JP2001517067A - 歯周疾患の遺伝的素質の検出 - Google Patents

歯周疾患の遺伝的素質の検出

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Abstract

(57)【要約】 歯周疾患重症度の増強に関連した患者の遺伝的多型パターンを同定するためのキットと方法を開示する。このキットはDNAサンプル採取手段と、遺伝的多型パターンを決定して、次にこのパターンを対照サンプルと比較して、重度な歯周疾への患者の罹患性を判定するための手段とを包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 歯周疾患の遺伝的素質の検出 発明の背景 技術分野 本発明は重度な歯周疾患(periodontal disease)の素質を検出する方法に関 する。 背景技術 歯周疾患は歯を支える硬質及び軟質組織の疾患であり、口内細菌によって開始 される。歯肉炎は、歯肉が赤色になり、膨潤し、出血し易くなる歯周疾患の初期 段階である。歯肉炎は通常無痛であり、治療されない場合には、組織破壊の大き さによって軽度、中等度又は重度と分類されることができる歯周炎にまで進行す る可能性がある。歯周炎は主として成人の疾患であり、通常は35歳過ぎまで検 出不能である。 歯垢中に存在する細菌は歯周疾患を開始する。歯垢中の細菌によって産生され る毒素は身体の炎症性機構及びその他の免疫機構を活性化して、結局は歯を支え る骨及び歯肉組織の破壊をもたらす。この疾患が進行すると、歯肉は歯から離れ て、ペリオドンタル・ポケットが形成され、これは細菌に保護環境を与え、それ によってこの周期(cycle)を連続させる。しかし、幾つかの部位は活性であり続 けない。米国特許第5,328,829号は、部位におけるインターロイキンI L−1βを測定することによる口腔内の活性な歯周疾患部位の判定方法を開示す る。喫煙は歯周炎の頻度と重症度との増強に関連づけられている。しかし、歯周 炎を有するかなりの数の個人が喫煙していない。 この15年間に、小さい子供とティーンエージャーを冒す特定の形の歯周炎が 遺伝的に決定されることが立証されている。人口において極めて低い頻度である これらの疾患は、思春期の年齢前の一部の個人と思春期から18歳までの他の個 人とにおいて重度な歯周炎を生じる。このようなケースにおいて同定される遺伝 的因子は、個人を多重な健康問題に非常に罹り易くすると思われる非常に明白な 生物学的機構に関与している。現在までに、成人型の歯周炎に同じ遺伝的因子を 見いだす試みは成功していない。 上記失敗にも拘わらず、成人型の歯周炎の疾患の臨床的発現に遺伝学が重要な 役割を果たすことを実証した同じ双子の研究から、新しい証拠が1990年の始 めに出現した(Michalowicz等,1991)。この双子研究は遺伝的 要素が存在することを実証したが、これは同定されなかった。重度な成人型歯周 炎に罹り易い患者を決定することは有用であると考えられる。 1〜2種類の遺伝子に関連した又は1〜2種類の遺伝子によって惹起される疾 患に関する遺伝的試験が現在可能であり(米国特許第4,582,788号と第 5,110,920号を参照のこと)、これらの遺伝子がひと度同定されたなら ば、疾患に対する特定の遺伝子を有するヒトの危険性を知ることが現在可能であ る(例えば、米国特許第4,801,531号、第4,666,828号及び第 5,268,267号を参照のこと)。 任意の感染に関して、ひと度感染が開始したならば、身体の炎症性及びその他 の免疫機構が役割を開始する(総説としては、米国特許第5,328,829号 ,第1欄を参照のこと)。一般に、炎症性マーカーに関する研究は歯周炎疾患の 重症度を識別することにごく限られた成功を有しているにすぎず、歯周疾患の炎 症性反応の遺伝的面(genetic aspect)に関しては限定された、不成功に終わった 努力がなされていた。炎症性要素を有する選択された疾患における炎症性及びそ の他の免疫反応を抑制する、多重の遺伝子座の遺伝的変化は、疾患の罹患性又は 重症度を決定する上での因子であった。それ故、炎症性及びその他の免疫機構に 関連する遺伝的因子が歯周疾患の重症度に相関するかどうかを決定することが、 本発明の目的であった。もしそうであるならば、これらの遺伝的因子を同定する ことによって、重度な形の成人型歯周疾患に罹り易い患者を同定することが有用 であると考えられる。 発明の概要 本発明によると、歯周疾患の重症度の増強を予測する方法を開示する。この方 法は患者からDNAを単離する工程と、IL−1α及びIL−1βをコードする 遺伝子のDNA多型パターンを決定する工程とを包含する。同定されたパターン を既知の疾患重症度の対照と比較することによって、歯周疾患重症度の増強に関 連した遺伝的多型パターンを発現する患者を同定する。次に、重度な疾患の発生 を予防するために、このように同定された患者を歯周疾患の早期段階においてさ らに侵襲的に治療することができる。 本発明はさらに、歯周疾患重症度の増強に関連した患者の遺伝的多型パターン を同定するためのキットを開示する。このキットはDNAサンプル採取手段と、 遺伝的多型パターンを決定して、次にこれを対照サンプルと比較して、重度な歯 周疾患への患者の罹患性を判定するための手段とを包含する。 好ましい実施態様の詳細な説明 本発明によると、明白な疾患を有する患者も、有さない患者も、インターロイ キンIL−1α及びIL−1βの遺伝子配列におけるDNA多型の存在を検出す ることによって、重度な歯周疾患の遺伝的素質を有すると同定される。重度な歯 周疾患は以下の本明細書の実施例において述べるように定義される。簡単に述べ ると、重度な疾患は、≧7mmのサイズである≧10個の隣接面間部位の病歴(h istry)を有し、少なくとも8本の歯に≧7mmのポケット深さ(PD)が生じて いる患者の状態として定義される。さらに、≧11個の部位に≧5mmのサイズ である臨床的アッタチメント(clinical attachment)(CAL)が見られる。こ の定義はさらに、最近3年間以内に撮影された完全口腔ラジオグラフがラジオグ ラフ上で≧50%骨損失を有する≧7個の隣接面間部位を示し、総口腔平均骨損 失が30%より大きいことを必要とする。 重度な疾患に関連した対立遺伝子は、IL−1A対立遺伝子2およびIL−1 B(TaqI)対立遺伝子2として同定された。重度な歯周炎のOdd Rat io(OR)が非喫煙者では少なくとも1コピーのIL−1A対立遺伝子2とI L−1B(TaqI)対立遺伝子2を有する患者に関して4.3であることが判 明した。喫煙者と非喫煙者との集団では、喫煙者又は少なくとも1コピーのIL −1A対立遺伝子2とIL−1B(TaqI)対立遺伝子2を有する患者のOR は重度な疾患を有するに関して10.06である。 さらに、本発明によると、歯周疾患重症度の増強に関連した患者の遺伝的多型 パターンを同定するためのキットも開示する。このキットは、DNAサンプル採 取手段と、IL−1AとIL−1Bとの遺伝的多型パターンを決定して、次にこ れを対照サンプルと比較して、重度な歯周疾患への患者の罹患性を判定するため の手段とを包含する。 DNAサンプルは血液又は組織サンプルから得る。好ましい実施態様では、患 者の指の刺し傷から、吸収性ペーパー上に血液を採取して得た血液細胞からDN Aを得る。さらに好ましい実施態様では、血液をAmpliCardTM(She ffield大学,医学薬学部,Royal Hallamshire病院,S heffield,England S10 2JF)上に採取する。次に、D NAを乾燥血液スポットから単離し、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いて ターゲット配列を増幅する。問題の遺伝子内の特定の多型DNA領域をターゲッ トするオリゴヌクレオチドDNAプライマーを調製して、ターゲット配列のPC R反応増幅が達成されるようにする。この実施態様は極少量の血液を必要にする に過ぎないという利点を有し、静脈注射又は組織バイオプシーの必要性を回避す る。しかし、当該技術分野で公知であるような、DNAを採取して、多型パター ンを決定するための他の手段も使用可能である。 鋳型DNAからの増幅DNA配列を次に制限酵素を用いて分析して、増幅配列 中に存在する遺伝的多型を決定することによって、患者の遺伝的多型プロフィル を得る。 幾つかの疾患は顕著な炎症性及びその他の免疫要素を有する。炎症性及びその 他の免疫反応の主要な要素の1つはサイトカイン産生である。サイトカインは、 胸腺誘導Tリンパ球(T細胞)、Bリンパ球及び単球/マクロファージを包含す る活性化免疫細胞によって産生されるペプチド/タンパク質モデュレーターであ る。サイトカインはインターロイキン(IL−1からIL−15まで)、顆粒球 及び/又はマクロファージのコロニー刺激因子(CSF)(CSF−G、CSF −M、CSF−GM)、腫瘍壊死因子(TNFαとβ)、及びインターフェロン (IFNα、β及びγ)を包含する。IL−1の基本的活性はIL−1α、IL −1β及びIL−1受容体アンタゴニスト(IL−1ra)の複合活性を包含す る[総説として、Duff,1993;及びBasic and Clinic al Immunology,第8版,1994,Stites,Terr及び Parslow編集,9章,105〜123頁を参照のこと)。米国特許第5, 328,829号は歯周疾患の活性部位においてIL−1βを発見したが、疾患 状態との相互関係を報告しなかった。単一サイトカイン多型と疾患状態との関連 は、例えば、Systemic Lupus Erythematosus、U Icerative Colitis and Juvenile rheum atoid arthritis(Mansfield等,1994;Verj ans等、1992;Blakemore等、1994;McGuire等、1 994;McDowell等,1995)におけるように発見されている。 サイトカインIL−1αとIL−1βをコードするDNA配列における特定の 多型が重度歯周疾患に関係することが判明した。この多型は次の通りである:IL−1A :(2q12−14における染色体2) −889における単一塩基変異(C/T)の二対立遺伝子多型(bi-alleic pol ymorphism)の対立遺伝子は、制限酵素を用いた対立遺伝子−特異性切断によって 同定される。この遺伝子はIL−1Aと名付けられ、生成物(サイトカイン)は IL−1αと呼ばれる。塩基−889において対立遺伝子1はCであり、対立遺 伝子2はTである。修飾プライマー配列によるPCR反応における突然変異によ って部分的部位を導入することによって、完全制限酵素認識部位が形成される。 この部位は多型の対立遺伝子の一方の配列によって完成する。PCR反応の生成 物の制限酵素消化後に、DNAを電気泳動的にサイズによって分離する。 このゲル(又は放射性内部DNA配列によってプローブされたそのサザンブロ ット)から、多型の対立遺伝子が同定される。非切断フラグメント(より大きい )は北ヨーロッパ人口において稀な対立遺伝子である。IL−1B :(染色体2;2q12−14) 2つの二対立遺伝子多型は、対立遺伝子中の天然生成部位における対立遺伝子 −特異性切断を用いて2種類の異なるPCR生成物に類別することができる。対 立遺伝子同定は、アガロースゲルにおける制限酵素消化と分離後にフラグメント のサイズによっておこなわれる。この遺伝子はIL−1Bと名付けられ、生成物 (サイトカイン)はIL−1βと呼ばれる。部位は−511(IL−1B(Av aI)と呼ばれる)と+3953(IL−1B(TaqI)と呼ばれる)とにお ける単一塩基変異(C/T)であり、制限酵素を用いた対立遺伝子−特異性切断 によって同定される。各多型に関して、対立遺伝子1はCであり、対立遺伝子2 はTである。 次に、患者のサイトカイン多型プロフィル、即ち、対立遺伝子分布を対照と比 較する。対照は、歯周的に健康である患者と、成人型非重度歯周炎患者及び成人 型重度歯周炎患者とからである。即ち、患者のプロフィルを健康な人々及び重症 度の異なる歯周疾患の患者と、共通臨床基準(consensus clinical criteria)に 従って比較して、適合(match)が歯周疾患の素質を決定する。1実施態様では、 亜集団(subpopulation)内の遺伝的変異に対応するために民族的に適合する対照 を用意する。 これらの特定遺伝子座における対立遺伝子多型パターン(遺伝子型)と疾患の 発現及び/又はその重症度との間の関連を試験するために、Odd Ratio (大体の相対的危険性)が導出される。これは、歯周疾患の臨床的治療に用いら れる予測情報を提供する。 上記考察は、歯周疾患重症度の増強に関連した患者の遺伝的多型パターンを同 定するためのキットの事実に基づく根拠を与える。重度の疾患の危険を有する人 の同定は、疾患が発現する前に予防手段を開始することを可能にする。さらに、 2つの危険因子(喫煙と罹り易い遺伝子型)を有するような患者を、かれらの重 度疾患危険性が極めて高いので、特別にモニターすることができる。本発明によ って用いられる方法と、本発明の有用性は下記実施例によって示すことができる 。 実施例 多型決定と疾患の関連一般的方法 DNA方法を包含する反応と操作は、他に指示しないかぎり、Sambroo k等,1989,Molecular Cloning:A Laborato ry Manual,Cold Spring Harbor Laborat ory Press(本明細書に援用される)に記載されている通りにおこなう 。米国特許第4,666,828号、第4,801,531号及び第5,272 ,057号と、McDowell等,1995とに記載される方法も、他に指示 しない限り、用いる。 PCRに用いる酵素はGIBCO BRLからであり、サーモサイクラー(the rmocycler)はPerkin−Elmer又はBiometraのいずれかであっ た。制限酵素NcoIとTaqIはPromega(US)からであった。制限 酵素AvaIとBsu36IはNEB(US)からであった。患者の選択と疾患の分類 成人における歯周疾患に関連した遺伝的多型をMcDowell等(1995 )のプロトコールを用いて決定した。喫煙の遮蔽効果(masking effect)のために 、重度疾患に関連した遺伝的因子は非喫煙者において検出した。他の点では健康 な成人のグループを歯科クリニックにおいて歯周疾患の存在に関してスクリーニ ングした。この研究は主として北ヨーロッパ系の個人を包含した。各患者を疾患 の不存在又は、疾患が存在する場合には、4パラメータの各々におけるその程度 に関してスクリーニングした。問題の4変数は臨床的アタッチメント損失(CA L)、ポケット深さ、歯肉炎及び隣接面間骨損失である。血液サンプルを採取し 、DNAを単離し、IL−1A及びIL−1B遺伝子座における遺伝的多型を決 定した。さらに、糖尿病、心血管系疾患又は早期歯欠損(early tooth loss)の家 族歴並びに喫煙者であるか否かに関する特定の質問を包含した、各患者のデンタ ルヒストリー(dental histry)を入手した。 歯周疾患の状態を判定するために、各患者はポケット深さ(PD)、陥没(rec ession)(R)、歯垢(Pl)及びプローブ診査(probing)時の出血(BOP)の 完全口腔測定を包含する検査を受けた。臨床的アタッチメント損失(CAL)は ポケット深さと陥没から算出する。ラジオグラフが骨損失を評価する。これらの 測定に基づいて、患者を健康、軽度〜中等度歯周炎又は重度歯周炎として分類し た。 臨床的変数の全ては、各歯(第3臼歯を除く)の6表面(遠心頬側、頬側、近 心頬側、近心舌側、舌側及び遠心舌側)上の168部位までに関して算出した。 全てのラジオグラフ変数は各歯の2表面上の56部位までに関して算出した。疾患の重症度分類は次の通りである歯周的健康:患者は、全てのポケット深さ≦4mm、限定されないフェイシア ル(facial)CAL、≦2mmの隣接面間CAL及び<15%ラジオグラフ骨欠損 を提示した。限定されない歯垢及び歯肉炎症と陥没も存在することができる。 軽度〜中等度歯周炎:35歳までに疾患発現の病歴なし。患者は、第3臼歯、 矯正治療のために抜いた歯及び口腔外の外傷の結果として欠損した歯以外には、 僅か2個以下の喪失歯を提示した。患者はまた、5〜9隣接面間部位においてP D≧6mmをも提示した。条件を満たす(qualifying)隣接面間部位の少なくとも 2つは、異なる四分円(quadrant)に存在しなければならない。歯肉炎症(プロー ブ診査時の出血によって例示)が少なくとも2つの四分円に存在した。完全な口 腔ラジオグラフは≧50%骨欠損を有する4箇所未満の隣接面間部位を示さなけ ればならない。ラジオグラフによる総口腔平均骨欠損が25%未満でなければな らない。この分類には、CALの規定は存在しない。 重度な歯周炎:≧7mmのサイズである≧10隣接面間部位と、少なくとも8 本の歯に生じた≧7mmのPDを提示した患者。CALは≧11部位において≧ 5mmのサイズであった。最近3年間内に撮影された完全口腔ラジオグラフは、 ラジオグラフ上で≧50%骨欠損を有する≧7隣接面間部位と、30%より大き い総口腔平均骨欠損を示した。統計分析2分析を用いた。Odd Ratio(相対的危険性)はWoolf,19 55が記載しているような2x2偶然表から算出した。選択した対立遺伝子に関する、PCR増幅と制限酵素消化プロトコール IL−1A IL−1A塩基−889における単一塩基変異(C/T)多型は次のように同 定した: スクリーニング:ゲノム鋳型のPCR増幅。Cが−899において利用可能であ る場合には、1つのミスマッチをプライマーに挿入して、NcoI部位を完成し た。 プライマー:ゲノム配列に基づいて、ABI DNA合成機において下記プライ マーを作製した(Furutani等,1986;GENBANK X0383 3)。 PCR条件: [96℃(1分間)]1サイクル; [94℃(1分間)、46℃(1分間)、72℃(1分間)]40サイクル; [72℃(4分間)]1サイクル。 制限酵素消化:消化は37℃においてNcoIによって8時間おこなった。サイ ジイング(sizing)は8%PAGE又は2%アガロースゲルによっておこなった。 消化から予測された結果:対立遺伝子1(C) 対立遺伝子1のPCR生成物のNcoI消化は83塩基対 (bp)と16塩基対フラグメントを生じる。対立遺伝子2(T) 対立遺伝子2のPCR生成物のNcoI消化は無効であり 、99塩基対(bp)生成物を生じる。 IL−1B(AvaI) IL−1B塩基−511における単一塩基変異(C/T)多型は次のように同 定した: スクリーニング:ゲノム鋳型のPCR増幅。この単一塩基変異は対立遺伝子1( C)におけるAvaI部位、対立遺伝子2(T)におけるBsu36I部位を完 成する。 プライマー:ゲノム配列に基づいて、ABI DNA合成機において下記プライ マーを作製した(Clark等,1986;GENBANK X04500)。PCR条件: [95℃(2分間)]1サイクル; [95℃(1分間)、53℃(1分間)、74℃(1分間)]35サイクル; [74℃(4分間)]1サイクル。 制限酵素消化:消化は37℃において8時間おこなった。サイジイングは8%P AGEによっておこなった。 消化から予測された結果:対立遺伝子1(C) 対立遺伝子1のPCR生成物のAvaI消化は190bp と114bpフラグメントを生じる。対立遺伝子1のPCR生成物のBsu36 I消化は無効であり、304bp生成物を生じる。対立遺伝子2(T) 対立遺伝子2のPCR生成物のAvaI消化は無効であり 、304bp生成物を生じる。対立遺伝子2のPCR生成物のBsu36I消化 は190bpと114bpフラグメントを生じる。 IL−1B(TaqI) IL−1B塩基+3953における単一塩基変異(C/T)多型は次のように 同定した: スクリーニング:ゲノム鋳型のPCR増幅。1つのミスマッチをプライマーに挿 入して、陽性対照としてTaqI部位を完成した。多型TaqI部位はネイティ ブである。 プライマー:ゲノム配列に基づいて、ABI DNA合成機において下記プライ マーを作製した(Clark等,1986;GENBANK X04500)。PCR条件: [95℃(2分間)]1サイクル; [95℃(1分間)、67.5℃(1分間)、74℃(1分間)]38サイク ル; [72℃(8分間)]1サイクル。 制限酵素消化:消化は60℃において8時間おこなった。サイジイングは8%P AGEによっておこなった。 消化から予測された結果:対立遺伝子1(C) 対立遺伝子1のPCR生成物のTaqI消化は12、85 及び97bpフラグメントを生じる。対立遺伝子2(T) 対立遺伝子2のPCR生成物のTaqI消化は12と18 2bpフラグメントを生じる。 結果 成人、喫煙者及び非喫煙者を歯周疾患重症度に関して本明細書で上述したよう な共通臨床基準を用いてスクリーニングした。データは表1に示す。 表に用いる略号:PD(ポケット深さ)、BOP(プローブ診査時の出血)、 CAL(臨床アタッチメント損失)、#>49%(骨欠損が49%より大きい部 位の数)、%bl(%骨損失)、S.D.(標準偏差);H=健康、M=軽度/ 中等度、S=重度、 ★少なくとも95%信頼レベルにおける有意性を意味する。 表2には、臨床データを示し、喫煙者と非喫煙者を比較する。喫煙者と非喫煙 者との間には総合臨床疾患状態において有意差が存在することに注目のこと。 略号は表1と同様。 表3はIL−1A対立遺伝子1と2に関する臨床所見を要約し、比較する。各 遺伝子の対立遺伝子の遺伝子型は組合せた数字によって表示する、即ち、1/1 は対立遺伝子1のホモ接合性を意味し、1/2は対立遺伝子1と2のヘテロ接合 性を示す、等。遺伝子型が対立遺伝子2として表される場合には、これはこの対 立遺伝子の少なくとも1つのコピーが存在することを意味する。非喫煙者に関し て分析をおこなう。表2のデータが示すように、グループとしての喫煙者は遺伝 的素質の分析に包含されないほど、重度な疾患を有した。表3のデータは特に% 骨損失、CAL及びPDに関し、IL−1A対立遺伝子2のキャリヤーには、重 度臨床疾患の有意な関連性が存在することを実証する。分析した集団は非喫煙者 の全ての疾患グループを包含した。 略号は表1と同様。 表4では、同じ分析をIL−1B(TaqI)対立遺伝子1と2に関しておこ なう。 略号は表1と同様。 表5では、遺伝子型IL−1A対立遺伝子2プラスIL−1B(TaqI)対 立遺伝子2を有する患者(+)と有さない患者(−)とに対する同じ分析を示す 。さらに詳しくは、−遺伝子型はIL−1A(1/1)プラスIL−1B(Ta qI)(1/1若しくは1/2若しくは2/2)又はIL−1A(1/2若しく は2/2)プラスIL−1B(TaqI)(1/1)である。+遺伝子型はIL −1A(1/2若しくは2/2)プラスIL−1B(TaqI)(1/2若しく は2/2)である。 略号は表1と同様。 患者の疾患重症度によるIL−1AとIL−1B(TaqI)の対立遺伝子分 布を判定して、表6に示す。 *分布は各カテゴリーにおける患者数とその疾患カテゴリーの患者の%の両方で 記載する。 表7では、IL−1AとIL−1B(TaqI)に関する非喫煙者の結果を示 す。重度疾患を有する患者のうちで、64.7%はIL−1A1/2若しくは2 /2とIL−1B(TaqI)1/2若しくは2/2の遺伝子型を有し、ヘテロ 接合性又はホモ接合性のいずれであっても対立遺伝子2の存在が重度疾患の罹患 性をもたらすことを実証した。 IL−1A対立遺伝子2とIL−1B(TaqI)対立遺伝子2における対立 遺伝子多型パターン(遺伝子型)と、疾患の発現及び/又はその重症度との間の 関連に関して、Odd Ratio(大体の相対的危険性)を導出した。Odd Ratioは表8に示すような偶然表を用いて算出する。下記式:(AxD) /(CxB)を用いて、Odd Ratioを算出する(Woolf,1955 )。 表9に示すように、喫煙者である又は遺伝子型IL−1A対立遺伝子2プラス IL−1B(TaqI)対立遺伝子2(+遺伝子型)を有する患者は、この遺伝 子型を有さない患者よりも重度疾患に罹り易く;かれらは10.06:1のOd d Ratioを有する。非喫煙者のみのうちでは(表10)、遺伝子型IL− 1A対立遺伝子2プラスIL−1B(TaqI)対立遺伝子2(+遺伝子型)を 有する患者のOdd Ratioは4.3:1である。 OR=10.06(3.84〜26.35) x2=26.95(p<0.0001) OR=4.3 x2=7.53(p=0.006) 喫煙者又はターゲット遺伝子型IL−1A対立遺伝子2プラスIL−1B(T aqI)対立遺伝子2(+遺伝子型)に関する臨床データを表11に示す。 非喫煙者(n=100)のIL−1AとIL−1B(AvaI)の対立遺伝子 分布を判定して、表12に示す。重度疾患を有する患者のうち、36.8%はI L−1A1/2若しくは2/2とIL−1B(AvaI)1/2若しくは2/2 の遺伝子型を有した。 略号は表1と同様。 非喫煙者のみのなかでは、遺伝子型IL−1A対立遺伝子2プラスIL−1B( AvaI)対立遺伝子2を有する患者のOdd Ratioは0.85である( 表13)。この遺伝子組合せは歯周疾患重症度との関連がないことを示す。 示したデータは、重度疾患を有する被検者のうちで、86.0%が現在喫煙者 であるか又はターゲット遺伝子型IL−1A対立遺伝子2プラスIL−1B(T aqI)対立遺伝子2を有することを実証する。現在喫煙者ではなく、ターゲッ ト遺伝子型も有さない被検者のうちでは、90.5%が重度疾患を有さなかった 。現在喫煙者であるか又はターゲット遺伝子型を有する被検者のうちでは、52 .1%が、他の危険性因子に関係なく、重度疾患を有した。 それ故、本発明は、早期治療を可能にするために、重度歯周疾患の危険状態に ある患者を同定する方法を提供する。 この出願を通して、種々な刊行物と特許とを参考にする。本明細書で上記に含 まれない参考にした刊行物と特許は以下に列挙する。これらの刊行物の開示はそ れらの全体において、本発明が属する技術分野の先行技術をより詳しく説明する ために、本明細書に援用される。 本発明を例示的に説明したが、用いた用語が限定の表現の本質ではなく説明の 表現の本質であるように意図されることを理解すべきである。 上記教示を考慮するならば、明らかに、本発明の多くの改変及び変更が可能で ある。それ故、添付請求の範囲内で、本発明が特に述べた以外の方法で実施され うることを理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),AM,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CN,CZ,EE,FI,GE,IS,JP,KG ,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,MD, MG,MN,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,S G,SI,SK,TJ,TM,TT,UA,US,UZ ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.歯周疾患の重症度の増強に関連した、IL−1A及びIL−1Bにおけ る患者の遺伝的多型パターンを同定するためのキットであって、 DNAサンプル採取手段と、 遺伝的多型パターンを決定して、次にこのパターンを既知疾患重症度の対照サ ンプルと比較して、歯周疾患重症度への患者の罹患性を判定するための手段とを 包含するキット。 2.対照サンプルが既知疾患重症度の人種的に適合した対照サンプルである 、請求項1記載のキット。 3.遺伝的多型パターンを決定する手段がポリメラーゼ連鎖反応(PCR) を用いたDNAターゲット配列の増幅を包含し、用いるPCRプライマーが、 及び である、請求項1記載のキット。 4.遺伝的多型パターンを決定する手段が制限酵素NcoI、TaqI、A vaI及びBsu36Iによる制限酵素消化を包含する、請求項1記載のキット 。 5.歯周疾患重症度の増強を予測する方法であって、 患者からゲノムDNAを単離する工程と、 患者から単離されたゲノムDNA中でインターロイキンIL−1α及びIL− 1βの遺伝的多型パターンを同定する工程と、 同定されたパターンを既知の疾患重症度の対照パターンと比較する工程と、歯 周疾患重症度の増強に関連した遺伝的多型パターンを発現する患者を同定する 工程と を包含する方法。 6.対照サンプルが既知疾患重症度の人種的に適合した対照サンプルである 、請求項5記載の方法。 7.IL−1A及びIL−1Bの遺伝的多型パターンをDNA中で同定する 前記工程がポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を用いたターゲットDNA配列の増 幅を包含し、用いるPCRプライマーが、 及び である、請求項5記載の方法。 8.DNA中でIL−1A及びIL−1Bの遺伝的多型パターンを同定する 前記工程が制限酵素NcoI、TaqI、AvaI及びBsu36Iによる制限 酵素消化を包含する、請求項5記載の方法。 9.疾患重症度に関連したDNA遺伝的多型パターンがIL−1A対立遺伝 子2プラスIL−1B(TaqI)対立遺伝子2である、請求項5記載の方法。 10.疾患重症度に関連したDNA遺伝的多型パターンがIL−1A対立遺 伝子2の少なくとも1コピーの存在である、請求項5記載の方法。 11.歯周疾患重症度の増強に関連した、インターロイキンIL−1α及び IL−1βの遺伝的多型パターンの決定に基づく歯周疾患重症度レポートの形状 の製品であって、 患者から単離されたゲノムDNA中でインターロイキンIL−1α及びIL− 1βの遺伝的多型パターンを同定する工程と、 同定されたパターンを既知疾患重症度の対照パターンと比較する工程と、歯周 疾患重症度の増強に関連した遺伝的多型パターンを発現する患者を同定する工 程と、 歯周疾患重症度の増強に関連した遺伝的多型パターンを発現する患者を同定す るレポートを確認し、作製する工程と によって作製される製品。
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