JP2001518856A - 沈潜可能で回収可能なブイ - Google Patents

沈潜可能で回収可能なブイ

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Abstract

(57)【要約】 ブイ(3)は、ブイ(3)が沈潜できて、その後自動的に解放されて表面へ上昇することが出来るようにした解放機構(5)を含んでいる。機構(5)は、その中に解放ユニット(101)が置かれたスペース(8)をハーメチックシールするキャップ(16)を含む。キャップ(16)は互いに関連して動くことが出来てピン(20)を解放する二つのジョー部(28,29)を含むように一体に形成される。ジョー部(28,29)の動きは、少なくとも一つのジョー部(28)を他のジョー部(29)から離れるように斜めに動かす解放ユニット(101)を介して行われる。解放ユニット(101)は遠隔送信された信号によって作動させられるか、又は特別の状況がそのような解放を指示する場合(例えば、内部電源が消耗に近くなった場合)はタイマー又はコントローラによって直接作動開始させられる。ブイ(3)は蟹壷(7)のような沈潜した構造物に取り付けることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】 沈潜可能で回収可能なブイ 発明の分野 本発明は水上ブイ及び、特に沈潜できて、その後回収できるブイ、及びハーメ チックシールされた環境の中で使用することが出来る開放システムに関する。 発明の背景 水上ブイは海上用途の広いスペクトルに共通に用いられて、特定の存在場所を 示すようになっている。水の表面での使用に加えて、ブイは水中の活動のマーキ ングの用途を持ち、その目的は、水中にある資産(例えば、科学的、産業的、商 業的、軍事的なもの)の安全性を向上させることに加えて、表面の障害及びブイ 侵入を排除することにある。 水中の使用を望む場合は、ブイには水面への信頼できる解放及びブイ退去がで きるような手段を設けることが必要である。 発明の要約 本発明の第1の態様によれば、部材を解放可能に保持することができるように 構成されたジョー部を少なくとも二つ持った本体と、該本体に形成されたハーメ チック シールによって該部材から分離された変位手段で、該変位手段を実質的に該本体 内に閉じ込めるようにし、該変位手段は少なくとも一つの該ジョー部を動かして 部材を解放及び/又は保持するようにし、少なくとも一つのジョー部は該ハーメ チックシールの少なくとも一部を形成するようにしたものと、から成る、解放可 能な保持装置が開示される。 本発明の第2の態様によれば、周りに体の線を巻くことが出来、一端が本体に 取付けることが出来る、スプール型の本体と、本体と関連し、その内部にアクチ ュエータを取り付けることができる、ハーメチックシールされた空間と、本体か ら解放可能であり、かつそれに線の中間部分を取付けることが出来る、部材と、 該アクチュエータによって作動可能であって部材を解放及び/又は保持するクラ ンプ機構であって、該機構の少なくとも可動クランプ部分は該空間のハーメチッ クシールの少なくとも一部から成るものとから成る、沈潜可能でかつ回収可能な ブイが開示される。 本発明の別の態様によれば、水の本体に用いるための沈潜可能及び/又は回収 可能なブイシステムであって、該システムは、情報を含む信号を送信するように 構成された送信装置と、第二の態様によるブイであって、該ブイは更に該信号を 受信し、かつ該情報に従って該アクチュエータの操作をさせる手段から成るもの と、該線の他端が取付けられた弾頭部と、から成るものが開示される。 本発明の数多くの他の態様も開示される。 図面の簡単な説明 本発明の数多くの実施の形態について添付の図面を参照して記述すれば、 図1Aは一つの実施の形態によるブイの使用を示し; 図1Bは図1Aのブイの長方向の断面図; 図2は図1A及び図1Bの主要な機能性構成部品の概略ブロック図; 図3Aは図2の機能性構成部品を実施する特定の装置を表す概略ブロック図; 図3Bは図3Aの実施の形態で用いられる送信器内の特定の装置の概略ブロッ ク図; 図4は実施の形態による解放機構、エンドキャップ、及びロープ・シャックル ・ピンの前立面図; 図5Aは閉じた形の図4の配置の正面長方向の断面図; 図5Bは開いた形の図4の配置の正面長方向の断面図; 図5Cはエンドキャップの拡大後部断面図; 図6は図4のVI−VI線に沿って見た、図4の配置の右側長方向の断面図; 図7Aは図5AのVII−VII線に沿って見た、エンドキャップの下側図; 図7Bは図7AのVII−VII線に沿って見た、図 4の実施の形態と関連した固定ジョー挿入部; 図8Aないし図8Cは一つのブイ本体の斜視図、底面及び頂面図; 図9は別の実施の形態による解放機構及びエンドキャップの前立面図; 図10は図9のエンドキャップの底面図; 図11A及び図11Bは別のブイ本体の斜視図及び底面図; 図12Aは別の実施の形態の解放組立体の図; 図12Bは図12Aのエンドキャップの底面図; 図13は図12A及び図12Bの実施の形態の操作を示す斜視図; 図14は図13Aないし図13の実施の形態で用いる制御システムの模式電子 回路図; 図15ないし図19は図12−14の配置の操作の態様を表すフローチャート 、である。 詳細な説明 図1Aについて述べれば、積極浮揚性のブイ3は、この場合蟹壷7である、消 極浮揚性のペイロードに接続された、この場合ロープ6である線によって、水の 本体の表面90の下に保持されて、沈潜した状態1で示されている。沈潜した状 態1から明らかなように、蟹壷7の消極浮揚性は蟹壷7の積極浮揚性よりも大き い高さを持ったものである。 図1Aもまた、回収可能な状態2でのブイ3を示し、それによってロープ6は ブイ3から巻外し出来るようになっている。ブイ3はこうしてその積極浮揚性の ために水面90へ上昇させられる。しかしブイ3はロープ6によって蟹壷7に繋 がれたままになっているので、蟹壷7はロープ6を手繰る漁夫77によって取り 戻されることが出来る。 図1Bは蟹壷7に繋がれた沈潜状態1の場合の本体3を一層詳細に示す。ブイ 3は、典型的にはアルミニウムで作られた円筒形のドラム8の周りに成形された 、ポリエチレン、ポリプロピレン、その他のプラスチックス材料で製造できる、 ブイ本体4と、解放組み立体5とで形成される。解放組立体5は解放ユニット1 01を支持するように配置されたエンドキャップ16を含む。ドラム8は盲空洞 の、実質的に筒型の内部内に解放組立体5が収容され、エンドキャップ16によ って閉じられるようになったものを形成している。 エンドキャップ16はその中にO−リング79を設けた周縁環状のチャンネル 91を含む。エンドキャップ16はO−リング79に隣接するねじ条を設けた部 分32を含み、ドラム8の開放端に形成された補足ねじ条と契合するようになっ ている。こうして、O−リング79及びエンドキャップ16はガス及び液体を含 む流体がドラム8への侵入に対してその内部(例えば解放組立体5)を腐食及び 損傷から保護するのに効果のあるハーメチッ クシールを与える。エンドキャップ16もまた、ロープ・シャックル・ピン20 、可動ジョー部(jaw)28及び固定ジョー部(jaw)29を持ったロープ解放装 置83を含む。 図1Bに見られるように、ロープ6の一端は結び目81などによって本体4に 固定される。ロープ6は、ブイ3が用いられる水の最大操作深さに相当する長さ の本体4の周りに巻かれているのが示されている。本体4の周りに巻かれた後に 、ロープ6の自由端64を蟹壷7に結ぶか又は縛るかして、ロープ6の自由部分 64をロープ・シャックル・ピン20に確実に縛るか又は固定する。 ロープ・シャックル・ピン20は典型的にはステンレス鋼で形成され、記述さ れた方法で可動ジョー部28と固定ジョー部29との間に作動可能に固定された 一体に形成されたボール型の端部66を持つ。ロープ・シャックル・ピン20の 他端はリング又はアイレット67を持ち、それにロープ6を図示したように結ぶ ことが出来る。ロープ・シャックル・ピン20は、解放ユニット101の状態に 応じ、可動ジョー部28と固定ジョー部29との間に保持されるか又はそれから 解放されるかして、図1Aに示して形を得るか又は変化させるかする。 次に図2を見ると、解放ユニット101は動力源82、信号受信機86、コン トローラ85、好ましくはリアルタイム・クロックを装着したタイマー84、ロ ープ解放アクチュエータ102、及びギア組立体103を含む。 動力源82はロープ解放アクチュエータ102、タイマー84、コントローラ8 5、及び信号受信機86の各々に接続されて各々にそれらが作動するために必要 な動力78を与える。 ロープ解放アクチュエータ102は矢印104で示すようにギア組立体103 に機械的に接続され、ギア組立体103はロープ解放装置83に機械的に接続さ れる105。 信号受信機86は、いつ頃にロープ解放装置83をギア組立体103を経てロ ープ解放アクチュエータ102によってアクチュエートされることを望むかにつ いての情報を含む遠隔伝送された信号53を受信するように形作られている。受 信の情報は最初に接続部68を経てコントローラ85へ伝達される。コントロー ラ85はブイ3の操作を支配してロープ解放アクチュエータ102をアクチュエ ートするタイマー84と特定の時期を通信し、それからアクチュエータ102は ギア組立体103を、従ってロープ解放装置83を、アクチュエート出来るよう に形作られている。 ロープ解放装置83を、アクチュエートするためロープ解放アクチュエータ1 02へ出す信号は、直接接続部69を経てコントローラ85へか、又は接続部8 7を経てタイマー84へに送られることによって開始される。一般的に、ロープ 解放アクチュエータ102への信号は、所定の時間に達したとき(例えば、設定 された後72時 間経ったとき、又は収穫を望む場合、1998年4月10日の次の金曜日午前1 0時に)生じる。コントローラ85もまた、特定の環境がそのような応答を示す 場合、ブイ3の解放をさせるように作動させることが出来る。例えば、好ましい 実施の形態では、電源がアクチュエータ102の作動を妨げるに十分なほど消滅 に近くなった場合には、例えタイマー84でプログラムされた時間が到達しなく ても、残りのコントローラ85はブイ3の解放を起こさせることが出来るように 、コントローラ85は電源82の残存作動寿命を監視するように形成される。そ のような操作によって、ブイ3は、電源の予備無しに大洋床で失われるよりは寧 ろ回収される。こうして、ブイ3は作動不能によって生じる事故損失に対して保 護されることができる。そのような操作はコントローラ85とタイマー84との 間の接続が二方向となるのを助け、そうしてコントローラがアクチュエータ信号 69を与えるかどうかを決定するように時間又は解放前の残存時間を質問するこ とが出来るようにする。 図3Aは図2の解放ユニット101の機能構成部品の幾つかがどのように設定 できるかを説明している。ロープ解放アクチュエータ102を作動させるように 電源78を与えるために配置されたバッテリー10が設けられる、アクチュエー タはモーターコントローラ9とモーター30とから成る。バッテリー10もまた 電源78をマイクロコントローラ43へ供給し、これはタイマー84 とコントローラ85との両方の機能を設定するように形成される。バッテリー1 0はまた電源を赤外受信機60,赤外変圧器61及び音響受信機76へ電力を与 える。バッテリーの電源を与え、そしてバッテリーの寿命を最大にするため、マ イクロコントローラ43を好ましくは実時間の各秒の僅かに1ミリセカンドだけ 起こすように形成することが好ましい。信頼できる操作のために十分な応答時間 を与えながらそのような配置をすることは電力消費を最小にする。 赤外受信機を、遠隔送信された赤外信号53を受信するように形成する。信号 53と関連させた情報をマイクロコントローラ43へ送信する。マイクロコント ローラ43のプログラミングと情報の内容とに基づいて、マイクロコントローラ 43は接続部69,87を経てモーター・コントローラ9へ信号を送るように操 作でき、これはモーター30を動かすことが出来る。モーター30の出力はギア 組立体103に機械的に接続されてロープ解放装置83の作動を起こさせる。モ ーター・コントローラ9はモーター30を逆方向へ作動させてギア組立体103 及びロープ解放装置83を逆運動させる能力がある。逆転能力によって、ロープ 解放装置83が解放操作が行われた後にリセットできるようになる。 特別の配置になったマイクロコントローラ43は接続部89によって示される ように音響波受信機76に接続され得る。音響波受信機76は、その電気出力が 検出増 幅器71、フィルター72、プリアンブ73、検出器74およびデコーダ75を 含む各種の信号調節エレメンt9を経てマイクロコントローラ43へ転送される 音響信号を受信するためのハイドロフォン70から成る。この配置では、図2に 関連して論じた遠隔送信された信号は、ブイ3が水面下に沈んだときに受信機7 6によって受信されることが出来る。これは、もし所定の解放の時間を持った最 初のプログラムを、ブイ3が沈潜した後に変更することを望む場合、または直ち に回収を望む場合には、有用となり得る。 図3Aに示した別の実施の形態は接続部88によってマイクロコントローラ4 3に接続された送信器61を含むものである。一般的に、送信器60は情報が図 2に関連して論じたような遠隔送信された信号の源泉へ戻され得るように形作ら れる。それゆえ、送信器60は、所望の適用に応じて、赤外及び音響信号の何れ か又は双方ともを送信するように形成できる。 図3Bは、信号受信機86によって受信され得る信号53を送信するように形 成した、典型的には手持ち式の可動の装置である、遠隔プログラミングユニット 42を示す。遠隔プログラミングユニット42はバッテリー52によって動力を 与えられるマイクロコントローラ51に接続される。マイクロコントローラ51 に接続された送信器49は赤外受信機60による、及び/又は音響波受信機76 による受信に適する信号53を発するように 配置される。ユーザー・インターフェース54もまた、マイクロコントローラ5 1に接続されて、操作員によってマイクロコントローラ51によるプログラミン グが出来るようにしている。インターフェース54は、人間の捜査員及び/又は 表示スクリーンが何について現在プログラミングされているか、又は何が既にプ ログラムされたかについての情報を入力するためのタッチパネルを含めることが 出来る。 さて、図4ないし図8Bまでについて述べると、解放組立体5を記述すること が出来る。図4はそこからバッテリー10が広がるように配置された3つのスタ ンドオフの脚11によって支持されたエンドキャップ16を示している。図5A により良く見られるように、ロープ解放アクチュエータ102は、その双方とも がエンドキャップ16に形成されたウエル109(図5Cに見られる)に配置され た、モーター30及び電子ユニット106を含む。電子ユニット106は典型的 に、信号受信機60、マイクロコントローラ43及びモーターコントローラ9の 少なくとも各々を含む。 シャーシ・ベース・プレート21はエンドキャップ16の実質的に円盤型にな った面110に取付けられて、エンドキャップ16の強化と他の構成要素の取付 けのための基礎とを与える。数多くの開口がシャーシ・ベース・プレート21に 設けられて、モーター30及び後述するロープ解放装置83と関連するドリル・ ブランク27 を含む構成部品の突出が出来るようにする。ギア組立体103はモーター30か ら延びて、ギア・ブラケット17、ギア・トレイン33、ウオーム・ホイール1 9、ギア・ホイール14、連結棹(コンロッド)24及びギア・カム25を含ん でいる。ギア・ブラケット17はシャーシ・ベース・プレート21上に配置され て、それによってモーター30が配置出来、かつクランブ31によってギア・ブ ラケット17に取付けられる取付け用具を与える。 モーター30の主軸はモーター30が結合したときギア・トレイン33を駆動 するように配置されている。これに対しギア・トレイン33の動きはウオーム・ ホイール19を駆動する。図4に見られるように、ウオーム・ホイール19を回 転させると、ギア・ホイール14を、モーター・コントローラ9によってモータ ー30に対して与えられた極性ドライブに応じて、矢印58又は矢印96の何れ かにより示される方向に駆動させる。ウオーム・ホイール19とギア・ホイール 14との相互作用により、モーター30からの機械的出力の回転運動を、方位角 平面から立面平面へ、変える。 ギア・ホイール14は、ギア・ブラケット17に関連した、第4及び図6に見 られる、二つの縦型の翼92の一つを通って延びる主軸97を持っている。主軸 97の第1の端部12Aは第1の外部サークリップ13Aと関連して、第4及び 図6に見られる。図6について述べれ ば、主軸97の第2の端部12Bが、示され、第2の端部12Bはギア・ブラケ ット17の二つの縦型の翼92の他の一つを通って延びて、第2の外部サークリ ップ13Bによって所定の場所に保持されている。 図5Aに戻ると、主軸97が断面図で示されているが、ギア・ホイール14を 超えたところにあるので、ギア・ホイール14(図4に見られる)が明らかでな い。主軸97はその上にギア・カム25を設け、その周囲はボール・ベアリング 98によってコンロッド24の内部に作動可能に滑動できるようになっている。 合わせくぎピン26はコンロッド24の第2のアンカレッジをカム25に与えて コンロッド24の所望の振り子運動を与える。 図5Cに最も良く見られるように、エンドキャップ16は適当な大きさにした とき、強いがしかし剛性の弾力性のある性質を持ったUHMWポリエチレンのよ うなプラスチック材料の固形ブロックから機械加工される。他の適当な代替材料 を用いてもよい。エンドキャップ16の機械加工により、その中にモーター30 及び電子モジュール106が置かれるウエル109が形成される。好ましい実施 の形熊では、ポリエチレンは半透明であり、そしてウエル109の機械加工によ り、薄い外側部分111が二方向赤外連絡が起こり得るウインドウ114(図7 A参照)を形成するように、赤外受信機60及び送信器61が位置する。図5A 、5B、及び図7Aに見られるように、センサー・ロケーター・プレート15が ウインドウ114の外部の当たりに設けられて、薄い部分111の歪み及び/又 は深部で認められる圧力下の破断,並びに不用意な損傷を防ぐために、それに機 械的補強を与えるようにする。 エンドキャップ16もまた、その操作上露出した面から機械加工されて、片側 で固定ジョー部29によって、また他方の側では傾斜面108によって、追跡さ れた外部ウエル内に延びた柱をして現れている可動のジョー部28を作っている 。固定ジョー部28の周りの機械加工によって、面110に実質的に環状の薄い 部分112を作り、これは可動のジョー部28を弾性の曲がりができるように十 分薄くできる。一方、特に、深部での圧力の影響と結びついたときジョー部28 の破断、歪み又はその他の多段の固定による不具合を裂けるために十分厚みを持 つようにする。面110に取付けられたシャーシ基盤21は薄い部分112を補 強するのを助ける。そうしなければ固定ジョー部28の作動運動を妨げることが ある端部キャップ16の瓦礫(牡蠣、藤壺など)の附着を少なくするように、傾 斜面108を設ける。 可動のジョー部28に形成されて面110から延びているのは、可動のジョー 部28の曲がりを起こさせるようにコンロッド24に滑動可能に配置されるよう にシャーシ基盤21から突出するようにドリルブランク27が形成された、盲目 のチャンネル113である。こうして、エンドキャップ16の機械加工によって 可動のジョー部 28と固定のジョー部29とが一体にエンドキャップ16の中に形成されて、そ れによって可動のシールの必要性を避け、寧ろ弾性をもって曲がることができる シールを作る。 図5A、図5B及び図7Aに見られるように、固定ジョーインサート100を 固定ジョー部29の機械加工された部分に取付けて、可動ジョーインサート99 を可動ジョー部28の機械加工された部分に取付ける。インサート99及び10 0は典型的にはステンレス鋼で形成し、そしてシャックル・ピン20との接触に よって起こりうるジョー部28及び29の面の磨耗を防ぐようにする。第7A及 び図7Bに見られるように、窪んだエントリー空隙34を成形又は機械加工して エンドキャップ16内に作り、これによってロープ・シャックル・ピン20のボ ール端66が可動ジョーインサート99と固定ジョーインサート100とによっ て定められるトラップ93に入るようにする。ボール端66は固定ジョーインサ ート100内に突入したスロット94に沿って動いた後に一定位置に導入配置さ れる。 次に図5Bを参照すると、図5Aの解放組立体5が示されているが、しかしこ れはギアホイール14(図14)の主軸97が矢印58によって示された方向へ 漸次回転して生じるものである。図5Bでは、主軸97は図5Aに示されたその 位置からの単一の回転のほぼ1/4進行して、ギア・カム25が異常に回転して いる。この動き によってコントロッド24が矢印78によって示される方向へのずれを起こさせ 、これによって59の方向への可動ジョー部28のドリル・ブランク27の変位 を起こさせる。この運動の究極の軸旋回点107が作られる。こうして、十分な 運動をもって、可動ジョー部28は斜めに固定ジョー部29から反れて、ロープ ・シャックル・ピン20が可動ジョー部28及び固定ジョー部29の領域から解 放されることが出来る。可動ジョー部28はギア組立体103の高い比率によっ て開放状態に保たれる。直前に記述した単一回転進行の1/4に要する時間は約 30秒であり、これは好ましい実施の形態に用いられるエンドキャップ材料の高 いギア比率及び剛性を示唆するものである。通常は、可動ジョー部28はモータ ー30の回転を逆転させて、矢印96によって示される方向に主軸97の回転を 逆転させることによって、図5Bに示す開放位置から図5Aに示す閉止位置へ逆 にリセットすることが出来る。 図6に見られるように、ギア・ホイール14に取付けられた位置センサー18 は、ジョー部28の動きに関連するモーター・コントローラ9への信号を伝達す るために設けられる。位置センサー18は磁気リミット・スイッチ又は光学スイ ッチのような適当な手段で形成することが出来る。信号は、主軸97(図5B) が図5Aの位置から図5Bに示す位置へ進行したとき、位置センサー28からコ ントローラ85へ送られる。信号に応答して、 モーター30(図5A及び図5B)は、可動ジョー部28を閉止位置にリセット することを望む場合には逆転させることが出来る。モーター30を逆転させるこ とによって、主軸97(図5B)は、図5Aに示した形に戻るように、矢印96 (図5B)によって示される方向へ回転させられる。 第8Aないし図8Cを参照して、図1Bのブイ3の本体4の一つの好ましい例 を説明する。本体4はドラム8の周りに成形された中央の円筒119を持ち、そ の端部から相当するフランジ121が延びるスプール型になっている。図示する ように、各フランジ121の周縁には幾つかのハンドル120が設けられている 。幾つかのハンドル120はブイ3が手動で掴まれる便利な手段を設ける一方、 隣接するハンドル120の間のV−型の部分123はロープ6の自由部分が、ピ ン20がジョー部28及び29内に保持されている間、強く保持することが出来 て、ロープ6が不用意に解けることを防止している。このハンドル120の設置 、及び部分的にはそれらの半矩形の形のために、ブイ3が水面90を上昇してい る間に本体4から解けると摩擦が起きるようになる(図1)。摩擦によってブイ3 の上昇の速度が減退することがあり、それによりロープ6が縺れる機会が減少し 、及び/又はブイ3が表面クラフトを傷つける機会も減少する。図8Bは図8A の本体4の底面図で、その中へ解放組立体5(図1B)がねじ止めされるドラム 8のねじ条12 2を図示している。 図9及び図10は解放機構5の他の実施の形態を示す。エンドキャップ55は 、ロープシャックル・ピン20のボール端66を受けることができるシャックル ・ピン・エントリー56を含むように成形される。エンドキャップ55を通って 延びて一対のジョー部57を形成する一対のアクチュエーテイング・アーム37 が設けられる。アクチュエーテイング・アーム37は各々エンドキャップ55内 に旋回軸95を含み、そしての周りに柔軟な密閉材を用いて密閉されてブイの内 部へ水の侵入するのを防止している。 モーター38は、そこから延びるねじ条を設けた軸39がブロック36を駆動 することが出来、矢印58及び62で示した方向に各アーム37がそれを通るこ とが出来るように、配置されている。ねじ条を設けた軸39が第1の方向に回転 すると、ブロック36は矢印58によって示される方向にずれる。これによって アクチュエーテイング・アーム37の各々はねじ条を設けた軸39の直径の中心 の方へ軸回転させられる。ねじ条を設けた軸39が第2の方向に回転させられる と、ブロック36は矢印62によって示される方向へずれて、アクチュエーテイ ング・アーム37の各々をねじ条を設けた軸39の直径の中心から反れて回転さ せる。こうして、アクチュエーテイング・アーム37は軸回転点95を超えて、 かつシャックル・ピン・エントリー56に隣接して、一対 の可動のジョー部57を形成する。 図10について述べると、エンドキャップ55の下側に関係して可動のジョー 部57及びシャックル・ピン・エントリー56の配置を見ることが出来る。電子 ユニット63はモーター38に対して上述の方法で必要な操作制御を与える。 別のブイ本体130の例を図11A及び図11Bに示す。本体130は好まし くはアルミニウムで形成されて、その各端にフランジ132を持った中央の円筒 131を含んでいる。フランジ132は中空になっていて、本体130に積極的 浮揚性を与えるようにし、各々には数多くの円筒形の開口部133が設けてある 。開口部133は各フランジ132の環状の側面134の間に溶接された金属管 から形成されている。開口部132は側部134を深部で認められる圧力による 崩壊から守るように補強する役をする。 図4ないし図7B、及び図9及び図10の解放機構の各々を、図8Aないし図 8C又は第図11A及び図11Bのブイ本体のいずれかに用いることが出来る。 図12A及び12B図は第4ないし図7Bの実施の形態に用いたものと同様の エンドキャップ201上に形成された別の解放機構組立体200を示す。本実施 の形態では、シャーシ組立体202はエンドキャップ201に取り付けられた基 盤203から延びている。シャーシ組立体202はその上に解放機構組立体20 0の可動の構 成部品が取付けられた数多くのブラケットから形成されている。特に、バッテリ ー・パック及び電子回路204はシャーシ組立体202の後部に取付けられ、そ して、近接した側に、100:1ギアボックスを組み込んだモーター205が取 付けられ、そこから駆動ねじ208が延びている。駆動ねじ208の駆動されな い端はシャーシ組立体202の上に取付けられた駆動ねじブッシュ209によっ て保持されている。Uリンク210は駆動ねじ208の一部を包囲して、Uリン ク210を駆動ねじ208に連結する駆動ナット211を包括する。見られるよ うに、駆動ナット211はサークリップ212によってUリンク210に保持さ れている。この様式では、駆動ねじ208が回転するにつれて、駆動ナット、従 ってUリンク210、が駆動ねじ208の長さ方向に沿って動く。 Uリンク210から延びているのはナイロック・ナット213によってUリン ク210に確実に連結された第1のねじ条を切った端部215を持ったドッグ・ レッグ・レバー・アーム207である。ドッグ・レッグ・レバー・アーム207 の他端もまたねじ条が切ってあって、エンドキャップ201の可動のジョー部2 18内に形成された補足ねじ条と契合するように形作られている。別のナイロッ ク・ナット214はドッグ・レッグ・レバー・アーム207をエンドキャップ2 01に取付け、ナットは基盤203に形成された開口部228(図13に見 られる)を貫通する。このようにして、アーム207にかかる曲げ慣性によって ナット214の軸回転が生じる。 前の実施の形態の場合のように、エンドキャップ201には固定ジョー219 が形成され、その上に固定ジョーインサート220が取付けられて、固定ジョー インサート220と可動のジョー218に取付けられた補足可動ジョーインサー ト221との間にロープ・シャックル・ピン221を配置する。ジョー板223 がエンドキャップ201の外側部分に取付けられて、それを通して赤外通信が生 じることができるウインドウ224を定める。図12Aに見られるように、黒い ポリテン管が電子モジュール及びバッテリーパック204に隣接する位置からウ インドウ224に隣接する薄い部分へ通じている。このようにして、二つのポリ テン管(その内一つだけしか見られない)がウインドウ224に供給するが、一 つの管は転送用に、また一つの管は赤外信号の受信用に用いられる。 図13から最も良くわかるように、駆動ねじ208はモーター及びギアボック ス205から延びるギア・シャフト225に接続する。図示したように駆動ねじ 208が回転するにつれて、Uリンク210は矢印226によって示される方向 へ動いてレバー・アーム207に曲げ慣性を与え、可動ジョー部218を矢印2 27によって示される方向へ動かして,ジョー218及び219を開 く。駆動ねじ208を逆回転させるとジョー218及び219を閉じるように働 く。 図12Aに戻って、シャーシ組立体202は、その上に一対のマイクロスイッ チ(説明のために図示してはないが、当業者には知られている)を取付けること が出来る、マイクロスイッチ取付けブラケット206を含む。マイクロスイッチ はUリンク210の運動の最端部に向かって位置して、それぞれジョーの開放及 び閉止位置を定めている。このようにして、マイクロスイッチの各々の状態を検 知することによって、制御システムはジョー部の状態並びに解放機構200の作 動を確認することが出来、また開放又は閉止が終わったとき、いつモーター20 5の通電を止めるかについて知ることが出来る。 次に図14について説明すれば、ここには図12A−図13の解放機構組立体 200の操作に用いられる制御システム250が示されている。制御システム2 50は、好ましくは4個の「D」サイズのヘビーデューティーアルカリ電池のパ ックを用いて形成されて長寿命の、かつ通常6.0ボルトの入力供給電圧を与え るバッテリーパック251から動力を得る。バッテリーパック251は図示した ように接続された一対の二極ダブル・スロー・リレイを介して規定されないやり 方で電気モーター205を全身及び逆転駆動するために用いられる。 制御システム250はニッケル・カドミウム再充電可能なバッテリー255を 細流充電する、入力電圧を6. 0ボルトから3.6ボルトDCまで制御するMAX663ACPAを用いて好ま しくは制定した、二重モードのプログラムできるマイクロパワー電圧調節器25 3を含む。バッテリー255は次に電力をマイクロコントローラ・ユニット(M CU)252、リアルタイム・クロック254及び赤外通信装置258の残りの 電子回路へ供給する。 MCU252は好ましくはSGSトムソン・マイクロエレクトロニクスによっ て製造されたST6225F1装置のようなHCMOSマイクロコントローラ・ ユニットによって制定される。そのような装置は3つの周縁ポート、8ビットの アナログ・トウ・デジタル変換器、並びに搭載振動機、3878バイトのユーザ ー・プログラム・メモリ、デジタル・ウオッチドッグ及びタイマーを含む。主バ ッテリーパック251からの電圧出力は二つの抵抗器R6とR7とを用いて採取 されて、MCU252のアナログ・トウ・デジタル変換器へ出力されて、主バッ テリー電圧を検出しモニターするようにする。 秒、分、時、日、月、及び年を含む全クロックの特徴を与える、ハリス半導体 コーポレーションによって製造されたCDP68HC68T1E装置を用いて制 定されるのが好ましい、リアルタイム・クロック(RTC)254も、設ける。 RTC254は32kHzクリスタル259を用いて供給され、こうして一層速 いオッシレーターを用いて増大できる電力消費を最小にする。MCU 252はそれぞれトランジスタQ1及びQ2を介してリレー256及び257を 働かせてモーター256を図14から理解されるように前進又は逆転作動させる 。モーター205(ジョー部218,219に相当)の位置は入力をMCU25 2へあたえるマイクロスイッチ261及び262によって感知される。電子回路 構成に隣接するブイ内に形成された、リークセンサー263も、MCU252に 入力してその中の水分の存在を検出する。赤外通信装置258は赤外送信器ダイ オード264及び赤外受信ダイオード265を含み、その各々は図示のようにM CU250に連結されている。 図12Aないし図14の装置を用いて形成された沈潜可能な/解放可能なブイ は、手持ちの通信端末又はパーソナル・コンピュータと対応してプログラム作成 及び/又は操作が出来ることが好ましい。そのような手持ちの通信端末の一例と しては「PSION WORKABOUT HAND HELD TERMIN AL」があり、これはキーパッド並びに各29文字12行の画面を含んだもので ある。そのような端末はウインドウ224を介して通信モジュール258と双方 向の赤外線通信が出来る。通常は、MCU252は「スリープ・モード」になっ ていて、3つの源泉からの覆いできる中断物を介して起こされるまでは作動しな い。それらはユーザーが試みる通信、リアルタイム・クロック254又は漏れ感 知器263からの警報出力である。図12Aないし図14の 構成要素を含んだブイの操作は、手持ちの端末(又はパーソナル・コンピュータ )の操作を確認する第15ないし図19のコンピュータ・プログラム・フローチ ャートを参照すれば最も良く理解される。プログラムはMCU252及び端末に 保存されていて、下記の方法で相互作用する。 ブイと手持ち端末との間の通信用に形成された場合、一端ユーザーによって「 起こされ」ると、ブイによって「覚醒モード」が取りこまれる。次いでパスワー ド入力、製品バンナー及びオプション・メニューが表示される。次にユーザーは 「時間/日付け設定」、ジョー部操作及びスリープ・モードへの戻りの一つから 選択することができる。プリセットじた時間の後にユーザーの入力がなければ、 制御システム250はスリープ・モードへ戻る。しかし、二つの例外が起こり得 る。第1は、時間/日の情報の入力中(前ではない)は、またイエス/ノーのプ ロンプトに対する応答を待っているときは、自動的にスリープ・モードへ戻るこ とはない。 また、ジョー操作が選択された場合、安全の理由でジョー操作が人又は装置に 損傷を与えないことを確実にするように確認(イエス/ノー)を要求される。バ ッテリー251の電圧値の読み取りを行い、モーター205を通電し、次いで0 .5秒後に、フル・ロードにしたバッテリーで別のバッテリーの電圧を調べる。 開放及び閉止の検出をしたとき、これらの二つの電圧をプリント又は 表示できるようにする。 リアルタイム・クロックは、毎日少なくとも一回、解放事件の日/時間として ユーザーによって最後にプログラムされた時間に、中断をする。そうしたときは 、MCU250は「覚醒モード」を入力し、それによってバッテリー電圧のチェ ックがなされる。もしバッテリーの電圧が低すぎると認められれば、解放しよう と試みる。また、もし現在の日がユーザーによってプログラムされた解放事件の 日のものと同一であるかどうかについてMCU252はチェックする。もしそう でなければ、MCU252は「スリープ・モード」へ戻る。もし日付が同一であ れば、ジョーを開き、ブイの解放を行い、次いでスリープ・モードへ戻る。同一 の電圧情報もまた通信ポートからプリント(転送)されるが、イエス/ノーの確 認はしない。 漏れ検出器263はゼロボルトに接続されたシャーシ組立体202に物理的に 近く置かれた平行に配置された3つの電極から成っている。検出器263からの 信号出力は内部のプルアップ抵抗器で中断されて論理入力をもったピン・プログ ラムされてMCU252に入力される。ブイに漏れて入る海水は回路をゼロボル トに完成させ、中断を起こして論理入力を低く引く。緊急解放事件が続く。 図15に移り、ブイ及び手持ち可動端末を含んだシステムの操作のフローチャ ートが示されており、それによ ってコントローラは記述したような表示及び下記を含むデータ入力キーを含む。 −0、エンター、1、2、3、4、9、S及びC 好ましい実施の形態に従って構成されたブイはオン/オフ・スイッチをつけて いない。その代わり、ブイはその使用可能な寿命の大部分を「スリープ」モード で過ごすように意図されている。眠っている場合は、ブイは極めて少量の電力し か消費しないので、長いバッテリー寿命が取れる。ブイは下記の3つの方法の一 つでスリープ・モードから覚醒できる。 ユーザーが日/時間情報をプログラムすることを望む場合、 実際の解放事件が起ころうとしているとき、及び リークが検出されたとき。 何れかの覚醒期間の後に、所定の不作動の期間の後、自動的にスリープ・モー ドに再入する。このようにして、MPU252も手持ちの端末も共に、その間に そのような作動モード及び不活性な通信を起こすことが出来るようにするプログ ラム・コードが与えられる。通信を開始するために、手持ちの端末に連結した赤 外受信機/送信器はウインドウ224に隣接するエンドキャップ201上に取付 けられて、エンターキーが二回押される。次にブイの一連番号が表示されて、パ スワードを入力するプロンプトが発せられる。このシリーズはステップ280を 示す図15に見られる。有効なパスワードを入力する と、表示バンナー及びメニューがステップ281でユーザーに示される。メニュ ーは相当に番号をつけた4つの選択を与える。即ち、 1. プログラム解放事件、 2. ブイのクロック設定、 3. ジョー部の試験、 4. スリープに入る。 解放事件のプログラミングはブイをその繋ぎ縄から外して復元するため浮き上 がらせることを望む場合の時間及び日に相当する。そのようなプログラミング段 階中は、スリープ・モードへ戻ることが出来なくなる。最初は、解放の日付を日 、月及び年で入力する。一端解放の日付が設定されると、解放の時刻は24時間 の様式で設定できる。日付け及び時刻を設定すると、これらはチェック及び認知 できるように表示してユーザーへ返される。これは重要である、なぜならば、制 御システム250は解放日及び時間を質問する手段を組み込んでおらず、そのた め、一旦装置がプログラムされると、通常の操作では、プログラムされた解放事 件の日時を復元することが出来ないからである。ステップ284で、ユーザーは 、「ジョーを閉じていいか」かどうかを尋ねられる。もしそうでなければ、ユー ザーは主プロンプト285へ戻される。もしユーザーがステップ286でジョー 部を閉じることを選択すれば、ジョー部は閉じられて、高い比率のギアリングが 用いられているために、30秒まで何も取るこ とができなくなる。一旦ジョー部が閉じられて、ロープ・シャックル・ピンがそ の間にはめられると、ブイは配備されて制御システム250はスリープ・モード に戻る。 メニューのオプション2を選択すると、ユーザーは現在の日時を入力すること を催促される。このステップは、例えプログラム中であっても、解放の日時より 前に行わなければならない。そのような操作は図15にステップ287及び28 8で見られる。 メニューのオプション3は、ステップ289で見られるようなジョー部の試験 操作を与えるもので、その場合、ジョー部が最初に閉止されるように求められて 、もしイエスが返されれば、 閉止されたジョープログラムが作動し(図18に見られるように)、その後すぐに 開放ジョー操作が起こる(図19に見られる)。 ジョー部の各開放及び閉止の間、操作の開始時間と操作中にバッテリー電圧が 表示される。これによってバッテリー251の無負荷電圧の表示及びバッテリー 251の全負荷電圧の表示がされて、ユーザーに正常な操作状態下でのバッテリ ー251の予期される寿命についての示唆を与える。ユーザーが番号4を選択す ると(ステップ290)はブイをスリープ・モード291へ戻す。 次に図18に向くと、ジョー閉止ルーチン300が示されるが、これは最初に ジョーの閉止部がマスクされた かどうかを決めるエラー・フラッグのチェック301で始まる。もしエラー・フ ラッグが無効であれば、次にジョー部はステップ302で既に閉じられているか どうか試験する。もしジョー部が既に閉じられていれば、この状態の表示がなさ れ、そして電圧がステップ303で表示される。もしジョー部が閉じられていな ければ、バッテリー電圧を読んでステップ304で表示し、そのときモーター2 05を回転させてタイマーを始動する。典型的には、1/2秒の期間の後に、バ ッテリー電圧を読んでステップ305で作動『中』のバッテリー電圧を与える。 これもまた、閉止センサー262が検出される場合の別方法でも検出される。も しステップ306で検出されたバッテリー電圧が低すぎるときは、相当する表示 がなされて、ステップ307及び308でモーターが切れる。もしバッテリーの 電圧が所定の限度内に入っていれば、プログラム300は40秒の期間か又は閉 止センサー262がジョー部の閉止を検出する間かを待つ。これはステップ30 9で見られる。もし閉止時間が過ぎれば、ステップ310で不調信号が出されて 、指示されたようにステップ308でモーター205はスイッチ切断される。あ るいは、タイマーが働かなくなり、また、閉止センサー262がステップ311 でそのような状態を検出したことを示して、モーターも動かなくなる。ステップ 311もまたジョーの操作の数を記録するカウンターを増大させる。 図19に見られるように、プログラム320はジョー部を開く手順を示してお り、開かれたセンサー261を用いてジョーが既に開かれたか否かを検出するス テップ321から始まる。もしそうであるならば、それはステップ322及びス テップ323を用いてプリントされる。もしそうでなければ、バッテリー電圧4 が読まれ、モーター205はスイッチ入りにされてジョー部の開放が出来るよう にし、そしてタイマーがステップ324で始動される。再び、1/2秒の後に、 バッテリー電圧が読まれて、ステップ325に見られるように作動中のバッテリ ーの電圧が表示される。もしオープンセンサー261が検出されても、そのよう なことは生じる。次にプログラムはオープンセンサー261が開放の形を検出す るのを待ち、その時タイマーは動かなくなり、モーター205へステップ327 で止められる。ステップ327はまた、ジョーの操作の数を記録する上記のカウ ンターを増大させる。開かれたメッセージ及び前及び中途のバッテリーの電圧の プリントをステップ323で表示する。 図16は、正常の解放事件の操作にも、また緊急の操作にも作動する、クロッ ク中断のためのプログラム330を示す。先に記したように、クロック中断は毎 日、解放の事件がプログラムされた日の時刻に生じる。例えば、もし1998年 6月10日の午後4時に解放するように、1998年6月1日の午前8時にプロ グラムされた ならば、クロック中断は1998年6月10日まで毎日午後4時に(即ち、10 回)起こる。手順はステップ331で開始されて、これはバッテリー251の電 圧状態をチェックする。もしこれがステップ332で低すぎると検出されれば、 エラー・フラッグが設定されて、上記の図10の開放ジョー部の手順を用いてス テップ331でジョー部が開かれる。次に装置はステップ334でスリープ・モ ードに戻る。もしバッテリーの電圧が有用な限度内であれば(即ち、OK)、日時 が表示され(手持ちのコントローラに接続された場合)、そしてステップ335で 実際の日が「解放日」であるかどうかの決定がなされる。もしそうでなければ、 スリープ・モードへの戻りがステップ334で設定されるが、しかし、もしそれ が解放の日であれば、図19の開放ジョー部の手順がステップ336で求められ る。 図17は漏れがある場合の操作の方法340を示す。ステップ341で、漏れ を発見したときは、サービス中の事情に応じ、ウエイク・バイ・リークのフラッ グが不能にされたかどうかについてステップ342でチェックする。もしそうで あれば、ブイはステップ343でスリープ・モードへ戻る。もしそうでなければ 、開口ジョールーチンがステップ334で求められて、ブイを直ちに水面へ戻す 。 図15に戻れば、プログラムは数多くの隠れたメニュー・オプションを含んで いて、その第1のものはステッ プ350で見られるメニュー・オプション91で、これはジョー部がアクチュエ ートされた回数を勘定するアクチュエーション・カウンターをリセットするもの である。ステップ352で示されるメニュー・オプション92は極めて冷たいか 又は非常に熱い水のような極端な環境及び配備の状態の場合に必要となることが ある日常のバッテリーのしきい値を表す。ステップ354で示されるメニュー・ オプション93はプログラムのエラー・フラッグをリセットするが、ステップ3 56で示されるメニュー項目94は解放事件に必要とする日及び時間の第2の確 認が必要であるかどうかを決定する。 上述したブイ及び解放の機構は数多くの用途及び適用を持っている。例えば、 牡蠣、帆立貝、及びマッセル貝の漁場は伝統的に潮の満ち引きのある地域に位置 しているので、潮が引くと捕獲物を収集出来て、漁場を維持することができる。 あるいは、トレイを表面のブイから吊り下げるところでは長い線の漁法を用いる ことが出来る。これらの方法の両方とも、公衆に対するリクリエーションの地域 を失わせること、目に見える汚染、騒音の汚染、及び災難が水泳者その他水の使 用者(海上船舶など)に作り出されること、を含む、環境に対する悪い影響を持 っている。記述したブイは漁場を水中に設けることが出来るようにするものであ る。重要なことは、収穫又は検査を必要とするときは、ブイをプログラム又は指 示して同時に解放して漁床を水面へ持ってくることが出 来ることである。そのような段取りは有利である、何故ならばそれによって漁場 を岸及び湾から離れたところに再配置することが出来て、リクリエーションの使 用者をひきつけるようになり、漁場を静かな水域に設ける必要性を排除し、船の 事故の危険性を減少させ、一層大きい、一層沿岸に効率の高い漁場ができ、安全 性を高め、そして魚のストックを生育の制御が出来るように異なった温度に置く ことが出来るからである。あわび及び魚のファーミング、及び貝の卵の収集にも 同様の配置を用いることが出来る。 海運の操業では、波止場のスペースが利用できない場合、恒久的な係船が用い られることが多い。そのような係船は海面のブイの要求によって災難になること が多い。本発明の実施の形態ではそれらが必要となる時間まで係船を沈潜させて おくことができるので、それによって係留又は投錨が確立できる繋ぎ縄ラインま たは鎖と共にブイを表面へ持ってくることが出来る。そのような方法は小型のク ラフトによっても用いられ得る。 錨の不調又は投錨の不良な選択によって船が喪失したり損傷を受けたりするこ とがあった。本発明の種々の実施の形態を水中灯火システム、または船をその目 的地へ導くための音波探知機で制定することが出来る。 記述したブイの一つの特定の適用途は石油産業でのものである。特に、油の漏 れ又はこぼれの場合に作動できるように石油ターミナルの周りにブイの列を設定 するこ とができる。通常は水中に沈んでいるブイの間を結んで水面を横切る油の拡散を 防止するのに有用な(水中に入れた)ブームとすることが出来る。こぼれがあっ た場合には、ブイを港の床に固定された係留場所から解放してブームを表面へ上 げるようにする。こうして、適当な解放信号、例えば上記の水中音波信号、の伝 達によってブームを直ちにかつ本質的に自動的に配備することが出来る。そのよ うな段取りをすれば現行の手動の方法よりも速く何度も配備を達成することが出 来る。 環境の監視が必要な場合は、装置を湖、川、及びダムに長い期間にわたって所 定の場所に置いたままにすることが必要となることが多い。一般的に装置を回収 するためには、表面ブイが必要である。しかし、このためには時間には何百万ド ルもの価値の装置に許可なく接近をしなければならないことがある。情報が歪曲 されたり、何ヶ月、あるいは何年もの仕事が失われることがある。表面のブイは また目標撃ち練習用に用いられて来た、それでこれはまた調査プログラムを制限 することがある。さらに、湖や川の表面のブイは舟に対する危険物となる。上記 のブイは監視装置及びペイロードを安全にかつ回収できるように配置できるよう にする。 記述したブイはコンピュータ制御されているために、概して各ブイ又は一群の ブイには確認コードが設けてあるので、遠隔プログラミング及び解放が選択的に できるようになっており、そして信号を検出することがある全 てのブイには適用されない。記述した実施の形態はまた、ブイが沈潜され、そし てその後回収された回数についてのデータを収集するように変更することも出来 る。そこでデータを漁師のための割り当てシステムを管理するために用いること も出来る。これによって漁のし過ぎを減らすこと、またリアルタイム・クロック を用いる場合は、季節外の漁、不適当な時期(例えば夜間)の配備などを減らす ことの助けになる。 本発明の種々の実施の形態は特別の産業の許可された使用者だけに販売される ように、そしてライセンシング及びモニタリング・システムを樹立することが出 来るように、設けることが出来る。政府当局はブイの一連番号、源泉コード、な どについての特定の情報を保持することができ、また使用者はそれらの当局者に よる質問に対してコントローラ42を供給することが出来る。 マイクロプロセッサ制御を用いれば、記述したブイを特定の季節の間(例えば ざりがに漁の季節)だけ作動させるようにすることが出来る。例えば、そのよう な制御を不能解放操業、日没後および日の出前のブイの設定又は再設定、に拡張 することが出来、それによって夜間の不法な漁活動を減少させることが出来る。 現在では、当局は、蟹壷その他のペイロードに取り付けられた表面ブイに対し て海洋を調査するのに大きい費用をかけることがある。表面ブイは引き上げてチ ェックされ、そして再配備されることを必要とする。もし蟹壷 が不法であると認められれば、当局は漁師が帰るのを待って、漁師を告発するま でに装置を引き上げることをしなければならない。これは認識を困難にする。 本発明の実施の形態を用いて、ブイシステムが遠隔コントローラ42のGPS サテライト位置決め装置を含むように補足された場合、当局はブイが表面に来る 予定の位置及び時期を回収するようにコントローラ42に質問することができる 。当局は、漁師がそこにいる回収時期に装置の場所に現れて所望の検査を行うよ うにすることができる。当局は装置を配置し又は取扱う必要はない。 漁期が終了すると、その特定の産業(例えばざりがに)のコントローラ42の全 ては質問を受けて情報をコンピュータに入れるようにすればよい。この情報には 、各ブイが配備されて特定の産業の経営を実質的に向上させる場合に時間、日、 及び地球規模衛星測位システム(GPS)の位置を含めればよい。ブイ自体もま た、GPS装置を、そしてある用途には、配備の位置及び時刻をリレーするよう に形作られたサテライト送信器を、含めるように変更すればよい。 上述のことから、沈潜可能なブイの、操作できかつ制御された解放が出来る、 数多くの配置について記述したことが明らかであろう。特に、ギアリング及びモ ーター制御を用いることによって、アクチュエート機構の不用意な解放を防止す ることが出来て、一層信頼できる操作が得られる。 以上、本発明の数多くの実施の形態だけを記述したが、本発明の範囲から逸脱 することなく、当業に精通する者にとって自明である変更をこれに対して行うこ とが出来る。例えば、図9及び図10に示した二つのジョーバージョンを第1B 、4、5A、及び図6の実施の形態について記述したような機械加工したプラス チックのエンドキャップに一体化して、図9及び図10の実施の形態で記述した 剛性の曲げやすいシーラントの必要性を避けることも出来る。更に、沈潜可能な ブイに解放機構を用いる必要はないが、しかし、例えば、これを固定された構造 物(例えば海洋床)に配置して、シャックル・ピンに接続されたペイロードを解 放するように形成すればよい。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 部材を解放可能に保持することができるように構成されたジョー部を少な くとも二つ持った本体と、前記本体に形成されたハーメチックシールによって前 記部材から分離された変位手段であって、前記変位手段を実質的に前記本体内に 閉じ込めるようにし、前記変位手段は少なくとも一つの前記ジョー部を動かして 部材を解放及び/又は保持するようにし、前記少なくとも一つのジョー部は前記 ハーメチックシールの少なくとも一部を形成するようにした手段とを含む解放可 能な保持装置。 2. 前記ハーメチックシールの少なくとも一部が剛性の変形可能な材料である 、請求項1に記載の装置。 3. 前記ハーメチックシールが前記剛性の変形可能な材料で形成された一片か ら成り、その中に少なくとも一つのジョー部を一体に形成されたものを持ち、前 記一つのジョー部はもう一つの前記ジョー部から斜めに離れて前記部材をその間 から解放するように前記変位手段に接続されている、請求項2に記載の装置。 4. 前記他のジョー部は前記片に一体に形成されて前記ハーメチックシールの 一部を形成する、請求項3の装置。 5. 前記ハーメチックシールが更に、前記ハーメチックシールが完成され及び /又は破壊されることが意図される前記本体の一部に実質的に隣接して配置され た静止ハーメチックシール材から成る、前出の請求項の何れか 一つに記載の装置。 6. 前記片が前記本体の開口を閉止するような形に作られ、そして前記静止ハ ーメチックシール材が前記片の少なくとも周縁の当たりに形成されている、請求 項3に従属した場合の請求項5に記載の装置。 7. 前記静止ハーメチックシール材がO−リングから成る、請求項5又は6に 記載の装置。 8. 前記一つのジョー部が前記片の比較的薄い部分から延びる柱状の構造から 成り、そして前記他のジョー部が前記一つのジョー部に隣接する前記片の比較的 厚い部分の一つ、又は前記一つのジョー部に隣接する補足柱状構造を含む請求項 3又は4に記載の装置。 9. 前記部材が実質的に長く、そして前記ジョー部の間に契合され、また前記 ジョー部によって保持された形になった端部から成る、前出の請求項の何れか一 つに記載の装置。 10. 前記端部が前記ジョー部の間に配置できるピンに一体に形成されたボー ルから成る、請求項9に記載の装置。 11. 前記少なくとも一つの可動のジョー部の表面が前記部材の前記端部につ き合わせになるように配置された金属の強化部分を含む請求項9又は10に記載 の装置。 12. 前記変位手段が電気モーターと、少なくとも前記一つのジョー部を他の ジョー部から離すように変位さ せるように形成したギアリング配置とを含む、前出の請求項の何れか一つに記載 の装置。 13. 前記変位手段が更に、前記ギアリング配置に連結されて、前記ギアリン グ配置を経てモーターによって発生させられた回転力を曲げ力に変換し、また前 記曲げ力を前記少なくとも一つのジョー部へ転送して、前記一つのジョー部を他 の前記ジョー部から離れるように、及び/又はその方に、傾けるように構成され た、転送手段から成る、請求項12に記載の装置。 14. 前記転送手段が、前記一つのジョー部に連結された第1の端部と、偏心 運動をするように前記ギアリング装置に連結された第2の端部とから成り、前記 偏心運動が前記一つのジョー部がその周りを動く究極軸旋回点を作り出す、請求 項13に記載の装置。 15. 前記転送手段が、前記ギアリング装置から延びる駆動ねじであって、そ の上に駆動ナットが前記駆動ねじの回転に応じて前記駆動ねじに沿って長方向に 動くように形成されたものと、前記駆動ナットから従属して前記一つのジョー部 に連結されたアームとから成る、請求項13に記載の装置。 16. 前記アームが前記駆動ねじから実質的に垂直に延びて、前記駆動ねじに 沿う前記駆動ナットの動きが前記アームに曲げ慣性を与え、前記慣性が前記アー ムと前記一つのジョー部との接続点で形成される究極軸旋回点を経て前記一つの ジョー部へ転送されるようになった、 請求項15に記載の装置。 17. 前記転送手段が、前記駆動ねじに沿う動きをするように駆動ブロックを 形成した駆動ねじから成り、前記駆動ブロックは前記駆動ねじの何れかの側に配 置された対向する開口を含み、その各々をアームが通るようにし、前記アームの 各々は前記駆動ねじの回転の結果、互いの方へ、また互いから離れるように、前 記ジョー部を傾けるように前記ジョー部のそれぞれの一つに連結されているブロ ックを含む請求項13に記載の装置。 18. 前記アームの各一端が少なくとも前記ジョー部内に埋め込まれている、 請求項13から17に記載の装置。 19. 前記変位手段が、前記ジョー部の双方を互いの方へ、また互いから離れ るように、動かして前記部材を解放しまた保持するように形成された、前出の請 求項の何れか一つに記載の装置。 20. 前記部材が、前記部材の前記ジョー部からの解放によって前記本体と前 記点との間の関係運動が出来るようにした点に作動可能に接続出来るようにした 、前出の請求項の何れか一つに記載の装置。 21. 前記点がペイロード又は固定場所の一つである、請求項20に記載の装 置。 22. 前記変位手段が信号を受けたとき作動可能になる、前出の請求項の何れ か一つに記載の装置。 23. 前記信号が遠隔送信されて受信された信号であ り、前記装置が更に前記信号を受信し、また前記変位手段を活性化する受信機を 含む、請求項22に記載の装置。 24. 信号が所定の時期に前記変位手段の活性化を起こさせるタイマー手段に よって発生させられるタイマー信号である、請求項22又は23に記載の装置。 25. 更に前記タイマー手段内で前記所定の時期を設定することが出来るよう に形成した通信手段を含む請求項24に記載の装置。 26. 前記モーターが電気モーターであり、前記装置が更にバッテリー動力源 及び前記バッテリー動力源の作動電圧を査定する手段を含み、前記査定手段は所 定の低いバッテリー電圧状態が確認されたとき前記ジョー部を開いて前記部材を 解放する変位手段の活性化を起こさせるように形成されている、請求項12から 25の何れか一つに記載の装置。 27. 前出の請求項の何れか一つに記載の装置から成る水中ブイ。 28. その周りに長い線を巻くことが出来,その一端は本体に取付けることが 出来る、スプール型の本体と; 本体と関連してその内部にアクチュエータを取り付けることができる、ハーメ チックシールされた空間と; 本体から解放可能であり、かつそれに線の中間部分を取付けることが出来る、 部材と; 前記アクチュエータによって作動可能であって部材を解放及び/又は保持するク ランプ機構であって、前記機構 の少なくとも可動なクランプ部分は前記空間のハーメチックシールの少なくとも 一部から成るものとを含む沈潜可能でかつ回収可能なブイ。 29. 前記空間が前記キャップと前記本体との間の接続部で静的シールを含む キャップによってシールされて、前記可動のクランピング部分は前記キャップ内 に一体に形成されている、請求項28に記載のブイ。 30. 前記キャップが機械加工されて二つのジョー部を形成するようにし、そ の少なくとも一つが可動であり、そしてその間に前記部材が前記ジョー部によっ て解放可能に保持されるようにし、前記可動のジョー部は他のジョー部と関連し て動くように前記アクチュエータに接続されている、請求項29に記載のブイ。 31. 前記アクチュエータが、その一端で前記可動のジョー部に、またその多 端でモーターに、接続された棹及び他のジョー部の方へ/から斜めにかつ可動に 配置されて前記部材を前記本体の方へ/から掴み/解放するようにしたギア機構 から成る、請求項30に記載のブイ。 32. 水の本体に用いるための沈潜可能及び/又は回収可能なブイシステムで あって、 情報を含む信号を送信するように形成された送信装置と、 請求項28から31に記載のブイであって、前記ブイは更に前記信号を受信し 、かつ前記情報に従って前記アクチュエータの操作をさせる手段から成るものと 、 前記線の多端が取付けられた弾頭部(ペイロード)とを含むシステム。 33. 前記ブイが積極的に浮力があり、そして前記ペイロードが消極的に浮力 があり、また前記ブイの浮力よりも大きい大きさを持ったものである、請求項3 2に記載のシステム。 34. 前記手段が前記送信器によって送信された信号を受信して、前記情報を 前記信号受信機及び前記アクチュエータに接続されたコントロール・ユニットへ 伝達するようにし、前記コントロール・ユニットは前記情報を解読してそれに従 って前記アクチュエータの作動を起こさせるように形成された、請求項32又は 33に記載のシステム。 35. 前記信号が選択されたブイに記載の受容のためにコード化されており、 前記情報が前記アクチュエータの制御された操作によって前記ブイの操作のモー ドを決定するタイミング情報から成る、請求項34に記載のシステム。 36. 前記タイミング情報がリアルタイム・データから成り、前記コントロー ル・ユニットがリアルタイム・クロックを含み、それによって前記コントロール ・ユニットが前記リアルタイム・クロックをモニターして、前記リアルタイム・ データが有効となったとき前記アクチュエータの作動を起こさせるようにした、 請求項35に記載のシステム。 37. 前記信号受信機が少なくとも一つの赤外信号受信機及び音響波受信機か ら成る、請求項34から36の何れか一つに記載のシステム。 38. 前記ブイが更に、前記ブイのプログラミング及び/又は使用に関して情 報を送信するように配置した赤外信号送信器から成る、請求項37に記載のシス テム。 39. 前記赤外受信機及び/又は送信器が実質的に赤外光を通す前記キャップ の薄い部分に隣接して配置されて、前記ブイに記載の前記情報の送信及び受信の 窓を形成するようにした、請求項36又は37に記載のシステム。 40. 前記キャップがUHMWポリエチレン又は同様の性質を持った代替の材 料で製造された、請求項39に記載のシステム。 41. 前記本体が少なくとも前記一つのジョー部が前記変位手段によって動か されるように延びた片の組合せによってハーメチックシールされ、静的シールが 前記片と前記本体との接続点で設けられ、そして剛性の変形可能なシールが前記 片に隣接する前記一つのジョー部の周りに形成された、請求項2に記載の装置。 42. 前記片が実質的に固形でありかつ剛性である、請求項41に記載の装置 。 43. 前記キャップが固形でありかつ実質的に曲げにくく、そして前記キャッ プを機械加工することにより剛性の曲げやすい、隣接位置にありかつ一体に形成 された ジョー部が得られる比較的薄い部分を作り出す、請求項30に記載の装置。
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