以上が同一の原子の同位体により置換された
(例えば12C原子は14C原子により置換されることがある)1つ以上の同位体形
態として存在してよい。同位体は放射性であってよい。式I及びIIで表される
化合物のある種の同位体形態は、作像装置(例えばX線、陽電子放射断層撮影法
、及び/又は核磁気共鳴を用いた装置)における選択的作像手段として;式I及
びIIの化合物の作用機序を検討する道具として;及び/又は式I及びIIの同
位体標識化合物に適したその他の用途において有用性を持つと思われる。本発明
は、式I及びIIの化合物の全てのエレクロトリプログラフィー的に有効な同位
体形態及び/又はそれらの混合物を含む。
【0038】 本発明のエレクロトリプログラフィー用組成物はさらに、エレクロトリプログ
ラフィー的に有効な希釈剤及び/又は担体(例えば適当な樹脂)から成ってもよ
い。本発明の組成物はトナー組成物及び現像剤組成物から成るのが都合がよい。
トナー組成物は、粉体組成物(湿式トナー)又は絶縁性液体に分散された状態(
液体トナー)としてのトナー樹脂の粒子から成ってよい。現像剤組成物はトナー
組成物と類似しているが、より小さなトナー粒子を支持していると思われる大き
な担体粒子(例えば不活性ビーズ)から成ってもよい。本発明の組成物において
は、式I及びIIの化合物は唯一の電荷制御剤として存在するのが有利である。
【0039】 本発明は、式I及びIIの化合物であるが、直接にエレクロトリプログラフィ
ー的に有効でないことがある化合物から成る組成物に関する。例えば、エレクロ
トリプログラフィーでの使用に無効な(例えば適当でない対イオンから成るため
に)式I及びIIの化合物は、式I及びIIのエレクロトリプログラフィー的に
有効な化合物の調製及び/又は精製における中間体、及び/又は本明細書に記載
した用途の一つ以上に関連した研究用具及び/又は診断補助具等のその他の有用
性を持つことがある。
【0040】 本発明の組成物は、全組成物中にCCAを重量として、好ましくは約0.1%
から約12%、さらに好ましくは約0.5%から約10%、最も好ましくは約1
%から約3%含む。
【0041】 式IおよびIIの化合物は着色されていてもよく、実質的に無色でもよい。無
色のCCAは、黒色以外の着色組成物において(例えば、明るいシェードおよび
/または色のトナー)、特に有用である。無色の化合物は、組成物に加えられて
も、実質的にその組成物の色を変えないからである。もし、式IおよびIIの化
合物が着色されているなら、組成物に対して化合物の色を付与しないような量で
加えることが好ましい。あるいは、式IおよびIIの化合物のある種のものは、
CCAとして働くことに加えて、単独あるいは他の着色剤と共に、着色剤として
働いてもよい。
【0042】 ここで、「着色剤」という用語は、染料(dyes)(それが添加された媒質
に実質的に溶解する)および顔料(pigments)(それが添加された媒質
に実質的に溶解しない)の両方を包含する。着色剤は、可視範囲の電磁線の部分
的なあるいはすべての分散、吸収および/あるいは散乱等により、媒質に色を付
与するものであれば何でも含んでよい。
【0043】 したがって、本発明の組成物は、1以上の適当な染料および/あるいは色素を
着色剤として含んでもよい。適当な着色剤としては、カーボンブラック、磁鉄鉱
、金属化フタロシアニン(metallised phthalocyanin
e)、キナクリドン、ペリレン、ベンジジン、ニグロシン、アニリン、キノリン
、アントラキノン、アゾ分散染料、ベンゾジフラノン(benzodifura
none)、金属化レーキあるいは色素トナー、塩基性染料の水溶性塩、および
これらの混合物から1以上えらんでもよい。着色剤は、水溶性塩基性染料であっ
てもよく、特にトリフェニルメタン染料が好ましい。組成物は、組成物の全重量
に対して、約20%までの着色剤、特に約3%から約10%の着色剤を含んでも
よい。
【0044】 着色剤が磁鉄鉱および/あるいは着色された色素を含む場合には、着色剤は組
成物の重量の約5%から約70%であることが好ましく、さらに好ましくは約1
0%から約50%である。カーボンブラックおよび磁鉄鉱の混合物は市販されて
おり、約1%から約15%含むものが好ましく、特にカーボンブラックおよび磁
鉄鉱の重量に基づいて約2%から約6%のカーボンブラックを含むことが好まし
い。
【0045】 本発明の組成物は、当分野で知られるどんな方法で調製されてもよい。トナー
組成物を調製する1つの方法としては、典型的には、適当なトナーレジンを1以
上の式IおよびIIの化合物と共に、随意に他の成分(例えば、ここで述べられ
ているものなど)と共に、混合することを含む。これは、一般に、成分をトナー
レジン中に均一に分配するために、溶融した組成物を約100℃から200℃で
混合することを含む。次いで、トナーレジンを冷却し、粉砕し、および粒子の平
均粒径が、好ましくは約20μmより小さくなるまで、高解像度のエレクロトリ
プログラフィーにおいてはさらに好ましくは約1μmから約10μmになるまで
、微粉化してもよい。こうして得られた粉末カラートナーあるいはトナー−レジ
ンは、そのまま使用してもよく、あるいは適当な混合機中で混合して不活性の固
体希釈剤(例えば、微細シリカ等)で希釈してもよい。
【0046】 本発明の組成物は、凝集、凝固および/あるいはフロキュレーション等により
化学的に調製された粒子(例えば、トナーおよび/あるいは現像剤)を含んでも
よい。化学的に作られた粒子では、例えば、粒径分布、粒子形状および/あるい
は粒子組成等の粒子の性質が非常にコントロールしやすい。
【0047】 本発明の好適な組成物は、平均サイズが約20μmより小さい、好ましくは約
3から約15μm、最も好ましくは約5から約10μmのトナー粒子を含む。担
体、トナー粒子および/あるいは希釈剤はここに述べるレジンのうち1以上を含
んでもよい。
【0048】 本発明の好適な組成物は、担体が平均サイズ約20μmから約100μmの大
きめの粒子をふくむ現像剤組成物を含んでもよい。 ここで与えられる粒子大きさは、関心の対象となる粒子(実質的には不規則な
形状を有するかもしれない)とほぼ同じ容積の球の直径に相当する線状寸法(l
inear dimension)である。
【0049】 式IおよびIIの化合物は、当分野で知られるどんな適当な方法で製造しても
よい。 本発明のさらに別の側面からは、式IおよびIIの化合物のCCAとしての使
用が提供される。式IおよびIIの化合物が、陰帯電を制御するCCA(以下で
は陰性CCAとされる)として作用することが好ましい。さらに好ましくは、式
IおよびIIの陰性CCAは、使用時に陰電荷に帯電されることが好ましい。式
IおよびIIの化合物は中性であると都合がよい。
【0050】 本発明のさらに別の側面からは、エレクロトリプログラフィー装置、その装置
の構成部品、および/あるいはその装置と共に使用される消耗品であって、1以
上の式Iおよび/あるいはIIの化合物および/あるいはここで述べられた組成
物を含むものが提供される。
【0051】 本発明のさらに別の側面からは、1以上の式Iおよび/あるいはIIの化合物
および/あるいはここで述べられた組成物の、エレクロトリプログラフィー装置
、その装置の構成部品、および/あるいはその装置と共に使用される消耗品の製
造における使用が提供される。
【0052】 下記に例示される化合物(出願人が各種トナーおよび現像剤組成物におけるC
CAとしての使用を発見した化合物)によって、本発明をさらに説明する。
【0053】
【実施例】
実施例1
【0054】
【化5】
【0055】 この化合物は、例えば、DeRuiterらのJ.Het.Chem.,19
87,24巻,149頁に記載されている方法など、公知の方法により調製され
た。こうして得られた粗生成物を精製して、実質的にすべての重金属を除き、実
質的に純粋な形で下記に記すようにトナーおよび現像剤の調製に使用した。
【0056】 トナーの調製 上記の化合物(実質的に重金属を含まない実質的に純粋な形である)を、下記
の処方に従って、エレクロトリプログラフィー偽(pseudo)トナーの調製
に使用した。トナー成分を均一になるまで混合した。混合物を160℃で押出し
、粗い粉状にすりつぶし、ジェットミルを使用して粉砕し、トナー粒子を得た。
これらのトナーは、陰電荷を帯電することができる。
【0057】
【表1】
【0058】 上記の表において、示された量は各成分の重量部に関連する。SAは、スチレ
ンアクリリックレジンを示し、およびPEはビスフェノールAポリエステルレジ
ンを示す。処方「A(comp)」および「C(comp)」は、CCAを含ま
ないコントロール処方を示す。
【0059】 現像剤の調製 上記のトナーからエレクロトリプログラフィー現像剤を調製した。例示された
CCAを使用して(CCAを含まない場合も同様に)、各トナー対担体塊の比率
2:98で、トナーを各種担体と混合した。担体は、各種の通常のコートされた
およびコートされていない鉄およびフェライト担体であって、パウダーテック・
コーポレーション(Powdertech Corporation)から市販
されているものである。下記の表においては、これらの担体は、パウダーテック
・コーポレーションの参照コードで示されている。これらの現像剤の摩擦帯電は
、標準的なブロー・オフ法で決定された。
【0060】 結果 上述のようにして調製された現像剤の摩擦帯電試験の結果を下記の表に示す。
摩擦帯電値は、最初に現像剤を帯電させた後、すべて同じ時間間隔(60分)で
測定された。
【0061】
【表2】
【0062】 例示されたCCAによって、各種の異なる担体を含む現像剤の摩擦帯電が、C
CAを含まない現像剤と比べて、安定することがわかる。例示されたCCAを含
む現像剤の摩擦帯電値は、最初の荷電後は、試験期間中にわたって、実質的に時
間依存性であった。これに比較して、CCAを含まない現像剤は低い(さらに陰
性度の高い)摩擦帯電値を示し、試験期間中、摩擦帯電値は増加する。
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクロトリプログラフィーに使用される電荷制御剤(CC
    A)としての、式Iで表される少なくとも1つの化合物のエレクロトリプログラ
    フィー的に有効な形態であって、 【化1】 上記式は、上記化合物のすべてのエレクロトリプログラフィー的に有効な形態で
    あって、立体異性体、双性イオン、多形体、溶媒和物、同位体形態、及びこれら
    の塩から選ばれた1以上の形態(これらの混合物及び同一種に属する物質の組み
    合わせを含む)を含み; この化合物は、実質的に不純物を含まず;および実質的に重金属を含まない(式
    Iにおいて)。
  2. 【請求項2】 実質的に無色あるいはわずかに着色している請求項1に記載
    の化合物。
  3. 【請求項3】 エレクロトリプログラフィーに効果的に使用される組成物で
    あって、トナーの粒子を含み、さらに、式IIで表される少なくとも1つの化合
    物を電荷制御剤として含み、 【化2】 上記の式は、上記の化合物のすべてのエレクロトリプログラフィー効果的な形態
    であって、立体異性体、双性イオン、多形体、溶媒和物、同位体形態、及びこれ
    らのすべての適当な塩から選ばれた1つ以上の(これらの混合物及び同一種に属
    する物質の組み合わせを含む)形態を含む (式IIにおいて、R1、R2およびR3はそれぞれ独立に、H、ヒドロキシ、メ ルカプト、アミノ、ニトロ、スルホ、スルフェノ、スルフィノ、カルボキシ、ハ
    ロ、シアノ、置換されていてもよいC1-30ヒドロカルビルの1以上から選ばれた
    1以上の置換基を表す)。
  4. 【請求項4】 式IIにおいて、R1、R2およびR3が、独立にH、C1-8
    ルキルおよびC6-18アリールから選択されることを特徴とする請求項3記載の組
    成物。
  5. 【請求項5】 式IIにおいて、R1、R2およびR3が、独立にH、C1-8
    ルキルおよびフェニルから選択されることを特徴とする請求項3または4記載の
    組成物。
  6. 【請求項6】 式IIにおいて、R1がH、R2メチルおよびR3がフェニル であることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】 式IIの化合物が、 3−メチル−1−フェニル−2−ピラゾリン−5−オン; エレクロトリプログラフィー的に有効な互変体; エレクロトリプログラフィー的に有効な塩;および これらのエレクロトリプログラフィー的に有効な混合物 の1以上を含むことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項記載の組成物。
  8. 【請求項8】 トナー粒子の平均サイズが約20μmより小さいことを特徴
    とする請求項3乃至7のいずれか1項記載の組成物。
  9. 【請求項9】 平均サイズが約20μmから約100μmの担体粒子を含む
    ことを特徴とする請求項3乃至8のいずれか1項記載の組成物。
  10. 【請求項10】 実質的に重金属を含まないことを特徴とする請求項3乃至
    9のいずれか1項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 下記の少なくとも1つを含む物質の電荷制御剤としての使
    用: a)請求項1または2記載の式lの化合物、および/あるいは b)請求項3乃至10のいずれか1項記載の組成物。
  12. 【請求項12】 適当な担体および/あるいは現像剤を、請求項1または2
    記載の1以上の式Iの化合物および/あるいは請求項3乃至10のいずれか1項
    記載の1以上の式IIの化合物と混合して、請求項3乃至10のいずれか1項記
    載の組成物を製造する方法。
  13. 【請求項13】 エレクロトリプログラフィー装置および/あるいはエレク
    ロトリプログラフィー装置の構成部品および/あるいはエレクロトリプログラフ
    ィー装置と共に使用する消耗品を製造する方法であって、少なくとも下記の1以
    上を使用する方法: a)請求項1または2記載の式Iの化合物;および/あるいは b)請求項3乃至10のいずれか1項記載の組成物。
  14. 【請求項14】 エレクロトリプログラフィー装置、エレクロトリプログラ
    フィー装置の構成部品および/あるいはエレクロトリプログラフィー装置と共に
    使用する消耗品であて、少なくとも下記の1以上をふくむもの a)請求項1または2記載の式Iの化合物;および/あるいは b)請求項3乃至10のいずれか1項記載の組成物。
  15. 【請求項15】 化合物、組成物、エレクロトリプログラフィー装置および
    これらのいずれかを作る方法であって、実質的に実施例に記載されている方法。
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