JP2001517933A - ブロイラー皮及び卵黄の着色のための抽出物及び配合物並びにその投与方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 全キサントフィルの約２０％から８０％の間のゼアキサンチンを含むケン化されたマリゴールド抽出物、並びに、ゼアキサンチン含有量が約２０％から８０％であるケン化されたマリゴールドキサントフィルの約１０から５５ppmを鳥の飼料又は飲料に含有して、市場の要求による正しい色合いをブロイラー皮及び卵黄に与えるための配合物及び投与方法。

Description

【発明の詳細な説明】 ブロイラー皮及び卵黄の着色のための抽出物及び配合物並びにその投与方法 技術分野 この発明は、ブロイラー皮及び卵黄の着色に関し、さらに詳細には、ブロイラ ー飼料又は飲物として使用される抽出物及び配合物、並びに、ブロイラー皮と卵 黄の着色について市場で要求される色合いを達成するための前記配合物の投与方 法に関する。 背景技術 ブロイラー皮及び卵黄の適切な色は、健康なブロイラーと卵の同義語と考えら れる重要な品質特性として、広く知られている。しかし、世界の各地域は、この パラメータのために特別な仕様を確立している。そのため、ブロイラー皮と卵黄 のための最適な着色は、文化的な伝統又は趣向に依存する（Fletcher著、1992年 、家禽科学71巻、733-743頁）。 従って、ブロイラー皮及び卵黄の色を計測する異なる方法論が採用されている 。これらの方法諭の例として、ロッシェカラーファン（The Roche Colour Fan(R CF)）方法論では、主観的な決定を考慮しており、レフレクタンスクロマメータ （The Reflectance Chromameter）方法論では、明確で客観的な決定を行ってい る。 ブロイラーの皮のみならず飼料及び卵黄に含まれるキサントフィルをより正確 に定量できるようにするために、近年、利用できる高性能な液体クロマトグラフ ィ(HPLC)による方法論を標準化する、多大な努力が払われてきた(Hamilton、199 2年、家禽科学71巻、718-724頁)。しかし、そのような技術の前進にもかかわら ず、上記の製品における色の主観的な評価を避けることは、さらに難しい。 伝統的に、家禽の飼い主は、赤くて黄色の（天然又は合成の）顔料を鳥の飼 料に配合してきた。 合成のカンタキサンチンは、ブロイラー皮に黄色−オレンジ色を与え、強いオ レンジ色及びバラ色の色合いさえ卵黄に与えるために、活性顔料として数十年に 渡り使用されてきた(Geisendorf(1965))。 Rosenbergは、1970年11月に発行された米国特許第3,539,686号において、次の ようなことを実証した。すなわち、キサントフィル又はゼアキサンチンと、カン タキサンチン、ベータ−アポ−８−カロテナール、ベータ−アポ−８−カロテン 酸のエチルエステル、及びパプリカと赤トウガラシからの抽出物のような顔料の １種又はそれ以上とを混合して使用することによって、ブロイラー皮及び卵黄を 黄色から赤い色合いの幅広い色調を得ることができる。Rosenbergの研究は、黄 色のキサントフィル単独が使用された場合に得られる色合いと比べてより強いオ レンジ色又は赤い色合いを得るために、赤色顔料を使用することが必要であり、 これは両顔料の相乗効果のためであることを実証した。 ブロイラー皮及び卵黄における特定の色合いを得るために、黄色のキサントフ ィルと赤い顔料の異なる配合割合を決定する多大な研究がなされてきた(Boushy 、食糧、1989年１月)。これらの内、Quackenbush（.A.O.A.C.48(6)）のジャーナ ル（1965、1241-1244)、Marusich（家禽科学55：1486-1494 1976年）の研究は 、ゼアキサンチンがルテインよりも効果的な着色剤であり、さらに、オレンジ色 の色合いをブロイラー皮に与えることを示した点で重要である。 ブロイラーと卵黄着色剤における特定の市場の要求によれば、異なる戦略が観 察される。例えば、メキシコでは、オレンジの色合いを得るために、ブロイラー 皮を黄色の顔料に浸し、次いで赤いキサントフィルで補足することが好まれる。 所望のオレンジ色を得るために、マリゴールド・キサントフィル６０−７０ppm の調剤に、黄色のコーングルテンキサントフィル５−１０ppm及びカンタキサン チンまたは等価の赤色顔料２−５ppmを添加して飼料に加えられる。 他の国では、例えば米国、アルゼンチン、チリ、スペイン、ポルトガル、フラ ンス及びオーストリアにおいて、市場は、より激しい色合いを得るために、赤い キサントフィルを利用したより黄色がかったトーンを好む。これは、黄色のコー ングルテンキサントフィル１０−１５ppm、マリゴールド・キサントフ ィル５−２２ppm、及びカンタキサンチン又は等価な赤い顔料０−３ppmをブロイ ラー飼料に配合することによって得られる。 伝統的な黄色のキサントフィルの原料は、アルファルファ、黄色のコーン、黄 色のコーングルテン、及び、マリゴールド粉状濃縮物である。また、ケン化され た自然の顔料は、ケン化されない顔料よりも、よい高い生物学的利用能を有する ことが実証されている(Wagstaff 1984；Fretcher、1986、家禽科学65：1708-171 4)。 より頻繁に使用される合成の赤い顔料はカンタキサンチンである(Hoffman-La Roche，BASF)。しかし、これは非常に高価であり、得られる着色は満足できるも のではない。日本とオーストラリアにおけるこの顔料の使用は、制限されるよう である。カプサンチン（パプリカまたは赤トウガラシ）としての自然の赤色源、 及びベータ−アポ−８−カロテン酸のエチルエステル（Hoffman-La Roche）及び 合成シトラナキサンチン（BASF）のような合成の黄色源もある。 最近、ゼアキサンチンを高濃度で含むケン化されたマリゴールド抽出物の調製 が報告された。この抽出物はハイゴールド（Hi-Gold）と呼ばれる商標名（indus trial Organica，S.A．de C.V.）であり、Torresらによる１９９６年６月に発行 された米国特許第5,523,494号に記載された抽出物中に含まれるルテインの異性 化方法により得られたものである。 この特許は、ブロイラー皮と卵黄の着色のために、及び赤色顔料の使用を排除 したハイゴールドの応用について記述している。また、ハイゴールドを使うこと によって、伝統的な黄色の顔料だけを単独で使用された場合に得られるより濃い 色合いがブロイラー皮及び卵黄において得られることが明示されている。 発明の概要 従って本発明の主な目的は、ゼアキサンチンの含有量が全キサントフィルの約 ２０％から８０％の範囲であるケン化されたマリゴールドの抽出物を提供するこ とである。 また、本発明の主な目的は、ブロイラー皮及び卵黄の着色に使用される着色 配合物を提供するものであり、この着色配合物はケン化されたマリゴールドキサ ントフィルの含有量が約１０から５５ppm、ゼアキサンチンの含有量が約２０％ から８０％である。 本発明の他の主目的は、赤色の顔料を使用することなくオレンジ−黄色の色合 いを得るために、ブロイラー皮と卵黄の着色に使用される上述した性質の着色配 合物を提供することである。 本発明の追加の目的は、赤色の顔料を使用することなく伝統的な黄色の顔料に 比べてより強烈な黄色の色合いの卵黄を得るために、ブロイラー皮及び卵黄の着 色に使用される上述した性質の着色配合物を提供することである。 本発明の他の主目的は、ブロイラー皮及び卵黄の着色に使用される上述した性 質の着色配合物を提洪することであり、この着色配合物は高価な合成顔料の使用 を避け、従って、世界中の法律に受け入れられ、付加的な顔料を含まないためよ り有利な結果をもたらすものである。 本発明の他の目的は、赤色の顔料を使用することなくオレンジ色のブロイラー 皮を得るために、及び伝統的な黄色の顔料で得られる場合に比べてより強烈な黄 色の色合いの卵黄を得るために、ケン化されたマリゴールドキサントフィルの含 有量が約１０から５０ppm及びゼアキサンチンの含有量が約２０％−８０％の配 合物を鳥の飼料に混合する、ブロイラー皮及び卵黄を着色する方法を提供するも のである。 発明を実施するための最良の形態 入手できる他の商用の顔料に対して比較されるハイゴールドの着色値が比較さ れる実験農場での評価について、異なる一連の実施例を以下に示す。 全ての試験において、生後１日のひよこが使用され、N.キャッスル(N.Castle) 、伝染性の気管支炎及びGumboro予防接種を含む評価を、最初の２１日間につい て、定法に従い試験した。どのような病気の徴候も発見することなく、２１日及 び３５日について、臨床的な評価を行った。 全ての着色試験は、典型的な食餌で行われた：すなわち、サトウモロコシ−大 豆、コーン-大豆、大麦-大豆であり、NCR.94勧告による(家禽の第９版、 栄養の必要条件、アカデミック・プレス、WA、DC)。 飼料は、粉に挽いた殺類と大豆を混合する通常の手順に従って調製した。続い て、１００万分の１（トンにつきグラムまたは飲料の立方メートルにつき立方セ ンチメートル）の顔料及び脂肪を含む微量成分を添加した。混合操作は、３分間 継続した。 飼料と水は、適宜入手した。各試験の終わりに、鳥は屠殺され、５２℃で１． ３０分間加熱され、羽毛が除かれた。 性によって分けた異なるロットを比較したとき、死亡率、飼料消費量及び重量 パラメータにおいて、重大な差異は見いだせなかった。 大部分の試験では、反射率色度計（Hunterlab Miniscan Reflectance Chromam eter）が、色の評価のために使用された。使用した座標系は、ヤコビッツ勧告（ Yacowitz recommendations、家禽科学（57：443-448）１９７８年）に従った、C IE L*a*b*であった。ここで、L*は光度、a*は赤色度、b*は黄色度である。色合 いは、ヒューゲバート（Huyghebaert）に従って、a*/b*×100として評価された( 卵黄着色論文のためのオキシカロテノイドの利用、Univestiteit Gent、ベルギ ー、1993年)。 実施例１ 生後１日のハバードひな（old Hubbard chicks）１６００羽は、２つの処理部 に分けられ、それそれ４つの反復ロット（repetitions）すなわち、２つの雄ロ ット及び２つの雌ロットに分けられた。 典型的なサトウモロコシ−大豆食餌は、最初の２１日間与えられた。２２日か ら４９日まで、次の顔料を含む上記と同じ食餌が与えられた： グループ１ロット....マリゴールドキサントフィル６０ppm＋カンタキサンチン ２ppm グループ２ロット....ハイゴールド５５ppm ４９日目において、各ロットから任意に選択した生きた１０羽のブロイラーに ついて、その胸の皮の色を決定した。ブロイラーを屠殺して処理した後、皮の色 は胸側のファットパス（fat path）上で決定された。得られた結果は、次の通り であった： L*=光度(高L*値、より色褪せている)、a*＝赤色度、b*=黄色度 b*（黄色度）のより高い値は、ハイゴールドを含んだ試験（2）における雄の 生きた鳥について得られた。処理の後、高いa*値（赤色）が、ハイゴールドを含 む試験（2）で得られた。しかし、同じグループについて、低いb*値が得られた 。CIE L*a*b*座標系を使用し、a*値が増加しb*値が減少するとき、上記結果はす でに報告されている(Amena Proccedings 1993年(Acapulco))。ハイゴールドだけ を加えたグループの色合い値a*/b*は、マリゴールド＋カンタキサンチンと同じ か又はそれらよりもよい。 ハイゴールドを添加したブロイラーの着色は、マリゴールドキサントフィル＋ カンタキサンチン（全キサントフィルの３．５％）を使用した場合に比べ、より 効率的である。 実施例２ 生後１日のピーターソン×アーバーエーカー（Peterson×Arbor Acres）の雄 ブロイラー１６０羽を、４つの処理部に分け、それぞれ２０羽ずつ２つの反復ロ ットに分けた。 典型的なコーン−大豆食餌は、最初の２１日間供給された。２２日から４２日 まで、ブロイラーには以下の顔料を含んでいる上記と同じ食餌が与えられた： グループ１ロット....標準（キサントフィル１０ppm）＋マリゴールドキサント フイル２５ppm（Oroglo、Kemin） グループ２ロット.....標準（キサントフィル１０ppm）＋ハイゴールド２５ppm グループ３ロット....標準（キサントフィル１０ppm)＋黄色コーン小麦グルテン ２５ppm グループ４ロット.....グループ３と同じもの＋カンタキサンチン１ppm ４２日目に、すね部の着色について、アメリカヘキスト社(American Hoechst Corporation)のカラーファン（color fan 1980）を使用して、昼光色の下で視覚 による比較によって評価した。得られた結果は、次の通りであった： すね部の着色は、いくつかのグループにおいて異なっていた。ハイゴールドで 黄色−オレンジ色が得られ、コーングルテン＋カンタキサンチンで強烈な黄色の 色が得られ、グループ（１）及び（３）では薄い黄色が得られた。 実施例３ 生後１日のアーバーエーカー（Arbor Acres）の雄ブロイラー７２０羽を、６ つの処置部に分け、それぞれ４０羽ずつ３つの反復ロットに分けた。典型的なサ トウモロコシ−大豆食餌は、最初の２１日問供給された。２２日から４９日まで 、上記と同じ食餌にコーングルテン５％（標準キサントフィル１０ppm）及び、 次の顔料を含む食餌が与えられた： グループ１ロット....マリゴールドキサントフィル１５ppm（Lutexan 11，Indus trial Organica S.A．deC.V.） グループ２ロット...．マリゴールドキサントフィル２５ppm（Lutexan 11） グループ３ロット....ハイゴールド１０ppm グループ４ロット....ハイゴールド１５ppm グループ５ロット....ハイゴールド２０ppm グループ６ロット....ハイゴールド２５ppm ４９日目に、ブロイラーが屠殺及び処理され、反復ロットごとに１０羽のブロ イラーが任意に選択された。着色は、胸側のファットパス（fat path）上で決定 された。以下の結果が得られた： 赤色度a*は、高含有量のマリゴールドを含む試験及び合計キサントフィルが７ ０％、８５％及び１００％を含むハイゴールドの試験と同様であった。黄色度b* は、マリゴールド２５ppm及びハイゴールド２５ppmを含むグループと同様であっ た。マリゴールド３５ppmを投与したグループについて、b*値は、合計キサント フィル８５％及び１００％を含んだハイゴールド・グループと同様であった。色 合い値a*/b*は、ハイゴールドを含んだグループの方がマリゴールドを含んだグ ループより良好であった。 b*値による色の評価によって、ハイゴールドはマリゴールドと比較してその１ ５％の顔料を節約することができた。また、a*値による色の評価によって、ハイ ゴールドはマリゴールドと比較して最高３０％までの顔料を節約することができ た。 実施例４ 生後１日のアーバーエーカー（Arbor Acres）の雄ひな６００羽を、５つの処 置部に分け、それぞれ４０羽ずつ３つの反復ロットに分けた。典型的なサトウモ ロコシ−大豆食餌が、最初の２１日間与えられた。２２日から４９日まで、ひな にはコーングルテン２．５％（キサントフィル５ppm）に、以下の顔料を含んだ 上記と同様な食餌が与えられた： グループ１ロット....マリゴールドキサントフィル（Lutexan 11）５５ppm グループ２ロット....マリゴールドキサントフィル（Lutexan 11）５５ppm＋カ ンタキサンチン（Carophyll red，Hoffman-La Roche）３ppm グループ３ロット....マリゴールドキサントフィル（Lutexan 11）５５ppm＋カ ンタキサンチン（Carophyll red）６ppm グループ４ロット....ハイゴールド５５ppm グループ５ロット....ハイゴールド４５ppm ４９日目に、ブロイラーは処理され１０羽のブロイラーは任意に選択された。 色測定は、胸側のファットパス（fat path）上で決定された。以下の結果が観察 された： 処理番号（２）及び数（４）は、非常に類似した結果を得た。ハイゴールドは 、そのような投与レベルにおいて、マリゴールド＋カンタキサンチンに置き換え られる。a*のより低い値は処置（１）及び（５）において得られ、これら の処理はカンタキサンチンを含まないか、キサントフィルのハイゴールドへの投 与は、処理番号（1）に含まれる全キサントフィルの８３％だけであった；処置( １)、（２）及び（４）のためのb*値は、類似していた。より高いb*値は処理番 号（3）において得られ、これは高いレベルのカンタキサンチンを含む。 カンタキサンチンが添加されたグループ(２，３)では色合い値(a*/b*×100)が 増加し、ハイゴールドのみが添加されたグループ（４，５）では同様な効果、な いしはより顕著な効果さえ起こったことが観察された。 実施例５ 生後１日のアーバーエーカーひな１２０羽を、４つの処置部に分け、それぞれ １０羽ずつ３つの反復ロットに分けた。典型的な大麦−大豆食餌が、最初の２１ 日間与えられた。２２日から４９日まで、飼料には以下の顔料が追加された： グループ１ロット....マリゴールドキサントフィル(Chromophyll Oro)３６ppm＋ カンタキサンチン(red Carophyll)３ppm グループ２ロット....ハイゴールド３６ppm グループ３ロット....ハイゴールド３９ppm グループ４ロット....ハイゴールド３０ppm＋カンタキサンチン（Red Carophyll ）３ppm ４９日目に、鳥は屠段されて、処理された。各反復ロットから１０羽のブロイ ラーが任意に選択され、２４時間冷凍庫に保存された。その後、色測定は、横側 の太ったパスで実施された。 より低いa*値（赤色度）は、ハイゴールド３６ppmだけを含んでいるグループ で得られた。他の処哩では、非常に類似した赤色値であった。b*値（黄色度）に ついては、マリゴールド＋カンタキサンチン、ハイゴールド単独、又はハイゴー ルド＋カンタキサンチンを含むグループ間で、顕著な相違は見られなかった。色 合い値a*/b*×100は、ハイゴールドの投与量か少ないグループ２だけについて、 僅かに低い値を示した。しかし、ハイゴールドだけを投与したグループ３は、共 にカンタキサンチンを含むグループ１及び４に非常に類似した結果を示した。 マリゴールドに基づいて８％だけの高レベルでハイゴールドを投与することに よって、マリゴールド＋カンタキサンチン１０％と置き換えることができる。グ ループ４におけるように、徹底的にハイゴールドレベルを減らす（１７％）こと によって、類似した黄色度を生じなかった。 実施例６ 産卵鶏（Lohmann Brown）３６羽を、以下の主な効果を強調する要因処置に従 って分離した：すなわち、２つの黄色のレベル、２つの赤色レベル、及び２レベ ルの黄色：赤色比率である。実験は、ランダムに行われた。 典型的な大麦−大豆食餌は、最初の１０日間供給された。１１日から２５日ま での間、以下の顔料が食餌に加えられた： グループ２....マリゴールド（Cromophyll Oro(CO)）１１ppm＋Ｃｒ(Red Caroph yll，CR)４ppm グループ３....ハイゴールド８ppm＋ＣＲ４ppm グループ５....ＣＯ11ppm＋Hi Red６ppm（Hi RedはIndustrial Organica S.A.de C.V.の商標名） グループ６....ハイゴールド８ppm＋Hi Red６ppm グループ８....ＣＯ１４ppm＋ＣＲ３ppm グループ９....ハイゴールド１２ppm＋ＣＲ３ppm グループ１１....ＣＯ１４ppm＋Hi Red４．５ グループ１２....ハイゴールド１２ppm＋Hi Red４．５ 顔料が飼料に加えられた後、２３，２４，２５日において、生まれた卵は回収 され、ロシュカラーファン（Roche Color Fan(RCF93)）によって色評価を行うた めに割られた。さらに、卵黄色は、CIE L*a*b*座標を使用して、CR300ミノルタC hromameterで評価された。飼料消費、卵の重量及び産卵数百分率に関して、いく つかのグループ間で顕著な相違はなかった。以下の結果か得られた： *A/R＝赤色に対する黄色の比率 ハイゴールドは、卵黄の着色においてマリゴールド（Cromophyll Oro）より１ ．２倍効率的である。黄色：赤色の比率が８：４では、１２：３の比率より強烈 な卵黄色を生ずる。 実施例７ 生後３４週間の産卵鶏を合計１４４羽、４つの処置部に分け、それぞれ１２羽 ずつ３つの反復ロットに分けた。得られた卵黄は、パスタの調製に使用された。 典型的なモロコシ−大豆白色食餌を５日間与えた後、以下の顔料を含んだ同じ 飼料が産卵鶏に２１日間与えられた： グループ１....マリゴールド（Lutexan 11）35ppm グループ２....ハイゴールド２０ppm グループ３....ハイゴールド２５ppm グループ４....ハイゴールド３０ppm ２１日後、卵黄色は、ロシュカラーファン９３とCR300ミノルタ反射率 Chromameterで評価した。AOAC法に従って、各卵黄グループは、全キサントフィ ル量を分析した。 上記表の結果により、ハイゴールドは卵黄顔料として１．４倍マリゴールドよ り強力であることが示された。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１２月１４日（１９９８．１２．１４） 【補正内容】 請求の範囲 １．ブロイラー皮及び卵黄をオレンジトーンに着色する方法であって、自然の 又は合成の赤色顔料なしに、ゼアキサンチンの含有量が２０％から８０％である ケン化されたキサントフィルの１０から５５ppmを、ブロイラー及び産卵鶏の飼 料、飲料又はこれらの両者に投与することを含む方法。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コルテス コロナド，ユアン，フェリペ メキシコ デー．エフ．04850 メキシコ コロニア サンタ ウルスラ コアパ エディフ．デー―102 カルザダ デル フエソ 160 (72)発明者 トーレス クィロガ，ホセ，オドン メキシコ エヌ．エル．66290 サン ペ ドロ ガルザ ガルシア コロニア ヴァ レ デ サン アンゲル タヒン 105

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． ブロイラー皮及び卵黄の着色に使用されるケン化されたマリゴールド抽 出物であって、全キサントフィルの約２０％から８０％のゼアキサンチンを含む 抽出物。 ２．ブロイラー皮及び卵黄の着色に使用される着色配合物であって、鳥の飼料 又は飲料としてゼアキサンチンの量が２０％から８０％であるケン化されマリゴ ールドキサントフィルを約１０〜５０ppm含む着色配合物。 ３．ゼアキサンチンは、マリゴールドキサントフィルに含まれるルテインの異 性化によって得られる生成物である請求項２に記載の着色配合物。 ４．前記ルテインの含有量は、全キサントフィルの約２０％から８０％までの 間であり、好適には６０％から７０％である請求項２に記載の着色配合物。 ５．前記ゼアキサンチンの含有量は、全キサントフィルの約２０％から８０％ までの間であり、好適には２０％から４０％である請求項２に記載の着色配合物 。 ６．前記キサントフィルは、約８ppmから５５ppm、好適には５５ppm存在する 請求項２に記載の着色配合物。 ７．前記キサントフィルは、約８ppmから５５ppm、好適には２０から３０ppm までの間で存在する請求項２に記載の着色配合物。 ８．前記キサントフィルは、約８ppmから５５ppm、好適には３０から３９ppm までの問で存在する請求項２に記載の着色配合物。 ９．前記キサントフィルは、約８ppmから５５ppm、好適には８から１２ppmま での間で存在する請求項２に記載の着色配合物。 １０．ブロイラー皮及び卵黄を着色する方法であって、ゼアキサンチン含有量 が約２０％から８０％であるケン化されたマリゴールドキサントフィルの約８か ら５５ppmを、ブロイラー及び／又は産卵鶏に投与することを含む方法。 １１．前記キサントフィルは、約８から５５ppm、好適には５５ppm存在する請 求項１０に記載の方法。 １２．前記キサントフィルは、約８から５５ppm、好適には２０から３０ppm 存在する請求項１０に記載の方法。 １３．前記キサントフィルは、約８から５５ppm、好適には３０から３９ppm存 在する請求項１０に記載の方法。 １４．前記キサントフィルは、約８から５５ppm、好適には約８から１２ppm存 在する請求項１０に記載の方法。 １５．ブロイラー皮のための色合いの範囲は、赤色顔料を使用しないで得る請 求項１０に記載の方法。 １６．伝統的な赤色及び黄色の顔料だけが使用された場合に比べて、卵黄のよ り強烈な黄色の色合いが得られる請求項１０に記載の方法。