JP2001518999A - ゲート駆動装置用のガイド・スキッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、Ｃ字状の形材内に、スライド可能に収容され、その全長にわたって延びて、駆動コードを収容する２つの横方向開口部を備え、前記駆動コードに連結し、前記駆動コードから分離するロック要素と、移動すべきゲートのための連結要素を備えたゲート駆動装置用のガイド・スキッドに関するものである。本発明によれば、ガイド・スキッドは、対称的な輪郭を有し、取り付けられた際に、Ｃ字状の形材を越えて、突出するパーツがなく、一つの表面に、連結要素を形成するボルトによってつながれている連続的なスロットを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 ゲート駆動装置用のガイド・スキッド 〔発明の背景〕 本発明は、請求の範囲第１項のおいて書きに記載されたゲート駆動装置用のガ イド・スキッドに関するものである。 〔従来の技術〕 既知のゲート駆動装置には、ガイド・スキッドが、Ｃ字状の形材内に、スライ ド可能に収容されている。これらは、全長にわたって延び、たとえば、駆動チェ ーンや駆動ベルトなどの駆動コード（ｃｏｒｄ）を収容する２つの横方向開口部 を有している。挿入可能なロック要素によって、ガイド・スキッドは、駆動チェ ーンや駆動ベルトと連結可能で、必要があれば、ハンドルによって、駆動チェー ンや駆動ベルトから分離することができる。取り付けられると、固定アイが、ガ イド・スキッドの下側から、Ｃ字状の形材を画定する面を越えて、下方に突出す る。ガイド・スキッドのこのような非対称構造は、いくつかの不利な点がある。 このように、非対称構造のため、保管および輸送時におけるガイド・スキッドの 取扱いに不便が生じる。強度の観点からは、突出する固定アイは、さらに決定的 な構成要素となる。 〔発明の概要〕 本発明の目的は、かかるタイプのガイド・スキッドを、コンパクトな構造で、 かつ、比較的少ないパーツで作られているにもかかわらず、すべての機能を、信 頼性をもって、果たすことができるように、改良することにある。 本発明によれば、この目的は、請求の範囲第１項のおいて書きに記載のガイド ・スキッドに、請求の範囲第１項の特徴部分に記載の特徴を備えさせることによ って達成される。本発明によれば、ガイド・スキッドは対称的な輪郭を有し、取 り付けられた際に、Ｃ字状の形材を越えて、突出するパーツはない。さらに、ガ イド・スキッドは、一表面に、側壁と平行に延びる連続的なスロットを備えて いる。スロットは、連結要素を形成するボルトによって、つながれる。したがっ て、ボルトは、ガイド・スキッドのハウジング内に、しっかりと固定され、それ によって、ボルトによって形成される固定点の安定性が増大される。 好ましい実施態様によれば、ボルトは、外側から、Ｕ字状形材の形状のスロッ ト内に入れることができ、固定ねじによって、その端部を適所に固定することが できる。その結果として、ガイド・スキッドが、すでに、Ｃ字状の形材内に取り 付けられているときに、ボルトを容易に入れることできるようになる。 好ましくは、スキッドは、本質的に、互いにふさぎ合って、取り外し可能に結 合することのできる２つの成形プラスチックパーツを備えている。 スキッドの内部に配置されたロック要素は、ガイド・スキッドの移動方向を横 切るようにシフト可能なロックバーよりなっている。好ましくは、ガイド・ラグ がロックバー上に、たとえば、モールドされて、配置される。ガイド・ラグは、 ガイド・スキッド内に、移動可能に配置されたばね荷重式のシフト要素上に設け られたスライド・ガイドと協働するように構成されている。シフト要素のスライ ド・ガイドは、ロックバーを連結し、連結を解除するために、ハンドルによって 、ばね力に抗して、作動させることができる。ハンドルは、ガイド・スキッドの 中央のスロットからガイドすることができる。したがって、ガイド・スキッドの 任意の取り付け位置において、ハンドルをスロットから下方に移動させることが できる。 Ｃ字状の形材の種々の高さに正確に適合することを保証するために、ガイド・ スキッドの表面の少なくとも一部を、ガイド・スキッドに取り外し可能に取り付 けられたアダプターによって、覆うことができる。この問題の解決のために、別 個の保護が要求される。 本発明のさらなる詳細、特徴および利点につき、図面に示された実施態様に基 づき、以下に、より詳細に説明を加える。 〔図面の簡単な説明〕 図１は、取り付け状態にある本発明の一実施態様にかかるガイド・スキッドの 斜視図である。 図２は、図１のガイド・スキッドの断面図である。 図３は、図１と比較して、わずかに変更が加えられた一実施態様にかかるガイ ド・スキッドの斜視図である。 図４は、パーツに分解された図１にかかるガイド・スキッドの分解図である。 図５は、ロック機構を説明するための基本的構成におけるガイド・スキッドの 上面図である。 図６は、付属のアダプターを備えた図１にかかるガイド・スキッドの斜視図で ある。 〔最適な実施態様の説明〕 図１および図２は、本発明にかかるガイド・スキッド１０を示している。ガイ ド・スキッド１０は、Ｃ字状のレール形材１２にスライド可能にガイドされてい る。Ｃ字状のレール形材１２の横方向部分には、たとえば、図示されていない駆 動モータによって、駆動可能な図示されていない歯付きベルトがガイドされてい る。ガイド・スキッド１０は、図２に概略的に示されているロックバー１４によ って、この歯付きベルトに結合可能である。歯付きベルトは、ガイド・スキッド １０の全長にわたって設けられている横方向開口部１６、１８を通って、延びて いる。ロックバー１４を、開口部１８内に、押すことによって、ガイド・スキッ ド１０は、図示されていない歯付きベルトに結合され、対応するロックバー１４ の引き戻しによって、ガイド・スキッド１０は、歯付きベルトとの結合が解かれ る。結合動作は、例示の構成においては、図１および図２から認識可能なハンド ル２０におこなわれる。本実施態様においては、ハンドルは非対称的に配置され ている。 ガイド・スキッド１０は、一表面の中央部に、スロット２２を備えている。こ のスロットは、横方向に固定されたボルト２４によって、つながれている。動か すべきゲートのための連結ロッドは、図示されていないが、ボルト２４によって 、取り付け可能である。図示しない別の実施態様によれば、ハンドル２０は、ス ロット２２の領域内に配置することもできる。こうすると、スキッド１０の取り 付け位置にしたがって、１８０度だけ、回転した２つの取り付け位置の各々から 、 ハンドル２０を、Ｃ字状のレール形材１２から下方へ動かすことができ、好まし い。 図３は、ボルト２４を、ガイド・スキッド１０内に取り付ける取り付け方法を 示している。ガイド・スキッド１０は、Ｕ字状形材の形状のスロット状の凹部を 備えており、ボルト２４は、スロット状の凹部内に配置され、ねじ２６、２８に よって、所定の位置に保持可能である。 とくに図４から明らかなように、対称的な輪郭を有するガイド・スキッド１０ は、本質的に、２つの成形プラスチックパーツ３４、３６からなり、２つのプラ スチックパーツ３４、３６は、互いにふさぎ合って、取り外し可能に結合するこ とができる。２つの半部シェル３４、３６のふさぎ合いは、横方向スナップラグ ３８によって生じ、横方向スナップラグ３８は、スナップによる結合を容易なも のとする。安全のため、結合ねじ２６、２８，３０が設けられ、結合ねじ２６、 ２８は、すでに説明したように、同時に、ボルト２４を所定の位置に保持する機 能を有している。スキッド１０の底部成形プラスチックパーツ３６内では、ガイ ド４０が、別の成形プラスチックパーツを形成するロックバー１４に結合されて いる。このガイドは、本質的に、２つの端部を有しており、２つの端部の間には 、ロックバー１４が、縦方向にシフト可能にガイドされている。ロックバー１４ の移動方向は、ガイド・スキッド１０の移動方向と９０度の角度で延びている。 頂部で、ガイドラグ４２がロックバー１４上に取り付けられている。このガイド ラグ４２は、シフト要素４６に設けられたスライドガイド４４と協働するように 構成されている。シフト要素４６は、ガイド・スキッド１０中に、縦方向にシフ ト可能に、取り付けられており、シフト要素４６をスタート位置に保持する圧縮 スプリングに寄りかかっている。シフト要素４６は、シフト要素４６の連結部４ ８と係合するハンドル２０によって、圧縮スプリング４８のばね力に抗して、シ フト可能である。シフト要素４６のこの縦方向のシフトによって、ロックバー１ ４の位置は、ガイドラグ４２により変化される。この点につき、図５を参照して 、説明を加える。図５には、歯付きベルトコネクタと連結する位置にあるロック バー１４が図示されている。この位置において、ロックバー１４のガイドラグ４ ２は、スライドガイド４４の位置１にある。ロックバー１４を解除するため、シ フ ト要素４６は、ロックバー１４のガイドラグ４２がスライドガイド４４の頂点に 達するまで、シフトされる。ハンドルを解除した後、シフト要素４６は、スプリ ング圧によって、ハンドルを引く方向と反対の方向に移動され、その結果、ガイ ドラグ４２は、ロックバー１４とともに、スライドガイドの曲線に沿って、位置 ３に移動される。この位置において、ロックバー１４は、図４のガイド４０に沿 って、横方向内側に、ガイド・スキッド１０内に引かれて、解除位置となる。ロ ックをするためには、シフト要素４６は、再び、ハンドルによって、下方に移動 される。ロックバーは、次いで、スライドガイド４４を介して、スタート位置に 移動され、その結果、再び、ロック位置に移動される。 図６にしたがった実施態様においては、すでに述べたガイド・スキッドは、そ の一部を覆うアダプタ５２にねじで取り付けられている。アダプタ５２は、ガイ ド・スキッド１０の全幅にわたって延び、Ｃ字状の形材内に、確実にガイドされ るのに十分に長い成形プラスチックによって形成されている。適度に厚いアダプ タ５２によって、Ｃ字状のレールの高さへの適合を実現することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ Ｃ字状の形材内に、スライド可能に収容され、その全長にわたって延びて、 駆動コードを収容する２つの横方向開口部を備え、前記駆動コードに連結し、 前記駆動コードから分離するロック要素と、移動すべきゲートのための連結要 素を備えたゲート駆動装置用のガイド・スキッドにおいて、 対称的な輪郭を有し、取り付けられた際に、前記Ｃ字状の形材を越えて、突 出するパーツを有さず、一つの表面上に、前記連結要素を形成するボルトによ ってつながれている連続的なスロットを備えたことを特徴とするゲート駆動装 置用のガイド・スキッド。 ２ 前記ボルトを、外側から、Ｕ字状の形材内に入れることができ、固定ねじに よって、その端部を適所に固定することができることを特徴とする請求の範囲 第１項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。 ３ 本質的に、互いにふさぎ合って、取り外し可能に結合することのできる２つ の成形プラスチックパーツを備えたことを特徴とする請求の範囲第１項または 第２項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。 ４ 前記ロック要素が、前記ガイド・スキッドの移動方向を横切るようにシフト 可能なロックバーよりなることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第３項の いずれか１項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。 ５ ばね荷重式のシフト要素上に設けられたスライド・ガイドと協働するガイド ・ラグが、前記ロックバー上に、配置されことを特徴とする請求の範囲第１項 ないし第４項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。 ６ 前記シフト要素の前記スライド・ガイドが、前記ロックバーを連結し、分離 するために、ハンドルによって、ばね力に抗して、作動可能であることを特徴 とする請求の範囲第５項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。 ７ 前記ハンドルが、前記ガイド・スキッドの中央部のスロットからガイドされ て、前記ガイド・スキッドの任意の取り付け位置において、前記スロットから 下方に移動させることができるように構成されたことを特徴とする請求の範囲 第６項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。 ８ 前記Ｃ字状のレールの異なる高さに正確に適合させるために、前記ガイド・ スキッドの少なくとも一部を覆うアダプタが、前記ガイド・スキッドに取り外 し可能に取り付けられたことを特徴とする請求の範囲第１項ないし第７項のい ずれか１項に記載のゲート駆動装置用のガイド・スキッド。