JP2001357353A - 帳票処理装置 - Google Patents

帳票処理装置

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JP2001357353A
JP2001357353A JP2000175319A JP2000175319A JP2001357353A JP 2001357353 A JP2001357353 A JP 2001357353A JP 2000175319 A JP2000175319 A JP 2000175319A JP 2000175319 A JP2000175319 A JP 2000175319A JP 2001357353 A JP2001357353 A JP 2001357353A
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JP2000175319A
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Makoto Sarutani
誠 猿谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字を希望する印字位置への媒体セット操作
が容易で省電力化が可能な帳票処理装置を提供する。 【解決手段】 処理位置マーク2aを有する帳票2の全
領域を光学的に走査して帳票イメージを読み取るための
光源DとCCDセンサ3aにより構成されるイメージリ
ーダ3を有する帳票処理装置1において、光源Dは少な
くとも処理位置マーク2aとそれ以外の範囲の読み取り
が可能に複数の光源D1,D2,D3に分割し、処理位
置マーク2aを読み取る際には、分割された光源のうち
処理位置マーク2aに対応する光源D1のみを発光させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帳票等の媒体に対し
光学的に帳票イメージの読取りを行う帳票処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】金融機関等で使用される帳票や伝票等を
処理する帳票処理装置は、印字処理される帳票が挿入さ
れると帳票検知手段と搬送手段が駆動制御されて帳票を
印字部まで取り込んで印字処理する。この種の装置の中
には、帳票の印字行の端部に設けた印字位置マーク、罫
線、文字枠等を光学的に読み取り、イメージ処理してデ
ィスプレイに画像として表示し、その画面上で所望する
印字位置を指定入力したり文字認識結果の追加及び修正
入力等を行う帳票処理装置が開発されている。この種の
装置においては印字位置の指定完了の入力が行われると
帳票の先端から印字位置マークまでの距離を基準として
所定量だけ搬送させることにより印字部において印字処
理を施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような帳票処理装
置には次の問題がある。装置の小型軽量化とレイアウト
フリー化等により設置レイアウトによっては操作性が悪
くなり、操作に過分な時間が必要になっている。特に金
融機関等でのパートタイム要員への操作委譲等を考慮す
ると、操作の簡素化が望まれる。
【0004】また、挿入される帳票の全領域をイメージ
データとして読取り文字認識することにより、操作入力
時間の短縮はできるものの、帳票の全領域からイメージ
データを採取するため、光学読取部(特に光照射手段)
の発熱,更に各種(色)のドロップアウトカラーで印刷
された帳票の読み取り画像処理には長時間が掛るという
問題があった。更に、近来では省エネルギー化を図った
帳票処理装置の提供が要求される。
【0005】
【課題を解決するための手段】処理すべき帳票の処理エ
リアの端部に設けられた処理位置マークを有する帳票か
ら、その全領域を光学的に走査して帳票イメージを読み
取るための光源とCCDセンサにより構成されるイメー
ジリーダと、更にそのイメージリーダの光源は処理位置
マークとそれ以外の範囲の読み取りが可能なように複数
ブロックに分割する。そして処理位置マークを読み取る
際には、分割された光源のうち処理位置マークに対応す
るブロックの光源のみを発光させる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の帳票処理部の斜視図で、図2は本発明の
概念を示す制御ブロック図である。1が帳票処理装置で
あり、2が読み取り処理される帳票であり、所定の仕様
で処理位置マーク(以後、位置マークとする)2aがド
ロップアウトカラー又はそれに近い色で印刷されてお
り、この位置マーク2aの示す印字行への印字処理が行
なわれる。帳票2は例えば入金処理系は赤色、出金系は
青色の印刷等を行うことにより目視での区別を容易にす
るなどの工夫が行われている。
【0007】3は帳票2上に設けられた手書文字情報や
印字済み情報等を光学的に読み取るためのライン型のイ
メージリーダであり、帳票イメージを等倍率で検出する
ためのCCD(Charge Coupled Device)センサ3aや
光源Dで構成されている。更に光源Dは複数の発光ダイ
オードを直列接続してなる光源部(LEDアレイ)を略
一直線上に複数ブロックに分割(本実施例では各ブロッ
ク毎に光源D1,D2,D3とする)して設けてある。
CCDセンサ3aは光源Dの発光により反射してきた光
を受けて、その光量に応じたレベルの電気信号を発生す
るものであり、光電変換素子を一直線上に搬送路の幅よ
りやや広い視野幅の画素数だけ配列したものである。
【0008】このイメージリーダ3は予め帳票2の表面
に印刷されている帳票イメージ、即ち文字,罫線,図形
などによる明暗をR(赤),G(緑),B(青)の明暗
信号として読み取ってモノクロ多値データ(灰色信号:
黒白イメージ)を得るものである。4は帳票2に対して
印字を行うための印字ヘッド4aやプラテン4b等で構
成される印字部である。
【0009】5は帳票2の搬送を行う帳票搬送部(以
後、搬送部とする)であり、帳票2の表裏面位置を規制
する搬送ガイド部5aや帳票2の挿入及び印字基準とな
る帳票基準面5b及び帳票2を挟持,圧接可能な搬送ロ
ーラ5cとプレッシャローラ5d等で構成されている。
搬送ガイド部5aのイメージリーダ3に対応する部位
は、光源Dからの照射光の反射率が低くなるよう黒色に
なっている。
【0010】搬送ローラ5cは図示しない帳票LFモー
タ(LF:ラインフィード)6の回転駆動により正逆回
転される。なお、帳票LFモータ6の種別はステッピン
グモータである。搬送ローラ5cは外径寸度が精密に製
造、管理されており帳票LFモータ6の回転量(ステッ
プ数)を制御することにより帳票2の搬送量が管理でき
る。
【0011】7は幅寄部であり、帳票2を表裏から挟持
するクランプローラやモータ等により構成されクランプ
ローラを回転させることにより、挟持している帳票2を
帳票基準面5bに向って、後述する幅寄検知器SE1が
ONするまで移動させるもので、詳細は特開昭61−2
06680号公報、特開昭61−217449号公報及
び実開昭62− 86354号公報等に記述されている
公知技術である。
【0012】SE1は幅寄検知器で、搬送ガイド5aの
鉛直方向に対向して配設された発光ダイオードと受光ト
ランジスタで構成される。その実装位置は帳票基準面5
bから所定量(0.5mm程度)離れた位置に光軸を透
過させて設けてある。この光軸を帳票2が遮断すること
により生じる受光トランジスタの出力変動を利用してO
N信号を得る。5eは光透過穴であり、紙粉などが落下
しないように透明部材で蓋がなされている。SE2は帳
票検知器で、搬送ガイド5aと鉛直方向で、かつ帳票基
準面5bから所定量(20mm程度)離れた位置に光軸
を透過させて設けてあり、幅寄検知器SE1と同様この
光軸を帳票2が遮断することによりON信号を得る。
【0013】8はドライブ回路で、前述した印字部4や
帳票LFモータ6を含めた搬送部5及び幅寄部7等を駆
動する回路であり、光源D1,D2,D3の各々にも電
力を供給可能なものである。
【0014】9は二値化回路であり、帳票2の対応する
面に対して光源Dから光が照射されると、帳票2の表面
から照射光が反射してCCDセンサ3a(光電素子)上
に結像され、この結像したイメージデータを二値化して
所定の線密度でデジタルデータに変換する。前述したイ
メージリーダ3が帳票2上の帳票イメージ(文字または
罫線及び図形)を、明暗信号として読み取って二値化回
路9により灰色信号を得る。
【0015】10はイメージメモリであり、二値化回路
9から出力されるモノクロ二値化信号の処理をして画像
情報として出力するものである。なお、読み取ったイメ
ージ情報を一時的に格納するメモリ10aや読み取り有
功エリアとして図3に示すような情報も有している。
【0016】図3において寸法Y1は帳票2の先端から
印字可能範囲までの距離情報で、寸法Y3は後端から印
字可能範囲までの距離情報である。寸法X1は帳票2の
基準端(本実施例では左基準)から位置マーク2aの印
刷許容位置までの寸法で、寸法X2がその許容エリアの
幅寸法である。この図において寸法Y2,X2により規
制される範囲(斜線部)がマーク読取エリア20であ
り、解析すべき位置座標情報として記憶されている。
【0017】寸法X3は帳票2の基準端から読み取り左
端位置までの寸法で、寸法X4がその読み取りエリアの
幅寸法である。この図において寸法X4,Y2により規
制される範囲が読取エリア21である。なお、読取エリ
ア21内に印字すべき処理エリアが存在することにな
る。
【0018】11は処理入力するためのカーソルキー、
文字キー、変換キー、挿入キー、完了キーなどの各種キ
ースイッチ類、及びカーソル移動操作を行うためのキー
ボードである。12はLCD又はCRTにより構成され
る表示部である。この表示部12は操作表示画面上を移
動するカーソルや取引画面及び入力誘導画面等がカラー
表示可能なものである。
【0019】13はカーソル位置を演算するカーソル位
置演算部である。14はキーボード11から打鍵入力さ
れた文字データの編集を行う入力文字編集部であり、文
字変換ファイルや漢字辞書ファイルなども格納されてい
る。15は文字データメモリで、前述した入力文字編集
部14が編集した文字情報を記憶するメモリである。
【0020】16は書式データメモリであり、予め複数
種類の帳票イメージデータを格納したもので、帳票コー
ド毎に識別、分類されており、印字位置マーク2aの存
在する位置情報も格納されている。この位置情報は帳票
2の先端から印字位置マーク2aの中心までの距離デー
タとして帳票LFモータ6のステップ数に換算されて格
納されている。
【0021】17は画像合成部であり、イメージリーダ
3が読み取ったイメージデータとキーボード11から入
力された文字情報など、更に書式データメモリ16から
読み出された帳票のイメージデータを所定の優先度に従
って合成させて表示部12に画像データとして出力する
ものである。
【0022】18は以上の各部を制御する制御部であ
り、図示しない記憶部に格納されている制御プログラム
に従って帳票処理装置1を駆動制御する。なお、制御部
18には帳票LFモータ6の回転ステップ数などの計測
を行うカウンタ回路も有している。このカウンタ回路が
計測したステップ数に単ステップ当たりの搬送量を乗算
し、帳票2の移動量の演算も制御部18が行う。
【0023】本発明の実施の形態における動作を、図4
に示す動作フローチャートに従って説明する。使用者は
キーボード11から取扱科目として「自動位置合」を選択
すると、帳票処理装置1は自動位置合モードになる。続
いて帳票2が挿入されると、帳票検知器SE2がこれを
検知する(S1)。帳票検知器SE2の信号を得ると所
定の制御プログラムに従って幅寄部7の駆動を開始しク
ランプローラをONする(S2)。
【0024】幅寄部7では帳票2をクランプローラで挟
持し、モータを回転させることにより帳票2を帳票基準
面5bに向って移動(搬送方向とは直交する方向)させ
る。移動が進むと帳票2により幅寄検知器SE1の光軸
が遮断(ON)され、幅寄検知器SE1がONするとモ
ータの回転を中止する。この状態で帳票2は概ね帳票基
準面5bに接触する位置まで横移動していることになる
(S3)。
【0025】制御部18は搬送部5を制御してプレッシ
ャローラ5dを作用させて帳票2を搬送ローラ5cとで
挟持、圧接する。圧接動作完了後に幅寄部7のクランプ
ローラを開放する。以上の動作により例えば図1に示す
ように帳票基準面5bから所定量(例えば20mm以
内)だけ離れて、かつ、斜めに挿入された帳票2であっ
ても帳票基準面5bまで引き寄せられ、帳票2の端面は
帳票基準面5bに接していることになる。
【0026】次に帳票LFモータ6の正回転を指示し帳
票2の取り込みを開始するが、帳票2の先端位置が不確
定であるので、まず「先端位置出し」動作を行う(S
4)。この「先端位置出し」動作は、まず、帳票LFモ
ータ6を逆回転(BLF;バックラインフィード)させ
る。これにより搬送ローラ5cが逆回転して帳票2は挿
入口方向に移動し、間もなく帳票検知器SE2がOFF
することになる。帳票検知器SE2がOFFしてから所
定ステップ数(例えば、30ステップ)で帳票LFモー
タ6の逆回転を停止させる。この位置での帳票2はプレ
ッシャローラ5dと搬送ローラ5cで挟持され、かつ、
帳票検知器SE2はOFF状態である。
【0027】制御部18は帳票LFモータ6の正回転を
指示し、帳票2の吸入を開始する。所定ステップ数(約
30ステップ程度)の吸入が行われると、帳票検知器S
E2がONとなる。帳票検知器SE2がONしたら制御
部18は帳票先端位置アドレス=0(ゼロ)をセットす
る。以後の搬送制御は帳票先端位置アドレス値を目標位
置として命令することにより、その差に相当するステッ
プ数だけ帳票LFモータ6が正逆回転して搬送される。
目標位置に到達すると帳票先端位置アドレス値が更新さ
れるという帳票位置管理が行われる。
【0028】ステップS4における「先端位置出し」が
行われたら、続けて帳票LFモータ6を所定ステップ数
(帳票先端位置アドレスがイメージリーダ3の読み取り
開始位置となる量で、読み取り中心より3〜5mm程度
手前とする)の駆動制御を行う。この所定ステップ数の
駆動は加速ステップ数と減速ステップ数を考慮して、カ
ウンタ回路により計数制御される(S5)。
【0029】イメージリード開始位置まで搬送される
と、制御部18はドライブ回路8を制御して、光源D
1,D2,D3の全てを発光させ、読み取り動作を開始
する。搬送とともにCCDセンサ3aに反射光が結像さ
れ順次そのデータを所定の線密度で二値化してイメージ
メモリ10に格納する。この格納は読み取り開始から概
ね10mm程度の区間で行われる(S6)。
【0030】イメージメモリ10ではまず、読み取った
読取データから帳票2の先端及び左右端位置の検出処理
を行う。イメージリーダ3に帳票2が到達しない状態、
即ち、読み取り開始時では「媒体なし状態(黒色)」が
認識され、帳票2の先端が取り込まれると、帳票2の紙
面色が認識される。よって、その境界部(線)が帳票2
の先端や左右端となる。CCDセンサ3aはライン型で
あるため、その出力素子配置と実装密度により物理的に
決定されるため左右端は容易に検出でき、帳票2の横幅
寸法として把握することができる。
【0031】読み取り開始から概ね10mm程度を過ぎ
たら、光源D2,D3の電力供給を断って光源D1のみ
の発光を続け、予め定めたマーク読取エリア20内を順
次走査して、出力レベルの高低差が生じれば識別して位
置マーク2aとして読み取る(S7)。この読み取り処
理は帳票2の後端がイメージリーダ3を通過するまで続
けられる(S8)。 なお、帳票2の後端は帳票検知器
SE2がOFFした時点から所定のステップ数を搬送す
ることで帳票2の後端がイメージリーダ3を通過する。
【0032】左側の境界線(帳票2の左端)から所定距
離だけ離れた範囲が位置マーク2bのマーク読取エリア
20として認識される。このマーク読取エリア20内を
順次走査することにより、位置マーク2aが存在すれば
何らかの出力変動があるはずである。
【0033】図5に示す出力波形のように、読み取り開
始直後は搬送ガイド部5aの「黒色」を読み取るためC
CDセンサ3aの出力はLowレベルであるが、帳票2
の先端が係合すると紙面(白色系)からの反射率が増加
してHighレベルになる。そのまま走査すると位置マ
ーク2aの設定位置(L1)にて幅tだけ出力の低下が
発生する。
【0034】この出力の低下した幅tは位置マーク2a
の太さ(線の高さ)に相当する範囲で発生するので、認
識辞書から「−」記号として認識する(S9)。この
「−」記号としては、線の太さが規定されているので容
易に認識することができ、例えば罫線のようなものであ
れば細長い線として認識され、また、綴じ穴(ファイル
用の抜穴)は円形であるので位置マーク2aと区別する
ことは容易であり、誤認識することはない。
【0035】位置マーク2aの認識においては、図5に
示すようにその印刷色によリ出力レベルの高低差が生じ
る。紙面色での出力がHighレベルとし、例えば、図
示に示す波形例の出力があった時、R1レベルでは3個
所の位置マーク2aを検出でき、R3レベルでは位置マ
ーク2aが「なし」となる。よって、マーク検出レベル
の設定値は紙面色での出力値を基準として差を大きくし
なければ検出、即ち識別することは可能である。更に、
この位置マーク2aの出力値により想定される印刷色で
認識結果を表示するように制御する。出力レベルが赤色
相当であれば表示部12に表示される色彩は赤色系で画
像処理する。
【0036】解析の結果(S10)、想定されていない
カラー(登録されているカラー同志の中間色のときな
ど)の場合には次解析レベルにてイメージ処理を行うこ
とになる。また、出力幅(t)が少ない時には次解析レ
ベルに切換えて処理を行うこともできるため、NGの判
断とする。なお、ステップS10において、全面白色、
又は黒色であると判断された場合には再度解析処理を行
わずに帳票2を排出して係員に確認を求めるが詳細な説
明は省略する。
【0037】制御部18は先の解析レベルに代えて次候
補として解析レベルが登録されているかを検索する(S
11)。この検索は予め定めた解析レベル配列に従っ
て、次候補として解析レベルが存在していればその解析
レベルに切換える(S12)。そして切換えた解析レベ
ルにて再度イメージ処理を行い、解析結果がNGの時に
はステップS11からステップS12、ステップS9か
らステップS10を次候補として解析レベルが存在する
かぎり繰り返すことになる。
【0038】位置マーク2aの認識走査結果を画像処理
して表示部12に表示する(S13)。このイメージデ
ータは帳票2の帳票設計段階でマーク読取エリア20内
のみに決められているので、例えば手書き文字などが認
められても「−」記号外であるので除外して表示する。
更に、先に説明したように帳票2の横幅と縦長さをイメ
ージリーダ3から読み取り、検知しているのでその外形
寸法を表示画面に収納できる大きさに縮小または拡大し
て表示する。
【0039】表示部12の表示に従って、キーボード1
1から処理位置を指示する入力、例えば画面上のカーソ
ルを移動して完了キーなどが押下されてば、カーソル位
置演算部13がカーソルと対応する表示エリア情報を画
像合成部17に送る。使用者がカーソルによる操作で、
所望の印字エリアを選択したとすると、指定された印字
エリアを他の印字エリアと視覚的に区別して表示する。
使用者は表示内容を参照して良否確認操作を行うことに
なる(S14)。
【0040】処理位置に間違いのないことの確認(入
力)が行われると帳票2は印字部4まで搬送されること
になる。この搬送動作量(L0)としては帳票2の先端
として読み取った時点から位置マーク2aを検出した時
点までの距離(L1+t/2)を帳票LFモータ6の搬
送量(ステップ数)として加味すればよい(S15)。
印字部4まで搬送された帳票2に所定の印字動作が行わ
れると(S16)、帳票LFモータ6を逆回転させて挿
入口方向に搬送し停止する。抜き取り操作により帳票検
知器SE2がOFF状態(帳票なし)になったら処理を
終了する(S17)。
【0041】本発明の目的は位置マーク2aの大きさや
色を検知することが目的ではなく、位置マーク2aの位
置検出にあるが、本来のイメージリード機能はドロップ
アウトカラー又はそれに近い濃度で印刷された罫線類と
手書文字や印刷文字を読み取り識別して文字認識するこ
となどである。更にキーボード11からの入力情報も画
像合成部17により一体化させることにより付加価値が
増すことができる。以下、その説明を簡単に行う。
【0042】ステップS6以降において、帳票2の全域
からイメージ情報を得るためには複数の光源D1〜D3
の全てを発光させる必要がある。読み取った読取データ
から帳票2の先端及び左右端位置の検出処理を行ったあ
と、引き続いて光源D1〜D3を発光を継続して印字エ
リア21の読み取りも行う。手書き文字においては図示
しないが従来から使用されている文字認識技術により行
われ、また、キーボード11から文字入力が行われたら
入力文字編集部14により所定の編集処理を行い文字デ
ータメモリ15に格納される。入力文字編集部14の編
集処理例としては、略式符号入力データ(例えば、「0
2」とキー入力したら「入金」であるなど)の変換や文
字サイズの変換(半角、全角)なども含まれる。編集さ
れた文字データは文字データメモリ15に格納されると
共に、画像合成部17に送信されて画像再合成され表示
部12に表示される。位置マーク2aを認識したら、印
字エリア21内においてその印字行における印字位置の
位置識別を行うこともできる。
【0043】印字位置も帳票2の帳票設計段階で印刷フ
ォーマットと印字フォーマット(文字数など)から個々
に決められているので空欄として確保されているはずで
ある。更に手書き文字や機械処理済みなどが認められれ
ばOCR文字認識して、記入済み印字エリアとして表示
することもできる。
【0044】
【発明の効果】以上、説明した本発明は処理位置マーク
を光学的に読み取るための光源とCCDセンサにより構
成されるイメージリーダを有する帳票処理装置で、光源
は少なくとも処理位置マークとそれ以外の範囲の読み取
りが可能なように複数ブロックに分割し、処理位置マー
クを読み取る際には、分割された光源のうち処理位置マ
ークに対応する光源のみを発光させるので、不要な光源
の発光を行わないので省電力化が可能となる。更に発熱
量の低下にもなるという効果を奏する。
【0045】不要な光源の消灯を長時間続けると、必要
時に読取速度に対応して十分な光量を得られない場合に
は、消灯に換えて照度を低下させる方法でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帳票処理部の斜視図である。
【図2】本発明の概念を示す制御ブロック図である。
【図3】本発明の帳票イメージ読取範囲を示す概念図で
ある。
【図4】本発明の動作フローチャートである。
【図5】本発明のイメージリーダの出力概念を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 帳票処理装置 2 帳票 2a 処理位置マーク 3 イメージリーダ 3a CCDセンサ 4 印字部 7 幅寄部 8 ドライブ回路 9 二値化回路 10 イメージメモリ D、D1,D2,D3 光源 SE1 幅寄検知器 SE2 帳票検知器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 101 H04N 1/04 101 106 106Z Fターム(参考) 5B029 AA01 BB04 BB13 CC03 CC09 CC15 CC16 CC24 5B072 AA06 BB00 CC04 CC32 DD02 DD12 DD23 FF02 GG07 JJ01 JJ10 LL13 LL19 5C072 AA05 BA06 CA02 CA12 EA05 NA01 NA06 RA02 RA07 UA07 XA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理エリアを示す処理位置マークを有す
    る帳票の所定の領域を光学的に走査して帳票イメージを
    読み取るための光源及びCCDセンサにより構成される
    イメージリーダと、 前記光源は少なくとも前記処理位置マークとそれ以外の
    範囲を同時もしくは個別に読み取り可能な複数ブロック
    に分割した構成とし、 前記処理位置マークを読み取る際には、分割された前記
    光源の前記処理位置マークに対応するブロックの光源の
    みを利用することを特徴とする帳票処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帳票処理装置において、 前記イメージリーダからの読み取りデータを光電変換
    し、帳票画像データとして出力するイメージ情報処理手
    段とを設け、 該イメージ情報処理手段が帳票幅を検知したあと、前記
    処理位置マークの読取エリアと他エリアの光量に差を設
    けた帳票処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の帳票処理装置において、 前記処理位置マークの読取エリアと他エリアの光量の差
    とは、他エリアを消灯又は照度の低下である帳票処理装
    置。
JP2000175319A 2000-06-12 2000-06-12 帳票処理装置 Pending JP2001357353A (ja)

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