JP2001514599A - 自転車の懸架装置 - Google Patents

自転車の懸架装置

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Abstract

(57)【要約】 ダウンチューブ(14)及びこれに取り付けられたクランク組立体を備えるフレーム(12)と、前輪(22)と、前輪をフレームに結合するフロントフォーク組立体と、後輪(24)と、後輪をフレームに結合する懸架装置組立体(30)とを有する自転車。懸架装置組立体は、後輪に結合された第1の端部及び第1の連結点(44)を有する第2の端部を有すると共に第1の端部と第2の端部との間に位置していて、第2の連結点(46)を有する中間点を含むスイングアーム(32)を有する。懸架装置組立体は、第1の連結点に結合されると共にフレームに結合されている第1のリンク(34)及び第2の連結点に結合されると共にフレームに結合されている第2のリンク(36)を有し、フレーム、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは、クランク組立体よりも上に位置していて、後輪が上方に動くと前方に運動する懸架装置組立体の有効ピボット点を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】 自転車の懸架装置 発明の分野 本発明は、乗り物、例えば自転車に特に有用な懸架装置に関する。より詳細に は、本発明は、自転車の後輪懸架装置に特に有用な改良型四棒リンク機構形懸架 装置に関する。 発明の背景 多くの乗り物は、不整地を走行することより生じる衝撃を吸収する懸架装置を 用いている。オフロード用の乗り物、例えばトラック、オートバイ及び自転車は 一般に、大きな衝撃を吸収できるよう車輪向きに大きな行程を有する懸架装置を 搭載している。自転車に搭載されている懸架装置は、軽量であって、重力の移動 中心を有するシステム、即ち乗り手又はライダーにとっての適正な懸架特性を発 揮するよう特別に設計されている。 自転車の後輪懸架装置は一般に単一のピボット点を有する。すなわち、自転車 の後輪はスイングアームに結合され、スイングアームは単一のピボット点で自転 車のフレームに結合されている。かくして、後輪は、その単一のピボット点の周 りの弧に沿って動くことになる。 多くの後輪懸架装置は、後輪の車軸と同一の高さのところに位置すると共に、 或いはクランク組立体の中心の周りに位置したピボット点を備えている。後輪の 車軸がピボット点を越えるやいなや、懸架装置は、チェーンの力で引っ張られて 一段と縮んだ状態になる傾向がある。これにより懸架装置の効きが強くなり過ぎ 、ペダルを踏んでいるときに弛みが生じているように感じられる場合がある。弛 みが感じられるだけでなく、ペダル踏みのエネルギが失われることにもなる。課 この主の懸架装置に関するもう一つの問題は、スイングアームが地面に平行であ るということにある。後輪が隆起箇所にぶつかると、結果的に生じる力又は合力 は一般に水平に対して15°〜20°の状態にある。かくして、合力の大部分は スイングアームを引っ張って乗り手をスローダウンさせる。 これらの問題を解決するため、多くの懸架装置のピボット点は、フロントチェ ーンリングよりも上に配置されている。このようにすることによって、弛みや懸 架装置に対する引張作用が軽減され、又は無くなる。これらの装置では、隆起箇 所にぶつかることによって後輪に働く合力は、スイングアームに対して一層垂直 である。これにより、スイングアーム及び自転車に作用する後方への引張力が小 さくなる。しかしながら、後輪の圧縮行程中、これら懸架装置は後輪を後方に押 す傾向があり、これによりチェーンの張力が及ぼされる。かくして、チェーンの 張力は、特に圧縮行程の上端において懸架装置の移動と競合する。 1995年9月26日にトレバー・ハリス氏に付与された米国特許第5,45 2,910号は、スイングアームが2箇所で自転車のダウンチューブに連結され ている四棒リンク機構形懸架装置を開示している。この懸架装置は、後輪の直線 軌道が後輪の車軸を通る鉛直線に対して約20°〜約30°の角度で上向きの方 向且つ後ろ向きの方向になるよう設計されている。上述したように、これは一般 に、単一ピボット点の高いユニットと同様に、チェーン張力を生じさせる。上記 米国特許は、この問題を解決するために、クランク組立体をスイングアームに直 接固定している。この種の装置は、一体形リヤスイングアームと呼ばれ、クラン ク組立体はスイングアームと一緒に運動する。これにより、2つの非常に大きな 問題が生じる。第1の問題として、後輪の車軸を後方に移動させるために、スイ ングアームはフレームに対して後方に運動する。クランク組立体は、スイングア ームに取り付けられているので、これ又運動する。かくして、クランク組立体は 、懸架装置の動作中、乗り手の下で前後に動いている。これにより乗っていると きに奇妙な感覚を覚えるだけでなく、ペダルが最適位置にないときには乗り手が ペダルに及ぼす動力は減少することにもなる。さらに、懸架装置がどのようなも のであるにせよ、その主目的は、アンスプラング重量(ばね下重量)を小さくす ることであり、即ち、大抵の場合には後輪及びスイングアームの重量のアンスプ ラング重量を小さくすることである。しかしながら、例えば上記のような一体形 装置では、クランク組立体の重さが加わり、乗り手が立つと、乗り手が腰掛けて ないときに乗り手の重量がアンスプラング重量に加わる。これにより実際問題と して、懸架装置が全く応動しない。かくして、この種の懸架装置と関連して大き な 問題がある。 米国特許第4,671,525号に開示された懸架装置も又、スイングアーム を後方に運動させて後ろ向きの方向且つ上向きの方向の後輪軌道が得られるよう になった四棒リンク機構を有している。上述したように、この種のユニットの懸 架装置の運動はチェーン張力により抑制される。上述のチェーン張力に関する問 題を回避するために、この装置は多数のチェーンを利用している。小さなチェー ン7,10(当該米国特許明細書参照)が用いられ、これらチェーンは、ピボッ ト点の回りに回転する。多数のチェーンを介してクランク組立体に結合されてい る駆動チェーン11後輪に動力を供給する。 発明の概要 本発明は、フレームを有する乗り物の後輪に加わる衝撃を吸収する改良型懸架 装置に関する。この懸架装置は、それほど大きなチェーン張力を生じさせること なく、或いは弛みを生じさせないで後輪が隆起箇所を乗り越えるのを助ける効率 のよい機構を提供するよう設計されている。 より詳細には、本発明は、有利な後輪の移動態様を生じさせる四棒リンク機構 で構成された乗り物用、例えば自転車用の懸架装置に関する。より詳細には、懸 架装置は、後輪が、最初に隆起箇所からの衝撃に対して順調に応動し、次にクラ ンク組立体の中心の周りの弧から大幅には変化しない経路をたどることができる ようにする後輪の移動を生じさせ、従って懸架装置がチェーン張力をそれほど発 生させないようになっている。 懸架装置は本質的に、第1の連結点及び第2の連結点を有するフレーム部材と 、後輪車軸を有する後輪と、2つの端部を有し、該端部のうち一端部が後輪車軸 に結合され、他端部に第3の連結点、前記端部相互間に第4の連結点をそれぞれ 有するスイングアームと、フレーム部材の第1の連結点をスイングアームの第3 の連結点に結合する第1のリンクと、フレーム部材の第2の連結点をスイングア ームの第4の連結点に結合する第2のリンクと、スイングアームとフレーム部材 との間に設けられていて、後輪に対する衝撃により引き起こされるスイングアー ムとフレーム部材の相対運動を生じにくくする緩衝器とから成る。フレーム部材 、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは、後輪の圧縮行程の大部分 の 間、垂直方向下方に運動する瞬間中心を有する四棒リンク機構を形成するよう構 成されている。さらに、懸架装置は、上記瞬間中心が後輪の圧縮行程の大部分の 間、実質的に前方にも運動するよう構成されている。このように、懸架装置は、 衝突力に実質的に垂直であるが、それほど大きなチェーン張力を生じさせないス イングアームを有している。 また、本発明は、車輪を乗り物のフレームに結合する懸架装置であって、車輪 の車軸に結合されるスイングアームと、スイングアームを乗り物のフレームに回 動自在に連結する継手と、継手により創成され、車輪の車軸の上方移動中、前向 きの方向且つ下向きの方向に運動する可動有効ピボット点とから成ることを特徴 とする懸架装置に関する。 本発明は又、クランク組立体が結合されたフレームと、前輪と、前輪をフレー ムに結合するフロントフォーク組立体と、後輪と、後輪をフレームに結合する懸 架装置組立体とを有する自転車に関する。懸架装置組立体は、後輪に結合された 第1の端部及び第1の連結点を有する第2の端部を有すると共に第1の端部と第 2の端部との間に位置していて、第2の連結点を有する中間点を含むスイングア ームと、第1の連結点に結合されると共にフレームに結合されている第1のリン クと、第2の連結点に結合されると共にフレームに結合されている第2のリンク とから成る。フレーム、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは、ク ランク組立体よりも上に位置していて、後輪が上方に動くと前方に運動する懸架 装置組立体の有効ピボット点を構成している。かくして、後輪は、車輪が障害物 を越えるのを助けるために第1及び第2のリンクによって前方に引かれる。より 詳細には、懸架装置は、後輪の圧縮行程の初期の部分が、上向きの方向且つ後ろ 向きの方向であり、即ち、クランクアーム組立体の周りの弧から遠ざかる方向に 向いており、従って初期の衝撃力に起因するスイングアームへの後方引張力が減 少するようになっている。しかしながら、懸架装置は又、圧縮行程の後の部分の 間、後輪が実質的にクランク組立体の周りの弧をたどってチェーン張力が最小限 に抑えられるように構成されている。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の後輪懸架装置を備えた自転車の側面図である。 図2は、値は野懸架装置の部分斜視図である。 図3は、本発明の懸架装置の別の部分斜視図である。 図4aは、本発明の懸架装置を行程が0の場合で示す略図である。 図4bは、本発明の懸架装置を行程が1.5インチ(約38mm)の場合で示す 略図である。 図4cは、本発明の懸架装置を行程が3.0インチ(約76mm)の場合で示す 略図である。 図4dは、本発明の懸架装置を行程が4.5インチ(約114mm)の場合で示 す略図である。 図4eは、本発明の懸架装置を行程が6.0インチ(約152mm)の場合で示 す略図である。 図5aは、本発明の懸架装置を行程が0の場合で示す略図である。 図5bは、本発明の懸架装置を行程が3.0インチ(約76mm)の場合で示す 略図である。 図5cは、本発明の懸架装置を行程が6.0インチ(約152mm)の場合で示 す略図である。 好ましい実施形態の詳細な説明 上述したように、本発明は、乗り物、例えば図1に示した自転車の懸架装置に 関する。自転車10は、フレーム12で構成され、このフレーム12はこの場合 ダウンチューブ14、ヘッドチューブ16、フロントトップチューブ17及びバ ックトップチューブ18を有している。フロント懸架装置20及び前輪22がヘ ッドチューブ16に取り付けられている。後輪24が、本発明の懸架装置組立体 30を介して自転車のフレームに取り付けられている。自転車10はかくして、 前輪22及び後輪24の懸架手段を有している点においてフル懸架装置式自転車 である。自転車10はさらに、動力をチェーン(図示せず)を介して後輪に供給 するプライマリフロントスプロケット26を備えたクランク組立体を有している 。 懸架装置組立体30は、フレーム12の一部、特にダウンチューブ14の一部 、スイングアーム32及びフレームから延びる2つのリング34,36で構成さ れている。最後に、懸架装置組立体は、スイングアーム32とフレーム12との 間 に設けられた緩衝器(ショックアブソーバ)38を有している。上述したように 、従来型懸架装置は、自転車のダウンチューブに取り付けられた四棒リンク機構 形懸架装置を有していた。しかしながら、これら装置は、ダウンチューブの下側 に取り付けられていて、後ろ向きの方向且つ上向きの方向に移動する可動ピボッ ト点を生じるよう構成されていた。本発明による懸架装置30は、ダウンチュー ブ14の上側に取り付けられている。さらに、懸架装置30は、圧縮行程の前半 の間、クランク組立体の中心の周りの弧から実質的に外れる最適な後輪圧縮行程 を生じさせるが、圧縮行程の後半の間はクランク組立体の中心の周りの弧を一層 厳密にたどるよう構成されており、これについては以下に詳細に説明する。 次に、図2及び図3を参照すると、懸架装置30が一層明確に示されている。 懸架装置30は、ダウンチューブ14及びダウンチューブ14の上側から延びて これに剛結されている2つの部材40,42を有している。取付け部材40,4 2の端部には、第1及び第2のピボット位置又は連結点44,46がある。2つ のリンク部材34,36は、スティクションを減少させるよう支承部材を介して ピボット位置44,46のところに取り付けられている。取付け部材40,42 は剛性なので、リンク部材34,36は、ピボット位置又は連結点44,46の 回りに回転する。 第3のピボット位置又は連結点48がリンク部材34の他端にあり、リンク部 材36の他端には、第4のピボット位置又は連結点50がある。スイングアーム 32は、スティクションを減少するよう支承部材によってピボット位置48,5 0のところでリンク部材34,36の両方に回動自在に連結されている。かくし て、フレーム12(ダウンチューブ14及び取付け部材40,42)、リンク部 材34,36及びスイングアーム32は、懸架装置30の四棒リンク機構を構成 している。これら部材は、懸架装置30及び後輪24の経路を定める。 第1のリンク34は、スイングアーム32にその一端、即ちピボット位置48 で連結され、第2のリンク36は、スイングアーム32に、第1のリンク34と の連結点と後輪車軸60との間で、即ち第4のピボット位置50で連結されてい る。リンク34は、下向きの方向且つ前向きの方向に回転するよう第1のピボッ ト位置44のところでフレーム12に結合されている。第2のリンク16は、上 向きの方向且つ前向きの方向に回転するよう第2のピボット位置46のところで フレーム12に結合されている。 緩衝器38は、2つのピボット位置52,54によってスイングアーム32と フレーム12との間に結合されている。緩衝器は、ダンパ56及びバネ58を含 む。緩衝器38は、好ましくは、空気バネ58によって抵抗を生じさせると共に 好ましくは油圧ダンパ56によってエネルギの消散を行う。かかる緩衝器は、Fo x Shocks(登録商標)又はRock Shox(登録商標)として容易に入手できる。 次に、図4a〜図4eを参照すると、四棒リンク機構形の懸架装置30の仕組 みが示されている。より詳細には、四棒リンク機構形懸架装置30は、2つのリ ンク部材34,36の接線35,37の交点である瞬間中心ICを生じさせる。 瞬間中心ICは、スイングアーム32の等価ピボット点、即ち後輪の車軸が弧を なして移動する場合の中心となる点である。しかしながら、瞬間中心はリンク部 材34,36の接線なので、瞬間中心ICは、後輪の圧縮行程全体を通じて動く 。かくして、懸架装置は、後輪の最適圧縮行程が得られるよう懸架装置の行程全 体にわたって動く等価ピボット点を有するが、これについては以下に詳細に説明 する。 図4aに示すように、懸架装置組立体30は、衝撃に先立ってその休止位置に ある。懸架装置30の瞬間中心ICは、クランク組立体の中心CCよりも距離D1 上の位置で示されている。かくして、懸架装置30は、クランク組立体の中心 CCよりも上に位置した当初の等価ピボット点を有している。さらに、瞬間中心 ICは、クランク組立体の中心CCの前方距離D2のところに位置している。ス イングアームは、線32として示され、リンク部材34,36から、後輪の車軸 の中心である点60まで後方に延びている。さらに、スイングアーム32は、水 平の方向に対し角度θ1をなして後輪の車軸60からリンク部材34,36まで 延びている。好ましくは、角度θ1は、約10°〜20°であり、より好ましく は約15°である。これは重要なことであり、従って衝突力FBはスイングアー ム32に対して全体として垂直である。上述したように、これは、スイングアー ムがスイングアーム32及び自転車10に相当大きな引張力を及ぼさないで上方 に移動するのを助ける。 最後に、弧62が示されている。弧62は、後輪の車軸60を通って延びるク ランク組立体の中心CCの回りの弧である。この弧62は、もし懸架装置組立体 がクランク組立体の中心CCと同一位置にあるピボット点の回りに取り付けられ ていれば、後輪の車軸がたどる経路である。換言するとこの弧62は、発明の背 景の部分で説明したように単一ピボット懸架装置組立体にチェーン張力を及ぼさ ないようにする後輪の圧縮行程経路である。しかしながら、スイングアーム32 は、水平線に対し角度θ1をなし、等価ピボット点ICがクランク組立体の中心 CCよりも上に位置しているので、後輪が隆起箇所にぶつかると、合力FBがス イングアームに対する垂直な方向に近くなり、瞬間的なスイングアームの移動方 向に平行になる。瞬間的なスイングアームの移動方向は、等価ピボット点IC及 び後輪車軸60を通って引かれた線に垂直な方向である(図5aでは、符号61 を参照)。 次に図4bを参照すると、後輪は、約1.5インチ(約3.81cm)又は懸架 装置の行程の約1/4の上向きの方向に移動している。この例からわかるように 、瞬間中心ICとクランク組立体の中心CCとの間の垂直方向距離d1は減少し 、瞬間中心ICとクランク組立体の中心CCとの間の水平方向距離d2は増加し ている。換言すると、2つのリンク部材36,34によって生じる瞬間中心IC は、下向き且つ前向きの方向に移動している。さらに、弧と車軸の中心との間の 距離d3は、約0.25インチ(約6.35mm)に増大している。換言すると、 後輪車軸の懸架装置の行程は、クランク組立体の中心CCの回りに生じた弧62 と比較して後ろ向きの方向である。たとえ等価ピボット点ICが前方に移動した としても、これは、後輪の圧縮行程が弧62と比較して後ろ向きの方向であるよ うに開始するほど十分クランク組立体の中心の上に位置している。 次に、図4cを参照すると、後輪は、約3インチ(約7.62cm)又は懸架装 置の行程の約半分の上向きの方向に移動している。この場合もまた、クランク組 立体の中心CCと瞬間中心ICとの間の垂直方向距離d1は減少し、水平方向距 離d2は増大している。かくして、瞬間中心ICは、下向き且つ前向きの方向に 移動している。しかしながら、この点における前向き方向における行程の量は、 後ろ向きの方向における行程とほぼ同一である。かくして、リンク34,36は 今や、スイングアーム32及び後輪の車軸60を一層前向きの方向に引いており 、図4a及び図4bに示した初期圧縮行程における片持ち効果が減少する。 後輪の車軸60とクランク組立体の中心回りの弧62との間の距離d3は、約 0.44インチ(約11.2mm)に増大している。この時点において、瞬間中心 ICは依然として後輪の車軸60よりも上にあるが、水平線に対する角度θ1は 、約5°未満であり、したがって後輪の移動方向は実質的に上向きの方向である 。かくして、懸架装置の移動方向は、図4aに示した懸架装置の移動の開始時に おいて上向きの方向に対して約20°の状態から懸架装置が最大圧縮行程の約半 分のところにある場合の約5°未満の状態に変化している。 図4dは、後輪が約4.5インチ(約11.4cm)又は最大圧縮行程の約3/ 4のところに移動した後の懸架装置30を示している。この時点において、四棒 リンク機構の瞬間中心は、後輪の車軸よりも僅か上方に位置し、したがって後輪 の瞬間的な移動方向は実質的に上向きの方向である。瞬間中心ICとクランク組 立体の中心CCとの間の垂直方向距離d1はこの場合も減少し、水平方向距離d2 はこの場合も増大している。さらに、弧62と後輪の車軸60との間の距離d3 は、約0.56インチ(約14.2mm)に増大している。しかしながら、リンク 34,36は、ピボット点48,50を下向きの方向よりも前向きの方向に一層 回転させている。かくして、この時点において、後輪の瞬間的な移動方向は実質 的に上向きの方向であり、リンク34,36は、スイングアーム32及び後輪の 車軸60を前向きの方向に移動させている。 次に、図4eを参照すると、後輪は約6インチ(約15.2cm)又は圧縮行程 のほぼ一杯に移動している。四棒リンク機構の瞬間中心ICは、後輪の車軸60 の垂直方向位置よりも下に位置している。瞬間中心の移動方向は、d1が減少し ているので依然として下向きの方向であり、そしてd2が増大しているので依然 として前向きの方向である。しかしながら、瞬間中心ICの行程は、下向きの方 向よりも前向きの方向のほうが実質的に大きい。さらに、後輪の車軸60は、ク ランク組立体の中心の周りに生じた弧62から依然として約0.56インチ遠ざ かっているに過ぎない。かくして、後輪の車軸60は今や、弧62に非常に近く 、しかも上向き且つ前向きの方向である経路をたどっている。これは、実質的な チ ェーン張力が後輪圧縮行程の最後の部分の間、回避されることを意味し、このこ とは、一貫して後ろ向き且つ上向きの方向をたどる移動方向を有するような形式 の懸架装置に関しては当てはまらない。 かくして、本発明の懸架装置組立体30は、上向きの方向に延びるが、これは 又、後輪の車軸を、乗り越えている障害物上を上向き且つ前向きの方向に移動さ せる。かくして、懸架装置組立体は、従来型懸架装置よりも一層迅速且つ効率的 に衝撃力に打ち勝つ。したがって、懸架装置の作用が衝突力に平行な方向に開始 するだけでなく、懸架装置の移動は、クランク組立体の中心の周りに生じる弧に ほぼ平行な経路で終わり、それにより相当大きなチェーン張力を回避すると共に 後輪が障害物を越えるのを助ける。かくして、懸架装置組立体は、負の効果を全 く生じさせないで、発明の背景の部分で説明した単一のピボット位置の利点を有 している。 懸架装置組立体30は、圧縮行程の大部分の間、下向き且つ前向きの方向に移 動する瞬間中心ICを有する四棒リンク機構を実現している。瞬間中心ICの運 動は、懸架装置の最大圧縮行程の最初の半分の間は下向きの方向であり、最大圧 縮行程の残りの半分の間は前向きの方向である。瞬間中心ICは、後輪の車軸6 0よりも実質的に上方で衝撃を開始し、したがって後輪の車軸60の初期移動方 向は後向き且つ上向きの方向であって、スイングアームに対する負の引張力を小 さくするのに役立つが、瞬間中心ICが前向きの方向に移動してスイングアーム 32及び後輪車軸60を前方へ引っ張るので、スイングアームは迅速に障害物を 乗り越える。これにより、後輪24は、障害物を乗り越えやすくなると共に後方 に移動する後輪車軸からのチェーン引張力がそれほど大きくない懸架装置組立体 を形成しやすくする。 以下の表は、上述の懸架装置の行程の好ましいパラメータを記載している。 ST =懸架装置の行程(インチ) d1 =瞬間中心とクランク組立体の中心との間の垂直方向距離(インチ) d2 =瞬間中心とクランク組立体の中心との間の水平方向距離(インチ) d3 =後輪車軸とクランク組立体の中心の周りの弧との間の距離(インチ) Δd3=先の測定値からの変化量 次に、図5a〜図5cを参照すると、懸架装置30は、後輪の圧縮行程を通じ ての瞬間中心ICと後輪の車軸60との関係を表すよう概略的に示されている。 クランク組立体の中心の周りの弧62はこの場合も又、参考までに示されている 。 図5aでは、懸架装置30は、休止位置にある。角度θ2は、ピボット位置4 8,50相互間に延びる第1の部分と、ピボット位置50と後輪の車軸60との 間に延びる第2の部分との間のスイングアーム32の角度である。好ましくは、 スイングアームは、180°未満、より好ましくは165°である角度θ2を有 している。 図示のように、瞬間中心ICは、高さd4だけ後輪の車軸60よりも上方に位 置している。後輪車軸の移動方向61は瞬間中心ICの位置によって定まるので 、後輪の車軸60の初期移動方向61は、実質的に後向き且つ上向きの方向であ る。好ましくは、初期移動方向61は、図示のように上向きの方向に対して後向 きに約20°である。かくして、初期移動方向61は、車輪に加わる衝突力FB に対して実質的に平行である(図4a参照)。 さらに、第1のリンク34の接線35の示すところによれば、ピボット位置4 4の回りにおける第1のリンク34の初期回転は、実質的に下向き且つ前向きの 方向である。第2のリンク36の接線37の示すところによれば、ピボット位置 46 の回りの第2のリンク36の初期回転は、実質的に上向き且つ前向きの方向であ る。かくして、リンク34,36は、スイングアーム32が第2のリンク36の 周りに片持ちされるように構成されている。即ち、第3のピボット位置48の下 向き運動及び第4のピボット位置50の上向きの運動は、後輪車軸60が上向き の方向に移動するのを助ける。これは後輪が障害物を越えるのを助ける。 次に、図5bを参照すると、懸架装置30は、最大圧縮行程の約半分の箇所又 は約3インチ(約7.6cm)の行程のところに示されている。この時点では、後 輪の移動方向61は一層上向きの方向である。さらに、ピボット位置48,50 は今や、実質的に一層前向きの方向に運動している。かくして、リンク34,3 6は今や、スイングアーム32を一層絵向きの方向に移動させている。 図5cを参照すると、懸架装置は、最大圧縮行程に近い箇所又は約6インチ( 約15.2cm)のところに示されている。この時点では、後輪の車軸の移動方向 61は実質的に上向きの方向であって、且つ僅かに前向きの方向である。しかし ながら、ピボット位置48,50は、実質的に前向きの方向に運動しており、ス イングアーム32及び後輪を、障害物を越えて前方に引っ張っている。 以下の表は、上述した懸架装置の行程の好ましいパラメータを記載している。 ST=懸架装置の行程(インチ) d4 =後輪車軸60からの瞬間中心ICの垂直方向上方距離(インチ) θ2 =スイングアーム32の曲げ角度 θ3 =第2のリンク36の原位置に対するスイングアーム32の角度 θ4 =第1のリンク34の瞬間位置に対するスイングアーム32の角度 上記の表を参照すると、角度θ3は、45°よりも大きく90°よりも小さい 角度で始まっているので、第2のリンク36の回転方向は、実質的に前向き且つ 上向きの方向であり、即ち、ピボット位置50は、前向き且つ上向きの方向に運 動していて、スイングアーム32を前方に引っ張っている。角度θ4は、90° 〜180°の間で開始するので、第1のリンク34の回転方向は、下向き且つ前 向きの方向であり、即ちピボット位置48は下向き且つ前向きの方向に運動して いる。角度θ4は、休止位置では145°〜180°なので、第1のピボットの 初期回転方向は、第1のピボットの初期回転は、前向きの方向というよりはむし ろ下向き方向であり、これによりスイングアーム32はピボット位置50の周り に片持ちされる。さらに、角度θ4は、最大圧縮行程の約半分の箇所では約15 5°〜135°なので、第1のリンク34の回転方向は、下向きの方向と前向き の方向においてほぼ等しい。最後に、θ4はほぼ最大圧縮行程の箇所では約12 5°〜100°なので、第1のリンク34の回転方向は実質的に、下向きの方向 というよりはむしろ前向きの方向である。 本明細書で説明した本発明は、上記目的を達成するよう十分に計算されている ことは明らかであるが、当業者であれば、数多くの設計変更例及び変形例を想到 できることは理解されよう。請求の範囲は、本発明の真の精神及び範囲に属する ような全ての設計変更例及び変形例を包含するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GH,GW,HU,I D,IL,IS,JP,KG,KP,KR,KZ,LC ,LK,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN, MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UZ,VN ,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.フレームを有する乗り物の後輪に加わる衝撃を吸収すると共に後輪の圧縮行 程中における運動を制御する懸架装置であって、第1の連結点及び第2の連結 点を有するフレーム部材と、後輪車軸を有する後輪と、2つの端部を有し、該 端部のうち一端部が後輪車軸に結合され、他端部に第3の連結点、前記端部相 互間に第4の連結点をそれぞれ有するスイングアームと、フレーム部材の第1 の連結点をスイングアームの第3の連結点に結合する第1のリンクと、フレー ム部材の第2の連結点をスイングアームの第4の連結点に結合する第2のリン クと、スイングアームとフレーム部材との間に設けられていて、後輪に対する 衝撃により引き起こされるスイングアームとフレーム部材の相対運動を生じに くくする緩衝器とから成り、フレーム部材、スイングアーム、第1のリンク及 び第2のリンクは、後輪の圧縮行程の大部分の間、垂直方向下方に運動する瞬 間中心を有する四棒リンク機構を形成するよう構成されていることを特徴とす る懸架装置。 2.フレーム部材、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは更に、前 記瞬間中心が後輪の圧縮行程の大部分の間、実質的に前方にも運動するよう構 成されていることを特徴とする請求項1記載の懸架装置。 3.フレーム部材、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは更に、前 記瞬間中心が後輪の圧縮行程の第1の部分の間、後輪の上の垂直方向高さに位 置するよう構成されていることを特徴とする請求項2記載の懸架装置。 4.フレーム部材、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは更に、前 記瞬間中心が後輪の圧縮行程の前記第1の部分の間、前方というよりはむしろ 下方といったほうが相応しい方向に運動するよう構成されていることを特徴と する請求項3記載の懸架装置。 5.フレーム部材、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは更に、前 記瞬間中心が後輪の圧縮行程の第2の部分の間、下方というよりはむしろ前方 といったほうが相応しい方向に運動するよう構成されていることを特徴とする 請求項4記載の懸架装置。 6.第1のリンクは、第3の連結点が後輪の圧縮行程の大部分の間、下向き且つ 前向きの方向に運動するようフレーム部材に結合されていることを特徴とする 請求項1記載の懸架装置。 7.第2のリンクは、第4の連結点が後輪の圧縮行程の大部分の間、上向き且つ 前向きの方向に運動するようフレーム部材に結合されていることを 特徴とする請求項1記載の懸架装置。 8.前記瞬間中心は、後輪の車軸が後輪の圧縮行程の第1の部分の間、後ろ向き 且つ上向きの方向に移動するよう後輪の車軸よりも上の位置にあることを特徴 とする請求項1記載の懸架装置。 9.前記瞬間中心は、後輪の車軸が後輪の圧縮行程の第2の部分の間、前向き且 つ上向きの方向に移動するよう後輪の車軸よりも下の位置にあることを特徴と する請求項8記載の懸架装置。 10.車輪を乗り物のフレームに結合する懸架装置であって、車輪の車軸に結合さ れるスイングアームと、スイングアームを乗り物のフレームに回動自在に連結 する継手と、継手により創成され、車輪の車軸の上方移動中、前向き且つ下向 きの方向に運動する可動有効ピボット点とから成ることを特徴とする懸架装置 。 11.継手は、スイングアーム及びフレーム部材と協働して四棒リンク機構を構成 するようフレーム部材及びスイングアームに回動自在に連結された2つのリン クで構成されていることを特徴とする請求項10記載の懸架装置。 12.スイングアームは、その第1の端部が車輪の車軸に、第2の端部が2つのリ ンクのうち第1のものにそれぞれ連結されると共にその第1の端部と第2の端 部との間の中間位置で2つのリンクのうち第2のものに連結されていることを 特徴とする請求項11記載の懸架装置。 13.第1のリンクは、スイングアームの第2の端部が車輪の車軸の上方移動中、 下向き且つ前向きの方向に運動するようフレーム部材及びスイングアームに結 合されていることを特徴とする請求項12記載の懸架装置。 14.第2のリンクは、スイングアームの前記中間位置が車輪の車軸の上方移動中 、上向き且つ前向きの方向に運動するようフレーム部材に結合されていること を 特徴とする請求項13記載の懸架装置。 15.フレーム部材、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは、スイン グアームの第1の端部が車輪の車軸の上方移動の最初の部分の間、後ろ向き且 つ上向きの方向に運動し、車輪の車軸の上方移動の後の部分の間、前向き且つ 上向きの方向に運動するよう構成されていることを特徴とする請求項12記載 の懸架装置。 16.ダウンチューブにクランク組立体を結合して構成したフレームと、前輪と、 前輪をフレームに結合するフロントフォーク組立体と、後輪と、後輪をフレー ムに結合する懸架装置組立体とを有する自転車であって、懸架装置組立体は、 後輪に結合された第1の端部及び第1の連結点を有する第2の端部を有すると 共に第1の端部と第2の端部との間に位置していて、第2の連結点を有する中 間点を含むスイングアームと、第1の連結点に結合されると共にフレームに結 合されている第1のリンクと、第2の連結点に結合されると共にフレームに結 合されている第2のリンクとから成り、フレーム、スイングアーム、第1のリ ンク及び第2のリンクは、クランク組立体よりも上に位置していて、後輪が上 方に動くと前方に運動する懸架装置組立体の有効ピボット点を構成しているこ とを特徴とする自転車。 17.フレーム、スイングアーム、第1のリンク及び第2のリンクは、クランク組 立体よりも上に位置していて、後輪が上方に動くと下方にも運動する懸架装置 組立体の有効ピボット点を構成していることを特徴とする請求項16記載の自 転車。 18.第1のリンク及び第2のリンクはそれぞれ、第3の連結点及び第4の連結点 のところにおいてダウンチューブの上側でフレームに結合されていることを特 徴とする請求項17記載の自転車。 19.スイングアームは、後輪の上方移動に先立って10°〜20°に傾斜してい ることを特徴とする請求項18記載の自転車。 20.第1のリンクは、第1の連結点が後輪の上方移動時に下向き且つ前向きの方 向に運動するようフレームに結合されていることを特徴とする請求項16記載 の自転車。 21.第2のリンクは、第2の連結点が後輪の上方移動時に上向き且つ前向きの方 向に運動するようフレームに結合されていることを特徴とする請求項20記載 の自転車。
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