JP2002024760A - 文字読取方法、文字読取装置、およびキャリアシート - Google Patents
文字読取方法、文字読取装置、およびキャリアシートInfo
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- JP2002024760A JP2002024760A JP2000200321A JP2000200321A JP2002024760A JP 2002024760 A JP2002024760 A JP 2002024760A JP 2000200321 A JP2000200321 A JP 2000200321A JP 2000200321 A JP2000200321 A JP 2000200321A JP 2002024760 A JP2002024760 A JP 2002024760A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 帳票が非定型であっても能率的に帳票を読み
取り、およびこのような帳票を管理するのに適する文字
読取方法、文字読取装置、およびキャリアシートを提供
すること。 【解決手段】 識別用情報を有するキャリアシートの面
をそのキャリアシートに面接触状態で保持された帳票の
読み取り面とともに光学的に読み取り、光学的に読み取
られたキャリアシートの識別用情報を認識し、認識され
た識別用情報により光学的に読み取られた帳票の必要部
分を切り出し認識し、切り出し認識された帳票の必要部
分の情報を記録する。また、キャリアシートの面をキャ
リアシートに面接触状態で保持された帳票の読み取り面
とともに光学的に読み取り、光学的に読み取られた帳票
を認識し、認識された帳票の情報を記録し、キャリアシ
ートに面接触状態で保持された帳票に所定の印字を行
う。
取り、およびこのような帳票を管理するのに適する文字
読取方法、文字読取装置、およびキャリアシートを提供
すること。 【解決手段】 識別用情報を有するキャリアシートの面
をそのキャリアシートに面接触状態で保持された帳票の
読み取り面とともに光学的に読み取り、光学的に読み取
られたキャリアシートの識別用情報を認識し、認識され
た識別用情報により光学的に読み取られた帳票の必要部
分を切り出し認識し、切り出し認識された帳票の必要部
分の情報を記録する。また、キャリアシートの面をキャ
リアシートに面接触状態で保持された帳票の読み取り面
とともに光学的に読み取り、光学的に読み取られた帳票
を認識し、認識された帳票の情報を記録し、キャリアシ
ートに面接触状態で保持された帳票に所定の印字を行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリアシートを
介して帳票を読み取る文字読取方法、文字読取装置、お
よび文字読取装置に読み取らせる帳票を搬送し読み取り
を媒介するキャリアシートに係り、特に、帳票が非定型
であっても能率的に帳票を読み取りかつその認識情報を
管理するのに適する文字読取方法、文字読取装置、およ
びキャリアシートに関する。
介して帳票を読み取る文字読取方法、文字読取装置、お
よび文字読取装置に読み取らせる帳票を搬送し読み取り
を媒介するキャリアシートに係り、特に、帳票が非定型
であっても能率的に帳票を読み取りかつその認識情報を
管理するのに適する文字読取方法、文字読取装置、およ
びキャリアシートに関する。
【0002】
【従来の技術】文字読取装置は、帳票に記載された文字
を光学的に読み取り読み取られた結果を文字認識する装
置であり、光学読取部に帳票を自動(自走)搬送して連
続的に光学的読取を行い、認識処理部では、あらかじめ
登録された帳票情報(フォーマットコントロール情報)
を利用して必要な文字の認識を行うことなどが現在なさ
れている。
を光学的に読み取り読み取られた結果を文字認識する装
置であり、光学読取部に帳票を自動(自走)搬送して連
続的に光学的読取を行い、認識処理部では、あらかじめ
登録された帳票情報(フォーマットコントロール情報)
を利用して必要な文字の認識を行うことなどが現在なさ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学読
取部に帳票を連続的に自動搬送するためには、搬送機構
の制約上、帳票がある定型になっていることが要求され
る。この定型をはずれる帳票の読み取りには、人手によ
り1枚差しが必要である。このため、非定型帳票では定
型帳票ほどに効率的な文字読み取り処理ができないのが
現状である。
取部に帳票を連続的に自動搬送するためには、搬送機構
の制約上、帳票がある定型になっていることが要求され
る。この定型をはずれる帳票の読み取りには、人手によ
り1枚差しが必要である。このため、非定型帳票では定
型帳票ほどに効率的な文字読み取り処理ができないのが
現状である。
【0004】また、このような非定型帳票には、地紋や
透かし、色地を有するもの、薄紙、特殊紙や裏にカーボ
ンを有するものなどもある。これらの場合は、単に人手
により1枚差しを行うのみでは、読み取りがうまくいか
ないこともある。これは、光学的に読み取ったものを文
字認識するためには、まず、認識に必要な領域(帳票の
領域)を切り出す必要があるが、そもそも非定型の場合
は帳票の載置位置によりその領域が一定にはならないた
めである。これに、さらに、非定型帳票が上記のように
地色等がまちまちのため、ある固定的な帳票領域の検出
方法では適切な結果を得る検出に対応し切れないことが
原因として重なる。
透かし、色地を有するもの、薄紙、特殊紙や裏にカーボ
ンを有するものなどもある。これらの場合は、単に人手
により1枚差しを行うのみでは、読み取りがうまくいか
ないこともある。これは、光学的に読み取ったものを文
字認識するためには、まず、認識に必要な領域(帳票の
領域)を切り出す必要があるが、そもそも非定型の場合
は帳票の載置位置によりその領域が一定にはならないた
めである。これに、さらに、非定型帳票が上記のように
地色等がまちまちのため、ある固定的な帳票領域の検出
方法では適切な結果を得る検出に対応し切れないことが
原因として重なる。
【0005】また、帳票に存在する記載を認識する場合
には、そのどの部分を認識対象とするかなどを詳細にあ
らかじめ設定し(すなわちフォーマットコントロール情
報を設定し)、その設定情報に基づき認識処理するのが
通常である。このため、帳票には、識別情報が付されて
(記載されて)いることが多い。読取装置側では、この
識別情報を認識しあらかじめ設定されたフォーマットコ
ントロール情報を呼び出してこれに基づき帳票の認識処
理を行う。
には、そのどの部分を認識対象とするかなどを詳細にあ
らかじめ設定し(すなわちフォーマットコントロール情
報を設定し)、その設定情報に基づき認識処理するのが
通常である。このため、帳票には、識別情報が付されて
(記載されて)いることが多い。読取装置側では、この
識別情報を認識しあらかじめ設定されたフォーマットコ
ントロール情報を呼び出してこれに基づき帳票の認識処
理を行う。
【0006】しかるに、非定型帳票では、識別情報が付
されていないことを前提として考える必要があり、この
ような非定型帳票における効率的な文字読み取り処理
は、新たな課題である。
されていないことを前提として考える必要があり、この
ような非定型帳票における効率的な文字読み取り処理
は、新たな課題である。
【0007】本発明は、上記のような事情を考慮してな
されたもので、帳票が非定型であっても能率的に帳票を
読み取る文字読取方法、文字読取装置、およびキャリア
シートを提供することを目的とする。
されたもので、帳票が非定型であっても能率的に帳票を
読み取る文字読取方法、文字読取装置、およびキャリア
シートを提供することを目的とする。
【0008】また、上記のような帳票を読み取りその認
識情報を管理するのに適する文字読取方法、文字読取装
置、およびキャリアシートを提供することを目的とす
る。
識情報を管理するのに適する文字読取方法、文字読取装
置、およびキャリアシートを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る文字読取方法は、識別用情報を有する
とともにグレー色調領域を持つキャリアシートの面をそ
のキャリアシートに面接触状態で保持された帳票の読み
取り面とともに光学的に読み取り読み取り情報を出力す
るステップと、前記読み取り情報のうちグレー色調を有
する領域の中から前記帳票に対応する領域を検出するス
テップと、前記読み取り情報から前記識別用情報を認識
するステップと、前記認識された識別用情報に基づいて
前記検出された帳票に対応する領域から必要部分を切り
出し認識するステップと、前記認識された情報を記録す
るステップとを有することを特徴とする。
め、本発明に係る文字読取方法は、識別用情報を有する
とともにグレー色調領域を持つキャリアシートの面をそ
のキャリアシートに面接触状態で保持された帳票の読み
取り面とともに光学的に読み取り読み取り情報を出力す
るステップと、前記読み取り情報のうちグレー色調を有
する領域の中から前記帳票に対応する領域を検出するス
テップと、前記読み取り情報から前記識別用情報を認識
するステップと、前記認識された識別用情報に基づいて
前記検出された帳票に対応する領域から必要部分を切り
出し認識するステップと、前記認識された情報を記録す
るステップとを有することを特徴とする。
【0010】グレー色調を有するキャリアシートの面
を、そのキャリアシートに面接触状態で保持され前記キ
ャリアシートより面積の小さい帳票の読み取り面ととも
に光学的に読み取れば、読み取られた面のうち前記ある
反射率のグレー色調を有する領域を検出することにより
帳票の領域をグレー色調のへりとして検出することがで
きる。すなわち、非定型の帳票の大きさがキャリアシー
ト内でいかなる大きさであっても、またその位置がずれ
ることがあっても、適切に帳票領域を検出することがで
きる。また、グレー色調の反射率は、種々のものを用意
し帳票に応じて適切なものを用いることができる。
を、そのキャリアシートに面接触状態で保持され前記キ
ャリアシートより面積の小さい帳票の読み取り面ととも
に光学的に読み取れば、読み取られた面のうち前記ある
反射率のグレー色調を有する領域を検出することにより
帳票の領域をグレー色調のへりとして検出することがで
きる。すなわち、非定型の帳票の大きさがキャリアシー
ト内でいかなる大きさであっても、またその位置がずれ
ることがあっても、適切に帳票領域を検出することがで
きる。また、グレー色調の反射率は、種々のものを用意
し帳票に応じて適切なものを用いることができる。
【0011】また、識別用情報を有するキャリアシート
の面をそのキャリアシートに面接触状態で保持された帳
票の読み取り面とともに光学的に読み取ることにより、
帳票自体には識別用情報(ID番号)が振られていない
非定型帳票も都合よく読み取り処理することができる。
すなわち、キャリアシートに付された識別用情報を用い
れば、帳票自体に識別用情報がある場合と同様に、帳票
の中の必要な部分についての情報であってあらかじめ登
録されているもの(フォーマットコントロール情報)を
用いることができる。種々の帳票が混合する場合であっ
ても、識別用情報を異ならせたキャリアシートを複数用
意することにより、ひとつのバッチ(連続して読み取り
処理する帳票のまとまり)として読み取り処理すること
もできる。
の面をそのキャリアシートに面接触状態で保持された帳
票の読み取り面とともに光学的に読み取ることにより、
帳票自体には識別用情報(ID番号)が振られていない
非定型帳票も都合よく読み取り処理することができる。
すなわち、キャリアシートに付された識別用情報を用い
れば、帳票自体に識別用情報がある場合と同様に、帳票
の中の必要な部分についての情報であってあらかじめ登
録されているもの(フォーマットコントロール情報)を
用いることができる。種々の帳票が混合する場合であっ
ても、識別用情報を異ならせたキャリアシートを複数用
意することにより、ひとつのバッチ(連続して読み取り
処理する帳票のまとまり)として読み取り処理すること
もできる。
【0012】したがって、帳票が非定型であっても能率
的に帳票を読み取ることが可能になる。
的に帳票を読み取ることが可能になる。
【0013】なお、識別用情報には、数字などの文字の
ほかコード記号(バーコードなど)を用いることができ
る。これは以下でも同様である。
ほかコード記号(バーコードなど)を用いることができ
る。これは以下でも同様である。
【0014】また、キャリアシートの面をそのキャリア
シートに面接触状態で保持された帳票の読み取り面とと
もに光学的に読み取り読み取り情報を入力するステップ
と、前記光学的に読み取られた帳票の読み取り情報を認
識するステップと、前記認識された帳票の情報を記録す
るステップと、前記キャリアシートに面接触状態で保持
された帳票に前記認識された帳票の情報に基づき所定の
印字を行うステップとを有することを特徴とする。
シートに面接触状態で保持された帳票の読み取り面とと
もに光学的に読み取り読み取り情報を入力するステップ
と、前記光学的に読み取られた帳票の読み取り情報を認
識するステップと、前記認識された帳票の情報を記録す
るステップと、前記キャリアシートに面接触状態で保持
された帳票に前記認識された帳票の情報に基づき所定の
印字を行うステップとを有することを特徴とする。
【0015】キャリアシートに面接触状態で保持された
帳票に所定の印字を行うことにより、帳票の管理が容易
になる。すなわち、印字を、通番や上記の認識情報、領
域検出情報と関係づけられた記号などで行うことによ
り、帳票に必要な付帯情報をユーザの意図で付すことが
できる。
帳票に所定の印字を行うことにより、帳票の管理が容易
になる。すなわち、印字を、通番や上記の認識情報、領
域検出情報と関係づけられた記号などで行うことによ
り、帳票に必要な付帯情報をユーザの意図で付すことが
できる。
【0016】したがって、帳票を読み取りその認識情報
を管理するのに適する文字読み取り方法が得られる。印
字する情報は、キャリアシートの識別用情報や帳票内の
認識情報に依存して決定されるものであってもよいし、
これらとは独立したものであってもよい。
を管理するのに適する文字読み取り方法が得られる。印
字する情報は、キャリアシートの識別用情報や帳票内の
認識情報に依存して決定されるものであってもよいし、
これらとは独立したものであってもよい。
【0017】また、無記載の領域を有するキャリアシー
トに面接触で保持された帳票を前記キャリアシートとと
もに読み取り位置に移送するステップと、前記移送され
るキャリアシートの前記無記載の領域に光を照射しその
透過する光の強度を検出することにより前記キャリアシ
ートの重複移送を検知するステップと、前記検知された
重複移送を報知するステップとを有することを特徴とす
る。
トに面接触で保持された帳票を前記キャリアシートとと
もに読み取り位置に移送するステップと、前記移送され
るキャリアシートの前記無記載の領域に光を照射しその
透過する光の強度を検出することにより前記キャリアシ
ートの重複移送を検知するステップと、前記検知された
重複移送を報知するステップとを有することを特徴とす
る。
【0018】非定型帳票をキャリアシートを介して読み
取るので、キャリアシートを利用してその重複移送を検
出することができる。ここでは、移送されるキャリアシ
ートの無記載の領域に光を照射しその透過する光の強度
を検出する。これによれば、重複移送されている場合に
は透過光量が減少し、異常を検知する。
取るので、キャリアシートを利用してその重複移送を検
出することができる。ここでは、移送されるキャリアシ
ートの無記載の領域に光を照射しその透過する光の強度
を検出する。これによれば、重複移送されている場合に
は透過光量が減少し、異常を検知する。
【0019】したがって、その異常な状態を直ちに報知
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票が非
定型であっても能率的に帳票を読み取ることが可能にな
る。
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票が非
定型であっても能率的に帳票を読み取ることが可能にな
る。
【0020】また、識別用情報を有するキャリアシート
に面接触で保持された帳票を前記キャリアシートととも
に読み取り位置に移送するステップと、前記移送される
キャリアシートの厚みを変位センサで検出するステップ
と、前記移送されたキャリアシートの面をそのキャリア
シートに面接触状態で保持された帳票の読み取り面とと
もに光学的に読み取り読み取り情報を出力するステップ
と、前記読み取り情報から前記キャリアシートの前記識
別用情報を認識するステップと、前記認識された識別用
情報と前記検出された厚みの情報とから前記キャリアシ
ートの重複移送を検知するステップと、前記検知された
重複移送を報知するステップとを有することを特徴とす
る。
に面接触で保持された帳票を前記キャリアシートととも
に読み取り位置に移送するステップと、前記移送される
キャリアシートの厚みを変位センサで検出するステップ
と、前記移送されたキャリアシートの面をそのキャリア
シートに面接触状態で保持された帳票の読み取り面とと
もに光学的に読み取り読み取り情報を出力するステップ
と、前記読み取り情報から前記キャリアシートの前記識
別用情報を認識するステップと、前記認識された識別用
情報と前記検出された厚みの情報とから前記キャリアシ
ートの重複移送を検知するステップと、前記検知された
重複移送を報知するステップとを有することを特徴とす
る。
【0021】この手段によっても、キャリアシートを利
用してその重複移送を検知することができる。ここで
は、移送されるキャリアシートの厚みを変位センサで検
出し、これをキャリアシートに存在する識別用情報の認
識結果が示す厚み情報とつき合わせる。これによれば、
重複移送されている場合には、識別用情報の認識結果が
示す厚み情報が変位センサの検出結果と合致しないの
で、異常を検知できる。
用してその重複移送を検知することができる。ここで
は、移送されるキャリアシートの厚みを変位センサで検
出し、これをキャリアシートに存在する識別用情報の認
識結果が示す厚み情報とつき合わせる。これによれば、
重複移送されている場合には、識別用情報の認識結果が
示す厚み情報が変位センサの検出結果と合致しないの
で、異常を検知できる。
【0022】したがって、その異常な状態を直ちに報知
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票が非
定型であっても能率的に帳票を読み取ることが可能にな
る。
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票が非
定型であっても能率的に帳票を読み取ることが可能にな
る。
【0023】なお、以上述べた各方法の各ステップが有
する機能を実行する物理的構成を具備することにより各
方法を使用できる文字読取装置が得られる。
する機能を実行する物理的構成を具備することにより各
方法を使用できる文字読取装置が得られる。
【0024】また、本発明に係るキャリアシートは、帳
票の文字読み取り面とは異なる面に面接触可能でその面
接触可能な領域がグレー色調が付された領域を持つ第1
のシートと、前記第1のシートに帳票を面接触させた場
合に前記帳票との面接触状態を保持しかつ前記帳票を前
記第1のシートとの間にて挟持しかつ前記帳票の文字読
み取り面まで透過する第2のシートとを有することを特
徴とする。
票の文字読み取り面とは異なる面に面接触可能でその面
接触可能な領域がグレー色調が付された領域を持つ第1
のシートと、前記第1のシートに帳票を面接触させた場
合に前記帳票との面接触状態を保持しかつ前記帳票を前
記第1のシートとの間にて挟持しかつ前記帳票の文字読
み取り面まで透過する第2のシートとを有することを特
徴とする。
【0025】第1のシートに、グレー色調が付されるこ
とにより、その領域内に保持される非定型帳票の位置検
出が容易になる。したがって、このキャリアシートを用
いれば、帳票が非定型であっても能率的に帳票を読み取
ることが可能になる。反射率は、種々のものを用意し帳
票に応じて適切なものを用いることができる。
とにより、その領域内に保持される非定型帳票の位置検
出が容易になる。したがって、このキャリアシートを用
いれば、帳票が非定型であっても能率的に帳票を読み取
ることが可能になる。反射率は、種々のものを用意し帳
票に応じて適切なものを用いることができる。
【0026】また、前記第1のシートは、前記第1のシ
ートは、前記グレー色調が付された領域外に前記帳票の
識別用情報が設けられていることを特徴とする。
ートは、前記グレー色調が付された領域外に前記帳票の
識別用情報が設けられていることを特徴とする。
【0027】グレー色調が付された領域以外の領域に識
別用情報が設けられることにより、帳票自体には識別用
情報が振られていない非定型帳票も都合よく読み取り処
理することができる。したがって、このキャリアシート
を用いれば、帳票が非定型であっても能率的に帳票を読
み取ることが可能になる。
別用情報が設けられることにより、帳票自体には識別用
情報が振られていない非定型帳票も都合よく読み取り処
理することができる。したがって、このキャリアシート
を用いれば、帳票が非定型であっても能率的に帳票を読
み取ることが可能になる。
【0028】また、前記第2のシートは、前記第1のシ
ートに帳票を面接触させ前記帳票との面接触状態を保持
した場合に、前記帳票の一部領域を前記第1のシートと
の間に挟持しないよう切り欠きを設けたことを特徴とす
る。
ートに帳票を面接触させ前記帳票との面接触状態を保持
した場合に、前記帳票の一部領域を前記第1のシートと
の間に挟持しないよう切り欠きを設けたことを特徴とす
る。
【0029】キャリアシートに保持される帳票の一部
が、第1のシートと第2のシートにより挟持されないこ
とにより、この保持された状態において帳票に所定の印
字を行うことができる。すなわち、印字を、通番や上記
の認識情報、領域検出情報と関係づけられた記号などで
行うことにより、帳票に必要な付帯情報をユーザの意図
で付すことができる。
が、第1のシートと第2のシートにより挟持されないこ
とにより、この保持された状態において帳票に所定の印
字を行うことができる。すなわち、印字を、通番や上記
の認識情報、領域検出情報と関係づけられた記号などで
行うことにより、帳票に必要な付帯情報をユーザの意図
で付すことができる。
【0030】したがって、帳票を読み取りその認識情報
を管理するのに適するキャリアシートが得られる。
を管理するのに適するキャリアシートが得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
参照しながら説明する。
【0032】図1は、本発明を実施するための形態を示
すシステム構成図である。同図に示すように、この実施
形態は、スキャナ11、パーソナルコンピュータ(以
下、PCという。)12、記憶装置14とを有し、PC
12には、応用ソフトウエアとしてOCR(optic
al character reader)ソフトウエ
ア13が組み込まれている。
すシステム構成図である。同図に示すように、この実施
形態は、スキャナ11、パーソナルコンピュータ(以
下、PCという。)12、記憶装置14とを有し、PC
12には、応用ソフトウエアとしてOCR(optic
al character reader)ソフトウエ
ア13が組み込まれている。
【0033】スキャナ11は、OCRソフトウエア13
の制御の下、帳票を順次光学読み取りし、その光学読み
取りされた情報をOCRソフトウエア13に渡すもので
ある。
の制御の下、帳票を順次光学読み取りし、その光学読み
取りされた情報をOCRソフトウエア13に渡すもので
ある。
【0034】PC12は、OCRソフトウエア13が実
行されるのに必要な基本ハードウエア(中央演算ユニッ
ト、メモリなど)、基本ソフトウエア(オペレーティン
グシステムなど)を備え、情報処理をするための基礎部
分に当たるものである。なお、マンマシンインタフェー
スとして、キーボードやマウスなどの入力機器、ディス
プレーやプリンタなどの出力機器を有するのが通常であ
る。
行されるのに必要な基本ハードウエア(中央演算ユニッ
ト、メモリなど)、基本ソフトウエア(オペレーティン
グシステムなど)を備え、情報処理をするための基礎部
分に当たるものである。なお、マンマシンインタフェー
スとして、キーボードやマウスなどの入力機器、ディス
プレーやプリンタなどの出力機器を有するのが通常であ
る。
【0035】OCRソフトウエア13は、スキャナ11
を制御するとともに、スキャナ11で光学読み取りされ
た情報を文字認識するものである。文字認識された情報
は記憶装置14に送られ記憶される。なお、OCRソフ
トウエア13には、スキャナ11からの読み取り情報を
いかに処理するかの方法をあらかじめ登録しておく。例
えば、帳票の領域の抽出(トリミング処理)、帳票内で
の認識すべき文字の位置に基づく文字認識処理などの方
法である。
を制御するとともに、スキャナ11で光学読み取りされ
た情報を文字認識するものである。文字認識された情報
は記憶装置14に送られ記憶される。なお、OCRソフ
トウエア13には、スキャナ11からの読み取り情報を
いかに処理するかの方法をあらかじめ登録しておく。例
えば、帳票の領域の抽出(トリミング処理)、帳票内で
の認識すべき文字の位置に基づく文字認識処理などの方
法である。
【0036】記憶装置14は、OCRソフトウエア13
が認識処理して得た情報を記憶するものであり、種々の
記憶装置を用いることができる。
が認識処理して得た情報を記憶するものであり、種々の
記憶装置を用いることができる。
【0037】次に、スキャナ11のより詳細なハードウ
エア的構成を図2を参照して説明する。同図は、スキャ
ナ11の構成を示す図である。
エア的構成を図2を参照して説明する。同図は、スキャ
ナ11の構成を示す図である。
【0038】同図に示すように、スキャナ11には、帳
票24の供給側トレー21、排出側トレー22、23、
光透過型重複搬送検出器25、変位検出型厚み検出器2
6、照明光源27、28、反射鏡29、読み取りセンサ
30、印字部31、制御部32があり、供給側トレー2
1から搬送経路33に沿って帳票24を搬送(移送)
し、排出側トレー22または23に排出する。
票24の供給側トレー21、排出側トレー22、23、
光透過型重複搬送検出器25、変位検出型厚み検出器2
6、照明光源27、28、反射鏡29、読み取りセンサ
30、印字部31、制御部32があり、供給側トレー2
1から搬送経路33に沿って帳票24を搬送(移送)
し、排出側トレー22または23に排出する。
【0039】なお、帳票24は、後述するキャリアシー
トに保持されて読み取りされる。そこで、原則的に、キ
ャリアシートに言及しない場合は、帳票24を「搬送」
すると表現するが、キャリアシートに言及する場合は、
帳票24を「移送」するとも言う場合がある。また、以
下では、帳票24は、キャリアシートに保持された帳
票、または、キャリアシート面を含んだ帳票を意味する
場合がある。
トに保持されて読み取りされる。そこで、原則的に、キ
ャリアシートに言及しない場合は、帳票24を「搬送」
すると表現するが、キャリアシートに言及する場合は、
帳票24を「移送」するとも言う場合がある。また、以
下では、帳票24は、キャリアシートに保持された帳
票、または、キャリアシート面を含んだ帳票を意味する
場合がある。
【0040】供給側トレー21は、読み取るべき帳票2
4を一まとめ(バッチ)にして載置するものであり、帳
票24は、一枚ずつ制御部32の指令により搬送経路3
3に沿って順次読み取りため送られていく。
4を一まとめ(バッチ)にして載置するものであり、帳
票24は、一枚ずつ制御部32の指令により搬送経路3
3に沿って順次読み取りため送られていく。
【0041】排出側トレー22、23は、光学的に読み
取られた帳票24を排出するためのトレーであり、異常
なく読み取りを完了したものとそうでないものとを区別
して排出するため2つ設けられる。しかし必ずしも2つ
ある必要はない。
取られた帳票24を排出するためのトレーであり、異常
なく読み取りを完了したものとそうでないものとを区別
して排出するため2つ設けられる。しかし必ずしも2つ
ある必要はない。
【0042】光透過型重複搬送検出器25は、搬送され
る帳票の一方の面の一部に光を照射し透過した光を反対
の面でとらえ、その光強度により、搬送が重複していな
いか検出する。すなわち、一定のものが通過すれば、厚
みがほぼ一定であることから透過する光量もある一定の
量となるが、搬送が重複するとその光量は非常に小さく
なる。これにより、重複搬送を検出する。
る帳票の一方の面の一部に光を照射し透過した光を反対
の面でとらえ、その光強度により、搬送が重複していな
いか検出する。すなわち、一定のものが通過すれば、厚
みがほぼ一定であることから透過する光量もある一定の
量となるが、搬送が重複するとその光量は非常に小さく
なる。これにより、重複搬送を検出する。
【0043】変位検出型厚み検出器26は、通過するも
のを挟むようにしてその厚さを検出するものである。す
なわち、挟むことにより、挟む側の物体に厚さに応じた
変位を生じるのでこれを検知し、搬送が重複すればこれ
を検出できる。
のを挟むようにしてその厚さを検出するものである。す
なわち、挟むことにより、挟む側の物体に厚さに応じた
変位を生じるのでこれを検知し、搬送が重複すればこれ
を検出できる。
【0044】照明光源27、28は、読み取るべき帳票
24の読み取り面を照明する。帳票24の読み取り面に
は照明されることにより反射光が生じ、その反射光が反
射鏡29を介して読み取りセンサ30に達する。読み取
りセンサ30は、このような反射光を帳票24の面領域
内で微視的に分解して捉え、帳票24の面領域内の反射
率パターンを検出する。これにより、帳票24の光学的
読み取りがなされる。
24の読み取り面を照明する。帳票24の読み取り面に
は照明されることにより反射光が生じ、その反射光が反
射鏡29を介して読み取りセンサ30に達する。読み取
りセンサ30は、このような反射光を帳票24の面領域
内で微視的に分解して捉え、帳票24の面領域内の反射
率パターンを検出する。これにより、帳票24の光学的
読み取りがなされる。
【0045】印字部31は、制御部32の下、読み取り
された帳票24に必要な印字を行うものである。
された帳票24に必要な印字を行うものである。
【0046】制御部32は、OCRソフトウエア13
(図1に図示)からの指令により、上記のようにスキャ
ナ11自体の動作を制御するものである。
(図1に図示)からの指令により、上記のようにスキャ
ナ11自体の動作を制御するものである。
【0047】次に、本発明で用いられるキャリアシート
の実施形態について図3を参照して説明する。同図は、
キャリアシートの構成を示す図あり、同図(a)は、帳
票を保持していない状態を示し、同図(b)は、帳票を
保持している状態を示す。
の実施形態について図3を参照して説明する。同図は、
キャリアシートの構成を示す図あり、同図(a)は、帳
票を保持していない状態を示し、同図(b)は、帳票を
保持している状態を示す。
【0048】図3(a)に示すように、このキャリアシ
ートは、ほぼ白色の面の一定領域にグレー色調領域43
を有する第1のシート41と、透明で一部に切り込み4
5があり第1のシート41に一定位置で面接触可能な第
2のシート42とを有する。第1のシート41のグレー
色調領域43以外の領域には識別用情報44がある。
ートは、ほぼ白色の面の一定領域にグレー色調領域43
を有する第1のシート41と、透明で一部に切り込み4
5があり第1のシート41に一定位置で面接触可能な第
2のシート42とを有する。第1のシート41のグレー
色調領域43以外の領域には識別用情報44がある。
【0049】また、図3(b)に示すように、帳票46
を保持した場合には、帳票46は、第1のシート41と
第2のシート42との間に挟持されてその読み取り面が
透明の第2のシート42側になるよう保持される。その
場合に、切り込み45の部分では帳票46の一部表面が
露出し、また、帳票46はグレー色調領域43の一部分
に重なる。
を保持した場合には、帳票46は、第1のシート41と
第2のシート42との間に挟持されてその読み取り面が
透明の第2のシート42側になるよう保持される。その
場合に、切り込み45の部分では帳票46の一部表面が
露出し、また、帳票46はグレー色調領域43の一部分
に重なる。
【0050】次に、以上の図1ないし図3で述べた構成
を用いた本発明に係る文字読取方法の実施形態について
説明する。
を用いた本発明に係る文字読取方法の実施形態について
説明する。
【0051】図4は、本発明に係る文字読取方法を説明
する流れ図である。
する流れ図である。
【0052】まず、スキャナ11で帳票24を読み取る
べくキャリアシートで搬送する(ステップ51)。そし
て、キャリアシートごと光学的に読み取り(ステップ5
2)、光学読み取りされたキャリアシートのグレー色調
領域43をOCRソフトウエア13で検出することによ
り帳票の位置する領域をグレー色調領域43のへりとし
て検出する(ステップ53)。例えば、グレー色調領域
43は、ほぼ一定の反射率であって、ある閾値で区別す
れば黒一色に見える。そこで黒一色でない部分を帳票2
4の領域とするというような処理を行う。
べくキャリアシートで搬送する(ステップ51)。そし
て、キャリアシートごと光学的に読み取り(ステップ5
2)、光学読み取りされたキャリアシートのグレー色調
領域43をOCRソフトウエア13で検出することによ
り帳票の位置する領域をグレー色調領域43のへりとし
て検出する(ステップ53)。例えば、グレー色調領域
43は、ほぼ一定の反射率であって、ある閾値で区別す
れば黒一色に見える。そこで黒一色でない部分を帳票2
4の領域とするというような処理を行う。
【0053】また、次にキャリアシートにある識別用情
報(ID)44をOCRソフトウエア13で認識してお
く(ステップ54)。
報(ID)44をOCRソフトウエア13で認識してお
く(ステップ54)。
【0054】次に、この認識された結果をあらかじめ登
録された情報(フォーマットコントロール情報)とつき
合わせて帳票24内の必要な記載を切り出し認識する
(ステップ54)。すなわち、識別用情報44に対応し
て帳票24がキャリアシートに保持されかつOCRソフ
トウエア13には識別用情報44に基づきフォーマット
コントロール情報の登録があらかじめなされているの
で、帳票24に対応してその必要な記載を切り出し認識
することができる。なお、フォーマットコントロール情
報は、帳票24内の認識すべき対象の位置情報、字種情
報(英数字、仮名、漢字など)、手書き/印刷の区分情
報などである。これらの情報に対応して識別用情報(I
D番号)44がキャリアシートに記載されている。
録された情報(フォーマットコントロール情報)とつき
合わせて帳票24内の必要な記載を切り出し認識する
(ステップ54)。すなわち、識別用情報44に対応し
て帳票24がキャリアシートに保持されかつOCRソフ
トウエア13には識別用情報44に基づきフォーマット
コントロール情報の登録があらかじめなされているの
で、帳票24に対応してその必要な記載を切り出し認識
することができる。なお、フォーマットコントロール情
報は、帳票24内の認識すべき対象の位置情報、字種情
報(英数字、仮名、漢字など)、手書き/印刷の区分情
報などである。これらの情報に対応して識別用情報(I
D番号)44がキャリアシートに記載されている。
【0055】次に、切り出し認識された情報は記憶装置
14に記憶されることで電子化処理される(ステップ5
6)。
14に記憶されることで電子化処理される(ステップ5
6)。
【0056】以上のように、ある反射率のグレー色調を
有するキャリアシートの面を、そのキャリアシートに面
接触状態で保持され前記キャリアシートより面積の小さ
い帳票24の読み取り面とともに光学的に読み取れば、
読み取られた面のうち前記ある反射率のグレー色調を有
する領域を検出することにより帳票24の領域を検出す
ることができる。すなわち、非定型の帳票24の大きさ
がキャリアシート内でいかなる大きさであっても、また
その位置がずれることがあっても、適切に帳票領域を検
出することができる。また、グレー色調の反射率は、種
々のものを用意し帳票に応じて適切なものを用いること
ができる。
有するキャリアシートの面を、そのキャリアシートに面
接触状態で保持され前記キャリアシートより面積の小さ
い帳票24の読み取り面とともに光学的に読み取れば、
読み取られた面のうち前記ある反射率のグレー色調を有
する領域を検出することにより帳票24の領域を検出す
ることができる。すなわち、非定型の帳票24の大きさ
がキャリアシート内でいかなる大きさであっても、また
その位置がずれることがあっても、適切に帳票領域を検
出することができる。また、グレー色調の反射率は、種
々のものを用意し帳票に応じて適切なものを用いること
ができる。
【0057】また、識別用情報44を有するキャリアシ
ートの面をそのキャリアシートに面接触状態で保持され
た帳票24の読み取り面とともに光学的に読み取ること
により、帳票24自体には識別用情報が振られていない
非定型帳票も都合よく読み取り処理することができる。
すなわち、キャリアシートに付された識別用情報44を
用いれば、帳票24自体に識別用情報がある場合と同様
に、帳票24の中の必要な部分についての情報であって
あらかじめ登録されているフォーマットコントロール情
報を用いることができる。大きさの異なる種々の帳票が
混合する場合であっても、識別用情報44を異ならせた
キャリアシートを複数用意することにより、ひとつのバ
ッチとして読み取り処理することができる。
ートの面をそのキャリアシートに面接触状態で保持され
た帳票24の読み取り面とともに光学的に読み取ること
により、帳票24自体には識別用情報が振られていない
非定型帳票も都合よく読み取り処理することができる。
すなわち、キャリアシートに付された識別用情報44を
用いれば、帳票24自体に識別用情報がある場合と同様
に、帳票24の中の必要な部分についての情報であって
あらかじめ登録されているフォーマットコントロール情
報を用いることができる。大きさの異なる種々の帳票が
混合する場合であっても、識別用情報44を異ならせた
キャリアシートを複数用意することにより、ひとつのバ
ッチとして読み取り処理することができる。
【0058】次に、本発明に係る上記とは異なる文字読
取方法の実施形態について、図5を参照して説明する。
同図は、本発明に係る上記とは異なる文字読取方法を説
明する流れ図である。
取方法の実施形態について、図5を参照して説明する。
同図は、本発明に係る上記とは異なる文字読取方法を説
明する流れ図である。
【0059】まず、スキャナ11で帳票24を読み取る
べくキャリアシートで搬送する(ステップ71)。そし
て、キャリアシートごと光学的に読み取り(ステップ7
2)、光学的に読み取られた帳票24をOCRソフトウ
エア13で文字認識する(ステップ73)。この文字認
識のためには、上記で説明したような方法を用いること
ができる。
べくキャリアシートで搬送する(ステップ71)。そし
て、キャリアシートごと光学的に読み取り(ステップ7
2)、光学的に読み取られた帳票24をOCRソフトウ
エア13で文字認識する(ステップ73)。この文字認
識のためには、上記で説明したような方法を用いること
ができる。
【0060】次に、認識された情報は記憶装置14に記
憶されることで電子化処理される(ステップ74)。そ
して、キャリアシートに保持された帳票のうち第2のシ
ート42で挟持されていない部分には、印字部31で印
字を行う(ステップ75)。すなわち、第2のシート4
2には切り込み45があり、この切り込み45の部分に
露出する帳票部分が印字のための領域である。
憶されることで電子化処理される(ステップ74)。そ
して、キャリアシートに保持された帳票のうち第2のシ
ート42で挟持されていない部分には、印字部31で印
字を行う(ステップ75)。すなわち、第2のシート4
2には切り込み45があり、この切り込み45の部分に
露出する帳票部分が印字のための領域である。
【0061】こうすることにより、帳票24の管理が容
易になる。すなわち、印字を、通番や上記の文字認識情
報、領域検出情報と関係づけられた記号などで行うこと
により、帳票24に必要な付帯情報をユーザの意図で付
すことができる。
易になる。すなわち、印字を、通番や上記の文字認識情
報、領域検出情報と関係づけられた記号などで行うこと
により、帳票24に必要な付帯情報をユーザの意図で付
すことができる。
【0062】次に、本発明に係る上記とはさらに異なる
文字読取方法の実施形態について、図6を参照して説明
する。同図は、本発明に係る上記とはさらに異なる文字
読取方法を説明する流れ図である。
文字読取方法の実施形態について、図6を参照して説明
する。同図は、本発明に係る上記とはさらに異なる文字
読取方法を説明する流れ図である。
【0063】まず、スキャナ11で帳票24を読み取る
べくキャリアシートで搬送する。このとき、光透過型重
複搬送検出器25で異常(重複搬送)を検出する(ステ
ップ81)。なお、異常が検出されたならば、スキャナ
11またはPC12に設けられている表示器(例えばP
C12であればそのディスプレイ)にその異常を表示し
異常報知を行うことができる。
べくキャリアシートで搬送する。このとき、光透過型重
複搬送検出器25で異常(重複搬送)を検出する(ステ
ップ81)。なお、異常が検出されたならば、スキャナ
11またはPC12に設けられている表示器(例えばP
C12であればそのディスプレイ)にその異常を表示し
異常報知を行うことができる。
【0064】次からの、イメージ読み取りステップ8
2、ID認識83、トリミング処理84、電子化処理8
5については、図4での説明と重複するのでここでは説
明を省略する。
2、ID認識83、トリミング処理84、電子化処理8
5については、図4での説明と重複するのでここでは説
明を省略する。
【0065】この実施形態では、非定型帳票をキャリア
シートを介して読み取るので、キャリアシートを利用し
てその重複移送を検出することができる。すなわち、移
送されるキャリアシートの無記載の領域(グレー色調領
域43や識別用情報44のない領域であって、帳票とも
重ならない領域)に光を照射しその透過する光の強度を
検出する。これによれば、重複搬送されている場合には
透過光量が減少し、異常を検知できる。なお、上記無記
載の領域は、図3における第1のシート41の右側端部
または左側端部とすることができる。
シートを介して読み取るので、キャリアシートを利用し
てその重複移送を検出することができる。すなわち、移
送されるキャリアシートの無記載の領域(グレー色調領
域43や識別用情報44のない領域であって、帳票とも
重ならない領域)に光を照射しその透過する光の強度を
検出する。これによれば、重複搬送されている場合には
透過光量が減少し、異常を検知できる。なお、上記無記
載の領域は、図3における第1のシート41の右側端部
または左側端部とすることができる。
【0066】これにより、その異常な状態を直ちに報知
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票24
が非定型であっても能率的に帳票24を読み取ることが
可能になる。
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票24
が非定型であっても能率的に帳票24を読み取ることが
可能になる。
【0067】次に、本発明に係る上記とはさらに異なる
文字読取方法の実施形態について、図7を参照して説明
する。同図は、本発明に係る上記とはさらに異なる文字
読取方法を説明する流れ図である。
文字読取方法の実施形態について、図7を参照して説明
する。同図は、本発明に係る上記とはさらに異なる文字
読取方法を説明する流れ図である。
【0068】この実施形態は、上記の図6に示した実施
形態に一定の処理を付加したものである。この目的は、
帳票24が比較的大きくキャリアシートの無記載の領域
がすべて帳票24に覆われてしまう場合であっても重複
搬送を検出するためである。
形態に一定の処理を付加したものである。この目的は、
帳票24が比較的大きくキャリアシートの無記載の領域
がすべて帳票24に覆われてしまう場合であっても重複
搬送を検出するためである。
【0069】図7において、ステップ91、92、9
4、95、96は、それぞれ、図6におけるステップ8
1、82、83、84、85に対応するので説明を省略
する。図7のステップ93は、変位検出型厚み検出器2
6で異常(重複搬送)を検出するステップである。
4、95、96は、それぞれ、図6におけるステップ8
1、82、83、84、85に対応するので説明を省略
する。図7のステップ93は、変位検出型厚み検出器2
6で異常(重複搬送)を検出するステップである。
【0070】すなわち、搬送されるキャリアシートの厚
みを変位検出型厚み検出器26で検出し、これをキャリ
アシートに存在する識別用情報44の認識結果(ステッ
プ92)が示す厚み情報とOCRソフトウエア13でつ
き合わせる。これによれば、重複搬送されている場合に
は、識別用情報44の認識結果が示す厚み情報が変位検
出型厚み検出器26の検出結果と合致しないので、異常
を検知できる。
みを変位検出型厚み検出器26で検出し、これをキャリ
アシートに存在する識別用情報44の認識結果(ステッ
プ92)が示す厚み情報とOCRソフトウエア13でつ
き合わせる。これによれば、重複搬送されている場合に
は、識別用情報44の認識結果が示す厚み情報が変位検
出型厚み検出器26の検出結果と合致しないので、異常
を検知できる。
【0071】したがって、その異常な状態を直ちに報知
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票が非
定型であっても能率的に帳票を読み取ることが可能にな
る。
でき、再び読み取らせるようやり直せるので、帳票が非
定型であっても能率的に帳票を読み取ることが可能にな
る。
【0072】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
識別用情報が振られていない非定型帳票も都合よく読み
取り処理することができる。すなわち、キャリアシート
の識別用情報を用いれば、帳票自体に識別用情報がある
場合と同様に読み取ることができるので、帳票が非定型
であっても能率的に帳票を読み取ることが可能になる。
識別用情報が振られていない非定型帳票も都合よく読み
取り処理することができる。すなわち、キャリアシート
の識別用情報を用いれば、帳票自体に識別用情報がある
場合と同様に読み取ることができるので、帳票が非定型
であっても能率的に帳票を読み取ることが可能になる。
【0073】また、ある反射率のグレー色調を有するキ
ャリアシートを利用することで、非定型の帳票の大きさ
がキャリアシート内でいかなる大きさであっても、また
その位置がずれることがあっても、適切に帳票領域を検
出することができるので、帳票が非定型であっても能率
的に帳票を読み取ることが可能になる。
ャリアシートを利用することで、非定型の帳票の大きさ
がキャリアシート内でいかなる大きさであっても、また
その位置がずれることがあっても、適切に帳票領域を検
出することができるので、帳票が非定型であっても能率
的に帳票を読み取ることが可能になる。
【0074】また、キャリアシートに面接触状態で保持
された帳票に所定の印字を行うことができるので、帳票
の管理が容易になる。
された帳票に所定の印字を行うことができるので、帳票
の管理が容易になる。
【0075】また、非定型帳票をキャリアシートを介し
て読み取り、キャリアシートを利用してその重複移送を
検出し、その異常な状態を直ちに報知して、再び読み取
らせるようやり直せるので、帳票が非定型であっても能
率的に帳票を読み取ることが可能になる。
て読み取り、キャリアシートを利用してその重複移送を
検出し、その異常な状態を直ちに報知して、再び読み取
らせるようやり直せるので、帳票が非定型であっても能
率的に帳票を読み取ることが可能になる。
【図1】本発明を実施するための形態を示すシステム構
成図。
成図。
【図2】本発明に係るスキャナ11の構成を示す図。
【図3】本発明に係るキャリアシートの構成を示す図。
【図4】本発明に係る文字読取方法を説明する流れ図。
【図5】本発明に係る上記とは異なる文字読取方法を説
明する流れ図。
明する流れ図。
【図6】本発明に係る上記とはさらに異なる文字読取方
法を説明する流れ図。
法を説明する流れ図。
【図7】本発明に係る上記とはさらに異なる文字読取方
法を説明する流れ図。
法を説明する流れ図。
11 スキャナ 12 パーソナルコンピュータ 13 OCRソフトウエア 14 記憶装置 21 供給側トレー 22、23 排出側トレー 24 帳票 25 光透過型重複搬送検出器 26 変位検出型厚み検出器 27、28 照明光源 29 反射鏡 30 読み取りセンサ 31 印字部 32 制御部 33 搬送経路 41 第1のシート 42 第2のシート 43 グレー色調領域 44 識別用情報 45 切り込み 46 帳票
Claims (9)
- 【請求項1】 識別用情報を有するとともにグレー色調
領域を持つキャリアシートの面をそのキャリアシートに
面接触状態で保持された帳票の読み取り面とともに光学
的に読み取り読み取り情報を出力するステップと、 前記読み取り情報のうちグレー色調を有する領域の中か
ら前記帳票に対応する領域を検出するステップと、 前記読み取り情報から前記識別用情報を認識するステッ
プと、 前記認識された識別用情報に基づいて前記検出された帳
票に対応する領域から必要部分を切り出し認識するステ
ップと、 前記認識された情報を記録するステップとを有すること
を特徴とする文字読取方法。 - 【請求項2】 キャリアシートの面をそのキャリアシー
トに面接触状態で保持された帳票の読み取り面とともに
光学的に読み取り読み取り情報を入力するステップと、 前記光学的に読み取られた帳票の読み取り情報を認識す
るステップと、 前記認識された帳票の情報を記録するステップと、 前記キャリアシートに面接触状態で保持された帳票に前
記認識された帳票の情報に基づき所定の印字を行うステ
ップとを有することを特徴とする文字読取方法。 - 【請求項3】 無記載の領域を有するキャリアシートに
面接触で保持された帳票を前記キャリアシートとともに
読み取り位置に移送するステップと、 前記移送されるキャリアシートの前記無記載の領域に光
を照射しその透過する光の強度を検出することにより前
記キャリアシートの重複移送を検知するステップと、 前記検知された重複移送を報知するステップとを有する
ことを特徴とする文字読取方法。 - 【請求項4】 識別用情報を有するキャリアシートに面
接触で保持された帳票を前記キャリアシートとともに読
み取り位置に移送するステップと、 前記移送されるキャリアシートの厚みを変位センサで検
出するステップと、 前記移送されたキャリアシートの面をそのキャリアシー
トに面接触状態で保持された帳票の読み取り面とともに
光学的に読み取り読み取り情報を出力するステップと、 前記読み取り情報から前記キャリアシートの前記識別用
情報を認識するステップと、 前記認識された識別用情報と前記検出された厚みの情報
とから前記キャリアシートの重複移送を検知するステッ
プと、 前記検知された重複移送を報知するステップとを有する
ことを特徴とする文字読取方法。 - 【請求項5】 識別用情報を有するキャリアシートの面
をそのキャリアシートに面接触状態で保持された帳票の
読み取り面とともに光学的に読み取り読み取り情報を出
力する読み取り手段と、 前記読み取り情報から前記識別用情報を認識する手段
と、 前記認識された識別用情報により前記光学的に読み取ら
れた帳票の前記読み取り情報から文字認識対象情報を切
り出し認識する手段と、 前記文字認識した認識結果を記録する手段とを有するこ
とを特徴とする文字読取装置。 - 【請求項6】 無記載の領域を有するキャリアシートに
面接触で保持された帳票を前記キャリアシートとともに
読み取り位置に移送する手段と、 前記移送されるキャリアシートの前記無記載の領域に光
を照射しその透過する光の強度を検出することにより前
記キャリアシートの重複移送を検知する手段と、 前記検知された重複移送を報知する手段とを有すること
を特徴とする文字読取装置。 - 【請求項7】 帳票の文字読み取り面とは異なる面に面
接触可能でその面接触可能な領域がグレー色調が付され
た領域を持つ第1のシートと、 前記第1のシートに帳票を面接触させた場合に前記帳票
との面接触状態を保持しかつ前記帳票を前記第1のシー
トとの間にて挟持しかつ前記帳票の文字読み取り面まで
透過する第2のシートとを有することを特徴とするキャ
リアシート。 - 【請求項8】 請求項7記載のキャリアシートにおい
て、 前記第1のシートは、前記グレー色調が付された領域外
に前記帳票の識別用情報が設けられていることを特徴と
する請求項7記載のキャリアシート。 - 【請求項9】 請求項7記載のキャリアシートにおい
て、 前記第2のシートは、前記第1のシートに帳票を面接触
させ前記帳票との面接触状態を保持した場合に、前記帳
票の一部領域を前記第1のシートとの間に挟持しないよ
う切り欠きを設けたことを特徴とする請求項7記載のキ
ャリアシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200321A JP2002024760A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 文字読取方法、文字読取装置、およびキャリアシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000200321A JP2002024760A (ja) | 2000-06-30 | 2000-06-30 | 文字読取方法、文字読取装置、およびキャリアシート |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007209460A Division JP2008010010A (ja) | 2007-08-10 | 2007-08-10 | 文字読取方法、キャリアシート |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102346843A (zh) * | 2010-07-30 | 2012-02-08 | 株式会社富士通商务系统 | 按商店的收据数据收集装置 |
CN103150652A (zh) * | 2011-08-15 | 2013-06-12 | 株式会社富士通商务系统 | 收据定义数据编制装置 |
JP2013149266A (ja) * | 2013-03-14 | 2013-08-01 | Fujitsu Marketing Ltd | 店舗別レシートデータ収集装置およびそのプログラム |
-
2000
- 2000-06-30 JP JP2000200321A patent/JP2002024760A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102346843A (zh) * | 2010-07-30 | 2012-02-08 | 株式会社富士通商务系统 | 按商店的收据数据收集装置 |
JP2012032979A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Fujitsu Marketing Ltd | 店舗別レシートデータ収集装置およびそのプログラム |
CN103150652A (zh) * | 2011-08-15 | 2013-06-12 | 株式会社富士通商务系统 | 收据定义数据编制装置 |
JP2013149266A (ja) * | 2013-03-14 | 2013-08-01 | Fujitsu Marketing Ltd | 店舗別レシートデータ収集装置およびそのプログラム |
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