JP2001514413A - 光学特性の検出によるページ識別システム - Google Patents

光学特性の検出によるページ識別システム

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JP2001514413A
JP2001514413A JP2000508051A JP2000508051A JP2001514413A JP 2001514413 A JP2001514413 A JP 2001514413A JP 2000508051 A JP2000508051 A JP 2000508051A JP 2000508051 A JP2000508051 A JP 2000508051A JP 2001514413 A JP2001514413 A JP 2001514413A
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Abstract

(57)【要約】 本開示は、色を測定することによって操作する複数ページ処理システム用のページ識別システム(39,43,49,55)に関する。検出された色は、少なくとも1つの既知ページについての色特性を記憶しているルックアップテーブル(49)と比較される。予期された測定値変量に応じて選択された許容領域(137,139)内において、整合(一致)が検出されたならば、本システムはページ処理時にページ識別コードを生成する。好ましくは、本システムは、複数ページ(18又は20)の1つに対応して電子データ(51)を自動的に関連づけるクリップボード装置(11)内に具体化される。スタイラス15は各ぺージ上に筆記するために用いられ得ると共に、各々の際にスタイラスが用いられ、本システムはページを自動的に光学的に走査し、ページ識別コードを生成し、そして電子データを現ページと関連づける。もしルックアップテーブルにおいて整合(一致)が検出されない場合には、本システムは、新たなページを検出したものと推測して学習モードに入る。赤、緑、青成分の各々に対して異なる周波数で光源を強度変調することによって、かつ、検出された成分を正規化(117)して全検出光を調整することによって、周辺光の変化がいくぶんか補償される。本システムは、用紙処理システムの広範囲において利用されることが期待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数ページの中から個々のページを識別し、判別することに関する
。より詳細には、本発明は、色等の光学特性の検出に基づいて複数ページを識別
し、判別するシステムを提供する。
【0002】
【従来の技術】
背景 コピー機、プリンタ、スキャナ、データ獲得装置及びその他のシステム等を含
むページ処理システムの1つの問題として、上記システムが処理する個々のペー
ジの識別及び異なるページの判別がある。上記のタイプのシステムにおいて、例
えば、処理中のページをある特定ページ、あるいはある特定種類の書式として唯
一的に識別する性能を有することは有益である。このような性能により、データ
処理システムは、用紙に入力された情報を、例えば光学的文字認識を用いて処理
し、書式の種類によってデータフィールドの位置が変化するにもかかわらず多数
の異なる種類の書式(用紙)を自動的に識別して処理することが可能である。あ
るいは、用紙搬送経路に沿って行くページは、その経路の様々な位置で唯一的に
識別することが可能である。コピー機及びその他の処理システムにおいて、書式
の識別を利用して、オリジナルを検出(例えば、いわゆる「すかし検証」)し、
あるいはデータ処理性能の改良を行うことが可能である。
【0003】 自動ページ識別に適する1つの具体的な装置が、複数ページ/書式ディジタル
化クリップボードに関連する米国特許第5,629,499号に開示されており
、このクリップボードを用いることで、ユーザは、複数の重ねたページ又は書式
に実際に書き込み、そのページ又は書式の下のディジタイザによりペンストロー
ク情報を取り込むことが可能である。かかるシステムでは、重ねたページ又は書
式のうち正しいものとペンストローク情報を関連づけることが重要であることは
明らかである。このようなシステムにおいて、筆記中の現行ページ又は書式の検
出を、例えばこのページ又は書式に電子的に「フィンガープリント(fingerprint
)」機構を使用することで自動的に行い、そして使用中の異なるページ又は書式
を自動的に判別する機構を提供することは有用である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のシステムには、例えば、システム自体により手動で走査され得る、書式
又はページを識別するための特別に位置決めされたコード又はマークに基づいて
、ページを識別する自動システムを提案しているものがある。しかしながら、こ
の種のシステムでは、特殊な書式(ページ又は書式にコード又はマークを予めプ
リントしたもの)を使用しなければならず、また、コード又はパターンを測定す
るための位置合わせ手順又は走査手順が必要となる。一方、色等の測定された特
性を用いてシートを判別する特殊な検出システムを必要とするシステムもある。
この種のシステムは、特開平7−272041号に記載されている。しかしなが
ら、上述したシステムは、通常、特殊な専用アプリケーションを対象としており
、多種多様なアプリケーションと容易に併用することができない。ページ又は書
式の識別を、そのページ又は書式の固有の特性に基づいて自動的に行うことが可
能であり、かつ特殊フォーマットの書式又はコード位置合わせ手順を必要としな
いシステムを有することは有益である。残念ながら、固有の特性に基づくページ
識別システムは、例えば、周辺光(背景光)の不均一性及び測定距離及び角度の
分散性を調整することによって測定値を正規化することが困難であることから、
一般的には制約される。
【0005】 ページをその光学特性に基づいて検出し、識別することが可能なページ識別シ
ステムが確かに必要とされている。かかるシステムは、低コスト、かつ多種多様
なページ処理システム(コピー機、スキャナ、プリンタ及びその他のデータ処理
システム等)に適用可能であり、さらに高信頼性を与えることを理想とする。本
発明は、これらの必要性を満たし、さらに関連する利点を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 発明の概要 本発明は、上記の必要性に取り組み、光学特性によるページ識別システムを提
供する。ページ自体の光学特性を直接測定することによって、本発明は、各ペー
ジを唯一的に識別する比較的廉価な方法を提供する。本発明では、精密な位置合
わせ手順も必要なければ、特殊コードを各ページに存在させる必要もない。この
ため、本発明は、様々なページのページ識別又は判別が有用である多種多様なペ
ージ処理システムに適用し得る。
【0007】 本発明の一形態は、ページの光学特性を検知するセンサと、既知ページに対応
する光学特性を検索して整合(一致;(match) )を検出する方法を構成する。検
知されたページが認識されると、そのページを唯一的に識別する出力、例えば、
ある特定ページ又は特定種類の書式を識別するディジタルコードを生成すること
ができる。センサは、いずれの周辺光の作用も軽減又は排除し得るように、所定
の光源を用いて少なくとも2色の異なる色(例えば、可視光又は赤外光等、任意
の種類の放射を用いる少なくとも2つの異なる波長)でページの光学特性を実際
に測定することが好ましい。さらに、ディジタル処理装置は、測定された光学特
性を既知ページに対応するものと比較することによって検索を実行し、これらの
特性がよく整合しているか否かを判定する。測定された特性が、既知ページにつ
いての基準と整合するためにどの程度必要とされるかについては、アプリケーシ
ョンによって異なり、より多くの波長を測定することによって、あるいは所与の
ページの測定値を平均することによって分解能を向上することができる。
【0008】 この種のシステムを用いることにより、本発明は、データとある特定のページ
との関連づけを、そのページをトラッキング(追跡)することに基づいて行うこ
とができる。上述した複数ページ/書式ディジタル化クリップボードでは、本発
明により、ユーザは、ページをアクティブに切り替えることができると同時に、
ハードコピーページのディジタルデータをそのページについて入力された他のデ
ィジタルデータと的確に関連づけることができる。
【0009】 本発明では、測定対象のページに光を照射し、反射光を取り込んで赤(R)、
緑(G)、青(B)の強度をそれぞれ測定する手動装置(ハンド式用具)を用い
ることが好ましい。それぞれが異なる周波数で変調される強度である色を少なく
とも三色用いて全反射光の測定値を求める。反射された色成分を検出し、これを
用いて、上記色の少なくとも二色の測定値を正規化し、次に正規化された測定値
を用いてディジタルのルックアップテーブルと比較する。上記手動装置がスタイ
ラスの場合、この手動装置を新たに使用する毎に、例えば、新たにスタイラスの
先端部をページに押し付ける毎に、色測定及びページ識別を実行し得る。
【0010】 以下の詳細な説明を添付図面とともに参照することで、本発明をよりよく理解
することができる。以下に記載する特定の好ましい実施形態の詳細な説明により
、本発明の特定の実施形態を構成し、かつ使用することができるが、この実施形
態は、特許請求の範囲に記載の本発明を制限するものではなく、その一具体例と
して機能するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
詳細な説明 以下の詳細な説明を添付図面とともに参照することで、上記に略述し、記載さ
れる特許請求の範囲により定義される本発明をよりよく理解することができる。
以下に記載する特定の好ましい実施形態の詳細な説明により、本発明の特定の実
施を構成し、かつ使用することができるが、記載の特許請求の範囲を制限するも
のではなく、この実施形態はその一具体例である。
【0012】
【発明の実施の形態】
I.主要部の概説 本発明は、ページ及び書式処理システムに対する特殊なアプリケーションを有
するディジタル電子クリップボード11において具体化される。米国特許第5,
629,499号(以下、「499号特許」と称する)では、背景において、本
発明の好ましい実施形態において利用されるクリップボードに言及している。本
明細書中でそのクリップボードが再現されるように、その上記499号特許の明
細書の全体を本明細書の一部と成すこととする。
【0013】 図1は、先頭ページ14(例えば、白紙、又はデータ項目フィールドを有する
予めプリントされた文書)を支持するディジタイザ部13と、ページへの書き込
み及び電子ペンデータの生成を行なうスタイラス15と、このスタイラス15と
クリップボード11とを物理的かつ電子的に接続する繋ぎひも17と、をそれぞ
れ備えたディジタル電子クリップボード11を示している。先頭ページ14の一
隅18は、先頭ページ14の下に第2の最終ページ20が存在することを示すよ
うに「めくられた状態」で図示されている。本発明の文脈において、筆記中のペ
ージを自動的に識別して、ページ14又は20に実際に書き込まれたデータがデ
ィジタイザにより取り込まれると、これを正しいページと電子的に関連づけるよ
うに構成される機構をユーザに提供することが望ましい。好ましい実施形態では
、この機構として、スタイラス15と、ディジタイザ部13内にある電子処理機
器(図1においては図示せず)とを使用している。
【0014】 スタイラス15はインク付け先端部19に装着され、これにより、ユーザは、
ページ14及び20に実際に書き込むことが可能であり、多数の従来の書式又は
その応用書式と一致するように、ページのハードコピーを作成することができる
。インク書きされたハードコピーのページを作成すると同時に、ペン及びディジ
タイザ部13内の構成要素は、電子位置データを生成し、スタイラス「ペンスト
ローク」データの電子記録を作成し、これを用いて完成されたページを再生する
。クリップ機構21は、上記のページをクリップボード11の用紙支持面23に
ピン留めし、ユーザインタフェース部25をユーザが用いてページ処理コマンド
を入力する。例えば、ユーザは、前回にクリップボードを使用したときに対応す
る、クリップボードのメモリに記憶されている電子ファイルを取り出し、これら
の既存のファイルに新たなデータを追加することができる。クリップ機構21に
より、複数の書式又はページをディジタイザ部13の上に重ね、多数の重ねたペ
ージをユーザが前後に入れ替えてそのぞれぞれにデータを入力することができる
【0015】 上述した499号特許は、ユーザが、アクティブページ定義を手動で切り替え
て、クリップボード11に取り付けられた複数ページのうちの特定ページとデー
タを電子的に関連づけるように構成される一実施形態を開示している。しかしな
がら、かかる実施形態では、アクティブページ又は書式の定義を切り替えるため
にユーザインタフェースを使用できないため、499号特許のクリップボードが
不的確なページ又は書式とデータとを関連づけてしまう可能性がある。
【0016】 本発明の好ましい実施形態は、この起こり得る問題に対し、上述した自動識別
機構を使用して、ページカラー(ページの色)を検出し、これに基づいてアクテ
ィブページ定義を自動的に識別して切り替えることで対処するものである。クリ
ップボード環境における本機構の好ましい実施を図2に示す。
【0017】 図2に示すように、本発明の好ましい実施形態のスタイラス15は、光導管3
2の周りに嵌着され、この光導管32は、繋ぎひも17を通過して、ディジタイ
ザ部13と、スタイラス15の筆記先端部19に隣接して取り付けられたポート
31との間に、光を搬送する。本発明の好ましい実施形態では、光を利用して各
ページの反射光学特性を定期的に測定して、各ページに「フィンガープリント」
するか、あるいはページとページとの間で判別する。すなわち、本発明の好まし
い実施形態では、各ページの色を測定し、測定された色を利用して電子ペンデー
タと正しいページとを自動的に関連づけるようにしている。ここでの開示におい
て使用される「色(カラー)」、「光」、及び「光学特性」という用語は、放射
の反射波長の測定値を包含するものであり、可視光には限定されない。例えば、
用途によっては赤外線波長を使用してもよい。しかしながら、本発明の好ましい
実施形態では、可視光の赤、緑及び青の色合いを使用し、かつ光導管32は、か
かる光をスタイラス15に対して搬送する二重撚りファイバ製の光ケーブル(す
なわち、2本の光ファイバケーブル33及び35)であり、ユーザがスタイラス
15をページに適用する毎に、ページ光学特性の測定が新たに実行される。
【0018】 さらに図2に示すように、繋ぎひも17からのページから戻る光は、1組の赤
、緑及び青(「RGB」)検出器39にさらに与えられ、中央処理装置(CPU
)43にはディジタル出力41が供給される。後に詳述する中央処理装置43は
、ファームウェアにより制御され、色情報を正規化し、エラーの原因を取り除い
てページ検索機能を実行し、さらに現在筆記中の特定ページを唯一的に識別する
出力を返信する。これらの機能は、光源45の照射と同時に筆記先端部19をペ
ージ14又は20に適用するのに伴って作動開始される割り込みルーチンを介し
て実施されることが好ましい。
【0019】 CPU43が測定ページの色をルックアップテーブル49と比較した後、CP
U43は、記入途中の特定ページを識別するコードをフォーマットし、このコー
ドを一連のペンデータに挿入する。このため、筆記先端部19は、ディジタイザ
部13の面に対する筆記先端部19の相対位置を表す位置情報を連続して生成す
ることが好ましい。このデータを連続アナログスタイラスデータとして、チップ
ダウンスイッチの状態を表す信号とともに繋ぎひも17を通して送り返す。
【0020】 ディジタイザ部13において、アナログスタイラスデータは、ディジタル化さ
れ、フォーマットされてディジタイザ部13に対するスタイラスの位置情報を表
すとともに、ユーザがページに実際に筆記中であることを意味する、筆記先端部
19が「下向き(down)」状態か否かを表示するビットも表す。フォーマットは、
自動的に実行され、中間データ線51を介してCPU43に送出されてもよく、
あるいはCPU43により直接フォーマットしてもよい。スキーム(scheme)が使
用される場合には、CPU43は、「文書(writings)」(例えば、筆記先端部1
9が「下向き」状態で生成されるデータ)を単にシリアルデータメモリ53に送
出するだけでよい。また、割り込みルーチンを利用して、CPUに、ページ識別
及びその他ページ処理コマンド等、本シーケンスにおいて重大な場所にコマンド
コードを挿入させてもよい。
【0021】 従って、筆記先端部19がページに押し付けられたことを示す状態に(スタイ
ラス15内の)チップダウンスイッチが切り替わると、CPU43は、ページ識
別コードをフォーマットし、これが各ペンストロークシーケンスにおける第1の
データとして挿入される。筆記先端部19が引き続き押し下げられている期間中
、次に続くデータは、1枚のページ、すなわち本シーケンスが開始されたページ
識別コードによって識別されるページと関連づけられる。
【0022】 一例として、新たなページを検出すると、クリップボード11は、ページ識別
コードを生成し、これをペンデータのシーケンスにおける第1のデータとして挿
入し、このシーケンスがディジタイザ部13内のシリアルデータメモリ53に送
り込まれ、次いでパーソナルコンピュータ57又は他の記憶装置に遠隔送信され
る。
【0023】 以上、本発明の好ましい実施形態の主要部を概説したが、次に、ペン及びペー
ジ検出システムの構成についてさらに詳細に説明する。
【0024】 II.スタイラス構成及びペンデータ 好ましいスタイラス構成を図3に示す。スタイラス15は、ペン状本体が光導
管32の周りに嵌着又は形成されている。好ましくは、光導管32は、2本の光
ファイバケーブル33及び35が、それぞれ、ページ上又は用紙支持面61上に
照射される本システムの光源(図3において図示せず)からの光を搬送し、用紙
支持面61からの反射光をページからRGB検出器(図3において図示せず)に
搬送する。使用に適することがわかっている導管は、マサチュセッツ州、ローレ
ンスのの「ドラン−ジェンナー インダストリーズ」社製の1/8インチモデル
E836ケーブルである。繋ぎひも17は、スタイラス15とディジタイザ部(
同様に、図3において図示せず)とを結合してスタイラス15をディジタイザ部
と物理的に接続し、かつその間に電気信号及び光信号を搬送する。
【0025】 電気信号に関して述べると、スタイラス15には、クリップボード11からの
3つの信号が供給され、2つの信号をクリップボード11に送り返すように構成
されるが、図3においては、後者のうちの1つであるチップダウン信号63だけ
が示されている。ディジタイザ部13からの信号は、5ボルト直流(「VDC」
)信号、「Vcc」接地及びデータOK信号を含む。このデータOK信号は、ス
タイラス15上の発光ダイオード(「LED」)を順次に発光させて、有効デー
タがいつディジタイザ部13に電子的に書き込まれたか、例えば、いつ筆記先端
部19が(チップダウン瞬間接触スイッチ65により表示される)「チップダウ
ン」状態となったか、そして位置を登録するのにスタイラス15がクリップボー
ド11に十分に接近してるかについての表示をする。
【0026】 重要なこととして、光導管32が筆記先端部19近傍の屈曲部67に配置され
、これにより、スタイラス15の長手方向の軸69に対して約30度の角度に光
を向けて受光する。屈曲部67の回転方向における配置は、スタイラス15の自
然な「保持位置」に対応した(例えば、本体の形状及び本体上のデータ・OK・
発光ダイオードの配置場所に対応した)回転角度の位置になるよう選択され、光
源からの光が、略垂直方向の方向、例えば、用紙支持面61に対して垂直上下方
向において、ページ又は用紙支持面61に向けられるとともにそこから受光され
るように構成し、反射光を最大限に集められるようにしている。
【0027】 ディジタイザ部13においてディジタイザコード化方式を使用することが好ま
しく、これは、米国特許第4,806,918号(以下、「918号特許」と称
する)に該当する。918号特許では、様々なタイミングの電圧信号と、スタイ
ラスにより検知される電圧パルスの強度及び相対的タイミングを個々のトレース
により搬送するコード化方式を記載している。これらの信号の相対的タイミング
及び強度は、筆記先端部で検出され、クリップボードに対するスタイラスの唯一
位置を決定する。これに関連して、ディジタイザ部13内におけるトレースは、
唯一的に順序づけられ、タイミング及び検出されたパルス強度の各相対パターン
が、ディジタイザ面の1つの唯一位置のみを表すように構成される。スタイラス
15の筆記先端部19は、パルスを検出し、上述したチップダウン信号63とと
もにアナログ(パルス)データ信号をディジタイザ部13に与える。その結果、
スタイラスは、クリップボードがON状態にされ、かつスタイラス15がページ
又は用紙支持面61の近傍にある場合、ただし、データをページ又は用紙支持面
61に実際に筆記中であるか否かをクリップボードにチップダウン信号63が表
示した状態のとき、電子位置データを常に生成する。
【0028】 従って、図1を再び参照して図示されるように、スタイラス15は、ディジタ
イザ部13に対するスタイラス位置、及びインクがページに付着しているか否か
の両方を表すアナログスタイラスデータを生成するが、このような電子情報は、
先頭ページ14又は最終ページ20の何れが現在使用中であるか否かをそれ自体
では識別できない。
【0029】 重要なこととして、スタイラス15の筆記先端部19は、ページ14及び20
に黒インクで実際に書き込むことが好ましい。本発明の実施において必要とされ
ることではないが、黒インクは反射率がほぼゼロであるため、紙の色測定値を大
きく歪めるものではない。
【0030】 III.色データの処理 図2を参照して、RGB検出器39及び光源45は、ディジタイザ部13の内
側に位置決めされることが好ましく、サンプルリングするためのアナログ電子機
器により処理され、CPU43により制御される。光源は、例えば赤、緑、青の
三色成分を同時に生成する単一のLEDであるのが好ましい。ページ特性の赤外
線測定等のような、他の光源又は関連の色又は波長検出方式を同等に使用しても
よいが、赤、緑及び青の可視色を選ぶ1つの理由として簡便性があり、例えば、
日本の「ニチア」社製の好ましい「NSTM515S」フルカラーLED等のパ
ッケージは容易かつ安価に入手可能である。このLEDは、640、525及び
470ナノメートルで3つの主波長を生成する。関連スペクトルの全幅及び最大
半値幅は約30ナノメートルである。同様に、赤、緑及び青のカラーチャネルの
それぞれにおいて0〜10ボルトのアナログ信号を生成する単一パッケージの三
色検出器が使用可能である。ある特定の色方式、光学特性を測定する波長数及び
検出器の構成の選択は、よく理解され、当該技術において通常の技能を有するレ
ベルであると考えられる。
【0031】 電力節約の目的のために、RGB検出器39及び光源45は継続的に通電され
ないが、むしろ、ユーザによるスタイラス「ペン」ストロークの開始を示す状態
にチップダウンスイッチが移行したときに「ON」状態となされる。このとき、
CPU43もまた割り込みされて、カラーサンプリング及び検索ルーチンを開始
する。
【0032】 A. 色信号の変調 現行ページ識別システムの好ましいクリップボード適用は、可視の可変周辺光
の存在下で使用されることで、ページ光学特性の測定に影響を及ぼす可能性があ
ることが予想される。周辺光の色測定に対する影響を減じるためには、好ましく
は、LEDの異なるカラーチャネルを強度変調(輝度調整)して、各ページの光
学特性を異なる色で測定するように構成することが好ましい。
【0033】 ここで、図4は、電子クリップボード適用において実施される好ましい色検出
方式を示す。
【0034】 図4に図示されるように、15ボルトの直流の供給電圧が上述した3つのチャ
ネルLED(図4において、参照符号71を付す)に印可される。赤色チャネル
エミッタ73は、赤色チャネルドライバ75により13キロヘルツの周波数で強
度変調される。同様に、緑色チャネルエミッタ77及び青色チャネルエミッタ7
9は、対応する緑色チャネルドライバ81及び青色チャネルドライバ83により
10キロヘルツ及び7キロヘルツでそれぞれ強度変調される。赤色、緑色及び青
色のチャネルロックイン増幅器91、93及び95にそれぞれ結合された3つの
ドライバは、それぞれに対応する基準信号85、87及び89を生成する。各ロ
ックイン増幅器91、93及び95は、内部サンプリング回路と、内部バッファ
と、CPUサンプリングのために短期間に亘って色測定を効果的に平均するディ
ジタル/アナログコンバータ(図4において図示せず)と、をそれぞれ有する。
赤色チャネルロックイン増幅器91は13キロヘルツに、緑色チャネルロックイ
ン増幅器93は10キロヘルツに、青色チャネルロックイン増幅器95は7キロ
ヘルツにそれぞれ同調される。重要なこととして、これらのロックイン増幅器は
、それぞれが同調される周波数で強度変調を自動的に測定し、これによりページ
カラー検出を歪めるような周辺光の影響も大幅に減じる。正弦波形強度変調とロ
ックイン増幅器との使用は、周辺光をフィルタリングするために使用可能な1つ
の変調方式に過ぎず、その他の多数の方式、例えば、パルスコード変調もまた周
辺光をフィルタリングするために効果的に利用することが可能である。
【0035】 ページからの反射光のRGB検出は、光検出器97により行われ、前置増幅器
及びバッファのセット99により、検出された信号を処理してロックイン増幅器
91、93及び95に搬送する。LED71の点灯と同時に、CPU43は、既
に割り込み信号を受信しており、これに基づき、処理される際にCPU43に3
つのロックイン増幅器91、93及び95をサンプリングさせてこれらから3つ
のディジタル出力101、103及び105を得るようにしている。
【0036】 B. 色特性の整合 前述したように、筆記中のページに対応する検出された色特性は、CPU43
によりルックアップテーブルと比較され、検知されたページがCPU43にとっ
て既に「既知」であるか否かを判定する。整合(一致)が検出されない場合、C
PU43が検知されたページを「k」枚の既知ページと比較した後、CPUは、
学習モードを入力してルックアップテーブルに新たな項目を入れ、内部ポインタ
を「k+1」個にインクリメントすることで、次の比較では、新たに学習された
ページも整合を検出するCPUの試みの一部として含めることができる。検知さ
れたページの色特性の既知ページとの整合については、図5〜図7を参照して説
明する。
【0037】 前述したように、クリップボード内の論理は、図5のブロック111で示すよ
うにチップダウンスイッチの起動を検出する。この事象が(例えば、通常は直流
+5ボルトに高位結合(tied-high)された状態の信号が下方に移行したときに) 発生すると、ディジタイザ部内の論理は、図5のブロック113に示すように、
光源45及びRGB検出器39を起動するのに効果的であり、またCPU43を
割り込みするのにも効果的である(ブロック115で示される)。CPU43は
、RGB検出器39の各色のチャネルをサンプリングし、検知されたページを表
す赤色と緑色の信号を正規化する。
【0038】 1. 測定値変量の調整 正規化は、赤色及び緑色のチャネル信号を三色全てのチャネル信号(R,G,
B)の和で割り、2つの正規化された色値R’及びG’を求めることによって達
成される(正規化された青色チャネル値B’は、例えば、1−R’−G’=B’
の如く全体的にR’及びG’に依存しているので不要である)。さらに多くの波
長を利用する場合、色が同様の2枚のページを判別する際の分解能を高める。こ
のような場合の正規化された値の数は、利用される波長数より常に1つ小さくな
る。
【0039】 測定値変量の補償は、既知の色と検知された色との間の選択されたずれまで許
容することによって実施され、しきい値関数を用いて測定された色とルックアッ
プテーブルの各項目との近似性を判定する。換言すれば、検知された色とある特
定の「既知」の色とが「十分に近似」していれさえすれば、整合が検出される。
このような測定値のばらつきは、筆記先端部19とページとの距離のばらつき及
び様々なユーザがスタイラスを保持する角度の自然なばらつきにより生じるおそ
れがある。このようなばらつきに適応するのに十分に大きな、ただし大きすぎな
いずれに適応することによって、多種多様な色が検出及び判別可能である一方、
ユーザがスタイラス15を保持する状態での相違も考慮している。
【0040】 例えば、図5のブロック117が示すように、正規化された色値が、 R’=R/(R+G+B’) 及び G’=G/(R+G+B’) の場合、CPU43は、ルックアップテーブルにおける各(既知ページ)色を取
り出し、かつ実際に測定された色が既知ページ色の所定の距離(相違範囲)に属
するかを判定するよう、ファームウェアにより順次命令される。好ましい実施形
態に用いられる関係は、以下の関数 T0≧d=[(R’−r02+(G’−g021/2 によって定義され、ここで「r0,g0」は、赤色/緑色のカラー面における既知
ページの予め測定された色の位置を表し、「d」は、ルックアップテーブルから
取り出された、測定された色と特定の既知の色との距離(相違量)である。「d
」が(本適用に与えられた所望の精度に関して求められる)しきい値「T0」以 下の場合、CPU43は、測定されたページと既知ページとの整合を検出する。
CPU43は、ルックアップテーブルにおける次の色の分析を実行する。ルック
アップテーブル全体に整合が検出されない場合、本装置は、学習モードに入る。
【0041】 上述した方式における矛盾を解決するための機構もまた存在することが好まし
い。すなわち、検知された色を既知のページと比較することで、「整合」を2つ
以上もたらす場合、例えば、検知された色が2枚の既知のページからのずれのし
きい値以内にある場合、ソフトウェアは、どの既知のページが検知されたページ
と最もよく似ているかを確認し、そのページを現在使用中であるとする。好まし
い実施形態において、最も近似する整合は、「d」の最小値により上述した計算
式から求められる。
【0042】 例えば、図6は、カラーの用紙に対応するグラフであり、「x」軸118は、
赤色チャネルアナログ強度をボルトで表し、「y」軸119は、緑色チャネルア
ナログ強度をボルトで表している。「x」軸118の値はR’に比例し、「y」
軸119の値はG’に比例する。一定の青色陰影121、緑色陰影123、緑色
光125、灰色光127、白色光129、黄色光131、桃色光133及び赤色
光135であるページにそれぞれ対応した8個の点が表示される。上記に表示し
たしきい値関数を適用して、検知された色が各既知の色と「T0」を上回る分だ け異なっているか否かを判定することにより、探索を赤―緑色面の円形領域13
7の範囲内とすることができる。検知されたページがこの(半径「T0」の)円 の中にあるとき、整合が検出される。この探索方式は実施しやすいが、好ましい
クリップボード環境が与えられる最も精度の良い、あるいは最も高速なものとは
限らない。
【0043】 例えば、図6では、所与のページの典型的な測定値の変化をより精確に表す多
角形状探索領域139も表示している。例えば、図6の点121で表される青色
を仮定したとき、検知された色について、30度の測定値勾配、及び5〜9ミリ
メートルの(スタイラスの光学ポートとページとの)測定値距離の典型的な変化
を描写すると、図6に示す線141の形状となる。同様に、ゼロ度の相対勾配と
5〜9ミリメートルの測定値距離のずれでは、対応する描写は、図6の線143
の形状を取る。このように、「既知」の青色を中心とした平行四辺形139等の
多角形により、測定値のばらつきが的確に説明される。
【0044】 図6に示す探索領域は、説明の目的のためにサイズが拡大されており、探索領
域は、実際には、赤―緑又はその他の選択されたカラー面の面積が図6に図示し
たものよりもかなり小さく、二色の同様な色の間の区別が一般にし易くなること
が理解されるであろう。また、4つ以上の波長を分析してページ光学特性を検出
することにより、より詳細な分解能が望ましい場合に分解能をさらに向上させる
【0045】 図6において、R’及びG’の値は、アナログ電圧により表現される。例えば
、青色121は、直流1.55ボルトの「x」値と直流2.10ボルトの「y」
値に対応する。以下の信号処理において、これらのアナログ電圧をディジタル形
式に変換することはより好都合である。例えば、直流10.0ボルトを16ビッ
トにより表現可能な最大値(例えば、65,536)と同等であるとすると、「
x」値及び「y」値は、それぞれ、1.55×65,536÷10、或いは10
,158、及び2.10×65,536÷10、或いは13,762になる。
【0046】 仮想のルックアップテーブル49を図7に示し、ここで、各項目は、ポインタ
145、1組のディジタル化された色座標147、及びスタイラスデータ列に挿
入されるディジタルIDコード149により定義される。例えば、(10158
,13762)及び(11403,14745)、(11993,14024)
及び(11730,12780)の16ビット(赤,緑)座標値(図6の点12
1、123、125及び127にそれぞれ対応する)を備えた4枚のページがク
リップボードに「既知」であるとすると、CPU43は、第1の点(10158
,13762)にテストを適用して、測定された色がその点の定義された範囲内
に属しているか否かを判定する。整合が検出されると、CPU43は、特定ペー
ジに対応する形式IDコマンド149にアクセスする。整合が検出されないと、
CPU43は、第2の点(10158,13762)に同一の分析を実行する。
これを4回試みても相変わらず整合が検出されなければ、CPU43は、新たな
メモリスロットを開き、新たに測定された色を新たなページIDコードとともに
メモリにロードする。同時に、CPU43は、既知ページの数を画定する内部点
を(例えば、「5」に)インクリメントする(増やす)。
【0047】 C. データ列へのデータの挿入 図5に示すように、CPU43は、検知された色がCPU43にとって「既知
」であるか否かを判定(参照符号151で示されるブロック)し、そうでなけれ
ば、CPU43は、学習関数を入力する(参照符号153で示されるブロック)
。しかしながら、何れの場合においても、CPU43は、その割り込みルーチン
を、ページIDコードを選択することによって完了し、これが、図5の参照符号
155で示されるようにスタイラスからシリアルデータ列に挿入する。コードを
挿入すると、CPUは、その割り込みをリセットし、正常なプログラムモードを
入力し、そこでスタイラスデータを処理するか、あるいはユーザインタフェース
を介して入力された所定のユーザコマンドを実行する。このようなコマンドは、
例えば、ある特定の色を有する特定クラスの出荷伝票等の既知の用紙をメモリか
ら選択し、又は記憶データを遠隔コンピュータに送信することができる。このよ
うな用途では、ユーザは、ユーザインタフェースを操作して半完成ページをメモ
リから呼び出してもよく、その用紙に新たな記入がなされると、CPU43は、
クリップボード11内部のメモリにスタイラス「ペン」ストロークデータを記憶
し、これに先立ってディジタルIDコードがその種類の用紙又はページを識別す
る。
【0048】 測定された色の分解能を改良する方法として、当業者が想到し得るものは多数
ある。「分解能を改良する」とは、検出された色の変量を減じて測定された色を
ルックアップテーブルにおける項目の1つと非常に近似して整合させるように構
成される方法が存在することを意味する。例えば、いくつかの測定値をまとめて
平均することによって、色を測定してもよい。あるいは、ページの紙面と直接接
触するポートを有するようにスタイラスを作製して、例えば、用紙との距離やス
タイラスの入射角等、測定値の不一致をなくすようにしてもよい。色処理を行っ
て精確な結果を得るための他の技術もまた、当業者はさらに想到し得る。このよ
うな技術は、本発明の範囲から排除されるものではなく、考察される特定用途に
よっては多少なり望ましいといえる。
【0049】 IV. クリップボードにおける特殊な複数ページ用紙の使用 好ましい電子クリップボード用途において、ページ識別は、所定のマルチカラ
ーの用紙を通常使用することにより、単純性を保ち、かつ精度を高めることが好
ましい。一例として、4ページの用紙を、第1の青色ページと、第2のグレイペ
ージと、第3の赤色ページと、第4の橙色ページとを常に特徴とするように作製
してもよい。このような用途において、本発明に係るページ識別識別方式により
、ユーザが各ページに記入するのにともなって各ページの自動検出を可能とし、
スタイラス情報を分離して各ページの電子的同等物に供する。この結果、このよ
うな情報全てのファイルを格納することが可能であるとともに、その精確な完成
用紙を、オリジナルの予めプリントされた用紙を表現する画像情報と組み合わせ
て正確に再現することが可能である。
【0050】 本発明が、ディジタル化電子クリップボードの環境に限定されるものでもなけ
れば、また非常に様々な色を備えたマルチパート用紙の使用に制限されるもので
もないことは、明らかである。本発明の原理を使用することで、人間の眼とほぼ
同じように見える色を識別し、かつ精度に非常に信頼をもたせてページ識別を達
成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光学特性の検出によりページ識別を実施するディジタル電子クリップボードを
示す図である。スタイラスは、ページにマークを付けるとともに筆記中のページ
の光学特性を検知するために使用される。
【図2】 スタイラスを使用してページ光学特性を検知するように構成される、図1のク
リップボードの主要機能要素を示すシステム図である。
【図3】 図1及び図2のスタイラスの模式図であって、2つの光ファイバを使用してそ
れぞれスタイラスの筆記先端部に光源の光を搬送し、筆記先端部からの反射光(
ページ特性を示す)を搬送する構成を示し、また、光学特性の測定を開始するチ
ップダウン信号を与える電気経路も示す図である。重要なこととして、図示にお
いて、光ファイバは、筆記面に対して(ページに対して)スタイラスの自然傾斜
角を説明するように配置される。
【図4】 色検出のハードウェアのアナログ実施を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係るページ光学特性の測定を実行するプロセスを示すブロック図であ
る。
【図6】 異なる色のページについて測定された典型的な光学特性を示すグラフであって
、図3の筆記先端部のページ面からの距離の典型的な変動量、及び、ページ面に
対して測定された光の様々な入射角に対応したばらつきを説明するグラフである
【図7】 図6に図示される「既知」ページの予想される色値を表すルックアップテーブ
ルの16ビット値サンプルを示す図である。
【符号の説明】
11 クリップボード 15 スタイラス 18 先頭ページ 19 筆記先端部 20 最終ページ 32 光導管 39 RGB検出器 43 CPU 45 光源 49 ルックアップテーブル 137 許容領域(円形状探索領域) 139 許容領域(多角形状探索領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07D 7/12 G07D 7/12 Fターム(参考) 2G020 AA04 AA08 CB51 DA05 DA12 DA22 DA24 DA31 DA34 DA43 3E041 BA12 BB03 CB03 5B068 AA12 BC03 BD02 BD09 CC15 5B087 AE01 BC03 BC12 BC16 BC32 CC33 【要約の続き】 ことによって、かつ、検出された成分を正規化(11 7)して全検出光を調整することによって、周辺光の変 化がいくぶんか補償される。本システムは、用紙処理シ ステムの広範囲において利用されることが期待される。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1枚のページ(18)を、ページ処理システム(
    11)が収容する他のページ(20)から追跡及び判別するために使用される識
    別システム(39,43,45,49)であって、光源(32,45)と、複数
    ページの少なくとも1枚のページから光を検知する光検出器(32,39)とを
    使用し、前記光検出器は検出された光を表わす電子出力(41)を生成するよう
    にした識別システムにおいて、 前記光源(32,45)と前記光検出器(32,39)との関係を、前記光源
    からの光を用いて前記複数ページの少なくとも1枚のページ(18)の用紙の色
    を検出するように配置し、 少なくとも1枚の既知ページ(18,20)の色特性を記憶するように構成さ
    れるルックアップテーブル(49)と、 前記電子出力により表わされる前記検出された光を前記色特性と比較して、前
    記検出された光と既知ページの色特性との整合を検出し、整合が検出されると、
    整合が生じたことを識別する電子出力を生じるプロセッサ(43)と、 をそれぞれ備え、 これにより、前記ページ処理システム(11)は、前記複数ページ(18,2
    0)の少なくとも1枚のページ(18)を色に基づいて判別し、順次に追跡する
    ようにしたこと、 を特徴とする識別システム。
  2. 【請求項2】 整合が検出されない場合には新たなページを学習し、かつ、
    この新たなページを既知ページとして順次に識別し得るように前記新たなページ
    の色特性を前記ルックアップテーブル(49)に記憶する手段(43,151,
    153,155)をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の識別システム
  3. 【請求項3】 前記識別システムは、複数ページ(18,20)に直接的に
    ユーザが交互に記入できるとともに、各ページに作成されたデータ項目をディジ
    タル化する装置(11)により具体化されるものであって、 ユーザによりページ面の手動走査を行うように構成され、前記光源(45)か
    らの光を走査中のページに向け、かつ該ページからの反射光を前記光検出器(3
    9)に搬送するワンド(15)を備え、 前記識別システムが前記装置(11)により使用されて、ディジタル化された
    データと、書き込みが実際に行われたページとの関連づけを、前記ディジタル化
    されたデータを検出ページ色と関連づけることにより行うことをさらに特徴とす
    る請求項1に記載の識別システム。
  4. 【請求項4】 前記ワンド(15)は、ページ面に接触するように構成され
    る筆記先端部(19)と、前記筆記先端部が前記ページ面と接触しているときに
    電子表示を行うチップダウンスイッチと、を含み、 前記ページ識別システムは、前記電子表示に応じて前記ページ面から色のサン
    プリングを行うことを特徴とする請求項3に記載の識別システム。
  5. 【請求項5】 カラー面において略円形又は多角形の許容領域(137,1
    39)を使用し、該許容領域(137,139)に属する前記ルックアップテー
    ブル(49)に格納された色特性と検出された色との差に基づいて整合を検出す
    るべく、ソフトウェア及びファームウェアの一方により前記プロセッサ(43)
    を制御することをさらに特徴とする請求項1に記載の識別システム。
  6. 【請求項6】 前記光源(45)は、少なくとも2つの異なる波長で光を生
    成することを特徴とする請求項1に記載の識別システム。
  7. 【請求項7】 前記光源(45)は、少なくとも3つの異なる波長で光を生
    成することを特徴とする請求項1に記載の識別システム。
  8. 【請求項8】 前記複数ページと、前記光源及び前記光検出器のうちの少な
    くとも1つとの測定距離の変動に適応する手段(43,117)をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の識別システム。
  9. 【請求項9】 前記光源(45)からの光は、前記複数ページの所定面を照
    射し、前記光検出器は、該所定面からの反射光を受光することを特徴とする請求
    項1に記載の識別システム。
  10. 【請求項10】 前記所定面からの反射光の入射角の変動に適応する手段(
    43,117)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の識別システム
  11. 【請求項11】 前記光源は、所定パターンに応じて強度変調された光を与
    える変調光源(45)であることを特徴とする請求項1に記載の識別システム。
  12. 【請求項12】 前記光源(45)は、複数の波長の光を生成し、その各波
    長は異なるパターンで強度変調されることを特徴とする請求項1に記載の識別シ
    ステム。
  13. 【請求項13】 測定された波長における光強度を全体光に応じて正規化す
    る手段(43,117)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の識別
    システム。
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