JP2004305057A - 家禽用飼料 - Google Patents

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Hisaya Goto
尚也 後藤
Tomoki Erikawa
智己 江利川
Tatsuya Kobayashi
達也 小林
Tsuneo Kato
恒雄 加藤
Hiroyoshi Hori
弘義 堀
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Abstract

【課題】リーズナブルなコストで得られる、卵黄の色調が一般卵と異なる鶏卵を提供すること。
【解決手段】色素を実質的に含有しない飼料中に、ファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)を0.001〜0.5重量%含有させてなることを特徴とする、家禽用配合飼料。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は家禽用飼料及びピンク色の卵黄色を得る方法に関する。本発明はさらに詳細には、色素を実質的に含有しない飼料にファフィア酵母を含有させた家禽用配合飼料及びその飼料を給与してピンク色の卵黄色と高濃度のアスタキサンチン含量とを付与した、鶏、あひる又は鶉等の家禽の卵を得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
卵黄色は、飼料中の色素の質と量とにより影響を受けることが知られており、家禽用飼料の場合では、黄色系色素を含む黄色とうもろこし、コーングルテンミール、アルファルファミール、リーフミール等と赤色系色素を含むパプリカ、パプリカ抽出物等との含量により制御されている。
一方、アスタキサンチンを高濃度に含む赤色酵母であるファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)を家禽用飼料に含有させることが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、前記のような汎用の原料の組み合わせによる使用方法では、卵黄色は、黄色系色素と赤色系色素との含量により影響され、黄色と赤色の組み合わせによる色調しか得ることはできなかった。
【0003】
ところで、鶏卵の価格が低値安定化する中、収益性を高めるため付加価値鶏卵の作出が望まれている。市販の付加価値卵は、ビタミン、ミネラル、特定の脂肪酸等の栄養成分を強化した強化卵;有精卵、庭先卵、自然卵等のキャッチフレーズを使用した卵;鳥骨鶏、秋田比内等の一般には飼養されていない鶏から採取した卵に分類される。しかし、鶏卵の卵黄色は、黄色系と赤色系の色素の組み合わせで色調が構成されており、黄色と赤色以外の卵黄色の鶏卵を作出することはできなかった。卵黄の色調が一般卵と異なる鶏卵は、付加価値卵として位置付けられ強い需要が期待されるため、リーズナブルなコストで得られる、卵黄の色調が一般卵と異なる鶏卵の出現が望まれている。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−105657号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、リーズナブルなコストで得られる、卵黄の色調が一般卵と異なる鶏卵を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、卵黄の色調が一般卵と異なる鶏卵を妥当な値段で提供すべく、家禽用配合飼料の原料に着目して種々検討した結果、色素を実質的に含有しない飼料中にファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)を0.001〜0.5重量%含有させ飼料を家禽に給与することにより、一般卵の卵黄色とは全く異なるピンク色の卵黄色が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
アスタキサンチン(Astaxanthin)は、鳥類、魚介類、藻類に含まれる赤色を呈するカロチノイドである。ファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)は、アスタキサンチンを高濃度に含む赤色酵母であり、魚や甲殻類の色揚げ原料とし広く使用されており、産卵鶏の卵黄色の改善やブロイラーの肉色を赤くする効果についても報告がなされていて、値段も妥当な範囲内のものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明においては、飼料原料として色素を実質的に含有しないものを使用しなければならない。ここに、「色素を実質的に含有しない」というのは、本発明における飼料原料が、必然的に混入する不純物を除いては色素を含有しないものであることを意味し、さらに具体的にいうと、本発明における飼料原料が、黄色系色素を含む黄色とうもろこし、コーングルテンミール、アルファルファミール、リーフミール等も赤色系色素を含むパプリカ、パプリカ抽出物等も含有しないことを意味する。換言すると、原料を選定することで色素含量の極めて少ない飼料を用意し、それにファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)を0.001〜0.5重量%含有させることとなる。
具体的には、本発明の家禽用飼料の色素含有量が、カロチノイド含量として、0.5mg%以下であることが好ましい。
【0009】
本発明において対象となる家禽の中には、鶏の他にあひるや鶉も包含され、あひるや鶉に本発明の家禽用配合飼料を給与することで、それらの卵についてもピンク色の卵黄色を得ることができる。
また、本発明の家禽用配合飼料を家禽に給与することで、家禽の卵へのアスタキサンチンの移行量を高めることができる。家禽の卵へのアスタキサンチンの移行量を高めることにより、卵黄色を確実にピンク色にすることができるばかりでなく、アスタキサンチンが抗酸化作用を持つので卵全体としての価値も高まる。
【0010】
本発明の家禽用配合飼料中には、ファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)を0.001〜0.5重量%含有させる。
0.001重量%未満では、ピンク色の発色が十分でなく、0.5重量%超では、ピンク色の発色の伸びもほとんどなく無駄になる。
【0011】
本発明の家禽用配合飼料中には、色素にからむもの以外の、マイロ、フスマ、脱脂糠、大豆粕、魚粉、動物性油脂等の家禽用配合飼料用添加剤を含有させることができる。本発明の家禽用配合飼料中には、その他、色素にからむもの以外の種々の家禽用配合飼料用添加剤を適宜含有させることができる。
【0012】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
【0013】
実施例1
ファフィア酵母の給与が卵黄色に及ぼす影響
試験には、42週齢のローラ80羽を用い、各区に10羽ずつ供試した。試験飼料は、飼料中のカロチノイド含量を0 mg%とした飼料を基礎飼料1、カロチノイド含量を3 mg%とした飼料を基礎飼料2とし、これらの基礎飼料に、ファフィア酵母をアスタキサンチンとして飼料中に3、6又は12ppmとなるように添加した飼料とし、3週間給与した。測定項目は、試験飼料の3週間給与後の卵黄色(マルチテスターによる測定)、色差計による明度、赤色度、黄色度とした。なお、試験区の設定を表1に、試験に用いた基礎飼料の配合率と成分含量を表2に示す。
【0014】
【表1】
Figure 2004305057
注)使用したファフィア酵母は、アススタキサンチンとして6,700 ppm含有し、パプリカ抽出物は、キサントフィルとして、5,000 ppm、t−カプサンチンとして、2,100 ppm含有する。
【0015】
【表2】
Figure 2004305057
【0016】
表3に飼料中のカロチノイド含量0 mg%の飼料にファフィア酵母を、表4にカロチノイド含量3 mg%の飼料にファフィア酵母を添加した飼料を給与した鶏卵の卵黄色測定結果を示す。
カロチノイド含量0 mg%の飼料にファフィア酵母を添加した場合では、ファフィア酵母の添加量を増加させるに伴い、明度が減少し、赤色度、黄色度及びカラーファンNo.が増加した。カロチノイド含量3 mg%の飼料にファフィア酵母を添加した場合では、明度と黄色度には、差が無かったが、赤色度とカラーファンNo.は、ファフィア酵母の添加量を高めるに伴い増加し、ファフィア酵母の添加量とカラーファンNo.との関係が明らかになった。
【0017】
【表3】
Figure 2004305057
【0018】
【表4】
Figure 2004305057
【0019】
カロチノイド含量0mg%又は、3 mg%とした飼料にファフィア酵母を添加した場合の飼料中のアスタキサンチン含量とカラーファンNo.との関係を回帰式としたものを図1に示す。
その結果、飼料中のアスタキサンチン含量の増加によるカラーファンNo.の上昇は、飼料中のカロチノイド含量3 mg%に添加した場合に比べて、0 mg%の飼料に添加した場合の方が高いことが示された。また、卵黄色は、飼料中のカロチノイド含量を0 mg%の飼料にファフィア酵母を添加した場合では、外観上、明らかにピンク色を呈していたが、3 mg%の飼料に添加した場合では、通常の鶏卵の卵黄色と大差はなかった。
【0020】
表5、図2、図3に市販されているカラーファンNo.11程度の一般卵とファフィア酵母添加量の最も高い4区の試験卵を茹卵とし、12人のパネルを用いて官能検査により味覚の比較をした結果を示す。図2は、市販卵と本発明の試験卵との茹卵の味覚の比較(味の違い)を示し、図3は、市販卵と本発明の試験卵との茹卵の味覚の比較(好み)を示す。
その結果、約9割のパネルが味が異なると回答し、好みについては、試験卵を好むパネルの割合が50%、一般卵を好むパネルの割合が33.3%で、試験卵の方が好ましい傾向が認められた。
【0021】
【表5】
Figure 2004305057
【0022】
試験卵の評価を表6に示す。一般卵に比べて、試験卵の方が、食感が良い、あっさりしている、外観上、卵黄色がピンクで話題性がある等の評価であった。
従って、ファフィア酵母の添加は、カラーファンNo.を高めるが、色素を含まない飼料に添加すると一般の鶏卵の卵黄の色調と全く異なるピンク色の色調が得られることが明らかとなった。
【0023】
【表6】
Figure 2004305057
【0024】
実施例2
ファフィア酵母又はパプリカ抽出物の給与が卵黄色に及ぼす影響
実施例1では、色素含量の異なる飼料にファフィア酵母を添加した場合の卵黄の色調に及ぼす影響について明らかにした。本試験では、ファフィア酵母又はパプリカ抽出物を産卵鶏に給与し、カラーファンNo.を同一とした鶏卵の色調について検討を行なった。
試験には、62週齢のローラ30羽を用い、各区に10羽ずつ供試した。試験飼料は、飼料中のカロチノイド含量を0 mg%とした飼料を基礎飼料1にファフィア酵母をアスタキサンチンとして飼料中に3ppmとなるように添加した飼料又はパプリカ抽出物を0.05%添加し、卵黄のカラーファンNo.が13程度となるように調整した飼料とし、3週間給与した。測定項目は、試験飼料の3週間給与後の卵黄色(マルチテスターによる測定)、色差計による明度、赤色度、黄色度及び色差の比較とした。なお、試験区の設定を表7に示す。試験飼料の基礎飼料1は、実施例1の場合と同様である。
【0025】
【表7】
Figure 2004305057
注)使用したファフィア酵母は、アススタキサンチンとして6,700 ppm含有
パプリカ抽出物は、キサントフィルとして、5,000 ppm、t−カプサンチンとして、2,100 ppm含有
【0026】
色差の比較は、色差計で測定したL値(明度)、a値(赤色度)、b値(黄色度)を基に、次式により算出し、得られた色差の評価は、表8に示す基準を用いて行なった。
比較するL値、a値、b値を(L、a、b)、(Lt、at、bt)とした場合、
△L=L−Lt
△a=a−at
△b=b−bt を算出し、次式により色差(△Eab)を算出した。
Figure 2004305057
【0027】
【表8】
Figure 2004305057
【0028】
表9にカラーファンNo.と色差計による卵黄色測定結果を示す。
カラーファンNo.は、0.045%ファフィア酵母を添加した2区と0.10%添加した3区の方が基礎飼料を給与した場合に比べて、有意に増加したが(P<0.05)、2区と3区の差は示されなかった。
一方、L値とa値は、ファフィア酵母又はパプリカ抽出物を添加した場合の何れにおいても差はなかったが、b値は、ファフィア酵母を添加した場合に比べてパプリカ抽出物を添加した場合の方が有意に増加した(P<0.05)。
【0029】
【表9】
Figure 2004305057
【0030】
表10に色差を算出した結果を示す。
基礎飼料と比較した場合では、ファフィア酵母又はパプリカ抽出物を添加した場合の何れにおいても色差は、12以上となり、別の色系統の評価となることが認められた。一方、ファフィア酵母とパプリカ抽出物を添加した場合と比較した場合では、色差は、6.0となり、極めて著しく異なる色調であることが示された。
【0031】
これらの結果は、カラーファンNo.が同一であっても、ファフィア酵母を添加した場合の方がパプリカ抽出物を添加した場合に比べて、黄色度が低く、相対的に赤色度を強める効果のあることが示しているものと考えられた。
【0032】
【表10】
Figure 2004305057
【0033】
表11に茹卵の卵黄色の色調を測定した結果を示す。
生卵の場合と同様に、L値とa値は、ファフィア酵母又はパプリカ抽出物を添加した場合の何れにおいても差はなかったが、b値は、ファフィア酵母を添加した場合に比べてパプリカ抽出物を添加した場合の方が増加した。
【0034】
【表11】
Figure 2004305057
【0035】
表12に色差を算出した結果を示す。
生卵と同様に、基礎飼料と比較した場合では、ファフィア酵母又はパプリカ抽出物を添加した場合の何れにおいて別の色系統の評価となることが認められた。一方、ファフィア酵母とパプリカ抽出物を添加した場合と比較した場合では、色差は、6.5となり、極めて著しく異なる色調であることが示された。
【0036】
【表12】
Figure 2004305057
【0037】
実施例3
ファフィア酵母とパプリカ抽出物の同時給与が卵黄色に及ぼす影響
実施例2では、カラーファンNo.が同一であっても、ファフィア酵母を添加した場合の方がパプリカ抽出物を添加した場合に比べて、黄色度が低く、相対的に赤色度を強める効果のあることが示された。そこで、実施例3では、2種類の赤色系色素(ファフィア酵母とパプリカ抽出物と)を組み合わせて添加した飼料の給与が卵黄の色調や鶏卵へのアスタキサンチンの移行量に及ぼす影響について検討した。
【0038】
試験には、62週齢のローラ30羽を用い、各区に10羽ずつ供試した。試験飼料は、飼料中のカロチノイド含量を0 mg%とした飼料を基礎飼料1にファフィア酵母をアスタキサンチンとして飼料中に12ppmとなるように添加した飼料又はファフィア酵母とパプリカ抽出物を添加し、卵黄のカラーファンNo.が15程度となるように調整した飼料とし、3週間給与した。測定項目は、試験飼料の3週間給与後の卵黄色(マルチテスターによる測定)、色差計による明度、赤色度、黄色度、色差の比較及び鶏卵中アスタキサンチン含量とした。なお、試験区の設定を表13に示す。試験飼料の基礎飼料1は、実施例1の場合と同様である。
【0039】
【表13】
Figure 2004305057
注)使用したファフィア酵母は、アススタキサンチンとして6,700 ppm含有
パプリカ抽出物は、キサントフィルとして、5,000 ppm、t−カプサンチンとして、2,100 ppm含有
【0040】
表14にカラーファンNo.と色差計による卵黄色測定結果を示す。
カラーファンNo.は、処理区間に差はなく、15程度であった。
【0041】
L値には、処理区間の差はなかったが、a値は、ファフィア酵母の添加量を減少させパプリカ抽出物添加量を増加させるに伴い減少し、逆に、b値は有意に増加することが示された(P<0.05)。
【0042】
鶏卵中のアスタキサンチン含量は、パプリカ抽出物の添加により、著しく減少することが認められた。これらのことは、鶏卵中にアスタキサンチン含量を高めるためには、パプリカ抽出物を添加しない方が望ましいことを示している。
【0043】
【表14】
Figure 2004305057
【0044】
表15に色差を算出した結果を示す。
ファフィア酵母を単独で添加した1区と比較した場合では、ファフィア酵母の添加量を減少させパプリカ抽出物添加量を増加させるに伴い色差の差は大きくなった。また、色差の違いは、パプリカ抽出物を添加した2区と3区を比較した場合が最も少なかった。
【0045】
これらの結果は、カラーファンNo.が同一であっても、ファフィア酵母を添加した場合とパプリカ抽出物を添加した場合では、色調が異なることを示しているものと考えられる。
【0046】
【表15】
Figure 2004305057
【0047】
表16に茹卵の卵黄を色差計で測定した結果を示す。
L値には、処理区間の差はなかったが、a値は、ファフィア酵母の添加量を減少させパプリカ抽出物添加量を増加させるに伴い減少し、逆に、b値は増加することが示され、生の卵黄と同様な傾向が認められた。
【0048】
【表16】
Figure 2004305057
【0049】
表17に色差を算出した結果を示す。
ファフィア酵母を単独で添加した1区と比較した場合では、ファフィア酵母の添加量を減少させパプリカ抽出物添加量を増加させるに伴い色差の差は大きくなった。また、色差の違いは、パプリカ抽出物を添加した2区と3区を比較した場合が最も少なく、生の卵黄と同様な傾向が認められた。しかし、パプリカ抽出物の添加によるa値の減少の程度と色差の差は、生の卵黄に比べて大きく、ファフィア酵母の添加による卵黄の赤色度の安定性は、パプリカ抽出物に比べて高いことが考えられた。
【0050】
これらの結果は、カラーファンNo.が同一であっても、ファフィア酵母を添加した場合とパプリカ抽出物を添加した場合では、色調が異なること、加熱による赤色度の安定性は、ファフィア酵母に比べてパプリカ抽出物の方が高いことを示しているものと考えられる。
【0051】
【表17】
Figure 2004305057

【図面の簡単な説明】
【図1】カロチノイド含量0mg%又は、3 mg%とした飼料にファフィア酵母を添加した場合の飼料中のアスタキサンチン含量とカラーファンNo.との関係を回帰式としたものを示す。
【図2】市販卵と本発明の試験卵との茹卵の味覚の比較(味の違い)を示す。
【図3】市販卵と本発明の試験卵との茹卵の味覚の比較(好み)を示す。

Claims (6)

  1. 色素を実質的に含有しない飼料中に、ファフィア酵母(Phaffia rhodozyma)を0.001〜0.5重量%含有させてなることを特徴とする、家禽用配合飼料。
  2. 色素を実質的に含有しない飼料が、黄色系色素を含む黄色とうもろこし、コーングルテンミール、アルファルファミール及びリーフミールを含有しないことを特徴とする、請求項1に記載の家禽用配合飼料。
  3. 鶏、あひる又は鶉用であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の家禽用配合飼料。
  4. 請求項1〜3の少なくとも1項に記載の家禽用配合飼料を家禽に給与することを特徴とする、家禽の飼育方法。
  5. 請求項1〜3の少なくとも1項に記載の家禽用配合飼料を家禽に給与することを特徴とする、ピンク色の卵黄色を得る方法。
  6. 請求項1〜3の少なくとも1項に記載の家禽用配合飼料を家禽に給与することを特徴とする、家禽の卵へのアスタキサンチンの移行量を高める方法。
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