JP2001514602A - 袋状チューブ及び変形可能な容器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明によれば、袋状チューブの端面壁（１１３）及び２つの側壁（１１１，１１２）が、プラスチックフィルム製の部片から形成される。側壁（１１１，１１２）は、２つの側部の部品（１１４，１１５）に沿って互いに緊密に接合される。肩部の部品（１１７，１１８）は、出口ノズル（１１７）の形態の閉鎖可能な開口と、端壁部（１１３）に接続されていて該端壁部と同様な曲率を有しているフランジ（１１８）とを備えている。このフランジ（１１８）は、端壁部（１１３）に沿って出口ノズル（１１７）から各々の側壁（１１１，１１２）の中央領域に向かって、側壁（１１１，１１２）の２つの側部の部品（１１４，１１５）の方向へ外方に伸長している。上記フランジは、端壁部（１１３）を強化し、上下が反対向きに置かれて出口ノズル（１１７）に螺合された密封キャップに着座した場合に、袋状チューブが転倒する危険性を減少させる。本発明はまた、固定スリーブ（１７）及び密封体（４）を有する変形可能な容器（１）を製造する方法、並びに、該方法にしたがって製造される容器に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 袋状チューブ及び変形可能な容器の製造方法 本発明は、端面壁、並びに、２つの側縁部に沿って互いに接続された２つの側 壁を形成するシート材料と、閉鎖可能な出口接続ピース、並びに、上記端面壁に 取り付けられていて該端面壁と同様に湾曲しているフランジを含む肩部ピースと を備えた袋状チューブに関する。 上述のような袋状チューブは、蓋キャップが下方を向いた肩部ピースの開口を 閉じた状態で、直立した状態で置かれるのが望ましいことが多い。そのようにす ると、シート材料がチューブの内容物の重量によって変形するので、チューブが 転倒する可能性がある。そのような可能性は、特に、シート材料が、これも同様 に望ましい態様で、薄くて軽く可撓性を有するように形成された場合に生じる。 本発明の目的は、チューブが上述のようにその頭部を下にした状態で定置され た場合に、上述の転倒の危険性を減少させるように、上述のタイプの袋状チュー ブを形成することである。 本発明によれば、上記目的は、出口接続ピースから始まるフランジが、端面壁 に沿って各々の側壁の中間領域まで外方に伸長し、端面壁に沿って側壁の２つの 側縁部の方向に伸長するようにすることによって、達成される。 上記フランジから始まって側壁の中間領域に圧接する２つのタブを設けるのが 好ましい。これにより、チューブの端面壁の領域を掴んでネジ式の取り外し又は 取り付けを行う際に、シート材料がねじれたり損傷を受けないように、追加の保 護を与える。チューブの残留物を確実に排出できるようにするために、上述のタ ブは、可撓性を有するように形成されるのが効果的である。 本発明はまた、ペースト状の製品を収容するように意図された変形可能な容器 を製造する方法、特に、請求の範囲の請求項７の導入部に記載の方法に関する。 マスタード、マヨネーズ、歯磨き並びにクリーム状の化粧品及び医薬品の如き ペースト状の製品を包装するために、他のシート材料も使用できるが、アルミニ ウム、ラミネート（積層体）及びプラスチックチューブが使用される。 周知のアルミニウムチューブは、一般的に円筒形であり、その一つの端面に円 錐形の端面を備えており、この円錐形の端面は、スクリュートップで閉鎖するこ とのできる出口接続ピースを有している。アルミニウムチューブを製造する方法 は、労働集約的で経費がかかる。従って、アルミニウムチューブは、円形のアル ミニウム素材から衝撃押出し法によって予め製造され、第１のワニス加工機械に おいてその内側面がワニス加工され、加圧機械によって外側に押圧され、第２の ワニス加工機械において、その外側にわたってワニス加工される。次に、別の装 置によって、蓋頂部すなわちスクリュートップが、予め製造されたチューブに螺 合される。 上述のような周知の製造方法を用いた場合には、蓋頂部の方を向いたチューブ の端部が開いたままになる。チューブを充填する際に、ペースト状の製品は、上 述の開いた端部を介して充填され、その後、チューブは完全に閉止される。 上記チューブ及び充填すべきペースト状の製品は、通常、別の製造プラントで 製造されるので、予め製造された空のチューブを包装して、チューブの製造者か ら製品の製造者まで搬送し、そこで対応する製品でチューブを充填して閉鎖する 必要がある。従って、チューブの製造者にいおいても、また、製品の製造者にお いても、充填の準備ができている空のチューブを中間的に保管するために、保管 室が必要とされる。中間的な保管、並びに、チューブの製造者から製品の充填プ ラントへの搬送は、チューブの製造の経済性に関してかなり非効果的なものであ る。これに加えて、端面が開口している空のチューブを保管して搬送する際に、 空のチューブの中に汚染物質が入ることを防止することができず、これによって 、多くの場合には、製品の製造者の生産作業に洗浄及び滅菌の追加の操作を予め 加えることが必要になる。 極めて同様の手法で、周知のプラスチックチューブが製造される。そのような 手法を用いる場合には、チューブの素材を製造し、その後の機械で印刷してワニ ス加工をし、その後、蓋本体を設ける。そのようなチューブも、その一側部が開 口しており、チューブの製造者並びに製品の製造者において中間的に保管される 。 欧州特許明細書０’０４１’９２４から、連続的な方法で製造して充填するこ とができ、従って、一つのプラントで販売の準備を完了させることのできる、可 撓性の容器が周知である。この周知のチューブ状容器は、一部片のシートから製 造され、その折り曲げられた端面側部に出口を備えており、また、実質的に矩形 状の外郭を有する２つの壁部を備えている。これら壁部は、その３つの辺で互い に溶接されていて、チューブの長手方向の軸線を通る対称平面の両側に位置して いる。 主題として容器の製造並びに充填作業を備える方法を用いる場合には、特に、 容器の充填作業が生産全体のサイクルを決定する。そのような容器は、製品を充 填することができるように迅速に製造されなければならない。従って、溶接作業 、成形するための切断作業、出口接続ピースの溶接作業、蓋頂部への定置作業の 方法工程は、予め製造された容器の充填作業のサイクル数と同じサイクル数で実 行されなければならない。上記欧州特許００４１９２４から周知の方法を用いた 場合に概ねそうであるが、製造技術上の理由から出口接続ピースを一方の側から だけ溶接することができる場合に、方法パラメータを維持することの困難性、あ るいは、少ないサイクル頻度という問題が生ずる。すなわち、この方法において は、出口接続ピースは、予め製造されたチューブ状体の開口に内側から入れられ 、外側からシート状材に溶接される。この溶接作業は充填作業を遅延させ、製造 能力及び充填能力を低減させるという結果を生ずる。 本発明はまた、変形可能な容器を製造するための新規な方法を提供するという 別の目的を扱うものであり、この方法は、容器の製造を可能にするばかりではな く、連続的に準備された容器の同時的な充填作業を可能にするものであって、上 述の製造方法の欠点を有していない。 上記欧州特許明細書０’０４１’９２４から前進して、上記目的は、請求の範 囲の請求項７の特徴によって達成される。 本発明は更に、請求項７の方法に従って製造可能な新しいタイプの変形可能な 容器、特に、請求項１４の特徴を備えた容器に関係する。 上記方法及び容器の効果的な実施の形態は、従属項８乃至１３並びに従属項１ ５及び１６の主題である。 上述の本発明の新しいタイプの方法は、高品質のシート材料から一つだけの作 業プロセスで容器が形成され、ペースト状の製品が充填され、閉鎖され、その後 包装されるという事実によって実質的に特徴づけられる。 本発明の方法は、大きな利点を有している。この方法は、廉価であり、設備及 び製品の準備も簡単で、二次的な考慮を与えることなく、どこの充填プラントで も使用することができる。また、製造コストも比較的低く、その理由は、容器は 簡単な工程で形成され、従って、予め製造して中間的に保管することを必要とし ないからである。従って、本容器は、製品の製造者のプラント、又は、ペイフィ ラー（ｐａｙ ｆｉｌｌｅｒ）で直接製造することができる。 本発明の方法によって製造することのできる容器は、可撓性を有する単層構造 のシート材料から構成されるが、プラスチック製、アルミニウム製及び／又は紙 製の同様に可撓性を有する多層構造の複合シート材料からも構成される。従って 、例えば、ポリエステル、アルミニウム及びポリプロピレン、あるいは、ポリエ ステル、アルミニウム及びポリエチレンから構成されていて、上記ポリエステル が容器の外側層を形成し、上記アルミニウムが容器の中間層を形成し、上記ポリ プロピレン又はポリエチレンが容器の内側層を形成している、三層構造のシート 状複合シート材料から容器を構成することができる。 ここで、図面に示す実施の形態の例を用いて、本発明の主題をより詳細に説明 する。図面において、 図１は、取り付けられた蓋本体を有する変形可能な容器の広い方の側部の平面 図であり、 図２は、容器の出口側の端部を図１の矢印ＩＩに沿って見た平面図であり、 図３は、互いに重なったシート部品から成るシート素材の平面図であり、 図４は、図３の素材ＩＶの拡大図であり、 図５は、図１に示す蓋頂部を切断して拡大して示す断面図であり、 図６は、蓋の頂部を収容することが予想される出口接続ピースを切断して示す 断面図であり、 図７は、蓋頂部と出口接続ピースとから形成された蓋本体を切断して示す断面 図であり、 図８は、長手方向に導入されていて蓋本体を収容することが予想される固定接 続ピースと共に図３の線ＶＩＩＩに沿って示す断面図であり、 図９は、取り付けられた状態にある図８の接続ピースを示しており、 図１０は、蓋本体と固定接続ピースとから形成された図１に示す容器の蓋を切 断して示す断面図であり、 図１１は、袋状チューブの側面図であり、 図１２は、図１１の線１２−１２に沿って示す断面図であり、 図１３は、図１１及び図１２の袋状チューブを拡大して示す平面図であり、 図１４は、図１３の線１４−１４に沿って袋状チューブの肩部ピースを断面で 示しており、 図１５は、図１３の線１５−１５に沿って肩部ピースを断面で示している。 図１及び図２に示されていてその全体に参照符号１が付されている、変形可能 な容器は、端面側部３を有するチューブ状体２を備えており、上記端面側部には 、蓋本体４によって閉じることのできる出口開口がその一部として設けられてお り、この出口開口については後に詳細に説明する。 チューブ状体２は、２つの壁部５，６をその一部として備えており、これら壁 部は、実質的に矩形状の輪郭を有すると共に、長手方向の軸線７を通って伸長す る平面８の複数の側に位置していて、上記平面８に関して互いに鏡像対称の関係 にある。互いに離れた側にある上記２つの壁部５，６は各々、帯状の縁部５ａ、 ６ａと、出口から離れたそれぞれの端部に設けられた同様の帯状の水平部（これ らの水平部の中で、壁部５の水平部５ｂだけが図示されている）とを備えている 。上記２つの壁部５，６の縁部は、一対をなして互いに圧接され、互いに溶接さ れている。後に詳細に説明するように、上記２つの壁部５，６は、これら壁部を 接続する中間部９と共に、一枚のシート状の複合シート材料から構成されており 、この複合シート材料は、互いに接続されたポリエステル、アルミニウム及びポ リプロピレンの３つの層から構成されている。 出口開口を含むチューブ状体２の端面側部３は、上述の中間部９によって実質 的に形成されている。端面側部には、後に詳細に説明するプラスチック製の出口 接続ピースが設けられている。この出口接続ピースには、端面の縁部９ａを保護 するための部品の中でも特に、蓋本体４の一部として壁部５，６を覆う保護タブ １０が設けられており、また、端面側部３を補強するために、水平方向の肩部サ ポート１１が設けられている。 図２に示す軸線７に対して平行に投影した図面において、中間部９は、凸レン ズの形状を実質的に有しており、この形状においては、端面側部３へ外方に伸長 する水平縁部５ａ，６ａの鋭角をなした辺は、容器の出口開口１２の上方へ翼の 形状として突出しており、上記出口開口は、図３に示されていて、中間部９に設 けられている。従って、図１に示す図面においては、上記中間部は、端面の縁部 ９ａを介して対称平面８の両側で、２つの壁部５，６に各々接合するようになさ れている。縁部５ａ、６ａの領域では、２つの端面の縁部９ａが一体となり、対 称平面８の上にある単一の縁部にされている。 図１及び図２に示す容器を製造するためには、第１の方法工程において、チュ ーブ状体２の長さの二倍の幅を有するシート又は複合シート材料を、好ましくは 、そのシート材料のロールから引出し、そのシート材料の長手方向の軸線に沿っ て折り曲げて２つの等しい半部にする。これら半部からチューブ状体２の２つの 壁部５，６を形成する。次に、後に説明するように、これから先の工程において 、予め作られたこのチューブ状体の部分がシート材料、すなわち、シート又は複 合材料から分離される。 第２の工程において、ローラから送り出され折り曲げられたシート又は複合シ ート材料は、チューブ状体の部分毎に分割されて個々の容器を製造することにな る。このために、シート状材料は、搬送装置によって、形成すべき一つのチュー ブ状体２の幅だけ各々次の工程へ搬送される。折り曲げ作業によって形成された 二層構造のシート材料の長手方向の折曲縁部は、搬送方向に直交する方向におい て一定の距離で一定長さだけ切断され、そのような切断部間の折曲縁部に出口開 口１２各々が打ち抜かれる。その後、上記切断部によって形成された、製造すべ き容器の端面のコーナー部分が、内側に折り曲げられ、重なり合っているシート 部分の２つの半部が、長手方向に対して直交する方向で溶接され、それにより、 形成されたチューブ状体２は、切断工具によってシート状材料の残りの部分から 分離され、これにより、図３に示す形状のチューブ状体素材が生ずる。 例えば５°乃至９０°である角度α（図４）にわたる上記端面の２つのコーナ ー部分の折り曲げ作業は、この領域における容器の縁部の強化を生じさせるだけ ではない。折り曲げ部の形成により、鋭利な辺を有するコーナー部が防止される 。そのような鋭利なコーナー部は、ユーザが不用意な取り扱いをした場合にユー ザを傷つけることがあり、あるいは、容器１を収容する役割を果たす搬送袋を損 傷させることがある。 例えば、上に述べた第２の工程に対して平行に伸長する、次の工程において、 図７に示す蓋本体が準備される。この蓋本体は、ここに説明する例においては、 上述の出口接続ピース１４（図６）と、蓋頂部（図５）とから構成されており、 内ネジ１６を有する上記蓋頂部は、出口接続ピース１４のネジ部分１３に螺合さ れている。図６から実際に分かるように、出口接続ピース１４には未だ、上述の ように保護タブ１０及び肩部サポート１１が設けられていて、平坦な端面を有す る蓋頂部によって閉鎖可能であると共に、製造すべき容器が十分に高い自立安定 性を有し且つ自立する容器として直立することができるように、寸法決めされて いる。 上述の工程の次に、固定接続ピース１７が、図８に示すチューブ状体２の素材 に矢印の方向へ挿入される。このチューブ状体の素材は、既に開口されていて、 チューブ状体の端面側の中間部９に溶接、接着及び／又は圧接されている。その ために、固定接続ピース１７には特に、環状のカラー１８が設けられており、こ の環状のカラーは、中間部分９と所望の接続を行う。図９から分かるように、蓋 本体４を収容するようになされた固定接続ピース１７のネック部１９は、固定さ れた状態において、チューブ状体の素材の出口開口１２を貫通してその外方へ伸 長する。固定接続ピース１７と中間部分９との間の最適な接続を行うために、カ ラー１８には、更に、断面三角形の環状のリブ２０を追加して設けることができ る。 固定接続ピース１７に蓋本体４を圧接させ、これにより、特に、中間部分９を 形成するシート部片を固定接続ピース１７と出口接続ピース１４との間で緊張さ せた後に、上述のチューブ状体素材の端面側部３とは反対側に位置する開口を介 してペースト状の製品をチューブ状体２の中に充填する。該開口は、製造作業の 間には、上方を向いているのが好ましい。その後、開口を閉じて溶接し、上述の ように製造されて充填された容器は、更に、最終的な包装作業を行うための包装 べルトに直接導かれる。 本発明の容器１からペースト状製品を取り出すためには、蓋頂部１５を取り除 き、その後、広い方の端部からチューブ状体２を押し付け始める。チューブ状体 ２を形成するシート材料は、弾性的に変形可能なシート材料、特に、プラスチッ クであるのが好ましく、そのようなシート材料は、製品の一部を押し出した後に 、その押圧された形状を実質的に維持し、いわゆる「復元効果」によって出口接 続ピース１４を介して空気を吸入することはない。 結論的に言えば、上述の方法によって製造することのできる容器は、種々の方 法で形成することができ、従って、図示の実施の形態の例とは異なることがある ことにも注意する必要がある。よって、容器は、矩形状の外郭形状の代わりに、 種々の外郭形状を有することができる。また、容器の寸法及びプロポーションは 、大きな限度内で変化することができる。最後に、蓋頂部も種々の方法で形成す ることができ、例えば、球状又は多面体の形状を有することができる。 図１１乃至図１３に示す袋状チューブは、２つの側壁１１１，１１２と、端面 壁１１３とを備えており、これら壁部は総て、シート材料から成る一つの部片か ら形成されている。上記シート材料は、薄くて軽く可撓性を有しているのが好ま しい。シート材料は、単純なプラスチックシートとすることができ、また、ラミ ネートすなわち積層体とすることもできる。少なくともチューブの内側を向いて いるシート材料の側部は、溶接可能なプラスチックから構成することができる。 上記２つの側壁１１１，１１２は、２つの側縁部１１４，１１５に沿って、また 、端縁部１１６に沿って、互いに封止的に接着され、より詳細に言えば溶接され る。 上記端面壁１１３には、肩部ピースが取り付けられており、この肩部ピースは 、出口接続ピース１１７の形態の閉鎖可能な開口を有している。上記肩部ピース は、溶接可能なプラスチックから構成されるのが好ましい。出口接続ピース１１ ７からフランジ１１８が突出しており、このフランジは、丁度端面壁１１３と同 じように湾曲している。上記フランジ１１８は、端面壁１１３の内側に圧接して いて、この内側に封止的に取り付けられるが、堅固に溶接されるのが好ましい。 フランジ１１８は、出口接続ピース１１７から始まって各々の側壁１１１，１ １２の中間領域まで、そして外側へ伸長している。各々の側壁の上記中間領域は 、 図１３に示すように、幅ｃを有しており、この幅ｃは、側縁部１１４，１１５の 間の各々の側壁１１１，１１２の全幅ｄの少なくとも２０％に等しく、少なくと も３０％に等しいのが好ましい。端面壁１１３に沿って側壁Ｔ１１，１１２の上 方端まで外方へ伸長するフランジ１１８は、端面壁１１３に剛性を与える役割を 果たし、この役割により、蓋キャップ（図示せず）が出口接続ピース１１７に螺 合された状態でチューブが下向きに置かれた場合に、そのチューブが転倒する危 険性を減少させる。 同じ目的のために、フランジ１１８は、２つのサポート１１９，１２０を備え ており、これらサポートは、側壁１１１，１１２の２つの側縁部１１４，１１５ に向かう方向に伸長する端面壁に取り付けられている。上記２つのサポート１１ ９，１２０は、側縁部１１４又は１１５から距離ａ（図１３）の位置まで伸長す るのが好ましく、上記距離ａは、端面壁１１３で測定した側縁部の間の距離ｂの 最大で２０％に等しく、最大で１０％に等しいのが好ましい。 しかしながら、フランジ１１８は、端面壁１１３の縁部に２つのタブ１２１， １２を備えることもでき、これらタブは、直角に曲がっていて側壁１１１，１１ ２に対して平行に伸長する。タブ１２１，１２２は、上記端面壁の付近の側壁１ １１，１１２の中間領域を強化する。上記タブはまた、蓋キャップ（図示せず） を出口接続ピース１１７からネジ式に取り外すためにチューブが手によって上述 の側壁の領域に保持されている場合に、シート材料がねじれたり損傷を受けたり しないように保護する。一方、タブ１２１，１２２は、チューブの完全な押しつ ぶし操作を阻害しないようにするために、フランジ１１８の残りの部分よりも大 きな可撓性を有するのが好ましい。例えば、タブ１２１，１２２は、フランジ１ １８の残りの部分よりも小さな肉厚を有している。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年２月１１日（１９９９．２．１１） 【補正内容】 １４． 請求項７乃至１３のいずれかに記載の変形可能な容器の製造方法にした がって製造される容器であって、互いに圧接することのできる２つの壁部（５， ６）と、出口を含む端面側部（３）とを備えており、前記２つの壁部（５，６） は、その両側縁部（５ａ，６ａ）において、また、前記端面側部（３）の反対側 に位置する水平方向の縁部（５ｂ）において、互いに緊密に接続されていて、一 枚のシート材料から構成されており、これも前記シート材料によって形成された 前記端面側部（３）には、前記端面側部において前記シート材料を貫通する固定 接続ピース（１７）に装着された蓋本体（４）が設けられており、前記蓋本体（ ４）が出口接続ピース（１４）及び蓋頂部（１５）を備え、前記端面側部（３） が固定接続ピース（１７）と出口接続ピース（１４）との間に固定されているこ とを特徴とする容器。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 袋状チューブであって、該袋状チューブの端面壁（１１３）及び２つの 側壁（１１１，１１２）を形成するシート材料と、閉鎖可能な出口接続ピース（ １１７）、並びに、前記端面壁（１１３）に取り付けられていて前記端面壁と同 様に湾曲しているフランジ（１１８）含む肩部ピースとを備えており、前記側壁 は、少なくとも２つの側縁部（１１４，１１５）に沿って互いに接続されている 、袋状チューブにおいて、前記出口接続ピース（１１７）から伸長している前記 フランジ（１１８）は、前記端面壁（１１３）に沿って各々の側壁（１１１，１ １２）の中間領域まで伸長し、前記端面壁（１１３）に沿って前記側壁（１１１ ，１１２）の前記２つの側縁部（１１４，１１５）の方向に伸長するように構成 されたこと、を特徴とする袋状チューブ。 ２． 請求項１に記載の袋状チューブにおいて、前記各々の側壁（１１１，１ １２）の前記中間領域は、前記側縁部（１１４，１１５）の間の前記側壁の全幅 （ｄ）の少なくとも２０％に等しい幅（ｃ）を有していること、を特徴とする袋 状チューブ。 ３． 請求項１又は２に記載の袋状チューブにおいて、前記フランジ（１１８ ）は、前記シート材料に圧接して該シート材料を補強するように突出する少なく とも２つのタブ（１２１，１２２）を備えていること、を特徴とする袋状チュー ブ。 ４． 請求項１に記載の袋状チューブにおいて、前記フランジ（１１８）は、 前記側縁部（１１４，１１５）からの距離（ａ）まで前記側縁部に向かって伸長 しており、前記距離（ａ）は、前記端面壁（１１３）で測定された前記側縁部（ １１４，１１５）の間の前記距離（ｂ）の最大で２０％、好ましくは、最大で１ ０％であること、を特徴とする袋状チューブ。 ５． 請求項３に記載の袋状チューブにおいて、前記フランジ（１１８）は、 前記側壁（１１１，１１２）の前記中間領域に圧接する２つのタブ（１２１，１ ２２）を有していること、を特徴とする袋状チューブ。 ６． 請求項５に記載の袋状チューブにおいて、前記側壁（１１１，１１２） に圧接する前記タブ（１２１，１２２）は、前記フランジ（１１８）の残りの部 分よりも高い可撓性を有していること、を特徴とする袋状チューブ。 ７． ２つの側壁（５，６）と、出口を有する端面側部（３）とを備えていて 、ペースト状の製品を収容する役割を果たす、変形可能な容器（１）を製造する 方法であって、 シート材料又は複合シート材料のシート材料が、一つの軸線に沿って折り曲げ られ、 折り曲げられて重ねられた前記シート材料の部分は、その側縁部に沿って接着 されてチューブ状体（２）を形成し、 該チューブ状体における前記重ねられた部分を相互に離して広げ、端部側部側 縁（９ａ）によって中間部（９）を画定して、該中間部によって前記端面側部（ ３）を形成し、 該端面側部（３）には、蓋本体（４）を取り付け、 前記ペースト状の製品を、前記端面側部（３）とは反対側に位置する開口を介 して前記広げられたチューブ状体（２）の中に充填し、 該開口を、前記製品が充填された後に閉じられるようにした前記変形可能な容 器（１）を製造する方法において、 前記端面側部（３）を形成することになる前記中間部分（９）に、出口開口（ １２）を形成し、 前記材料の２つの重ねられた部分は、その両側縁部（５ａ，６ａ）に沿って互 いに溶接され、 上述のように形成されたチューブ状体（２）が広げられた状態において、固定 接続ピース（１７）を、前記端面側部（３）とは反対側に位置する前記開口を介 して、前記チューブ状体（２）の中に導入し、前記固定接続ピースのネック部（ １９）を、前記出口開口（１２）を通して外側に押しだし、前記中間部分（９） の内側に固定し、 次に、出口接続ピース（１４）及び蓋頂部（１５）を構成する蓋本体（４）を 、前記チューブ状体（２）から突出する前記固定接続ピース（１７）の前記ネッ ク部（１９）の上に取り付け、これにより、前記中間部分（９）を、前記固定接 続ピース（１７）と前記出口接続ピース（１４）との間で固定し、 前記ペースト状の製品を、製造作業の間に上方を向いているのが好ましい前記 開口を介して、前記チューブ状体（２）の中に充填し、 次に、同開口を閉じて溶接すること、を特徴とする変形可能な容器の製造方法 。 ８． 請求項７に記載の変形可能な容器の製造方法において、完成され且つ充 填された前記容器（１）は、更に、最終的な包装作業を行うように意図された包 装ベルトへ直接導かれること、を特徴とする変形可能な容器の製造方法。 ９． 請求項７間は８に記載の変形可能な容器の製造方法において、前記固定 接続ピース（１７）には、環状のカラー（１８）が設けられており、前記固定接 続ピース（１７）は、前記カラー（１８）と共に、前記中間部分（９）の内側に 対して溶接、接合及び／又は圧接されていること、を特徴とする変形可能な容器 の製造方法。 １０． 請求項７乃至９のいずれかに記載の変形可能な容器の製造方法において 、前記チューブ状体（２）の長さの２倍程度の幅を有する前記シート材料又は複 合シート材料のシート材料は、テープローラから送り出され、楔の上に引き出さ れ、テープの長手方向の軸線に沿って折り曲げられて２つの等しい半部になされ 、その後、前記２つの半部から前記チューブ状体（２）の前記２つの壁部（５， ６）が形成されること、を特徴とする変形可能な容器の製造方法。 １１． 請求項１０に記載の変形可能な容器の製造方法において、前記シート材 料又は複合シート材料のシート材料は、個々の容器を製造することを意図された シート材料の部分に分割されて、形成すべきチューブ状体（２）の幅だけ各々段 階的に搬送され、折り曲げ作業によって形成された前記二層構造のシート材料の 長手方向の縁部は、各々２つの切開部の間で、前記搬送方向に対して直交する方 向において一定の距離で切断され始め、出口開口（１２）が打ち抜かれること、 を特徴とする変形可能な容器の製造方法。 １２． 請求項１０又は１１に記載の変形可能な容器の製造方法において、前記 チューブ状体（２）は、前記ペースト状の製品を充填する前に、前記テープの残 りの部分から分離されること、を特徴とする変形可能な容器の製造方法。 １３． 請求項７乃至１２のいずれかに記載の変形可能な容器の製造方法におい て、前記チューブ状体（２）の端面側部のコーナー部が内側に折り曲げられるこ と、を特徴とする変形可能な容器の製造方法。 １４． 請求項７乃至１３のいずれかに記載の変形可能な容器の製造方法にした がって製造される容器であって、互いに圧接することのできる２つの壁部（５， ６）と、出口を含む端面側部（３）とを備えており、前記２つの壁部（５，６） は、互いに向かい合って位置する２つの側縁部（５ａ，６ａ）において、また、 前記端面側部（３）に向かい合って位置する水平方向の縁部（５ｂ）において、 互いに緊密に接続されていて、一部品から成るシート材料から構成されており、 これも前記シート材料によって形成された前記端面側部（３）には、前記端面側 部において前記シート材料を貫通する固定接続ピース（１７）に着座する蓋本体 （４）が設けられていること、を特徴とする容器。 １５． 請求項１４に記載の容器において、前記チューブ状体（２）の前記端面 側部の部分のコーナー部が折り曲げられており、各々のコーナー部は、５°乃至 ９０°にわたって折り曲げられていること、を特徴とする容器。 １６． 請求項１４又は１５に記載の容器において、前記蓋本体（４）には、前 記端面側の縁部（９ａ）を保護するために、前記壁部（５，６）を覆う保護タブ （１０）が設けられていること、を特徴とする容器。